JP4878188B2 - 基板処理装置、堆積物モニタ装置、及び堆積物モニタ方法 - Google Patents

基板処理装置、堆積物モニタ装置、及び堆積物モニタ方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板処理装置、堆積物モニタ装置、及び堆積物モニタ方法に関し、特に、被処理基板に所定の処理を施す処理室(チャンバ)の内壁表面に付着する堆積物をモニタ可能な基板処理装置、堆積物モニタ装置、及び堆積物モニタ方法に関する。
半導体チップを製造するプラズマプロセスでは、被処理基板としての半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という)を収容する容器(チャンバ)内においてウエハに形成された薄膜のエッチングやウエハ上に所定材料を堆積させて薄膜を形成するCVD(Chemical Vapor Deposition)を行っている。
CVDは、ウエハ上に所定材料の薄膜を成長させるプロセスであるが、当然ながら容器内壁にも所定材料の堆積物が付着する。一方、エッチングでは、化学反応やスパッタリングによってウエハに形成されている膜を削っていくが、その反応生成物がプラズマで分解されて容器内壁に堆積物として付着する。このように、プラズマプロセスを続ける間に容器内壁は堆積物によって汚染される。容器内壁が堆積物によって激しく汚染されると、容器内のプラズマの分布等に影響を与えるため、プラズマプロセスの再現性が劣化する。
従って、半導体チップの量産工場では、半導体チップの製造装置としての基板処理装置が備える容器内のクリーニングを定期的に行うことで基板処理装置におけるプラズマプロセスの再現性を維持している。
また、プラズマプロセスを行うために容器内に供給された高周波電力の電流値や電圧値などのデータを、複数回のプラズマプロセスに亘って取得して解析する統計的な手法が提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。統計的な手法を用いることにより、解析結果に基づいて、容器内における堆積物による汚染状況を含む容器内の環境を予測することが可能となる。また、この予測に基づいて、上記クリーニングの周期、具体的には開始時期を決定することも可能である。
特開2004−335841号公報 特開2003−163200号公報
しかしながら、上述したような統計的な手法において、容器内環境の予測精度を向上させるためには、多数のデータを取得する必要があり時間がかかるため、リアルタイムで解析結果を取得することができない。特に、プラズマプロセスの再現性の劣化を抑制するためには、堆積物による容器内壁の汚染の開始、即ち堆積物の容器内壁への付着開始をリアルタイムで検出することが求められている。
本発明の目的は、堆積物による汚染をリアルタイムでモニタすることができる基板処理装置、堆積物モニタ装置、及び堆積物モニタ方法を提供することにある。
求項1記載の基板処理装置は、被処理基板にプラズマ処理を施す処理室の内壁表面に付着する堆積物をモニタする堆積物モニタ装置を備える基板処理装置であって、前記堆積物モニタ装置は、前記処理室内に少なくとも一部が配設された導線からなる第1の導電体及び前記第1の導電体を囲む第1の誘電性部材と、前記第1の導電体から離間して配置された導線からなる第2の導電体及び前記第2の導電体を囲む第2の誘電性部材とからなる一対の電極と、前記第1の導電体及び前記第2の導電体に接続され前記一対の電極間の静電容量に関する情報を取得するセンサとを備えることを特徴とする。
請求項2記載の基板処理装置は、請求項1記載の基板処理装置において、前記第1の導電体及び前記第2の導電体間の静電容量の値に比べて前記第1の導電体及び前記第2の導電体と前記処理室の内壁との間の静電容量の値が小さくなるように、前記第1の導電体及び前記第2の導電体と前記処理室の内壁との間に配設された第3の誘電性部材を備えることを特徴とする。
請求項3記載の基板処理装置は、被処理基板にプラズマ処理を施す処理室の内壁表面に付着する堆積物をモニタする堆積物モニタ装置を備える基板処理装置であって、前記堆積物モニタ装置は、前記処理室内に少なくとも一部が配設された導線からなる第1の導電体及び前記第1の導電体を囲む第1の誘電性部材と、前記第1の導電体から離間して配置された第2の導電体及び前記第2の導電体を被覆する第2の誘電性部材とからなる一対の電極と、前記第1の導電体及び前記第2の導電体に接続され、前記一対の電極間の静電容量に関する情報を取得するセンサとを備え、前記第2の導電体は前記処理室を構成するチャンバの側壁であり、前記第2の誘電性部材は前記側壁の内側を被覆するように設けられた側壁部品であることを特徴とする。
