JP2001148374A - ウェーハの直流バイアス電圧を原位置において測定するための容量性プローブ - Google Patents

ウェーハの直流バイアス電圧を原位置において測定するための容量性プローブ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理チャンバ内に配置されているウェーハ上
の電圧を推定する装置を提供する。 【解決手段】 プラズマ処理チャンバ100内で処理中
の基体上の直流バイアス電圧を監視するシステムは、チ
ャンバの壁内に配置され、プラズマに曝されるように位
置決めされている誘電体材料と、誘電体材料内に埋込ま
れている導電性部材114と、導電性部材に接続され、
部材の電圧レベルを測定するように構成されている電圧
測定デバイスと116を備えている。導電性部材から測
定される電圧は、チャンバ、埋込まれた導電性部材、及
び電圧測定デバイス内に存在する種々容量の比を比例常
数として基体上のバイアス電圧に比例している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、半導
体ウェーハ処理設備の診断用計測に関し、より詳しく述
べれば、半導体ウェーハ処理システム内で処理中の半導
体ウェーハ上に累積した直流バイアス電圧を原位置にお
いて測定するための容量性プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハ処理システムを監視する
場合、ウェーハ上の直流バイアス電圧を正確に測定する
ことが重要である。この値を測定する1つの方法は、直
流バイアス“プラグ”を用いることである。例えば、カ
リフォルニア州サンタクララのApplied Materials製のP
5000金属エッチチャンバでは、黒鉛、または中実の炭化
シリコンシャフトからなる直流ピックアップ、または
“プラグ”を、プラズマに直接接触させて配置する。プ
ラズマにまたがる電圧降下がほぼ0であるものとすれ
ば、ウェーハ上の直流バイアスを推定することができ
る。不幸にも、これらの型の“プラグ”は劣化して行
き、チャンバの保守費用を増加させる消耗材料になって
いる。更に“プラグ”が消耗して行くにつれて、汚染物
が処理環境内へ解放される。従って、“プラグ”を、プ
ラズマと直接接触せずに直流バイアス電圧を測定するよ
うなデバイスに置換することが好ましい。
【0003】1つの重要な測定技術は、ウェーハがペデ
スタルと同一電位にあるものと仮定して、ペデスタルに
おけるRF電圧の振幅(例えば、ピーク・ピーク電圧)
を測定することである。この値の測定は、ウェーハ上の
直流バイアスを推定するために修正される。しかしなが
ら、この解決方法は、ペデスタルアセンブリの直近のR
F雑音が高レベルであり、電気測定回路内に侵入するた
めに不正確であることが解っている。更に、この技術
は、プローブ及びその関連回路をペデスタルに結合する
のを容易にするために、チャンバを実質的に変更する必
要がある。
【0004】従って、プラズマと接触する電圧プローブ
のRF雑音及び/または物理的劣化の制約及び誤りの多
い効果を受けることなく、処理中のウェーハの直流バイ
アス電圧を推定することができるデバイスに対する要望
が存在している。
【0005】
【発明の概要】従来の技術に伴う上述した欠陥は、処理
チャンバ内に配置されたウェーハ上の電圧を測定するた
めの本発明のプローブによって解消される。本発明のプ
ローブは、誘電体材料内に埋込まれた導電性部材からな
っている。誘電体材料は、処理チャンバの壁と接触し、
チャンバの内部に曝される。誘電体材料は、石英、アル
ミナ等であることができる。プローブは、好ましくは銅
のような金属である導電性材料製の電極を有している。
プローブは測定計器に結合するための導体を有してお
り、測定計器は導電性部材によって検出された電圧レベ
ルを測定するための電圧計であることができる。
【0006】1実施の形態においては、本発明のプロー
ブは、チャンバの外壁内に埋込まれた(例えば、チャン
バ壁内の石英窓内に取付けられた)導電性部材、即ち電
極を使用する。この位置において電極はプラズマのRF
電圧振動を受け、これらの電圧振動を測定機器へ結合す
る。若干の回路解析仮定を行うことによって、測定機器
に結合される値が、ウェーハ上の推定直流バイアス電圧
を表す。このようなプローブ形態は、雑音レベルが低い
ので良好な信号精度が得られ、粒子が生成されず、そし
て現在使用中のシステムに容易に適合させ得るという利
点をもたらす。
【0007】本発明は、以下の添付図面に基づく説明か
ら容易に理解できよう。理解を容易にするために、全図
に共通の同一要素に対しては同一の参照番号を付してあ
る。
【0008】
