JP2001145387A - 電動機駆動装置,電動機駆動方法及びインバータ装置 - Google Patents

電動機駆動装置,電動機駆動方法及びインバータ装置

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JP2001145387A
JP2001145387A JP32364499A JP32364499A JP2001145387A JP 2001145387 A JP2001145387 A JP 2001145387A JP 32364499 A JP32364499 A JP 32364499A JP 32364499 A JP32364499 A JP 32364499A JP 2001145387 A JP2001145387 A JP 2001145387A
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Japan
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motor
phase
power semiconductor
phase power
inverter circuit
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JP32364499A
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Masahiro Tobise
飛世  正博
Keiji Kunii
啓次 国井
Toshio Katayama
敏男 片山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、各相が負担する電流を適切に
分配し、その分担電流に応じて各相の電力半導体を適切
に冷却することにより、過電流による電力半導体の熱損
傷を抑制しつつ駆動可能な直流電動機の容量を増加す
る。 【解決手段】上記課題を解決するために、本発明の電動
機駆動装置は、3相インバータ回路21のうちの2相
(U相及びW相)の電力半導体UP,UNと電力半導体
WP,WNが互いに並列に直流電動機24の一極に接続
され、3相インバータ回路21のうちの残りの1相(V
相)の電力半導体VP,VNが直流電動機24の他極に
接続され、電力半導体VP,VNが、電力半導体UP,
UN又は電力半導体WP,WNの少なくとも一方より、
低温側に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインバータ回路を用
いて直流電動機を駆動する電動機駆動装置,電動機駆動
方法及び直流電動機を駆動するインバータ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の直流電動機の駆動システムの駆動
電源は図2のサイリスタレオナード装置や図3の発電機
を用いたワードレオナード装置がある。
【0003】図2の構成は電源トランス31の二次側電
圧をサイリスタ変換器32を用いて可変直流電圧を作成
し、電流センサ22,接触器23を経由して直流電動機
24に印加する。直流電動機の電流制御は公知の事実な
のでここでは省略する。図3は図2の電源トランス31
とサイリスタ変換器32を直流発電機33とその界磁巻
線34を置き換えた従来技術のワードレオナード装置で
ある。
【0004】長年の稼働により、整備の更新を実施する
場合には電子部品を使用した前記サイリスタレオナード
装置や回転体である発電機の更新が必要になる。この場
合に直流電動機をそのまま使用する場合は、新規製作の
サイリスタレオナード装置に更新していた。
【0005】しかしながら、老朽化した直流電動機を交
流電動機に更新する場合は、このサイリスタレオナード
装置を再度交流電動機用の駆動装置に更新する必要があ
り、経済的に困難であった。あるいは、直流電動機を交
流電動機に更新すると同時に、駆動電源を交流電動機駆
