JP2001148657A - 車両用無線通信システム - Google Patents

車両用無線通信システム

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JP2001148657A JP2000270039A JP2000270039A JP2001148657A JP 2001148657 A JP2001148657 A JP 2001148657A JP 2000270039 A JP2000270039 A JP 2000270039A JP 2000270039 A JP2000270039 A JP 2000270039A JP 2001148657 A JP2001148657 A JP 2001148657A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘルメットに装着する無線通信装置を大型化
することなく、同乗者間のみならず他の車両の乗員との
間でも通信可能な車両用無線通信システムを提供する。 【解決手段】 車両1Aの運転者の電波式送受信機73
Aから送出された電波は自車両の中継装置74Aで受信
され、ここで増幅されて再送出される。中継装置74A
から送出された電波は車両1Bの運転者の電波式送受信
機73Bで受信され、スピーカ72Bにより再生され
る。車両1Bの運転者の電波式送受信機73Bから送出
された電波は自車両の中継装置74Bで受信され、ここ
で増幅されて再送出される。中継装置74Bから送出さ
れた電波は車両1Aの運転者の電波式送受信機73で受
信され、スピーカ72Aにより再生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用無線通信シ
ステムに係り、特に、ヘルメットに無線通信装置を装備
し、車両に搭載された中継装置を経由して、他のヘルメ
ットに装備された無線通信装置と無線通信を行う車両用
無線通信システムに関する。また、本発明は送信ユニッ
ト・受信ユニット間(すなわち、ノード間)の通信線を
不要にし、設備の軽量化、低廉化と、使用者の利便性を
図った車両用無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】二輪車に乗車している乗員同士での会話
を可能とするために、各人のヘルメットに、スピーカ、
マイクおよび送受信機からなる無線通信装置を装備し、
無線通信装置同士が直接通信する通信システムが、たと
えば実開昭62−155535号のマイクロフィルムに
開示されている。
【0003】また、例えば、特公平7−22431号公
報等には、自動二輪車のような車両に使用される多重通
信システムにおいて、複数のノード間を1本の信号線で
接続し、該1本の信号線を介して両ノード間で信号の送
受信を行うようにすることが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ヘルメットに装備した
無線通信装置による通信を、上記したような運転者と同
乗者との間のみならず、他の車両の乗員との間でも行え
るようにする場合には、大きな出力信号が要求される。
したがって、この要求を実現するためには、ドライブ回
路やバッテリを大型化したり、該ヘルメットに装備した
無線通信装置に、電力消費量を低減するための省電力回
路等を追加したりしなければならず、装置が大型化して
しまうという問題があった。
【0005】また、前記特公平7−22431号公報に
記されたシステムでは、車体とヘルメットとの間が1本
の信号線で結ばれることになるため、運転者が車両から
乗り降りする度に、車体あるいはヘルメットから信号線
を脱着する必要が生じ、取扱いが煩わしいという問題が
あった。この脱着作業は、システムが増加するとシステ
ム数だけ増えてしまい、煩わしさも増大する。
【0006】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、ヘルメットに装着する送受信機を大型化す
ることなく、かつ小さな消費電力で、同乗者間のみなら
ず、他の車両の乗員との間でも通信の可能な車両用無線
通信システムを提供することにある。また、他の目的
は、利便性が高く、低コストで製造できる車両用無線通
信システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、車両乗員が着用する各ヘルメットの
それぞれに装着され、少なくともスピーカ、マイクおよ
び電波式送受信機からなる無線通信装置と、車両側に搭
載され、前記電波式送受信機と無線通信する中継装置と
を具備し、前記各ヘルメットに装着された無線通信装置
は、前記中継装置を介して相互に通信することを特徴と
する。
【0008】上記した特徴によれば、各ヘルメットに装
着された無線通信装置は、通信相手の無線通信装置の位
置にかかわらず常に中継装置へ送信するので、無線通信
装置の送受信機には、中継装置との至近距離の通信に必
要な最小限の送信能力を持たせるだけで良く、送受信機
の小型軽量化および消費電力の低減が可能になる。
【0009】また、本発明は、複数のノード間で通信を
行う車両用無線通信システムにおいて、前記複数のノー
ド中の少なくとも2つは多重無線通信手段を具備し、該
ノード間で多重無線通信するようにした点を他の特徴と
する。
【0010】この特徴によれば、複数のノード間を通信
線で接続する必要がなくなり、利用者(運転者等)の利
便性が向上すると共に、装置の軽量化、作業性の向上、
および製造コストの低減を図ることができるようにな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1、2は、本発明を適用した車両用無
線通信システムによる通信方法を模式的に示した図であ
り、ここでは、2台の車両に分乗している4人の乗員間
での通信を例にして説明する。
【0012】各乗員が着用するヘルメット70には、マ
イク71、スピーカ72および電波式送受信機73を含
む無線通信装置701が装備されている。前記送受信機
73は、後述する短縮コイル付ポイップアンテナを内蔵
し、アンテナが外部に露出していない。送受信機73
は、ヘルメット70の後部中央に、着脱自在の固定部材
を介して着脱自在に装着される。
【0013】各車両1には、前記各電波式送受信機73
と無線通信する中継装置74が設置されている。中継装
置74は図示しないダウンバータを含み、車載バッテリ
75の出力電圧(例えば、12V)を所定の駆動電圧
(例えば、5V)に変化して駆動源としている。
【0014】このような構成において、同一車両の乗員
同士、すなわち運転者と同乗者とが通信する場合は、図
1に示したように、たとえば運転者の音声がマイク71
で検知され、音声信号に変換されて電波式送受信機73
へ転送される。運転者の電波式送受信機73は、自車両
の中継装置74を介して同乗者の電波式送受信機73と
通信する。
【0015】また、異なる車両の乗員同士が通信する場
合は、図2に示したように、例えば車両1Aの運転者の
電波式送受信機73Aから送出された電波は自車両の中
継装置74Aで受信され、ここで増幅されて再送出され
る。中継装置74Aから送出された電波は、同乗者の電
波式送受信機73Aで受信されると同時に、車両1Bの
運転者および同乗者の各電波式送受信機73Bで受信さ
れ、スピーカ72Bにより再生される。
【0016】また、車両1Bの運転者の電波式送受信機