請求項4記載の基板処理装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理装置において、前記センサは、前記一対の電極間の静電容量の値を測定するキャパシタンスメータから成ることを特徴とする。
請求項5記載の基板処理装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理装置において、所定の周波数で発振する発振素子と、前記発振素子の周波数に対して共振する共振回路とから構成された振動子から成ることを特徴とする。
請求項6記載の基板処理装置は、請求項1乃至のいずれか1項に記載の基板処理装置において、前記センサは前記処理室の外部に配設されることを特徴とする。
請求項7記載の基板処理装置は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の基板処理装置において、前記取得された静電容量に関する情報に基づいて前記堆積物の付着を検出する検出装置を備えることを特徴とする。
請求項8記載の基板処理装置は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の基板処理装置において、前記検出装置による検出結果に応じたフィードバック制御を行う制御装置を備えることを特徴とする。
請求項9記載の堆積物モニタ装置は、被処理基板にプラズマ処理を施す処理室の内壁表面に付着する堆積物をモニタする堆積物モニタ装置であって、前記処理室内に少なくとも一部が配設された導線からなる第1の導電体及び前記第1の導電体を囲む第1の誘電性部材と、前記第1の導電体から離間して配置された導線からなる第2の導電体及び前記第2の導電体を囲む第2の誘電性部材とからなる一対の電極と、前記第1の導電体の一端及び前記第2の導電体の一端に接続され、前記一対の電極間の静電容量に関する情報を取得するセンサとを備えることを特徴とする。
請求項10記載の堆積物モニタ装置は、被処理基板にプラズマ処理を施す処理室の内壁表面に付着する堆積物をモニタする堆積物モニタ装置であって、前記処理室内に少なくとも一部が配設された導線からなる第1の導電体及び前記第1の導電体を囲む第1の誘電性部材と、前記第1の導電体から離間して配置された第2の導電体及び前記第2の導電体を被覆する第2の誘電性部材とからなる一対の電極と、前記第1の導電体及び前記第2の導電体に接続され、前記一対の電極間の静電容量に関する情報を取得するセンサとを備え、前記第2の導電体は前記処理室を構成するチャンバの側壁であり、前記第2の誘電性部材は前記側壁の内側を被覆するように設けられた側壁部品であることを特徴とする。
求項11記載の堆積物モニタ方法は、被処理基板にプラズマ処理を施す処理室の内壁表面に付着する堆積物をモニタする堆積物モニタ方法であって、前記処理室内に少なくとも一部が配設された導線からなる第1の導電体及び前記第1の導電体を囲む第1の誘電性部材と、前記第1の導電体から離間して配置された導線からなる第2の導電体及び前記第2の導電体を囲む第2の誘電性部材とからなる一対の電極の間の静電容量に関する情報を取得することを特徴とする。
求項12記載の堆積物モニタ方法は、被処理基板にプラズマ処理を施す処理室の内壁表面に付着する堆積物をモニタする堆積物モニタ方法であって、前記処理室内に少なくとも一部が配設された導線からなる第1の導電体及び前記第1の導電体を囲む第1の誘電性部材と、前記第1の導電体から離間して配置された第2の導電体及び前記第2の導電体を被覆する第2の誘電性部材とからなる一対の電極の間の静電容量に関する情報を取得し、前記第2の導電体として前記処理室を構成するチャンバの側壁を用い、前記第2の誘電性部材として前記側壁の内側を被覆するように設けられた側壁部品を用いることを特徴とする。
請求項1記載の基板処理装置、請求項記載の堆積物モニタ装置、及び請求項11記載の堆積物モニタ方法によれば、離間して配置された第1の導電体と第2の導電体で構成される一対の電極の間の静電容量に関する情報、例えば静電容量の値を取得する。このようにして取得された静電容量に関する情報には、電極間に付着した堆積物による汚染状況が反映されているので、堆積物による汚染をリアルタイムでモニタすることができる。このとき、第1の導電体及び第2の導電体はそれぞれ第1の誘電性部材及び第2の誘電性部材で囲まれているので、第1の導電体及び第2の導電体の表面が処理室内に露出せず、よって、プラズマを発生させるときの異常放電を防止することができる。更に、第1の導電体と第2の導電体が導線からなるので、その直径を大きくすることで、容易に検出感度を向上させることができる。
また、センサに接続された導電体の少なくとも一部を処理室内に配設するだけで堆積物をモニタできるので、堆積物モニタ装置を安価に構成できると共に該構成を単純化させることができる。
