JP2001147449A - 液晶画像表示装置と画像表示装置用半導体装置の製造方法 - Google Patents

液晶画像表示装置と画像表示装置用半導体装置の製造方法

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JP2001147449A
JP2001147449A JP32949199A JP32949199A JP2001147449A JP 2001147449 A JP2001147449 A JP 2001147449A JP 32949199 A JP32949199 A JP 32949199A JP 32949199 A JP32949199 A JP 32949199A JP 2001147449 A JP2001147449 A JP 2001147449A
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Kiyohiro Kawasaki
清弘 川崎
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 5枚マスクプロセスでは走査線と信号線への
コンタクト形成に関して、絶縁層への開口部形成時に走
査線や信号線の表面に酸化膜が形成され易く、コンタク
ト抵抗が不安定であった。 【解決手段】 走査線と信号線を陽極酸化可能な金属
とアルミニウムと透明導電層の3層とする。走査線の
側面に陽極酸化層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像表示機能
を有する液晶画像表示装置、とりわけアクティブ型の液
晶画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の微細加工技術、液晶材料技術およ
び高密度実装技術等の進歩により、5〜50cm対角の液
晶パネルでテレビジョン画像や各種の画像表示機器が商
用ベースで大量に提供されている。また、液晶パネルを
構成する2枚のガラス基板の一方にRGBの着色層を形
成しておくことによりカラー表示も容易に実現してい
る。特にスイッチング素子を絵素毎に内蔵させた、いわ
ゆるアクティブ型の液晶パネルではクロストークも少な
くかつ高速応答で高いコントラスト比を有する画像が保
証されている。
【0003】これらの液晶画像表示装置(液晶パネル)
は走査線としては200〜1000本、信号線としては200〜30
00本程度のマトリクス編成が一般的であるが、最近は表
示容量の増大に対応すべく大画面化と高精細化とが同時
に進行している。
【0004】図5は液晶パネルへの実装状態を示し、液
晶パネル1を構成する一方の透明性絶縁基板、例えばガ
ラス基板2上に形成された走査線の電極端子群6に駆動
信号を供給する半導体集積回路チップ3を導電性の接着
剤を用いて接続するCOG(Chip-On-Glass)方式や、
例えばポリイミド系樹脂薄膜をベースとし、金または半
田メッキされた銅箔の端子(図示せず)を有するTCP
フィルム4を信号線の端子群5に導電性媒体を含む適当
な接着剤で圧接して固定するTCP(Tape-Carrier-Pac
kage)方式などの実装手段によって電気信号が画像表示
部に供給される。ここでは便宜上二つの実装方式を同時
に図示しているが実際には何れかの方式が適宜選択され
ることは言うまでもない。
【0005】7,8は液晶パネル1のほぼ中央部に位置
する画像表示部と信号線および走査線の電極端子5,6
との間を接続する配線路で、必ずしも電極端子群5,6
と同一の導電材で構成される必要はない。9は全ての液
晶セルに共通の透明導電性の対向電極を有するもう1枚
の透明性絶縁基板である対向ガラス基板である。
【0006】図6はスイッチング素子として絶縁ゲート
型トランジスタ10を絵素毎に配置したアクティブ型液
晶パネルの等価回路図を示し、11(図5では8)は走
査線、12(図5では7)は信号線、13は液晶セルで
あって、液晶セル13は電気的には容量素子として扱わ
れる。実線で描かれた素子類は液晶パネルを構成する一
方のガラス基板2上に形成され、点線で描かれた全ての
液晶セル13に共通な対向電極14はもう一方のガラス
基板9上に形成されている。絶縁ゲート型トランジスタ
10のOFF抵抗あるいは液晶セル13の抵抗が低い場合
や表示画像の階調性を重視する場合には、負荷としての
液晶セル13の時定数を大きくするための補助の蓄積容
量15を液晶セル13に並列に加える等の回路的工夫が
加味される。なお16は蓄積容量15の共通母線であ
る。
【0007】図7は液晶パネルの画像表示部の要部断面
図を示し、液晶パネル1を構成する2枚のガラス基板
2,9は樹脂性のファイバやビーズ等のスペーサ材(図
示せず)によって数μm程度の所定の距離を隔てて形成
され、その間隙(ギャップ)はガラス基板9の周縁部に
おいて有機性樹脂よりなるシール材と封口材(何れも図
示せず)とで封止された閉空間になっており、この閉空
間に液晶17が充填されている。
【0008】カラー表示を実現する場合には、ガラス基
板9の閉空間側に着色層18と称する染料または顔料の
いずれか一方もしくは両方を含む厚さ1〜2μm程度の