73Bから送出された電波は、自車両の中継装置74B
で受信され、ここで増幅されて再送出される。中継装置
74Bから送出された電波は、同乗者の電波式送受信機
73Bで受信されると同時に、車両1Aの運転者および
同乗者の各電波式送受信機73Aで受信され、スピーカ
72Aにより再生される。
【0017】図3は、前記送受信機73の透過斜視図で
あり、図4は、その内部構造を示した透過正面図であ
る。
【0018】送受信機73は、直方体の樹脂ケース80
4内に回路基板806、単三電池804および短縮コイ
ル付ポイップアンテナ802を内蔵して構成され、質量
の比較的大きな回路基板806および単三電池804
は、当該送受信機73をヘルメット70の後部中央に装
着した際の重量バランスを考慮して、樹脂ケース804
内の左右に振り分けて配置されている。前記短縮コイル
付ポイップアンテナ802は、樹脂ケース804内の内
側に沿って這うように収容されている。
【0019】回路基板806上には、各種の回路素子と
共に音量調節用のシーソスイッチ807および電源スイ
ッチ808が実装され、各スイッチ807、808の操
作ボタン801、805は、当該送受信機73をヘルメ
ット70の後部中央に装着した場合の後ろ正面に位置す
る面の左側に露出している。
【0020】このように、本実施形態では質量の比較的
大きな回路基板806および単三電池804を、樹脂ケ
ース804内の左右に振り分けて配置したので、当該送
受信機73をヘルメット70の後部中央に装着してもヘ
ルメット全体の重量バランスが保たれ、ヘルメットの装
着感が悪化したり、あるいは取り扱が難しくなることな
どがない。
【0021】また、スイッチの操作ボタン801、80
5が、当該送受信機73をヘルメット70の後部中央に
装着した場合の後ろ正面に位置する背面に設けられるの
で、左右いずれの手でも容易かつ正確に操作できる。さ
らに、操作ボタン801、805を背面に向かって左側
に設けたので、特に左手による操作が容易であり、運転
中もスロットルグリップから手を離すことなく操作でき
る。
【0022】図5は、上記した車両用無線通信システム
の一実施形態のブロック図であり、前記と同一の符号は
同一または同等部分を表している。
【0023】ヘルメットに装備される前記無線通信装置
701の送受信機73は、マイク71で検知された音声
信号を増幅する増幅器731を備え、増幅した音声信号
を送信チャネルT1から送信する。また、受信チャネル
R1で受信した音声信号を増幅する増幅器732を備
え、増幅した音声信号をスピーカ72から出力する。前
記増幅器732は、音量制御部733によって増幅率を
制御される。
【0024】中継装置74において、送受信部741
は、第1受信チャネルR1,第2受信チャネルR2、第
1送信チャネルT1、および第2送信チャネルT2を有
する。第1および第2受信チャネルR1,R2は、各送
受信機73から送信される音声信号を受信する。第1送
信チャネルT1は、各送受信機73へ音声信号を送信す
る。第2送信チャネルT2は、各送受信機73へ制御信
号を送信する。
【0025】混合部742は、前記送受信部741の第
1および第2受信チャネルR1,R2で受信された音声
信号を合成して出力する。混合/ミュート部743は、
前記混合部742、携帯電話機81、他の無線機82、
ラジオやMD,CD等の音楽再生装置83および音声ボ
ード84等から送出される音声信号を混合して前記送受
信部741の第1送信チャネルT1へ提供する。なお、
本実施形態のようにナビゲーションシステム86を搭載
した車両であれば、ナビゲーションシステム86から送
出される音声信号も混合する。前記音声ボード84は、
現在時刻、ギアポジション、ウインカの状態等を音声信
号に変換して出力する。
【0026】前記混合/ミュート部743はミュート機
能を有し、後に詳述するように、優先順位の高い音源
(例えば、電話81)と低い音源(例えば、音楽再生装
置83)とが競合した場合に、優先順位の低い音源から
送出されている信号を減衰または遮断(ミュート)す
る。
【0027】コントローラ744は、後述する操作パネ
ル85に設けられたスイッチの操作に応答して制御信号
を生成し、これを前記混合/ミュート部743または前
記送受信部741の第2送信チャネルT2へ提供する。
前記操作パネル85には、音量調整スイッチ851、ミ
ュートスイッチ852、PTTスイッチ853および電
話/無線切換えスイッチ854が設けられている。
【0028】図6は、前記混合/ミュート部743の動
作をテーブル形式で示した図であり、音量調整スイッチ
851が操作されると、これに応答してコントローラ7
44が音量増減信号を生成して送受信部741へ送出す
る。送受信部741は、この音量増減信号を第2送信チ
ャネルT2から送信する。音量増減信号は、各無線通信
装置701の送受信機73の第2受信チャネルR2で受
信されて各音量制御部733へ入力される。音量制御部
733は、受信した音量増減信号に応答して増幅器73
2の増幅率を制御する。
【0029】前記ミュートスイッチ852が操作される
と、これに応答してコントローラ744がミュート信号
を生成して前記混合/ミュート部743へ送出する。前
記混合/ミュート部743は、音楽再生装置83、音声
ボード84および前記混合機742の出力信号を減衰
(または遮断)し、電話81および無線機82の出力信
号はそのまま出力する。
【0030】電話/無線切換えスイッチ854が電話側
に切換えられているときにPTTスイッチ853がオン
にされると、無線機82、音楽再生装置83および音声
ボード84の出力信号が、前記混合/ミュート部743
により減衰される。電話/無線切換えスイッチが無線側
に切換えられているときにPTTスイッチが押される
と、電話81、音楽再生装置83および音声ボード84
の出力信号が同様に減衰される。
【0031】図8は、上記した車両用無線通信システム
の中継装置74を搭載した自動二輪車側面図であり、図
9は同要部斜視図である。スクータ型の自動二輪車(以
下、「車両」という)1は、車体の前後方向に延びたダ
ブルクレードル型車体フレーム2を有している。車体フ
レーム2の前端にはヘッドパイプ3が取付けられ、ヘッ
ドパイプ3から下方に延びたフロントフォーク4の先端
には前輪5が取付けられている。前輪5はフロントフェ
ンダ6でその上部がカバーされている。フロントフォー
ク4の上部にはハンドル7が固定されていてハンドル7
の前後は前後に2分割されたハンドルカバー33で覆わ
れている。
【0032】ハンドルスバー33には図示しないステー
を介して透明のウインドスクリーン34が設けられ、ウ
インドスクリーン34の前面下部にはカバー部材として
のスクリーンガーニッシュ35が設けられている。前記
中継装置74は、スクリーンガーニッシュ35内側の計
器盤背部に設置されている。ハンドルカバー33には、
ナビゲーションシステム用に使用されるPDA(詳細は
後述する)を収容することができるPDA収容ボックス
(以下、単に「ボックス」という)100が設けられて
いる。ボックス100は矢印NA方向に揺動自在に軸支
されている。
【0033】車体フレーム2の各パイプで囲まれたクレ
ードルスペース内には燃料タンク8、ラジェータ用リザ
ーブタンク9、およびラジェータ10が設けられ、クレ
ードルスペースの後方には、前部に水冷エンジン11を
備えたパワーユニット12が設けられている。パワーユ
