JP2001148640A - パス選択装置、受信装置およびパス選択方法 - Google Patents

パス選択装置、受信装置およびパス選択方法

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JP2001148640A JP32873999A JP32873999A JP2001148640A JP 2001148640 A JP2001148640 A JP 2001148640A JP 32873999 A JP32873999 A JP 32873999A JP 32873999 A JP32873999 A JP 32873999A JP 2001148640 A JP2001148640 A JP 2001148640A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 m個のパスの中からn個のパスを選択する場
合において、パスの選択をより適切に行う。 【解決手段】 m個のパスの各々について、そのパスの
受信電力値を、異なる複数の平均化時間で平均化するこ
とにより、複数の平均受信電力値を計算する(ステップ
S101〜S107)。計算した複数の平均指標値に基
づき、m個のパスの中からn個のパスを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、m個(m:自然
数)のパスの中からn個(n:自然数)のパスを選択す
るパス選択装置および方法、ならびに該装置を備えた受
信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信環境ではマルチパスフェージン
グにより振幅および位相(チャネル)変動を受け、受信
特性が劣化する。例えばDS−CDMA(Direct Seque
nce -Code Division Multiple Access)方式において、
受信信号を遅延時間の異なるマルチパスに分離して同相
合成するRAKE受信を用いることによりマルチユーザ
干渉や熱雑音に対する信号電力比を向上し、伝送特性を
改善することができる。しかしながら、マルチユーザ干
渉や熱雑音が支配的なサンプル点(パス)の信号を合成
すると特性が大幅に劣化するため、RAKEダイバーシ
チ効果が得られるために必要な受信電力、SINR(希
望波信号電力対干渉電力および熱雑音電力比)等を有す
るパスを精度よく選択して合成することが重要である。
ここで、パスとその受信電力等との関係を表すものとし
て遅延プロファイルがある。
【0003】図1は、基地局アンテナから電波を受信
し、ビル等で反射や回折を経て到達した電波を受信した
場合の概念、および(伝搬)遅延プロファイルの例を示
す図である。図1に示した遅延プロファイルにおいて、
横軸は移動局に到来する電波の伝搬遅延時間(以下、遅
延時間と呼ぶ)であり、縦軸は受信電力である。縦軸は
伝搬損失で表すこともできる。また、受信電力や伝搬損
失は絶対的なものであっても、相対的なものであっても
よい。
【0004】遅延プロファイルの、、、・・・の
電波は素波(パス)と呼ばれる。遅延時間の最も小さい
パスは基地局から最短距離で到達したパスであり、遅
延時間がそれより大きなパスは遠方の建物や山岳等で反
射、回折を経て到達したパスである。
【0005】図2は、パスの受信電力の時間的変化例を
示す図である。受信装置において受信した信号は、雑音
の影響を受けている。すなわち、図2に示すように、受
信装置において受信した信号(実線)と、本来の信号
(破線)との間にはずれがある。
【0006】従来、この雑音による影響を抑圧するため
に、パスの指標値(受信電力値、SINR値など)を平
均化時間Tavで平均化した上で遅延プロファイルを作成
し、平均化された指標値に基づきパスの選択を行ってい
た。ここで、平均化時間Tavとして、特定のモデルによ
り最適化された固定値を用いていた。より具体的には、
雑音の十分な抑圧、伝搬路の変動への追従等を考慮して
設定した固定値を用いていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、平均化時間T
avとして1つの固定値を設定して、適切なパスを選択す
ることには限界がある。
【0008】平均化時間Tavを大きくすると雑音の抑圧
効果は大きくなるが、信号の抑圧効果も大きくなってし
まう。すなわち、信号自体が大きく抑圧されてしまう
(例えば、図3において一点鎖線で示すようになってし
まう)。逆に、平均化時間Tavを小さくすると信号の抑
圧効果は小さくなるが、雑音の抑圧効果も小さくなって
しまう。したがって、好ましい平均化時間は雑音の影響
の大小によって変わってくる。
【0009】図4は、雑音がない場合において、あるパ
スの本来の信号電力が急激に変化したときの時間に対す
る受信電力、および時間に対する平均受信電力の例を示
す図である。図4では雑音がない理想的な場合を考えて
いるので、受信電力は本来の信号電力に一致する。受信
