JP2009516991A - 無線通信のための準線形干渉消去 - Google Patents

無線通信のための準線形干渉消去 Download PDF

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Abstract

無線(例えばCDMA)通信システムにおける干渉消去を実行するための技術が説明される。単一セクタ干渉キャンセラにおいて、受信されたサンプルは、送信機(例えば、基地局)からの信号を分離するため、および入力サンプルを得るために処理(例えば、逆拡散)される。入力サンプルは、複数の直交チャネル(例えば、ウォルシュビン)における受信シンボルを得るために第1の変換(例えば高速アダマール変換)(416)に基づいて変換される。複数の直交チャンネルにおける受信シンボルはスケーリングされたシンボルを得るために複数の利得でスケーリング(440)される。利得は直交チャンネルの電力推定値の逆元に関連するかもしれない。スケーリングされたシンボルは、出力サンプルを得るために第2の変換(例えば、逆高速アダマール変換)(442)に基づいて変換される。これは送信機からの信号を抑圧させた干渉消去済みサンプルを得るために処理(例えば拡散)される。
【選択図】 図4

Description

本公開は一般に通信に関する。より詳細には無線通信システムにおける干渉消去を実行するための技術に関する。
無線多重接続通信システムは同時に複数の無線機器、例えば、携帯電話と交信することができる。そのような多重接続システムの例は符号分割多重接続(CDMA)システム、時分割多重接続(TDMA)システム、および周波数分割多重接続(FDMA)システムを含む。
無線多重接続システムは通常広い地理的エリアに通信カバレッジを提供する多くの基地局を含む。各基地局はいつでもカバレッジエリア内に位置する1つ以上の無線機器にデータを送信するかもしれない。与えられた無線機器はサービス基地局からは所望の送信信号を、近隣の複数基地局からは干渉性の送信信号を同様に受信するかもしれない。これらの干渉性送信信号は、これらの近隣基地局のカバレッジエリア内に位置する他の無線機器に対して意図されているものであるが、この与えられた無線機器に対しては干渉として働く。この干渉はこの無線機器の所望の送信信号の復調能力を妨げ、性能に大きい影響を有する。
したがって、当業者において、無線通信システム内で干渉性送信信号の存在下で所望の送信信号を復調する要求がある。
発明の概要
無線通信システム(例えば、CDMAシステム)における干渉消去を実行するための技術がここに説明される。消去と抑圧は、ここに用いられる場合、同義の用語であり互換性を持って用いられる。本技術は無線機器の性能を向上させるかもしれない。また、本技術は干渉の影響を低減させるかもしれない。これはCDMAシステムのような干渉で制約を受けるシステムの容量を増加させるかもしれない。
単一セクタ干渉キャンセラの一実施例において、送信機(例えば、1つのセクタのための1つの基地局)からの信号を分離し入力サンプルを得るために受信サンプルが処理(例えば逆拡散)される。入力サンプルは、複数の直交したチャンネル(例えば、ビン)における受信シンボルを得るために、第1の変換(例えば、高速アダマール変換)に基づいて変換される。スケーリングされたシンボルを得るために複数の直交チャンネルに対する受信シンボルが複数の利得でスケーリングされる。この複数の利得は、(1)受信シンボルに基づいて直交チャンネルの電力推定値を計算すること、および(2)その直交チャンネルの電力推定値の逆元に基づいて各直交チャネルに対する利得を計算することとにより導出されるかもしれない。スケーリングされたシンボルは、出力サンプルを得るために第2の変換(例えば、逆高速アダマール変換)に基づいて変換される。出力サンプルは、送信機からの信号を抑圧させた干渉消去済みサンプルを得るために処理(例えば、拡散)される。
並列多セクタ干渉キャンセラの一実施例において、少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの消去信号が、その干渉送信機の拡散符号を用いて各干渉送信機からの信号を分離することにより導出される。各消去信号は、干渉送信機の信号成分を含んでおり、例えば受信サンプルから干渉送信機に対する干渉消去済みサンプルを減算することにより得られるかもしれない。所望の送信機に対する信号推定値は受信信号および少なくとも1つの消去信号に基づいて、例えば受信信号から(複数の)消去信号を減算することによって、導出される。干渉消去性能を向上させるために以下で説明されるように複数段階が縦続接続されるかもしれない。
縦続接続された多セクタ干渉キャンセラの一実施例において、第1の送信機に対する第1の消去信号は、この送信機から信号をこの送信機の拡散符号を用いて分離することによって、導出される。第1の消去信号は中間信号を得るために受信信号から減算される。第2の送信機に対する第2の消去信号はその中間信号に基づいて導出される。第1の送信機が所望の送信機の場合、所望の送信機に対する信号推定値は受信信号から第2の消去信号を引き算することにより得られるかもしれない。所望の送信機が第1および第2の送信機のいずれでもない場合、所望の送信機に対する信号推定値は中間信号から第2の消去信号を減算することにより得られるかもしれない。2つより多い段階が以下で説明されるように縦続接続されるかもしれない。
詳細な説明
発明の種々の態様および実施例をより詳細に以下に説明する。
同じ参照記号は全般にわたり同一として取り扱う図面と共に、本発明の特徴および本質は、以下に記載された詳細な説明からより明らかになるだろう。
「代表的」という言葉は、ここでは「例、実例、または例証として役立つこと」を意味するために用いられる。ここで「代表的」と説明されたいかなる実施例または設計も、必ずしも他の実施例より好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。
ここに説明する干渉消去技術はCDMA、TDMA、FDMA、直交周波数分割多重接続(OFDMA)、単一キャリアFDMA(SC-FDMA)システムなどの種々の通信システムに用いられるかもしれない。CDMAシステムは、cdma2000、広帯域CDMA(W−CDMA)などのような1つ以上のCDMA無線接続技術(RAT)を実施するかもしれない。cdma2000はIS−2000、IS−856、およびIS−95規格を含む。TDMAシステムはGSMのようなRATを実施するかもしれない。これらの種々のRATおよび規格は当業者には既知である。W−CDMAおよびGSMは「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)というコンソーシアムからの文書に説明されている。cdma2000は「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)というコンソーシアムからの文書に説明されている。3GPPおよび3GPP2の文書は公的に利用可能である。OFDMAシステムはOFDMを利用して、直交周波数サブバンド上で周波数ドメインでシンボルを送信する。SC−FDMAシステムは直交周波数サブバンド上で時間ドメインでシンボルを送信する。明快さのために、cdma2000システムまたはW−CDMAシステムであるかもしれないCDMAシステムに関して本技術を以下に説明する。
図1に複数の基地局を備えたCDMAシステム100を示す。簡単のために、図1にはわずか3つの基地局110a、110bおよび110c並びに1つの無線機器120を示す。基地局は、一般に無線機器と交信する固定局であり、ノードB(3GPP用語)、アクセスポイント、または他の用語で呼ばれるかもしれない。各基地局110は通信カバレッジを特定の地理的エリアに提供する。用語「セル」はこの用語が用いられる文脈に従って、基地局および/またはそのカバレッジエリアを指すことができる。システム容量を改善するために、基地局のカバレッジエリアは複数(例えば、3個)のより小さいエリアに分割されるかもしれない。より小さい各エリアはそれぞれの基地局サブシステム(BTS)によってサービスを受ける。用語「セクタ」はこの用語が用いられる文脈に従って、BTSおよび/またはそのカバレッジエリアを指すことができる。セクタ化されたセルにおいて、そのセルのすべてのセクタに対する複数のBTSはそのセルに対する基地局内に通常は共同設置される。以下の記述は、各セルが複数のセクタに分割されると仮定する。簡単のために、一般的に用語「基地局」はセクタに対する固定局と同様にセルに対する固定局を指す。サービス基地局/セクタは無線機器が交信する基地局/セクタである。
無線機器は、固定または移動であるかもしれない。またユーザ機器(UE)(3GPP用語)、移動局、ユーザ端末、または他の用語で呼ばれるかもしれない。無線機器は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデムカードなどであるかもしれない。無線機器は順方向リンク(またはダウンリンク)および逆方向リンク(またはアップリンク)でゼロ、1,または複数の基地局といつでも交信するかもしれない。簡単のために、図1は順方向リンクの送信のみを示す。無線機器120は、見通し線および反射経路経由でサービス基地局110aから所望の送信信号を受信する。さらに、見通し線および反射経路経由で近隣基地局110bおよび110cから干渉性送信信号を受信する。
図2に基地局110iおよび無線機器120のブロック図を示す。基地局110iは図1に示す基地局のいずれか1つであるかもしれない。簡単のために、図2には一つの送信アンテナを有する基地局110iおよび1つの受信アンテナを有する無線機器120を示す。一般に、基地局110iおよび無線機器120はそれぞれ任意数のアンテナを備えるかもしれない。簡単のために、図2には順方向リンクでのデータ伝送用の処理ユニットのみを示す。
基地局110iにおいて、送信データプロセッサ210はサービスを受ける無線機器のためのトラヒックデータを入力し、データシンボルを生成するためにトラヒックデータを処理(例えば符号化、インタリーブ、およびシンボルマッピング)し、データシンボルをCDMA変調器220へ出力する。ここに用いられる場合、データシンボルはデータ用の変調シンボルであり、パイロットシンボルはパイロット用の変調シンボルであり、変調シンボルは信号コンステレーション(例えば、M−PSK、M−QAMなどにおいて)内の点の複素値であり、シンボルは複素値であり、パイロットは基地局と無線機器の双方が事前に知っているデータである。CDMA変調器220は、以下に説明するようにデータシンボルとパイロットシンボルを処理し、出力チップストリームを送信機ユニット(TMTR)230に出力する。送信機ユニット230は、出力チップストリームを処理(例えば、アナログへ変換、増幅、フィルタリング、および周波数アップコンバージョン)し、アンテナ232から送信される順方向リンク信号を生成する。
