JP2001147438A - 液晶基板の圧着装置及び圧着方法 - Google Patents
液晶基板の圧着装置及び圧着方法Info
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- JP2001147438A JP2001147438A JP33102699A JP33102699A JP2001147438A JP 2001147438 A JP2001147438 A JP 2001147438A JP 33102699 A JP33102699 A JP 33102699A JP 33102699 A JP33102699 A JP 33102699A JP 2001147438 A JP2001147438 A JP 2001147438A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数段階で行われる接合基板の圧着プロセス
を自由に設定できるようにする。 【解決手段】 4箇所の圧着ステージ10a〜10d
が、それらの搬入・ 搬出部11a〜11dがリニアガ
イド12に対して並列状態となるように接続され、リニ
アガイド12の両端は接合基板4の供給部13及び排出
部14となし、リニアガイド12には基板移載ユニット
17が装着されている。基板移載ユニット17には、接
合基板4を各圧着ステージ10a〜10dに出し入れす
るための移載用コンベア22,23が上下2段に支持さ
れ、各圧着ステージ10a〜10dに接合基板4を送り
込んだり、また取り出したりできる。接合基板4は加熱
条件,加圧条件等を違えて複数段階で圧着できるように
しており、各圧着ステージ10a〜10dにおける圧着
条件と、基板移載ユニット17の動作手順とからなるプ
ロセス条件は制御手段40に設定・登録されている。
を自由に設定できるようにする。 【解決手段】 4箇所の圧着ステージ10a〜10d
が、それらの搬入・ 搬出部11a〜11dがリニアガ
イド12に対して並列状態となるように接続され、リニ
アガイド12の両端は接合基板4の供給部13及び排出
部14となし、リニアガイド12には基板移載ユニット
17が装着されている。基板移載ユニット17には、接
合基板4を各圧着ステージ10a〜10dに出し入れす
るための移載用コンベア22,23が上下2段に支持さ
れ、各圧着ステージ10a〜10dに接合基板4を送り
込んだり、また取り出したりできる。接合基板4は加熱
条件,加圧条件等を違えて複数段階で圧着できるように
しており、各圧着ステージ10a〜10dにおける圧着
条件と、基板移載ユニット17の動作手順とからなるプ
ロセス条件は制御手段40に設定・登録されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶基板の製造工程に
おいて、上下の基板を加熱、加圧下でプレスすることに
より上下の基板間に所定のセルギャップを形成するよう
に圧着するための液晶基板の圧着装置及び圧着方法に関
するものである。
おいて、上下の基板を加熱、加圧下でプレスすることに
より上下の基板間に所定のセルギャップを形成するよう
に圧着するための液晶基板の圧着装置及び圧着方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、カラーTFT(Thin Film Tran
sistor)液晶パネルは、TFT基板にCF(Color Filt
er)基板を間に液晶を挟んで対向配置するように組み立
てられる。このために、まずTFT基板(またはCF基
板)の表面の外周近傍に所定の厚みのシール材を供給し
ておき、相手方の基板を重ね合わせて、シール材を圧縮
することによって、両基板間に所定のギャップを持たせ
るようにして重ね合わせ、次いでTFT基板とCF基板
との間に介在しているシール材を硬化させて、両基板を
接合させた状態に固定するようになし、さらにこのギャ
ップ内に液晶を注入して、その注入口を封鎖する。
sistor)液晶パネルは、TFT基板にCF(Color Filt
er)基板を間に液晶を挟んで対向配置するように組み立
てられる。このために、まずTFT基板(またはCF基
板)の表面の外周近傍に所定の厚みのシール材を供給し
ておき、相手方の基板を重ね合わせて、シール材を圧縮
することによって、両基板間に所定のギャップを持たせ
るようにして重ね合わせ、次いでTFT基板とCF基板
との間に介在しているシール材を硬化させて、両基板を
接合させた状態に固定するようになし、さらにこのギャ
ップ内に液晶を注入して、その注入口を封鎖する。
【0003】TFT基板は下基板、CF基板は上基板で
あり、これら上下の基板を重ね合わせることにより接合
基板が構成される。この接合基板の圧着は、一般に、加
熱状態で上下からプレスするようにして行われる。この
ために用いられる圧着装置は、少なくとも一方が他方に
対して近接・離間する方向に変位可能な上下のプレス部
材を用いるが、通常は下側のプレス部材は固定され、上
側のプレス部材を下プレス部材に対して近接・離間する
方向に変位可能とする。従って、下側のプレス部材は固
定プレス部材、上側のプレス部材は可動プレス部材とな
る。プレス手段は圧着ステージに設置されており、接合
基板はロボットや搬送ベルト等によって圧着ステージの
固定プレス部上に搬入されて、上下から加圧されて、両
基板間のシール材が圧縮されると共に、加熱によりこの
シール材を硬化させる。これによって、両基板間に形成
されるギャップ、所謂セルギャップが一定になり、かつ
その状態で上下の基板が接合状態で安定する。このよう
にして圧着された接合基板は加熱炉に入れられて、さら
にシール材を加熱して完全に硬化させる。
あり、これら上下の基板を重ね合わせることにより接合
基板が構成される。この接合基板の圧着は、一般に、加
熱状態で上下からプレスするようにして行われる。この
ために用いられる圧着装置は、少なくとも一方が他方に
対して近接・離間する方向に変位可能な上下のプレス部
材を用いるが、通常は下側のプレス部材は固定され、上
側のプレス部材を下プレス部材に対して近接・離間する
方向に変位可能とする。従って、下側のプレス部材は固
定プレス部材、上側のプレス部材は可動プレス部材とな
る。プレス手段は圧着ステージに設置されており、接合
基板はロボットや搬送ベルト等によって圧着ステージの
固定プレス部上に搬入されて、上下から加圧されて、両
基板間のシール材が圧縮されると共に、加熱によりこの
シール材を硬化させる。これによって、両基板間に形成
されるギャップ、所謂セルギャップが一定になり、かつ
その状態で上下の基板が接合状態で安定する。このよう
にして圧着された接合基板は加熱炉に入れられて、さら
にシール材を加熱して完全に硬化させる。
【0004】ここで、接合基板の圧着時において、通常
は、最初の段階はプレス手段を低温、つまりシール材の
硬化温度より低い温度状態に保ち、かつ可動プレス部材
の下降速度を低速で行わせる。可動プレス部材を急速に
下降させると、上下の基板にずれが生じたり、また両基
板間に配置されているビーズが偏ったりする不都合が生
じる。また、プレス手段の温度を最初からシール材の硬
化温度乃至それより高い温度状態にすると、加圧により
適正なセルギャップが形成される前の段階でシール材が
硬化してしまうことになる。一方、基板間にセルギャッ
プが形成された後には、その状態で安定させるために、
少なくともシール材の硬化温度にまで加熱しなければな
らない。また、シール材の硬化が促進すると、加圧力も
大きくしなければならない。
は、最初の段階はプレス手段を低温、つまりシール材の
硬化温度より低い温度状態に保ち、かつ可動プレス部材
の下降速度を低速で行わせる。可動プレス部材を急速に
下降させると、上下の基板にずれが生じたり、また両基
板間に配置されているビーズが偏ったりする不都合が生
じる。また、プレス手段の温度を最初からシール材の硬
化温度乃至それより高い温度状態にすると、加圧により
適正なセルギャップが形成される前の段階でシール材が
硬化してしまうことになる。一方、基板間にセルギャッ
プが形成された後には、その状態で安定させるために、
少なくともシール材の硬化温度にまで加熱しなければな
らない。また、シール材の硬化が促進すると、加圧力も
大きくしなければならない。
【0005】以上のことから、接合基板の圧着時には、
加熱条件,加圧条件等に変化を持たせる必要があること
から、この圧着工程を1段で行うようにすると、極めて
長い時間が必要となる。従って、圧着工程は複数段階に
分けて行うようにするのが一般的である。第1段階目の
圧着工程では、加熱温度はシール材の硬化温度以下であ
って、可動プレス部材の下降速度を低速となし、かつそ
の接合基板に対する加圧力も低くする。そして、第2段
階目の圧着工程時にはシール材の硬化温度乃至それ以上
の温度条件となし、かつ加圧力も大きくする。従って、
圧着工程は少なくとも2段階に分けて行う必要がある。
また、上下の基板を重ね合わせる工程は圧着工程の前段
で行うことから、この重ね合わせ工程から圧着工程に接
合基板を移載するが、重ね合わせ工程では、上下の基板
を極めて精密に位置合わせが行われている。そこで、重
ね合わせ工程時において、紫外線硬化樹脂等を用いて上
下の基板を仮固着することにより、移載時における上下
の基板の相対位置ずれを防止するようにしている。この
紫外線硬化樹脂は熱可塑性樹脂を用いることから、圧着
工程において、最終的にはそれを加熱溶融させるが、第
1段階目の圧着工程ではなおシール材が未硬化状態であ
るから、この段階では紫外線硬化樹脂による仮固着状態
を保持する必要がある。そして、第2段目の圧着工程に
至ると、少なくともこの紫外線硬化樹脂が溶融する温度
にまで加熱する。さらに、第3段目の圧着工程を設け
て、シール材の硬化温度以上にまで加熱温度を上昇する
というように、3段階で圧着を行う場合もある。
加熱条件,加圧条件等に変化を持たせる必要があること
から、この圧着工程を1段で行うようにすると、極めて
長い時間が必要となる。従って、圧着工程は複数段階に
分けて行うようにするのが一般的である。第1段階目の
圧着工程では、加熱温度はシール材の硬化温度以下であ
