JP2001147614A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2001147614A JP2001147614A JP33104899A JP33104899A JP2001147614A JP 2001147614 A JP2001147614 A JP 2001147614A JP 33104899 A JP33104899 A JP 33104899A JP 33104899 A JP33104899 A JP 33104899A JP 2001147614 A JP2001147614 A JP 2001147614A
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- forming apparatus
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 定着装置の異常報知を迅速に行うことができ
ると共に、不良画像の発生、定着装置や駆動モータ及び
各駆動部品の故障及び破損の発生を未然に防止できる画
像形成装置を提供する。 【解決手段】 定着装置と、この定着装置を駆動する駆
動モータと制御部と表示部とを有する画像形成装置であ
って、制御部は駆動モータの電流値を検出することによ
り定着装置の負荷としての駆動トルクの変動を算出し、
この駆動トルク変動が異常である場合には、この異常状
態を表示部或は音声により報知し、この報知により定着
装置や駆動モータ及び各駆動部品の故障及び破損の発生
を未然に防止する。
ると共に、不良画像の発生、定着装置や駆動モータ及び
各駆動部品の故障及び破損の発生を未然に防止できる画
像形成装置を提供する。 【解決手段】 定着装置と、この定着装置を駆動する駆
動モータと制御部と表示部とを有する画像形成装置であ
って、制御部は駆動モータの電流値を検出することによ
り定着装置の負荷としての駆動トルクの変動を算出し、
この駆動トルク変動が異常である場合には、この異常状
態を表示部或は音声により報知し、この報知により定着
装置や駆動モータ及び各駆動部品の故障及び破損の発生
を未然に防止する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、印刷機等の画像形成装置に係り、特
に定着装置の駆動トルク変動を算出し、異常状態を表示
部或は音声により報知する画像形成装置に関するもので
ある。
タ、ファクシミリ、印刷機等の画像形成装置に係り、特
に定着装置の駆動トルク変動を算出し、異常状態を表示
部或は音声により報知する画像形成装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】複写機、プリンタ等の画像形成装置にお
いては、帯電工程により感光体を帯電させた後、原稿の
画像情報に応じた露光工程により感光体上に静電潜像を
形成し、この静電潜像を現像部により現像して可視像化
し、そのトナー像を転写紙に転写した後、このトナー像
を定着装置により定着させ複写を行っている。ここで、
図１を参照して定着装置の構成を簡単に説明する。すな
わち、定着装置１は定着ローラ２及び加圧ローラ３と、
離型材としてのシリコンオイルを塗布するためのオイル
塗布ユニット４とクリーニングローラ５とを有してい
る。８は定着装置１を駆動するための駆動モータであ
る。オイル塗布ユニット４は互いに圧接回転する塗布ロ
ーラ６，７とを有し、このうち塗布ローラ６がシリコン
オイルが含浸されているオイル塗布フェルト（図示せ
ず）に当接し、塗布ローラ７が定着ローラ２に対して当
接し回転することによりシリコンオイルの塗布を行って
いる。また、定着ローラ２表面のクリーニングはクリー
ニングローラ５によって行われ、このクリーニングロー
ラ５に付着した紙粉やオフセット・トナー等の異物はス
クレーパ５ａにより掻き落とされる。これによって、定
着装置１に対してシリコンオイルの塗布及びクリーニン
グを逐次行うことによりオフセット等の不良画像の発生
を防止している。ここで図６に示すように、一般的に使
用されている定着装置はその構成や大きさ等にもよる
が、定着装置のクリーニングが良好に行われ余分な負荷
のない「正常時」の場合には駆動トルクは「５kgf・c
m」程度となっている。ここで、横軸には時間（sec）を
縦軸には経過時間に伴って変動する定着装置の負荷であ
る駆動トルク（kgf・cm）の値をそれぞれ示している。