ニット12はその前部がリンク機構13により、後端部
がリヤクッション14によりそれぞれ懸架された状態で
車体フレーム2に揺動自在に取付けられている。パワー
ユニット12の後部には後輪15が取付けられ、車体フ
レーム2はボディカバー17で覆われ、車体フレーム2
の後上部にはシート16が配置されている。
【0034】ボディカバー17は、ヘッドパイプ3の前
部および前輪5の上部を覆うフロントカバー21とフロ
ントカバー21の後部を覆うインナカバー22とでその
前部を形成する。インナカバー22から後方へ、運転者
が足を載せる左右のステップフロア23が延び、ステッ
プフロア23の外縁から下方へはフロアスカート24が
延びている。フロアスカート24の下縁間はアンダカバ
ー25で、車体フレーム2の長手中央はインナカバー2
2から後方へ延びたセンタカバー26でそれぞれ覆われ
ている。車体フレーム2の後部両側面はセンタカバー2
6から後方へ延びたサイドカバー27で覆われている。
【0035】サイドカバー27の外縁から下方へ左右の
ロアサイドカバー28が延び、車体フレーム2の後端下
部はロアサイドカバー28の後方に設けられたリヤセン
タカバー29で覆われている。車体フレーム2の後端上
部はリヤセンタカバー29の上方に設けられたリヤアッ
パカバー30で覆われている。
【0036】フロントカバー21にはヘッドランプ41
とウインカライト42とが装着されている。さらに、フ
ロントカバー21にはナビゲーションシステム用のGP
S衛星電波を受信して測位データを出力するGPSセン
サ110およびナビゲーションシステムを制御するシス
テムコントローラとしてのMPU111が配置される。
なお、GPSセンサ110は車体前部に限らず人影にな
らないような位置、例えばリヤアッパカバー30等、車
体後部に装着(符号110a)してあってもよい。スク
リーンガーニッシュ35には導風口35a,35aが設
けられていて、フロントカバー21の前面に沿った走行
風は上方へ流れて導風口35a,35aに導かれる。
【0037】センタカバー26の一部には給油用リッド
43および点火プラグ点検用リッド44が設けられる。
車体の下部にはメインスタンド45が設けられ、ロアサ
イドカバー28の内部にはエアクリーナ46が設けられ
ている。また、車体の後部にはリヤグリップ47、テー
ルランプ48、およびリアフェンダ49がそれぞれ設け
られている。
【0038】次に、同一車両の乗員同士、あるいは異な
る車両の乗員間で通信する本発明の通信システムの第2
の実施形態を説明する。図25は、該実施形態の概略の
構成を示すブロック図である。
【0039】運転者等のヘルメットに付設されたライダ
ー側ユニット301、および車体に付設された車体側ユ
ニット302は、それぞれ、周知のブルーツース(Bluet
ooth) 規格を有する無線通信装置を備えている。該車体
側ユニット302には、自動料金徴収システムのための
ETCユニット303、ナビゲーション装置のためのG
PS受信ユニット304、メーデーユニット305、電
子手帳(PDA)6、他車と通信、あるいは他車との距
離を検知するのに使用されるSSモデム307、ステレ
オ等のための各種の音響ソース308等が、有線で接続
されている。なお、この有線は、必要に応じてブルーツ
ース規格の多重接続機能を利用した無線にしてもよい。
【0040】次に、前記ライダー側ユニット301の具
体的な構成例を、図26を参照して説明する。運転者等
のヘルメット311の口元部分にはマイク312が配置
され、耳元部分にはスピーカ313が配置されている。
また、該ヘルメット311の適所には、アンテナ314
が設けられている。なお、前記マイク312、スピーカ
313、アンテナ314は、模式的に表したものであ
る。
【0041】アンテナ314はバンドパスフィルタ31
5を介して、通信装置として作用するRFIC316に
接続されている。RFIC316は受信側経路と送信側
経路とを有し、これらはアンテナSW316aにより切
替えられる。前記受信側経路は低ノイズアンプLNA、
ミキサIRM、IFバンドパスフィルタIFBPF、リ
ミットアンプLIMAMP、復調器DEM、およびロー
パスフィルタLPFから構成されている。一方、送信側
回路は、ガウスフィルタ、スイッチSW、PLL回路、
LPF、電圧制御発振器VCO、SW、およびパワーア
ンプPAから構成されている。
【0042】ベースバンド信号処理装置であるベースバ
ンドIC317は、各々がバスに接続された、ベースバ
ンドコントローラ、ROM、RAM、CPU、PCM/
CVSDトランスコーダ、外部バスI/F、および装置
用コントローラと、電源電圧を安定化させる電圧レギュ
レータと、電源管理ユニットPMUとから構成されてい
る。
【0043】前記マイク312でピックアップされた音
声は、パワーアンプ318で増幅されて入出力I/F3
20に接続される。一方、入出力I/F320から送出
された受信音声信号は、パワーアンプ319で増幅され
てスピーカ313に達し、音声に再生される。SWI/
F321には、メインSW322が接続されている。
【0044】なお、前記RFIC316およびベースバ
ンドIC317は、周知の回路であるので、具体的な動
作説明は省略する。また、図26の回路は全て、ヘルメ
ット311の後ろに付けられた樹脂ケース804内(図
3参照)に内蔵するのが好適である。
【0045】次に、前記車体側ユニット302の具体的
な構成例を、図27を参照して説明する。該車体側ユニ
ット302は、アンテナ325、バンドパスフィルタ3
26、図26と同構成のRFIC316、ベースバンド
IC317、および外部機器接続IC327から構成さ
れている。該外部機器接続IC327は、各々がバスに
接続された、ROM、RAM、CPU、外部制御I/
F、音声合成LSI、音声認識LSI、およびセンサー
I/Fと、オーディオI/Fとから構成されている。前
記外部制御I/Fには、前記ETCユニット303、G
PS受信ユニット304、メーデーユニット305、P
DA306、およびSSモデム307が接続され、また
必要に応じて携帯電話が接続される。また、前記オーデ
ィオI/Fには、各種音響ソース308が接続される。
さらに、前記センサーI/Fには、手元操作SW331
と、各種センサー332(車速センサー、傾斜センサー
等)が接続される。該手元操作SW331は、図28に
示されているように、ミュートSW331a、ボリュー
ムSW331b、およびPTT(Push To Talk)SW33
1cから構成されている。
【0046】この実施形態は、上記のような構成である
ので、運転者は、ライダー側ユニット301と車体側ユ
ニット302とを通信線で接続しなくても、換言すれ
ば、ヘルメット311と車体側ユニット302とを通信
線で接続しなくても、無線で、例えば各種音響ソース3
08で再生した音楽信号を受信して、音楽を聞きながら
車両を運転することができる。その際の音量は、前記ボ
リュームSW331bで調節できる。また、運転者は、
他車との通信(会話)を、ライダー側ユニット301か
ら直接または車体側ユニット302を介して、無線で行
うことができるようになる。
【0047】また、ライダー側ユニット301と車体側
ユニット302との通信を、多重無線通信(例えば、符
号分割多重CDMAや時分割多重通信TDMA)するよ
うにすると好適である。図29は、前記多重無線通信の
一例を示すタイミングチャートである。マスターは、時