って、可動プレス部材の下降速度を低速となし、かつそ
の接合基板に対する加圧力も低くする。そして、第2段
階目の圧着工程時にはシール材の硬化温度乃至それ以上
の温度条件となし、かつ加圧力も大きくする。従って、
圧着工程は少なくとも2段階に分けて行う必要がある。
また、上下の基板を重ね合わせる工程は圧着工程の前段
で行うことから、この重ね合わせ工程から圧着工程に接
合基板を移載するが、重ね合わせ工程では、上下の基板
を極めて精密に位置合わせが行われている。そこで、重
ね合わせ工程時において、紫外線硬化樹脂等を用いて上
下の基板を仮固着することにより、移載時における上下
の基板の相対位置ずれを防止するようにしている。この
紫外線硬化樹脂は熱可塑性樹脂を用いることから、圧着
工程において、最終的にはそれを加熱溶融させるが、第
1段階目の圧着工程ではなおシール材が未硬化状態であ
るから、この段階では紫外線硬化樹脂による仮固着状態
を保持する必要がある。そして、第2段目の圧着工程に
至ると、少なくともこの紫外線硬化樹脂が溶融する温度
にまで加熱する。さらに、第3段目の圧着工程を設け
て、シール材の硬化温度以上にまで加熱温度を上昇する
というように、3段階で圧着を行う場合もある。
【0006】以上のことから、従来技術においては、接
合基板の圧着装置としては、複数の圧着ステージを設け
て、接合基板を、第1段,第2段,・・・というよう
に、それぞれ異なる圧着条件に設定した各段階の圧着ス
テージを直列に配置して、接合基板を各圧着ステージに
順次送り込むようにして、接合基板の圧着を行うように
していた。
合基板の圧着装置としては、複数の圧着ステージを設け
て、接合基板を、第1段,第2段,・・・というよう
に、それぞれ異なる圧着条件に設定した各段階の圧着ス
テージを直列に配置して、接合基板を各圧着ステージに
順次送り込むようにして、接合基板の圧着を行うように
していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2段,3段
等、複数段階で行われる圧着工程において、各段階の圧
着時間が同じであれば、前述のように構成しても格別問
題とはならないが、圧着時間は圧着条件によっては必ず
しも一定ではない。例えば、第1段階目の圧着工程では
可動プレス部材を低速で移動させ、しかも低温で加熱す
る関係から、通常はある程度長い時間を必要とするが、
次の圧着工程では圧着時間がそれより短い場合がある。
また、シール材の硬化温度より僅かに高い温度で、でき
るだけ長い時間圧着する方が望ましい場合もあり、硬化
温度より高い温度で短い時間圧着すれば良い場合もあ
る。さらに、一度硬化温度で圧着し、次いで硬化温度以
上の温度条件を与える方が良い場合があり、この場合に
は硬化温度と硬化温度以上との圧着時間は、同じである
か、またはいずれかを長くすることもある。
等、複数段階で行われる圧着工程において、各段階の圧
着時間が同じであれば、前述のように構成しても格別問
題とはならないが、圧着時間は圧着条件によっては必ず
しも一定ではない。例えば、第1段階目の圧着工程では
可動プレス部材を低速で移動させ、しかも低温で加熱す
る関係から、通常はある程度長い時間を必要とするが、
次の圧着工程では圧着時間がそれより短い場合がある。
また、シール材の硬化温度より僅かに高い温度で、でき
るだけ長い時間圧着する方が望ましい場合もあり、硬化
温度より高い温度で短い時間圧着すれば良い場合もあ
る。さらに、一度硬化温度で圧着し、次いで硬化温度以
上の温度条件を与える方が良い場合があり、この場合に
は硬化温度と硬化温度以上との圧着時間は、同じである
か、またはいずれかを長くすることもある。
【0008】以上のように、圧着工程を何段階に分ける
か、また各段の温度及び加圧条件をどのように設定する
か、さらにそれぞれの段階ではどれだけの時間圧着する
か等のプロセス条件は、シール材の材質等によって変わ
ってくる。従って、どのようなシール材を使用して、ど
のような手順で圧着を行うかによって、圧着工程を構成
するステージ数及び各圧着ステージにおける圧着時間を
変えるのが望ましい。しかしながら、従来技術において
は、圧着ステージの数は固定的なものとなっており、シ
ール材の種類が変わった時には、それに適合するプロセ
ス条件となるように設定変更を行えないか、または各段
階における圧着時間の差から、一部の圧着ステージに無
駄な待機時間が生じる等、効率的な圧着を行うのに最適
なプロセス条件の設定を行うことができないという問題
点がある。
か、また各段の温度及び加圧条件をどのように設定する
か、さらにそれぞれの段階ではどれだけの時間圧着する
か等のプロセス条件は、シール材の材質等によって変わ
ってくる。従って、どのようなシール材を使用して、ど
のような手順で圧着を行うかによって、圧着工程を構成
するステージ数及び各圧着ステージにおける圧着時間を
変えるのが望ましい。しかしながら、従来技術において
は、圧着ステージの数は固定的なものとなっており、シ
ール材の種類が変わった時には、それに適合するプロセ
ス条件となるように設定変更を行えないか、または各段
階における圧着時間の差から、一部の圧着ステージに無
駄な待機時間が生じる等、効率的な圧着を行うのに最適
なプロセス条件の設定を行うことができないという問題
点がある。
【0009】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、複数段階で行われる
接合基板の圧着プロセスを自由に設定できるようにする
ことにある。
あって、その目的とするところは、複数段階で行われる
接合基板の圧着プロセスを自由に設定できるようにする
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の圧着装置は、上下2枚の基板からなる
接合基板間に設けたシール材により所定のギャップが形
成されるように、複数段階で加熱圧着するための装置で
あって、前記接合基板の搬入・搬出部を備え、前記接合
基板を加熱圧着させるプレス手段を設けた少なくとも3
箇所設けた圧着ステージと、これらの圧着ステージの並
び方向における両端に配置され、接合基板の供給部及び
排出部と、これら供給部と排出部との間を結び、かつ前
記各圧着ステージの搬入・搬出部の延長線と直交する方
向に設けた搬送経路と、この搬送経路に沿って走行し、
2枚の接合基板を保持可能で、前記各圧着ステージに接
合基板を受け渡したり、受け取ったりするための基板移
載手段と、少なくともこの基板移載手段による各圧着ス
テージへの基板の移載タイミングと、各圧着ステージに
おける接合基板の滞留時間と、これら各圧着ステージで
の接合基板の圧着条件とからなる最適なプロセス条件を
設定する制御手段とを備える構成としたことをその特徴
とするものである。
ために、本発明の圧着装置は、上下2枚の基板からなる
接合基板間に設けたシール材により所定のギャップが形
成されるように、複数段階で加熱圧着するための装置で
あって、前記接合基板の搬入・搬出部を備え、前記接合
基板を加熱圧着させるプレス手段を設けた少なくとも3
箇所設けた圧着ステージと、これらの圧着ステージの並
び方向における両端に配置され、接合基板の供給部及び
排出部と、これら供給部と排出部との間を結び、かつ前
記各圧着ステージの搬入・搬出部の延長線と直交する方
向に設けた搬送経路と、この搬送経路に沿って走行し、
2枚の接合基板を保持可能で、前記各圧着ステージに接
合基板を受け渡したり、受け取ったりするための基板移
載手段と、少なくともこの基板移載手段による各圧着ス
テージへの基板の移載タイミングと、各圧着ステージに
おける接合基板の滞留時間と、これら各圧着ステージで
の接合基板の圧着条件とからなる最適なプロセス条件を
設定する制御手段とを備える構成としたことをその特徴
とするものである。
【0011】また、本発明の圧着方法としては、上下2
枚の基板からなる接合基板間に設けたシール材により所
定のギャップが形成されるように複数段階で加熱圧着す
るために、接合基板を加熱下で上下から加圧する圧着ス
テージを3箇所以上並列に設けて、2枚の接合基板を保
持する基板移載手段を搬送経路に沿って走行させるよう
になし、この基板移載手段は接合基板の供給部または各
圧着ステージのうちの任意の圧着ステージから接合基板
を受け取って、任意の圧着ステージまたは接合基板の排
出部に受け取った接合基板を受け渡すようになし、かつ
各圧着ステージには、それぞれ搬入された接合基板を、
それぞれ任意の滞留時間及び圧着条件で加熱圧着するこ
とをその特徴とするものである。
枚の基板からなる接合基板間に設けたシール材により所
定のギャップが形成されるように複数段階で加熱圧着す
るために、接合基板を加熱下で上下から加圧する圧着ス
テージを3箇所以上並列に設けて、2枚の接合基板を保
持する基板移載手段を搬送経路に沿って走行させるよう
になし、この基板移載手段は接合基板の供給部または各
圧着ステージのうちの任意の圧着ステージから接合基板
を受け取って、任意の圧着ステージまたは接合基板の排
出部に受け取った接合基板を受け渡すようになし、かつ
各圧着ステージには、それぞれ搬入された接合基板を、
それぞれ任意の滞留時間及び圧着条件で加熱圧着するこ
とをその特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の一形態を説明する。図1に上下に配置した2枚の基
板を示し、また図2にこの2枚の基板を貼り合わせた状
態の断面を示す。図中において、1は例えばTFT基板
等からなる下基板、2は例えばCF基板等の上基板であ
って、これら下基板1と上基板2とは、下基板1側に設
けたシール材3を介して貼り合わされて、加熱下で圧着
するようにしてシール材3を硬化させることにより相互
に連結した状態に固定され、このシール材3により囲ま
れた部位に液晶が封入される。そして、液晶の厚みを均
一にするために、下基板1と上基板2との間のセルギャ
ップGを正確に調整する必要がある。さらに、両基板
1,2の重ね合わせ工程では、これら両基板1,2は極
めて厳密に位置合わせした状態にして重ね合わせられる
が、必要に応じて、両基板1,2間を所要の箇所におい
て紫外線硬化樹脂5により仮固着されている。