請求項2記載の基板処理装置によれば、第1の導電体及び第2の導電体と処理室の内壁との間に誘電性部材が配設されているので、第1の導電体及び処理室の内壁間の間隔を確保することができ、これにより、第1の導電体及び第2の導電体間の静電容量の値に比べて第1の導電体及び第2の導電体と処理室の内壁との間の静電容量の値が小さくすることができる。特に処理室の内壁が導電体から成る場合には、第1の導電体と処理室の内壁と付着した堆積物とが他のコンデンサを構成するのを防止して、センサの測定誤差を小さくして信頼性を向上させることができる。
請求項3記載の基板処理装置、請求項10記載の堆積物モニタ装置、及び請求項12記載の堆積物モニタ方法によれば、離間して配置された第1の導電体と第2の導電体で構成される一対の電極の間の静電容量に関する情報、例えば静電容量の値を取得する。このようにして取得された静電容量に関する情報には、電極間に付着した堆積物による汚染状況が反映されているので、堆積物による汚染をリアルタイムでモニタすることができる。このとき、第1の導電体は第1の誘電性部材で囲まれ、第2の導電体は第2の誘電性部材で被覆されているので、第1の導電体及び第2の導電体の表面が処理室内に露出せず、よって、プラズマを発生させるときの異常放電を防止することができる。更に、第1の導電体が導線からなるので、その直径を大きくすることで、容易に検出感度を向上させることができる。更に、第2の導電体が処理室を構成するチャンバであるので、チャンバを前記一対の電極により構成されるコンデンサの基準電位を規定するグラウンドとして利用することができるので、堆積物モニタ装置の構成を単純化させることができる。
請求項4記載の基板処理装置によれば、センサが第1の導電体及び第2の導電体間の静電容量の値を測定するキャパシタンスメータから成るので、堆積物による汚染状況を容易に数値化することができる。
請求項5記載の基板処理装置によれば、センサが発振素子の周波数に対して共振する共振回路を含む振動子から成る。このとき、堆積物の付着により上記コンデンサの静電容量が変化すると共振回路の共振状態に影響を与える。したがって、堆積物による汚染開始をリアルタイムで検出することが可能となる。
請求項6記載の基板処理装置によれば、センサが処理室の外部に配設されるので、堆積物モニタ装置の処理室からの脱着を容易に行うことができる。
請求項7記載の基板処理装置によれば、取得された静電容量に関する情報に基づいて堆積物の付着を検出するので、確実に堆積物による汚染をリアルタイムでモニタすることができる。
請求項8記載の基板処理装置によれば、検出装置による検出結果に応じたフィードバック制御を行うので、基板処理装置の自動制御の信頼性を向上させることができる。
請求項10記載の基板処理装置によれば、検出装置による検出結果に応じたフィードバック制御を行うので、基板処理装置の自動制御の信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る基板処理装置の構成を概略的に示す一部断面図である。この基板処理装置は被処理基板としての半導体ウエハにエッチング処理を施すように構成されている。
図1において、基板処理装置10は、例えば、直径が300mmの半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)Wを収容する円筒状のチャンバ11(処理室)を有し、該チャンバ11内にはウエハWを載置する載置台としての円柱状のサセプタ12が配置されている。
基板処理装置10では、チャンバ11の内側壁11aとサセプタ12の側面とによって、サセプタ12上方のガスをチャンバ11の外へ排出する流路として機能する側方排気路13が形成される。この側方排気路13の途中にはバッフル板14が配置される。
バッフル板14は多数の孔を有する板状部材であり、チャンバ11を上部と下部に仕切る仕切り板として機能する。バッフル板14によって仕切られたチャンバ11の上部(以下、「反応室」という。)17には後述するプラズマが発生する。この反応室17の底部にはサセプタ12が配置される。また、チャンバ11の下部(以下、「マニホールド」という。)18(排気部)にはチャンバ11内のガスを排出する粗引き排気管15及び本排気管16が開口する。粗引き排気管15にはDP(Dry Pump)(図示しない)が接続され、本排気管16にはTMP(Turbo Molecular Pump)(図示しない)が接続される。また、バッフル板14は反応室17の後述する処理空間Sにおいてに発生するイオンやラジカルを補足又は反射してこれらのマニホールド18への漏洩を防止する。
粗引き排気管15及び本排気管16は反応室17のガスをマニホールド18を介してチャンバ11の外部へ排出する。具体的には、粗引き排気管15はチャンバ11内を大気圧から低真空状態まで減圧し、本排気管16は粗引き排気管15と協働してチャンバ11内を大気圧から低真空状態より低い圧力である高真空状態(例えば、133Pa(1Torr)以下)まで減圧する。
