JP2007507977A - 複数の受信機アンテナ用のレイクベースcdma受信機 - Google Patents

複数の受信機アンテナ用のレイクベースcdma受信機 Download PDF

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Abstract

受信機(図2)は、データ信号を受信する複数のアンテナエレメント(210)を備える。各アンテナエレメント(210)は、複数のレイクフィンガ(200)を有する。各レイクフィンガ(200)は、そのアンテナエレメント(210)の受信データ信号の受信マルチパス成分を、その受信マルチパス成分に複素重み利得を適用することによって処理する。複素重み利得生成器(205)は、各アンテナエレメント(210)の各レイクフィンガ(200)の複素重み利得を、すべてのレイクフィンガ(200)からの入力を使用して決定する。データ信号の推定を生成するため、加算器(225)は、各レイクフィンガ(200)の出力を合成する。

Description

本発明は、無線通信の分野に関する。より詳細には、本発明は、符号分割多元接続(CDMA)受信機に関する。
従来、L個エレメントのアレイ(L element array)中の第l(l≦L)の受信機アンテナエレメントにおける受信CDMA信号r(t)は、式1のように表され。
Figure 2007507977
ここで、Aは、第kユーザの信号振幅であり、sk,nは、第kユーザの第nシンボルであり、p(t)は、拡散符号およびパルス形状波形を含む第kユーザのシグニチャ波形である。hk,m,l(t)は、第kユーザの第lアンテナからの第mパスのチャネル応答である。n(t)は、一般に他のセルおよび相加性チャネル雑音(additive channel noise)からの干渉に起因する合成干渉である。一般にこの干渉は、白色ガウス雑音の統計値を有する。第kユーザの第nシンボルが関心の対象であるので、ユーザインデックスkおよびシンボルインデックスnは割愛される。第kユーザの第nシンボルについての受信信号をM個のパスすべてとL個のアンテナすべてについて逆拡散した後、以下に示す式2が導かれる。
m,l=Ahm,ls+zm,l 式2
ここで、zm,lは、第l受信機アンテナの第mパスについての逆拡散器における残留信号(residual signal)である。
すべてのzm,l(1≦m≦M,1≦l≦L)は、ガウス変数であり、異なるマルチパス成分間および異なるアンテナ間で相互に相関をもたないことが従来から普通に仮定されている。この仮定は、図1に示されるような「レイク受信機(Rake receiver)」と呼ばれる単純な従来の受信機を生み、図1の各レイクすなわち各ブランチは、個々に複素チャネル重み利得(CWG:complex channel weight gain)を推定する。図1に示されるように、アンテナアレイは、L個のエレメント110から110を有する。各エレメント110について、1群の遅延11211から112LNが、そのエレメント110によって受信されたベクトルの1群の遅延バージョンを生成する。各遅延バージョンは、それぞれの逆拡散器11511から115LNによって逆拡散される。各逆拡散出力は、それぞれのCWG生成回路10511から105LNに入力される。導出されたCWGは、それぞれの乗算器12011から120LNによって各逆拡散出力にそれぞれ適用される。重みづけされた出力は、合成器125によって合成される。合成器125は通常、合成器出力で最大の信号対雑音比を達成するため、最大比合成(MRC:maximum−ratio combining)を使用する。数学的には、各レイク受信機は、Ahm,lの推定であるチャネル利得gm,lと、zm,lの電力の推定である雑音分散
Figure 2007507977
とを、推定する。MRCが使用される場合、合成器は、
Figure 2007507977
を生成する。gm,lはAhm,lの推定であり、
Figure 2007507977
はzm,lの電力の推定であるので、任意の特定の一レイク受信機についてのgm,lの生成は、他のすべてのレイク受信機から独立している。この手法は、すべてのzm,l(1≦m≦M,1≦l≦L)が、異なるマルチパス成分間および異なるアンテナ間で相互に相関をもたない、ゼロ平均ガウス変数であることを仮定している。