施の一形態を説明する。図1に上下に配置した2枚の基
板を示し、また図2にこの2枚の基板を貼り合わせた状
態の断面を示す。図中において、1は例えばTFT基板
等からなる下基板、2は例えばCF基板等の上基板であ
って、これら下基板1と上基板2とは、下基板1側に設
けたシール材3を介して貼り合わされて、加熱下で圧着
するようにしてシール材3を硬化させることにより相互
に連結した状態に固定され、このシール材3により囲ま
れた部位に液晶が封入される。そして、液晶の厚みを均
一にするために、下基板1と上基板2との間のセルギャ
ップGを正確に調整する必要がある。さらに、両基板
1,2の重ね合わせ工程では、これら両基板1,2は極
めて厳密に位置合わせした状態にして重ね合わせられる
が、必要に応じて、両基板1,2間を所要の箇所におい
て紫外線硬化樹脂5により仮固着されている。
【0013】図3に圧着装置の概略構成を示す。同図に
示した装置においては、圧着ステージ10a〜10dを
備えた4ステージ構成のものが示されている。なお、圧
着ステージの数としては、これに限定されず、少なくと
も3ステージで構成されるものである。
示した装置においては、圧着ステージ10a〜10dを
備えた4ステージ構成のものが示されている。なお、圧
着ステージの数としては、これに限定されず、少なくと
も3ステージで構成されるものである。
【0014】各圧着ステージ10a〜10dには、それ
ぞれ接合基板4の搬入・ 搬出部11a〜11dが設け
られており、従って接合基板4は図中の矢印で示した方
向に出し入れされることになる。また、12は接合基板
4の搬送経路を構成するリニアガイドであって、搬入・
搬出部11a〜11dはこのリニアガイド12に並列
状態となるように接続されている。また、リニアガイド
12の両端は、それぞれ接合基板4の供給部13及び排
出部14となっている。供給部13には供給用ロボット
15が、また排出部14には排出用ロボット16が設け
られており、これら両ロボット15,16により圧着装
置に接合基板4を供給したり、圧着が終了した接合基板
4を次の工程に向けて排出されるようになっている。
ぞれ接合基板4の搬入・ 搬出部11a〜11dが設け
られており、従って接合基板4は図中の矢印で示した方
向に出し入れされることになる。また、12は接合基板
4の搬送経路を構成するリニアガイドであって、搬入・
搬出部11a〜11dはこのリニアガイド12に並列
状態となるように接続されている。また、リニアガイド
12の両端は、それぞれ接合基板4の供給部13及び排
出部14となっている。供給部13には供給用ロボット
15が、また排出部14には排出用ロボット16が設け
られており、これら両ロボット15,16により圧着装
置に接合基板4を供給したり、圧着が終了した接合基板
4を次の工程に向けて排出されるようになっている。
【0015】リニアガイド12には、例えばリニアモー
タ( 図示せず) 等により駆動される基板移載ユニット1
7が装着される。この基板移載ユニット17は、図4に
示したように、リニアガイド12により走行可能な走行
用ブラケット20上に昇降テーブル21を取り付けたも
のからなり、昇降テーブル21の左右両側には支持壁2
1aが立設されており、これら両支持壁21a間には接
合基板4を各圧着ステージ10a〜10dに出し入れす
るための移載用コンベア22,23が上下2段に支持さ
れている。移載用コンベア22,23は、それぞれ独立
のモータで駆動されるものであって、昇降テーブル21
をエアシリンダ等の昇降手段24により走行用ブラケッ
ト20に設けた昇降ガイド25に沿って昇降させること
によって、上下の移載用コンベア22,23は、いずれ
も各圧着ステージ10a〜10dに接合基板4を送り込
んだり、また取り出したりできるようになっている。
タ( 図示せず) 等により駆動される基板移載ユニット1
7が装着される。この基板移載ユニット17は、図4に
示したように、リニアガイド12により走行可能な走行
用ブラケット20上に昇降テーブル21を取り付けたも
のからなり、昇降テーブル21の左右両側には支持壁2
1aが立設されており、これら両支持壁21a間には接
合基板4を各圧着ステージ10a〜10dに出し入れす
るための移載用コンベア22,23が上下2段に支持さ
れている。移載用コンベア22,23は、それぞれ独立
のモータで駆動されるものであって、昇降テーブル21
をエアシリンダ等の昇降手段24により走行用ブラケッ
ト20に設けた昇降ガイド25に沿って昇降させること
によって、上下の移載用コンベア22,23は、いずれ
も各圧着ステージ10a〜10dに接合基板4を送り込
んだり、また取り出したりできるようになっている。
【0016】各圧着ステージ10a〜10dの内部構成
は全て同じものであり、その具体的な構成を図5に示
す。この図5から明らかなように、各圧着ステージ10
a〜10dには、搬入・搬出口11a〜11dから圧着
ステージの内部に接合基板4を搬入したり、搬出したり
するための搬送ベルト30が設けられている。また、内
部には下側の固定プレス部材31と、シリンダ等の駆動
手段32aによって、この固定プレス部材31に対して
近接・ 離間する方向に変位可能な可動プレス部材32
とが設けられている。
は全て同じものであり、その具体的な構成を図5に示
す。この図5から明らかなように、各圧着ステージ10
a〜10dには、搬入・搬出口11a〜11dから圧着
ステージの内部に接合基板4を搬入したり、搬出したり
するための搬送ベルト30が設けられている。また、内
部には下側の固定プレス部材31と、シリンダ等の駆動
手段32aによって、この固定プレス部材31に対して
近接・ 離間する方向に変位可能な可動プレス部材32
とが設けられている。
【0017】搬送ベルト30は固定プレス部材31の上
部を通り、その搬送面30aは接合基板4の幅寸法より
広い幅を有するものである。そして、この搬送ベルト3
0は固定プレス部材31の前後に位置する駆動プーリ3
3a,従動プーリ33b間に巻回して設けられ、搬送面
30aは固定プレス部材31の上部を走行するようにな
っている。そして、搬送ベルト30における従動プーリ
33bへの巻回側で、搬送面30aから方向転換した位
置にはテンションローラ34が係合しており、さらにこ
の搬送ベルト30はテンションローラ34を経てガイド
ローラ35,35を介して引き回すことによって、搬送
面30aとは反対側の面30bも固定ブレス部材31の
上部側に延在されている。搬送ベルト30の搬送面30
aとは反対側の面は固定プレス部材31とほぼ接触する
状態となっており、常時においはテンションローラ34
の作用で搬送ベルト30の搬送面30aは所定の搬送高
さ位置となり、かつ張力を持った状態に保持される。そ
して、テンションローラ34にはシリンダ,ソレノイド
等からなる駆動手段36が接続して設けられ、この駆動
手段36を作動させると、搬送ベルト30の張力が失わ
れて、その搬送面30a及びその反対側の面30bが固
定プレス部材31の上面に重なり合うように載置される
ことになる。
部を通り、その搬送面30aは接合基板4の幅寸法より
広い幅を有するものである。そして、この搬送ベルト3
0は固定プレス部材31の前後に位置する駆動プーリ3
3a,従動プーリ33b間に巻回して設けられ、搬送面
30aは固定プレス部材31の上部を走行するようにな
っている。そして、搬送ベルト30における従動プーリ
33bへの巻回側で、搬送面30aから方向転換した位
置にはテンションローラ34が係合しており、さらにこ
の搬送ベルト30はテンションローラ34を経てガイド
ローラ35,35を介して引き回すことによって、搬送
面30aとは反対側の面30bも固定ブレス部材31の
上部側に延在されている。搬送ベルト30の搬送面30
aとは反対側の面は固定プレス部材31とほぼ接触する
状態となっており、常時においはテンションローラ34
の作用で搬送ベルト30の搬送面30aは所定の搬送高
さ位置となり、かつ張力を持った状態に保持される。そ
して、テンションローラ34にはシリンダ,ソレノイド
等からなる駆動手段36が接続して設けられ、この駆動
手段36を作動させると、搬送ベルト30の張力が失わ
れて、その搬送面30a及びその反対側の面30bが固
定プレス部材31の上面に重なり合うように載置される
ことになる。
【0018】このように構成される圧着装置は、以下に
示すような作業を行う。まず、基板移載ユニット17を
供給部13の位置に配置して、供給用ロボット15から
接合基板4を、この基板移載ユニット17における移載
用コンベア22または23のいずれか、例えば上段の移
載用コンベア22に圧着すべき接合基板4を供給するこ
とによって、当該の接合基板4が圧着装置に導入され
る。ここで、基板移載ユニット17に設けた上下2段の
移載用コンベア22,23のいずれに対しても接合基板
4を供給することができる。つまり、供給用ロボット1
5は接合基板4を水平方向に送り込むようになってお
り、従って昇降手段24を駆動して、いずれかの移載用
コンベアの搬送面をこの供給用ロボット15による接合
基板4の送り方向における水平面と一致させるように配
置すれば良い。
示すような作業を行う。まず、基板移載ユニット17を
供給部13の位置に配置して、供給用ロボット15から
接合基板4を、この基板移載ユニット17における移載
用コンベア22または23のいずれか、例えば上段の移
載用コンベア22に圧着すべき接合基板4を供給するこ
とによって、当該の接合基板4が圧着装置に導入され
る。ここで、基板移載ユニット17に設けた上下2段の
移載用コンベア22,23のいずれに対しても接合基板
4を供給することができる。つまり、供給用ロボット1
5は接合基板4を水平方向に送り込むようになってお
り、従って昇降手段24を駆動して、いずれかの移載用
コンベアの搬送面をこの供給用ロボット15による接合
基板4の送り方向における水平面と一致させるように配
置すれば良い。
【0019】基板移載ユニット17に1枚の接合基板4
が移載されると、基板移載ユニット17はリニアガイド
12に沿って走行させて、圧着ステージ10a〜10d
のいずれかにおける搬入・搬出口11a〜11d、例え
ば圧着ステージ10aの搬入・搬出口11aに対面させ
