JP2002150377A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

Info

Publication number
JP2002150377A
JP2002150377A JP2000343505A JP2000343505A JP2002150377A JP 2002150377 A JP2002150377 A JP 2002150377A JP 2000343505 A JP2000343505 A JP 2000343505A JP 2000343505 A JP2000343505 A JP 2000343505A JP 2002150377 A JP2002150377 A JP 2002150377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
vending machine
receiving portion
main body
commodity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000343505A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Anada
幸治 穴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP2000343505A priority Critical patent/JP2002150377A/ja
Publication of JP2002150377A publication Critical patent/JP2002150377A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易にして効果的に商品の取り出しの容易化
を図ることのできる簡易な構成の自動販売機を提供す
る。 【解決手段】 販売機本体1の内部から払い出された商
品Mを受け止める商品受け部21を、商品を受け止める
下降位置と、前扉2に開口された商品取出口22からの
商品の取り出しを容易化する上昇位置との間で上下動可
能に支持し(支持機構)、商品取出口を開閉可能に設け
たカバー体23の開閉に連動させて歯車機構52により
商品受け部を上下動し、カバー体を開けたときに商品受
け部を上昇位置に位置付けると共に、カバー体を閉じた
ときには商品受け部を下降位置に位置付けるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品取出口からの
商品の取り出しの容易化を図った自動販売機に関する。
【0002】
【関連する背景技術】近時、所定形状の缶またはボトル
からなる容器にジュース類やコーヒー・茶等の飲料を充
填した飲料商品を販売する自動販売機、或いはたばこ等
のパッケージ商品を販売する自動販売機が幅広く普及し
ている。この種の自動販売機は、販売機本体の内部に設
けられた商品収納部に複数種の商品をその種別毎に分類
して収納している。そして商品選択釦の選択的な操作に
より指定された商品を上記商品収納部から選択的に1個
ずつ払い出し、商品シュートを介して前扉側に設けられ
た樋状の商品受け部に落とし込むように構成される。
【0003】ちなみに前扉には上記商品受け部からの商
品の取り出しを可能とする商品取出口が開口されてお
り、またこの商品取出口には、一般的にはプラスチック
製の透明なカバー体が開閉可能に設けられている。そし
て商品購入者(ユーザ)は、カバー体を開けて前記商品
受け部に落とし込まれた商品を把持し、その取り出しを
行うことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで商品収納部
は、通常、その最下位置の商品から順に払い出すように
構成され、払い出された商品が落とし込まれる商品受け
部は上記商品収納部よりも下方に設けられる。従って前
記商品取出口は、商品受け部の高さ位置に合わせて前扉
の下部側に設けられる。この為、商品購入者(ユーザ)
は、商品受け部から商品を取り出す際、一般的に屈み込
むことが必要となる。
【0005】この点、商品受け部に落とし込まれた商品
をコンベア機構を用いて前扉の中腹部に設けた商品取出
部に搬送することで、商品購入者のウエスト位置にて商
品の取り出しを可能とした自動販売機が開発されてい
る。しかしながらこのような構成の自動販売機にあって
は、コンベア機構を必要とする等、その構成が大掛かり
となり、装置価格が高くなる等の問題がある。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、簡易にして効果的に商品の取り
出しの容易化を図ることのできる簡易な構成の自動販売
機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る自動販売機は、販売機本体の内部から
払い出された商品を受け止める商品受け部と、前記販売
機本体の前扉に開口されて前記商品受け部からの商品の
取り出しを可能とする商品取出口と、この商品取出口を
開閉可能に設けられたカバー体とを具備したものであっ
て、前記商品受け部を、前記販売機本体の内部から払い
出された商品を受け止める下降位置と、前記商品取出口