間t1 〜t2 を周期とするタイムスロット内に、スレー
ブ1〜3と時分割で交信する。この結果、マスターは、
スレーブ1〜3と並列的に通信することができるように
なる。
【0048】例えば、ライダー側ユニット301をマス
ターとし、車体側ユニット302側のSSモデム30
7、各種音響ソース308をスレーブとして多重無線通
信すると、例えば、音楽を聞きながら車両を運転してい
る最中に、他車との異常接近の可能性が生じた時には、
SSモデム307からの信号を運転者に即時に伝えるこ
とができ、運転者は危険を回避することができるように
なる。
【0049】したがって、本実施形態によれば、ヘルメ
ット311と車体側ユニット302との間で通信線が不
要となるため、通信線の配線、接続、または延長等の作
業や、それに必要な部材が不要となり、装置の軽量化、
作業性の向上、および製造コストを低減することが可能
になる。また、運転者がヘルメットを被ったまま車両か
ら離れる際に、通信線をヘルメットから外したり、逆に
車両に乗る時に通信線をヘルメットに付けたりする作業
が不要になるので、運転者の利便性が大きく向上する。
さらに、前記ライダー側ユニット301と車体側ユニッ
ト302とにBluetooth 規格の装置を採用することによ
り、通信装置を安価に構成でき、また近距離無線データ
通信(最大伝送距離は10m)であるので、電波資源の
有効利用が可能となる。また、駐車場内や渋滞時にも、
効果的である。
【0050】また、本実施形態では、ヘルメット311
と車体側ユニット302間を無線を用いて通信するの
で、両者間を赤外線を利用して通信する方式に比べて、
指向性や日光等による外乱防止のための制約が少なく大
いに有利である。
【0051】次に、本発明による通信システムの第3の
実施形態を、図30を参照して説明する。この実施形態
は、前記第2の実施形態のシステムに、外部通信手段、
例えばブルーツースモジュール内蔵携帯電話341、P
HS等を加えた点に特徴がある。該ブルーツースモジュ
ール内蔵携帯電話341は、ライダー側ユニット301
と車体側ユニット302のいずれか一方のみに通信線で
接続されていてもよく、またこれらから有線接続されず
に完全に独立であってもよい。また、該ブルーツースモ
ジュール内蔵携帯電話341は、運転者の衣服のポケッ
ト等に入れられ、運転者と同伴できるようにしても、車
両に取付けられたタンクバッグに入れたり、車体上で外
観から隠された部位に取付固定されて、運転者とは同伴
できないようにしてもよい。
【0052】この実施形態においては、運転者はヘルメ
ットのライダー側ユニット301からブルーツースモジ
ュール内蔵携帯電話341をアクセスし、携帯電話34
1を介して通信することにより、遠方に居る外部の者と
の通信が可能になる。また、車体側ユニット302は、
該ブルーツースモジュール内蔵携帯電話341をアクセ
スし、これを介して外部に通信することが可能になる。
【0053】例えば、車両に事故自動通報装置が搭載さ
れている場合には、前記各種センサー332中の車速セ
ンサ、傾斜センサ等の検知信号により、車両が交通事故
に遭遇したことが検知される。そうすると、車体側ユニ
ット302内のベースバンドIC317のCPU、RO
M、RAM等の働きにより、予め登録されていた事故通
報センターの電話番号が自動的に読み出され、該電話番
号のデータがブルーツースモジュール内蔵携帯電話34
1に、無線または有線で送られる。そうすると、ブルー
ツースモジュール内蔵携帯電話341は自動的に該電話
番号を発呼し、事故通報センターに事故に遭遇したこと
を通報する。この結果、例えば、自動二輪車などで単独
で運転している時に、事故に遭遇して意識を失ったとし
ても、この事故は事故通報センターに自動的に通報さ
れ、運転者は救急救護を受けることができるようにな
る。なお、軽い転倒等で、事故通報センターに通報する
必要がない時には、通報を停止する手段が設けられてい
る(図示せず)。
【0054】この実施形態によれば、運転者が車両に乗
っているときは勿論、車両から降りても車両の近傍に居
れば、運転者と外部との通信、および車両と外部との通
信が可能である。したがって、運転者が車両に乗車して
いようといまいと、外部への通信手段、すなわちブルー
ツースモジュール内蔵携帯電話341を、運転者と車両
とで共用可能となる。
【0055】また、ブルーツースモジュール内蔵携帯電
話341を、ライダー側ユニット301と車体側ユニッ
ト302の両方から独立にした場合には、運転者が降車
する際に、ヘルメットを脱いで車両に固定し、該ブルー
ツースモジュール内蔵携帯電話341のみを携帯して車
両から離れる場合に、通信線の脱着作業が一切不要とな
り利便性が向上する。逆に、この状態から、車両に乗車
する場合も通信線の取付け作業が不要であり、利便性が
向上する。
【0056】次に、本発明の第4実施形態を図31を参
照して説明する。この実施形態は、同乗者のヘルメット
311aにもライダ側ユニット301aを付設し、同乗
者と運転者間、同乗者と車体側ユニット間を無線で通信
できるようにした点に特徴がある。なお、該同乗者を、
併走する車両の運転者とすることもできる。
【0057】この実施形態によれば、運転者と同乗者間
の通信線が不要になり、車両から下車する時などに、両
者が通信線で互いに束縛されることがなくなる。また、
同乗者もヘルメットの脱着の時に通信線をヘルメットか
ら外す必要がなくなり、利便性が向上すると共に、車体
側ユニット302からの情報を受信できるようになる。
また、前記ヘルメット311aが併走する車両の運転者
であった場合には、交差点で信号待ち停車している時な
どに、両者の車両を隣接させてヘルメット越しに大きな
声を張り上げて会話しなくても、例えば10m以内の距
離であれば隣接させなくても、通常の声で無線通話する
ことができる。
【0058】次に、本発明の通信システムの第5の実施
形態を説明する。この実施形態は、例えば図25におい
て、無線通信を、全二重のものとその他のもの、例えば
全一重や半二重のものとに区分した点、および優先度の
高い情報は全二重、低い情報はその他のもの、例えば全
一十や半二重にした点に特徴がある。
【0059】例えば、図25において、ライダ側ユニッ
ト301と各種音響ソースとの間の通信は半二重とし、
他の障害物との異常近接する可能性が生じたことを検知
する例えばSSモデム307との通信は全二重とするよ
うに区分する。このようにすると、障害物に異常接近す
る可能性が遅滞なく運転者に伝達され、該障害物への接
触、衝突を回避できるようになる。
【0060】次に、本発明による通信システムの第6の
実施形態を、図32を参照して説明する。この実施形態
は、ヘルメット311を被った車両1Aの運転者と、ヘ
ルメット311bを被った車両1Bの運転者とが、例え
ば10m以内の近距離内に居る時には、ブルーツース規
格の無線通信装置を備えたユニット301と301b間
で通信し、遠距離(例えば、10m以上)離れた時に
は、パワーの大きい中継装置74A,74Bを介して通
信できるようにした点に特徴がある。
【0061】具体的には、前記ユニット301、301
bの具体的構成を示す図26のベースバンドIC317
のベースバンドコントローラ等で受信電波の強度を検出
し、該受信電波の強度が予め定められた閾値以下になる
と、ユニット301、301bが中継装置74A,74
Bを介して通信するように、通信経路等の設定を変更す