サセプタ12には下部高周波電源20が整合器(Matcher)22を介して接続されており、該下部高周波電源20は、所定の高周波電力をサセプタ12に供給する。これにより、サセプタ12は下部電極として機能する。また、整合器22は、サセプタ12からの高周波電力の反射を低減して高周波電力のサセプタ12への供給効率を最大にする。
サセプタ12の内部上方には、導電膜からなる円板状のESC電極板23が配置されている。ESC電極板23には直流電源24が電気的に接続されている。ウエハWは、直流電源24からESC電極板23に印加された直流電圧により発生するクーロン力又はジョンソン・ラーベック(Johnsen-Rahbek)力によってサセプタ12の上面に吸着保持される。また、サセプタ12の上方には、サセプタ12の上面に吸着保持されたウエハWの周りを囲うように円環状のフォーカスリング25が配設される。このフォーカスリング25は処理空間Sに露出し、該処理空間SにおいてプラズマをウエハWの表面に向けて収束し、エッチング処理の効率を向上させる。
また、サセプタ12の内部には、例えば、円周方向に延在する環状の冷媒室26が設けられる。この冷媒室26には、チラーユニット(図示しない)から冷媒用配管27を介して所定温度の冷媒、例えば、冷却水やガルデン(登録商標)が循環供給され、当該冷媒の温度によってサセプタ12上面に吸着保持されたウエハWの処理温度が制御される。
サセプタ12の上面のウエハWが吸着保持される部分(以下、「吸着面」という。)には、複数の伝熱ガス供給孔28が開口している。これら複数の伝熱ガス供給孔28は、伝熱ガス供給ライン30を介して伝熱ガス供給部(図示しない)に接続され、該伝熱ガス供給部は伝熱ガスとしてのヘリウムガスを、伝熱ガス供給孔28を介して吸着面及びウエハWの裏面の間隙に供給する。吸着面及びウエハWの裏面の間隙に供給されたヘリウムガスはウエハWの熱をサセプタ12に伝熱する。
また、サセプタ12の吸着面には、サセプタ12の上面から突出自在なリフトピンとしての複数のプッシャーピン33が配置されている。これらのプッシャーピン33は、モータ(図示しない)とボールねじ(図示しない)を介して接続され、ボールねじによって直線運動に変換されたモータの回転運動に起因して吸着面から自在に突出する。ウエハWにエッチング処理を施すためにウエハWを吸着面に吸着保持するときには、プッシャーピン33はサセプタ12に収容され、エッチング処理が施されたウエハWをチャンバ11から搬出するときには、プッシャーピン33はサセプタ12の上面から突出してウエハWをサセプタ12から離間させて上方へ持ち上げる。
チャンバ11の天井部11bには、反応室17を介してサセプタ12と対向するようにガス導入シャワーヘッド34(ガス導入装置)が配置されている。ガス導入シャワーヘッド34には整合器35を介して上部高周波電源36が接続されており、上部高周波電源36は所定の高周波電力をガス導入シャワーヘッド34に供給するので、ガス導入シャワーヘッド34は上部電極として機能する。なお、整合器35の機能は上述した整合器22の機能と同じである。
ガス導入シャワーヘッド34は、多数のガス穴37を有する天井電極板38と、該天井電極板38を着脱可能に支持する電極支持体39とを有する。また、該電極支持体39の内部にはバッファ室40が設けられ、このバッファ室40には処理ガス導入管41が接続されている。ガス導入シャワーヘッド34は、処理ガス導入管41からバッファ室40へ供給された処理ガスをガス穴37を経由してチャンバ11(反応室17)内へ供給する。
チャンバ11の内側壁11aには、該内側壁11aを覆い且つサセプタ12及びガス導入シャワーヘッド34の間の処理空間Sに対向する側壁部品としてのデポジットシールド(以下、「デポシールド」という)43が配置されている。デポシールド43は、絶縁材、例えば、イットリア(Y23)からなる円筒状の部品であり、サセプタ12を囲うように配置される。
この基板処理装置10のチャンバ11内では、上述したように、サセプタ12及びガス導入シャワーヘッド34に高周波電力を供給して処理空間Sに高周波電力を印加することにより、該処理空間Sにおいてガス導入シャワーヘッド34から供給された処理ガスを高密度のプラズマにしてイオンやラジカルを発生させ、該イオン等によってウエハWにエッチング処理を施す。
なお、上述した基板処理装置10の各構成部品の動作は、基板処理装置10が備える制御部(図示しない)のCPUがエッチング処理に対応するプログラムに応じて制御する。
基板処理装置10では、ウエハWにエッチング処理を施す際にイオン等がウエハの表面に存在する物質と反応して反応生成物が生成される。反応生成物はデポシールド43やチャンバ11の内側壁11aや天井部11bに堆積物(デポ)として付着し、付着した反応生成物は次のエッチング処理中等に剥離してパーティクルとなる。これらのパーティクルは反応室17内、特に処理空間Sを浮遊してウエハWの表面に堆積物として付着する。したがって、このような堆積物を除去するために、基板処理装置10では、チャンバ11内のクリーニングを行う必要がある。