しかし、マルチパス成分とアンテナとの間には相関が存在し、その結果、シンボル間干渉(ISI:inter symbol interference)が発生する。また、やはりマルチパス成分およびアンテナに関する複数のユーザ間での相関のため、多元接続干渉(MAI:multiple access interference)も増加させられる。これらにより、受信機性能を低下させてしまう。したがって、別の受信機構成を有することが望ましい。
受信機は、データ信号を受信するための複数のアンテナエレメントを備える。各アンテナエレメントは、複数のレイクフィンガ(Rake finger)を有する。各レイクフィンガは、そのアンテナエレメントの受信データ信号の受信マルチパス成分を、その受信マルチパス成分に複素重み利得を適用することによって処理する。複素重み利得生成器は、各アンテナエレメントの各レイクフィンガの複素重み利得を、すべてのレイクフィンガからの入力を使用して決定する。データ信号の推定を生成するため、加算器は、各レイクフィンガの出力を合成する。
好ましい実施形態が図面を参照しながら説明される。ここで、すべての図面にわたって同じ番号は同じ要素を表す。以降、無線送受信ユニット(WTRU)は、ユーザ機器、移動局、固定もしくは移動加入者ユニット、ページャ、または無線環境で動作可能なその他のタイプの任意の装置を含むが、これらに限定されない。以降で言及される場合、基地局は、基地局、ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント、または無線環境におけるその他の任意のインターフェース装置を含むが、これらに限定されない。複数アンテナエレメントのレイク受信機は、WTRU、基地局、またはその両方で使用されることができる。
L個の受信機アンテナエレメントを使用すると、すべてのレイクフィンガ出力は、同じベクトルへの同じ逆拡散シンボルを有するグループに組織される。各レイクフィンガ出力は、ベクトルd=[d1,1,d1,2,...,d1,L,d2,1,d2,2,...,dM,1,dM,2,...,dM,Lとして表される。同様に、各レイクフィンガ出力での雑音ベクトルは、z=[z1,1,z1,2,...,z1,L,z2,1,z2,2,...,zM,1,zM,2,...,zM,Lとして表され、すべてのレイクフィンガのチャネルベクトルは、h=[h1,1,h1,2,...,h1,L,h2,1,h2,2,...,hM,1,hM,2,...,hM,Lとして表される。したがって、以下に示す式3が導かれる。
d=AhS+z 式3
雑音相関行列は、式4によって求められ、
R=E(zz)=E(dd)−AE|s|hh 式4
2相位相シフトキーイング(BPSK)および4相位相シフトキーイング(QPSK)変調の場合、E|s|=1であるので、式4はさらに式5のように簡略化される。
R=E(zz)=E(dd)−Ahh 式5
対数尤度関数(log−likelihood function)の最大化に関して最適な受信機は、式6のように表されるデータ検出を提供する。
v=(R−1h)d 式6
図2は、L個の受信機アンテナエレメント210から210と併せてCWG生成装置205を使用するレイクベース受信機200のブロック図である。図2の構成要素は、1つの集積回路(IC)、複数のIC、個別部品、または集積回路と個別部品の組合せで実装することができる。各エレメント210について、1群の遅延21211から212LNが、そのエレメント210によって受信されたベクトルの1群の遅延バージョンを生成する。各遅延バージョンは、それぞれの逆拡散器21511から215LNによって逆拡散される。すべてのマルチパスについて、L個のアンテナエレメント210からのすべての逆拡散出力は、複素重み利得(CWG)生成装置205(図3を参照)に供給され、その内部で、チャネル推定hが計算され(320)、相関行列Rがすべての逆拡散器215からのデータとチャネル推定hとに基づいて計算され(305)、Rの逆行列が計算され(310)、その後、重みが(R−1h)として計算される(315)。計算された(R−1h)の各要素は、各レイクフィンガの各乗算器22011から220LNにおいてCWGとして適用される。これらの重みづけされた成分は、ソフトシンボル(soft symbol)を生成するため、加算器225によって合算される。したがって、いずれの1つのレイクフィンガに対して生成されたCWGも、すべての逆拡散器215に由来している。