るようにすればよい。
【0062】この実施形態によれば、電波資源の有効利
用が可能となると共に、数10m離れても途切れること
なく通信を連続できるという利点がある。
【0063】図10はナビゲーションシステムのシステ
ム構成図である。ナビゲーション動作を集中管理するシ
ステムコントローラとしてのMPU111にはGPSセ
ンサ110とボックス100に収容されるPDA200
とが接続される。なお、PDAは、個人のスケジュール
等を管理する機能、ペン入力可能な表示パネル機能、辞
書やマニュアル等の大量の情報を内蔵し検索する機能等
を有する個人向け形態情報機器として知られており、本
実施形態では、これらの機能を地図情報の記憶や検索に
よるナビゲーション機能として使用することを可能とし
ている。ボックス100には、PDA200の表示画面
の切換えやスクロールを行わせたり、地図の縮小・拡大
をさせたりするためのスイッチ102も設けられ、この
スイッチ102もMPU111に接続される。MPU1
11の電源は車載のバッテリ112からとられる。PD
A200は内部に電池を有しているが、MPU111に
接続されて使用されるときはMPU111を介してバッ
テリ112から電力の供給を受けることができる。
【0064】PDA200は旅行データを記憶させ得る
メモリと表示画面とを有しており、GPSセンサ110
からの測位データとMPU111からの制御信号に従っ
てナビゲーション情報を提供し、ナビゲーション動作を
行う。旅行データには電子地図情報および目的地までの
ルート情報が含まれる。旅行データは、例えば、パソコ
ンを使用してインタネット等のネットワークから得られ
る情報と電子地図情報とに基づいて作成する。走行ルー
トは目的地を入力情報として与えることによって作成さ
れ、さらにルート上の主要交差点等のウェイポイントは
ルートが決定されると予め設定したアルゴリズムに従っ
て選択される。旅行データはパソコンから入力してもよ
いし、ROM等に予め記憶された情報を転送するように
してもよい。
【0065】MPU111はGPSセンサ110に制御
信号c1を供給し、GPSセンサ110は制御信号c1
に従ってGPS衛星電波を受信する。GPSセンサ11
0はGPS衛星電波に基づく測位データd1をMPU1
11に入力する。MPU111は前記測位データd1と
スイッチ102からの指示信号d2とを解析し、制御信
号c2および測位データd1をPDA200へ供給す
る。PDA200は制御信号c2によって起動され、測
位データd1を使用し、予定のプログラムを実行してナ
ビゲーション情報を表示パネルに表示する。PDA20
0は動作状態を示す状態信号d3をMPU111に入力
する。
【0066】次に、前記PDA200が収容されるボッ
クス100の取付態様を説明する。図7はボックス10
0を取付ける車両の前部側方斜視図、図11は同正面斜
視図、図12はPDA200を非使用時の位置に移動
(回動)させた態様を示す正面斜視図であり、いずれも
図8と同符号は同一部分を示す。なお、各図ではウイン
ドスクリーン34は取外した状態を示している。ハンド
ルカバー33には計器盤(メータ)50が組込まれてい
る。計器盤50の盤面中央にはスピードメータ51が設
けられ、その左側には燃料計52、右側は水温計53が
それぞれ設けられている。
【0067】計器盤50の右側に隣接した正面上段には
ハザードスイッチ54、下段には始動スイッチ55、上
面にはキルスイッチ56がそれぞれ設けられている。ま
た、計器盤50の左側に隣接した正面上段にはウインカ
スイッチ57、下段にはホーンスイッチ58、上面には
前記操作パネル85およびハイビーム/ロービームスイ
ッチ59がそれぞれ設けられている。
【0068】計器盤50の下縁に沿って前記ボックス1
00が装着されている。このボックス100はナビゲー
ションシステムに用いられる地図情報を格納することが
できるメモリと表示パネルとを有するPDAが収容でき
るように寸法や形状が設定されている。ボックス100
にはその中に収容される前記PDA200の表示パネル
を見通せるように透明ガラスまたは透明アクリルシート
等が設けられた窓101とスイッチ102とが設けられ
ている。スイッチ102は図11に矢印で示すように、
左右上下に操作できるものが使用され、左右クリックは
PDA200の表示パネルの切換え、上下クリックは地
図の拡大・縮小等にそれぞれ用いられる。ボックス10
0の、窓101やスイッチ102が設けられた面103
が蓋になっていて、この蓋103を開いてPDAの脱着
を行う。蓋103にはノブ104が設けられていて、こ
のノブ104を回動させることにより蓋103の施錠お
よび解錠を行うことができる。ノブ104はセキュリテ
ィのためエンジンキーによって施解錠操作できるように
するのが好ましい。
【0069】ボックス100は左右に張出した回動軸1
05,105を有していて、この回動軸105,105
はそれぞれハンドルカバー33内に組込まれた軸受(図
示しない)によって支持されている。ナビゲーションシ
ステムを使用するときには、図7,図8、図11に示す
ように計器盤50の盤面と同一面にPDAの表示面がほ
ぼ一致する位置(第1位置)まで、図示しないばね手段
によってボックス100は持ち上げられている(ポップ
アップされている)。一方、ナビゲーションシステムを
使用しないときは、ボックス100を押し下げ、PDA
の表示面つまり窓101がほぼ鉛直になる位置(第2位
置)に退避させることができる。この退避位置において
ボックス100がハンドルカバー33に固定されるよ
う、ボックス100の裏面およびハンドルカバー33に
マグネットキャッチ等の係止手段を設けるのがよい。
【0070】前記回動軸105,105には前記退避位
置(図12の位置)から使用位置(図7の位置)へボッ
クス100を回動させるときに前記ばね手段に抗して作
用する回転ダンパを設けるのがよい。ボックス100の
スムーズな回動、および車両の振動からPDAを保護し
たり、表示画面の防振をしたりするのに好都合だからで
ある。回転ダンパはパッケージにオイルを封入したオイ
ルダンパを使用できる。このダンパ作用は、ボックスが
第1の位置へ回動する際にのみ機能し、第1の位置から
第2の位置への回動ではダンパ作用は機能しない。した
がって、GPS表示画面つまりPDAの表示パネルを見
たいときは、退避位置(第2の位置)から緩やかに画面
が回動し、退避させたいときは速やかに退避させること
ができる。
【0071】図13は蓋103を開けた状態を示すボッ
クス100の斜視図である。ボックス100内にはPD
A200の入出力端子に結合する多極のコネクタ106
を有する中継部107が設けられている。この中継部1
07は,コネクタ106からの信号を前記MPU111
に中継するとともに、スイッチ102の信号をケーブル
108を介してMPU111に中継する。PDA200
はコネクタ106を通じてボックス100に脱着自在で
ある。
【0072】したがって、車両乗車時にはPDA200
をコネクタ106に接続してナビゲーションシステムと
して組込むことができるし、運転者が車両から離れると
きにはコネクタ106からPDA200を切離してボッ
クス100から抜き取り、ナビゲーションシステムとは
独立して携帯することができる。こうしてPDA200
をボックス100に収容したので車両からPDA200
を容易に取外すことができ、盗難防止の観点から好都合