【実施の形態】図1は、本発明のプローブ102が取付
られているプラズマ反応チャンバ100の簡易断面図で
ある。ウェーハ処理におけるプラズマ反応チャンバ及び
その動作に関しては、1995年10月24日付米国特許第5,46
0,689号の図面及びその詳細な説明を参照されたい。こ
の説明には、カリフォルニア州サンタクララのAppliedM
aterials製の、バイアスされた高密度プラズマ反応チャ
ンバが参照されている。
【0009】詳述すれば、プラズマ反応チャンバ100
は、チャンバ壁104、天井108、及び底110によ
って限定される密封内部容積122を有している。チャ
ンバ底110には、ペデスタル111及びウェーハ支持
体112(即ち、静電チャック)が配置されている。ウ
ェーハ支持体112自体は、処理されるウェーハ113
を支持する。プラズマ120を点弧し、ウェーハ113
を電気的にバイアスして処理状態を最適化するために、
1つまたはそれ以上の電源がチャンバ100に接続され
ている。例えば、第1の電源126は、チャンバ天井1
08の上に配置されているコイル128に接続されてい
る。コイル128はチャンバ100内に容量的に結合さ
れていてプラズマ120を点弧させ、このプラズマ12
0は誘導性の場によって維持される。第2の電源124
はウェーハ支持体112に接続されていて、ウェーハ1
13をバイアスする。
【0010】更に、壁104の1つは窓106を備えて
いる。窓106は、セラミック、プラスチック、その他
のような適当な誘電体材料からなることができる。石
英、アルミナ、及びウルテム(UltemTM:ポリエーテル
イミド)が、良好な窓材料の例である。好ましくは、窓
106は、約0.635cm厚の石英のシートである。窓1
06は、以下に詳細を説明するように、プローブ102
を埋込み易くするために多重層からなることができる。
プローブ102を窓106内に埋込んで、プローブ10
2を内部容積122から隔離する他の方法も考えられ
る。プローブ102は、窓106内に埋込まれている導
電性材料製の電極114を有している。プローブ102
は電圧測定計器116に接続され、計器116は交流
(ピーク・ピーク)電圧、または直流(バイアスレベ
ル)電圧を測定することができる。
【0011】典型的なプラズマエッチング反応チャンバ
100においては、ウェーハ113はウェーハ支持体1
12によって支持される。ウェーハ113は、静電クラ
ンピングによって、または代替として重力によって、ま
たは機械的にウェーハ支持体112上に保持される。エ
ッチング処理を支援するために、チャンバ100の内部
容積122内にプラズマ120が生成される。適切な条
件が満たされると、即ちプラズマが点弧されて維持さ
れ、温度及び圧力レベルが確立されると、ウェーハ処理
が開始される。上述したように、直流ウェーハバイアス
を監視し、調整することによって、良好な最終製品、即
ち高い歩留まり面積を有し、殆ど欠陥のないウェーハが
保証される。本発明のプローブ102は、プラズマ12
0と物理的に接触することなく、従って、劣化、交換の
必要性、及び普通の“プラグ”に伴う微粒子の生成を最
小にしながら、ウェーハ113上の直流バイアス電圧レ
ベルに比例する電圧レベルを測定する。
【0012】詳しく述べれば、電極114は、窓106
を通して受けた電流を、電圧測定計器116へ伝送する
ことができる。これらの電流は、プラズマ120の電圧
レベルの変動によって誘起されたものである。これらの
変動は、ウェーハ支持体112に結合されるRF電力の
振動の結果である(プラズマ電位に対応する振動が誘起
される)。従って、電圧測定計器116の読みは、ウェ
ーハ113上のピーク・ピーク電圧に比例する。このピ
ーク・ピーク電圧は、ウェーハ113上の直流バイアス
電圧に相関している。
【0013】より詳しく述べれば、図2Aは、プローブ
102の断面図である。プローブ102は、ある長さの
同軸ケーブル202が接続されている電極114からな
っている。同軸ケーブル202の中心導体206は、半
田200を使用して電極114に半田付けされている。
代替として、半田200を、クリンピング等のような他
の普通の電気的取付け方法に容易に置換することができ
る。同軸ケーブル202の外側シールド210は、電圧
測定計器116を介して接地される。プローブ102
は、壁104及び内部容積122(即ち、図1のプラズ
マ120)の両者から電極114が隔離されるように、
窓106内に物理的に埋込まれている。
【0014】好ましくは、電極114は、第2の石英層
254と、それに融合された第1の石英層256との間
に挟まれている0.25インチ直径の導電性の箔(即ち、金
属)である。第1の層256には、オプションとして、
電極114を収容しても、第1の層256の面と第2の
