JP2001146790A - 建 物 - Google Patents

建 物

Info

Publication number
JP2001146790A
JP2001146790A JP33205499A JP33205499A JP2001146790A JP 2001146790 A JP2001146790 A JP 2001146790A JP 33205499 A JP33205499 A JP 33205499A JP 33205499 A JP33205499 A JP 33205499A JP 2001146790 A JP2001146790 A JP 2001146790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
columns
space
building
girders
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33205499A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehisa Toma
茂尚 当麻
Yasunori Maeda
康憲 前田
Yasushi Yazawa
安 矢沢
Shiyouji Nakamura
庄滋 中村
Yoshito Arai
義人 荒井
Hiroo Miyazaki
裕雄 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP33205499A priority Critical patent/JP2001146790A/ja
Publication of JP2001146790A publication Critical patent/JP2001146790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低階高で有効天井高を大きく確保でき、かつ
機械室等の所要スペースを削減し得る建物を実現する。 【解決手段】 並設された2本の柱1aからなる組柱1
と、並設された2本の大梁2aからなり各組柱間に架設
された組梁2と、互いに隣接する組梁どうしを連結する
小梁3とにより主架構を構成する。組梁の内側空間に設
備機器類の収容スペース8とする。その収容スペースに
空調機器を設置し、その給気を上階の床面を通して上階
に吹き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は事務所ビル等に適用
して最適な構造の建物に関する。
【0002】
【従来の技術】地価の高い地域に建物を新築するような
場合においては、建ぺい率や容積率、高さ制限の範囲内
で有効面積を如何にして確保すべきかが重要な課題であ
る。有効面積を確保するためには階高を可及的に小さく
して高さ制限の範囲内で階数を最大限多く取れば良いの
であるが、階高を単に小さくすることは有効天井高が小
さくなって居住性および快適性を損ない、好ましくな
い。また、機械室等の非有効面積を可及的に少なくする
ことも望まれるが、単に機械室を狭くするだけでは保守
性を損ない、好ましくない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低階高で有
効天井高を大きく確保でき、かつ機械室等の所要スペー
スを削減可能な構造の建物を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の建物
は、並設された2本の柱からなる組柱と、並設された2
本の大梁からなり前記各組柱間に架設された組梁と、互
いに隣接する組梁どうしを連結する小梁とにより主架構
を構成したものである。これによれば、組梁を構成して
いる個々の大梁の梁成を小さくすることができ、その
分、有効天井高を大きく確保しつつ階高を小さくするこ
とが可能である。
【0005】請求項2の発明の建物は、前記組梁の内側
空間を設備機器類の収容スペースとしたものであり、こ
れによればデッドスペースを有効に活用でき、機械室等
の非有効床面積を削減できる。
【0006】請求項3の発明の建物は、前記収容スペー
スに空調機器を設置し、該空調機器からの給気を上階の
床面を通して上階に吹き出すようにしたものであり、こ
れによれば、空調機械室が不要となるのみならず、空調
機器に対する保守を上階の床面から自由に行うことがで
き、床面吹き出しによる快適な室内環境を確保できる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図5を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は本実施形態の建物の基準階の
平面図、図2は梁伏図、図3〜図5は要部断面図であ
る。本実施形態の建物は事務所を用途とするもので、外
周部に設けた組柱1と、それら組柱1間に架設された組
梁2と、組梁2どうしを連結する小梁3とにより主架構
が構成されたものである。
【0008】図2に示すように、組柱1は小断面の2本
の柱1a,1aが若干の間隔をおいて並設されたもので
ある。組梁2は小断面の2本の大梁2a,2aが間隔を
おいて並設されてそれぞれが組柱1を構成している各柱
1a,1aに接合されたものである。小梁3は隣接して
いる組梁2の大梁2a間に所定間隔で多数架設されたも
のである。なお、各組柱1を構成している柱1aどう
し、および隣接している組柱1どうしも大梁4により連
結されている。
【0009】上記のような組柱1と組梁2と小梁3から
なる主架構では、所望の構造的強度を確保しつつ、小梁
3はもとより組柱1や組梁2を構成している個々の柱1
aや大梁2aを小断面とできるものであり、特に組梁2
を構成している各大梁2aの梁成は通常の場合に比較し
て十分に小さくすることができる。たとえば、従来一般
の建物ではスパン長が20m程度の場合には大梁の梁成
は850mm程度以上とされることが通常であるが、上
記の組梁2では個々の大梁2aの梁成は650mm程度
で十分である。したがって、事務室における有効天井高
を2700mmとする場合、従来においては階高を40
00mm以上とする必要があるが、本実施形態の建物で
は図3に示すようにフリーアクセスフロア5により20
0mmの二重床空間を確保しても階高は3750mmで
済む。
【0010】そして、この建物では、組梁2の内側空間
すなわち2本の大梁2aの間を設備機器類の収容スペー