図2は、図1のチャンバ11の内側壁11aに設置される堆積物モニタ装置の構成を概略的に示す一部断面図であり、図3は、図2における線III−IIIに沿う断面図である。
図2に示す堆積物モニタ装置50は、チャンバ11の内側壁11a表面に付着する堆積物をモニタするためのものである。堆積物モニタ装置50は、例えば直径0.9mmの銅線などの導電性材料から成る一対の導線60a,60b(第1及び第2の導電体)(図3参照)と、導線60a,60bの各一端に接続されたセンサとしてのキャパシタンスメータ70とを備える。したがって、導線60a,60bは、キャパシタンスメータ70のセンサヘッドとして機能する。このため、導線60a,60bの直径を大きくすることで、キャパシタンスメータ70の検出感度を向上させることができる。
図3に示すように、導線60a,60b、及び導線60a,60bを取り囲む石英管61a,61bは、チャンバ11の内側壁11aに形成された細孔11a’及びデポシールド43に形成された細孔43a’を通過するように配設されている。
石英管61a,61bは、それぞれ、例えば外径1.2mm,内径1.0mm,厚さ0.1mmの管状部材から成る。一対の石英管61a,61bは、例えば間隔0.3mmで離間して平行に配置されている。したがって、導線60a,60bも間隔0.5〜0.7mmで離間されて略平行に配置されており、一対の電極間に空隙(空気層)を有するコンデンサを構成する。上記石英管61a,61b間の間隔は、少なくとも石英管61a,61bの間に、チャンバ11内で発生した反応生成物やパーティクルなどが侵入可能な値に設定されていればよく、狭いほどキャパシタンスメータ70の検出感度を向上させることができる。
また、石英管61a,61bとデポシールド43との間には、例えば厚さ2mmの石英板65が配設されている。石英板65は、厚さ2mmに限られることはなく、導線60a,60bとデポシールド43の間の静電容量が導線60a,60b間の静電容量よりも小さくなるような厚さであればよい。これにより、キャパシタンスメータ70の測定誤差を小さくして信頼性を向上させることができる。
石英管61a,61b及び石英板65は、チャンバ11内で発生するパーティクルなどの堆積物よりも誘電率が低い誘電体材料(第1乃至第3の誘電性部材)から成る。これにより、石英管61a,61bは、導線60a,60bの表面がチャンバ11内に露出するのを防止するので、プラズマを発生させるときの異常放電を防止することができる。石英板65は、導線60a,60bとデポシールド43との間に堆積物が侵入するのを防止するので、これらが他のコンデンサを構成するのを防止して、キャパシタンスメータ70の測定誤差を小さくして信頼性を向上させることができる。
なお、導線60a,60bを配設する際には、まず、デポシールド43の表面上に石英板65を配置し、次いで、石英板65上に石英管61a,61bを配置し、最後に、石英管61a,61bの内孔に導線60a,60bを挿入する。これにより、容易に導線60a,60bを配設することができる。
キャパシタンスメータ70は、導線60a,60bが構成するコンデンサの静電容量に関する情報を取得するためのものであり、具体的には、導線60a,60bが構成するコンデンサの静電容量の値を測定する。なお、キャパシタンスメータ70は、容易に入手可能な市販のものでよい。
キャパシタンスメータ70は、図1の基板処理装置10の制御装置として機能するパーソナルコンピュータ(PC)90と接続されており、測定した静電容量の値をPC90に入力する。PC90は、キャパシタンスメータ70から入力されたデータに基づいて基板処理装置10を自動的に制御するフィードバック制御を行う。フィードバック制御では、チャンバ11内のクリーニングを行ったり、ウエハWに施すべきエッチング処理の処理条件を変更したりする。これにより、基板処理装置10の自動制御の信頼性を向上させることができる。
以下、図2における堆積物モニタ装置50の作動を説明する。
キャパシタンスメータ70は、導線60a,60bが構成するコンデンサの静電容量の値を常時測定しており、その測定結果をデータとしてPC90に入力している。
ここで、チャンバ11内でウエハWにエッチング処理を施している間は、石英管61a,61bの表面の表面に、チャンバ11内で発生した反応生成物やパーティクル等が堆積物として付着する。この場合、石英管61a,61bの表面、特には導線60a,60b間の石英管61a,61bの表面に付着した堆積物は、誘電率が一般的に空気よりも高いので、導線60a,60bが構成するコンデンサの空気層に代わる誘電体層として機能する。この誘電体層は、空気層よりも誘電率が高いので、キャパシタンスメータ70によって測定される静電容量の値も大きくなる。すなわち、コンデンサの静電容量の変化量は、誘電体層を構成する堆積物の堆積量と密接な関係を有する。したがって、キャパシタンスメータ70が測定した静電容量の値は、堆積物による汚染状況を示している。