からの商品の取り出しを容易化する上昇位置との間で上
下動可能に支持し(支持機構)、前記カバー体の開閉に
連動させて前記商品受け部を上下に移動させる上下動機
構を用いて、前記カバー体を開けたときに前記商品受け
部を上昇位置に位置付けると共に、前記カバー体を閉じ
たときには前記商品受け部を下降位置に位置付けるよう
にしたことを特徴としている。
【0008】即ち、本発明に係る自動販売機は、カバー
体の開閉に連動させて商品受け部を上下動させ、上記カ
バー体が閉じられているときには上記商品受け部を商品
収納部の下方に位置付け、カバー体が開けられたときに
は前記商品受け部を持ち上げるように構成することで、
例えば商品取出口の位置を高くして商品受け部からの商
品の取り出しの容易化を図るようにしたことを特徴とし
ている。或いはカバー体が閉じられているときの商品受
け部の位置を低く設定するようにし、その分、商品収納
部における商品払出口部を低くすることで、該商品収納
部における商品収納個数を多くしたことを特徴としてい
る。
【0009】また請求項2に記載するように前記商品受
け部に後壁を設け、前記商品受け部が下降位置にあると
きには上記後壁を前記販売機本体の内部から払い出され
た商品を該商品受け部側に導く商品シュートの前端下方
に位置付け、また前記商品受け部が上昇位置にあるとき
には前記後壁を前記商品シュートの前端部に位置付けて
前記販売機本体の内部を外部から遮るようにし、これに
よって商品取出口を介する販売機本体内部への異物の侵
入を阻止し、商品の盗難を防止したことを特徴としてい
る。
【0010】また請求項3に記載するように前記上下動
機構を、前記カバー体と前記商品受け部とを連結した機
械的リンク機構として実現することで、簡易な構成でカ
バー体の開閉に連動させて前記商品受け部を確実に上下
動させることを特徴としている。上記機械的リンク機構
としては、梃子を利用したレバー機構や、歯車機構等を
用いることができる。
【0011】また本発明は、前記販売機本体の前面下部
に足踏み可能に設けられたペダルを設け、前述した如く
上下動可能に設けた商品受け部を、上記ペダルの踏み込
み時に上昇位置に位置付けると共に、前記ペダルの踏み
込み解除により下降位置に位置付けるようにしたこと特
徴としている。この際、商品受け部の上下動に連動させ
て前述した商品取出口を開閉するカバー体を開閉するよ
うに構成することも望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る自動販売機について、所定形状の缶また
はボトルからなる容器に飲料を充填した飲料商品を販売
する自動販売機を例に説明する。この飲料用自動販売機
は、ジュース類やコーヒー・茶等の飲料を缶またはボト
ルからなる容器に充填した飲料商品を販売するものであ
って、概略的には図1に示すように、箱状の筐体をなす
販売機本体1と、この販売機本体1の前面に開閉自在に
設けられた前扉2とを備えて構成される。上記販売機本
体1の内部には、複数種の飲料商品Mをその種別毎に分
類して収納し、最下位置の飲料商品Mから順にその下方
に払い出す複数の商品ラック10が販売機本体1の幅方
向に横並びに設けられている。
【0013】またこれらの商品ラック10の下方には、
各商品ラック10から選択的に払い出された飲料商品M
を商品取出部20に導く為の傾斜ガイドからなるデリバ
リシュート(商品シュート)3が設けられている。この
商品取出部20は、樋状の商品受け部21と、前記販売
機本体1の前扉2に開口されて上記商品受け部21から
の商品Mの取り出しを可能とする商品取出口22と、こ
の商品取出口22を開閉可能に設けられたカバー体23
とを備えて構成される。そして商品受け部21に払い出
された飲料商品Mは、前扉2の前面側からそのカバー体
23を開け、手を挿入して飲料商品Mを把持することに
より取り出される。
【0014】尚、この実施形態に係る自動販売機におい
ては、前記商品ラック10は販売機本体1の前後方向に
2列に亘って設けられている。前側の商品ラック10a
は、その内部を前後方向に区画して2列の商品収納部
(商品コラム)11を設けた構造を有し、また後側の商
品ラック10bは、その内部を前後方向に区画して3列
の商品収納部(商品コラム)11を形成した構造を有す
る。これらの各商品収納部11は、飲料商品Mを横向き
にして一列に積み重ねて収納するもので、特にその最上
部から1個ずつ装填される飲料商品Mの直接的な落下を
防ぐべく、それぞれ波形の商品通路を形成している。即
ち、波形の商品通路は、その上部から装填される飲料商
品Mをその横方向(販売機本体1の前後方向)に揺らし
ながら下方に導く際、その壁面で受け止めることで該飲
料商品Mの直接的な落下を防ぐ機能を呈する。
【0015】しかして各商品収納部11の下部には、最
下位置の飲料商品Mから順に1個ずつ払い出すためのエ
ジェクタ12が組み込まれている。このエジェクタ12
は、最下位置の飲料商品Mの通過を選択的に許容する第
1の爪13と、この第1の爪13の作動時に次の飲料商
品Mの落ち込みを阻止する第2の爪14とを具備してい
る。そしてこれらの第1および第2の爪13,14を互
いに関連させて商品収納部11の内側に突出させること
で、最下位置の飲料商品Mだけを1個ずつその下方に払