ス8として活用してそこにパッケージエアコン等の空調
機6を設置し、その空調機6からの給気を上階の床面を
形成しているフリーアクセスフロア5を通して上階に吹
き出すようにしている。
【0011】すなわち、図3に示すように組梁2を構成
している2本の大梁2aの下部相互間には下階に対して
防火区画を構成するスラブ7が設けられ、そのスラブ7
と両側の大梁2aとにより囲まれる空間が設備機器類の
収容スペース8として確保されている。その収容スペー
ス8は上階のフリーアクセスフロア5による二重床空間
と連通して一連のフロアチャンバ9を構成している。そ
して、フリーアクセスフロア5は通気口を有する床材と
通気性を有するカーペットにより構成されていて、空調
機6からの給気は矢印で示すようにフロアチャンバ9か
らフリーアクセスフロア5を通過して上階に直接的に吹
き出されるようになっている。
【0012】上階に吹き出された給気は図5に示すよう
に天井10に設けられた還気口から組柱1の内側空間す
なわち2本の柱1a間に設けられた壁チャンバ11に吸
い込まれて上記の収容スペース8へと循環するようにな
っている。壁チャンバ11は上下に区画されていて、排
気ファン12により還気の一部が排気されるとともに所
要量の外気が導入可能とされ、中間期には外気冷房も可
能となっている。
【0013】また、図4に示すように建物の側面側の外
周部には窓台状のカウンター13が設けられてその内部
には主としてペリメーター負荷を処理するための空調機
14が設けられ、必要に応じて外気を直接取り入れるこ
とができるようにもなっている。
【0014】上記のように、本来であればデッドスペー
スでしかない組梁2の内側空間を設備機器類の収容スペ
ース8としてそこに空調機6を設けたことにより、通常
においては各階に設ける必要のある空調機械室が不要と
なり、その分、非有効面積を削減することができる。勿
論、空調機6に対する保守はその上部のフリーアクセス
フロア5を外すことで何等支障なく容易に行うことがで
きるので保守性を損なうことはない。
【0015】しかも、収容スペース8内に設置した空調
機6からの給気をフロアチャンバ9を通して床面のほぼ
全体から吹き出すことで、ダクトスペースも不要である
ばかりでなく、床面から上方に向かう低速気流によりタ
バコの煙やOA機器からの発熱が速やかにかつ確実に天
井面に押し上げられてしまい、したがって在室者の主た
る活動領域である床面近傍の空気環境を特に快適に維持
できるので合理的である。
【0016】以上で本発明の実施形態を説明したが、本
発明は上記実施形態に限定されることなく、任意の用
途、規模、平面形状の建物に広く適用できることは言う
までもない。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明の建物は、並設された2
本の柱からなる組柱と、並設された2本の大梁からなる
組梁と、互いに隣接する組梁どうしを連結する小梁とに
より主架構を構成したものであるから、小梁はもとより
組柱や組梁を構成している個々の柱や大梁を小断面とで
き、特に組梁を構成している個々の大梁の梁成を小さく
することができ、その分、有効天井高を大きく確保しつ
つ階高を小さくすることが可能である。
【0018】請求項2の発明の建物は、組梁の内側空間
に設備機器類の収容スペースを設けたので、本来であれ
ばデッドスペースでしかない空間を有効に活用でき、機
械室等の非有効床面積を削減できる。
【0019】請求項3の発明の建物は、組梁の内側空間
に設けた収容スペースに空調機器を設置し、その給気を
上階の床面を通して上階に吹き出すようにしたので、空
調機械室が不要となるのみならず、空調機器に対する保
守を上階の床面から自由に行うことができ、また床面吹
き出しによる快適な室内環境を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である建物の基準階の平面
図である。
【図2】 同、梁伏図である。
【図3】 同、断面図(図1におけるIII−III線視図)
である。
【図4】 同、断面図(図1におけるIV−IV線視図)で
ある。
【図5】 同、断面図(図1におけるV−V線視図)であ
る。
【符号の説明】
1 組柱 1a 柱 2 組梁 2a 大梁 3 小梁 5 フリーアクセスフロア 6 空調機 8 収容スペース 9 フロアチャンバ 10 天井 11 壁チャンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢沢 安 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 中村 庄滋 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 荒井 義人 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 宮崎 裕雄 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並設された2本の柱からなる組柱と、並
    設された2本の大梁からなり前記組柱間に架設された組
    梁と、互いに隣接する組梁どうしを連結する小梁とによ
    り主架構を構成してなることを特徴とする建物。
  2. 【請求項2】 前記組梁の内側空間を設備機器類の収容
    スペースとしたことを特徴とする請求項1記載の建物。
  3. 【請求項3】 前記収容スペースに空調機器を設置し、
    該空調機器からの給気を上階の床面を通して上階に吹き
    出す構成としたことを特徴とする請求項2記載の建物。
JP33205499A 1999-11-22 1999-11-22 建 物 Pending JP2001146790A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33205499A JP2001146790A (ja) 1999-11-22 1999-11-22 建 物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33205499A JP2001146790A (ja) 1999-11-22 1999-11-22 建 物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001146790A true JP2001146790A (ja) 2001-05-29