電力が図4(a)のように変化した場合の平均受信電力
は図4(b)のようになる。平均として、ここでは走行
平均(移動平均)(過去t秒間における平均)を用いて
いる。ここで、パス1およびパス2について、平均受信
電力を比較することにより、本来の信号電力が大きい1
つのパスを選択する場合を考えると、本来の信号電力が
急激に変化した後において誤選択が生ずる。すなわち、
平均化時間がTav1の場合には期間t1〜t4において誤
った選択をし、平均化時間がTav2の場合には期間t1
2において誤った選択をする。平均化時間がTav1と長
い場合の方が、平均化時間がTav2と短い場合よりも誤
った選択をする期間が長い。
【0010】ただし、パスの本来の信号電力がほとんど
変化せず、雑音の影響が大きいような場合には、平均化
時間がTav2と短い場合の方が平均化時間がTav1と長い
場合よりも誤選択が多くなる。
【0011】図5は、雑音の影響が大きい場合の例を示
す図である。平均化時間がTav2と短い場合には線(i
i)および線(iv)のようになり、平均化時間がT
av1と長い場合には線(i)および線(iii)のよう
になる。平均化時間がTav2と短い場合には、期間t11
〜t12、期間t13〜t14、期間t15〜t16、期間t17
18、および期間t19〜t20で誤選択するが、平均化時
間がTav1と長い場合には誤選択しない。
【0012】したがって、複数の平均化時間を用いて計
算した複数の平均指標値を適切に組み合わせ用いること
により、より適切なパス選択を行えるものと考えられ
る。
【0013】ここで、図4および図5で用いた平均化時
間Tav1およびTav2(<Tav1)について考える。図4
では平均化時間Tav2を用いて計算した平均受信電力値
(平均指標値)を用いた方がよい結果が得られ、図5で
は平均化時間Tav1を用いて計算した平均受信電力値を
用いた方がよい結果が得られる。
【0014】これに対し、複数の平均化時間Tav1およ
びTav2を用いて計算した複数の平均受信電力値を適切
に組み合わせことにより、図4において、図6の線(i
v)(線(i)および線(ii)に漸近する線)で示す
ような平均受信電力値が得られるようにし、かつ、図5
において平均化時間Tav1を用いて計算した平均受信電
力値が得られるようにすることができる。したがって、
より適切なパス選択を行うことができる。
【0015】そこで、本発明の目的は、m個のパスの中
からn個のパスを選択する場合において、パスの指標値
を、異なる複数の平均化時間で平均化することにより、
複数の平均指標値を計算し、該複数の平均指標値に基づ
き、パスを選択することにより、パスの選択をより適切
に行えるようにすることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、m個(m:自然数)のパ
スの中からn個(n:自然数)のパスを選択するパス選
択装置であって、前記m個のパスの各々について、その
パスの指標値を、異なる複数の平均化時間で平均化する
ことにより、複数の平均指標値を計算する平均指標値計
算手段と、前記平均指標値計算手段により計算された複
数の平均指標値に基づき、前記m個のパスの中からn個
のパスを選択するパス選択手段とを備えたことを特徴と
する。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のパス選択装置であって、前記パス選択手段は、i番目
(1≦i≦m)のパスの評価値Ciを以下の式により計
算し、該評価値Ciの大きいn個のパス、または該評価
値Ciの小さいn個のパスを選択することを特徴とす
る。
【0018】Ci=f(Ei1,Ei2,・・・,Eik) Eij:j番目(1≦j≦k,k:平均化時間の数)の平
均化時間におけるi番目のパスの平均指標値 請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のパ
ス選択装置であって、前記パスの指標値はパスの受信電
力値であることを特徴とする。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載のパス選択装置と、前記パス選択装
置により選択されたパスをRAKE合成するRAKE合
成手段とを備え、前記m個のパスは受信信号を分離して
生成したパスであることを特徴とする。
【0020】請求項5に記載の発明は、m個(m:自然
数)のパスの中からn個(n:自然数)のパスを選択す
るパス選択方法であって、前記m個のパスの各々につい
て、そのパスの指標値を、異なる複数の平均化時間で平
均化することにより、複数の平均指標値を計算する平均
指標値計算ステップと、前記平均指標値計算ステップに
より計算された複数の平均指標値に基づき、前記m個の
パスの中からn個のパスを選択するパス選択ステップと
を備えることを特徴とする。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のパス選択方法であって、前記パス選択手段は、i番目