相関行列Rは各アンテナエレメントについて各パスを考慮するので、複素重みづけはISIを補正する。加えて、この補正は他のユーザの信号にも適用されるので、アンテナおよびパスにわたってMAIもある程度は抑制される。
雑音相関行列Rは、式7のように推定されることができる。
Figure 2007507977
ここで、d(k)は、第kシンボルのベクトルdであり、
Figure 2007507977
は、第kシンボルのチャネル推定であり(ベクトルAhの推定でもある)、Nは、シンボルの推定長である。
図4には、R行列推定(305)の一実施形態が示されている。チャネル推定hは、その複素共役転置(エルミート)とのベクトル乗算を施され(400)、h(k)h(k)を生成する。乗算結果は、
Figure 2007507977
のように、平均がとられる(405)。各逆拡散器215からのデータは、そのエルミートとのベクトル乗算を施され(410)、d(k)d(k)を生成する。結果は、
Figure 2007507977
のように、平均がとられる(415)。平均データから平均チャネル推定を引く行列減算(420)が実行され、式7のように
Figure 2007507977
を生成する。図5は、50km/時の車両速度において、本発明に従って動作する国際電気通信連合(ITU)の音声アクティビティファクタ(VA:voice activity factor)チャネルモデルを使用する、従来のレイク受信機とレイクベース受信機のシミュレーション結果を比較したものである。図6は、120km/時の車両速度において、本発明に従って動作するITU VAチャネルモデルを使用する、従来のレイク受信機とレイクベース受信機のシミュレーション結果を比較したものである。シミュレーションは、1つのアンテナエレメントを有する従来のレイク「レイク(1RxAnt)」、2つの相関アンテナエレメントを有する従来のレイク「レイク受信機(2RxAnt−cor)」、および2つの非相関アンテナエレメントを有する従来のレイク「レイク受信機(2RxAnt−uncor)」の性能を、本発明の非相関実施形態「新受信機(2RxAnt−uncor)」、および相関実施形態「新受信機(2RxAnt−cor)」と比較している。各ケースにおいて、本発明に従って動作する受信機は、従来のレイク受信機よりはるかに優れた性能を示している。
本発明を好ましい実施形態とともに説明してきた。添付の特許請求の範囲で概要が示される本発明の範囲内にあるその他の変形は、当業者には明らかであろう。
従来技術のレイク受信機の図である。 本発明に従って動作する2つの受信機アンテナを有するレイクベース受信機のブロック図である。 図2の受信機とともに使用されるCWG生成装置のブロック図である。 図2の受信機とともにR推定を実施するのに使用される回路のブロック図である。 従来のレイク受信機および図2のレイク受信機にいて50km/時のときのブロック誤り率(BLER)を比較した図である。 従来のレイク受信機および図2のレイク受信機において120km/時のときのBLERを比較した図である。

Claims (38)

  1. データ信号を受信する複数のアンテナエレメントと、
    各アンテナエレメントについて、前記アンテナエレメントに結合された複数のレイクフィンガであって、各フィンガは遅延、逆拡散器、および複素重み利得重みづけ装置を有することと、
    各逆拡散器の出力および各複素重み利得装置の入力に結合された複素重み利得生成装置と、
    各複素重み利得装置の出力に結合されて前記データ信号の推定を生成する加算器と、
    を備えることを特徴とする受信機。
  2. 各レイクフィンガについて、前記遅延は前記アンテナに結合され、前記逆拡散器は前記遅延の出力に結合され、前記複素重み利得装置は、前記逆拡散器の出力に結合されることを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  3. データ信号を受信する複数のアンテナエレメントと、
    各アンテナエレメントについて、各レイクフィンガが、前記アンテナエレメントの前記受信データ信号の受信マルチパス成分を、複素重み利得を前記受信マルチパス成分に適用することによって処理する複数のレイクフィンガと、