Family

ID=18250634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33205499A Pending JP2001146790A (ja) 1999-11-22 1999-11-22 建 物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001146790A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5944443A (ja) * 1982-09-03 1984-03-12 鹿島建設株式会社 鉄骨架構
JPH0719591A (ja) * 1993-07-02 1995-01-20 Misawa Homes Co Ltd 空調設備用室内機の取付け構造および空調設備用室内機の取付け方法
JPH07109786A (ja) * 1993-10-12 1995-04-25 Misawa Homes Co Ltd 梁およびそれを用いたダクト構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5944443A (ja) * 1982-09-03 1984-03-12 鹿島建設株式会社 鉄骨架構
JPH0719591A (ja) * 1993-07-02 1995-01-20 Misawa Homes Co Ltd 空調設備用室内機の取付け構造および空調設備用室内機の取付け方法
JPH07109786A (ja) * 1993-10-12 1995-04-25 Misawa Homes Co Ltd 梁およびそれを用いたダクト構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001146790A (ja) 建 物
JP4993932B2 (ja) ユニット式建物のダクト設置構造、及びユニット式建物
JP2533618B2 (ja) 空調用ダクト
JP3293009B2 (ja) 空調装置
JP3275700B2 (ja) クリーンルームを備えた構造物
JP5616726B2 (ja) 空調装置の取付構造、建物ユニット及びユニット建物
JP4574317B2 (ja) 暖房空調方法及び暖房空調システム
JP2957300B2 (ja) 空調機組込み多機能床版
JPH11101496A (ja) 建 物
JPH11211182A (ja) チャンバ付建物ユニットおよびユニット式建物
JP2009092332A (ja) 建物の空調設備
JP3752657B2 (ja) 建物
JPH09137994A (ja) セントラル空調用ダクト
JPH11256697A (ja) 建物ユニットおよびユニット式建物
JP2021165478A (ja) 住宅
DK0966636T4 (da) Loftstruktur til at opvarme eller afköle et rum
JP2002138682A (ja) セントラル換気式建物
JPH04155145A (ja) アンダーフロア空調用吹出ユニット
JPH0771811A (ja) 風路を構造架構と一体化させた空調方式
JP2006124996A (ja) 収納空間の換気構造
JP3194102B2 (ja) ペリメーター空調配管
JP2006189197A (ja) 建物の換気方法と建物の換気構造
JP2001108290A (ja) 階段状観客席用の床構造
JP2002098401A (ja) 建 物
JPS5830Y2 (ja) デイリベントユニツト

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041102