JP2001149065A - 菌体触媒の保存方法 - Google Patents

菌体触媒の保存方法

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JP2001149065A
JP2001149065A JP33344899A JP33344899A JP2001149065A JP 2001149065 A JP2001149065 A JP 2001149065A JP 33344899 A JP33344899 A JP 33344899A JP 33344899 A JP33344899 A JP 33344899A JP 2001149065 A JP2001149065 A JP 2001149065A
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Takahiro Ishikawa
高広 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニトリラーゼ活性を有する微生物菌体を培養
液から回収した後、凍結や添加物を新たに加えることな
しに、使用時まで安定に保存できる、簡便で工業的に有
利な微生物菌体触媒の保存方法を提供すること。 【解決の手段】 ニトリラーゼ活性を有する微生物菌体
を、ブリックス(Brix)値で0.3〜3.0%の範
囲で選択される濃度の前記微生物の培養液成分を含む水
性媒体に懸濁した状態で、保存温度5〜25℃で保存す
る。ブリックス値で0.3〜3.0%の範囲で選択され
る濃度の微生物の培養液成分は、例えばニトリラーゼ活
性を有する微生物の培養液を遠心分離して得られる菌体
沈殿物に含まれる培養液成分を脱イオン水を用いて希釈
することにより調製することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニトリラーゼ活性
を有する微生物菌体を培養した後、かかる微生物菌体を
水性媒体に懸濁した状態でそのニトリラーゼ活性を維持
したまま、簡便に長期間保存することができる微生物菌
体触媒の保存方法に関する。
【0002】
【従来の技術】微生物菌体を触媒として用いる物質生産
においては、培養して得られた菌体又はその固定化物を
使用時まで安定に保存しておく必要がある。すなわち、
微生物菌体の触媒能を低下させることなく、溶菌を生じ
させることなく、また雑菌の繁殖がないように保存する
必要がある。そのため、従来、菌体培養物から培地成分
を除き、凍結保存や緩衝液等に懸濁した状態で冷蔵保存
する方法や、あるいは保存剤を添加して保存する方法
(特開平7−111887号公報)が知られている。ま
た、特にニトリラーゼ等の活性を有する菌体の保存方法
に関しては、100mM乃至飽和濃度の無機塩類水溶液
中で保存する方法(特開平8−112089号公報)が
知られている。さらに、保存液に防菌又は防黴効果のあ
る薬剤が添加されることも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これまでに知られてい
る微生物菌体の保存方法のうち、菌体を凍結保存する方
法は、工業的に多量の菌体を保存する場合に冷却コスト
の面で負担が大きく、また凍結、融解操作により菌体触
媒能の低下を招く可能性が大きいという問題があり、ま
た、無機塩類、保存剤、あるいは薬剤を添加して保存す
る方法は、生産物質あるいは目的製品へこれら添加物が
混入するのを防ぐために、使用前にそれらの添加物の除
去工程が必要となり、操作が煩雑になるとともに、洗浄
液等の廃液が多量に発生するという問題も生ずる。本発
明の課題は、ニトリラーゼ活性を有する微生物菌体を培
養液から回収した後、凍結や添加物を新たに加えること
なしに、使用時まで安定に保存できる、簡便で工業的に
有利な微生物菌体触媒の保存方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究した結果、培養液成分を一部残
存させた低濃度の培養液成分を含む水性媒体に、培養後
の微生物菌体触媒を懸濁した状態で保存するという簡便
かつ実用的な方法により、微生物菌体触媒がその触媒活
性を維持したまま長期間安定に保存することができるこ
とを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、ニトリラーゼ活性を有
する微生物菌体を、ブリックス(Brix)値で0.3
〜3.0%の範囲で選択される濃度の前記微生物の培養
液成分を含む水性媒体に懸濁した状態で保存することを
特徴とする微生物菌体触媒の保存方法(請求項1)や、保
存温度5〜25℃で保存することを特徴とする請求項1
記載の微生物菌体触媒の保存方法(請求項2)や、ニト
リラーゼ活性を有する微生物の培養液から分離して得ら
れる菌体濃縮物に含まれる培養液成分を脱イオン水を用
いて希釈し、ブリックス(Brix)値で0.3〜3.