無線機器120において、アンテナ252は他の基地局と同様に基地局110iによって送信された順方向リンク信号を受信する。アンテナ252は受信信号を受信装置ユニット(RCVR)254に出力する。受信機ユニット254は受信信号を処理(例えば、フィルタリング、増幅、周波数ダウンコンバージョン、およびディジタル化)し、受信サンプルを干渉キャンセラ260へ出力する。干渉キャンセラ260は、以下に説明するように干渉基地局からの干渉を推定し抑圧し、サービス基地局の干渉消去されたサンプルをレーク受信機へ出力する。アンテナ252は図1に示すようにサービス基地局から1つ以上の信号経路を経由して順方向リンク信号を受信する。従ってその受信信号はサービス基地局に対する1つ以上の信号インスタンス(またはマルチパス)を含むかもしれない。レーク受信機270は、対象とするすべてのマルチパスを処理し、サービス基地局により送られたデータシンボルの推定値であるデータシンボル推定値を出力する。レーク受信機270は等化器またはいくつかの他の形式の受信機で置き換えられるかもしれない。受信(RX)データプロセッサ280はデータシンボル推定値を処理(シンボルデマッピング、デインタリーブ、および復号)し、復号されたデータを出力する。一般に、レーク受信機270およびRXデータプロセッサ280による処理は、それぞれ基地局110iにおけるCDMA変調器220およびTXデータ処理装置210による処理と相補的である。
制御器240および290はそれぞれ基地局110iおよび無線機器120の種々の処理ユニットの動作を指示する。メモリー242および292はそれぞれ基地局110iおよび無線機器120のためのデータおよびプログラムコードを格納する。
CDMAにおいて、異なる直交符号により複数の直交チャンネルが得られるかもしれない。例えば、cdma2000において、異なるウォルシュ符号により複数の直交トラヒックチャネルが得られる。また、W-CDMAにおいて異なる直交可変拡散係数(OVSF)により複数の直交物理チャネルが得られる。直交チャンネルは、異なる無線機器のための異なる形式のデータ(例えば、トラヒックデータ、放送データ、制御データ、パイロットなど)および/またはトラヒックデータを送るために用いられるかもしれない。直交チャンネルは適切にスケーリングされ、結合され、システム帯域幅全体にわたってスペクトル的に拡散される。スペクトル拡散は拡散符号で実行される。拡散符号はcdma2000では擬似乱数(PN)シーケンスでありW−CDMAではスクランブル用符号である。cdma2000において、ウォルシュ符号によるチャネル化は「カバリング」と呼ばれ、スペクトル拡散は「拡散」と呼ばれる。W−CDMAにおいて、OVSF符号によるチャネル化は「拡散」呼ばれ、スペクトル拡散は「スクランブリング」と呼ばれる。明快さのために、cdma2000用語(例えば、トラヒックチャンネル、カバリング、拡散など)を以下の説明で用いる。
図3に基地局110i内のCDMA変調器220のブロック図を示す。簡単のために、以下の記述において、Nトラヒックチャンネルが各セクタで利用可能であり、各トラヒックチャネルは長さNの異なるウォルシュ符号が割り当てられると仮定する。ここでNはcdma2000において4、8、16、32、64または128と等しいかもしれない。一般に、長さの異なる直交符号がトラヒックチャンネルに用いられるかもしれない。また、Nは最長の直交符号の長さに対応するかもしれない。
CDMA変調器220はN個のトラヒックチャンネルに対するN個のトラヒックチャネルプロセッサ310a乃至310nを含む。各トラヒックチャンネルプロセッサ310内において、乗算器312は、トラヒックチャンネルnのデータシンボルを入力し、トラヒックチャネルnに対する利得gi,nでスケーリングし、スケーリングしたデータシンボルを出力する。トラヒックチャンネルnが使用されていない場合、利得gi,nはゼロに設定されるかもしれない。ウォルシュカバーユニット314はトラヒックチャネルnに割り当てられたウォルシュ符号wを用いて、スケーリングしたデータシンボルをチャネル化する。ユニット314は、N個の反復されたシンボルを生成するためにスケーリングされた各データシンボルを複数回繰り返し、次にそのデータシンボルに対するN個のデータチップを生成するためにN個の反復シンボルとウォルシュ符号wのN個のチップとを乗算することによりカバリングを実行する。結合器320は、すべてのN個のトラヒックチャンネルのデータチップを入力し加算する。乗算器322は、結合されたデータチップとセクタiに割り当てられた拡散符号とを乗算し、出力チップを生成する。
セクタiに対する出力チップは以下のように離散時間で表されるかもしれない。
Figure 2009516991
ここで、kはチップ期間のインデックス、
nはトラヒックチャンネルのインデックス、
iはセクタのインデックス、
i,n([k/N])はチップ期間k内に送られたデータシンボル、
(mod(k,N))はチップ期間kに対するウォルシュチップ、
i,nはセクタiのトラヒックチャンネルnに対する利得、
(k)はチップの期間k内のセクタiに対する拡散符号チップ、
(k)はチップの期間k内のセクタiに対する出力チップである。
各データシンボルはNチップ期間内に送られ、シンボル期間mのデータシンボルsi,n(m)はチップ期間k=N・m乃至N・m+N−1内で送られる。従って、m=[k/N]およびsi,n(m)=si,n([k/N])、ここで[x]はフロアー演算子を表す。すべてのチップ期間k、シンボル期間m、およびトラヒックチャンネルnについてデータシンボル、ウォルシュチップ、および拡散符号チップは単位振幅を有する、すなわち∀k、m、nについて|si,n(m)|=|w(mod(k,N))|=|c(k)|=1と仮定される。異なるセクタに関する拡散符号はE{ci(k)・c* j(k+κ)}=δ(κ)・δ(i,j)であって非相関である。これは、セクタiおよびjの拡散符号間の期待値はκ=0かつi=jの場合にのみ1に等しいことを意味する。異なるセクタはcdma2000の同じPNシーケンスで異なるシフトしたバージョンが割り当てられる。この場合、異なるセクタのための拡散符号はチップオフセットの範囲にわたって非相関である。
式は以下の通り行列の形式で表されるかもしれない。
(m)= (m)・ (m) 式(2)
ここで、 (m)=[si,1(m) si,2(m)・・・si,N(m)]はシンボル期間mにN個のトラヒックチャネルで送られるべきN個のデータシンボルを含むN×1のベクトルである。ここで「」は転置を表す。
はN個のトラヒックチャネルに対する利得を含むN×Nの対角行列、すなわちdiag( )={gi,1,gi,2,・・・,gi,N}、
はN個の列にN個のウォルシュ符号を含むN×Nのウォルシュ行列、
(m)はシンボル期間mにおけるNチップ期間に対するN拡散符号チップを含むN×Nの対角行列、すなわちdiag( (m))={c(N・m),c(N・m+1),・・・,c(N・m+N−1)}、
(m)=[x(N・m) x(N・m+1)・・・x(N・m+N−1)]はシンボル期間mにおけるセクタiに対するN個の出力チップを含むN×1ベクトルである。
対角行列は対角線上にゼロでない可能性のある値を、それ以外のところはゼロを含む。トラヒックチャンネルが異なるウォルシュ符号長を有する場合、Nはすべてのトラヒックチャンネルについて最長のウォルシュ符号長に等しい。また、より短い各ウォルシュ符号は行列において繰返される。
無線機器120は基地局110iおよび他の基地局からの順方向リンク信号を受信する。受信機ユニット254からの受信サンプルは以下のように表されるかもしれない。
Figure 2009516991
ここで、αはセクタiのチャネル利得、
(m)は (m)に含まれない雑音および干渉のN×1のベクトル、
(m)はシンボル期間mのN個の受信サンプルを含むN×1のベクトルである。
式(3)は、すべてのセクタが同期し、かつ各セクタに関して単一の信号経路(すなわち、マルチパスがない)があると仮定している。簡単のために、(m)における雑音および干渉はゼロ平均ベクトルとNの共分散行列を有する付加白色ガウス雑音(AWGN)であると仮定されるかもしれない。ここでNは雑音および干渉の分散、は対角要素が1、その他が0の単位行列である。
式(3)において、(m)は1シンボル期間の受信ベクトルである。時間的に非相関の拡散符号を用いているために、異なるシンボル期間に受信されたベクトルは非相関である。したがって、異なるシンボル期間の間の依存性はなく、明快さのために、以下の説明ではインデックスmを省略する。
無線機器120は、与えられたセクタjがトラヒックチャンネルnで送信したデータシンボルの推定値を、(1)セクタjが用いている拡散符号で受信サンプルを逆拡散することと(2)逆拡散されたサンプルをトラヒックチャンネルnのウォルシュ符号でデカバリングすることとにより、以下のように導出するかもしれない。
Figure 2009516991
ここで、 はセクタjに関する拡散符号チップを含むN×Nの対角行列、「」は共役転置を表す、
は所望のトラヒックチャネルnのウォルシュ符号を含むN×1のベクトル、
j,nはトラヒックチャネルnでセクタjが送るデータシンボル、
Figure 2009516991
干渉セクタlからの干渉を消去するために、無線機器120は受信サンプルをセクタlで用いられた拡散符号で逆拡散し、次にその逆拡散されたサンプルを以下のようにデカバリングするかもしれない。
式(5)
ここで、 はセクタlのNウォルシュビンに対するN受信シンボルを含むN×1のベクトルである。 の乗算はセクタlに関する受信サンプルを逆拡散し、 の乗算はNウォルシュビンに対する受信シンボルを生成する。N個のトラヒックチャネルが長さNのN個の異なるウォルシュ符号を割り当てられる場合、N個のウォルシュビンはこれらのトラヒックチャネルに対するものである。N個のウォルシュビンは によるデカバリングによって得られたN個の直交チャネルに対応すると見なされるかもしれない。
ベクトル の共分散行列Λ は以下のように表されるかもしれない。
Figure 2009516991
ここで、q=N・|αはセクタlに関するチャネル電力利得、
Figure 2009516991
は他のすべてのセクタについての全電力利得である。
共分散行列Λ はdiag(Λ )={λl、1,λl、2,・・・,λl、N}として与えられるかもしれない。ここで、n=1,・・・,Nについて、
Figure 2009516991
である。Λ の対角要素は、N個のウォルシュビンに対する測定された電力(または固有値)である。N個の対角要素すべてが等しい場合、すなわち∀nに対してλl、n=λの場合、Λ はエクイ-ダイアゴナルである。
無線機器120は、サービスセクタjのトラヒックチャネルnに対するシンボル推定値を、線形最小平均二乗誤差(LMMSE)法、最小二乗(LS)法などの種々の方法に基づいて導出するかもしれない。セクタjのトラヒックチャンネルnに対するシンボル推定値はLMMSE法に基づいて、以下のように導出されるかもしれない。
Figure 2009516991
式(7)のLMMSEシンボル推定値は(5)式と組み合わされ、次に、以下のようにより小さい式に分解されるかもしれない。
