JP2001148058A - 自動販売機の商品収容装置 - Google Patents
自動販売機の商品収容装置Info
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Abstract
熱損失を生じることなくホットゾーンとコールドゾーン
とを的確に作ることができる自動販売機の商品収容装置
を提供すること。 【解決手段】 ホットゾーンとコールドゾーンとに仕切
るラック間仕切板16を任意のスラントラック2間に抜
き差し可能に設けると共に、バケット9の昇降移動空間
にラック間仕切板2より支持されてバケット9の昇降移
動空間をホットゾーン側とコールドゾーン側とに仕切る
バケット空間仕切板20を設ける。バケット空間仕切板
20は上方へのバケット9の上昇移動に伴ってバケット
9により持ち上げられてバケット9の昇降移動に伴って
昇降移動する構造にする。
Description
品収容装置に関し、特に、缶入り飲料用、瓶入り飲料用
の自動販売機において、スラントラックを上下多段に有
する商品収容装置に関するものである。
機の商品収容装置として、スラントラックを上下多段に
有し、各段のスラントラックに商品を収容することがで
きる商品収容装置が知られており、この種の商品収容装
置は、実公昭61−42235号公報や特開平9−50
566号公報に示されている。
の中段位置にあるイージーアクセス式の自動販売機が開
発されており、この自動販売機で使用される商品収容装
置は、各段の前記スラントラックより取り出される商品
を受け取って商品を商品取出し口に対して昇降搬送する
バケットが設けられる。
られた飲物(あるいは、常温の飲物)とを販売できる自
動販売機では、ホットゾーンとコールドゾーンとに仕切
る仕切板がスラントラック間に設けられるが、バケット
が設けられものでは、バケットの昇降移動空間が吹き抜
けとなってホットゾーン側とコールドゾーン側との間に
延在するため、冷気、暖気が他のゾーンに逃げ、熱損失
が大きく、特に、ゾーン境界部では温度差を的確に与え
ることが難しい。
ためになされたもので、バケットが設けられているもの
でも、大きい熱損失を生じることなくホットゾーンとコ
ールドゾーンとを的確に作ることができるように改良さ
れた自動販売機の商品収容装置を提供することを目的と
している。
めに、請求項1にかかる自動販売機の商品収容装置は、
商品載置用のスラントラックを上下多段に有し、各段の
前記スラントラックより取り出される商品を受け取って
商品を商品取出し口に対して昇降搬送するバケットが設
けられている自動販売機の商品収容装置において、ホッ
トゾーンとコールドゾーンとに仕切るラック間仕切板が
任意の前記スラントラック間に抜き差し可能に設けら
れ、前記バケットの昇降移動空間に前記ラック間仕切板
より支持されて前記バケットの昇降移動空間をホットゾ
ーン側とコールドゾーン側とに仕切るバケット空間仕切
板が設けられ、前記バケット空間仕切板は当該バケット
空間仕切板の配置位置より上方への前記バケットの上昇
移動に伴って前記バケットにより持ち上げられ、前記バ
ケットの昇降移動に伴って昇降移動するものである。
によってバケットの昇降移動空間がホットゾーン側とコ
ールドゾーン側に仕切られ、バケットの昇降移動空間が
ホットゾーン側とコールドゾーン側とを連通開放する吹
き抜けとなることがない。バケット空間仕切板はバケッ
トの上昇移動に伴ってバケットにより持ち上げられてバ
ケットの昇降移動に伴って昇降移動するから、バケット
空間仕切板がバケットの昇降移動を阻害することがな
い。
収容装置は、前記ラック間仕切板は前記バケットの昇降
移動を案内する左右両側の案内コラムに近い前端部にて
前記バケット空間仕切板の一端縁部を支持し、前記ラッ
ク間仕切板は前記前端部の左右両側より前記左右両側の
案内コラムのそれぞれの外側をまいて当該案内コラムの
反対側に延在する延長片と当該延長片の先端に固定され
た仕切板支持部材とを有し、前記仕切板支持部材より前
記バケット空間仕切板の他端側を支持するものである。
は、一端縁部をラック間仕切板を前端部より支持され、
他端側を左右の仕切板支持部材より支持され、3点支持
によって配置位置が安定する。
発明にかかる自動販売機の商品収容装置の実施の形態を
詳細に説明する。
商品収容装置の一つの実施の形態を示している。商品収
容装置1は、自動販売機の筺体(内箱)50内に設けら
れており、同一形状、構成の商品載置用のスラントラッ
ク2を上下に等間隔をおいて複数段に有し、各スラント
ラック2上に缶入り飲料等の商品Gを横一列に載置され
る。
が、筺体50の下部には冷却装置52が設けられてお
り、筺体50の上側がホットゾーン、下側がコールドゾ
ーンとなる。
り背面側に向けて下り勾配に傾斜し、後端を商品取出端
3、前端を商品取入端4とされている。商品取出端3の
近傍には、商品を一つずつ取り出すベンドメカニズム5
が設けられている。
向けて下り勾配に傾斜した商品取出し用シュータ6が設
けられており、筺体50の前面部には商品取出し用シュ