0%の範囲で選択される濃度の微生物の培養液成分を調
製することを特徴とする請求項1又は2記載の微生物菌
体触媒の保存方法(請求項3)に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明におけるニトリラーゼ活性
を有する微生物としては、ニトリラーゼ産生能を有する
微生物であれば特に限定されるものでなく、例えば、ア
ースロバクター(Arthrobacter)属、ロドコッカス(Rh
odococcus)属、ゴルドナ(Gordona)属等の微生物やニ
トリラーゼ遺伝子が導入された遺伝子組換え微生物等を
挙げることができるが、好ましい微生物として、アース
ロバクター エスピー(sp.)NSSC104株(FE
RM P−15424)を具体的に挙げることができ
る。アースロバクター エスピー NSSC104株は
公知の菌株であり、その菌学的性質はWO973203
0号公報に記載されている。また、かかる微生物菌体と
して固定化微生物をも使用することができる。
【0007】本発明においてニトリラーゼ活性を有する
微生物の培養液としては、ニトリラーゼ活性を有する微
生物の培養に用いることができる液体培地であればどの
ようなものでもよいが、ニトリラーゼ酵素の誘導物質、
微生物が資化しうる炭素源、窒素源、無機イオン、さら
に必要ならば有機栄養源等の通常の培地成分を含む培養
液を挙げることができ、前記微生物の培養液成分として
は、ベンゾニトリル、イソブチロニトリル、サクシノニ
トリル等のニトリル化合物、ε−カプロラクタム、イソ
ブチルアミド、プロピオンアミド等のアミド化合物など
の酵素誘導物質や、マルトース、グルコース、フラクト
ース、ショ糖等の炭水化物、エタノール等のアルコール
類、有機酸などの炭素源や、酵母エキス、アミノ酸、ペ
プトン、硝酸塩、アンモニウム塩などの窒素源や、リン
酸イオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、硫酸
イオン、鉄イオンなどの無機イオンや、ビタミン、アミ
ノ酸及びこれらを含有するコーンスチープリカー、カザ
ミノ酸、酵母エキス、ポリペプトンなどの有機栄養源を
具体的に例示することができる。
【0008】また、上記ニトリラーゼ活性を有する微生
物の培養液を用いた微生物菌体の培養は、例えば、該培
養液のpHが6〜10の範囲、培養の温度が25〜37
℃の範囲で、1〜7日間好気的に行い、活性が最大とな
るまで行う方法を例示することができる。
【0009】本発明における水性媒体は、ブリックス
(Brix)値で0.3〜3.0%の範囲で選択される
濃度の前記培養液成分を含むものであり、水性媒体中の
培養液成分の濃度は、培養液が種々の成分から構成され
ていることからブリックス値で表示されている。ここ
で、ブリックス値とは、ブリックス計 RA−410
(京都電子工業株式会社製)で測定し、20℃における
値に換算した値である。
【0010】本発明の微生物菌体触媒の保存方法は、上
記水性媒体に懸濁した状態でニトリラーゼ活性を有する
微生物菌体を保存することを特徴とする。そして、ブリ
ックス値で0.3〜3.0%の範囲で選択される濃度の
培養液成分を含む水性媒体に懸濁した状態のニトリラー
ゼ活性を有する微生物菌体の調製方法としては、以下の
方法を具体的に挙げることができる。ニトリラーゼ活
性を有する微生物の培養後、培養液に水を直接添加して
培養液を希釈し、所定のブリックス値濃度の培養液成分
を含む水性媒体とする保存用微生物菌体懸濁液の調製方
法で、この直接希釈調製方法の場合、例えば水として塩
酸水溶液を用いてpHを中性付近に調整することが好ま
しい。ニトリラーゼ活性を有する微生物の培養後、例
えば遠心分離機や膜分離装置等を使用することにより微
生物菌体を分離回収或いは濃縮し、分離回収された菌体
沈殿物或いは濃縮された菌体スラリー等の菌体濃縮物に
水を添加して培養液成分を希釈し、さらに必要に応じて
水で微生物菌体を洗浄し、所定のブリックス値濃度の培
養液成分を含む水性媒体とする保存用微生物菌体懸濁液
の調製方法で、この方法の場合水として脱イオン水(イ
オン交換水)を用いることが好ましい。なお、ブリック
ス値濃度は、いずれの方法においても微生物菌体懸濁液
の上清で測定する。
【0011】上記調製された保存用微生物菌体懸濁液
を、0〜35℃、好ましくは5〜25℃、特に好ましく
は10℃で静置、振とう、或いは撹拌しながら保存する
ことにより、微生物菌体触媒をニトリラーゼ活性を有効
に維持することができる。また、水性媒体に懸濁した状
態のニトリラーゼ活性を有する微生物菌体の保存時の菌