Figure 2009516991
ここで、 はセクタlに関する信号成分を抑圧させたN個の干渉消去済みサンプルを含むN×1のベクトル、
Λ l -1 はdiag(Λ l -1)={λl,1 -1, λl,2 -1,・・・,λl,N -1}として与えられるN×Nの対角行列、
Figure 2009516991
式(8)は1つの干渉セクタlに対する干渉消去を表す。式(8)は線形演算(例えば、 およびとによる変換)および非線形演算(例えば、 l Hによる逆拡散および による拡散)を含むと見なされるかもしれない。従って、式(8)は準線形干渉消去(QLIC)を実行することと見なされるかもしれない。最初に波形が、波形の一成分と同じ関数である時変関数(例えば逆拡散符号)と乗算される(すなわち乗算項は、それ自身、受信波形の一関数)からである。ベクトル はセクタlからの干渉を抑圧させたサンプルを含む。式(9)は、sj,nに対する残りのLMMSEシンボル推定値が式(4)に示すようなCDMA受信装置によって従来行われている簡単な逆拡散およびデカバリングの演算を含むことを示している。特に、ベクトル は、所望のセクタjに関する拡散符号で逆拡散され、所望のトラヒックチャネルnのウォルシュ符号でデカバリングされる。式(10)は、後続の復号のための加重推定値を得るためのLMMSEスケーリングを示す。
式(6)に示すように、Λ の対角要素は、干渉セクタlに関する利得行列 により部分的に決定される。セクタl内のすべてのN個のトラヒックチャネルに対する利得が等しい場合(すなわち、∀nについてgl,n=g)、 =gおよびΛ=η・である。ここでηは総電力利得である。
Figure 2009516991
行列 の利得が等しくないときに、干渉消去が達成される。その結果、より大きな利得を有するトラヒックチャネルは(8)式の逆共分散行列Λ l -1と乗算されることにより、より大きな減衰を受ける。
図4に単一セクタ干渉キャンセラのブロック図を示す。これは図2の干渉キャンセラ260の一実施例である。干渉キャンセラ260a内において、乗算器412は受信サンプルとセクタlに関する複素共役拡散符号c* lとを乗算し、入力サンプルを出力する。直列-並列(S/P)変換器414は各シンボル期間のN個の入力サンプルのベクトルを形成し、N個の入力サンプルを並列に出力する。高速アダマール変換(FHT)ユニット416は、各シンボル期間のN個の入力サンプルにN点FHTを実行し、N個のウォルシュビンの受信シンボルを出力する。
ユニット422はFHTユニット416から各受信シンボルを二乗した振幅を計算する。フィルタ424は各ウォルシュビンの受信シンボルの二乗振幅を平均し、そのウォルシュビンの電力推定値
Figure 2009516991
を出力する。フィルタ424はΛ の対角要素の推定値を出力する。フィルタ424は有限インパルス応答(FIR)フィルタ、無限インパルス応答(IIR)フィルタ、または他の形式のフィルタで実施されるかもしれない。フィルタ424は例えばシンボル期間の32、64、128、または他の数の時定数を有するかもしれない。ユニット426は各ウォルシュビンの電力推定値の逆元を計算する。乗算器440は、各シンボル期間に、N個のウォルシュビンのN個の受信シンボルを得て、各ウォルシュビンの受信シンボルとそのウォルシュビンの逆電力推定値とを乗算し、N個のウォルシュビンのスケーリングされたシンボルを出力する。ユニット422、424、426、および440はウォルシュビン毎ベースで処理を実行する。
逆FHT(IFHT)ユニット442は、各シンボル期間のN個のスケーリングされたシンボルにN点IFHTを実行し、そのシンボル期間についてN個の出力サンプルを提供する。並列-直列(P/S)変換器444は各シンボル期間のN個の出力サンプルを直列化する。乗算器446は出力サンプルとセクタlに関する拡散符号とを乗算し、干渉消去済みサンプルrを出力する。
図4において、乗算器412は、式(8)の l Hとの乗算である、セクタlに関する逆拡散を実行する。直列-並列変換器414は各シンボル期間に対する入力サンプルをベクトル化する。FHTユニット416は、(8)式の との乗算であるN個のトラヒックチャネルに対するデカバリングを実行する。FHTユニット416は、ベクトル化したサンプルをウォルシュ符号を用いて固有モード(または直交チャネル)へ効率的に投影し、共分散行列Λ を対角化する。ユニット422、フィルタ424、およびユニット426はΛ l -1の推定値を導出する。乗算器440はN個のウォルシュビンをこれらのウォルシュビンの電力推定値の逆元に基づいてスケーリングする。したがって、より大きい電力を有するウォルシュビンはより大きく減衰される。これはこれらのウォルシュビンからの干渉の寄与を抑圧する。乗算器440は式(8)のΛ l -1との乗算を実行する。IFHTユニット442は、N個のウォルシュビンに対してカバリングを実行する。これは(8)式のとの乗算である。乗算器446は、セクタlに関する拡散(または再拡散)を実行する。これは(8)式の との乗算である。乗算器412による逆拡散および乗算器446による拡散は非線形演算とみなされるかもしれない。演算が受信された波形の一成分に直接依存しているからである。LMMSE法のためのユニット416乃至442による無相関化操作は線形演算である。
図5に単一セクタ干渉キャンセラのブロック図を示す。これは図2の干渉キャンセラの別の実施例である。干渉キャンセラ260bはセクタlに関する複数の信号経路干渉を抑圧するために用いられるかもしれない。これらの複数の信号経路は(1)単一の受信アンテナからの単一の受信信号におけるマルチパス、(2)複数の受信アンテナからの複数の受信信号、または(3)複数の受信信号におけるマルチパス、であるかもしれない。
干渉キャンセラ260b内において、各チップ期間に、乗算器512はP個の信号経路に対するP個の受信サンプルを含むベクトル′を入力し、各ベクトルの位置にある受信サンプルとセクタlに関する複素共役拡散符号c* lとを乗算し、′のP個の位置に対してP個の入力サンプルを出力する。直列-並列変換器514は各シンボル期間の入力サンプルのN×P行列を形成する。この行列はP個の信号経路に対するP個の列を含み、各列は1つの信号経路に対してN個の入力サンプルを含む。FHTユニット516は、N×Pの入力サンプル行列の各列にN点FHTを実行し、受信シンボルのN×P行列を出力する。この受信シンボル行列はP個の信号経路に対するP個の列を含み、各列は1つの信号経路内のN個のウォルシュビンのN個の受信シンボルを含む。
ユニット522乃至540は受信シンボルの行列-ベクトル乗算をウォルシュビンベースで実行する。ユニット522はN×Pの受信シンボル行列のN個の行を用いてN個のベクトルを形成する。各ベクトルは1つのウォルシュビンについてP個の信号経路に対するP個の受信シンボルを含む。ユニット522は、次に、各ウォルシュビンの受信シンボルの外積が計算され、そのウォルシュビンに対するP×Pの相関行列を出力する。フィルタ524は、複数シンボル期間にわたりN個のウォルシュビンのN個の相関行列をフィルタリングし、N個のウォルシュビンのN個のP×P共分散行列を出力する。ユニット526は各P×P共分散行列の逆行列を求める。乗算器540は、N×Pの受信シンボル行列の各行(1つのウォルシュビンに対して1×Pの行ベクトルである)とそのウォルシュビンに対するP×Pの逆共分散行列とを乗算し、得られたシンボルの対応する1×P行ベクトルを出力する。乗算器540は各シンボル期間に得られたシンボルのN×P行列を出力する。
IFHTユニット542は、N×Pのスケーリングされたシンボル行列の各列にN点IFHTを実行し、そのシンボル期間に対する出力サンプルのN×P行列を出力する。並列-直列変換器544は、各シンボル経路に対するN個の出力サンプルをシリアル化し、各チップ期間内にP個の信号経路に対するP個の出力サンプルのベクトルを出力する。乗算器546は各信号経路に対する出力サンプルとセクタlに関する拡散符号とを乗算し、その信号経路に対する干渉消去済みのサンプルを出力する。各チップ期間において、乗算器546はP個の信号経路に対するP個の干渉消去済みサンプルを含むベクトル l ′を出力する。
図4および5は、1つの干渉セクタlに関する干渉消去を示している。複数セクタからの干渉は、所望のセクタを復調するに先立ち、推定され、消去されるかもしれない。各セクタlに関する消去項 は以下のように定義されるかもしれない。
Figure 2009516991
ベクトル は(6)式のσの項による歪雑音と同様にセクタlに関する信号成分を含む。ベクトル は、他のセクタに関する干渉成分を表し、Λ がスカラ行列の場合ゼロに等しい。異なるセクタに関するベクトル は、異なるセクタが異なる拡散符号を使用するため非相関である。干渉セクタlに関するベクトル は、やはり異なるセクタが異なる拡散符号を使用するため、所望のセクタjに関する送信ベクトル とは非相関である。スケーリング係数1/tr(Λ l -1)は異なる干渉セクタからの干渉寄与の最適重みとなる。
セクタjに関する送信ベクトル の推定値は次式で表されるかもしれない。
Figure 2009516991
Figure 2009516991
Figure 2009516991
図6に並列多セクタ干渉キャンセラ260cのブロック図を示す。これは図2の干渉キャンセラ260の一実施例である。干渉キャンセラ260cは複数(L)のセクタに対して干渉消去を実行し、これらのL個のセクタによって送信された信号の推定値を出力する。
干渉キャンセラ260c内で、受信信号r(これは受信機ユニット254からの受信サンプルに対応する)はL個のセクタのためのL個のQLICブロック610a乃至610lへ提供される。各QLICブロック610は、割り当てられたセクタに関する消去信号を導出し、以下で説明されるように実施されるかもしれない。結合器620はすべてのLセクタに関する消去信号e乃至eを加算的に結合し、全消去信号etotalを出力する。各セクタjに対し、加算器612はそのセクタに関する消去信号eを全消去信号etotalから減算し、式(12)の項
Figure 2009516991
に対応する他セクタ消去信号eos,jを出力する。
Figure 2009516991
各フィンガプロセッサ650はその割り当てられたセクタについて(13)式に示すように復調を実行するかもしれない。
図6は複数のセクタに対して並列に干渉消去する一実施例を示している。L個のセクタに関する消去信号は受信信号rに基づいて並列に導出される。各セクタに関する消去信号の精度はすべての他のセクタからの干渉に影響される。次に、各セクタに関する信号推定値
Figure 2009516991
がそのセクタに関する消去信号e、L個の全セクタに関する全消去信号etotal、および受信信号rに基づいて導出される。