る。ここで、この圧着ステージ10aに接合基板4が位
置していない場合には、そのまま基板移載ユニット17
から搬入・搬出口11aから搬送ベルト30の搬送面3
0aに送り込む。ただし、継続的に処理が行われている
時には、圧着ステージ10aでの圧着が終了するまで待
機する。そして、この待機中に、基板移載ユニット17
を正確に搬入・搬出口11aと対面する位置に位置決め
し、かつ接合基板4が載置されていない移載用コンベア
23をこの圧着ステージ10aの搬送ベルト30におけ
る搬送面30aと一致する高さ位置となるように調整す
る。また、このように接合基板4の受け渡しは移載用コ
ンベア22,23と、搬送ベルト30との間で行われる
ことから、その間はできるだけ接近する位置関係とする
のが望ましい。
が移載されると、基板移載ユニット17はリニアガイド
12に沿って走行させて、圧着ステージ10a〜10d
のいずれかにおける搬入・搬出口11a〜11d、例え
ば圧着ステージ10aの搬入・搬出口11aに対面させ
る。ここで、この圧着ステージ10aに接合基板4が位
置していない場合には、そのまま基板移載ユニット17
から搬入・搬出口11aから搬送ベルト30の搬送面3
0aに送り込む。ただし、継続的に処理が行われている
時には、圧着ステージ10aでの圧着が終了するまで待
機する。そして、この待機中に、基板移載ユニット17
を正確に搬入・搬出口11aと対面する位置に位置決め
し、かつ接合基板4が載置されていない移載用コンベア
23をこの圧着ステージ10aの搬送ベルト30におけ
る搬送面30aと一致する高さ位置となるように調整す
る。また、このように接合基板4の受け渡しは移載用コ
ンベア22,23と、搬送ベルト30との間で行われる
ことから、その間はできるだけ接近する位置関係とする
のが望ましい。
【0020】当該の圧着ステージ10aで所定の圧着条
件による接合基板4の圧着工程が終了すると、この圧着
ステージ10aにおける搬送ベルト30を作動させるこ
とによって、圧着ステージ10aから接合基板4を送り
出して、この接合基板4を基板移載ユニット17におけ
る移載用コンベア23に取り込む。この状態で、基板移
載ユニット17の移載用コンベア22に保持されている
新たな接合基板4を圧着ステージ10aに送り込むこと
になる。このために、昇降テーブル21を作動させて、
移載用コンベア22が搬送ベルト30の搬送面30aと
同じ高さ位置となるように変位させる。ここで、圧着ス
テージ10aからの接合基板4の取り込み時には、下段
の移載用コンベア23が搬送ベルト30の搬送面30a
と同じ高さ位置にあったことから、昇降テーブル21を
下降させる。そして、移載用コンベア22及び搬送ベル
ト30を作動させて、接合基板4が移載用コンベア22
から取り出されて、搬送ベルト30上に移行し、この搬
送ベルト30によって圧着ステージ10aにおける圧着
が可能な位置にまで送り込まれる。
件による接合基板4の圧着工程が終了すると、この圧着
ステージ10aにおける搬送ベルト30を作動させるこ
とによって、圧着ステージ10aから接合基板4を送り
出して、この接合基板4を基板移載ユニット17におけ
る移載用コンベア23に取り込む。この状態で、基板移
載ユニット17の移載用コンベア22に保持されている
新たな接合基板4を圧着ステージ10aに送り込むこと
になる。このために、昇降テーブル21を作動させて、
移載用コンベア22が搬送ベルト30の搬送面30aと
同じ高さ位置となるように変位させる。ここで、圧着ス
テージ10aからの接合基板4の取り込み時には、下段
の移載用コンベア23が搬送ベルト30の搬送面30a
と同じ高さ位置にあったことから、昇降テーブル21を
下降させる。そして、移載用コンベア22及び搬送ベル
ト30を作動させて、接合基板4が移載用コンベア22
から取り出されて、搬送ベルト30上に移行し、この搬
送ベルト30によって圧着ステージ10aにおける圧着
が可能な位置にまで送り込まれる。
【0021】ここで、圧着ステージ10aに接合基板4
を送り込む際には、搬送ベルト30を張力を持った状態
に保持するが、この接合基板4が所定の位置に配置され
ると、テンションローラ34におけるテンションを解除
して、搬送ベルト30を緩める。この結果、搬送ベルト
30は固定プレス部材31の上部に載置された状態にな
り、この固定プレス部材31のクッション部材として機
能する。そして、可動及び固定のプレス部材31,32
は、内蔵するヒータ等により所定の温度に加熱されてお
り、可動プレス部材32が下降することによって、加熱
下で加圧されることになる。この圧着ステージ10aに
おける加熱条件、加圧条件及び加圧時間、さらには稼動
プレス部材32の動作速度からなる圧着条件は予め設定
されており、この圧着条件に応じた圧着が行われる。
を送り込む際には、搬送ベルト30を張力を持った状態
に保持するが、この接合基板4が所定の位置に配置され
ると、テンションローラ34におけるテンションを解除
して、搬送ベルト30を緩める。この結果、搬送ベルト
30は固定プレス部材31の上部に載置された状態にな
り、この固定プレス部材31のクッション部材として機
能する。そして、可動及び固定のプレス部材31,32
は、内蔵するヒータ等により所定の温度に加熱されてお
り、可動プレス部材32が下降することによって、加熱
下で加圧されることになる。この圧着ステージ10aに
おける加熱条件、加圧条件及び加圧時間、さらには稼動
プレス部材32の動作速度からなる圧着条件は予め設定
されており、この圧着条件に応じた圧着が行われる。
【0022】以上により圧着ステージ10aへの接合基
板4の移載が終了し、基板移載ユニット17には圧着ス
テージ10aでの圧着工程が終了した接合基板4を保持
していることになる。そこで、基板移載ユニット17を
リニアガイド12に沿って走行させることによって、こ
の接合基板4を例えば他の圧着ステージに移載するか、
または排出部14に位置している排出用ロボット16に
受け渡される。この動作も前述と同様にして行われる。
ここで、他の圧着ステージ10b〜10dにおいては、
それぞれ固有の圧着条件で圧着が行われるものであり、
2以上の圧着ステージで同じ圧着条件とすることもで
き、また各々何らかの条件に差を持たせることもでき
る。
板4の移載が終了し、基板移載ユニット17には圧着ス
テージ10aでの圧着工程が終了した接合基板4を保持
していることになる。そこで、基板移載ユニット17を
リニアガイド12に沿って走行させることによって、こ
の接合基板4を例えば他の圧着ステージに移載するか、
または排出部14に位置している排出用ロボット16に
受け渡される。この動作も前述と同様にして行われる。
ここで、他の圧着ステージ10b〜10dにおいては、
それぞれ固有の圧着条件で圧着が行われるものであり、
2以上の圧着ステージで同じ圧着条件とすることもで
き、また各々何らかの条件に差を持たせることもでき
る。
【0023】接合基板4は、加熱条件,加圧条件等を違
えて複数段階で圧着されるものであり、従って各圧着ス
テージ10a〜10dにはそれぞれいずれかの段階の圧
着工程が割り当てられる。また、それらの割り当てに応
じてこれら各圧着ステージ10a〜10dに接合基板4
を移載するための基板移載ユニット17の動作手順が定
まることになる。そこで、これら各圧着ステージ10a
〜10dにおける圧着条件と、基板移載ユニット17の
動作手順とからなるプロセス条件を予めマイクロコンピ
ュータ等からなる制御手段40に設定・登録しておき、
この設定された手順に従って圧着工程が実行される。こ
れら圧着プロセスに関する条件のうち、加熱条件,加圧
条件等、それぞれの圧着ステージ10a〜10dに特有
のもので、他の圧着ステージに対して格別の影響を与え
ないものもあるが、圧着時間は他の圧着ステージに対し
て影響を与える。つまり、前段の圧着ステージと次の段
の圧着ステージとで圧着時間が2倍になったとすると、
1:1で受け渡すことはできず、また圧着時間が次段の
方が前段に対して1/2の場合には、次段の圧着ステー
ジでは待機時間が長くなり、効率的な処理を行えないこ
とになる。
えて複数段階で圧着されるものであり、従って各圧着ス
テージ10a〜10dにはそれぞれいずれかの段階の圧
着工程が割り当てられる。また、それらの割り当てに応
じてこれら各圧着ステージ10a〜10dに接合基板4
を移載するための基板移載ユニット17の動作手順が定
まることになる。そこで、これら各圧着ステージ10a
〜10dにおける圧着条件と、基板移載ユニット17の
動作手順とからなるプロセス条件を予めマイクロコンピ
ュータ等からなる制御手段40に設定・登録しておき、
この設定された手順に従って圧着工程が実行される。こ
れら圧着プロセスに関する条件のうち、加熱条件,加圧
条件等、それぞれの圧着ステージ10a〜10dに特有
のもので、他の圧着ステージに対して格別の影響を与え
ないものもあるが、圧着時間は他の圧着ステージに対し
て影響を与える。つまり、前段の圧着ステージと次の段
の圧着ステージとで圧着時間が2倍になったとすると、
1:1で受け渡すことはできず、また圧着時間が次段の
方が前段に対して1/2の場合には、次段の圧着ステー
ジでは待機時間が長くなり、効率的な処理を行えないこ
とになる。
【0024】圧着プロセスは上下の基板1,2間に介装
されるシール材3の種類等に応じて変化することにな
る。本発明に係る圧着装置を用いることによって、圧着
プロセス条件のうち、各圧着ステージ10a〜10dの
圧着時間を変化させた場合であっても、制御手段40の
設定プロセスを変えるだけで、何等の段取り替えを行う
ことなく、最適の条件で、無駄なく効率的に接合基板4
の圧着を行うことができるようになる。
されるシール材3の種類等に応じて変化することにな
る。本発明に係る圧着装置を用いることによって、圧着
プロセス条件のうち、各圧着ステージ10a〜10dの
圧着時間を変化させた場合であっても、制御手段40の
設定プロセスを変えるだけで、何等の段取り替えを行う
ことなく、最適の条件で、無駄なく効率的に接合基板4
の圧着を行うことができるようになる。
【0025】例えば、あるシール材を用いた場合におい
て、2段階で圧着が行われ、第1段階目においては接合