有機薄膜が被着されて色表示機能が与えられるので、そ
の場合にはガラス基板9は別名カラーフィルタ(Color
Filter 略語はCF)と呼称される。そして液晶材料
17の性質によってはガラス基板9の上面またはガラス
基板2の下面の何れかもしくは両面上に偏光板19が貼
付され、液晶パネル1は電気光学素子として機能する。
現在、市販されている大部分の液晶パネルでは液晶材料
にTN(ツイスト・ネマチック)系の物を用いており、
偏光板19は通常2枚必要である。なお、光源としての
裏面光源についての記載は省略した。
【0009】液晶17に接して2枚のガラス基板2,9
上に形成された例えば厚さ0.1μm程度のポリイミド系樹
脂薄膜20は液晶分子を決められた方向に配向させるた
めの配向膜である。21は絶縁ゲート型トランジスタ1
0のドレインと透明導電性の絵素電極22とを接続する
ドレイン電極(配線)であり、信号線(ソース線)12
と同時に形成されることが多い。信号線12とドレイン
電極21との間に位置するのは半導体層23であり詳細
は後述する。カラーフィルタ9上で隣り合った着色層1
8の境界に形成された厚さ0.1μm程度のCr薄膜層24
は半導体層23と走査線11及び信号線12に外部光が
入射するのを防止するための光遮蔽で、いわゆるブラッ
クマトリクス(Black Matrix 略語はBM)として定
着化した技術である。
【0010】ここでスイッチング素子として絶縁ゲート
型トランジスタの構造と製造方法に関して説明する。絶
縁ゲート型トランジスタには2種類のものが現在多用さ
れており、そのうちの一つを従来例(エッチ・ストップ
型と呼称される)として紹介する。図8は従来の液晶パ
ネルを構成するアクティブ基板の単位絵素の平面図であ
り、同図のA−A’線上の断面図を図9に示し、その製
造工程を以下に簡単に説明する。なお、走査線11に形
成された突起部50と絵素電極22とがゲート絶縁層を
介して重なっている領域51(右下がり斜線部)が蓄積
容量13を形成しているが、ここではその詳細な説明は
省略する。
【0011】先ず、図9(a)に示したように耐熱性と
耐薬品性と透明性が高い絶縁性基板として厚さ0.5〜1.1
mm程度のガラス基板2、例えばコーニング社製の商品名
1737の一主面上にSPT(スパッタ)等の真空製膜
装置を用いて膜厚0.1〜0.3μm程度の第1の金属層とし
て例えばCr,Ta,Mo等あるいはそれらの合金を被
着して微細加工技術により走査線も兼ねるゲート電極1
1を選択的に形成する。
【0012】液晶パネルの大画面化に対応して走査線の
抵抗値を下げるためには走査線の材料としてAL(アル
ミニウム)が用いられるが、ALは耐熱性が低いので上
記した耐熱金属であるCr,Ta,Moまたはそれらの
シリサイドと積層化したり、あるいはALの表面に陽極
酸化で酸化層(AL2O3)を付加することも現在では一般
的な技術である。すなわち、走査線11は1層以上の金
属層で構成される。
【0013】次に、図9(b)に示したようにガラス基
板2の全面にPCVD(プラズマ・シーブイディ)装置
を用いてゲート絶縁層となる第1のSiNx(シリコン窒
化)層、不純物をほとんど含まず絶縁ゲート型トランジ
スタのチャネルとなる第1の非晶質シリコン(a-Si)
層、及び第2のSiNx層と3種類の薄膜層を、例えば0.3-
0.05-0.1μm程度の膜厚で順次被着して30〜32とす
る。
【0014】なお、ノウハウ的な技術としてゲート絶縁
層の形成に当り他の種類の絶縁層(例えばTaOxやSiO
2等、もしくは先述したAL2O3)と積層したり、あるいは
ゲートSiNx層を2回に分けて製膜し途中で洗浄工程を付
与する等の歩留向上対策が行われることも多く、ゲート
絶縁層は1種類あるいは単層とは限らない。
【0015】そして微細加工技術によりゲート11上の
第2のSiNx層をゲート11よりも幅細く選択的に残して
32’として第1の非晶質シリコン層31を露出し、同
じくPCVD装置を用いて全面に不純物として例えば燐
を含む第2の非晶質シリコン層33を例えば0.05μm程
度の膜厚で被着する。
【0016】続いて、図9(c)に示したようにゲート
11の近傍上にのみ第1の非晶質シリコン層31と第2
の非晶質シリコン層33とを島状31’,32’に残し
てゲート絶縁層30を露出する。引き続き図9(d)に
示したようにSPT(スパッタ)等の真空製膜装置を用
いて膜厚0.1〜0.2μm程度の透明導電層として例えばI
TO(Indium-Tin-Oxide)を被着し、微細加工技術によ
り絵素電極22を選択的に形成する。
【0017】さらに図9(e)に示したように走査線1
1への電気的接続に必要な画像表示部の周辺部での走査
線11上のゲート絶縁層30への選択的開口部60形成
を行った後、図9(f)に示したようにSPT等の真空
製膜装置を用いて膜厚0.1μm程度の耐熱金属層として例
えばTi,Cr,Mo等の耐熱金属薄膜層34を、低抵
抗配線層として膜厚0.3μm程度のAL薄膜層35を順次
被着し、微細加工技術により耐熱金属層34’と低抵抗
配線層35’との積層よりなる絶縁ゲート型トランジス
タのドレイン電極21と信号線も兼ねるソース電極12