複数のセクタに対する干渉消去は逐次的、すなわち順次的または縦続的に実行されるかもしれない。L個のセクタに関する逐次的干渉消去は、L個の連続した段階で、各段階で1つのセクタからの干渉を消去して実行されるかもしれない。各段における干渉消去は前段からの出力に基づいて実行されるかもしれない。前段からの出力はすべての先行段からの干渉を除去済みであるかもしれないし、従って受信信号よりも「よりきれい」であるかもしれない逐次干渉消去は性能を向上させるかもしれない。例えば、異なるセクタが異なる量の干渉を引き起こす場合、最初に、強いセクタに対してこのセクタからの信号を抑圧するために干渉消去が実行され、次により弱いセクタに対して実行されるかもしれない。強いセクタからの信号の寄与が減衰されているため、より弱いセクタに関する干渉消去は改善されるかもしれない。強いセクタの消去はより弱いセクタに対して(6)式のσの項を小さくする。これは、より弱いセクタに関する利得行列をより顕著にし、より弱いセクタに関するΛ の特性を改善する。したがって、強いセクタの消去により、より弱いセクタのより良い干渉消去が可能となる。
図7Aに縦続接続された2セクタ干渉キャンセラ260dのブロック図を示す。これは図2の干渉キャンセラ260のさらに別の実施例である。この実施例において、所望のセクタjに関する信号成分が最初に消去され、次に所望のセクタに関する信号推定値を生成するために干渉セクタlからの干渉が消去される。
干渉キャンセラ260d内において、受信信号rが、所望のセクタjに関する消去信号e1 jを導出するQLICブロック710aに提供される。e1 jの上付き添字「1」は段階番号を表し、下付添字jはその段階によって処理されるセクタを表す。加算器712aは受信信号rから消去信号e1 jを減算し、所望のセクタに関する信号成分および歪雑音を抑圧済みの中間信号r1 jを出力する。QLICブロック710bは、中間信号r1 jを入力し、干渉セクタlに関する消去信号e2 lを導出する。
Figure 2009516991
図7Bに縦続接続された多セクタ干渉キャンセラ260eのブロック図を示す。これは図2の干渉キャンセラ260のさらに別の実施例である。この実施例において、L個のセクタに関する信号成分はL個の段階で逐次抑圧される。
干渉キャンセラ260e内において、受信信号rが、第1のセクタに関する消去信号eを導出するQLICブロック710aに提供される。加算器712aは受信信号rから消去信号eを減算し、第1のセクタに関する信号成分を抑圧済みの中間信号rを出力する。QLICブロック710bは、中間信号rを入力し、第2のセクタに関する消去信号eを導出する。加算器712bは中間信号rから消去信号eを減算し、第1および第2のセクタ双方の信号成分を抑圧済みの中間信号rを出力する。
各逐次的段階iは段階2と同様に動作する。段階iのQLICブロックは先行段i−1から中間信号ri−1を入力し、段階iに割り当てられたセクタiの消去信号eを導出する。段階iの加算器712は、消去信号eを先行段で生成された中間信号ri−1から減算し、現在および前の段階に割り当てられたすべてのセクタの信号成分を抑圧済みの中間信号rを次段へ出力する。
最終段の加算器712lは、すべてのL個のセクタからの信号成分を抑圧済みの中間信号rを出力する。
Figure 2009516991
追加の加算器が他のセクタに関する信号推定値を生成するために用いられるかもしれない。
一実施例において、セクタはそれらの信号強度に基づいて段階に割り当てられる。例えば、受信された最も強いセクタは第1段に、次に強いセクタが第2段に、以下同様に割り当てられるかもしれない。別の実施例において、最も早く到着した信号を有するセクタが第1段に、次に到着した信号を有するセクタが第2段に、以下同様に割り当てられるかもしれない。セクタは他の方法で段階に割り当てられるかもしれない。
図8に並列2段階干渉キャンセラ260fのブロック図を示す。これは図2の干渉キャンセラ260のさらに別の実施例である。干渉キャンセラ260fは図6の干渉キャンセラ260cおよび図7Aの干渉キャンセラ260dの組合せである。
第1段階において、受信信号rがL個のセクタのためのL個のQLICブロック810a乃至810lへ出力される。各QLICブロック810は、受信信号に基づいてそれに割り当てられたセクタに関する消去信号を導出する。結合器820は、すべてのL個のQLICブロック810a乃至810lからの消去信号e1 1乃至e1 Lを導出し、第1段階の全消去信号e1 totalを出力する。各セクタjに対し、加算器812はそのセクタに関する消去信号e1 jを全消去信号e1 totalから減算し、そのセクタに関する他セクタ消去信号e1 os,jを出力する。
Figure 2009516991
各セクタjに対し、第2段階からの消去信号e2 jの方が、通常は、第1段階からの消去信号e1 jよりも、セクタjに関する信号成分のより良い推定値である。e2 jが他のL−1セクタからの干渉を抑圧済みの最初の信号推定値
Figure 2009516991
に基づいて導出されるからである。結合器840は、すべてのL個のQLICブロック830a乃至830lからの消去信号e2 1乃至e2 Lを加算的に結合し、第2段階の全消去信号e2 totalを出力する。各セクタjに対し、加算器832は、そのセクタに関する消去信号e2 jを全消去信号e2 totalから減算し、そのセクタに関する他セクタ消去信号e2 os,jを出力する。
Figure 2009516991
図6乃至8は1つまたは複数のセクタに関する干渉消去を実行する代表的干渉キャンセラのいくつかを示している。図6乃至8の各QLICブロックは、1つのセクタの1つの信号経路(経路毎処理)、1つのセクタの複数の信号経路(セクタ毎処理)、または複数のセクタの複数の信号経路(多セクタ処理)に対する消去信号を導出するかもしれない。与えられたQLICブロックで処理された複数の信号経路は1つまたは複数の受信アンテナに対するものであるかもしれない。他の干渉キャンセラもここに提供された説明に基づいて設計されるかもしれない。例えば、図8に示す実施例は2つより多い縦続接続された干渉キャンセラ段階を含むように拡張されるかもしれない。
図9AにQLICブロック910aのブロック図を示す。これは図6乃至8に示した干渉キャンセラ260c乃至260fの各QLICブロックに用いられるかもしれない。QLICブロック910aは到来サンプルを入力し、1つのセクタlに関する消去信号eのサンプルを生成する。明快さために、図9Aは、到来サンプルが受信信号rの受信サンプルとなるように第1段階に用いられるQLICブロック910aを示す。QLICブロック910aは到来サンプルのリサンプリングを実行しない。また、複数のセクタが同期をとられ、これらのセクタからの信号が無線機器で時間的に並べられて受信される場合、QLICブロック910aが多セクタ干渉キャンセラ260c乃至260fにおいて用いられるかもしれない。
QLICブロック910a内において、乗算器412、直列-並列変換器タ414、FHTユニット416、二乗振幅ユニット422、フィルタ424、および逆元ユニット426は図4に関して上で説明したように動作する。逆元ユニット426は、Λ l -1の対角要素の推定値であるN個の逆電力推定値を出力する。加算器432は、N個の逆電力推定値の和をとりΛ l -1のトレースを計算する。ユニット434は、Λ l -1のトレースの逆数を計算し、スケーリング係数1/tr(Λ l -1)を出力する。乗算器436はユニット426からのN個の逆電力推定値の各々とスケーリング係数1/tr(Λ l -1)とを乗算する。また、乗算器436は(11)式で示されるように、乗算器446の後に置かれるかもしれない。IFHTユニット442、並列-直列変換器444、および乗算器446は図4に関して上で説明したように動作する。乗算器446は、セクタlに関する信号成分および歪雑音を逆共分散行列Λ l -1に基づいて減衰させた干渉消去済み信号を出力する。加算器448は、干渉消去済みのサンプルを受信サンプルから減算し、セクタlに関する消去用サンプルeを出力する。
図9Aに示す実施例において、受信サンプルrは乗算器446からの対応するサンプルが利用可能になるまで、一時的に格納される。別の実施例において、加算器448は乗算器440とIFHTユニット442の間に置かれ、この加算器448の移動を適合させるために適切なスケーリングが実行される。この実施例においては、加算器448は乗算器440の出力をFHTユニット416の出力から減算し、その出力をIFHTユニット442へ提供する。この実施例は、受信サンプルを格納する必要性を改善し、バッファリング要求を小さくする。
図9BにQLICブロック910bのブロック図を示す。これは干渉キャンセラ260c乃至260fにおける各QLICブロックに用いられるかもしれない。QLICブロック910bは1つのセクタlに関する消去信号eのサンプルを受信サンプルに基づいて生成する。QLICブロック910bは図5に関して上で説明したように動作するユニット512乃至526およびユニット540乃至546を含む。ユニット526は各ウォルシュビンに対するΛ l -1の推定値を出力する。QLICブロック910bはセクタlに関して適切な重みを計算するユニット532,534および536をさらに含む。各シンボル期間において、ユニット532は、すべてのN個のウォルシュビンに対するΛ l -1の推定値の和をとり、中間行列を出力する。ユニット534は、中間行列の逆行列を計算し、セクタlに関する中間行列を出力する。乗算器536は、各ウォルシュビンに対するΛ l -1の推定値と中間行列とを乗算し、そのウォルシュビンに対する利得行列を出力する。乗算器536による乗算は例えば乗算器546の前または後ろのいずれかに動かされるかもしれない。乗算器540は、各ウォルシュビンの受信シンボルとそのウォルシュビンに対する利得行列を乗算し、得られたシンボルの対応するベクトルを出力する。
図9CにQLICブロック910cのブロック図を示す。これは、干渉キャンセラ260c乃至260fにおける各QLICブロックに用いられるかもしれない。QLICブロック910cは1つのセクタlに関する消去信号eのサンプルを受信サンプルに基づいて生成する。QLICブロック910cは受信サンプルのリサンプリングを適当なチップタイミングで実行し、たとえ複数のセクタが非同期でありこれらのセクタからの信号が無線機器において時間的に並ばずに受信される場合でも、多セクタ干渉キャンセラ260c乃至260fにおいて用いられるかもしれない。
QLICブロック910c内において、チップタイミングに同期するために、ユニット410は、セクタlのタイミングに基づいて受信サンプルにリサンプリング(例えば内挿)を実行する。例えば、ユニット410は、チップレートの2倍(または、chipx2)で受信サンプルを得るかもしれない。また、チップレート(または、chipxl)でかつセクタlのタイミングで内挿されたサンプルを生成するかもしれない。セクタlのタイミングはセクタlから受信したパイロットに基づいて確かめられるかもしれない。また当業者には既知のように、時間トラッキングループによりトラッキングされるかもしれない。ユニット412乃至448は内挿されたサンプルを図4および9Aに関して上で説明したように処理する。加算器448はセクタlのタイミングに合わせられたサンプルを出力する。外挿ユニット450は、加算器448からのサンプルに外挿を実行し、消去用サンプルを受信サンプルと同じレートでかつ同じタイミングで出力する。