層254の面とが合うようにする凹み258を設けるこ
とができる。代替として、第1の層256の凹み258
内に電極114をスパッタしてもよい。電極114のサ
イズは、例として0.25インチ直径の導電性の箔(好まし
くは、銅)であると説明したが、電極114のサイズ
は、プローブ102及び壁104のインピーダンス、窓
の材料、及び電極114と内部容積122との間の距離
に依存する。
【0015】図2Bに示す本発明の代替実施の形態で
は、プローブ102は壁104内の穴250の中に取付
けられている。穴250は内部容積122に開いてお
り、電極114をカプセル封じしているセラミックのよ
うな誘電体材料252で実質的に充填されている。しか
しながら、電極114をカプセル封じするために他の型
の材料を使用することもでき、石英、アルミナ、ウルテ
ム(ポリエーテルイミド)等からなるグループから選択
することができる。誘電体材料252の一部分260
は、電極114を内部容積122から分離する。穴25
0の深さは、電極114のカプセル封じを容易にするの
に十分な大きさだけあればよい。
【0016】プローブ102の別の実施の形態を図2C
に示す。プローブ102は、誘電体材料252内にカプ
セル封じされた電極114を有している。誘電体材料2
52は、壁104上に配置されており、内部容積122
に曝されている。
【0017】図3の回路図は、チャンバ雰囲気内の要素
と、プローブ102との物理的相互作用を近似した分圧
回路300を示している。RF源126及びマッチング
回路304は、チャンバ内で遂行されるエッチング処理
を実行するために必要な電圧波形、及びインピーダンス
を確立する。第1のプラズマシース118を横切ってウ
ェーハ113とプラズマ120との間に存在する容量
は、キャパシタCwafer306で表されている。第2の
プラズマシース121を横切ってプラズマ120とチャ
ンバ壁104との間に存在する第2の容量は、キャパシ
タCwall316で表されている。第3のプラズマシース
119を横切ってプラズマ120と石英窓106との間
に存在する第3の容量は、キャパシタCwindow308で
表されている(この第3のキャパシタCwindow308
は、図2Bに示す代替実施の形態のプローブ102を使
用する場合には、プラズマ120と誘電体254の部分
との間に存在する)。第4の容量は、シース119に接
触している内面から電極114まで、石英窓106を横
切って存在する。この容量はCprobe310で表されて
いる。最後の容量Cinstrumentation312は、電圧測
定計器116内の容量を表している。
【0018】このように配列された図3の回路は線形で
あり、Cwafer306によって表されているプラズマシ
ース118にまたがるRF電圧Vwaferの読みを近似す
るために解析することができる。回路解析は、RF源1
26によってチャンバ100内に注入されるRF電流
が、主として容量Cwafer306及びCwall316を通
って流れるもとの仮定することから始まる。プローブを
含む電流枝路(Cprobeによって表されている)には電
流は殆ど流れず、ノード315におけるプラズマ電位V
plasmaをセンスするだけのために存在する。プローブを
通って流れる電流の大きさは、Cprobeによって制御さ
れる。即ち、Cprobe310がCwall316よりも遙か
に小さい場合には、回路のプローブ枝路を通って流れる
電流は、Cwall316を通って流れる合計電流に比して
無視することができる。従って電極114のサイズは、
電極114のインピーダンスが壁104のインピーダン
スよりも大きくなるように選択しなければならない。殆
ど全ての電流がCwafer306及びCwall316との直
列回路を流れるから、Cwafer306にまたがる電圧Vw
aferと、Cwall316にまたがる電圧(プラズマ電位V
plasmaと定義される)とは、以下のように関係になる。 Vwafer=(Cwall/Cwafer)×Vplasma 従って、もし比例常数を導出することができれば、シー
スにまたがる電圧は、プラズマ電位を監視することによ
ってウェーハにおいて監視することができる。
【0019】Vplasmaは、キャパシタCwindow308、
Cprobe310、及びCinstrumentation312からなる
センス回路を用いて測定される。ノード314における
出力電圧Voは、Vplasmaと次式のような関係がある。 Vo=〔(1/Cinstrumentation)/{(1/Cinstru
mentation)+(1/Cwindow)+(1/Cprobe)}〕
×Vplasma 設計によって、Cinstrumentation312及びCprobe3