とを選択的に形成する。この選択的パターン形成に用い
られる感光性樹脂パターンをマスクとしてソース・ドレ
イン電極間の第2のSiNx層32’上の第2の非晶質シリコ
ン層33’を除去して第2のSiNx層32’を露出すると
ともに、その他の領域では第1の非晶質シリコン層31’
をも除去してゲート絶縁層30を露出する。第2のSiNx
層32’上の第2の非晶質シリコン層33’を除去する
時に、第2の非晶質シリコン層33’の食刻が第2のSiNx
層32’によって自動的に終了し、かつ第2のSiNx層3
2’がマスクとしてチャネルとなる第1の非晶質シリコ
ン層31’を保護するので、この絶縁ゲート型トランジ
スタはチャネル保護型あるいしエッチ・ストップ型と呼
ばれる。
【0018】絶縁ゲート型トランジスタがオフセット構
造とならぬようソース・ドレイン電極12,21はゲー
ト11と一部平面的に重なった位置関係に配置されて形
成される。なお、画像表示部の周辺部で走査線11上の
開口部60を含んで信号線12と同時に走査線側の端子
電極6、または走査線11と別の材料で構成される走査
線側の端子電極6とを接続する配線路8を形成すること
も一般的な設計である。
【0019】最後に、ガラス基板2の全面に透明性の絶
縁層として、ゲート絶縁層30と同様にPCVD装置を
用いて0.3〜0.7μm程度の膜厚のSiNx層を被着してパシ
ベーション絶縁層37とし、図9(g)に示したように
絵素電極22上に開口部38を形成して絵素電極22の
大部分を露出すると同時に、走査線側の端子電極6上に
も開口部61を形成して端子電極6の大部分を露出して
アクティブ基板2として完成する。図示はしないが信号
線側の端子電極5上も開口部を形成して端子電極5の大
部分を露出している。
【0020】信号線12の配線抵抗が問題とならない場
合にはALよりなる低抵抗配線層35は必ずしも必要で
はなく、その場合にはCr,Ta,Mo等の耐熱金属材
料を選択すればソース・ドレイン配線12,21を単層
化することが可能である。なお、絶縁ゲート型トランジ
スタの耐熱性については先行例である特開平7-74368号
公報に詳細が記載されている。
【0021】絵素電極22上のパシベーション絶縁層3
7を除去する理由は、一つには液晶セルに印可される実
効電圧の低下を防止するためと、もう一つはパシベーシ
ョン絶縁層37の膜質が一般的に劣悪で、パシベーショ
ン絶縁層37内に電荷が蓄積されて表示画像の焼き付け
を生じることを回避するためである。これは絶縁ゲート
型トランジスタの耐熱性が余り高くないため、パシベー
ション絶縁層37の製膜温度がゲート絶縁層30と比較
して数10℃以上低く250℃以下の低温製膜にならざ
るを得ないからである。
【0022】以上述べたアクティブ基板の製造工程は写
真食刻工程が7回必要で、7枚マスク工程と称されるほ
ぼ標準的な製造方法である。液晶パネルの低価格化を実
現し、さらなる需要の増大に対応していくためにも製造
工程数の削減は液晶パネルメーカにとっては重要な命題
で、合理化された通称5枚マスク工程が導入されようと
している。
【0023】図10は5枚マスクに対応したアクティブ
基板の単位絵素の平面図で、同図のA−A’線上の断面
図を図11に示し、その製造工程を、絶縁ゲート型トラ
ンジスタに従来のうちのもう一つ(チャネル・エッチ型
と呼称される)を採用した場合について以下に簡単に説
明する。なお、蓄積容量線16とドレイン電極21とが
ゲート絶縁層を介して重なっている領域52(右下がり
斜線部)が蓄積容量13を形成しているが、ここではそ
の詳細な説明は省略する。
【0024】先ず、従来例と同様に図11(a)に示し
たようにガラス基板2の一主面上に、SPT(スパッ
タ)等の真空製膜装置を用いて膜厚0.1〜0.3μm程度の
第1の金属層を被着し、微細加工技術により走査線も兼
ねるゲート電極11と図示はしないが蓄積容量線16と
を選択的に形成する。
【0025】次に、図11(b)に示したようにガラス
基板2の全面にPCVD(プラズマ・シーブイデイ)装
置を用いてゲート絶縁層となるSiNx層、不純物をほとん
ど含まず絶縁ゲート型トランジスタのチャネルとなる第
1の非晶質シリコン層、及び不純物を含み絶縁ゲート型
トランジスタのソース・ドレインとなる第2の非晶質シ
リコン層と3種類の薄膜層を、例えば0.3-0.2-0.05μm
程度の膜厚で順次被着して30,31,33とする。
【0026】そして、図11(c)に示したようにゲー
ト11上に第1と第2の非晶質シリコン層よりなる半導
体層を島状31’,33’に残してゲート絶縁層30を
露出する。
【0027】引き続き、図11(d)に示したようにS
PT等の真空製膜装置を用いて膜厚0.1μm程度の耐熱金
属層として例えばTi薄膜層34を、低抵抗配線層とし
て膜厚0.3μm程度のAL薄膜層35を、膜厚0.1μm程度
の中間導電層として例えばTi薄膜層36を順次被着
し、微細加工技術により絶縁ゲート型トランジスタのド
レイン電極21と信号線も兼ねるソース電極12とを選
択的に形成する。この選択的パターン形成は、ソース・
ドレイン配線の形成に用いられる感光性樹脂パターンを