図6乃至8において、各QLICブロックはそのQLICブロックに割り当てられたセクタのタイミングに基づいて動作するかもしれない。ユニット450による外挿は、すべてのセクタに関する消去用サンプルのタイミングを、これらのサンプルが結合器620,820および840によって加算的に結合され得るように配列する。
図9DにQLICブロック910dのブロック図を示す。これは干渉キャンセラ260c乃至260fにおける各QLICブロックに用いられるかもしれない。QLICブロック910dは1つのセクタlに関する消去信号eのためのサンプルを受信サンプルに基づいて生成する。QLICブロック910dはセクタlに関する複数信号経路を処理する。これらの複数信号経路は1つの受信アンテナへのマルチパス、または複数の受信アンテナへの複数の信号経路であるかもしれない。
QLICブロック910dは図4および9Aに関して上で説明したように動作するユニット412乃至448を含む。QLICブロック910dは信号経路結合器408および信号経路コンボルバ452を含む。信号経路結合器408は、セクタlに関する信号経路の加算的加重結合を、例えばこのセクタのSINRを最大化するために、実行する。信号経路結合器408は等化器、パイロット加重結合器などで実施されるかもしれない。信号経路コンボルバ452はセクタlの実効インパルス応答に整合するようにインパルス応答成形を実行する。加算器448からの出力はセクタlに関する信号成分の推定値である。信号経路コンボルバ452はセクタlと無線機器間の無線チャンネルを模擬する。信号経路コンボルバ452の出力はセクタlの個々の信号経路に対する消去信号である。結合器454はセクタlのすべての信号経路に対する消去信号を結合し、セクタlに関するその消去信号を出力する。これは無線機器において観測されるセクタlからの干渉の推定値である。
図10Aに図9Dの信号経路結合器408の一実施例のブロック図を示す。受信サンプルrはセクタlに関するP個の信号経路のためのP個の遅延素子1010a乃至1010pへ提供される。ただしP≧1。信号経路は、当業者には既知なように、レーク受信機内の探索器によってセクタlから受信されるパイロットに基づいて特定されるかもしれない。また、各信号経路のタイミングおよび受信信号品質は受信パイロットに基づいて確かめられるかもしれない。各遅延素子1010は割り当てられた信号経路に対する遅延tだけ受信信号を遅延させる。すべてのP個の遅延素子1010a乃至l0l0pからの遅延サンプルは時間的に並べられる。ユニット1012a乃至1012pは、それぞれ遅延素子1010a乃至1010pから遅延サンプルを入力し、チップレートに低減されたサンプルを得るためにこれらの遅延サンプルを間引く。乗算器1014a乃至1014pは、それぞれユニット1012a乃至1012pからの間引サンプルおよびP個の信号経路に対するそれぞれ共役加重b* 1乃至b* pを入力する。各信号経路に対する重みは、チャンネル利得、受信信号強度、受信信号品質、またはその信号経路に対する他の尺度に基づいて導出されるかもしれない。各乗算器1014は、その割り当てられた信号経路に対する間引きサンプルを、その信号経路に対する重みでスケーリングし、スケーリングしたサンプルを出力する。結合器1016はすべてのP個の信号経路に対するスケーリングされたサンプルを結合し、セクタlに関する複合サンプルr′を出力する。
図10Bに信号経路コンボルバ452の一実施例のブロック図を示す。図9Dの加算器448からのサンプルは、セクタlのP個の信号経路に対するP個の遅延素子1050a乃至1050pへ提供される。各遅延素子1050はそのサンプルをその割り当てられた信号経路の遅延だけ進める。すべてのP個の遅延素子1050a乃至1050pからの遅延サンプルはP個の信号経路のタイミングに揃えられる。フィルタ1052a乃至1052pはそれぞれ遅延素子1050a乃至1050pから遅延サンプルを入力し、遅延サンプルを、送信側および受信側用を組み合わせたベースバンドフィルタ応答でフィルタリングする。乗算器1054a乃至1054pはそれぞれフィルタ1052a乃至1052pからのフィルタリングされたサンプル、およびP個の信号経路に対するチャネル利得h乃至hを入力する。各信号経路に対するチャンネル利得は受信パイロットに基づいて推定されるかもしれない。各乗算器1054は、その割り当てられた信号経路のフィルタリングされたサンプルをその信号経路のチャンネル利得でスケーリングし、その信号経路に関する消去用サンプルを出力する。乗算器1054a乃至1054pはセクタlのP個の信号経路に対するP個の消去信号を出力する。
図6、7A、7Bおよび8のそれぞれの干渉キャンセラ260c、260d、260e、および260fに関して、受信信号rからフィンガプロセッサ650までの処理経路はセクタまたはセクタの信号経路に対するものであるかもしれない。また、処理経路は他の方法で形成されるかもしれない。
図11に干渉キャンセラ260gのブロック図を示す。これは、図2の干渉キャンセラ260のさらに別の実施例である。干渉キャンセラ260gは各セクタに関する消去信号を導出するが、各セクタの個々の信号経路に対する干渉消去を実行する。
キャンセラ260gは干渉推定器1102、結合器1120、並びに信号および干渉結合器1130を含む。干渉推定器1102内において、受信信号rはL個のセクタのためのL個の信号経路結合器1108a乃至1108lへ提供される。各信号経路結合器1108は、割り当てられたセクタに関する信号経路の加算的加重結合を実行し、そのセクタに関する複合信号を出力する。各信号経路結合器1108は図10Aの信号経路結合器408または他の設計で実施されるかもしれない。信号経路結合器1108a乃至1108lは(図11に示すように)同じ数(K)の信号経路を、または異なる数の信号経路を処理するかもしれない。信号経路結合器1108a乃至1108lはL個のセクタに関するL個の複合信号r'1乃至r'LをそれぞれL個のQLICブロック1110a乃至1110lに提供する。各QLICブロック1110はその割り当てられたセクタに関する消去信号をその複合信号に基づいて導出する。各QLICブロック1110はQLICブロック910a、910bもしくは910c、または他のQLIC設計で実施されるかもしれない。QLICブロック1110a乃至1110lはL個のセクタに関するL個の消去信号e乃至eをそれぞれL個の信号経路コンボルバ1112a乃至1112lへ出力する。各信号経路コンボルバ1112は、その割り当てられたセクタに関する消去信号にインパルス応答成形を実行し、そのセクタの信号経路のための消去信号を出力する。各信号経路コンボルバ1112は図10Bの信号経路コンボルバ452または他の設計で実施されるかもしれない。結合器1120はすべての信号経路コンボルバ1112a乃至1112lからのすべてのL個のセクタのすべての信号経路に対する消去信号を結合し、全消去信号etotalを出力する。
信号および干渉結合器1130は各セクタの各信号経路について一対の加算器を含む。各セクタjの各信号経路kについて、加算器1132はそのセクタに関する消去信号ej、kを全消去信号etotalから減算し、他セクタ消去信号eos,j,kを出力する。各セクタjの各信号経路kについて、加算器1134は、他セクタ消去信号eos,j,kを受信信号rから減算し、セクタjの信号経路kに対する信号推定値
Figure 2009516991
を出力する。各信号推定値はレーク受信機270内のそれぞれのフィンガプロセッサ650によって処理される。
図12に2段階干渉キャンセラ260hのブロック図を示す。これは図2の干渉キャンセラ260のさらに別の実施例である。干渉キャンセラ260hは2つの段階を含む。各段階は、各セクタに関する消去信号を導出するが、各セクタの個々の信号経路に対する干渉消去を実行する。
第1段階において、受信信号rが干渉推定器1102aに提供される。これは図11の干渉推定器1102で実施されるかもしれない。干渉推定器1102aは、L個のセクタの信号経路の消去信号を導出する。結合器1120aは干渉推定器1102aからのすべてのL個のセクタの信号経路に対する消去信号を加算的に結合し、第1段階の全消去信号e1 totalを出力する。図11の信号および干渉結合器1130で実施されるかもしれない信号および干渉結合器1130aは、すべてのL個のセクタの信号経路に対する最初の信号推定値を、受信信号r、干渉推定器1102aからの消去信号、および結合器1120aからの全消去信号e1 totalに基づいて導出する。
第2段階において、すべてのL個のセクタの信号経路に対する最初の信号推定値が、図11の干渉推定器1102で実行されるかもしれない干渉推定器1102bへ提供される。干渉推定器1102bは、L個のセクタの信号経路に対する干渉信号を導出する。第2段階からの消去信号は、他のセクタからの干渉を抑圧済みの最初の信号推定値に基づいて導出され、従って通常は第1段階からの消去信号よりも良い推定値である。結合器1120bは干渉推定器1102bからのすべてのL個のセクタの信号経路に対する消去信号を加算的に結合し、第2段階の全消去信号e2 totalを出力する。信号および干渉結合器1130bは、すべてのL個のセクタの信号経路に対する最終信号推定値を、受信信号r、干渉推定器1102bからの消去信号、および結合器1120bからの全消去信号e2 totalに基づいて導出する。
図11および12に示す実施例において、消去信号は各セクタに対して導出されるが、干渉消去は各セクタの個々の信号経路に対して実行される。図11および12の受信信号rからフィンガプロセッサ650への各処理経路は1つのセクタの1つの信号経路に対するものである。しかし、各セクタのすべての信号経路に対する処理経路は同じ(複数の)QLICブロックを共有する。また、干渉消去は他の方法で実行されるかもしれない。
図4、5、および9A乃至9Dに示す実施例において、FHTとIFHTのサイズは送信に用いられる最長のウォルシュ符号により決定される。これはcdma2000における128チップおよびW−CDMAにおける512チップであるかもしれない。パイロットはウォルシュ符号0で、および固定変調または無変調のいずれかを用いて送信されるかもしれない。この場合、パイロットのウォルシュ符号は理論的には継続時間が無限大である。パイロットチャネルは、パイロット推定値の品質を向上するために、より長いウォルシュ符号(例えば、4N)として処理されるかもしれない。