いては、帯電工程により感光体を帯電させた後、原稿の
画像情報に応じた露光工程により感光体上に静電潜像を
形成し、この静電潜像を現像部により現像して可視像化
し、そのトナー像を転写紙に転写した後、このトナー像
を定着装置により定着させ複写を行っている。ここで、
図１を参照して定着装置の構成を簡単に説明する。すな
わち、定着装置１は定着ローラ２及び加圧ローラ３と、
離型材としてのシリコンオイルを塗布するためのオイル
塗布ユニット４とクリーニングローラ５とを有してい
る。８は定着装置１を駆動するための駆動モータであ
る。オイル塗布ユニット４は互いに圧接回転する塗布ロ
ーラ６，７とを有し、このうち塗布ローラ６がシリコン
オイルが含浸されているオイル塗布フェルト（図示せ
ず）に当接し、塗布ローラ７が定着ローラ２に対して当
接し回転することによりシリコンオイルの塗布を行って
いる。また、定着ローラ２表面のクリーニングはクリー
ニングローラ５によって行われ、このクリーニングロー
ラ５に付着した紙粉やオフセット・トナー等の異物はス
クレーパ５ａにより掻き落とされる。これによって、定
着装置１に対してシリコンオイルの塗布及びクリーニン
グを逐次行うことによりオフセット等の不良画像の発生
を防止している。ここで図６に示すように、一般的に使
用されている定着装置はその構成や大きさ等にもよる
が、定着装置のクリーニングが良好に行われ余分な負荷
のない「正常時」の場合には駆動トルクは「５kgf・c
m」程度となっている。ここで、横軸には時間（sec）を
縦軸には経過時間に伴って変動する定着装置の負荷であ
る駆動トルク（kgf・cm）の値をそれぞれ示している。
【０００３】ところが、ＯＨＰ等の紙粉の発生しない転
写紙や画像比率（画像濃度）の多いパターンの連続複写
を行った時にはクリーニング不良により余分な紙粉や残
留トナーが定着装置１の内部に蓄積してしまうため、定
着装置１のクリーニングが良好に行われないことがあ
り、これによって定着装置１の駆動に余分な負荷が生じ
ることとなり、この負荷により定着装置１或は画像形成
装置内での紙詰りが発生する原因となる。特に、このよ
うな不具合は画像形成装置のウォームアップ直後や停止
後にはスクレーパ５ａの先端部に残留トナーが固着して
いることがあるため顕著に表れる。
写紙や画像比率（画像濃度）の多いパターンの連続複写
を行った時にはクリーニング不良により余分な紙粉や残
留トナーが定着装置１の内部に蓄積してしまうため、定
着装置１のクリーニングが良好に行われないことがあ
り、これによって定着装置１の駆動に余分な負荷が生じ
ることとなり、この負荷により定着装置１或は画像形成
装置内での紙詰りが発生する原因となる。特に、このよ
うな不具合は画像形成装置のウォームアップ直後や停止
後にはスクレーパ５ａの先端部に残留トナーが固着して
いることがあるため顕著に表れる。
【０００４】そこで、このような不具合を防止するため
に、従来では定着装置の駆動モータによる負荷である駆
動トルクを検出し、この駆動トルクが所定の値（一定
値）を越えた場合には、「定着装置の異常」と判断し画
像形成装置自体の作動を停止することが行われている。
また、駆動モータの回転数を検出すると共に、正常な回
転数が所定時間の間検出されない場合には、同様に「定
着装置の異常」と判断し、画像形成装置自体の作動を停
止するものも提案されている。さらに、上記以外の従来
例として「特開平5-94074号公報」には、各給紙カセッ
トと複写機本体の搬送経路中に紙詰り検出用の用紙検出
用センサを設けると共に、紙詰り発生時には操作パネル
上及び紙詰り発生箇所の位置を表示により報知するもの
が公知例として開示されている。
に、従来では定着装置の駆動モータによる負荷である駆
動トルクを検出し、この駆動トルクが所定の値（一定
値）を越えた場合には、「定着装置の異常」と判断し画
像形成装置自体の作動を停止することが行われている。
また、駆動モータの回転数を検出すると共に、正常な回
転数が所定時間の間検出されない場合には、同様に「定
着装置の異常」と判断し、画像形成装置自体の作動を停
止するものも提案されている。さらに、上記以外の従来
例として「特開平5-94074号公報」には、各給紙カセッ
トと複写機本体の搬送経路中に紙詰り検出用の用紙検出
用センサを設けると共に、紙詰り発生時には操作パネル
上及び紙詰り発生箇所の位置を表示により報知するもの