マスクとしてTi薄膜層36、AL薄膜層35、Ti薄
膜層34、第2の非晶質シリコン層33’及び第1の非
晶質シリコン層31’を順次食刻し、最後の第1の非晶
質シリコン層31’は0.05〜0.1μm程度残して食刻する
ことによりなされるので、この絶縁ゲート型トランジス
タはチャネル・エッチと呼称される。
【0028】さらに上記感光性樹脂パターンを除去した
後、図11(e)に示したようにガラス基板2の全面に
透明性の絶縁層として、ゲート絶縁層と同様にPCVD
装置を用いて0.3μm程度の膜厚のSiNx層を被着してパシ
ベーション絶縁層37とし、ドレイン電極21上に開口
部62と走査線11の端子電極6が形成される位置上に
開口部63を形成して走査線11の一部分を露出する。
図示はしないが信号線の端子電極5が形成される位置上
にも開口部を形成して端子電極5(信号線の端部)の大
部分を露出する。
【0029】最後に図11(f)に示したようにSPT
(スパッタ)等の真空製膜装置を用いて膜厚0.1〜0.2μ
m程度の透明導電層として例えばITO(Indium-Tin-Ox
ide)を被着し、微細加工技術により開口部62を含ん
でパシベーション絶縁層37上に絵素電極22を選択的
に形成してアクティブ基板2として完成する。開口部6
3内の露出している走査線11の一部を端子電極6とし
ても良く、図示したように開口部63を含んでパシベー
ション絶縁層37上にITOよりなる端子電極6を選択
的に形成しても良い。このように5枚マスク工程はエッ
チ・ストップ層形成工程と、コンタクト形成工程が1回
合理化されることで2回の写真食刻工程を削除すること
ができている。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】5枚マスク工程におい
ては、ドレイン電極21と走査線11へのコンタクト形
成工程が同時になされるため、それらに対応した開口部
62,63内の絶縁層の厚さと種類が異なざるを得な
い。既に述べたようにパシベーション絶縁層37はゲー
ト絶縁層30に比べると膜質が劣悪で弗酸系のエッチン
グ液による食刻では食刻速度が夫々数1000Å/分、数10
0Å/分と1桁も異なり、ドレイン電極21上の開口部6
2の断面形状は上部に余りにも過食刻が生じて穴径が制
御できないので、弗素系のガスを用いたドライエッチを
採用せざるを得ない。
【0031】しかしながら、ドライエッチを採用しても
ドレイン電極21上の開口部62はパシベーション絶縁
層37のみであるので、走査線11上の開口部63と比
較して過食刻になるのは避けられず、中間導電層36’
が食刻ガスによって膜減りする場合もある。また、食刻
終了後の感光性樹脂パターンの除去に当たり、まずは弗
素化された表面のポリマー除去のために酸素プラズマ灰
化で感光性樹脂パターンの表面を0.1〜0.3μm程削り、
その後に有機剥離液、例えば東京応化製の剥離液106
等を用いた薬液処理がなされるのが一般的であるが、中
間導電層36’が膜減りして下地のアルミニウム層3
5’が露出した状態になっていると、酸素プラズマ灰化
処理でアルミニウム35’の表面に絶縁体であるAL2
O3が形成されて、絵素電極22との間でオーミック接
触が得られなくなる。そこで中間導電層36’が膜減り
してもいいように、当初から膜厚を例えば0.2μmと厚
く設定することでこの問題から逃れようとしている。
【0032】しかしながら、各種の薄膜の基板内の面内
均一性が良好でないとこの取組みも必ずしも有効に作用
するわけではなく、また食刻速度の面内均一性が良好で
ない場合にも全く同様である。開口部62,63内に露
出する走査線11と信号線12の表面は、いずれにせよ
食刻ガスによる膜減りと酸素ガスプラズマによる酸化の
問題から逃れることは困難である。
【0033】本発明はかかる現状に鑑みなされたもの
で、弗素系のドライエッチと酸素ガスプラズマによる変
質を受けない材料を中間導電層に採用することで上記し
た諸課題を解決せんとするものである。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明においては中間金
属層に透明導電層であるITOを採用する。ITOはそ
れ自体金属酸化層であり、酸素ガスプラズマによる酸化
処理を受けて透明度や電気伝導度の変動があっても桁違
いに変動することはなく、また弗素系のドライエッチで
は食刻されない化学的な性質を有している。
【0035】請求項1に記載の液晶画像表示装置は、一
主面上に少なくとも絶縁ゲート型トランジスタと、前記
絶縁ゲート型トランジスタのドレインに接続された絵素
電極とを有する単位絵素が二次元のマトリクスに配列さ
れた絶縁基板と、前記絶縁基板と対向する透明性絶縁基
板またはカラーフィルタとの間に液晶を充填してなる液
晶画像表示装置において、絶縁ゲート型トランジスタの
ソースも兼ねる信号線とドレイン電極とが耐熱金属層と
アルミニウム層と透明導電層との3層で構成され、ドレ
イン電極上に開口部を有する絶縁層を介して絵素電極が
前記絶縁層上に形成されていることを特徴とする。
【0036】この構成により、ドレイン電極と絵素電極
との間の電気的な接続は確保される。