(1≦i≦m)のパスの評価値Ciを以下の式により計
算し、該評価値Ciの大きいn個のパス、または該評価
値Ciの小さいn個のパスを選択することを特徴とす
る。
【0022】Ci=f(Ei1,Ei2,・・・,Eik) Eij:j番目(1≦j≦k,k:平均化時間の数)の平
均化時間におけるi番目のパスの平均指標値 請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載のパ
ス選択方法であって、前記パスの指標値はパスの受信電
力値であることを特徴とする。
【0023】以上の構成によれば、m個のパスの中から
n個のパスを選択する場合において、パスの選択をより
適切に行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態について説明する。
【0025】図7は、本発明の実施形態に係る受信装置
の構成例を示す図である。本実施形態に係る受信装置
は、パス選択部10、アンテナ20、逆拡散符号発生部
22、28、乗算部24、30、検出タイミング設定部
26、およびRAKE合成部32を備える。
【0026】パス選択部10は遅延プロファイル作成部
12および選択処理実行部14を有する。パス選択部1
0は、ハードウェアとして実現することもできるし、D
SP(Digital Signal Processor)等によりソフトウェア
として実現することもできる。
【0027】アンテナ20を介して受信された信号は、
乗算部24において、逆拡散符号発生部22により発生
された逆拡散符号と乗算され、逆拡散され、パスは分離
される。分離されたパスの数をm個(m:自然数)とす
る。
【0028】パス選択部10の遅延プロファイル作成部
12は、分離された各パスの受信電力値を、異なる複数
の平均化時間Tav1〜Tavk(k:2以上の自然数)で平
均化することにより、複数の遅延プロファイルを作成す
る。選択処理実行部14では、作成された遅延プロファ
イルの平均受信電力値に基づき、m個のパスの中からn
個(n:自然数)のパスを選択する。
【0029】検出タイミング設定部26は、選択処理部
14で選択されたパスを考慮して検出タイミングを設定
する。逆拡散符号発生部28は、検出タイミング設定部
26で設定された検出タイミングに従い、逆拡散符号を
発生し、アンテナ20を介して受信された信号を乗算部
30で逆拡散し、受信された信号のうち、選択処理部1
4で選択されたパスのみがRAKE合成部32に入力さ
れるようにする。RAKE合成部32では入力されたパ
スのRAKE合成を行う。RAKE合成された信号に
は、その後デインタリーブ処理等がなされ、最終的に復
調されたデータが得られる。
【0030】図8は、遅延プロファイルの作成処理例を
示すフローチャートである。この処理は遅延プロファイ
ル作成部12で行われる。ここでは、k個の異なる複数
の平均化時間で平均化を行うものとする。ステップS1
01でjに1を、ステップS102でiに1を設定す
る。ステップS103でi番目のパスの受信電力値をj
番目の平均化時間Tavjで平均化して平均受信電力値E
ijを計算する。平均化は厳密ではないある程度大まかな
平均化でもよい。また、平均化は走行平均(移動平均)
をとって行ってもよいし、それ以外の平均をとって行っ
てもよい。ステップS104でiに1を加算し、ステッ
プS105でiが分離したパス数m以下であればステッ
プS103に戻り、mより大きければステップS106
に進む。ステップS102〜S105の処理により、平
均化時間Tavjによる遅延プロファイルを作成すること
ができる。ステップS106ではjに1を加算し、ステ
ップS107でjが平均化時間の数k以下であればステ
ップS102に戻り、kより大きければ、すべての平均
化時間について遅延プロファイルを作成したことになる
ので終了とする。
【0031】選択処理実行部14で行うパスの選択方法
としては種々の方法が考えられる。例えば、i番目(1
≦i≦m)のパスの評価値Ciを以下の式により計算
し、該評価値Ciの大きいn個のパス、または該評価値
iの小さいn個のパスを選択する方法が考えられる。
【0032】Ci=f(Ei1,Ei2,・・・,Eik) Eij:j番目(1≦j≦k,k:平均化時間の数)の平
均化時間におけるi番目のパスの平均指標値 より具体的には例えば、以下のような方法が挙げられ
る。
【0033】(パス選択方法例1)i番目(1≦i≦
m)のパスの評価値Ciを以下の式により計算して、評
価値Ciの大きいn個のパスを選択する方法が考えられ
る。
【0034】
【数1】
【0035】αjおよびβjはj番目の平均化時間に関す
る定数であり、これらを用いることにより、各平均化時
間における平均受信電力値に対して重み付け等を行うこ
とができる。THjはj番目の平均化時間における雑音
に対するしきい値であり、雑音をパスと誤認しないため
のしきい値である。Eij−THjが0未満の場合、Eij