い出す役割を担う。
【0016】尚、前記各商品収納部11への飲料商品M
の装填(収納)は、前扉2を開けて販売機本体1の内部
(商品ラック10の前面)を開放し、前側の商品ラック
10aの前面上部に開口された前記各商品収納部11に
それぞれ対応する商品装填口15から飲料商品Mをそれ
ぞれ1個ずつ落とし込むことによってなされる。この
際、奥部側の商品収納部11bに対する飲料商品Mの装
填は、前側の商品ラック10aから後側の商品ラック1
0bに掛けて、その上部に組み込まれたトッププレート
16に沿って飲料商品Mを1個ずつ転がすことにより行
われる。
【0017】一方、販売機本体1の下部には、図1に示
すように低床式の温度制御ユニット30が組み込まれて
いる。この温度制御ユニット30は、前述した商品ラッ
ク10にそれぞれ収納された飲料商品Mを加温または冷
却する役割を担うもので、図示しないヒータを主体とす
る加温装置と、コンプレッサ31、コンデンサ32、お
よびエバポレータ33等からなる冷却装置とからなる。
尚、冷却装置におけるエバポレータ33は、前記商品ラ
ック10(10a,10b)側に設けられており、また
コンプレッサ31やコンデンサ32からなる冷却ユニッ
トは、断熱性の下面板5により前記商品ラック10側と
は区画した販売機本体1の下部領域に組み込まれてい
る。
【0018】ちなみに上記加温装置または冷却装置によ
る前記飲料商品Mを加温または冷却は、販売機本体1の
幅方向に並べられた商品ラック10を単位として行われ
る。具体的には、販売機本体1の幅方向に並べられた商
品ラック10の列の途中に図示しない断熱性の仕切壁を
介挿することで、複数の商品ラック10を加温側と冷却
側とに区分けする。そして加温側の商品ラック10に収
納された飲料商品Mを前記ヒータから発せられる温熱に
より加温し、また冷却側の商品ラック10に収納された
飲料商品Mを前記エバポレータ33から得られる冷風に
より冷却するものとなっている。
【0019】さて基本的には上述したように販売機本体
1の内部に、複数の商品ラック10を設けて構成される
飲料用自動販売機において、この発明が特徴とするとこ
ろは、前記商品受け部21を支持機構を介して上下動自
在に支持し、前記カバー体23が開けられたときには上
昇位置に位置付けると共に、前記カバー体23が閉じら
れたときには下降位置に位置付けるように構成した点に
ある。
【0020】ちなみに商品受け部21が選択的に位置付
けられる下降位置は、前記商品ラック10から払い出さ
れた商品Mを導くデリバリシュート3の前端下方の位置
であり、また前記上昇位置は前記デリバリシュート3の
前端部であって該デリバリシュート3からの商品Mの落
とし込みを阻止する位置である。特に商品受け部21が
選択的に位置付けられる上昇位置は、その樋状の形状を
なす後壁21aを前記デリバリシュート3の前端の上方
に位置付けて前記販売機本体1の内部、具体的にはデリ
バリシュート3とその上面の商品ラック10の下方を見
通す領域を外部から遮る位置からなる。このような商品
受け部21(後壁21a)の位置付けにより、前記商品
取出口22を介する外部からの異物(手や棒状物)の販
売機本体1の内部への侵入が阻止されるようになってい
る。
【0021】このような商品取出部20の構成について
更に詳しく説明すると、図2にその要部概略構成を示す
ように、樋状の商品受け部21は前扉2の内部下端側に
ガイドレール等の支持機構(図示せず)を介して上下動
自在に支持されている。またこの商品受け部21の側部
には上下方向に延びるラック24が配設されており、こ
のラック24に噛合するピニオン25の回転に伴って上
記商品受け部21は上下に進退駆動されるようになって
いる。
【0022】しかして前扉2に設けられて前記商品受け
部21に落とし込まれた飲料商品Mの外部からの取り出
しを可能とする商品取出口22は、上記商品受け部21
を上昇位置に位置付けたとき、該商品受け部21の前壁
21bの上端上方を大きく開口する部位に開口されてい
る。この商品取出口22は、該商品取出口22を介して
手(腕)を前扉2内の商品受け部21に挿入し得る開口
形状のものからなる。そして前記カバー体23は、この
商品取出口22を開閉可能に覆い、例えばその上端を回
動支点として前方側に持ち上げることにより上記商品取
出口22を大きく開放し得るように設けられている。
【0023】尚、上述したように商品受け部21を上昇
位置に位置付けたとき、該商品受け部21の後壁21a
によって前記デリバリシュート3を介して導かれる飲料
商品Mの該商品受け部21への落ち込みが阻止され、且
つ後壁21aによって販売機本体1の内部を見通し不能
に遮ることで該販売機本体1の内部への異物の侵入が阻
止されることは前述した通りである。
【0024】一方、前記カバー体23の支持軸(回動
軸)には、例えばその他端部に歯車51が連接されてい
る。この歯車51は、複数の歯車やチェーン機構等から
なる歯車機構52に噛合し、該歯車機構52を介して前
記ピニオン25に動力伝達可能に連結されている。この
歯車機構52は、カバー体23の開閉動作に連動させて
前記ピニオン25を回転させることで前記ラック24を
上下動作させ、これによって前記商品受け部21を上下
動させる上下動機構をなす。特にこの上下動機構(歯車