10は、 (1/Cwindow) ≪(1/Cinstrumentation)+(1
/Cprobe) であるように小さく選択される。Aをキャパシタ電極の
面積、κを窓材料(例えば、石英)の誘電定数、そして
dを電極間の間隔として、どの容量もC∝κ*A/dと
して計算されるので、前記関係は、単に電極と内部容積
との間の窓の厚みを、窓におけるプラズマシースの厚み
より遙かに大きく選択する、即ち (dquartz/κquartz) ≫dwindowsheath とすることによって達成することができる。上式を使用
すれば、VoとVplasmaとの間の関係を次のように簡易
化することができる。 Vo=〔1/{1+(Cinstrumentation/Cprob
e)}〕×Vplasma VoとVplasmaとの比は、容易に制御できる既知の量だ
けに依存している。Vwafer、Vplasma、及びVoに関係
する前記2つの式を組合せると、出力電圧VoとVwafer
との間の最終的な関係が得られる。 Vwafer=(Cwall/Cwafer)×{1+(Cinstrument
ation/Cprobe)}×Vo
【0020】実際には、実験に基づく較正を遂行してV
oとVwaferとの間の比例常数を見出す。回路解析中にな
された仮定から、線形応答を期待することができる。即
ち、プローブにおけるピーク・ピーク電圧はウェーハに
おけるピーク・ピーク電圧に比例する。ピーク・ピーク
ウェーハ電圧とウェーハ直流バイアスとの間の関係は既
知であるから、プローブにおけるピーク・ピーク電圧を
ウェーハにおける直流バイアス電圧に関係付けることが
できる。一般に、ピーク・ピーク電圧と直流バイアスと
の間には、bを定数として、aVpeak-to-peak+bの形
状のオフセットが存在することが知られている。異なる
源電圧レベル(RF源126の電圧Vs)を使用して収
集された経験的なデータから、Voをウェーハ電圧に関
係付ける定数が得られる。
【0021】例えば、図5は、プローブにおいて測定さ
れたピーク・ピーク電圧値(丸形)、ウェーハにおいて
測定されたピーク・ピーク電圧値(菱形)、及びウェー
ハにおける直流電圧(方形)をRF源電力に対して示す
グラフである。図6は、同じ電圧値を直流バイアス電力
に対して示すグラフであり、図7は、同じ電圧値をチャ
ンバ圧力に対して示すグラフである。これらの電圧値
は、グラフを比較し易いように基準化されている。何れ
の場合も、電圧は、電力レベルまたはチャンバ圧力が増
加するのに伴ってほぼ線形通路を辿っている。これによ
り、前記仮定が試験データによって支持されたことにな
り、分圧回路解析はウェーハ直流バイアスレベルを推定
する正確な方法であると言える。
【0022】本発明によって実現される最大の長所は、
チャンバに埋込まれたプローブ102を使用して、要求
されるデータを測定するその能力である。プローブ10
2がチャンバに埋込まれているために、高い電圧源への
近接に起因する近傍の伝送ラインまたはRF雑音によっ
て信号が劣化させられる機会は存在しなくなる。更に本
発明のプローブによって検出されるどのような雑音も、
電極114のサイズを変更することによって排除するこ
とができる。電圧測定計器116から見た信号レベル
は、電極114のサイズに比例する。従って、もし実質
的な背景雑音が検出されれば、電極サイズを増加させて
信号対雑音比を改善することができる。このようにする
と、電極114において受信される電圧変動の量は、雑
音の量(所与の周波数に対しては一定であると仮定され
る)に対して増加する。
【0023】以上に、本発明を組み入れたいろいろな実
施の形態を説明したが、当分野に精通していれば、本発
明を組み入れた他のさまざまな実施の形態を容易に考案
することができよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプローブを組み入れたウェーハ処理チ
ャンバの簡易断面図である。
【図2A】本発明のプローブ及び図1の処理チャンバの
一部分の断面図である。
【図2B】図2Aの本発明のプローブの代替実施の形態
の断面図である。
【図2C】図2Aの本発明のプローブの別の代替実施の
形態の断面図である。
【図3】本発明のプローブが形成する分圧回路の回路図
である。
【図4】ウェーハ電圧及びプラズマ電圧の振動、及びウ
ェーハ上の直流バイアスレベルのグラフである。
【図5】基準化された電圧値対源電力のグラフである。
【図6】基準化された電圧値対バイアス電力のグラフで
ある。
【図7】基準化された電圧値対圧力のグラフである。
【符号の説明】