    各アンテナエレメントの各レイクフィンガに対する前記複素重み利得を、すべての前記レイクフィンガからの入力を使用して決定する複素重み利得生成器と、
    前記データ信号の推定を生成するために、各レイクフィンガの出力を合成する加算器と、
    を備えることを特徴とする受信機。
  4. 各レイクフィンガは逆拡散器を含み、すべての前記レイクフィンガからの前記入力は、すべての前記レイクフィンガの前記逆拡散器からの出力であることを特徴とする請求項3に記載の受信機。
  5. 前記複素重み利得生成器は、チャネル推定が乗じられた雑音相関行列の逆行列の複素共役転置をとることによって前記複素重み利得を決定し、複素重み利得を生成することを特徴とする請求項4に記載の受信機。
  6. 前記雑音相関行列は、チャネル推定とその複素共役転置との積を各レイクフィンガにわたって平均することによって第1の行列を生成し、各逆拡散器の出力とその複素共役転置との積を各レイクフィンガにわたって平均することによって第2の行列を生成し、前記第1の行列を前記第2の行列から減算して前記雑音相関行列を生成することによって求められることを特徴とする請求項5に記載の受信機。
  7. 各フィンガにおいて適用される前記複素重み利得は、前記生成された複素重み利得の結果のベクトルの要素であることを特徴とする請求項5に記載の受信機。
  8. データ信号を受信する複数のアンテナエレメント手段と、
    各アンテナエレメント手段について、各レイクフィンガ手段が、前記アンテナエレメント手段の前記受信データ信号の受信マルチパス成分を、複素重み利得を前記受信マルチパス成分に適用することによって処理する複数のレイクフィンガ手段と、
    各アンテナエレメント手段の各レイクフィンガ手段に対する前記複素重み利得を、すべての前記レイクフィンガ手段からの入力を使用して決定する複素重み利得生成手段と、
    前記データ信号の推定を生成するために、各レイクフィンガ手段の出力を合成する手段と、
    を備えることを特徴とする受信機。
  9. 各レイクフィンガ手段は逆拡散手段を有し、すべての前記レイクフィンガ手段からの前記入力は、すべての前記レイクフィンガ手段の前記逆拡散手段からの出力であることを特徴とする請求項8に記載の受信機。
  10. チャネル推定が乗じられた雑音相関行列の逆行列の複素共役転置をとることによって前記複素重み利得を決定する前記複素重み生成手段が、複素重み利得を生成することを特徴とする請求項9に記載の受信機。
  11. 前記雑音相関行列は、チャネル推定とその複素共役転置との積を各レイクフィンガ手段にわたって平均することによって第1の行列を生成し、各逆拡散手段の出力とその複素共役転置との積を各レイクフィンガ手段にわたって平均することによって第2の行列を生成し、前記第1の行列を前記第2の行列から減算して前記雑音相関行列を生成することによって求められることを特徴とする請求項10に記載の受信機。
  12. 各レイクフィンガ手段において適用される前記複素重み利得は、前記生成された複素重み利得の結果のベクトルの要素であることを特徴とする請求項10に記載の受信機。
  13. データ信号を受信する複数のアンテナエレメントと、
    各アンテナエレメントについて、前記アンテナエレメントに結合された複数のレイクフィンガであって、各フィンガは遅延、逆拡散器、および複素重み利得重みづけ装置を有することと、
    各逆拡散器の出力および各複素重み利得装置の入力に結合された複素重み利得生成装置と、
    各複素重み利得装置の出力に結合されて前記データ信号の推定を生成する加算器と、
    を備えることを特徴とする無線送受信ユニット(WTRU)。
  14. 各レイクフィンガについて、前記遅延は前記アンテナに結合され、前記逆拡散器は前記遅延の出力に結合され、前記複素重み利得装置は前記逆拡散器の出力に結合されることを特徴とする請求項13に記載のWTRU。
  15. データ信号を受信するための複数のアンテナエレメントと、
    各アンテナエレメントについて、各レイクフィンガが、前記アンテナエレメントの前記受信データ信号の受信マルチパス成分を、複素重み利得をその受信マルチパス成分に適用することによって処理する複数のレイクフィンガと、