であることはもちろん、PDA200をナビゲーション
用として使用しないで住所録や辞書として使用する等、
多機能情報機器として使用する場合にも好都合である。
また、PDAとの接続部もボックス100内に収容され
ているので、雨、風、埃などの影響も小さく抑えられ
る。
【0073】ナビゲーションシステムにおける状態遷移
を図14の状態遷移図、ならびに表示画面の一例(図1
5〜図20)を参照して説明する。図14において、ス
テータスS0では、データの受信待ちをしている。PD
A200のメモリ内にデータが有る場合、またはデータ
の受信を正常に終了した場合には、ステータスS1に移
行する。ステータスS1では、さらにデータの受信待ち
をするとともに起動指令を待つ。ステータスS0,S1
では表示パネルに図15のタイトル画面P1が表示され
る。
【0074】ステータスS1でスイッチ102が左クリ
ックされるとステータスS2に移行する。ステータスS
2では矢印ナビ表示画面が表示される(図16参照)。
矢印ナビ表示画面では、ウェイポイントの方向を示す矢
印N1およびドットマークN2、ウェイポイントの名称
N3、ウェイポイントまでの大圏距離を示す数字N4お
よびウェイポイントまでの距離N4の減少をバーグラフ
表示するグラフィックN5が表示される。
【0075】ステータスS2でスイッチ102が左クリ
ックされるとステータスS3に移行する。ステータスS
3ではコマ地図ナビ画面が表示される(図17参照)。
コマ地図ナビ画面では、ウェイポイントの形状と進行方
向の矢印N6が大きく表示され、ウェイポイントの方向
は小さい矢印N7で表示される。ステータスS3でスイ
ッチ102が左クリックされるとステータスS4に移行
し、右クリックされるとステータスS2に戻る。スーテ
タスS4では、地図ナビ画面が表示される。このステー
タスS4では地図は固定である。
【0076】ステータスS4でスイッチ102が左クリ
ックされるとステータスS5に移行し、右クリックされ
るとステータスS3に戻る。スーテタスS5では、ステ
ータス4の表示に加え、走行軌跡が付いた地図ナビ画面
が表示される(図18参照)。図中矢印N8は自車位置
および走行方向であり、軌跡はドットN9で表示されて
いる。
【0077】ステータスS5でスイッチ102が左クリ
ックされるとステータスS6に移行し、右クリックされ
るとステータスS4に戻る。スーテタスS6では、地図
を除き、走行軌跡のみが付いた地図ナビ画面が表示され
る。
【0078】ステータスS6でスイッチ102が左クリ
ックされるとステータスS7に移行し、右クリックされ
るとステータスS5に戻る。スーテタスS7では、自車
位置が固定された状態で地図ナビ画面が表示される。し
たがって、自車の走行に従って地図がスクロールされる
画面が表示される。
【0079】ステータスS7でスイッチ102が左クリ
ックされるとステータスS8に移行し、右クリックされ
るとステータスS6に戻る。スーテタスS8では、自車
位置が固定された状態で、かつ走行軌跡が付いた地図ナ
ビ画面が表示される。
【0080】ステータスS8でスイッチ102が左クリ
ックされるとステータスS9に移行し、右クリックされ
るとステータスS7に戻る。スーテタスS9では、自車
位置が固定された状態で、地図を除き、走行軌跡のみが
付いた地図ナビ画面が表示される。
【0081】ステータスS9でスイッチ102が左クリ
ックされるとステータスS10に移行し、右クリックさ
れるとステータスS8に戻る。スーテタスS10では、
衛星の配置が表示される(図19参照)。図19におい
て、使用中の衛星N10と、スタンバイしている衛星N
11と、サーチ中の衛星N12とが、方位とともに表示
されている。
【0082】ステータスS10でスイッチ102が左ク
リックされるとステータスS11に移行し、右クリック
されるとステータスS9に戻る。スーテタスS11で
は、自車の位置を示す緯度経度が表示される(図20参
照)。この表示画面には自車の走行速度、緯度、経度、
進行方向の方位が示される。
【0083】ステータスS11でスイッチ102が左ク
リックされるとステータスS2に戻るし、ステータスS
2ですればスイッチ102が右クリックされるとステー
タスS3〜S10をスキップしてステータスS11に移
行する。
【0084】上記状態遷移図はスイッチ102の操作に
従って移行していく例を示したものであるが、スイッチ
102の操作によらず、ウェイポイントまでの自車の位
置に基づいて矢印ナビ表示とコマ地図ナビ表示とを切換
えていくことができる。例えば、ウェイポイントの40
0m手前に至るまでは矢印ナビ表示を行い、ウェイポイ
ントの400m手前に至ったときには矢印ナビ表示から
コマ地図ナビ表示へ切換えられる。また、ウェイポイン
トを通過して50m離れたとき、または交差点を直進し
ないときであって、車体が交差点脱出方向を向いたとき
に、対象となるウェイポイントを切換えるとともにコマ
地図ナビ表示から矢印ナビ表示への切換えが行われる。
また、ウェイポイントは、設定された走行ルートから外
れた場合は自動的に更新されていく。
【0085】続いて変形例を説明する。上述の実施形態
ではPDA200を収容するボックス100を計器盤5
0の下縁に沿って取付けたが、この位置に限らず、例え
ば計器盤50の上方に取付けることができる。図21は
計器盤50の上方に設けたボックス100を示す車両の
前部側面図であり、図22は図21の要部拡大断面図で
ある。また、図23はボックス100を収納したときの
断面図である。
【0086】上板60は計器盤50の上部を覆うカバー
61の一部をなし、カバー61にヒンジ62によって回
動自在に支持されている。上板60の端部つまりヒンジ
62で支持されている側とは反対の端部には、PDA2
00を収容するボックス100の上縁がヒンジ63によ
って連結されている。さらに、ボックス100の下縁両
端には、車体の左右に振分けて設けられた一対2本のレ
ール(片側のみ図示)64に嵌合して摺動する摺動子6
5が設けられている。
【0087】この構成により、図23のようにボックス
100が折畳まれている状態から上板60を持上げる
と、ボックス100は上板60の端部にヒンジ63で結
合されているので上板60に伴って持上げられる。一
方、ボックス100の下縁は摺動子65を介してレール
64上を摺動し、レール64の端部(車体後方寄り)に
案内される。こうして、図21,図22に示すようにボ
ックス100は運転者の方にPDA200の表示パネル
面を向けて立ち上げられ、計器盤50の表示面とPDA
の表示パネル面が略平行とされ、各々の表示が見やすい
状態となる。また、図21,図22の状態からボックス
100の下縁近くを指で押しながら上板60を押し下げ
ると、図23に示すように、ボックス100はPDA2
00の表示パネル面を下に向けた状態でカバー61内に
収納される。
【0088】上記実施形態では、ボックス100はヒン
ジで支持された蓋103を開いてPDA200を脱着す
るようにしたが、ボックス100の構造はこれに限らな
い。図24はボックス100の変形例を示す斜視図であ
る。ボックス100Aの端面にはPDA200を脱着す
るための開口66が設けられ、この開口66には蓋67
が適合するよう構成している。ボックス100Aには、
内部に収容されるPDAの表示パネルを見通せる窓10
1やスイッチ102、ならびにPDA200の端子を接
続するコネクタ等(図示しない)を設けるのは図13の