【0037】請求項2に記載の液晶画像表示装置は、同
じく走査線が陽極酸化可能な金属層とアルミニウム層と
透明導電層との3層で構成されるとともに走査線の側面
に陽極酸化可能な金属とアルミニウムの陽極酸化層が形
成され、1層以上の絶縁層と半導体層とを含んで絶縁ゲ
ート型トランジスタが形成され、絶縁ゲート型トランジ
スタのソースも兼ねる信号線とドレイン電極とが耐熱金
属層とアルミニウム層と透明導電層との3層で構成さ
れ、ドレイン電極上に開口部を有する絶縁層を介して絵
素電極が前記絶縁層上に形成されていることを特徴とす
る。
【0038】この構成により、ドレイン電極と絵素電極
との間の電気的な接続は確保されるだけでなく、走査線
の低抵抗化がなされて液晶パネルの大画面・高精細が容
易となり、走査線と信号線が同一構成であるので、量産
工場における製膜装置の相互バックアップが容易とな
る。
【0039】請求項3は請求項1に記載の液晶画像表示
装置の製造方法であって、絶縁基板の一主面上に少なく
とも1層以上の第1の金属層よりなる走査線と、絶縁ゲ
ート型トランジスタと、耐熱金属層とアルミニウム層と
透明導電層との3層よりなる絶縁ゲート型トランジスタ
のソースも兼ねる信号線とドレイン電極とを形成する工
程と、ドレイン電極上に開口部を有する絶縁層を形成す
る工程と、前記開口部を含んで絶縁層上に絵素電極を形
成する工程とを有することを特徴とする。
【0040】請求項4は請求項2に記載の液晶画像表示
装置の製造方法であって、絶縁基板の一主面上に陽極酸
化可能な金属層とアルミニウム層と透明導電層とを順次
被着後、感光性樹脂パターンを用いて陽極酸化可能な金
属層とアルミニウム層と透明導電層とを順次食刻して走
査線を形成する工程と、前記感光性樹脂パターンをマス
クとして走査線の側面に陽極酸化層を形成する工程と、
1層以上の絶縁層と半導体層とを含んで絶縁ゲート型ト
ランジスタを形成する工程と、陽極酸化可能な金属層と
アルミニウム層と透明導電層との3層よりなる絶縁ゲー
ト型トランジスタのソースも兼ねる信号線とドレイン電
極とを形成する工程と、ドレイン電極上に開口部を有す
る絶縁層を形成する工程と、前記開口部を含んで絶縁層
上に絵素電極を形成する工程とを有することを特徴とす
る。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図4に
基づいて説明する。図1と図3に本発明の第1と第2の
実施形態に係る画像表示装置用半導体装置(アクティブ
基板)の平面図を示し、図2と図4に図1と図3のA−
A’線上の断面図を示すとともに本発明の第1と第2の
実施形態に係る画像表示装置用半導体装置の製造工程の
断面図を示す。なお、従来例と同一の部位については同
一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0042】本発明の第1の実施形態について説明す
る。第1の実施形態ではアクティブ基板2の形成に当た
りチャネル上に保護絶縁層を有するエッチ・ストップ型
の絶縁ゲート型トランジスタを形成しているが、図9に
示した従来例よりも合理化されて製造工程の短い製造工
程を採用して説明する。また絵素電極22がアクティブ
基板2の最上層に位置するので、図1に示したように蓄
積容量13は前段の走査線11とゲート絶縁層30を介
して形成された蓄積容量電極40に絵素電極22をパシ
ベーション絶縁層37に形成された開口部64を介して
接続することで構成するが、詳細な説明は省略する。
【0043】先ず、図2(a)に示したように絶縁性基
板として厚さ0.5〜1.1mm程度のガラス基板2の一主面上
に、SPT(スパッタ)等の真空製膜装置を用いて膜厚
0.1〜0.3μm程度の第1の金属層として例えばCr,T
a,Mo等あるいはそれらの合金を被着して微細加工技
術により走査線も兼ねるゲート電極11を選択的に形成
する。
【0044】次に、図2(b)に示したようにガラス基
板2の全面にPCVD(プラズマ・シーブイディ)装置
を用いてゲート絶縁層となる第1のSiNx(シリコン窒
化)層、不純物をほとんど含まず絶縁ゲート型トランジ
スタのチャネルとなる第1の非晶質シリコン(a-Si)
層、及び第2のSiNx層と3種類の薄膜層を、例えば0.3-
0.05-0.1μm程度の膜厚で順次被着して30〜32とす
る。
【0045】そして微細加工技術によりゲート11上の
第2のSiNx層をゲート11よりも幅細く選択的に残して
32’とし第1の非晶質シリコン層31を露出する。そ
の後、図2(c)に示したよう同じくPCVD装置を用
いて全面に不純物として例えば燐を含む第2の非晶質シ
リコン層33を、例えば0.05μm程度の膜厚で全面に被
着する。
【0046】引き続いて図2(d)に示したようにSP
T等の真空製膜装置を用いて膜厚0.1μm程度の耐熱金属
層として例えばTi,Cr,Mo等の耐熱金属薄膜層3
4を、そして低抵抗配線層として膜厚0.3μm程度のAL
薄膜層35を、さらに中間導電層として膜厚0.1μm程度
の透明導電層36を順次被着する。そしてこれら3層と
非晶質シリコン層とを微細加工技術により感光性樹脂パ
ターンを用いて順次食刻して絶縁ゲート型トランジスタ