PC90は、キャパシタンスメータ70から入力される静電容量の値が大きく変化したとき、例えば200pF(ピコファラド)から210pFへと変化したときに、堆積物による付着が開始したことを示す汚染開始と判定し、上記フィードバック制御として、上記エッチング処理の実行終了後の適切なタイミングでチャンバ11内のクリーニングを行う。なお、PC90は、静電容量の変化量が閾値、例えば250pFを超えたと判定したときは、上記実行中のエッチング処理を強制終了してもよい。また、プラズマによるドライクリーニングによってチャンバ11内のクリーニングしている時には、キャパシタンスメータ70から入力される静電容量の値が例えば210pFから200pFへと減少する。そのとき、PC90は、静電容量の値が堆積物のチャンバ11への付着が開始する前の静電容量の値に戻ったと判定して、これを上記実行中のドライクリーニングの終点として判定し、実行中のドライクリーニングを終了してもよい。
また、PC90は、コンデンサの静電容量の変化量と堆積物の堆積量との間の密接な関係を利用することにより、静電容量の変化量に基づいて石英管61a,61bの表面に付着した堆積物の膜厚を算出する。
また、汚染開始の判定や堆積物の膜厚の算出は、PC90が行うとしたが、PC90に代えて、堆積物モニタ装置50が行ってもよいし、ユーザが行ってもよい。
図4は、図2の堆積物モニタ装置50に代えて使用される堆積物モニタ装置(第1の変形例)の構成を概略的に示す一部断面図である。
図4の堆積物モニタ装置50’は、図2の堆積物モニタ装置50に代えて使用される。具体的には、堆積物モニタ装置50において導線60a,60bに接続されているセンサとしてのキャパシタンスメータ70をチャンバ11から取り外し、導線60a,60bに後述する振動子80を接続することにより、堆積物モニタ装置50’が構成される。
振動子80は、所定の周波数で発振する水晶発振素子81と、水晶発振素子81の周波数に対して共振する共振回路82とから主として構成されている。共振回路82は、導線60a,60bに接続されるコイル83と、コイル83に直列に接続された可変コンデンサ84とから成る。可変コンデンサ84と水晶発振素子81との間には、電流計85が直列に接続されている。
図5は、図3の振動子80の電流計85によって測定される電流値の波形を示す図である。
電流計85によって測定される電流値の波形は、共振回路82が水晶発振素子81の周波数に対して共振状態にあるとき、図5では導線60a,60bが構成するコンデンサの静電容量の値が200pFにあるときにピークを示している。
ここで、石英管61a,61bの表面への堆積物の付着によりコンデンサの静電容量の値が例えば200pFから201pFへと変化すると、共振回路82の共振状態に影響を与える。具体的には、静電容量の値が200pFにあるときにピークを示していた電流値が急激に低下することにより、図5に示す波形が崩れ、共振回路82の共振状態にずれが生じる。
したがって、PC90は、共振回路82の共振状態に生じるずれ、具体的には電流計85によって測定される電流値の波形における崩れを検出することにより、堆積物による汚染開始をリアルタイムで検出することができる。この場合には、PC90は、上記フィードバック制御として、上記エッチング処理の実行終了後の適切なタイミングでチャンバ11内のクリーニングを行う。
上述したように、本実施の形態によれば、導線60a,60bをチャンバ11内に配設してコンデンサを構成し、その静電容量の値や共振状態のずれを静電容量に関する情報として検出する。静電容量に関する情報は、堆積物による汚染開始や堆積物の膜厚が反映されているので、堆積物による汚染をリアルタイムでモニタすることができる。
また、堆積物モニタ装置50,50’は、堆積物による汚染をモニタするためにチャンバ11内に配置させる必要がある部材が導線60a,60b及びその関連部品(石英管61a,61b及び石英板65)のみである。その結果、導線60a,60b及び石英管61a,61bは、細くて小型であるので、その設置に関する自由度が高い。これにより、メンテナンス時における交換が非常に容易であるだけでなく、堆積物モニタ装置50,50’を安価に構成できると共に該構成を単純化させることができる。
なお、本実施の形態において、センサ(キャパシタンスメータ70や振動子80)の検出感度を向上させるためには、導線60a,60bの長さや太さを増大させて表面積を増大させることが好ましい。