実施形態と同様である。
【0089】PDA200をナビゲーションシステムに
組込んで使用する場合には、蓋67を開けて開口66か
らPDA200をボックス100A内に挿入し、蓋67
を開口66に嵌めて密封する。また、PDA200をナ
ビゲーションシステムに組込んで使用しないときは蓋6
7を外して開口66を開き、PDA200をボックス1
00Aから抜き取る。
【0090】なお、図13,図24等に関して説明した
ボックス100,100Aの蓋103,蓋67とボック
ス100,100Aとの嵌合面には防水や防塵のための
パッキンやシールを介在させるのがよい。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が達
成される。
【0092】(1) 各乗員のヘルメットに装備された無線
通信装置同士が、車両に搭載された中継装置を介して通
信するので、各無線通信装置には、中継装置との至近距
離の通信に必要な最小限の送信能力を持たせるだけで良
く、無線通信装置の小型軽量化および消費電力の低減が
可能になる。
【0093】(2) 前記無線通信装置の送受信機をヘルメ
ットの後部中央に設けたので、ヘルメットの装着感が悪
化したり、あるいは取り扱が難しくなることなどがな
い。
【0094】(3) 車両側に搭載される中継装置は、ナビ
ゲーションシステム、携帯電話あるいはMD、CD等の
音楽再生装置等から出力される音声信号を、受信した音
声信号と混合して送信するので、他の乗員との会話によ
ってナビゲーションシステム等から送出された音声情報
の視聴が遮られてしまうことがない。
【0095】さらに、ナビゲーションシステムの音声を
運転者および同乗者のみならず、他の車両の乗員も同時
に聞くことができるので、複数車両でのツーリング時に
は各車両の運転者が情報を共有することができて好適で
ある。
【0096】また、ナビゲーションシステムの音声を、
その表示とは無関係に聞けるようにすれば、音声のみに
よるナビゲーションが可能になる。
【0097】(4) 受信した音声信号および音楽再生装置
から出力される音声信号を混合して送信する際に、所定
の音声信号を選択的に減衰または遮断(ミュート)する
ことができるので、重要度(または優先度)の高い音声
信号が重要度の低い他の音声信号により妨げられてしま
うことがない。
【0098】(5) 各ヘルメットに装着する送受信機にお
いて、質量の比較的大きな回路基板および電源(電池)
をケース内の左右に振り分けて配置したので、送受信機
をヘルメットの後部中央に装着してもヘルメット全体の
重量バランスが保たれる。
【0099】(6) 各ヘルメットに装着する送受信機の操
作ボタンが、当該送受信機をヘルメットの後部中央に装
着した場合の後ろ正面に位置する、比較的広い面に設け
られるので、操作ボタンを大型化でき、グローブを装着
したままでも容易かつ正確に操作できる。
【0100】(7) 送受信機のアンテナを小型軽量化し、
回路基板のサイズを単三電池相当にまで抑えたので、電
源として単三電池を使用することにより、送受信機内の
デッドスペースが減少して小型化が可能になる。
【0101】(8) 複数のノード間を無線通信するように
したので、該ノード間に通信線を接続する必要がなくな
り、利用者(運転者等)の利便性が向上すると共に、装
置の軽量化、作業性の向上、および製造コストの低減を
図ることができるようになる。
【0102】(9) 多重無線通信手段としてBluetooth 規
格の装置を採用するようにしたので、通信装置を安価に
構成でき、また近距離無線データ通信(最大伝送距離は
10m)であるので、電波資源の有効利用が可能とな
る。
【0103】(10)運転者が着用するヘルメットに備えら
れたノードと、車両に搭載されたノードとの間を無線通
信するようにしたので、運転者が車両から離れる際にヘ
ルメットから通信線を外したり、逆に車両に乗る時に通
信線をヘルメットに付けたりする作業が不要になるの
で、運転者の利便性が大きく向上する。
【0104】(11)車両の外部への通信を可能とする外部
通信手段を設けたので、運転者と外部、および車両と外
部との通信が可能になる。このため、運転者は運転をし
ながら遠方の者と交信できると共に、事故通報センター
にも通報が可能になる。
【0105】(12)例えば自動二輪車の運転者と後部座席
の同乗者のヘルメットを結ぶ通信線が不要となるので、
両者間の束縛がなくなり、無線で会話を楽しむことがで
きるようになる。
【0106】(13)例えば、運転情報を運転者に伝える情
報は全二重、音楽などの運転と無関係あるいは関係の小
さい情報は半二重にすることにより、安全性を確保しつ
つ運転者に有益な情報を提供することができるようにな
る。
【0107】(14)Bluetooth 規格の通信装置間の通信
と、車両に設けた中継装置を介した通信とを適応的に切
替えて使用することにより、電波資源の有効利用が可能
となると共に、通信が途切れるという不具合を回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した車両用無線通信システムに
よる同乗者間での通信方法を模式的に示した図である。
【図2】 本発明を適用した車両用無線通信システムに
よる同乗者間以外の通信方法を模式的に示した図であ
【図3】 送受信機の一実施形態の透過斜視図である。
【図4】 送受信機の内部構造を示した透過正面図であ
る。
【図5】 本発明の一実施形態である車両用無線通信シ
ステムのブロック図である。
【図6】 混合/ミュート部の動作をテーブル形式で示
した図である。
【図7】 本発明の一実施形態に係る車両の計器盤回の
斜視図である。
【図8】 本発明の車両用無線通信システムが適用され
る自動二輪車の側面図である。
【図9】 車両の前部斜視図である。
【図10】 ナビゲーションシステムのシステム構成図
である。
【図11】 車両の計器盤回りを示す正面斜視図であ
る。
【図12】 車両の計器盤回りを示す要部斜視図であ
る。
【図13】 蓋を開けた状態を示すPDA収容ボックス
斜視図である。
【図14】 ナビゲーションシステムにおける状態遷移
図である。
【図15】 PDA表示パネルの表示例(1)を示す図
である。
【図16】 PDA表示パネルの表示例(2)を示す図
である。
【図17】 PDA表示パネルの表示例(3)を示す図
である。
【図18】 PDA表示パネルの表示例(4)を示す図
である。
【図19】 PDA表示パネルの表示例(5)を示す図
である。
【図20】 PDA表示パネルの表示例(6)を示す図
である。
【図21】 計器盤の上方に設けたボックスを示す前部
側面図である。
【図22】 図21の要部拡大断面図である。
【図23】 ボックスを収納したときの車両の要部断面
図である。
【図24】 PDAを収容するボックスの変形例に係る
分解斜視図である。
【図25】 本発明の第2実施形態の概略の構成を示す
ブロック図である。
【図26】 ライダー側ユニットの一具体例の構成を示
すブロック図である。
【図27】 車体側ユニットの一具体例の構成を示すブ
ロック図である。
【図28】 手元操作SWの具体的構成を示す回路図で
ある。
【図29】 多重無線通信の一例のタイミングチャート
である。
【図30】 本発明の第3実施形態の概略の構成を示す
ブロック図である。
【図31】 本発明の第4実施形態の概略の構成を示す
ブロック図である。
【図32】 本発明の第6実施形態の概略の構成を模式