のドレイン電極21とソース電極も兼ねる信号線12と
を選択的に形成する。この選択的パターン形成に用いら
れる感光性樹脂パターンをマスクとしてソース・ドレイ
ン電極間の第2のSiNx層32’上の第2の非晶質シリコン
層33’を除去して第2のSiNx層32’を露出するとと
もに、その他の領域では第1の非晶質シリコン層31’を
も除去してゲート絶縁層30を露出する。
【0047】さらに図2(e)に示したようにガラス基
板2の全面に透明性の絶縁層として、ゲート絶縁層と同
様にPCVD装置を用いて0.3μm程度の膜厚のSiNx
層を被着してパシベーション絶縁層37とし、ドレイン
電極21上に開口部62と走査線11の端子電極6が形
成される位置上にも開口部63を形成して走査線11の
一部分を露出する。開口部62,63の形成に当たり、
弗素系ガスを用いたパシベーション絶縁層37の過食刻
がなされてもソース・ドレイン電極21の表面は透明導
電層であるITO36’が膜減りしたり抵抗値が1桁も
増大する恐れは全くなく、同じく酸素ガスプラズマによ
るポリマー化された感光性樹脂パターンの表面部の除去
時にも同様である。すなわち、コンタクト形成工程のプ
ロセス余裕度が極めて大きい点が特長である。
【0048】最後に図2(f)に示したようにSPT
(スパッタ)等の真空製膜装置を用いて膜厚0.1〜0.2μ
m程度の透明導電層としてITO(Indium-Tin-Oxide)
を被着し、微細加工技術により絵素電極22を選択的に
形成してアクティブ基板2として完成する。このように
して得られたアクティブ基板2とカラーフィルタとを貼
り合わせて液晶パネル化し、本発明の第1の実施形態が
完了する。
【0049】第1の実施形態では上記したようにソース
・ドレイン電極12,21が透明導電層とアルミニウム
層と耐熱金属層の3層構成で形成されており、これがコ
ンタクト形成工程のプロセスマージンを高めているので
あるが、この技術を走査線にも適用したものが第2の実
施形態である。第2の実施形態ではアクティブ基板2の
形成に当たり、チャネル・エッチ型の絶縁ゲート型トラ
ンジスタを採用して説明する。また絵素電極22がアク
ティブ基板2の最上層に位置するので、図3に示したよ
うに蓄積容量13は蓄積容量線16とドレイン電極21
とをゲート絶縁層30を介して接続することで構成して
いるが、詳細な説明は省略する。
【0050】第2の実施形態では、先ず、図4(a)に
示したように絶縁性基板として厚さ0.5〜1.1mm程度のガ
ラス基板2の一主面上に、SPT(スパッタ)等の真空
製膜装置を用いて膜厚0.1μm程度の陽極酸化可能な金属
層として例えばTa,Ti等あるいはそれらの合金層7
0、低抵抗金属層として膜厚0.1〜0.3μm程度のアルミ
ニウ層71、そして中間金属層として膜厚0.1μm程度の
透明導電層72を順次被着して微細加工技術により走査
線パターンに対応した感光性樹脂パターンを用いてこれ
ら3層を順次食刻し、走査線も兼ねるゲート電極11と
図示はしないが蓄積容量線16とを選択的に形成する。
【0051】好ましくは、同一反応室内でのドライエッ
チによりこれら3層を一括して断面形状にテーパ制御を
与えるべきであるが、現時点では透明導電層72のドラ
イエッチ技術が確立しておらず、例えば蓚酸を用いた湿
式食刻でまず透明導電層72を食刻し、その後に塩素系
ガスプラズマを用いたドライエッチによってアルミニウ
ム層71とTiまたはTa層70を食刻する。このよう
な方法で3層を食刻すると走査線の断面形状は図4
(a)に示したように透明導電層72’の下部でアンダ
ーカット81が発生し易い。そこで、本発明では図4
(b)に示したように感光樹脂パターン80をマスクと
して蓚酸やエチレングリコール等の化成液中での陽極酸
化を行い、走査線11の側面に陽極酸化層73を形成し
て断面形状に丸みを与えてゲート絶縁層30を介して走
査線11と信号線12との間の絶縁耐圧の向上を図って
いる。化成電圧は100Vとし、陽極酸化層73の膜厚は
0.1〜0.2μm程度で十分である。陽極酸化を実施するた
めには、全ての走査線11が直列または並列に接続され
ていることが必須であり、そのようなマスク設計と適当
な時期にこの接続を解除する工程が必要であることは言
うまでも無い。同じく、ガラス基板2の周辺部で感光樹
脂パターン80を突き抜けて透明導電層72’に届くよ
うに、鋭い刃先を有するクリップ等を用いて電位を与え
る必要がある。
【0052】このように走査線11の側面に陽極酸化層
73を形成した後、感光性樹脂パターン80を除去して
からは従来例と同様にガラス基板2の全面にPCVD
(プラズマ・シーブイデイ)装置を用いてゲート絶縁層
となるSiNx層、不純物をほとんど含まず絶縁ゲート型ト
ランジスタのチャネルとなる第1の非晶質シリコン層、
及び不純物を含み絶縁ゲート型トランジスタのソース・
ドレインとなる第2の非晶質シリコン層と3種類の薄膜
層を、例えば0.3-0.2-0.05μm程度の膜厚で順次被着し
て30,31,33とする。そして、図4(c)に示し
たようにゲート11上に第1と第2の非晶質シリコン層
よりなる半導体層を島状31’,33’に残してゲート
絶縁層30を露出する。