動用インバータ装置に更新すると、更新設備費用が集中
するので経済的に無理があった。
【0006】インバータ回路を用いて直流電動機を駆動
する従来技術として、特開平8− 256497号公報には、
三相電圧形インバータの交流出力線のうち第1相の出力
線と第2相の出力線との間に直流電動機の電気子巻線を
接続し、第3相の出力線とインバータの直流入力側の一
端との間に直流電動機の界磁巻線を接続する電動機駆動
方法が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平8−256
497 号公報に記載された発明は、直流電動機の制御性向
上と界磁用直流電源を不要とすることを目的にしてお
り、過電流による電力半導体の熱損傷や駆動可能な直流
電動機の容量については考慮されていない。よって、特
開平8−256497 号公報に記載された発明は、3相電圧形
インバータの交流出力線のうち第1相の出力線と第2相
の出力線との間に直流電動機の電気子巻線を接続してい
るため、直流電動機の電流が1相(第1相又は第2相)
に集中し、駆動可能な直流電動機の容量が1相の電力半
導体の電流許容量に制限される。
【0008】本発明の目的は、過電流による電力半導体
の熱損傷を抑制しつつ駆動可能な直流電動機の容量を増
加した電動機駆動装置,電動機駆動方法及びインバータ
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の3相インバータ回路の各相の電力半導体の
パルス幅を変調して直流電動機に流れる電流を制御する
電動機駆動装置は、前記3相インバータ回路のうち前記
直流電動機の電機子巻線の一端に互いに並列に接続され
た2相の電力半導体より、前記3相インバータ回路のう
ち前記直流電動機の電機子巻線の他端に接続された残り
の1相の電力半導体が、低温側に位置する。
【0010】そして、好ましくは、前記直流電動機の電
機子巻線の一端に互いに並列に接続された2相の電力半
導体の出力電圧と前記直流電動機の電機子巻線の他端に
接続された1相の電力半導体の出力電圧との差分電圧を
制御して、前記直流電動機に流れる電流を制御するPW
M制御器を備える。
【0011】また、好ましくは、前記直流電動機の電機
子巻線の一端に互いに並列に接続された2相の電力半導
体のパルス幅を互いに同期して変調するPWM制御器を
備える。
【0012】又は、上記目的を達成するために、本発明
の3相インバータ回路を用いて直流電動機を駆動する電
動機駆動装置は、前記3相インバータ回路の第1相の出
力端子と前記直流電動機の一方の出力端子とが接続さ
れ、前記3相インバータ回路の第2相の出力端子と前記
直流電動機の他方の出力端子とが接続され、前記3相イ
ンバータ回路の第3相の出力端子と前記直流電動機の一
方の出力端子とが接続され、前記第2相の電力半導体
が、前記第1相の電力半導体又は前記第3相の電力半導
体の少なくとも一方より、低温側に位置する。
【0013】又は、上記目的を達成するために、本発明
の3相インバータ回路を用いて直流電動機の回転数を制
御する電動機駆動装置は、前記3相インバータ回路の第
1相の電力半導体と前記直流電動機の一極とが接続さ
れ、前記3相インバータ回路の第2相の電力半導体と前
記直流電動機の他極とが接続され、前記3相インバータ
回路の第3相の電力半導体と前記直流電動機の一極とが
接続され、前記第1相の電力半導体又は前記第3相の電
力半導体の少なくとも一方より、前記第2相の電力半導
体を強く冷却する冷却器を備える。
【0014】又は、上記目的を達成するために、本発明
の3相インバータ回路を用いて直流電動機のトルクを制
御する電動機駆動装置は、前記3相インバータ回路のう
ちの2相の電力半導体が互いに並列に前記直流電動機の
一極に接続され、前記3相インバータ回路のうちの残り
の1相の電力半導体が前記直流電動機の他極に接続さ
れ、前記直流電動機の一極に接続された2相の電力半導
体より、前記直流電動機の他極に接続された1相の電力