機構)52は、前記カバー体23が閉じられているとき
には前記商品受け部21を下降位置に位置付け、またカ
バー体23が開けられたとき、前記商品受け部21を上
昇位置に位置付けるようにそのギヤ比等が設定されてい
る。即ち、カバー体23の開閉動作に伴って上記上下動
機構(歯車機構)52を介して前記ラック24が上下に
進退駆動され、これに伴って前記商品受け部21が上下
に選択的に位置付けられるように構成されている。
【0025】また前記販売機本体1の前面下部には、足
踏み式のペダル55が設けられている。このペダル55
は、バネ56により常時は上向きに付勢されており、商
品購入者(ユーザ)の足等により踏圧されて所定の踏み
込み位置(下降位置)まで回動する。しかしてこのペダ
ル55の支持軸には、扇状の歯車57が連接されてい
る。この歯車57はペダル55を所定量以上踏み込んだ
とき、歯車機構58に選択的に噛合することで、この歯
車機構58を介して前述したピニオン25を回転駆動す
る役割を担う。従ってこのペダル55の踏み込み操作に
よってもピニオン25が回転駆動されて前記ラック24
が上下に移動され、これによって前記商品受け部21が
上昇位置に位置付けられるようになっている。この際、
ペダル55の踏み込み操作に伴うピニオン25の回転
は、前述した上下動機構(歯車機構)52を介して前記
カバー体23に逆向きに伝達され、これによって商品受
け部21の上下動に伴って前記カバー体23が開閉駆動
されるようになっている。
【0026】尚、ペダル55が踏み込み操作されない場
合には、前述した扇状の歯車57と歯車機構58との噛
合が解除されている。従ってこの状態でカバー体23を
開閉しても、このカバー体23の開閉に伴うピニオン2
5の回転がペダル55に伝達されないようになってい
る。また前記歯車機構58には、例えば滑りクラッチ機
構(図示せず)を組み込む等して、ペダル51の踏み込
みによる過度な力がピニオン25に伝達されないように
工夫されている。このような工夫により、例えば前述し
たカバー体53を開くことにより商品受け部21を上昇
位置に位置付けた状態においてペダル51を踏み込んで
も、その踏力をクラッチ機構により吸収することで商品
受け部21の上下動に支障を来さないように配慮されて
いる。
【0027】かくして上述した如く構成された自動販売
機によれば、常時はカバー体23が閉じられ、これに伴
って商品受け部21は下方位置に位置付けられている。
従って商品受け部21は、商品ラック10から払い出さ
れた商品Mを受け止め可能な待機状態にある。この状態
において図示しない商品選択釦の選択的な操作に応じて
商品ラック10から商品Mを払い出すと、該商品Mはデ
リバリシュート3を介して商品受け部21に落とし込ま
れる。
【0028】そこでこの商品受け部21に落とし込まれ
た商品Mを取り出すべく前記カバー体23を開けると、
これに伴って商品受け部21が上昇して図2において仮
想線で示す上昇位置に位置付けられる。従ってカバー体
23を開けて開放された商品取出口22から手を突っ込
むことにより、商品受け部21内に落とし込まれた商品
Mを容易に取り出すことが可能となる。特にこの場合、
商品受け部21が上方位置に位置付けられ、商品取出口
22からその底部までの深さが厚く設定されるので、商
品Mの取り出しの容易化を図ることができる。
【0029】またこのように構成された自動販売機によ
れば、商品受け部21を上下動可能に設けているので、
仮に商品ラック10から払い出された商品Mを受け止め
るべく商品受け部21の位置を低く設定しても、この商
品受け部21から商品Mを取り出す際の該商品受け部2
1の位置を高く設定することができるので、商品取出口
22の位置を或る程度高く設定することができる。従っ
てこの場合には、商品購入者(ユーザ)に対して大きく
屈み込む等の負担を強いることなしに、商品受け部21
から商品Mを取り出しを可能とする等の効果をそうする
ことが可能となる。
【0030】また逆に商品取出口22の高さ位置を変え
ない場合には、商品ラック10から払い出された商品M
を受け止める為の商品受け部21の位置(下降位置)を
低くすることができる。すると商品受け部21の下降位
置を低くした分、商品ラック10の商品払い出し位置、
即ち、商品ラック10の下端位置を低く設定することが
可能となる。従って商品ラック10の長さを下側に延ば
し得る分、該商品ラック10における商品収納個数(商
品収納容量)を増やすことが可能となる等の効果が奏せ
られる。
【0031】また上述した構成の自動販売機によれば、
カバー体23を開いた際、商品受け部21が上方位置に
位置付けられ、該商品受け部21の後壁21aにてデリ
バリシュート3の上面、ひいては販売機本体1の内部が
塞がれるので、デリバリシュート3が形成する商品の搬
送路を介して販売機本体1の内部への異物に侵入を確実
に阻止することができる。従って商品ラック10に収納
された商品Mの商品取出口22からの盗難行為を確実に
阻止することが可能となる等の効果も奏せられる。
【0032】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。実施形態においては歯車機構52を用
いてカバー体23の開閉に連動させて商品受け部21を