については0である場合と同様に扱われる。
【0036】図9は、3つの異なる平均化時間Tav1
av2(<Tav1)、Tav3(<Tav2)により計算した遅
延プロファイルの例を示す図である。図9の遅延プロフ
ァイルに基づき上記評価値Ciを計算した場合について
説明する。ただし、単位は省略する。
【0037】k=3であり、n=2、αj=1、β1
2、β2=1、β3=0、THj=1.5とする。ここで
は、平均化時間が長い場合の方が雑音抑圧効果が大きい
ことから、平均化時間が長い場合の平均受信電力値を重
視し、β1=2、β2=1、β3=0としている。
【0038】1番目のパス(パス)の評価値C1を計
算すると、E11=3、E12=5、E13=6であるから、
1=(3+2)+(5+1)+(6+0)=17とな
る。2番目のパス(パス)、3番目のパス(パス)
および4番目のバス(パス)についても同様にC2
3およびC4を計算すると、E21=3、E22=6、E23
=4、E31=6、E32=3、E33=1、E41=4、E42
=3、E43=5であるから、C2=16、C3=12、C
4=15となる。ここで、E33−TH3=−0.5である
から、E33については0である場合と同様に扱われる。
したがって、C1〜C4の中ではC1とC2が大きく、1番
目のパスと2番目のパスが選択されることになる。
【0039】(パス選択方法例2)i番目(1≦i≦
m)のパスの評価値Ciを以下の式により計算して、評
価値Ciの大きいn個のパスを選択する方法が考えられ
る。
【0040】
【数2】
【0041】図9の遅延プロファイルに基づき上記評価
値Ciを計算した場合について説明する。パス選択方法
例1と同様に、n=2、αj=1、β1=2、β2=1、
β3=0、THj=1.5とする。
【0042】1番目のパスの評価値C1を計算すると、
1=max{(3+2),(5+1),(6+0)}
=6となる。2番目〜4番目のバスについても同様にC
2〜C4を計算すると、C2=7、C3=8、C4=6とな
る。したがって、C1〜C4の中ではC2とC3が大きく、
2番目のパスと3番目のパスが選択されることになる。
【0043】(パス選択方法例3)i番目(1≦i≦
m)のパスの評価値Ciを以下の式により計算して、評
価値Ciの大きいn個のパスを選択する方法が考えられ
る。
【0044】
【数3】
【0045】この方法は、各平均化時間において上位n
位以内に入った回数の多いパスを選択する方法である。
これにより、各平均化時間による平均化において常に上
位にあるような安定したパスを選択するようにすること
ができる。
【0046】図9の遅延プロファイルに基づき上記評価
値Ciを計算した場合について説明する。パス選択方法
例1と同様に、n=2、αj=1、β1=2、β2=1、
β3=0、THj=1.5とする。
【0047】C’11〜C’43について計算すると、C’
11=5、C’12=6、C’13=6、C’21=5、C’22
=7、C’23=4、C’31=8、C’32=4、C’33
0、C’41=6、C’42=4、C’43=5となる。
【0048】1番目の平均化時間における上位2位は
C’31とC’41であり、2番目の平均化時間における上
位2位はC’12とC’22であり、3番目の平均化時間に
おける上位2位はC’13とC’43である。したがって、
1番目のパスの評価値C1を計算すると、C1=0+1+
1=2となる。2番目〜4番目のバスについても同様に
2〜C4を計算すると、C2=0+1+0=1、C3=1
+0+0=1、C4=1+0+1=2となる。したがっ
て、C1〜C4の中ではC1とC4が大きく、1番目のパス
と4番目のパスが選択されることになる。
【0049】パスを選択する方法としては、以上の例の
他にも多くの方法が考えられる。種々のパラメータによ
る種々のパス選択方法で実験を行い、最も良い結果が得
られたパラメータおよびパス選択方法を用いるようにし
てもよい。
【0050】(その他)本実施形態においては、パスの
指標値としてパスの受信電力値を用いたが、SINR等
他の指標値を用いることもできる。
【0051】また、以上で説明したパス選択方法は、受
信信号を分離して生成したパス以外にも適用することが
できる。例えば、空間的に離した複数のアンテナでダイ
バーシチ受信した場合のパス選択に対しても適用するこ
とができる。
【0052】図10は、ダイバーシチ受信を行う受信装
置の例を示す図である。受信装置40は、上述のパス選
択部10と同様のパス選択部10’を備える。受信装置
40は、複数のアンテナ45−1、45−2、・・・、
45−mで受信した信号(パス)をパス選択部10’で
選択する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、m
個のパスの中からn個のパスを選択する場合において、
パスの選択をより適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基地局アンテナから電波を受信し、ビル等で反