半導体を強く冷却する冷却器を備える。
【0015】又は、上記目的を達成するために、本発明
の3相の電力半導体のパルス幅を変調して直流電動機に
流れる電流を制御するインバータ装置は、前記3相の電
力半導体を冷却する冷却媒体を流す冷却器を備え、前記
3相の電力半導体のうち、分担電流の大きい相の電力半
導体が、分担電流の小さい相の電力半導体によりも、前
記冷却媒体の流れの上流側に位置する。
【0016】又は、上記目的を達成するために、本発明
の3相の電力半導体のパルス幅を変調して直流電動機に
流れる電流を制御するインバータ装置は、前記3相の電
力半導体を支持しかつ前記3相の電力半導体を冷却する
冷却器を備え、前記3相の電力半導体のうち、分担電流
の大きい第2相の電力半導体が、分担電流の小さい第1
相の電力半導体と分担電流の小さい第3相の電力半導体
との間に位置するように前記冷却器に支持される。
【0017】上記目的を達成するために、本発明の3相
インバータ回路を用いて直流電動機の回転数を制御する
電動機駆動装置は、前記3相インバータ回路の第1相の
出力端子と前記直流電動機の一方の出力端子とが接続さ
れ、前記3相インバータ回路の第2相の出力端子と前記
直流電動機の他方の出力端子とが接続され、前記3相イ
ンバータ回路の第3相の出力端子と前記直流電動機の一
方の出力端子とが接続され、前記第2相の電力半導体の
ON状態が、前記第1相の電力半導体のON状態又は前
記第3相の電力半導体のON状態の少なくとも一方より
長時間となるように、前記第1相の電力半導体のパルス
幅及び前記第2相の電力半導体のパルス幅及び前記第3
相の電力半導体のパルス幅を変調するPWM制御器を備
える。
【0018】又は、上記目的を達成するために、本発明
の3相インバータ回路を用いて直流電動機を駆動する電
動機駆動装置は、前記3相インバータ回路の第1相の電
力半導体と前記直流電動機の電機子巻線の一端とが接続
され、前記3相インバータ回路の第2相の電力半導体と
前記直流電動機の電機子巻線の他端とが接続され、前記
3相インバータ回路の第3相の電力半導体と前記直流電
動機の電機子巻線の一端とが接続され、前記第2相の電
力半導体のON/OFFスイッチング回数が、前記第1
相の電力半導体のON/OFFスイッチング回数又は前
記第3相の電力半導体のON/OFFスイッチング回数
の少なくとも一方より少なくなるように、前記第1相の
電力半導体のパルス幅及び前記第2相の電力半導体のパ
ルス幅及び前記第3相の電力半導体のパルス幅を変調す
るPWM制御器を備える。
【0019】又は、上記目的を達成するために、本発明
の電動機駆動装置は、直流電動機に接続されかつ3相の
電力半導体を有する3相インバータ回路と、前記直流電
動機に流れる電流を検出する電流センサと、前記電流セ
ンサからの電流帰還信号と要求される電流指令信号との
偏差に応じたPWM電圧指令信号を演算する電流制御器
と、前記電流制御器から出力されたPWM電圧指令信号
に基づいて前記電力半導体のゲート駆動信号を演算する
PWM制御器とを備え、前記3相インバータ回路の第1
相の電力半導体と前記直流電動機の一極とが接続され、
前記3相インバータ回路の第2相の電力半導体と前記直
流電動機の他極とが接続され、前記3相インバータ回路
の第3相の電力半導体と前記直流電動機の一極とが接続
され、さらに、前記電流制御器から出力されたPWM電
圧指令信号からバイアス電圧指令信号を減算する減算器
を備える。
【0020】そして、好ましくは、前記PWM制御器
は、前記第1相の電力半導体のON/OFF動作と前記
第3相の電力半導体のON/OFF動作とが同一となる
ようにゲート駆動信号を演算する。
【0021】又は、上記目的を達成するために、3相イ
ンバータ回路を用いて、直流電動機の電流又は前記直流
電動機のトルク又は前記直流電動機の回転数の少なくと
も1つを制御する電動機駆動方法は、前記3相インバー
タ回路の第1相の電力半導体と前記直流電動機の一極と