が公知例として開示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来技術の場合には操作パネル上にＳＣ（サービスマン・
コール）等により定着装置における駆動モータの異常を
表示し、ユーザーに報知することができるが、この異常
が具体的に何に起因するものであるかはサービスマンが
直接駆動モータや付設の駆動部品を点検しなければ判明
しないため、故障に対する対応を迅速に行うことができ
ないうえ、これにより駆動モータ或は各駆動部品の破損
の発生を未然に防止することができない。
来技術の場合には操作パネル上にＳＣ（サービスマン・
コール）等により定着装置における駆動モータの異常を
表示し、ユーザーに報知することができるが、この異常
が具体的に何に起因するものであるかはサービスマンが
直接駆動モータや付設の駆動部品を点検しなければ判明
しないため、故障に対する対応を迅速に行うことができ
ないうえ、これにより駆動モータ或は各駆動部品の破損
の発生を未然に防止することができない。
【０００６】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の画像形成装置のもつ問題を解消し、定着装置の異常
報知及びこれに伴うクリーニング処置や部品交換処理を
迅速に行うことができると共に、不良画像の発生や定着
装置や駆動モータ及び各駆動部品の故障及び破損の発生
を未然に防止することができる画像形成装置を提供する
にある。
来の画像形成装置のもつ問題を解消し、定着装置の異常
報知及びこれに伴うクリーニング処置や部品交換処理を
迅速に行うことができると共に、不良画像の発生や定着
装置や駆動モータ及び各駆動部品の故障及び破損の発生
を未然に防止することができる画像形成装置を提供する
にある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、請求項１に記載の発明は、定
着装置と、この定着装置を駆動する駆動モータと制御部
と表示部とを有する画像形成装置であって、制御部は駆
動モータの電流値を検出することにより定着装置の負荷
としての駆動トルクの変動を算出し、この駆動トルク変
動が異常である場合には、この異常状態を表示部或は音
声により報知する事を特徴とするものである。
な目的を達成するために、請求項１に記載の発明は、定
着装置と、この定着装置を駆動する駆動モータと制御部
と表示部とを有する画像形成装置であって、制御部は駆
動モータの電流値を検出することにより定着装置の負荷
としての駆動トルクの変動を算出し、この駆動トルク変
動が異常である場合には、この異常状態を表示部或は音
声により報知する事を特徴とするものである。
【０００８】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の発明において、制御部は所定の時間毎での駆動モータ
の電流値を検出し、定着装置の状態を電流値とその経過
時間によって複数の段階に分けて報知する事を特徴とす
るものである。
の発明において、制御部は所定の時間毎での駆動モータ
の電流値を検出し、定着装置の状態を電流値とその経過
時間によって複数の段階に分けて報知する事を特徴とす
るものである。
【０００９】請求項３に記載の発明は、請求項１に記載
の発明において、定着装置の異常の程度が軽度の場合に
は異常状態を報知し、異常の程度が重度の場合には報知
を行うと共に、画像形成装置の作動を停止させる制御を
行う事を特徴とするものである。
の発明において、定着装置の異常の程度が軽度の場合に
は異常状態を報知し、異常の程度が重度の場合には報知
を行うと共に、画像形成装置の作動を停止させる制御を
行う事を特徴とするものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１は本発明における画像形成装
置の主要部の構成を示しており、この画像形成装置Ａは
定着装置１と、この定着装置１を駆動する駆動モータ８
と、制御部９と表示部10とを有している。また、本発明
の特徴は制御部９により駆動モータ８の電流値を検出す
ると共に、定着装置１が異常である場合には、この異常
状態を音声或は表示部10に表示する事を特徴とするもの
である。このため、制御部９は定着装置１を駆動する駆
動モータ８の電流値を常に検出し、電流値とその経過時
間により駆動トルクの変動を演算することができ、表示
部10は制御部９による演算結果を表示することにより定