    各アンテナエレメントの各レイクフィンガに対する前記複素重み利得を、すべての前記レイクフィンガからの入力を使用して決定する複素重み利得生成器と、
    前記データ信号の推定を生成するために、各レイクフィンガの出力を合成する加算器と、
    を備えることを特徴とする無線送受信ユニット(WTRU)。
  16. 各レイクフィンガは逆拡散器を有し、すべての前記レイクフィンガからの前記入力は、すべての前記レイクフィンガの前記逆拡散器からの出力であることを特徴とする請求項15に記載のWTRU。
  17. 前記複素重み利得生成器は、チャネル推定が乗じられた雑音相関行列の逆行列の複素共役転置をとることによって前記複素重み利得を決定し、複素重み利得を生成することを特徴とする請求項16に記載のWTRU。
  18. 前記雑音相関行列は、チャネル推定とその複素共役転置との積を各レイクフィンガにわたって平均することによって第1の行列を生成し、各逆拡散器の出力とその複素共役転置との積を各レイクフィンガにわたって平均することによって第2の行列を生成し、前記第1の行列を前記第2の行列から減算して前記雑音相関行列を生成することによって求められることを特徴とする請求項17に記載のWTRU。
  19. 各フィンガにおいて適用される前記複素重み利得は、前記生成された複素重み利得の結果のベクトルの要素であることを特徴とする請求項17に記載のWTRU。
  20. データ信号を受信する複数のアンテナエレメント手段と、
    各アンテナエレメント手段について、各レイクフィンガ手段が、前記アンテナエレメント手段の前記受信データ信号の受信マルチパス成分を、複素重み利得を前記受信マルチパス成分に適用することによって処理する複数のレイクフィンガ手段と、
    各アンテナエレメント手段の各レイクフィンガ手段に対する前記複素重み利得を、すべての前記レイクフィンガ手段からの入力を使用して決定する複素重み利得生成手段と、
    前記データ信号の推定を生成するために、各レイクフィンガ手段の出力を合成する手段と、
    を備えることを特徴とする無線送受信ユニット(WTRU)。
  21. 各レイクフィンガ手段が逆拡散手段を有し、すべての前記レイクフィンガ手段からの前記入力は、すべての前記レイクフィンガ手段の前記逆拡散手段からの出力であることを特徴とする請求項20に記載のWTRU。
  22. チャネル推定が乗じられた雑音相関行列の逆行列の複素共役転置をとることによって前記複素重み利得を決定する前記複素重み生成手段が、複素重み利得を生成することを特徴とする請求項21に記載のWTRU。
  23. 前記雑音相関行列は、チャネル推定とその複素共役転置との積を各レイクフィンガ手段にわたって平均することによって第1の行列を生成し、各逆拡散手段の出力とその複素共役転置との積を各レイクフィンガ手段にわたって平均することによって第2の行列を生成し、前記第1の行列を前記第2の行列から減算して前記雑音相関行列を生成することによって求められることを特徴とする請求項22に記載のWTRU。
  24. 各レイクフィンガ手段において適用される前記複素重み利得は、前記生成された複素重み利得の結果のベクトルの要素であることを特徴とする請求項22に記載のWTRU。
  25. データ信号を受信する複数のアンテナエレメントと、
    各アンテナエレメントについて、前記アンテナエレメントに結合された複数のレイクフィンガであって、各フィンガは遅延、逆拡散器、および複素重み利得重みづけ装置を有することと、
    各逆拡散器の出力および各複素重み利得装置の入力に結合された複素重み利得生成装置と、
    各複素重み利得装置の出力に結合されて前記データ信号の推定を生成する加算器と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  26. 各レイクフィンガについて、前記遅延は前記アンテナに結合され、前記逆拡散器は前記遅延の出力に結合され、前記複素重み利得装置は前記逆拡散器の出力に結合されることを特徴とする請求項25に記載の基地局。
  27. データ信号を受信する複数のアンテナエレメントと、
    各アンテナエレメントについて、各レイクフィンガが、前記アンテナエレメントの前記受信データ信号の受信マルチパス成分を、複素重み利得を前記受信マルチパス成分に適用することによって処理する複数のレイクフィンガと、