を接続し、前記3相インバータ回路の第2相の電力半導
体と前記直流電動機の他極とを接続し、前記3相インバ
ータ回路の第3相の電力半導体と前記直流電動機の一極
とを接続し、前記第1相の電力半導体のON/OFFス
イッチング回数又は前記第3相の電力半導体のON/O
FFスイッチング回数の少なくとも一方より、前記第2
相の電力半導体のON/OFFスイッチング回数を少な
くする。
【0022】又は、上記目的を達成するために、3相イ
ンバータ回路を用いて直流電動機を駆動する電動機駆動
方法は、前記3相インバータ回路のうちの2相の電力半
導体を互いに並列に前記直流電動機の電機子巻線の一端
に接続し、前記3相インバータ回路のうちの残りの1相
の電力半導体を前記直流電動機の電機子巻線の他端に接
続し、前記直流電動機の他極に接続された1相の電力半
導体を常時ON状態又は常時OFF状態にする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0024】先ず、本発明の第1の実施例を説明する。
【0025】図1に、本発明の電動機駆動装置の構成図
を示す。図1中、1は直流電動機に電流を供給する直流
電源装置、2はコンデンサ、11は電流帰還信号と電流
指令信号との偏差に応じたPWM電圧指令信号を演算す
る電流制御器、12は電流指令信号から電流帰還信号を
減算して電流指令信号と電流帰還信号の偏差を演算する
減算器、13は電力半導体のゲート駆動信号のパルス幅
を変調するPWM制御器(パルス幅変調制御器)、14
はPWM電圧指令信号の極性(プラス極/マイナス極)
を反転する極性反転器、18は電流指令信号、19は電
流帰還信号、21はU相とV相とW相の電力半導体を有
する3相インバータ回路、22は直流電動機に流れる電
流の値を検出する電流センサ、23は接触器、24は直
流電動機(直流モータ)、25は直流電動機24の界磁
巻線、26は界磁巻線25に電流を供給する界磁電源装
置、UP,UN,VP,VN,WP,WNは電力半導
体、Vu*,Vv*はPWM電圧指令信号、Vc* は予め
定められた搬送波信号、up,un,vp,vn,w
p,wnは電力半導体のゲートを駆動する(電力半導体
をON/OFF動作させる)ゲート駆動信号、Vuは3
相インバータ回路21のU相及びW相の出力電圧、Vv
は3相インバータ回路21のV相の出力電圧、VDCM
は出力電圧Vuと出力電圧Vvとの差分電圧(直流電動
機24の両端の電圧)を示す。
【0026】直流電動機24の電流制御を実施するに
は、直流電動機24の誘起電圧(EMF)分と電流制御に必
要な電圧(VDCM)分を発生させる電源装置が必要に
なる。この電圧VDCMを3相インバータ回路21のP
WM制御で可変直流電圧を発生させることにより直流電
動機24の電流制御を実現する。
【0027】電力半導体UP,UN,VP,VN,W
P,WNは、半導体スイッチ素子(例えば、トランジス
タ,BT(バイポーラトランジスタ),IGBT(ゲー
ト絶縁型バイポーラトランジスタ),サイリスタ,GT
Oサイリスタ(ゲートターンオフ・サイリスタ)等)と
ダイオードとを備える。3相インバータ回路21は、電
力半導体UP,UNを1組としてU相を形成し、電力半
導体VP,VNを1組としてV相を形成し、電力半導体
WP,WNを1組としてW相を形成する。
【0028】3相インバータ回路21のうち、U相(電
力半導体UP,UN)の出力端子とW相(電力半導体W
P,WN)の出力端子とが互いに並列に、直流電動機2
4の電機子巻線の一端(直流電動機24の一極)に接続
されている。一方、3相インバータ回路21のうち、V
相(電力半導体VP,VN)の出力端子が、直流電動機
24の電機子巻線の他端(直流電動機24の他極)に接
続されている。そして、直流電源装置1から3相インバ
ータ回路21を経由して直流電動機24に電源が供給さ
れる。即ち、電流は、直流電源装置1から3相インバー
タ回路21のU相及びW相を経由して直流電動機24の