基板4の下基板1と上基板2との間で位置ずれを生じる
ことなくセルギャップGを正確に形成するために、可動
プレス部材32を低速で下降させ、かつ加圧力を弱くし
て、シール材3の硬化温度より僅かに低い温度状態で圧
着し、また第2段階目では既に適正なセルギャップが形
成された状態となっていることから、可動プレス部材3
2の下降速度を高速で行い、かつ加圧力もより高くする
と共に、シール材3の硬化温度以上にまで加熱すること
により圧着が行われるとする。
て、2段階で圧着が行われ、第1段階目においては接合
基板4の下基板1と上基板2との間で位置ずれを生じる
ことなくセルギャップGを正確に形成するために、可動
プレス部材32を低速で下降させ、かつ加圧力を弱くし
て、シール材3の硬化温度より僅かに低い温度状態で圧
着し、また第2段階目では既に適正なセルギャップが形
成された状態となっていることから、可動プレス部材3
2の下降速度を高速で行い、かつ加圧力もより高くする
と共に、シール材3の硬化温度以上にまで加熱すること
により圧着が行われるとする。
【0026】今、第1段階目の圧着時間を3分間、第2
段階目の圧着時間を1分として設定したものとして、以
下にその圧着プロセスについて説明する。この場合に
は、3個の圧着ステージ10a〜10cを第1段階目の
圧着ステージ用となし、また第4の圧着ステージ10d
だけを第2段階目の圧着ステージ用として割り当てるよ
うにする。
段階目の圧着時間を1分として設定したものとして、以
下にその圧着プロセスについて説明する。この場合に
は、3個の圧着ステージ10a〜10cを第1段階目の
圧着ステージ用となし、また第4の圧着ステージ10d
だけを第2段階目の圧着ステージ用として割り当てるよ
うにする。
【0027】まず、圧着ステージ10aに接合基板4が
供給されるが、その後1分経過したところで圧着ステー
ジ10bに接合基板4を供給し、さらに1分経過した時
に圧着ステージ10cに接合基板4を供給する。そし
て、もう1分経過すると、圧着ステージ10aでは、当
該のステージでの圧着工程が終了することになるので、
この圧着ステージ10aから圧着を終わった接合基板4
を取り出すと共に、新たな接合基板4をこの圧着ステー
ジ10aに供給する。そして、取り出された接合基板4
は第2段階目の圧着ステージ10dに送り込む。以下、
1分毎に第2段階目の圧着ステージ10dには、圧着ス
テージ10b,圧着ステージ10cで第1段階目の圧着
工程を終了した接合基板4が送り込まれるが、この圧着
ステージ10dには既に接合基板4が位置しているの
で、この接合基板4を取り出した後に第1段階目の圧着
工程が終了した接合基板4が送り込まれる。そして、こ
の圧着ステージ10dで圧着工程が終了した接合基板4
が外部に取り出される。従って、各圧着ステージ10a
〜10dのうち、圧着ステージ10aから10cまでは
同じ圧着条件で、圧着ステージ10dのみが異なる圧着
条件となるように制御手段40に設定される。
供給されるが、その後1分経過したところで圧着ステー
ジ10bに接合基板4を供給し、さらに1分経過した時
に圧着ステージ10cに接合基板4を供給する。そし
て、もう1分経過すると、圧着ステージ10aでは、当
該のステージでの圧着工程が終了することになるので、
この圧着ステージ10aから圧着を終わった接合基板4
を取り出すと共に、新たな接合基板4をこの圧着ステー
ジ10aに供給する。そして、取り出された接合基板4
は第2段階目の圧着ステージ10dに送り込む。以下、
1分毎に第2段階目の圧着ステージ10dには、圧着ス
テージ10b,圧着ステージ10cで第1段階目の圧着
工程を終了した接合基板4が送り込まれるが、この圧着
ステージ10dには既に接合基板4が位置しているの
で、この接合基板4を取り出した後に第1段階目の圧着
工程が終了した接合基板4が送り込まれる。そして、こ
の圧着ステージ10dで圧着工程が終了した接合基板4
が外部に取り出される。従って、各圧着ステージ10a
〜10dのうち、圧着ステージ10aから10cまでは
同じ圧着条件で、圧着ステージ10dのみが異なる圧着
条件となるように制御手段40に設定される。
【0028】以上の圧着プロセスを実行するに当っての
基板移載ユニット17の動作手順について説明する。而
して、以下の説明においては、全ての圧着ステージ10
a〜10dにおいて接合基板4が配置されて、それぞれ
現に圧着工程が行われており、圧着ステージ10aにお
ける圧着工程が終了する直前の状態する。
基板移載ユニット17の動作手順について説明する。而
して、以下の説明においては、全ての圧着ステージ10
a〜10dにおいて接合基板4が配置されて、それぞれ
現に圧着工程が行われており、圧着ステージ10aにお
ける圧着工程が終了する直前の状態する。
【0029】基板移載ユニット17は、まず供給部13
に移行して、この供給部13に配置されている供給用ロ
ボット15から接合基板4を受け取る。接合基板4を受
け取った基板移載ユニット17はリニアガイド12に沿
って圧着ステージ10aに移行する。この圧着ステージ
10aでは接合基板4の圧着工程が終了しているのであ
るから、この接合基板4をまず受け取った後に、新たな
接合基板4を圧着ステージ10aに送り込む。この作業
が終了すると、基板移載ユニット17は圧着ステージ1
0dにまで移行して、この圧着ステージ10dで圧着が
終了した接合基板4を受け取り、次いで圧着ステージ1
0aから受け取った接合基板4をこの圧着ステージ10
dに送り込む。その後に、基板移載ユニット17は排出
部14に移行して、圧着ステージ10dで受け取った接
合基板4をこの排出部14に配置した排出用ロボット1
6に受け渡す。
に移行して、この供給部13に配置されている供給用ロ
ボット15から接合基板4を受け取る。接合基板4を受
け取った基板移載ユニット17はリニアガイド12に沿
って圧着ステージ10aに移行する。この圧着ステージ
10aでは接合基板4の圧着工程が終了しているのであ
るから、この接合基板4をまず受け取った後に、新たな
接合基板4を圧着ステージ10aに送り込む。この作業
が終了すると、基板移載ユニット17は圧着ステージ1
0dにまで移行して、この圧着ステージ10dで圧着が
終了した接合基板4を受け取り、次いで圧着ステージ1
0aから受け取った接合基板4をこの圧着ステージ10
dに送り込む。その後に、基板移載ユニット17は排出
部14に移行して、圧着ステージ10dで受け取った接
合基板4をこの排出部14に配置した排出用ロボット1
6に受け渡す。
【0030】1枚の接合基板4が排出されると、基板移
載ユニット17は再び供給部13に戻り、この供給部1
3で新たな接合基板4を受け取る。この時に受け取った
接合基板4は圧着ステージ10bに送り込まれるもので
あり、この圧着ステージ10bに配置された時に、まず
圧着工程が終了した接合基板4を取り出した後に、基板
移載ユニット17から供給部13から供給された接合基
板4が送り込まれる。その後に基板移載ユニット17を
圧着ステージ10dに移行させて、接合基板4の入れ替
えを行い、排出部14に移行して圧着ステージ10dか
ら受け取った接合基板4を排出する。さらにまた、供給
部13に基板移載ユニット17を復帰させて、新たな接
合基板4を受け取った後には、基板移載ユニット17を
圧着ステージ10cに移行して、前述と同様の作動を行
う。
載ユニット17は再び供給部13に戻り、この供給部1
3で新たな接合基板4を受け取る。この時に受け取った
接合基板4は圧着ステージ10bに送り込まれるもので
あり、この圧着ステージ10bに配置された時に、まず
圧着工程が終了した接合基板4を取り出した後に、基板
移載ユニット17から供給部13から供給された接合基
板4が送り込まれる。その後に基板移載ユニット17を
圧着ステージ10dに移行させて、接合基板4の入れ替
えを行い、排出部14に移行して圧着ステージ10dか
ら受け取った接合基板4を排出する。さらにまた、供給
部13に基板移載ユニット17を復帰させて、新たな接
合基板4を受け取った後には、基板移載ユニット17を
圧着ステージ10cに移行して、前述と同様の作動を行
う。
【0031】以上の作動を順次継続することによって、
第1段では3分間圧着工程を行い、次いで第2段階目で
1分間の圧着工程を実行するが、4個の圧着ステージ1
0a〜10dはフルに活用されて、迅速かつ効率的に接
合基板4の圧着を行うことができるようになる。従っ
て、この基板移載ユニット17の移動順序及びどの圧着
ステージで接合基板4の受渡を行うかについて制御手段
40に予め設定しておくことによって、この作動順序に
基づいて基板移載ユニット17の駆動制御がなされる。
第1段では3分間圧着工程を行い、次いで第2段階目で
1分間の圧着工程を実行するが、4個の圧着ステージ1
0a〜10dはフルに活用されて、迅速かつ効率的に接
合基板4の圧着を行うことができるようになる。従っ
て、この基板移載ユニット17の移動順序及びどの圧着
ステージで接合基板4の受渡を行うかについて制御手段
40に予め設定しておくことによって、この作動順序に
基づいて基板移載ユニット17の駆動制御がなされる。
【0032】然るに、異なるシール材を用いる等により
圧着プロセスが変わったとする。例えば、第1段階目の
圧着工程では、低速で可動プレス部材32を作動させる
と共に、低圧かつ低温条件下で圧着し、次いでシール材
3の硬化温度乃至それより高い温度状態であり、かつ上
下の基板1,2間を仮固着している紫外線硬化樹脂5が
溶融する温度にまで加熱を行う第2段階目の圧着を行
い、さらに第3段階目の圧着として、シール材3の硬化
温度以上の温度条件で、このシール材3を十分硬化させ
るものとする。従って、第1段階目の圧着時間に要する
時間は2分間、第2段階目及び第3段階目の圧着時間は
1分間とする。
圧着プロセスが変わったとする。例えば、第1段階目の
圧着工程では、低速で可動プレス部材32を作動させる
と共に、低圧かつ低温条件下で圧着し、次いでシール材
3の硬化温度乃至それより高い温度状態であり、かつ上
下の基板1,2間を仮固着している紫外線硬化樹脂5が
溶融する温度にまで加熱を行う第2段階目の圧着を行
い、さらに第3段階目の圧着として、シール材3の硬化