一実施例において、パイロット処理は以下のように実行されるかもしれない。各シンボル期間mにおいて、N個のウォルシュ符号におけるN個の受信シンボルを得るために、N点FHTが、シンボル期間mのN個の入力サンプルに実行される。4つのシンボル期間、例えば現在のシンボル期間mおよび3つの直前のシンボル期間m−1、m−2およびm−3、のパイロットウォルシュ符号において得られた4つの受信シンボルは、パイロットウォルシュ符号のウォルシュサブビンにおける4つのデカバリングされたシンボルを得るために、4点FHTを用いて変換されるかもしれない。1つのウォルシュサブビンはパイロットのためのものであり、他の3つのウォルシュサブビンは雑音である。現在のシンボル期間mのN−1個の非パイロットウォルシュ符号において得られたN−1個の受信シンボル、および4つのパイロットウォルシュサブビンにおいてデカバリングされた4つのシンボル(すなわち全部でN+3個のシンボル)は、次に例えば図4のブロック422、424、426および440により、N+3個のスケーリングされたシンボルを得るために処理される。次に、4つのカバリングされたシンボルを得るために4点IFHTが、4つのパイロットウォルシュサブビンの4つのスケーリングされたシンボルに関して実行される。パイロットのウォルシュサブビンのカバリングされたシンボルは、パイロットウォルシュ符号のスケーリングされたシンボルとして出力される。他の3つのウォルシュサブビンのカバリングされたシンボルは廃棄される。次に、N個のウォルシュ符号のN個のスケーリングされたシンボルは、現在のシンボル期間mに対する干渉消去されたサンプルを得るために、例えば図4のブロック442、444、446により処理される。パイロットウォルシュサブビンのデカバリングされたシンボルは、干渉消去を向上させるかもしれない追加的な平均化によるより高いSNRを有する。
図13に一般的な準線形干渉キャンセラ260gの実施例のブロック図を示す。これは種々の通信システムに適用可能であるかもしれない。初めに、受信サンプルを得る。これらの受信サンプルは時間ドメイン(例えば、CDMAの場合)または周波数ドメイン(例えば、OFDMの場合)にあるかもしれない。受信サンプルは干渉送信機lからの信号を分離するために処理される(ブロック1312)。ブロック1312における処理はcdma2000については逆拡散、W-CDMAについてはデスクランブリングなどのような非線形演算であるかもしれない。次に、送信機lに対する複数の固有値または直交チャネルを得るために固有分解が実行される(ブロック1316)。cdma2000については異なるウォルシュ符号で、W-CDMAについては異なるOVSFを用いて直交チャネルが得られる。したがって、固有分解はcdma2000およびW−CDMAについてFHTで達成されるかもしれない。固有分解はOFDMおよびFDMAシステムについては高速フーリエ変換(FFT)に用いて、および他のシステムについては他の形式の変換を用いて達成されるかもしれない。
干渉消去は、各直交チャンネルに対してLMMSEスケーリングを実行することによって達成されるかもしれない。この場合、送信機lに対する各固有モードの電力が推定される(ブロック1322)。各直交チャンネルの電力推定値の逆元が計算される(ブロック1326)。次に、各直交チャンネルが、その直交チャネルの逆電力推定値でスケーリングされる。その結果、より大きい電力推定値の直交チャンネルがより大きく減衰される(ブロック1340)。次に、直交チャンネルは、固有分解に用いられる変換の逆変換を用いて離散時間に再変換される。(ブロック1342)。送信機lを分離するための処理は取り消される(ブロック1346)。ブロック1346における処理はcdma2000では拡散、W−CDMAではスクランブリングなどのような非線形操作であるかもしれない。
無線機器は以下のような1つ以上のセクタのセットを保持するかもしれない。すなわち(1)無線機器が交信する複数のセクタを含むアクティブセット、(2)アクティブセット内のセクタに近隣する複数セクタを含む近隣セット、(3)無線機器に強く受信され、アクティブセットに含める候補であるセクタを含む候補セット、および/または(4)他のセクタのセット。干渉消去は種々の方法で実行されるかもしれない。一実施例において、干渉消去はアクティブセットにある複数のセクタに対して実行される。無線機器は、これらのセクタを通常強く受信し、これらのセクタに関する干渉消去を効果的に実行するためのタイミングおよびマルチパス情報をさらに有する。別の実施例において、干渉消去は無線機器の処理能力に基づいてできるだけ多くのセクタに対して実行される。セクタは干渉消去のためにそれらの受信信号強度または他の基準に基づいて選択されるかもしれない。
ここに説明した干渉消去技術は種々の利点を提供する。第1に、本干渉消去処理は、一度に、1つのセクタに対して実行されるかもしれず、比較的簡単な形式の干渉消去である。第2に、各セクタの固有モード(これは直交トラヒックチャンネルに対応する)はFHTを実行することによって効率的に得られるかもしれない。第3に、上で説明したいくつかの実施例において、固有モードに対する固有値(LMMSE干渉消去に用いられる電力推定値)は逆行列を求める必要無しに、容易に逆元を取ることができるかもしれない。第4に、干渉消去は、消去されるセクタに関する低レイテンシな干渉推定に基づいて実行される。この低レイテンシ推定はシンボル処理を実行することによって得られる。このことは、データフレームまたはパケットを復号、再符号化、および再変調することによって得られる干渉推定、すなわち実施することが困難または非実用的であるかもしれずまたフレーム処理によるより高いレイテンシを有する干渉推定、とは対照的である。
ここに説明した技術はCDMAシステムの順方向リンクの総システム容量を向上させるかもしれない。順方向リンク容量は干渉で制限される。すなわち、CDMAシステムと交信する無線機器の数が増加するに従い、これらの無線機器に送信される総電力は増加する。これは各無線機器によって観測される干渉を増加させる。結局、干渉は無線機器がこれ以上CDMAシステムに接続できないようなものである。ここに説明した技術は無線機器における干渉の有害な影響を減少させる。これにより、無線機器が同じレベルの性能を達成するためにより少ない送信電力が用いられるかもしれない。これは、他の無線機器への干渉を低減し、より多くの無線機器がシステムに接続できるようにする。
ここに説明した干渉消去技術は種々の手段で実施されるかもしれない。例えば、これらの技術はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはその組合せで実施されるかもしれない。ハードウェアの実施において、干渉消去を実行するために用いられる処理ユニットは1つ以上の特定用途向IC(ASIC)、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、ディジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、制御器、マイクロ制御器、マイクロプロセッサ、電子デバイス、ここに説明した機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはその組合せの中で実施されるかもしれない。
ソフトウェアの実施において、本干渉消去技術は、ここに説明した機能を実行するモジュール(例えば、手順、機能など)で実施されるかもしれない。ソフトウェアコードは、メモリー(例えば、図2のメモリー292)に格納され、プロセッサ(例えば、制御器290)によって実行されるかもしれない。このメモリーは、プロセッサ内またはプロセッサ外部で実施されるかもしれない。
開示された実施例のこれまでの説明は、通常の当業者が本発明を製造しまたは使用することを可能にするように提供されている。これらの実施例への種々の変形は当業者に容易に明らかになるだろう。また、ここに定義した一般的原理は本発明の精神または範囲から逸脱することなく他の実施例に適用されるかもしれない。したがって、本発明は、ここに示した実施例に限定されることを意図されていず、ここに開示された原理および新規な特徴と矛盾しない最も広い範囲に一致することである。
複数基地局を備えたCDMAシステムを示す図。 基地局および無線機器のブロック図。 基地局におけるCDMA変調器を示す図。 単一セクタの干渉キャンセラを示す図。 複数信号経路のための単一セクタの干渉キャンセラを示す図。 並列多セクタの干渉キャンセラを示す図。 縦続接続された2セクタ干渉キャンセラを示す図。 縦続接続された多セクタ干渉キャンセラを示す図。 並列2段階干渉キャンセラを示す図。 準線形干渉消去(QLIC)ブロックの一実施例を示す図。 準線形干渉消去(QLIC)ブロックの一実施例を示す図。 準線形干渉消去(QLIC)ブロックの一実施例を示す図。 準線形干渉消去(QLIC)ブロックの一実施例を示す図。 信号経路結合器を示す図。 信号経路コンボルバを示す図。 信号経路毎の処理を用いた干渉キャンセラを示す図。 信号経路毎の処理を用いた2段階干渉キャンセラを示す図。 一般化した準直線的な干渉キャンセラを示す図。

Claims (58)

  1. 送信機からの信号を分離するためおよび入力サンプルを得るために受信サンプルに処理を実行するように、複数の直交チャネルにおける受信シンボルを得るために第1の変換に基づいて入力サンプルを変換するように、複数の直交チャネルにおけるスケーリングされたシンボルを得るために複数の直交チャネルにおける受信シンボルを複数の利得でスケーリングするように、および送信機からの抑圧された信号をもつ出力サンプルを得るために第1の変換の逆変換である第2の変換に基づいてスケーリングされたシンボルを変換するように動作する少なくとも1つのプロセッサと、
    少なくとも1つのプロセッサのためのデータを格納するように動作するメモリーとを含む装置。
  2. 少なくとも1つのプロセッサが、入力サンプルを得るために送信機の拡散符号に基づいて受信サンプルを逆拡散するように、および干渉消去されたサンプルを得るために拡散符号に基づいて出力サンプルを拡散するように動作する、請求項1に記載の装置。
  3. 受信サンプルが、受信CDMA信号に対するものであり、かつ拡散符号が、基地局に対するものであって、基地局の信号は干渉消去されたサンプル内で抑圧されている、請求項2に記載の装置。
  4. 少なくとも1つのプロセッサが、入力サンプルを高速アダマール変換(FHT)に基づいて変換するように、およびスケーリングされたシンボルを逆高速アダマール変換(IFHT)に基づいて変換するように動作する、請求項1に記載の装置。
  5. 少なくとも1つのプロセッサが、複数の直交チャネルの電力推定値を導出するように、および電力推定値に基づいて複数の利得を導出するように動作する、請求項1に記載の装置。
  6. 少なくとも1つのプロセッサが、複数の直交チャンネルに対する受信シンボルの二乗振幅を計算するように、および直交チャネルの電力推定値を得るために各直交チャネルにおける受信シンボルの二乗振幅をフィルタリングするように動作する、請求項5に記載の装置。
  7. 少なくとも1つのプロセッサが、各直交チャンネルに対する利得を直交チャネルの電力推定値の逆元に基づいて導出するように、および各直交チャネルにおける受信シンボルをその直交チャネルに対する利得に基づいてスケーリングするように動作する、請求項1に記載の装置。