着装置１の異常を確実に報知することができる。以下、
本発明の詳細を図面を参照して説明する。
置の主要部の構成を示しており、この画像形成装置Ａは
定着装置１と、この定着装置１を駆動する駆動モータ８
と、制御部９と表示部10とを有している。また、本発明
の特徴は制御部９により駆動モータ８の電流値を検出す
ると共に、定着装置１が異常である場合には、この異常
状態を音声或は表示部10に表示する事を特徴とするもの
である。このため、制御部９は定着装置１を駆動する駆
動モータ８の電流値を常に検出し、電流値とその経過時
間により駆動トルクの変動を演算することができ、表示
部10は制御部９による演算結果を表示することにより定
着装置１の異常を確実に報知することができる。以下、
本発明の詳細を図面を参照して説明する。
【００１１】図２は本発明の一実施形態を説明するため
のフローチャートである。前述したように、一般的に使
用されている定着装置はその構成や大きさ等にもよる
が、定着装置に余分な負荷のない「正常時」の場合には
駆動時の負荷トルクは「５kgf・cm」程度となっている
（図６）。ところが、画像比率（画像濃度）の多いパタ
ーンの連続複写を行った時等ではクリーニングが良好に
行われないことがあり、この場合には定着装置に作用す
る負荷としての駆動トルクは「10kgf・cm以上」になる
ことがある。
のフローチャートである。前述したように、一般的に使
用されている定着装置はその構成や大きさ等にもよる
が、定着装置に余分な負荷のない「正常時」の場合には
駆動時の負荷トルクは「５kgf・cm」程度となっている
（図６）。ところが、画像比率（画像濃度）の多いパタ
ーンの連続複写を行った時等ではクリーニングが良好に
行われないことがあり、この場合には定着装置に作用す
る負荷としての駆動トルクは「10kgf・cm以上」になる
ことがある。
【００１２】本発明では、このように定着装置に対して
の負荷が作用することにより「正常時」の状態から駆動
トルクが変動することに着目したものである。すなわ
ち、先ず、本発明では制御部９により駆動モータ８の電
流値を検出し、この電流値に基づいて演算される負荷と
しての駆動トルクの値が図３に示すように、「10kgf・cm
以上」である時間が僅か（数秒程度）の間だけ継続した
場合には、表示部10に「定着装置ヲチェックシテクダサ
イ」と表示する。すなわち、駆動トルクの値が一時的
（１秒程度）に「10kgf・cm以上」である場合には定着
装置１の内部には紙粉や余分な残留トナーが存在すると
予想され、この報知を行うことによりサービスマンによ
る定着装置１の清掃や点検が行われることになる。この
結果、定着装置１の駆動が余分な負荷のない良好なもの
となるため不良画像の発生や定着装置や駆動モータ及び
各駆動部品の故障及び破損の発生を未然に防止すること
ができる。ここで、このように駆動トルクの値が「10kg
f・cm以上」である時間が僅かであり、しかも一定時間
以内である場合には、クリーニング不良であることがほ
ぼ明白であるため、表示としては「定着装置ヲセイソウ
シテクダサイ」と表示してもよい。また、この警告は表
示部10による報知の他、音声等により行ってもよい。
の負荷が作用することにより「正常時」の状態から駆動
トルクが変動することに着目したものである。すなわ
ち、先ず、本発明では制御部９により駆動モータ８の電
流値を検出し、この電流値に基づいて演算される負荷と
しての駆動トルクの値が図３に示すように、「10kgf・cm
以上」である時間が僅か（数秒程度）の間だけ継続した
場合には、表示部10に「定着装置ヲチェックシテクダサ
イ」と表示する。すなわち、駆動トルクの値が一時的
（１秒程度）に「10kgf・cm以上」である場合には定着
装置１の内部には紙粉や余分な残留トナーが存在すると
予想され、この報知を行うことによりサービスマンによ
る定着装置１の清掃や点検が行われることになる。この
結果、定着装置１の駆動が余分な負荷のない良好なもの
となるため不良画像の発生や定着装置や駆動モータ及び
各駆動部品の故障及び破損の発生を未然に防止すること
ができる。ここで、このように駆動トルクの値が「10kg
f・cm以上」である時間が僅かであり、しかも一定時間
以内である場合には、クリーニング不良であることがほ
ぼ明白であるため、表示としては「定着装置ヲセイソウ
シテクダサイ」と表示してもよい。また、この警告は表
示部10による報知の他、音声等により行ってもよい。