また、チャンバ11内の異常放電を防止して、生成すべきプラズマの均質化を図るためには、以下のようにすることが好ましい。
第1に、導線60a,60bを取り囲む石英管61a,61bを埋設するための溝をデポシールド43や石英板65に形成する。これにより、デポシールド43の表面から導線60a,60bが突出するのを防止することができる。
第2に、石英管61a,61bの側面に平面部を設け、この平面部を石英板65の表面に当接させる。これにより、石英板65の表面及び石英管61a,61bの表面によって画成される凹部を小さくすることができる。
さらには、チャンバ11内の真空度を維持するために、石英管61a,61bと細孔43a’や細孔11a’との間のスペースを封止することが好ましい。例えば、石英管61a,61bと細孔43a’との間にOリングを配設する。
また、上記実施の形態では、石英管61a,61bをデポシールド43上の石英板65表面に配設したが、石英管61a,61bは堆積物が付着する場所に露出するように配設されていればよい。例えば、石英管61a,61bを、内側壁11a、天井部11b、サセプタ12、及び天井電極板38の少なくとも1つの部品の上の石英板65表面に配設してもよい。また、天井部11bや天井電極板38に石英管61a,61bや石英板65を配設した場合には、導線60a,60bの脱着(メンテナンス)を上方から容易に行うことができる。なお、導線60a,60b及び石英板65の配設先は、チャンバ11内に限られることはないが、チャンバ11内の部品に設置することにより、ウエハWに対するエッチング処理の実行中における堆積物をリアルタイムにモニタすることができる。なお、石英板65の配設先が導電材料ではない部品であるときは、石英板65の配設を省略して当該部品上に石英管61a,61bを直接的に配設してもよい。
図6は、図2の堆積物モニタ装置50に代えて使用される堆積物モニタ装置(第2の変形例)の構成を概略的に示す一部断面図である。
図6の堆積物モニタ装置50”は、図2の堆積物モニタ装置50において導線60b及び石英管61bの配設を省略したものである。
に示すように、堆積物モニタ装置50”では、アルミニウムなどの導電性材料から成るチャンバ11の一部が、導線60bに代えて使用される導線60b’を介して図2に示したようなキャパシタンスメータ70に接続される。したがって、本変形例では、導線60a(第1の導電体)とチャンバ11の一部(第2の導電体)とがコンデンサを構成することになり、チャンバ11は、コンデンサの基準電位を規定するグラウンドとして利用される。
また、堆積物モニタ装置50”では、石英板65の配設も省略されている。
なお、キャパシタンスメータ70に代えて堆積物モニタ装置50’の振動子80を接続してもよい。
本変形例によれば、堆積物モニタ装置50,50’の構成を単純化させることができる。
なお、上述した実施の形態では、被処理基板がウエハであったが、例えば、LCDやFPD(Flat Panel Display)等のガラス基板であってもよい。
また、基板処理装置としては、上述したようなプラズマを用いたエッチング処理装置に限られることはなく、CVD装置であってもよい。
本発明の実施の形態に係る基板処理装置の構成を概略的に示す一部断面図である。 図1のチャンバの内側壁に設置される堆積物モニタ装置の構成を概略的に示す一部断面図である。 図2における線III−IIIに沿う断面図である。 図2の堆積物モニタ装置に代えて使用される堆積物モニタ装置(第1の変形例)の構成を概略的に示す一部断面図である。 図3の振動子の電流計によって測定される電流値の波形を示す図である。 図2の堆積物モニタ装置に代えて使用される堆積物モニタ装置(第2の変形例)の構成を概略的に示す一部断面図である。
符号の説明
10 基板処理装置
11 チャンバ
11a 内側壁
11a’ 細孔
43 デポシールド(デポジットシールド)
43a’ 細孔
50,50’,50” 堆積物モニタ装置
60a,60b,60b’ 導線
61a,61b 石英管
70 キャパシタンスメータ
80 振動子

Claims (12)

  1. 被処理基板にプラズマ処理を施す処理室の内壁表面に付着する堆積物をモニタする堆積物モニタ装置を備える基板処理装置であって
    前記堆積物モニタ装置は、
    前記処理室内に少なくとも一部が配設された導線からなる第1の導電体及び前記第1の導電体を囲む第1の誘電性部材と、前記第1の導電体から離間して配置された導線からなる第2の導電体及び前記第2の導電体を囲む第2の誘電性部材とからなる一対の電極と、