体濃度には特に制限はないが、湿菌体で通常1〜80重
量%の範囲とすることが好ましい。
【0012】本発明の微生物菌体触媒の保存方法により
保存された微生物菌体を触媒として物質生産に使用する
場合は、これらの微生物菌体懸濁液又は固定化微生物菌
体を直接或いは希釈して反応液中に投入するか、もしく
は必要に応じてこれらをさらに水又は緩衝液で洗浄して
投入してもよい。
【0013】
【実施例】以下、実施例により詳細に説明するが、本発
明はこれらの実施例により限定されるものではない。 実施例1 (前培養)前培養用培地として、0.5重量%グルコー
ス、0.5重量%酵母エキス、0.5重量%ε−カプロ
ラクタム、0.1重量%リン酸二カリウム、0.1重量
%リン酸一カリウム、0.02重量%硫酸マグネシウム
七水和物,0.1重量%塩化ナトリウム、0.001重
量%硫酸第一鉄七水和物を含み、1N水酸化ナトリウム
でpH7.2に調整した培地200mlを3リットル容
三角フラスコに入れ、121℃で20分間滅菌した(硫
酸第一鉄のみは別にろ過滅菌して加えた)ものを用い、
この培地にアースロバクター エスピー NSSC10
4株を接種し、33℃で3日間振盪培養して前培養を行
った。
【0014】(本培養)本培養用培地として、10.0
重量%コーンスチープリカー抽出液、2.0重量%ショ
糖、0.5重量%ε−カプロラクタムからなる培地6.
0リットルを10リットル容ジャーファメンターに用意
した。コーンスチープリカー抽出液はろ過滅菌し、他の
培地成分は110℃で20分間滅菌して用いた。この培
地に前培養液60mlを植菌して、33℃で4日間通気
撹拌培養した。ここでコーンスチープリカー抽出液と
は、コーンスチープリカー40重量%を含み、10N水
酸化ナトリウムでpH7.0に調整した溶液から不溶物
を遠心分離(8,000rpm、10分間)によって除
いた上清液である(以下同じ)。
【0015】(微生物菌体の保存)本培養終了後、この
培養液に5N塩酸溶液を加えてpH7に調整したものを
保存用菌体懸濁液として、40mlずつ3本のファルコ
ン社製コニカルチューブに小分けし、5℃、10℃、2
0℃に静置保存した。この場合の湿菌体濃度は、4.8
%で、上清のブリックス値は1.70%であった。保存
30日後に菌体懸濁液の一部を取り出してニトリラーゼ
の残存活性を測定した。
【0016】(ニトリラーゼ活性の測定)上記の微生物
菌体懸濁液10mlを遠心分離(15,000rpm、
10分間、5℃)して得られた菌体に100mMリン酸
カリウム緩衝液(pH7.5)を加えて10ml懸濁液
とし、この菌体懸濁液0.2mlにクロトノニトリル
123μmolを含む同緩衝液0.3mlを添加して、
35℃で30分間反応を行った。反応後、直ちに遠心分
離(16,000rpm、5分、室温)で菌体を除き、
反応液中に生成したクロトン酸を高速液体クロマトグラ
フィーにて定量した。1分間に1μmolのクロトン酸
を生成する活性を1単位(U)とした。
【0017】(ニトリラーゼの残存活性)保存用菌体懸
濁液の調製時、即ち保存0日目の菌体懸濁液1mlの活
性を100としたときの相対活性値を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】実施例2 (微生物菌体の培養及び保存)実施例1と同様にして、
前培養、本培養を行った。培養終了後、この培養液から
遠心分離(8,000rpm、10分間、5℃)により
湿菌体沈殿物を集め、この湿菌体沈殿物と同量の脱イオ
ン水に懸濁して50重量%湿菌体懸濁液を調製した。こ
の菌体懸濁液を10mlずつ3本のファルコン社製コニ
カルチューブに小分けし、5℃、10℃、25℃に静置
保存した。この場合の上清のブリックス値は0.73%
であった。保存32日後に菌体懸濁液の一部を取り出し
てニトリラーゼの残存活性を測定した。
【0020】(ニトリラーゼ活性の測定)上記の菌体懸
濁液を100mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.5)
で10倍に希釈し、その希釈液0.2mlにクロトノニ
トリル 123μmolを含む同緩衝液0.3mlを添
加して、35℃で30分間反応を行った。反応後、直ち
に遠心分離(16,000rpm、5分、室温)で菌体
を除き、反応液中に生成したクロトン酸を高速液体クロ
マトグラフィーにて定量した。1分間に1μmolのク
ロトン酸を生成する活性を1単位(U)とした。
【0021】(ニトリラーゼの残存活性)保存0日目の
菌体懸濁液1mlの活性を100としたときの相対活性
値を表2に示す。
【0022】