射や回折を経て到達した電波を受信した場合の概念、お
よび(伝搬)遅延プロファイルの例を示す図である。
【図2】パスの受信電力の時間的変化例を示す図であ
る。
【図3】信号の抑圧効果が大きい場合の例を示す図であ
る。
【図4】雑音がない場合において、あるパスの本来の信
号電力が急激に変化したときの時間に対する受信電力、
および時間に対する平均受信電力の例を示す図である。
【図5】雑音の影響が大きい場合の例を示す図である。
【図6】雑音がない場合において、あるパスの本来の信
号電力が急激に変化したときの時間に対する平均受信電
力の例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係る受信装置の構成例を示
す図である。
【図8】遅延プロファイルの作成処理例を示すフローチ
ャートである。
【図9】3つの異なる平均化時間により計算した遅延プ
ロファイルの例を示す図である。
【図10】ダイバーシチ受信を行う受信装置の例を示す
図である。
【符号の説明】 10、10’ パス選択部 12 遅延プロファイル作成部 14 選択処理実行部 20、45−1、45−2、45−n アンテナ 22、28 逆拡散符号発生部 24、30 乗算部 26 検出タイミング設定部 32 RAKE合成部 40 受信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE01 EE31 5K059 CC03 DD02 DD10 DD24 DD31 5K067 AA02 AA23 CC10 CC24 EE02 EE10 KK03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m個(m:自然数)のパスの中からn個
    (n:自然数)のパスを選択するパス選択装置であっ
    て、 前記m個のパスの各々について、そのパスの指標値を、
    異なる複数の平均化時間で平均化することにより、複数
    の平均指標値を計算する平均指標値計算手段と、 前記平均指標値計算手段により計算された複数の平均指
    標値に基づき、前記m個のパスの中からn個のパスを選
    択するパス選択手段とを備えたことを特徴とするパス選
    択装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパス選択装置であっ
    て、 前記パス選択手段は、i番目(1≦i≦m)のパスの評
    価値Ciを以下の式により計算し、該評価値Ciの大きい
    n個のパス、または該評価値Ciの小さいn個のパスを
    選択することを特徴とするパス選択装置。 Ci=f(Ei1,Ei2,・・・,Eik) Eij:j番目(1≦j≦k,k:平均化時間の数)の平
    均化時間におけるi番目のパスの平均指標値
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のパス選択装置
    であって、前記パスの指標値はパスの受信電力値である
    ことを特徴とするパス選択装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のパ
    ス選択装置と、 前記パス選択装置により選択されたパスをRAKE合成
    するRAKE合成手段とを備え、前記m個のパスは受信
    信号を分離して生成したパスであることを特徴とする受
    信装置。
  5. 【請求項5】 m個(m:自然数)のパスの中からn個
    (n:自然数)のパスを選択するパス選択方法であっ
    て、 前記m個のパスの各々について、そのパスの指標値を、
    異なる複数の平均化時間で平均化することにより、複数
    の平均指標値を計算する平均指標値計算ステップと、 前記平均指標値計算ステップにより計算された複数の平
    均指標値に基づき、前記m個のパスの中からn個のパス
    を選択するパス選択ステップとを備えることを特徴とす
    るパス選択方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のパス選択方法であっ
    て、 前記パス選択手段は、i番目(1≦i≦m)のパスの評
    価値Ciを以下の式により計算し、該評価値Ciの大きい
    n個のパス、または該評価値Ciの小さいn個のパスを
    選択することを特徴とするパス選択方法。 Ci=f(Ei1,Ei2,・・・,Eik) Eij:j番目(1≦j≦k,k:平均化時間の数)の平
    均化時間におけるi番目のパスの平均指標値
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載のパス選択方法
    であって、前記パスの指標値はパスの受信電力値である
    ことを特徴とするパス選択方法。
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