上下動させたが、梃子を利用したリンク機構を用いて商
品受け部21を上下動させることも可能である。またペ
ダル55を用いた商品受け部21の上下動機構について
は、自動販売機に要求された取り扱い仕様に応じて組み
込むようにすればよいものである。
【0033】更には商品受け部21の全体を持ち上げる
ことに代えて、その底面だけを持ち上げるように構成す
ることも可能である。またこのとき、デリバリシュート
3の前端部を持ち上げることで、該デリバリシュート3
による販売機本体1の内部を塞ぐ愚ように構成すること
も可能である。更には本発明は、カバー体23を前扉2
の内側に押し込むことで商品取出口22を開放するよう
に構成された自動販売機や、カバー体23をスライドさ
せることにより商品取出口22を開放するように構成さ
れた自動販売機に対しても同様に適用することができ
る。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る自動販
売機は、販売機本体の内部から払い出された商品を受け
止める商品受け部を、商品を受け止めるための下降位置
と、商品取出口からの商品の取り出しを容易化する上昇
位置との間で上下動可能に支持し、商品取出口に設けら
れたカバー体の開閉に連動させて上記商品受け部を上下
動させる構成なので、例えば商品取出口の高さ位置を高
くして商品受け部からの商品の取り出しの容易化を図る
ことができる。また或いは商品ラックからの商品の受け
止め位置を低くし、その分、商品ラックを下方に延ばし
てその商品収納容量を増やすことができる等の効果が奏
せられる。
【0035】また商品受け部の上下動に連動させて販売
機本体の内部を塞ぐことで、商品取出口を介する外部か
らの異物の侵入を防ぐようにし、これによって商品ラッ
クに収納した商品の盗難を効果的に防止することができ
る等の実用上多大なる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動販売機の概略構
成を示す側断面図。
【図2】本発明の特徴的な構成部分である商品取出部の
要部概略構成を示す図。
【符号の説明】
1 販売機本体 2 前扉 3 デリバリシュート 10 商品ラック 20 商品取出部 21 商品受け部 21a 後壁 22 商品取出口 23 カバー体 51 歯車 52 歯車機構 55 ペダル 58 歯車機構 24 ラック 25 ピニオン(上下動機構)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 販売機本体の内部から払い出された商品
    を受け止める商品受け部と、前記販売機本体の前扉に開
    口されて前記商品受け部からの商品の取り出しを可能と
    する商品取出口と、この商品取出口を開閉可能に設けら
    れたカバー体とを具備した自動販売機であって、 前記商品受け部を、前記販売機本体の内部から払い出さ
    れた商品を受け止める下降位置と、前記商品取出口から
    の商品の取り出しを容易化する上昇位置との間で上下動
    可能に支持した支持機構と、 前記カバー体の開閉に連動させて前記商品受け部を上下
    に移動させて、前記カバー体を開けたときに前記商品受
    け部を上昇位置に位置付けると共に、前記カバー体を閉
    じたときには前記商品受け部を下降位置に位置付ける上
    下動機構とを備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記商品受け部は、下降位置において前
    記販売機本体の内部から払い出された商品を該商品受け
    部側に導く商品シュートの前端下方に位置付けられ、上
    昇位置において上記商品シュートの前端部に位置付けら
    れて前記販売機本体の内部を外部から遮る後壁を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記上下動機構は、前記カバー体と前記
    商品受け部とを連結した機械的リンク機構からなる請求
    項1に記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 販売機本体の内部から払い出された商品
    を受け止める商品受け部と、前記販売機本体の前扉に開
    口されて前記商品受け部からの商品の取り出しを可能と
    する商品取出口とを具備した自動販売機であって、 前記商品受け部を、前記販売機本体の内部から払い出さ
    れた商品を受け止める下降位置と、前記商品取出口から
    の商品の取り出しを容易化する上昇位置との間で上下動
    可能に支持した支持機構と、 前記販売機本体の前面下部に足踏み可能に設けられたペ
    ダルを備え、該ペダルの踏み込み時に前記商品受け部を
    上昇位置に位置付けると共に、前記ペダルの踏み込み解
    除により前記商品受け部を下降位置に位置付ける上下動
    機構とを備えたことを特徴とする自動販売機。