【表2】
【0023】実施例3 (微生物菌体の培養)実施例1と同様にして、前培養を
行った。本培養用培地として、5.3重量%コーンスチ
ープリカー抽出液、0.4重量%ラクトアミノサンSL
(コスモ食品株式会社製)、0.4重量%グルコース、
0.5重量%ε−カプロラクタムからなる培地2.85
リットルを10リットル容ジャーファメンターに用意し
た。コーンスチープリカー抽出液とラクトアミノサンS
L溶液はろ過滅菌し、他の培地成分は110℃で20分
間滅菌して用いた。この培地に前培養液60mlを植菌
して、33℃で通気撹拌培養した。培養開始後、グルコ
ース濃度が0.1〜0.2重量%になるように、同様に
調製した61.5重量%コーンスチープリカー抽出液、
5.0重量%ラクトアミノサンSL、4.9重量%グル
コース、0.7重量%ε−カプロラクタムからなる追加
培地2.19リットルを流加した。続いて同様に調製し
た50重量%グルコース水溶液960mlを培養液中の
グルコース濃度が0.1〜0.2重量%になるように流
加した。流加中は、培養液中の溶存酸素が20〜40%
になるように酸素混合ガスを通気した。流加終了後、引
き続き33℃で通気撹拌培養を4日間行った。
【0024】(微生物菌体の保存)この培養液から遠心
分離(8,000rpm、10分間、5℃)により菌体
を集め、脱イオン水で希釈を繰り返し、培養液成分の濃
度の異なる40%湿菌体懸濁液を各80ml調製し、そ
れぞれ10℃で静置保存した。保存28日後に菌体懸濁
液の一部を取り出してニトリラーゼの残存活性を実施例
2と同様にして測定した。
【0025】(ニトリラーゼの残存活性)保存0日目の
菌体懸濁液上清のブリックス値と菌体懸濁液1mlの活
性を100とした時の相対活性値を表3に示す。
【0026】
【表3】
【0027】実施例4 (微生物菌体の培養と保存)実施例3におけるラクトア
ミノサンSLの代わりにアミノサンパウダーSL(コス
モ食品株式会社製)を用いる他は、実施例3と同様に培
養を行った。培養後の微生物菌体は中空糸膜モジュール
(0.05μm、3,900cm2)を用いて濃縮後、上
清のブリックス値が0.80になるように脱イオン水で
洗浄を繰り返して、35%湿菌体懸濁液を調製した。そ
れを10℃で静置保存し、経時的に菌体懸濁液の一部を
取り出してニトリラーゼの残存活性を実施例2と同様に
して測定した。
【0028】(ニトリラーゼの残存活性)保存0日目の
菌体懸濁液1mlの活性を100とした時の相対活性値
を表4に示す。
【0029】
【表4】
【0030】
【発明の効果】本発明の微生物菌体触媒の保存方法によ
れば、ニトリラーゼ活性を有する多量の菌体を凍結や安
定剤を添加することなしに使用時まで長期間安定に保存
することが可能となり、凍結保存のための冷却コスト削
減や安定剤の除去・洗浄工程及び多量の洗浄廃液の大幅
な軽減が期待できる。また、本発明の微生物菌体触媒の
保存方法は簡便かつ実用的であることから、ニトリラー
ゼ活性を有する微生物菌体を工業的に有利に保存するこ
とができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニトリラーゼ活性を有する微生物菌体
    を、ブリックス(Brix)値で0.3〜3.0%の範
    囲で選択される濃度の前記微生物の培養液成分を含む水
    性媒体に懸濁した状態で保存することを特徴とする微生
    物菌体触媒の保存方法。
  2. 【請求項2】 保存温度5〜25℃で保存することを特
    徴とする請求項1記載の微生物菌体触媒の保存方法。
  3. 【請求項3】 ニトリラーゼ活性を有する微生物の培養
    液から分離して得られる菌体濃縮物に含まれる培養液成
    分を脱イオン水を用いて希釈し、ブリックス(Bri
    x)値で0.3〜3.0%の範囲で選択される濃度の微
    生物の培養液成分を調製することを特徴とする請求項1
    又は2記載の微生物菌体触媒の保存方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003024052A (ja) * 2001-07-19 2003-01-28 Kurita Water Ind Ltd 独立栄養性脱窒微生物の保存方法
JP2012210214A (ja) * 2003-12-02 2012-11-01 Ciba Specialty Chemicals Water Treatment Ltd アミドの製造方法

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