【００１３】次いで、例えばユーザーによる紙詰りの処
理ミスにより定着装置１内に用紙が残っている場合には
図４に示すように、駆動トルクの値が残留紙と定着ロー
ラ２（或は、加圧ローラ３）との摩擦抵抗等により「７
〜９kgf・cm」程度となり、その継続時間は当然紙詰り
の処理を行わない限り変動することはなく継続する。従
って、この時には「定着装置ニ紙ガアリマス」と表示す
る。この結果、ユーザー或はサービスマンによる紙詰り
の処理を指示することができ定着装置１及び各部品の破
損を未然に防止することができる。さらに、図５に示す
ように駆動トルクが「10kgf・cm」以上であり、その継
続時間も変動がなく一定時間以上の場合のときは異常の
程度が重度と判断し「定着装置ガ故障シテイマス」と表
示する。また、このように異常の程度が重度の場合には
部品の破損等の重大な故障原因となるため、この「定着
装置ガ故障シテイマス」の表示と、ほぼ同時に画像形成
装置Ａ自体の作動停止を行う。これによって、定着装置
及び駆動部品の異常にいち早く対応することができ、事
前に重大な故障が発生することを防止することができ
る。尚、上述した実施形態では定着装置を対象としてい
るが、本発明は現像装置、転写装置等の駆動部のトルク
変動を単独に或は併用して利用することもできる。
理ミスにより定着装置１内に用紙が残っている場合には
図４に示すように、駆動トルクの値が残留紙と定着ロー
ラ２（或は、加圧ローラ３）との摩擦抵抗等により「７
〜９kgf・cm」程度となり、その継続時間は当然紙詰り
の処理を行わない限り変動することはなく継続する。従
って、この時には「定着装置ニ紙ガアリマス」と表示す
る。この結果、ユーザー或はサービスマンによる紙詰り
の処理を指示することができ定着装置１及び各部品の破
損を未然に防止することができる。さらに、図５に示す
ように駆動トルクが「10kgf・cm」以上であり、その継
続時間も変動がなく一定時間以上の場合のときは異常の
程度が重度と判断し「定着装置ガ故障シテイマス」と表
示する。また、このように異常の程度が重度の場合には
部品の破損等の重大な故障原因となるため、この「定着
装置ガ故障シテイマス」の表示と、ほぼ同時に画像形成
装置Ａ自体の作動停止を行う。これによって、定着装置
及び駆動部品の異常にいち早く対応することができ、事
前に重大な故障が発生することを防止することができ
る。尚、上述した実施形態では定着装置を対象としてい
るが、本発明は現像装置、転写装置等の駆動部のトルク
変動を単独に或は併用して利用することもできる。
【００１４】
【発明の効果】この発明は、上記のようであって、請求
項１に記載の発明は定着装置と、この定着装置を駆動す
る駆動モータと制御部と表示部とを有する画像形成装置
であって、制御部は駆動モータの電流値を検出すること
により定着装置の負荷としての駆動トルクの変動を算出
し、この駆動トルク変動が異常である場合には、この異
常状態を表示部或は音声により報知するので、定着装置
の異常報知及びクリーニング処理や部品交換処理を迅速
に行うことができると共に、不良画像の発生や定着装置
や駆動モータ及び各駆動部品の故障及び破損の発生を未
然に防止することができ、常に安定したコピー品質を長
期にわたって維持できるという効果がある。
項１に記載の発明は定着装置と、この定着装置を駆動す
る駆動モータと制御部と表示部とを有する画像形成装置
であって、制御部は駆動モータの電流値を検出すること
により定着装置の負荷としての駆動トルクの変動を算出
し、この駆動トルク変動が異常である場合には、この異
常状態を表示部或は音声により報知するので、定着装置
の異常報知及びクリーニング処理や部品交換処理を迅速
に行うことができると共に、不良画像の発生や定着装置
や駆動モータ及び各駆動部品の故障及び破損の発生を未
然に防止することができ、常に安定したコピー品質を長
期にわたって維持できるという効果がある。
【００１５】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の発明において制御部は所定の時間毎での駆動モータの
電流値を検出し、定着装置の状態を電流値とその経過時
間によって複数の段階に分けて報知するので、細かい情
報を迅速に報知することができるため、部品交換作業等
に要するダウンタイムの短縮をより図ることができると
いう効果がある。
の発明において制御部は所定の時間毎での駆動モータの
電流値を検出し、定着装置の状態を電流値とその経過時