JP2000343505A 2000-11-10 2000-11-10 自動販売機 Pending JP2002150377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000343505A JP2002150377A (ja) 2000-11-10 2000-11-10 自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000343505A JP2002150377A (ja) 2000-11-10 2000-11-10 自動販売機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002150377A true JP2002150377A (ja) 2002-05-24

Family

ID=18817863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000343505A Pending JP2002150377A (ja) 2000-11-10 2000-11-10 自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002150377A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004362343A (ja) * 2003-06-05 2004-12-24 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ソースコード変換装置、ソースコード変換方法、およびプログラム
KR100962719B1 (ko) 2008-01-21 2010-06-15 남승우 자동판매기
JP2021062105A (ja) * 2019-10-16 2021-04-22 中野冷機株式会社 ショーケース

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004362343A (ja) * 2003-06-05 2004-12-24 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ソースコード変換装置、ソースコード変換方法、およびプログラム
JP4686117B2 (ja) * 2003-06-05 2011-05-18 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション ソースコード変換装置、ソースコード変換方法、およびプログラム
KR100962719B1 (ko) 2008-01-21 2010-06-15 남승우 자동판매기
JP2021062105A (ja) * 2019-10-16 2021-04-22 中野冷機株式会社 ショーケース

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5613620A (en) Co-dispensing snack food products and beverages from a vending machine
EP1166241B1 (en) Vending machine which minimises agitation of goods
US6286715B1 (en) Transparent front vending machine
US8556119B2 (en) Horizontal product discharge system for a vending machine
US20080179343A1 (en) Product delivery and discharge system for a vending machine
AU2011227644B2 (en) Vendor
US3039583A (en) Refrigeration and dispensing of containers of matter and issuing a refund for empty containers
JP3952579B2 (ja) 自動販売機
EP0775349B1 (en) Co-dispensing snack food products and beverages from a vending machine
KR100374758B1 (ko) 자동 판매기의 상품 반출 장치
JP2002092725A (ja) 自動販売機
GB2381114A (en) Small-sized vending machine
JP2002150377A (ja) 自動販売機
JP3223059B2 (ja) 容器入り飲料の販売機
KR100370721B1 (ko) 자동 판매기의 상품 반출 장치
JP5458866B2 (ja) 自動販売機
KR101360006B1 (ko) 컴팩트 자동판매기
JP3471294B2 (ja) 自動販売機
JP3959942B2 (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP5458853B2 (ja) 自動販売機
JP3199635B2 (ja) 自動販売機
JP3835002B2 (ja) 自動販売機の商品搬出装置
KR100389994B1 (ko) 자동 판매기의 상품 반출 장치
JP2007287125A (ja) 自動販売機
JP2002150378A (ja) 飲料用自動販売機