【0053】引き続いて図4(d)に示したようにSP
T等の真空製膜装置を用いて膜厚0.1μm程度の耐熱金属
層として例えばTi,Cr,Mo等の耐熱金属薄膜層3
4を、そして低抵抗配線層として膜厚0.3μm程度のAL
薄膜層35を、さらに中間導電層として膜厚0.1μm程度
の透明導電層36を順次被着する。そしてこれら3層と
非晶質シリコン層を微細加工技術により感光性樹脂パタ
ーンを用いて順次食刻して絶縁ゲート型トランジスタの
ドレイン電極21と信号線も兼ねるソース電極12とを
選択的に形成する。もちろん、第1の非晶質シリコン層
31’は0.05〜0.1μm程度残して食刻されている。
【0054】さらに図4(e)に示したようにガラス基
板2の全面に透明性の絶縁層として、ゲート絶縁層と同
様にPCVD装置を用いて0.3μm程度の膜厚のSiNx
層を被着してパシベーション絶縁層37とし、ドレイン
電極21上と走査線11の端子電極6が形成される位置
上に開口部62,63を形成する。
【0055】最後に図4(f)に示したようにSPT
(スパッタ)等の真空製膜装置を用いて膜厚0.1〜0.2μ
m程度の透明導電層としてITO(Indium-Tin-Oxide)
を被着し、微細加工技術により絵素電極22を選択的に
形成してアクティブ基板2として完成する。このように
して得られたアクティブ基板2とカラーフィルタとを貼
り合わせて液晶パネル化し、本発明の第2の実施形態が
完了する。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように本発明に記載の液晶画
像表示装置によればソース・ドレイン配線が耐熱金属層
とアルミニウム層と透明導電層との3層で構成されてい
るため、絶縁ゲート型トランジスタ上に絶縁層を介して
絵素電極を形成するに当たり、ドレイン電極の表面に中
間導電層として透明導電層が介在するので、絶縁層への
開口部形成時の食刻ガスプラズマあるいは開口部形成に
用いられる閑感光性樹脂の除去に当たり酸素ガスプラズ
マによる化学的な損傷を受けず、絵素電極とドレイン電
極との電気的な接続が確実なものとなる。
【0057】次に、走査線も耐熱金属層とアルミニウム
層と透明導電層との3層よりなるとともにその側面に陽
極酸化層が形成されているので、ゲート絶縁層を介して
信号線との絶縁耐圧が向上し、結果的に歩留が向上す
る。陽極酸化層はまた、アルミニウム層よりも機械的な
強度が高く、走査線形成に続くゲート絶縁層形成前のレ
ジスト剥離工程並びに製膜前洗浄工程において、超音波
やHP(超高圧)あるいはCJ(キャビテーション・ジ
ェット)を重畳したレジスト剥離あるいはゲート絶縁層
の製膜前の純水洗浄等で強力な処理がなされてもマウス
バイトが発生しないので、洗浄効果による異物除去効果
が加算され、歩留が向上する。また、走査線の低抵抗化
が極めて容易で液晶画像表示装置の大画面化・高精細化
と整合がとれている。
【0058】さらに、走査線と信号線が同一構成である
ので、走査線と信号線の製膜装置の一方が故障またはメ
ンテナンス等で生産停止している場合でもその生産能力
の余力分を当該の製膜工程に振り分けることで生産ライ
ンの稼働率の向上に寄与し、コストダウンにも大きく貢
献する等の優れた効果が得られた。
【0059】なお、本発明の要件は上記の説明からも明
らかなように絶縁ゲート型トランジスタ上に絶縁層を介
して絵素電極を構成するに当たり、信号線を耐熱金属層
とアルミニウム層と中間導電層との3層で構成した点
と、走査線も同一構成としかつその側面に陽極酸化層を
付与した点にあり、それ以外の構成に関しては絵素電
極、絶縁ゲート型トランジスタ上の絶縁層、絶縁ゲート
型トランジスタ自身及びゲート絶縁層等の材質や膜厚等
が異なった画像表示装置用半導体装置、あるいはその製
造方法の差異も本発明の範疇に属することは自明であ
り、また反射型の液晶画像表示装置においても本発明の
有用性は変らず、また絶縁ゲート型トランジスタの半導
体層も非晶質シリコンに限定されるものでないことも明
らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる画像表示装置
用半導体装置の平面図
【図2】本発明の第1の実施形態にかかる画像表示装置
用半導体装置の製造工程断面図
【図3】本発明の第2の実施形態にかかる画像表示装置
用半導体装置の平面図
【図4】本発明の第2の実施形態にかかる画像表示装置
用半導体装置の製造工程断面図
【図5】液晶パネルの実装状態を示す斜視図
【図6】液晶パネルの等価回路図
【図7】従来の液晶パネルの断面図
【図8】従来例のアクティブ基板(画像表示装置用半導
体装置)の平面図
【図9】従来例のアクティブ基板の製造工程断面図
【図10】合理化されたアクティブ基板の平面図
【図11】合理化されたアクティブ基板の製造工程断面
【符号の説明】