    前記第1の導電体及び前記第2の導電体に接続され前記一対の電極間の静電容量に関する情報を取得するセンサとを備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記第1の導電体及び前記第2の導電体間の静電容量の値に比べて前記第1の導電体及び前記第2の導電体と前記処理室の内壁との間の静電容量の値が小さくなるように、前記第1の導電体及び前記第2の導電体と前記処理室の内壁との間に配設された第3の誘電性部材を備えることを特徴とする請求項記載の基板処理装置。
  3. 被処理基板にプラズマ処理を施す処理室の内壁表面に付着する堆積物をモニタする堆積物モニタ装置を備える基板処理装置であって、
    前記堆積物モニタ装置は、
    前記処理室内に少なくとも一部が配設された導線からなる第1の導電体及び前記第1の導電体を囲む第1の誘電性部材と、前記第1の導電体から離間して配置された第2の導電体及び前記第2の導電体を被覆する第2の誘電性部材とからなる一対の電極と、
    前記第1の導電体及び前記第2の導電体に接続され、前記一対の電極間の静電容量に関する情報を取得するセンサとを備え、
    前記第2の導電体は前記処理室を構成するチャンバの側壁であり、前記第2の誘電性部材は前記側壁の内側を被覆するように設けられた側壁部品であることを特徴とする基板処理装置。
  4. 前記センサは、前記一対の電極間の静電容量の値を測定するキャパシタンスメータから成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  5. 前記センサは、所定の周波数で発振する発振素子と、前記発振素子の周波数に対して共振する共振回路とから構成された振動子から成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  6. 前記センサは前記処理室の外部に配設されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  7. 前記取得された静電容量に関する情報に基づいて前記堆積物の付着を検出する検出装置を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  8. 前記検出装置による検出結果に応じたフィードバック制御を行う制御装置を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  9. 被処理基板にプラズマ処理を施す処理室の内壁表面に付着する堆積物をモニタする堆積物モニタ装置であって、
    前記処理室内に少なくとも一部が配設された導線からなる第1の導電体及び前記第1の導電体を囲む第1の誘電性部材と、前記第1の導電体から離間して配置された導線からなる第2の導電体及び前記第2の導電体を囲む第2の誘電性部材とからなる一対の電極と、
    前記第1の導電体の一端及び前記第2の導電体の一端に接続され前記一対の電極間の静電容量に関する情報を取得するセンサとを備えることを特徴とする堆積物モニタ装置。
  10. 被処理基板にプラズマ処理を施す処理室の内壁表面に付着する堆積物をモニタする堆積物モニタ装置であって、
    前記処理室内に少なくとも一部が配設された導線からなる第1の導電体及び前記第1の導電体を囲む第1の誘電性部材と、前記第1の導電体から離間して配置された第2の導電体及び前記第2の導電体を被覆する第2の誘電性部材とからなる一対の電極と、
    前記第1の導電体及び前記第2の導電体に接続され、前記一対の電極間の静電容量に関する情報を取得するセンサとを備え、
    前記第2の導電体は前記処理室を構成するチャンバの側壁であり、前記第2の誘電性部材は前記側壁の内側を被覆するように設けられた側壁部品であることを特徴とする堆積物モニタ装置。
  11. 被処理基板にプラズマ処理を施す処理室の内壁表面に付着する堆積物をモニタする堆積物モニタ方法であって、
    前記処理室内に少なくとも一部が配設された導線からなる第1の導電体及び前記第1の導電体を囲む第1の誘電性部材前記第1の導電体から離間して配置された導線からなる第2の導電体及び前記第2の導電体を囲む第2の誘電性部材とからなる一対の電極の間の静電容量に関する情報を取得することを特徴とする堆積物モニタ方法。
  12. 被処理基板にプラズマ処理を施す処理室の内壁表面に付着する堆積物をモニタする堆積物モニタ方法であって、
    前記処理室内に少なくとも一部が配設された導線からなる第1の導電体及び前記第1の導電体を囲む第1の誘電性部材と、前記第1の導電体から離間して配置された第2の導電体及び前記第2の導電体を被覆する第2の誘電性部材とからなる一対の電極の間の静電容量に関する情報を取得し、
    前記第2の導電体として前記処理室を構成するチャンバの側壁を用い、前記第2の誘電性部材として前記側壁の内側を被覆するように設けられた側壁部品を用いることを特徴とする堆積物モニタ方法。
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