100 プラズマ反応チャンバ 102 プローブ 104 チャンバ壁 106 窓 108 天井 110 底 111 ペデスタル 112 ウェーハ支持体 113 ウェーハ 114 電極 116 電圧測定計器 118 第1のプラズマシース 119 第3のプラズマシース 120 プラズマ 121 第2のプラズマシース 122 内部容積 124 第2の電源 126 第1の電源 128 コイル 200 半田 202 同軸ケーブル 206 中心導体 210 外部シールド 250 穴 252 誘電体材料 254、256 石英層 258 凹み 260 誘電体材料の一部分 300 分圧回路 304 マッチング街路 306 Cwafer 308 Cwindow 310 Cprobe 312 Cinstrumentation 314 出力電圧ノード 315 Vplasmaノード 316 Cwall
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アーサー サトウ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95129 サン ホセ イースタス ドライ ヴ 4733 (72)発明者 ヴァレンティン トドロフ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94538 フリーモント ウォルコット コ モン 3300−202

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理チャンバ内に配置されているウェー
    ハ上の電圧を測定する装置であって、前記処理チャンバ
    は少なくとも1つの壁を有しており、前記装置は、 前記壁内に配置されている導電性部材と、 前記導電性部材に結合されている測定機器と、を備えて
    いることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記チャンバ壁は、前記導電性部材が配
    置されている窓を含んでいることを特徴とする請求項1
    に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記窓は、誘電体材料で作られているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記窓は、石英であることを特徴とする
    請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記窓は、アルミナであることを特徴と
    する請求項3に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記導電性部材は、電極であることを特
    徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記電極は、銅であることを特徴とする
    請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記測定機器は、電圧計であることを特
    徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記チャンバ壁は、 前記処理チャンバの内部容積に開いている穴と、 前記穴内に配置され、前記導電性部材が内部に配置され
    ている誘電体材料と、を更に備えていることを特徴とす
    る請求項1に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記誘電体材料は、石英、アルミナ、
    及びポリエーテルイミドからなるグループから選択され
    ることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記窓は、アルミナであることを特徴
    とする請求項9に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記導電性部材は、電極であることを
    特徴とする請求項9に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記電極は、銅であることを特徴とす
    る請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記測定機器は、電圧計であることを
    特徴とする請求項9に記載の装置。
  15. 【請求項15】 プラズマ処理チャンバ内で処理中の基
    板上の直流バイアス電圧を監視するシステムであって、 前記チャンバの壁内に配置され、前記プラズマに曝され
    るように位置決めされている誘電体材料と、 前記誘電体材料内に埋込まれている導電性部材と、 前記導電性部材に接続され、前記部材の電圧レベルを測
    定するように構成されている電圧測定デバイスと、を備