間によって複数の段階に分けて報知するので、細かい情
報を迅速に報知することができるため、部品交換作業等
に要するダウンタイムの短縮をより図ることができると
いう効果がある。
【００１６】請求項３に記載の発明は、請求項１に記載
の発明において定着装置の異常の程度が軽度の場合には
異常状態を報知し、異常の程度が重度の場合には報知を
行うと共に、画像形成装置の作動を停止させる制御を行
うので、定着装置の異常報知を迅速に行うことができる
と共に、定着装置や駆動モータ及び各駆動部品の故障及
び破損の発生を確実に防止することができるという効果
がある。
の発明において定着装置の異常の程度が軽度の場合には
異常状態を報知し、異常の程度が重度の場合には報知を
行うと共に、画像形成装置の作動を停止させる制御を行
うので、定着装置の異常報知を迅速に行うことができる
と共に、定着装置や駆動モータ及び各駆動部品の故障及
び破損の発生を確実に防止することができるという効果
がある。
【００１７】
【図１】この発明に適用される画像形成装置を示す概略
構成図である。
構成図である。
【図２】この発明の一実施形態を説明するためのフロー
チャートである。
チャートである。
【図３】定着装置におけるクリーニング不良時の駆動ト
ルク変動を示す線図である。
ルク変動を示す線図である。
【図４】定着装置における紙詰り時の駆動トルク変動を
示す線図である。
示す線図である。
【図５】定着装置における故障時の駆動トルク変動を示
す線図である。
す線図である。
【図６】定着装置における「正常時」の駆動トルク変動
を示す線図である。
を示す線図である。
Ａ 画像形成装置 １ 定着装置 ２ 定着ローラ ３ 加圧ローラ ４ オイル塗布ユニット ５ クリーニングローラ ５ａ スクレーパ ６，７ 塗布ローラ ８ 駆動モータ ９ 制御部 10 表示部
Claims (3)
- 【請求項１】 定着装置と、この定着装置を駆動する駆
動モータと制御部と表示部とを有する画像形成装置であ
って、制御部は駆動モータの電流値を検出することによ
り定着装置の負荷である駆動トルクの変動を算出し、こ
の駆動トルク変動が異常である場合には、この異常状態
を表示部或は音声により報知する事を特徴とする画像形
成装置。 - 【請求項２】 制御部は所定の時間毎での駆動モータの
電流値を検出し、定着装置の状態を電流値とその経過時
間によって複数の段階に分けて報知する事を特徴とする
請求項１に記載の画像形成装置。 - 【請求項３】 定着装置の異常の程度が軽度の場合には
異常状態を報知し、異常の程度が重度の場合には報知を
行うと共に、画像形成装置の作動を停止させる制御を行
う事を特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33104899A JP2001147614A (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33104899A JP2001147614A (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001147614A true JP2001147614A (ja) | 2001-05-29 |
Family
ID=18239271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33104899A Pending JP2001147614A (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001147614A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011053385A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Ricoh Co Ltd | 故障診断装置、故障診断方法、画像形成装置及び記録媒体 |
| JP2015108764A (ja) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
| JP2015114610A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
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