温度以上の温度条件で、このシール材3を十分硬化させ
るものとする。従って、第1段階目の圧着時間に要する
時間は2分間、第2段階目及び第3段階目の圧着時間は
1分間とする。
【0033】この場合には圧着ステージ10a及び10
bを第1段階目の圧着工程のために割り当て、また圧着
ステージ10cで第2段階目の圧着を、さらに第3段階
目の圧着は圧着ステージ10dで行うようにする。
bを第1段階目の圧着工程のために割り当て、また圧着
ステージ10cで第2段階目の圧着を、さらに第3段階
目の圧着は圧着ステージ10dで行うようにする。
【0034】而して、この場合の圧着プロセスとして
は、供給部13から送り込まれる接合基板4が、まず第
1段階目の圧着を行う圧着ステージ10a,10bに1
分毎に交互に送り込まれる。また、基板移載ユニット1
7により圧着ステージ10aから取り出した接合基板4
は圧着ステージ10cに送り込まれて第2段階目の圧着
工程が実行される。この圧着ステージ10cでは1分で
圧着工程が終了するから、圧着ステージ10cでは既に
圧着工程が終了している接合基板4を基板移載ユニット
17に取り出した後に、圧着ステージ10aで第1段階
目の圧着工程が終了した接合基板4を送り込む。このよ
うにして圧着ステージ10cから取り出した接合基板4
は圧着ステージ10dに送り込まれるが、この圧着ステ
ージ10dにおいてはやはり圧着工程が実行されてお
り、基板移載ユニット17がこの圧着ステージ10dに
移行した時に、圧着ステージ10cから取り出した接合
基板4と交換する。さらに、基板移載ユニット17は排
出部14に移行して、圧着ステージ10dから取り出し
た接合基板4が排出部14における排出用ロボット16
に移載され、その後に基板移載ユニット17が供給部1
3に復帰する。
は、供給部13から送り込まれる接合基板4が、まず第
1段階目の圧着を行う圧着ステージ10a,10bに1
分毎に交互に送り込まれる。また、基板移載ユニット1
7により圧着ステージ10aから取り出した接合基板4
は圧着ステージ10cに送り込まれて第2段階目の圧着
工程が実行される。この圧着ステージ10cでは1分で
圧着工程が終了するから、圧着ステージ10cでは既に
圧着工程が終了している接合基板4を基板移載ユニット
17に取り出した後に、圧着ステージ10aで第1段階
目の圧着工程が終了した接合基板4を送り込む。このよ
うにして圧着ステージ10cから取り出した接合基板4
は圧着ステージ10dに送り込まれるが、この圧着ステ
ージ10dにおいてはやはり圧着工程が実行されてお
り、基板移載ユニット17がこの圧着ステージ10dに
移行した時に、圧着ステージ10cから取り出した接合
基板4と交換する。さらに、基板移載ユニット17は排
出部14に移行して、圧着ステージ10dから取り出し
た接合基板4が排出部14における排出用ロボット16
に移載され、その後に基板移載ユニット17が供給部1
3に復帰する。
【0035】そして、この基板移載ユニット17が供給
部13から出て、再びこの供給部13に復帰するまでの
動作を1分以内に行わせるようにする。供給部13に復
帰した基板移載ユニット17から新たな接合基板4を受
け取った後には、第1段階目の圧着を行うステージにそ
れを送り込むが、前回の接合基板4の送り込み先が圧着
ステージ10aであったことから、次の基板移載ユニッ
ト17による接合基板4の送り込み先は圧着ステージ1
0bとなる。そして、基板移載ユニット17が、圧着ス
テージ10cに移行し、次いで圧着ステージ10dに移
行して、順次接合基板4の第2段階目、第3段階目の圧
着工程を実行した後に、基板移載ユニット17を排出部
14に移行させて、圧着が完了した接合基板4を排出す
る。
部13から出て、再びこの供給部13に復帰するまでの
動作を1分以内に行わせるようにする。供給部13に復
帰した基板移載ユニット17から新たな接合基板4を受
け取った後には、第1段階目の圧着を行うステージにそ
れを送り込むが、前回の接合基板4の送り込み先が圧着
ステージ10aであったことから、次の基板移載ユニッ
ト17による接合基板4の送り込み先は圧着ステージ1
0bとなる。そして、基板移載ユニット17が、圧着ス
テージ10cに移行し、次いで圧着ステージ10dに移
行して、順次接合基板4の第2段階目、第3段階目の圧
着工程を実行した後に、基板移載ユニット17を排出部
14に移行させて、圧着が完了した接合基板4を排出す
る。
【0036】これによって、第1段階目の圧着が2分で
行われ、また第2段階目,第3段階目の圧着はそれぞれ
1分で行われる。従って、制御手段40における圧着プ
ロセス条件としては、各圧着ステージ10a〜10dへ
の加熱条件、加圧条件及び可動プレス部材32の移動速
度に関する設定を変えると共に、基板移載ユニット17
の駆動順序を設定し直すだけで容易に対処できる。しか
も、第1段階では3分間圧着工程を行い、次いで第2段
階目で1分間の圧着工程を行う場合と同様に、全ての圧
着ステージ10a〜10dに待機時間等が生じることが
なく、極めて高速で、効率的に接合基板4の圧着を行う
ことができる。
行われ、また第2段階目,第3段階目の圧着はそれぞれ
1分で行われる。従って、制御手段40における圧着プ
ロセス条件としては、各圧着ステージ10a〜10dへ
の加熱条件、加圧条件及び可動プレス部材32の移動速
度に関する設定を変えると共に、基板移載ユニット17
の駆動順序を設定し直すだけで容易に対処できる。しか
も、第1段階では3分間圧着工程を行い、次いで第2段
階目で1分間の圧着工程を行う場合と同様に、全ての圧
着ステージ10a〜10dに待機時間等が生じることが
なく、極めて高速で、効率的に接合基板4の圧着を行う
ことができる。
【0037】次に、図6乃至図10に本発明の他の実施
の形態について説明する。この実施の形態においては、
圧着ステージを50a〜50fからなる6ステージ構成
としたのもが示されており、これら6箇所の圧着ステー
ジ50a〜50fは片側に圧着ステージ50a〜50d
が並列に設けられ、また反対側には圧着ステージ50
e,50fが配置されている。圧着ステージ50aと対
面する側には接合基板4の供給部51が、また圧着ステ
ージ50dには排出部52が対面するように設けられ、
圧着ステージ50b,50cと圧着ステージ50e,5
0fとが対面する位置に配置されている。そして、供給
部51及び排出部52には、それぞれ供給用ロボット5
3,排出用ロボット54が設けられている。また、圧着
ステージ50a〜50dからなる列と、供給部51,圧
着ステージ50e,50f及び排出部52で構成される
列との間には、リニアガイド55が配置されている。ま
た、各圧着ステージ50a〜50fの搬入・搬出部51
a〜51fはいずれもリニアガイド55側に向いてい
る。
の形態について説明する。この実施の形態においては、
圧着ステージを50a〜50fからなる6ステージ構成
としたのもが示されており、これら6箇所の圧着ステー
ジ50a〜50fは片側に圧着ステージ50a〜50d
が並列に設けられ、また反対側には圧着ステージ50
e,50fが配置されている。圧着ステージ50aと対
面する側には接合基板4の供給部51が、また圧着ステ
ージ50dには排出部52が対面するように設けられ、
圧着ステージ50b,50cと圧着ステージ50e,5
0fとが対面する位置に配置されている。そして、供給
部51及び排出部52には、それぞれ供給用ロボット5
3,排出用ロボット54が設けられている。また、圧着
ステージ50a〜50dからなる列と、供給部51,圧
着ステージ50e,50f及び排出部52で構成される
列との間には、リニアガイド55が配置されている。ま
た、各圧着ステージ50a〜50fの搬入・搬出部51
a〜51fはいずれもリニアガイド55側に向いてい
る。
【0038】以上のように構成した圧着装置において、
接合基板4を移載するための基板移載手段60として
は、図7乃至図10に示した構成としたものを用いる。
この基板移載手段60は、リニアガイド55に沿って走
行するロボット本体61に作動円板62を装着したもの
から構成され、作動円板62はロボット本体61内に設
けた昇降駆動手段及び回動駆動手段(いずれも図示を省
略する)により回動及び上下方向に移動可能となってい
る。作動円板62には上下一対の基板ハンドリング機構
63U,63Lが取り付けられている。基板ハンドリン
グ機構63U,63Lは、それぞれ基板10を保持する
基板ホルダ64U,64Lと、これら基板ホルダ64
U,64Lを前後動させるための駆動手段65U,65
Lとから構成される。基板ホルダ64U,64L及びそ
の駆動手段65U,65Lは実質的に同じ構成となって
おり、その具体的な構成を図8(後退状態)及び図9
(前進状態)に示す。なお、以下の説明においては、基
板ホルダについては符号64を用い、また駆動手段につ
いては符号65を用いる。
接合基板4を移載するための基板移載手段60として
は、図7乃至図10に示した構成としたものを用いる。
この基板移載手段60は、リニアガイド55に沿って走
行するロボット本体61に作動円板62を装着したもの
から構成され、作動円板62はロボット本体61内に設
けた昇降駆動手段及び回動駆動手段(いずれも図示を省
略する)により回動及び上下方向に移動可能となってい
る。作動円板62には上下一対の基板ハンドリング機構
63U,63Lが取り付けられている。基板ハンドリン
グ機構63U,63Lは、それぞれ基板10を保持する
基板ホルダ64U,64Lと、これら基板ホルダ64
U,64Lを前後動させるための駆動手段65U,65
Lとから構成される。基板ホルダ64U,64L及びそ
の駆動手段65U,65Lは実質的に同じ構成となって
おり、その具体的な構成を図8(後退状態)及び図9
(前進状態)に示す。なお、以下の説明においては、基
板ホルダについては符号64を用い、また駆動手段につ
いては符号65を用いる。
【0039】まず、基板ホルダ64は、連結板66に2
本のアーム67,67を平行に延在させたものからな
り、これら2本のアーム67,67にはそれぞれ2箇所
において接合基板4を吸着する吸着ヘッド68が装着さ
れている。また、駆動手段65は、左右にそれぞれ一対