ータ6の下流端に対応する高さ位置(中段位置)に商品
取出し口53が設けられている。
られている。リフタ装置7は、筺体50の略全高に亙っ
て垂直に設けられた左右両側の案内コラム8と、案内コ
ラム8より案内されて昇降移動するバケット9と、上下
のタイミングプーリ10、11間に掛け渡されてバケッ
ト9と連結された無端のタイミングベルト12とを有
し、タイミングプーリ11がモータ13により回転駆動
されることにより、バケット9が商品取出し対象の段の
スラントラック2と商品取出し用シュータ6の上流端に
対応する高さ位置との間に昇降移動する。
をなしており、底部に商品払出し用の可動底板14が設
けられている。可動底板14は、ソレノイド装置15と
駆動連結され、ソレノイド装置15により傾斜駆動され
る。
6が設けられている。ラック間仕切板16は、任意のス
ラントラック2間に抜き差し可能に設けられて商品収容
装置1の内部をホットゾーンとコールドゾーンとに仕切
っている。この場合、ラック間仕切板16より上側がホ
ットゾーン、下側がコールドゾーンになる。
前端部は傾斜面17になっている。ラック間仕切板16
は、案内コラム8に近い前端部の左右両側より左右両側
の案内コラム8のそれぞれの外側をまいて案内コラム8
の反対側に延在するばね性を有する延長片18と、延長
片18の先端に固定された仕切板支持部材19とを有し
ている。
ラム8間の空間)には、この昇降移動空間をラック間仕
切板16と同一高さ位置にてホットゾーン側とコールド
ゾーン側とに仕切るバケット空間仕切板20が設けられ
ている。バケット空間仕切板20は、傾斜した一端縁部
21をラック間仕切板16の傾斜面17との整合契合に
よって支持され、他端部22を左右の仕切板支持部材1
9より支持され、3点支持によってバケット空間仕切板
20より水平状態に安定保持されている。
板16の傾斜面17および仕切板支持部材19上に載っ
ているだけであるので、バケット空間仕切板20の配置
位置より上方へのバケット9の上昇移動に伴ってバケッ
ト9により持ち上げられ、バケット9の昇降移動に伴っ
て昇降移動する構造になっている。
るように、バケット空間仕切板20はラック間仕切板1
6より支持されてバケット9の昇降移動空間をラック間
仕切板16と同一高さ位置にてホットゾーン側とコール
ドゾーン側とに仕切っている。従って、バケット9の昇
降移動空間がホットゾーン側とコールドゾーン側とを連
通開放する吹き抜けとなることがなく、冷気、暖気が他
のゾーンに逃げることが回避され、熱損失の低減が図ら
れ、また、ゾーン境界部でも温度差を的確に与えること
ができるようになる。
段のスラントラック2より商品を取り出す場合には、図
2、図4に示されているように、バケット空間仕切板2
0は、バケット9の上昇移動に伴ってバケット9により
持ち上げられ、バケット9上に載った形態で、バケット
9の昇降移動に伴って昇降移動する。したがって、バケ
ット空間仕切板20がバケット9の昇降移動を阻害する
ことがない。
トラック2より可動底板14上に商品Gをバケット9が
受け取ると、バケット9が商品取出し用シュータ6の上
流端に対応する高さ位置まで降下移動する。バケット9
がラック間仕切板16の高さ位置より下方に降下するこ
とにより、バケット空間仕切板20は再びラック間仕切
板16より支持され、バケット9の昇降移動空間をラッ
ク間仕切板16と同一高さ位置にてホットゾーン側とコ
ールドゾーン側とに仕切るようになる。
流端に対応する高さ位置まで降下すると、ソレノイド装
置15によって可動底板14が傾斜駆動され(図2参
照)、可動底板14上の商品Gが商品取出し用シュータ
6へ払出され、商品Gは商品取出し用シュータ6上を転
がって商品取出し口53へ向かい、商品取出し口53よ
り取り出される。
ック2間に抜き差し可能であり、ラック間仕切板16の
抜き差しの際には、延長片18がばね性を有し、仕切板
支持部材19が三角形状であることから、仕切板支持部
材19の案内コラム8の前後に無理なく出し入れされ、
ラック間仕切板16の配置位置が変更されても、バケッ
ト空間仕切板20はラック間仕切板16より3点支持さ
れ、配置位置が安定する。
明による自動販売機の商品収容装置(請求項1)によれ
ば、バケット空間仕切板によってバケットの昇降移動空
間がホットゾーン側とコールドゾーン側に仕切られ、バ
ケットの昇降移動空間がホットゾーン側とコールドゾー
ン側とを連通開放する吹き抜けとなることがないか
ら、、冷気、暖気が昇降移動空間を通って他のゾーンに
逃げることが回避され、熱損失の低減が図られ、また、
ゾーン境界部でも温度差を的確に与えることができるよ
うになる。また、バケット空間仕切板はバケットの上昇
移動に伴ってバケットにより持ち上げられてバケットの
昇降移動に伴って昇降移動するから、バケット空間仕切
板がバケットの昇降移動を阻害することがない
容装置(請求項2)によれば、バケット空間仕切板は、
一端縁部をラック間仕切板の前端部より支持され、他端
側を左右の仕切板支持部材より支持されるから、ラック