1 液晶パネル 2 アクティブ基板(ガラス基板) 3 半導体集積回路チップ 4 TCPフィルム 5,6 端子電極 9 カラーフィルタ(対向するガラス基板) 10 絶縁ゲート型トランジスタ 11 走査線(ゲート) 12 信号線(ソース配線、ソース電極) 16 共通容量線 17 液晶 19 偏光板 20 配向膜 21 ドレイン電極 22 (透明導電性)絵素電極 30 ゲート絶縁層(第1のSiNx層) 31 不純物を含まない(第1の)非晶質シリコン層 32 エッチング・ストッパ層(第2のSiNx層) 33 不純物を含む(第2の)非晶質シリコン層 34 耐熱バリア金属層(Ti) 35 低抵抗金属層(AL) 36 中間導電層 37 パシベーション絶縁層 38 絵素電極上のパシベーション絶縁層に形成された
開口部 60 (ゲート絶縁層に形成された走査線上の)開口部 61 (パシベーション絶縁層に形成された端子電極上
の)開口部 62 (パシベーション絶縁層に形成されたドレイン電
極上の)開口部 63 (パシベーション絶縁層とゲート絶縁層を貫通し
て形成された走査線上の)開口部 70 (陽極酸化可能な)金属層 71 (陽極酸化可能な低抵抗の)金属層 72 透明導電層
フロントページの続き Fターム(参考) 2H090 HA02 HA06 LA01 LA04 LA15 2H092 GA25 GA28 HA06 JA26 JA46 KA05 KB01 MA24 NA16 NA24 NA27 NA29 5C094 AA21 AA31 AA42 AA43 BA03 BA43 CA19 CA24 DA13 DA15 EA03 EA04 EA05 EA07 FB12 GB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一主面上に少なくとも絶縁ゲート型トラン
    ジスタと、前記絶縁ゲート型トランジスタのドレインに
    接続された絵素電極とを有する単位絵素が二次元のマト
    リクスに配列された絶縁基板と、前記絶縁基板と対向す
    る透明性絶縁基板またはカラーフィルタとの間に液晶を
    充填してなる液晶画像表示装置において、 絶縁ゲート型トランジスタのソースも兼ねる信号線とド
    レイン電極とが耐熱金属層とアルミニウム層と透明導電
    層との3層で構成され、 ドレイン電極上に開口部を有する絶縁層を介して絵素電
    極が前記絶縁層上に形成されていることを特徴とする液
    晶画像表示装置。
  2. 【請求項2】一主面上に少なくとも絶縁ゲート型トラン
    ジスタと、前記絶縁ゲート型トランジスタのドレインに
    接続された絵素電極とを有する単位絵素が二次元のマト
    リクスに配列された絶縁基板と、前記絶縁基板と対向す
    る透明性絶縁基板またはカラーフィルタとの間に液晶を
    充填してなる液晶画像表示装置において、 走査線が陽極酸化可能な金属層とアルミニウム層と透明
    導電層との3層で構成されるとともに走査線の側面に陽
    極酸化可能な金属とアルミニウムの陽極酸化層が形成さ
    れ、1層以上の絶縁層と半導体層とを含んで絶縁ゲート
    型トランジスタが形成され、 絶縁ゲート型トランジスタのソースも兼ねる信号線とド
    レイン電極とが耐熱金属層とアルミニウム層と透明導電
    層との3層で構成され、 ドレイン電極上に開口部を有する絶縁層を介して絵素電
    極が前記絶縁層上に形成されていることを特徴とする液
    晶画像表示装置。
  3. 【請求項3】絶縁基板の一主面上に少なくとも1層以上
    の第1の金属層よりなる走査線と、絶縁ゲート型トラン
    ジスタと、耐熱金属層とアルミニウム層と透明導電層と
    の3層よりなる絶縁ゲート型トランジスタのソースも兼
    ねる信号線とドレイン電極とを形成する工程と、ドレイ
    ン電極上に開口部を有する絶縁層を形成する工程と、前
    記開口部を含んで絶縁層上に絵素電極を形成する工程と
    を有する画像表示装置用半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】絶縁基板の一主面上に陽極酸化可能な金属
    層とアルミニウム層と透明導電層とを順次被着後、感光
    性樹脂パターンを用いて陽極酸化可能な金属層とアルミ
    ニウム層と透明導電層とを順次食刻して走査線を形成す
    る工程と、前記感光性樹脂パターンをマスクとして走査
    線の側面に陽極酸化層を形成する工程と、1層以上の絶
    縁層と半導体層とを含んで絶縁ゲート型トランジスタを
    形成する工程と、陽極酸化可能な金属層とアルミニウム
    層と透明導電層との3層よりなる絶縁ゲート型トランジ
    スタのソースも兼ねる信号線とドレイン電極とを形成す
    る工程と、ドレイン電極上に開口部を有する絶縁層を形
    成する工程と、前記開口部を含んで絶縁層上に絵素電極
    を形成する工程とを有する画像表示装置用半導体装置の
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009258403A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Epson Imaging Devices Corp 表示装置およびその製造方法

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