の腕部を設けてなるものであり、第1の腕部69L,6
9Rは、それぞれ作動円板62に回動可能に支持されて
おり、第2の腕部70L,70Rは、その一端が第1の
腕部69L,69Rに相対回動可能に連結され、他端は
連結板66に相対回動可能に連結されている。そして、
これら各腕部69L,69R,70L,70Rは全て同
じ長さとなっている。
本のアーム67,67を平行に延在させたものからな
り、これら2本のアーム67,67にはそれぞれ2箇所
において接合基板4を吸着する吸着ヘッド68が装着さ
れている。また、駆動手段65は、左右にそれぞれ一対
の腕部を設けてなるものであり、第1の腕部69L,6
9Rは、それぞれ作動円板62に回動可能に支持されて
おり、第2の腕部70L,70Rは、その一端が第1の
腕部69L,69Rに相対回動可能に連結され、他端は
連結板66に相対回動可能に連結されている。そして、
これら各腕部69L,69R,70L,70Rは全て同
じ長さとなっている。
【0040】図10に示したように、第1の腕部69
L,69Rにはそれぞれ第1の支軸71L,71Rが連
結されており、これら第1の駆動軸71L,71Rは作
動円板62に回動可能に連結されている。また、第1の
腕部69L,69Rと第2の腕部70L,70Rとの間
は枢軸72L,72Rを介して相対回動可能に連結され
ており、これによって第1の腕部69L,69Rと第2
の腕部70L,70Rとは相対回動可能に連結されてい
る。さらに、第2の腕部70L,70Rは連結板66に
対して第2の支軸73L,73Rにより相対回動可能に
連結されている。これら各軸71L,71R,72L,
72R及び73L,73Rには、それぞれプーリ74が
取り付けられている。そして、これら各枢軸のうち、第
1,第2の支軸71L,71Rと73L,73Rとには
それぞれ1個のプーリ74が装着されており、これら各
プーリ74は支軸71L,71R,73L,73Rに対
して固定しても良く、また回転自在に連結することもで
きる。一方、枢軸72L,72Rに設けたプーリ74は
回転自在に取り付けられており、第1の支軸71L,7
1Rに取り付けたプーリ74と枢軸72L,72Rのプ
ーリ74との間、及び枢軸72L,72Rのプーリ74
と第2の支軸73L,73Rに取り付けたプーリ74と
の間には、それぞれベルト75が巻回して設けられてい
る。従って、枢軸72L,72Rには2本のベルト7
5,75が巻回されることになるので、枢軸72L,7
2Rのプーリ74は2段プーリで構成される。これら各
プーリ74とベルト75とは回動力の伝達を行うもので
あり、伝達手段としては、例えばギアとチェーン等を用
いることもできる。
L,69Rにはそれぞれ第1の支軸71L,71Rが連
結されており、これら第1の駆動軸71L,71Rは作
動円板62に回動可能に連結されている。また、第1の
腕部69L,69Rと第2の腕部70L,70Rとの間
は枢軸72L,72Rを介して相対回動可能に連結され
ており、これによって第1の腕部69L,69Rと第2
の腕部70L,70Rとは相対回動可能に連結されてい
る。さらに、第2の腕部70L,70Rは連結板66に
対して第2の支軸73L,73Rにより相対回動可能に
連結されている。これら各軸71L,71R,72L,
72R及び73L,73Rには、それぞれプーリ74が
取り付けられている。そして、これら各枢軸のうち、第
1,第2の支軸71L,71Rと73L,73Rとには
それぞれ1個のプーリ74が装着されており、これら各
プーリ74は支軸71L,71R,73L,73Rに対
して固定しても良く、また回転自在に連結することもで
きる。一方、枢軸72L,72Rに設けたプーリ74は
回転自在に取り付けられており、第1の支軸71L,7
1Rに取り付けたプーリ74と枢軸72L,72Rのプ
ーリ74との間、及び枢軸72L,72Rのプーリ74
と第2の支軸73L,73Rに取り付けたプーリ74と
の間には、それぞれベルト75が巻回して設けられてい
る。従って、枢軸72L,72Rには2本のベルト7
5,75が巻回されることになるので、枢軸72L,7
2Rのプーリ74は2段プーリで構成される。これら各
プーリ74とベルト75とは回動力の伝達を行うもので
あり、伝達手段としては、例えばギアとチェーン等を用
いることもできる。
【0041】第1の支軸71L,71Rには伝達歯車7
6L,76Rが取り付けられており、これら伝達歯車7
6L,76Rは相互に噛合しており、これら伝達歯車7
6L,76Rのうちの一方、例えば伝達歯車76Lは図
示しない駆動モータにより駆動されるものであり、つま
り駆動モータの出力軸に設けた駆動歯車を伝達歯車76
Lに噛合させるようにしたものであり、これにより伝達
歯車76Lが回転駆動されるようになっている。従っ
て、駆動モータを作動させると、伝達歯車76L,76
R及びそれらを取り付けた第1の支軸71L,71Rが
相互に反対方向に回転する。また、第2の支軸73L,
73Rにもそれぞれ伝達歯車77L,77Rが取り付け
られ、かつ両伝達歯車77L,77Rはそれぞれプーリ
74に固定されている。両伝達歯車77L,77Rは相
互に噛合しており、従って両伝達歯車77L,77Rは
相互に反対方向に回転可能となっている。プーリ74及
びベルト75は駆動モータの回転を4個の伝達歯車76
L,76R,77L,77R間に伝達するためである。
6L,76Rが取り付けられており、これら伝達歯車7
6L,76Rは相互に噛合しており、これら伝達歯車7
6L,76Rのうちの一方、例えば伝達歯車76Lは図
示しない駆動モータにより駆動されるものであり、つま
り駆動モータの出力軸に設けた駆動歯車を伝達歯車76
Lに噛合させるようにしたものであり、これにより伝達
歯車76Lが回転駆動されるようになっている。従っ
て、駆動モータを作動させると、伝達歯車76L,76
R及びそれらを取り付けた第1の支軸71L,71Rが
相互に反対方向に回転する。また、第2の支軸73L,
73Rにもそれぞれ伝達歯車77L,77Rが取り付け
られ、かつ両伝達歯車77L,77Rはそれぞれプーリ
74に固定されている。両伝達歯車77L,77Rは相
互に噛合しており、従って両伝達歯車77L,77Rは
相互に反対方向に回転可能となっている。プーリ74及
びベルト75は駆動モータの回転を4個の伝達歯車76
L,76R,77L,77R間に伝達するためである。
【0042】伝達歯車76Lを回転駆動すると、伝達歯
車76L,76R,77L,77Rが同時に、図10に
示すそれぞれの矢印方向に回転する。この結果、第1の
支軸71L,71Rの回動により、これら第1の支軸7
1L,71Rにそれぞれ連結した第1の腕部69L,6
9Rは図中のS方向に変位し、また第2の支軸73L,
73Rも回動して、第2の腕部70L,70RがT方向
に変位する。これによって、図中に実線の位置にあった
基板ホルダ64が前進、つまり右方に移動する。そし
て、この移動ストロークの途中で、図中に二点鎖線で示
したように、死点位置に達するが、第2の支軸73L,
73R間は伝達歯車77L,77Rの噛合により常に連
動回動することから、この死点位置を円滑に通過して、
図中に一点鎖線で示した位置にまで前進する。また、逆
に一点鎖線の位置から実線の位置まで後退させるのも同
様であり、これにより基板ホルダ64は円滑に前後動で
きるようになる。
車76L,76R,77L,77Rが同時に、図10に
示すそれぞれの矢印方向に回転する。この結果、第1の
支軸71L,71Rの回動により、これら第1の支軸7
1L,71Rにそれぞれ連結した第1の腕部69L,6
9Rは図中のS方向に変位し、また第2の支軸73L,
73Rも回動して、第2の腕部70L,70RがT方向
に変位する。これによって、図中に実線の位置にあった
基板ホルダ64が前進、つまり右方に移動する。そし
て、この移動ストロークの途中で、図中に二点鎖線で示
したように、死点位置に達するが、第2の支軸73L,
73R間は伝達歯車77L,77Rの噛合により常に連
動回動することから、この死点位置を円滑に通過して、
図中に一点鎖線で示した位置にまで前進する。また、逆
に一点鎖線の位置から実線の位置まで後退させるのも同
様であり、これにより基板ホルダ64は円滑に前後動で
きるようになる。
【0043】ここで、第1の腕部69L,69Rと第2
の腕部70L,70Rとは上下に配置されているが、基
板ハンドリング機構63U,63Lを有することから、
両基板ハンドリング機構63U,63Lが相互に干渉し
ないようにする必要がある。このために、下部側の基板
ハンドリング機構63Lを構成する第1の腕部69L,
69Rと第2の腕部70L,70Rとは、上部側の基板
ハンドリング機構63Uにおける第1の腕部69L,6
9Rと第2の腕部70L,70Rとの間に位置する。従
って、上部側の基板ハンドリング機構63Uにおける枢
軸72L,72Rは、下部側の基板ハンドリング機構6
3Lのそれらより長尺のものとなる。また、基板ハンド
リング機構63Uと基板ハンドリング機構63Lとで
は、第1,第2の腕部の長さは基板ハンドリング機構6
3U側の方が長くなっている。従って、基板ホルダ64
Uと基板ホルダ64Lとを同じ位置にまで動かすには、
それぞれの駆動モータの回転数は異なることになる。
の腕部70L,70Rとは上下に配置されているが、基
板ハンドリング機構63U,63Lを有することから、
両基板ハンドリング機構63U,63Lが相互に干渉し
ないようにする必要がある。このために、下部側の基板
ハンドリング機構63Lを構成する第1の腕部69L,
69Rと第2の腕部70L,70Rとは、上部側の基板
ハンドリング機構63Uにおける第1の腕部69L,6
9Rと第2の腕部70L,70Rとの間に位置する。従
って、上部側の基板ハンドリング機構63Uにおける枢
軸72L,72Rは、下部側の基板ハンドリング機構6
3Lのそれらより長尺のものとなる。また、基板ハンド
リング機構63Uと基板ハンドリング機構63Lとで
は、第1,第2の腕部の長さは基板ハンドリング機構6
3U側の方が長くなっている。従って、基板ホルダ64
Uと基板ホルダ64Lとを同じ位置にまで動かすには、
それぞれの駆動モータの回転数は異なることになる。
【0044】以上のように構成することによって、上下