  8. 少なくとも1つのプロセッサが、複数の直交チャンネルにおける受信シンボルに基づいて共分散行列を推定するように、共分散行列に基づいて利得の複数の行列を導出するように、および複数の直交チャンネルのスケーリングされたシンボルを得るために複数の直交チャンネルにおける受信シンボルと利得の複数の行列とを乗算するように動作する、請求項1に記載の装置。
  9. 少なくとも1つのプロセッサが、入力サンプルを変換するに先立ち送信機のタイミングに基づいてリサンプリングを実行するように、およびスケーリングされたシンボルの変換後に送信機のタイミングに基づいて外挿を実行するように動作する、請求項1に記載の装置。
  10. 少なくとも1つのプロセッサが、入力のサンプルを変換するに先立ち送信機に対する複数の信号経路に対して結合を実行するように動作する、請求項1に記載の装置。
  11. 少なくとも1つのプロセッサが、複数の受信サンプルを複数の信号経路に対する複数の遅延で遅延させるように、複数の信号経路に対する遅延サンプルを複数の重みでスケーリングするように、および複数の信号経路に対するスケーリングされたサンプルを結合するように動作する、請求項10に記載の装置。
  12. 少なくとも1つのプロセッサが、スケーリングされたシンボルの変換後に複数の信号経路に対する処理を実行するように動作する、請求項10に記載の装置。
  13. 少なくとも1つのプロセッサが、複数の拡散されたサンプルを得るために出力サンプルを拡散符号で拡散するように、拡散されたサンプルを複数の信号経路に対する複数の遅延で遅延させるように、複数の信号経路に対する遅延されたサンプルを複数の信号経路に対するチャネル利得推定値でスケーリングするように、および複数の信号経路に対するスケーリングされたサンプルを結合するように動作する、請求項12に記載の装置。
  14. 少なくとも1つのプロセッサが、消去信号を受信サンプルおよび干渉消去したサンプルに基づいて導出するように動作する請求項2に記載の装置。
  15. 少なくとも1つのプロセッサが、スケーリング係数を複数の直交チャネルの電力推定値に基づいて導出するように、およびスケーリング係数に基づいてスケーリングを実行するように動作する請求項14に記載の装置。
  16. 少なくとも1つのプロセッサが、複数の直交チャネルの電力推定値を導出するように、スケーリング係数を電力推定値の逆元の和に基づいて導出するように、およびスケーリング係数に基づいてスケーリングを実行するように動作する、請求項14に記載の装置。
  17. 送信機からの信号を分離するためおよび入力サンプルを得るために受信サンプルを処理することと、
    複数の直交チャネルについて受信シンボルを得るために第1の変換に基づいて入力サンプルを変換することと、
    複数の直交チャネルについてスケーリングされたシンボルを得るために複数の直交チャネルについて受信シンボルを複数の利得でスケーリングすることと、
    送信機からの抑圧された信号をもつ出力サンプルを得るために第1の変換の逆変換である第2の変換に基づいてスケーリングされたシンボルを変換することとを含む方法。
  18. 入力サンプルを得るために送信機の拡散符号に基づいて受信サンプルを逆拡散することと、
    干渉消去されたサンプルを得るために拡散符号に基づいて出力サンプルを拡散すること、とをさらに含む請求項17に記載の方法。
  19. 複数の直交チャネルの電力推定値を導出することと、
    電力推定値に基づいて複数の利得を導出すること、とをさらに含む請求項17に記載の方法。
  20. 入力サンプルを変換するに先立ち送信機のタイミングに基づいてリサンプリングを実行することと、
    スケーリングされたシンボルの変換後に送信機のタイミングに基づいて外挿を実行すること、とをさらに含む請求項17に記載の方法。
  21. 送信機からの信号を分離するためおよび入力サンプルを得るために受信サンプルを処理するための手段と、
    複数の直交チャネルについて受信シンボルを得るために第1の変換に基づいて入力サンプルを変換するための手段と、
    複数の直交チャネルについてスケーリングされたシンボルを得るために、複数の直交チャネルについて受信シンボルを複数の利得でスケーリングするための手段と、
    送信機からの抑圧された信号をもつ出力サンプルを得るために、第1の変換の逆変換である第2の変換に基づいてスケーリングされたシンボルを変換するための手段とを含む装置。
  22. 受信サンプルを処理するための手段が、
    入力サンプルを得るために送信機の拡散符号に基づいて受信サンプルを逆拡散するための手段を含み、装置が、
    干渉消去されたサンプルを得るために拡散符号に基づいて出力サンプルを拡散するための手段をさらに含む、請求項21に記載の装置。
  23. 複数の直交チャネルの電力推定値を導出するために手段と、
    電力推定値に基づいて複数の利得を導出するための手段、とをさらに含む請求項21に記載の装置。
  24. 入力サンプルを変換するに先立ち送信機のタイミングに基づいてリサンプリングを実行するための手段と、
    スケーリングされたシンボルの変換後に送信機のタイミングに基づいて外挿を実行するための手段、とをさらに含む請求項21に記載の装置。
  25. 各干渉送信機からの信号をその干渉送信機に対する拡散符号で分離することにより少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの消去信号を導出するように、および所望の送信機に対する信号推定値を受信信号および少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの消去信号に基づいて導出するように動作する少なくとも1つのプロセッサであって、各消去信号はそれぞれの干渉送信機の信号成分を含み、所望の送信機に対する信号推定値は所望の送信機によって送信された1つの信号の1つの推定値であるプロセッサと、
    少なくとも1つのプロセッサのためのデータを格納するように動作するメモリーとを含む装置。
  26. 干渉送信機に対する消去信号を導出するために、少なくとも1つのプロセッサが、干渉送信機からの信号を分離するために干渉送信機に対する拡散符号で逆拡散を実行するように動作する、請求項25に記載の装置。
  27. 干渉送信機に対する消去信号を導出するために、少なくとも1つのプロセッサが、複合信号を得るために干渉送信機に対する複数の信号経路を処理するように、および複合信号に基づいて干渉送信機に対する消去信号を導出するように動作する請求項25に記載の装置。
  28. 少なくとも1つのプロセッサが、各干渉送信機に対する消去信号を干渉送信機に対する出力消去信号を得るために少なくとも1つのチャネルタップで畳み込むように、および所望の送信機に対する信号推定値を受信信号および少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの消去信号に基づいて導出するように動作する、請求項25に記載の装置。
  29. 干渉送信機に対する消去信号を導出するために、少なくとも1つのプロセッサが、入力サンプルを得るために受信サンプルを干渉送信機に対する拡散符号に基づいて逆拡散するように、干渉送信機の複数の直交チャネルについて受信シンボルを得るために入力サンプルを第1の変換に基づいて変換するように、複数の直交チャネルにおけるスケーリングされたシンボルを得るために複数の直交チャネルについて受信シンボルを複数の利得でスケーリングするように、出力サンプルを得るためにスケーリングされたシンボルを第2の変換に基づいて変換するように、干渉消去されたサンプルを得るために出力サンプルを拡散符号に基づいて拡散するように、および干渉送信機に対する消去信号を得るために干渉消去されたサンプルを受信サンプルから減算するように動作するプロセッサであって、第2の変換は第1の変換の逆変換である、請求項25に記載の装置。
  30. 各干渉送信機に関して、少なくとも1つのプロセッサが、干渉送信機に対する複数の直交チャネルの電力推定値を得るように、電力推定値に基づいてスケーリング係数を導出するように、および消去信号をスケーリング係数により導出するように動作する請求項25に記載の装置。
  31. 各干渉送信機に関して、少なくとも1つのプロセッサが、干渉送信機に対する複数の直交チャネルの電力推定値を得るように、複数の直交チャネルの各々に対する利得を直交チャネルの電力推定値の逆元に基づいて導出するように、各直交チャネルにおける受信シンボルを直交チャネルに対する利得でスケーリングするように、および消去信号を複数の直交チャネルにおけるスケーリングされた受信シンボルで導出するように動作する、請求項25に記載の装置。
  32. 各干渉送信機に関して、少なくとも1つのプロセッサが、干渉送信機に対する複数の直交チャネルの電力推定値を得るように、スケーリング係数を複数の直交チャネルの電力推定値の逆元の和に基づいて導出するように、複数の直交チャネルの各々に対する利得をスケーリング係数と直交チャネルの電力推定値の逆元とに基づいて導出するように、各直交チャネルにおける受信シンボルを直交チャネルに対する利得でスケーリングするように、および消去信号を複数の直交チャネルにおけるスケーリングされた受信シンボルで導出するように動作する、請求項25に記載の装置。
  33. 少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの中間信号を受信信号と少なくとも1つの消去信号とに基づいて導出するように、少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの改良された消去信号を少なくとも1つの中間信号に基づいて導出するように、所望の送信機に対する信号推定値を受信信号と少なくとも1つの改良された消去信号とに基づいて導出するように動作するプロセッサを含み、各干渉送信機に対する中間信号は他の送信機に対する消去信号を除去させており、各改良された消去信号はそれぞれの干渉送信機に対する信号成分を含む、請求項25に記載の装置。
  34. 干渉送信機に対する拡散符号で各干渉送信機からの信号を分離することによって、少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの消去信号を導出し、各消去信号がそれぞれの干渉送信機に対する信号成分を含み、
    受信信号と少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの消去信号とに基づいて所望の送信機に対する信号推定値を導出し、信号推定値が所望の送信機によって送信された信号の推定値であることを含む方法。
  35. 少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの消去信号を導出することが、各干渉送信機に関して、
    干渉送信機からの信号を分離するために干渉送信機に対する拡散符号で逆拡散を実行することを含む請求項34に記載の方法。
  36. 少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの消去信号を導出することが、各干渉送信機に関して、