    え、 前記測定される電圧は、前記基板上のバイアス電圧に比
    例している、ことを特徴とするシステム。
  16. 【請求項16】 前記電圧測定デバイスは、前記プラズ
    マのRF電圧振動を測定することを特徴とする請求項1
    5に記載のシステム。
  17. 【請求項17】 前記比例常数は、前記チャンバ、前記
    埋込まれた導電性部材、及び前記電圧測定デバイス内に
    存在する容量の比であることを特徴とする請求項15に
    記載のシステム。
  18. 【請求項18】 前記電圧測定デバイスは、電圧計から
    なることを特徴とする請求項15に記載のシステム。
  19. 【請求項19】 前記誘電体材料は、石英、アルミナ、
    及びポリエーテルイミドからなるグループから選択され
    ることを特徴とする請求項15に記載のシステム。
  20. 【請求項20】 前記誘電体材料は、前記チャンバ壁内
    の穴の中に配置されていることを特徴とする請求項15
    に記載のシステム。
  21. 【請求項21】 処理チャンバ内に配置されているウェ
    ーハ上の電圧を推定する装置であって、 内部容量を限定しているチャンバ壁と、 前記チャンバ壁上に配置され、前記内部容量に曝されて
    いる誘電体材料と、 前記誘電体内に配置され、前記処理チャンバ内のプラズ
    マによって生成された電圧レベルを測定するための電圧
    測定計器に電気的に接続されている電極と、を備え、 前記電極によって検出される電圧は、前記ウェーハ上の
    電圧に比例している、ことを特徴とする装置。
  22. 【請求項22】 前記電圧測定計器は、前記プラズマの
    RF電圧振動を測定することを特徴とする請求項21に
    記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記比例常数は、前記チャンバ、前記
    電極、及び前記電圧測定計器内に存在する容量の比であ
    ることを特徴とする請求項21に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記電圧測定計器は、電圧計からなる
    ことを特徴とする請求項21に記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記誘電体材料は、石英、アルミナ、
    及びポリエーテルイミドからなるグループから選択され
    ることを特徴とする請求項21に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記誘電体材料は、前記チャンバ壁内
    の穴の中に配置されていることを特徴とする請求項21
    に記載の装置。
  27. 【請求項27】 プラズマ処理チャンバ内で処理中の基
    板上の直流バイアス電圧を監視する方法であって、 前記チャンバの内部に曝されている誘電体材料内に埋込
    まれている導電性部材を準備するステップと、 前記導電性部材の電圧レベルを測定するステップと、を
    含み、 前記導電性部材によって測定される前記電圧レベルは、
    前記基板上の直流バイアス電圧に比例している、ことを
    特徴とする方法。
  28. 【請求項28】 前記誘電体材料は、前記チャンバの壁
    内に設けられていることを特徴とする請求項27に記載
    の方法。
  29. 【請求項29】 前記直流バイアス電圧と前記測定され
    た電圧との間の比例は、前記チャンバ、前記埋込まれた
    導電性部材、及び前記導電性部材の前記電圧レベルを測
    定するために使用される電圧測定デバイス内に存在する
    容量の比によって限定されることを特徴とする請求項2
    7に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記誘電体材料及び前記導電性部材
    は、前記プラズマのRF電圧振動に曝される位置内に設
    けられていることを特徴とする請求項27に記載の方
    法。
  31. 【請求項31】 前記導電性部材の前記電圧レベルは、
    前記プラズマのRF電圧振動を表していることを特徴と
    する請求項27に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記導電性部材は、背景雑音に対して
    前記RF電圧振動を優先的に検出するのを保証するよう
    に十分に大きいサイズで設けられていることを特徴とす
    る請求項31に記載の方法。
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