に設けた基板ハンドリング機構63U,63Lを作動さ
せて、2枚の接合基板4をそれぞれ真空吸着手段68に
より吸着させて保持し、また脱着することによって、基
板移載手段60と、圧着ステージ50a〜50f及び供
給部51,排出部52との間で受け渡すことができる。
また、圧着ステージ50a〜50dからなる列と、供給
部51,圧着ステージ50e,50f及び排出部52で
構成される列との間で接合基板4を受け渡す際には、ロ
ボット本体61を作動させて、作動円板62を180°
旋回させることによって、接合基板4を異列間で受け渡
すことができる。
に設けた基板ハンドリング機構63U,63Lを作動さ
せて、2枚の接合基板4をそれぞれ真空吸着手段68に
より吸着させて保持し、また脱着することによって、基
板移載手段60と、圧着ステージ50a〜50f及び供
給部51,排出部52との間で受け渡すことができる。
また、圧着ステージ50a〜50dからなる列と、供給
部51,圧着ステージ50e,50f及び排出部52で
構成される列との間で接合基板4を受け渡す際には、ロ
ボット本体61を作動させて、作動円板62を180°
旋回させることによって、接合基板4を異列間で受け渡
すことができる。
【0045】このように構成することによっても、前述
した第1の実施の形態と同様に、圧着ステージ50a〜
50f及び基板移載手段60を制御手段56に接続し
て、この制御手段56で予め設定されている圧着プロセ
スの順序に従った動作を行わせることにより複数段階で
接合基板4の圧着を行うことができる。また、接合基板
4におけるシール材3の種類を変える等によって、プロ
セス設定を変える必要が生じた場合でも、何等の機構的
な改変を加えることなく、制御手段56に設定されてい
る圧着プロセスに関する設定を変更するだけで、その接
合基板を最も効率的に、しかも最適な条件で圧着するこ
とができる。
した第1の実施の形態と同様に、圧着ステージ50a〜
50f及び基板移載手段60を制御手段56に接続し
て、この制御手段56で予め設定されている圧着プロセ
スの順序に従った動作を行わせることにより複数段階で
接合基板4の圧着を行うことができる。また、接合基板
4におけるシール材3の種類を変える等によって、プロ
セス設定を変える必要が生じた場合でも、何等の機構的
な改変を加えることなく、制御手段56に設定されてい
る圧着プロセスに関する設定を変更するだけで、その接
合基板を最も効率的に、しかも最適な条件で圧着するこ
とができる。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、複
数段階で行われる接合基板の圧着プロセスを自由に設定
できる等の効果を奏する。
数段階で行われる接合基板の圧着プロセスを自由に設定
できる等の効果を奏する。
【図1】下基板と上基板とを貼り合わせる前の段階を示
す外観図である。
す外観図である。
【図2】下基板と上基板とを貼り合わせた状態の断面図
である。
である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における圧着装置の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図4】基板移載ユニットの断面図である。
【図5】圧着ステージの構成説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における圧着装置の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図7】第2の実施の形態で使用する基板移載手段の全
体構成図である。
体構成図である。
【図8】基板移載手段を構成する基板ハンドリング機構
の構成説明図である。
の構成説明図である。
【図9】図8とは異なる作動状態を示す基板ハンドリン
グ機構の作動説明図である。
グ機構の作動説明図である。
【図10】基板ハンドリング機構の駆動部の構成説明図
である。
である。
【符号の説明】 1 下基板 2 上基板 3 シール材 4 接合基板 5 紫外線硬化樹脂 10a〜10d,50a〜50f 圧着ステージ 11a〜11d,51a〜51f 搬入・搬出部 12,55 リニアガイド 13,51 供給部 14,52 排出部 17 基板移載ユニット 21 昇降テーブル 22,23 移載用コンベア 24 昇降手段 30 搬送ベルト 31 固定プレス部材 32 可動プレス部材 34 テンションローラ 40,56 制御手段 60 基板移載手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅津 寛 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 弓場 賢治 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2H088 EA02 FA04 FA16 FA17 FA30 MA20 2H089 NA38 NA45 NA48 NA60 QA12
Claims (3)
- 【請求項1】 上下2枚の基板からなる接合基板間に設
けたシール材により所定のギャップが形成されるよう
に、複数段階で加熱圧着するための装置において、 前記接合基板の搬入・搬出部を備え、前記接合基板を加
熱圧着させるプレス手段を設けた少なくとも3箇所設け
た圧着ステージと、 これらの圧着ステージの並び方向における両端に配置さ
れ、接合基板の供給部及び排出部と、これら供給部と排
出部との間を結び、かつ前記各圧着ステージの搬入・搬
出部の延長線と直交する方向に設けた搬送経路と、 この搬送経路に沿って走行し、2枚の接合基板を保持可
能で、前記各圧着ステージに接合基板を受け渡したり、
受け取ったりするための基板移載手段と、 少なくともこの基板移載手段による各圧着ステージへの
基板の移載タイミングと、各圧着ステージにおける接合
基板の滞留時間と、これら各圧着ステージでの接合基板
の圧着条件とからなる最適なプロセス条件を設定する制
御手段とを備える構成としたことを特徴とする液晶基板
の圧着装置。 - 【請求項2】 前記搬送経路はリニアガイドからなり、
前記基板移載手段は、このリニアガイドに沿って移動可
能な基板移載ユニットに2枚の接合基板における移載部
材を上下2段設け、この移載部材は昇降可能に装着する
構成としたことを特徴とする請求項1記載の液晶基板の
圧着装置。 - 【請求項3】 上下2枚の基板からなる接合基板間に設
けたシール材により所定のギャップが形成されるように
複数段階で加熱圧着するために、接合基板を加熱下で上
下から加圧する圧着ステージを3箇所以上並列に設け
て、2枚の接合基板を保持する基板移載手段を搬送経路
に沿って走行させるようになし、この基板移載手段は接
合基板の供給部または各圧着ステージのうちの任意の圧
着ステージから接合基板を受け取って、任意の圧着ステ
ージまたは接合基板の排出部に受け取った接合基板を受
け渡すようになし、かつ各圧着ステージには、それぞれ
搬入された接合基板を、それぞれ任意の滞留時間及び圧
着条件で加熱圧着することを特徴とする液晶基板の圧着
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33102699A JP2001147438A (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 液晶基板の圧着装置及び圧着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33102699A JP2001147438A (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 液晶基板の圧着装置及び圧着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001147438A true JP2001147438A (ja) | 2001-05-29 |
Family
ID=18239003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33102699A Pending JP2001147438A (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 液晶基板の圧着装置及び圧着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001147438A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006139937A (ja) * | 2004-11-10 | 2006-06-01 | Nec Engineering Ltd | プラズマディスプレイパネルのクリップ除去装置及び除去方法 |
JP2008191355A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Hitachi High-Technologies Corp | パネルホルダ装置 |
JP2008203572A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Shibaura Mechatronics Corp | 貼り合わせ基板の製造装置及び製造方法 |
JP2008242399A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Hitachi High-Technologies Corp | パネル処理装置 |
JP2008292638A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Toshiba Corp | 搬送装置、洗浄装置及び液晶表示装置の製造方法 |
-
1999
- 1999-11-22 JP JP33102699A patent/JP2001147438A/ja active Pending
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