    複合信号を得るために干渉送信機に対する複数の信号経路を処理することと、
    干渉送信機に対する消去信号を複合信号に基づいて導出することとを含む請求項34に記載の方法。
  37. 少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの消去信号を導出することが、各干渉送信機に関して、
    干渉送信機に対する複数の直交チャネルの電力推定値を求めることと、
    電力推定値に基づいてスケーリング係数を導出することと、
    消去信号をスケーリング係数を用いて導出することとを含む請求項34に記載の方法。
  38. 少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの消去信号を、干渉送信機に対する拡散符号で各干渉送信機からの信号を分離することによって導出するための手段であって、各消去信号はそれぞれの干渉送信機に対する信号成分を含む手段と、
    所望の送信機に対する信号推定値を、受信信号と少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの消去信号とに基づいて導出するための手段であって、信号推定値は所望の送信機によって送信された信号の推定値である手段とを含む装置。
  39. 少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの消去信号を導出するための手段が、各干渉送信機に関して、
    干渉送信機からの信号を分離するために干渉送信機に対する拡散符号で逆拡散を実行するための手段、を含む請求項38に記載の装置。
  40. 少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの消去信号を導出するための手段が、各干渉送信機に関して、
    複合信号を得るために干渉送信機に対する複数の信号経路を処理するための手段と、
    干渉送信機に対する消去信号を複合信号に基づいて導出することとを含む請求項38に記載の装置。
  41. 少なくとも1つの干渉送信機に対する少なくとも1つの消去信号を導出するための手段が、各干渉送信機に関して、
    干渉送信機に対する複数の直交チャネルの電力推定値を求めるための手段と、
    電力推定値に基づいてスケーリング係数を導出するための手段と、
    消去信号をスケーリング係数を用いて導出することとを含む請求項38に記載の装置。
  42. 第1の送信機に対する第1の消去信号を第1の送信機に対する拡散符号で第1の送信機からの信号を分離することによって導出するように、中間信号を得るために第1の消去信号を受信信号から減算するように、第2の送信機に対する第2の消去信号を中間信号に基づいて導出するように、および所望の送信機に対する信号推定値を受信信号、中間信号、第1の消去信号、第2の消去信号、またはその組合せに基づいて導出するように動作する少なくとも1つのプロセッサであって、第1の消去信号は第1の送信機に対する信号成分を含み、第2の消去信号は第2の送信機に対する信号成分を含むプロセッサと、
    少なくとも1つのプロセッサのためのデータを格納するように動作するメモリーとを含む装置。
  43. 第1の送信機が所望の送信機であり、少なくとも1つのプロセッサが、所望の送信機に対する信号推定値を得るために受信信号から第2の消去信号を減算するように動作する、請求項42に記載の装置。
  44. 少なくとも1つのプロセッサが、所望の送信機に対する信号推定値を得るために第2の消去信号を中間信号から減算するように動作する請求項42に記載の装置。
  45. 少なくとも1つのプロセッサが、第2の中間信号を得るために第2の消去信号を中間信号から減算するように、第3の送信機に対する第3の消去信号を第2の中間信号に基づいて導出するように、および所望の送信機の信号推定値を受信信号、中間信号、第2の中間信号、第1の消去信号、第2の消去信号、第3の消去信号、またはその組合せに基づいて導出するように動作するプロセッサであって、第3の消去信号は第3の送信機の信号成分を含む、請求項42に記載の装置。
  46. 第1の送信機に対する第1の消去信号を導出するために、少なくとも1つのプロセッサが、入力サンプルを得るために受信サンプルを第1の送信機に対する拡散符号に基づいて逆拡散するように、第1の送信機の複数の直交チャネルにおける受信シンボルを得るために入力サンプルを第1の変換に基づいて変換するように、複数の直交チャネルにおけるスケーリングされたシンボルを得るために複数の直交チャネルにおける受信シンボルを複数の利得でスケーリングするように、出力サンプルを得るためにスケーリングされたシンボルを第2の変換に基づいて変換するように、干渉消去されたサンプルを得るために出力サンプルを拡散符号に基づいて拡散するように、および第1の消去信号を得るために干渉消去されたサンプルを受信サンプルから減算するように動作するプロセッサであって、第2の変換は第1の変換の逆変換である、請求項42に記載の装置。
  47. 第1の送信機に対する拡散符号で第1の送信機からの信号を分離することにより、第1の送信機に対する第1の消去信号を導出し、第1の消去信号は第1の送信機に対する信号成分を含むことと、
    中間信号を得るために第1の消去信号を受信信号から減算することと、
    中間信号に基づいて第2の送信機に対する第2の消去信号を導出し、第2の消去信号は第2の送信機に対する信号成分を含むことと、
    所望の送信機に対する信号推定値を受信信号、中間信号、第1の消去信号、第2の消去信号、またはその組合せに基づいて導出することとを含む方法。
  48. 所望の送信機に対する信号推定値を導出することが、
    所望の送信機に対する信号推定値を得るために第2の消去信号を受信信号から減算することを含む請求項47に記載の方法。
  49. 所望の送信機に対する信号推定値を導出することが、
    所望の送信機に対する信号推定値を得るために第2の消去信号を中間信号から減算することを含む請求項47に記載の方法。
  50. 第1の送信機に対する第1の消去信号を第1の送信機に対する拡散符号で第1の送信機からの信号を分離することにより導出するための手段であって、第1の消去信号は第1の送信機に対する信号成分を含む手段と、
    中間信号を得るために第1の消去信号を受信信号から減算するための手段と、
    第2の送信機に対する第2の消去信号を中間信号に基づいて導出するための手段であって、第2の消去信号は第2の送信機に対する信号成分を含む手段と、
    所望の送信機に対する信号推定値を受信信号、中間信号、第1の消去信号、第2の消去信号、またはその組合せに基づいて導出するための手段とを含む装置。
  51. 所望の送信機に対する信号推定値を導出するための手段が、
    所望の送信機に対する信号推定値を得るために第2の消去信号を受信信号から減算するための手段を含む請求項50に記載の装置。
  52. 所望の送信機に対する信号推定値を導出するための手段が、
    所望の送信機に対する信号推定値を得るために第2の消去信号を中間信号から減算するための手段を含む請求項50に記載の装置。
  53. 第1の送信機に対する第1の複合信号を導出するために第1の送信機の少なくとも2つの信号経路に対する受信信号を処理するように、第1の送信機に対する第1の消去信号を第1の送信機に対する第1の拡散符号で第1の送信機からの信号を分離することによって導出するように、第1の送信機の少なくとも2つの信号経路に対する少なくとも2つの消去信号の第1のセットを導出するために第1の送信機の少なくとも2つの信号経路に対する第1の消去信号を処理するように、および第1の送信機の少なくとも2つの信号経路に対する少なくとも2つの信号推定値の第1のセットを少なくとも2つの消去信号の第1のセットと受信信号とに基づいて導出するように動作する少なくとも1つのプロセッサであって、第1の消去信号は第1の送信機の信号成分を含むプロセッサと、
    少なくとも1つのプロセッサのためのデータを格納するように動作するメモリーとを含む装置。
  54. 少なくとも1つのプロセッサが、第2の送信機に対する第2の複合信号を導出するために第2の送信機の少なくとも2つの信号経路に対する受信信号を処理するように、第2の送信機に対する第2の消去信号を第2の送信機に対する第2の拡散符号で第2の送信機からの信号を分離することによって導出するように、第2の送信機の少なくとも2つの信号経路に対する少なくとも2つの消去信号の第2のセットを導出するために第2の送信機の少なくとも2つの信号経路に対する第2の消去信号を処理するように、および第2の送信機の少なくとも2つの信号経路に対する少なくとも2つの信号推定値の第2のセットを少なくとも2つの消去信号の第2のセットと受信信号とに基づいて導出するように動作する少なくとも1つのプロセッサであって、第2の消去信号は第2の送信機の信号成分を含む、請求項50に記載の装置。
  55. 少なくとも1つのプロセッサが、第1の送信機に対する第2の複合信号を導出するために第1の送信機の少なくとも2つの信号経路に対する信号推定値の第1のセットを処理するように、第1の送信機に対する第2の消去信号を第1の送信機に対する第1の拡散符号で第1の送信機からの信号を分離することによって導出するように、第1の送信機の少なくとも2つの信号経路に対する少なくとも2つの消去信号の第2のセットを導出するために第1の送信機の少なくとも2つの信号経路に対する第2の消去信号を処理するように、および第1の送信機の少なくとも2つの信号経路に対する少なくとも2つの信号推定値の第2のセットを少なくとも2つの消去信号の第2のセットと受信信号とに基づいて導出するように動作する少なくとも1つのプロセッサであって、第2の消去信号は第1の送信機の信号成分を含む、請求項50に記載の装置。
  56. 送信機からの信号を分離し入力サンプルを得るために受信信号を処理するように、送信機の複数の固有モードに対する受信シンボルを得るために入力サンプルに固有分解を実行するように、複数の固有モードに対するスケーリングされたシンボルを得るために複数の固有モードに対する受信シンボルを複数の利得でスケーリングするように、および送信機からの抑圧された信号をもつ出力サンプルを得るためにスケーリングシンボルを再変換するように動作する少なくとも1つのプロセッサと、
    少なくとも1つのプロセッサのためのデータを格納するように動作するメモリーとを含む装置。
  57. 少なくとも1つのプロセッサが、送信機からの信号を分離するために受信サンプルを送信機に対する拡散符号で逆拡散するように動作する請求項56に記載の装置。
  58. 少なくとも1つのプロセッサが、高速アダマール変換で固有分解を実行するように、およびスケーリングされたシンボルを逆高速アダマール変換で変換するように動作する請求項56に記載の装置。
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