    各アンテナエレメントの各レイクフィンガに対する前記複素重み利得を、すべての前記レイクフィンガからの入力を使用して決定する複素重み利得生成器と、
    前記データ信号の推定を生成するために、各レイクフィンガの出力を合成する加算器と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  28. 各レイクフィンガは逆拡散器を有し、すべての前記レイクフィンガからの前記入力は、すべての前記レイクフィンガの前記逆拡散器からの出力であることを特徴とする請求項27に記載の基地局。
  29. 前記複素重み生成器は、チャネル推定が乗じられた雑音相関行列の逆行列の複素共役転置をとることによって前記複素重み利得を決定して、複素重み利得を生成することを特徴とする請求項28に記載の基地局。
  30. 前記雑音相関行列は、チャネル推定とその複素共役転置との積を各レイクフィンガにわたって平均することによって第1の行列を生成し、各逆拡散器の出力とその複素共役転置との積を各レイクフィンガにわたって平均することによって第2の行列を生成し、前記第1の行列を前記第2の行列から減算して前記雑音相関行列を生成することによって求められることを特徴とする請求項29に記載の基地局。
  31. 各フィンガにおいて適用される前記複素重み利得は、前記生成された複素重み利得の結果のベクトルの要素であることを特徴とする請求項29に記載の基地局。
  32. データ信号を受信する複数のアンテナエレメント手段と、
    各アンテナエレメント手段について、各レイクフィンガ手段が、前記アンテナエレメント手段の前記受信データ信号の受信マルチパス成分を、複素重み利得を前記受信マルチパス成分に適用することによって処理する複数のレイクフィンガ手段と、
    各アンテナエレメント手段の各レイクフィンガ手段に対する前記複素重み利得を、すべての前記レイクフィンガ手段からの入力を使用して決定する複素重み利得生成手段と、
    前記データ信号の推定を生成するために、各レイクフィンガ手段の出力を合成する手段と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  33. 各レイクフィンガ手段は逆拡散手段を有し、すべての前記レイクフィンガ手段からの前記入力は、すべての前記レイクフィンガ手段の前記逆拡散手段からの出力であることを特徴とする請求項32に記載の基地局。
  34. チャネル推定が乗じられた雑音相関行列の逆行列の複素共役転置をとることによって前記複素重み利得を決定する前記複素重み生成手段が、複素重み利得を生成することを特徴とする請求項33に記載の基地局。
  35. 前記雑音相関行列は、チャネル推定とその複素共役転置との積を各レイクフィンガ手段にわたって平均することによって第1の行列を生成し、各逆拡散手段の出力とその複素共役転置との積を各レイクフィンガにわたって平均することによって第2の行列を生成し、前記第1の行列を前記第2の行列から減算して前記雑音相関行列を生成することによって求められることを特徴とする請求項34に記載の基地局。
  36. 各レイクフィンガ手段において適用される前記複素重み利得は、前記生成された複素重み利得の結果のベクトルの要素であることを特徴とする請求項34に記載の基地局。
  37. データ信号を処理する集積回路(IC)であって、
    複数のアンテナエレメントからの出力を受信するように構成された入力と、
    各アンテナエレメント入力について、前記アンテナエレメント入力に結合された複数のレイクフィンガであって、各フィンガは遅延、逆拡散器、および複素重み利得重みづけ装置を有することと、
    各逆拡散器の出力および各複素重み利得装置の入力に結合された複素重み利得生成装置と、
    各複素重み利得装置の出力に結合されて前記データ信号の推定を生成する加算器と、
    を備えることを特徴とするIC。
  38. 各レイクフィンガについて、前記遅延は前記アンテナに結合され、前記逆拡散器は前記遅延の出力に結合され、前記複素重み利得装置は前記逆拡散器の出力に結合されることを特徴とする請求項37に記載のIC。
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