的に示す図である。
【符号の説明】
1…車両、2…車体フレーム、33…ハンドルカバー、
50…計器盤、71…マイク、72…スピーカ、72…
ヘルメット、73…電波式送受信機、74…中継装置、
75…車載バッテリ、100…PDA収容ボックス、1
01…窓、102…スイッチ、103…蓋、104…ノ
ブ、105…回動軸、110…GPSセンサ、111…
MPU、301…ライダー側ユニット、302…車体側
ユニット、311…ヘルメット、312…マイク、31
3…スピーカ、314…アンテナ、316…RFIC、
317…ベースバンドIC、327…外部機器接続I
C、331…手元操作SW、332…各種センサ、34
1…通信機内蔵携帯電話、701…無線通信装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/15 H04B 7/26 H // G08G 1/09 7/15 Z 7/26 A U

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両乗員が着用する各ヘルメットのそれ
    ぞれに装着され、少なくともスピーカ、マイクおよび電
    波式送受信機からなる無線通信装置と、 車両側に搭載され、前記電波式送受信機と通信する中継
    装置とを具備し、 前記各ヘルメットに装着された無線通信装置は、前記中
    継装置を介して相互に通信することを特徴とする車両用
    無線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記中継装置は、当該車両の乗員が装着
    している各ヘルメットに装着された各無線通信装置およ
    び当該車両の乗員以外が装着しているヘルメットに装着
    された無線通信装置の相互通信を中継することを特徴と
    する請求項1に記載の車両用無線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記電波式送受信機は、ヘルメットの後
    部中央に、着脱自在の固定部材を介して着脱自在に装着
    されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両
    用無線通信システム。
  4. 【請求項4】 前記中継装置は、音声信号を発生する少
    なくとも一つの音声信号発生装置が接続され、各音声信
    号発生装置から出力された音声信号を、前記受信した音
    声信号に混合して送信する混合装置を具備したことを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用無
    線通信システム。
  5. 【請求項5】 前記中継装置は、各音声信号発生装置か
    ら出力された音声信号の少なくとも一つを選択的にミュ
    ート(減衰または遮断)するミュート機能を具備したこ
    とを特徴とする請求項4に記載の車両用無線通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記音声信号発生装置は、ナビゲーショ
    ンシステム、携帯電話、音楽再生装置、他の無線装置お
    よび音声ボードの少なくとも一つであることを特徴とす
    る請求項4または5に記載の車両用無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記電波式送受信機は、無線通信用アン
    テナを内蔵することを特徴とする請求項1に記載の車両
    用無線通信システム。
  8. 【請求項8】 前記電波式送受信機は、少なくとも回路
    基板およびバッテリを内蔵し、前記回路基板およびバッ
    テリ収容部は、当該電波式送受信機がヘルメットの後部
    中央に所定の姿勢で装着されたときに左右に振り分けら
    れるように配置されたことを特徴とする請求項1に記載
    の車両用無線通信システム。
  9. 【請求項9】 前記バッテリ収容部の大きさは単三電池
    相当であり、かつ前記回路基板と同等であることを特徴
    とする請求項8に記載の車両用無線通信システム。
  10. 【請求項10】 前記電波式送受信機は、ヘルメットの
    後部中央に所定の姿勢で装着された際の背面に操作ボタ
    ンを配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用
    無線通信システム。
  11. 【請求項11】 前記ナビゲーションシステムの表示装
    置は、使用位置と格納位置との間を移動自在に支持され
    たことを特徴とする請求項6に記載の車両用無線通信シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 複数のノード間で通信を行う車両用無
    線通信システムにおいて、 前記複数のノード中の少なくとも2つは多重無線通信手
    段を具備し、 該ノード間で多重無線通信することを特徴とする車両用
    無線通信システム。
  13. 【請求項13】 前記多重無線通信手段は、Bluetooth
    規格であることを特徴とする請求項12に記載の車両用
    無線通信システム。
  14. 【請求項14】 前記複数のノード内の少なくとも1つ
    は運転者が着用するヘルメットに備えられた第1のノー
    ドであり、少なくとも他の1つは車両に搭載された第2
    のノードであって、 少なくとも前記第1および第2のノード間で無線通信す
    ることを特徴とする請求項12または13に記載の車両
    用無線通信システム。
  15. 【請求項15】 車両の外部への通信を可能とする外部
    通信手段をさらに具備し、 該外部通信手段を介して、運転者と外部、および車両と
    外部との通信を可能にすることを特徴とする請求項14
    に記載の車両用無線通信システム。
  16. 【請求項16】 前記運転者、車両、および外部通信手
    段との間を全て無線通信することを特徴とする請求項1
    5に記載の車両用無線通信システム。
  17. 【請求項17】 n個(nは2以上の整数)のヘルメッ
    トの各々に対応するn個のノードを具備し、 該n個のノード間で無線通信することを特徴とする車両
    用無線通信システム。
  18. 【請求項18】 前記複数のノードの各々の間を、全二
    重通信とそれ以外とに区分するようにしたことを特徴と
    する請求項12または13に記載の車両用無線通信シス
    テム。
  19. 【請求項19】 少なくとも車両の走行情報を運転者の
    ヘルメットに伝達する通信は、全二重通信としたことを
    特徴とする請求項18に記載の車両用無線通信システ
    ム。
  20. 【請求項20】 車両乗員が着用する各ヘルメットのそ
    れぞれに装着された無線通信装置と、 車両側に搭載され、前記無線通信装置と通信する中継装
    置とを具備し、 前記無線通信装置の各々は、受信電波強度が所定の閾値
    以上の近距離通信においては直接通信し、該受信電波強
    度が所定の閾値以下の遠距離通信においては前記中継装
    置を介して通信することを特徴とする車両用無線通信シ
    ステム。
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