間仕切板の配置位置が変更されても、バケット空間仕切
板はラック間仕切板より3点支持され、配置位置が安定
する。
つの実施の形態を示す通常時の側面図である。
つの実施の形態を示す商品販売時の側面図である。
つの実施の形態を示す通常時の斜視図である。
つの実施の形態を示すバケット移動時の斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 商品載置用のスラントラックを上下多段
に有し、各段の前記スラントラックより取り出される商
品を受け取って商品を商品取出し口に対して昇降搬送す
るバケットが設けられている自動販売機の商品収容装置
において、 ホットゾーンとコールドゾーンとに仕切るラック間仕切
板が任意の前記スラントラック間に抜き差し可能に設け
られ、前記バケットの昇降移動空間に前記ラック間仕切
板より支持されて前記バケットの昇降移動空間をホット
ゾーン側とコールドゾーン側とに仕切るバケット空間仕
切板が設けられ、前記バケット空間仕切板は当該バケッ
ト空間仕切板の配置位置より上方への前記バケットの上
昇移動に伴って前記バケットにより持ち上げられ、前記
バケットの昇降移動に伴って昇降移動することを特徴と
する自動販売機の商品収容装置。 - 【請求項2】 前記ラック間仕切板は前記バケットの昇
降移動を案内する左右両側の案内コラムに近い前端部に
て前記バケット空間仕切板の一端縁部を支持し、前記ラ
ック間仕切板は前記前端部の左右両側より前記左右両側
の案内コラムのそれぞれの外側をまいて当該案内コラム
の反対側に延在する延長片と当該延長片の先端に固定さ
れた仕切板支持部材とを有し、前記仕切板支持部材より
前記バケット空間仕切板の他端側を支持することを特徴
とする請求項1に記載の自動販売機の商品収容装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32885399A JP3719069B2 (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 自動販売機の商品収容装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32885399A JP3719069B2 (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 自動販売機の商品収容装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001148058A true JP2001148058A (ja) | 2001-05-29 |
JP3719069B2 JP3719069B2 (ja) | 2005-11-24 |
Family
ID=18214831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32885399A Expired - Fee Related JP3719069B2 (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 自動販売機の商品収容装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3719069B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007193724A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-02 | Sanden Corp | 自動販売機 |
JP2008257605A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機 |
JP2008257606A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 商品受渡装置 |
CN105184972A (zh) * | 2015-09-08 | 2015-12-23 | 潘勤华 | 安全、保温、模块式自动售卖机 |
-
1999
- 1999-11-18 JP JP32885399A patent/JP3719069B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008257606A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 商品受渡装置 |
CN105184972A (zh) * | 2015-09-08 | 2015-12-23 | 潘勤华 | 安全、保温、模块式自动售卖机 |
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---|---|
JP3719069B2 (ja) | 2005-11-24 |
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