電機子巻線の一端に流れ、直流電動機24の電機子巻線
内を流れて磁界を発生し、直流電動機24の電機子巻線
の他端から3相インバータ回路21のV相を経由して直
流電源装置1に流れる。
【0029】界磁電源装置26から界磁巻線25に電源
が供給される。即ち、電流は、界磁電源装置26から界
磁巻線25の一端に流れ、直流電動機24の界磁巻線2
5内を流れて磁界を発生し、界磁巻線25の他端から界
磁電源装置26に流れる。尚、直流電動機24の電機子
巻線を流れる電流と直流電動機24の界磁巻線25を流
れる電流との比は、10:1程度である。よって、直流
電動機24の電機子巻線を流れる電流に比較して、直流
電動機24の界磁巻線を流れる電流は小さい。電流セン
サ22において、直流電動機24を流れる電流を検出
し、電流帰還信号19として出力する。減算器12にお
いて、要求される電流指令信号18から電流センサ22
からの電流帰還信号19を減算処理し、電流帰還信号1
9と電流指令信号18との偏差を演算する。電流制御器
11において、電流帰還信号19と電流指令信号18と
の偏差に基づき、電流帰還信号19と電流指令信号18
との偏差に応じたPWM電圧指令信号Vu* を演算す
る。電流帰還信号19が電流指令信号18より小さい場
合、即ち、電流指令信号18と電流帰還信号19との偏
差(減算器12の出力信号)がプラスの場合、PWM電
圧指令信号Vu* 及びPWM電圧指令信号Vv* の値を
大きくする。電流帰還信号19が電流指令信号18より
大きい場合、即ち、電流指令信号18と電流帰還信号1
9との偏差がマイナスの場合、PWM電圧指令信号Vu
*及びPWM電圧指令信号Vv*の値を小さくする。電流
帰還信号19と電流指令信号18とが等しい場合、即
ち、電流指令信号18と電流帰還信号19との偏差がゼ
ロの場合、PWM電圧指令信号Vu*及びPWM電圧指令
信号Vv* の値を保持する。
【0030】PWM制御器13において、電圧指令信号
Vu* に基づいて3相インバータ回路21の電力半導体
UP,UN,WP,WNのゲート駆動信号up,un,
wp,wnを演算する。また、極性反転器14におい
て、PWM電圧指令信号Vu*の極性を反転し、PWM
電圧指令信号Vv*(PWM電圧指令信号Vu*に対し値
が同じでプラス/マイナスが反対の信号)を演算する。
PWM制御器13において、PWM電圧指令信号Vv*
基づいて3相インバータ回路21の電力半導体VP,V
Nのゲート駆動信号vp,vnを演算する。そして、こ
れらのゲート駆動信号up,un,vp,vn,wp,
wnによって、電力半導体UP,UN,VP,VN,W
P,WNをON/OFF動作させ、3相インバータ回路
21から出力された電圧Vuと電圧Vvとの差分電圧V
DCMを得、その差分電圧VDCMを電流センサ22,接触
器23を経由して直流電動機24に印加する。PWM制
御により、この差分電圧差VDCMを可変することによ
り、直流電動機24に流れる電流を制御する。
【0031】以下、ゲート駆動信号の演算方法を説明す
る。
【0032】図4に、本発明の電動機駆動装置のPWM
制御の説明図を示す。図4(b)は、図4(a)に対
し、PWM電圧指令信号Vu*及びPWM電圧指令信号
Vv*の値が大きい場合を示す。図4(c)は、図4
(a)に対し、PWM電圧指令信号Vu*及びPWM電
圧指令信号Vv*のプラスマイナスが反対、即ち、PW
M電圧指令信号Vu*がマイナスでPWM電圧指令信号
Vv*がプラスの場合を示す。
【0033】PWM制御器13において、電流制御器1
1から出力されたPWM電圧指令信号Vu*と搬送波信
号Vc*(固定値)とを比較し、ゲート駆動信号upを演
算する。即ち、PWM電圧指令信号Vu*と搬送波信号
Vc*とを比較し、PWM電圧指令信号Vu*が搬送波信
号Vc*を超過した場合又はPWM電圧指令信号Vu*
が搬送波信号Vc* 以上の場合は、ゲート駆動信号up
をON状態にする。一方、PWM電圧指令信号Vu*
搬送波信号Vc*とを比較し、PWM電圧指令信号Vu*
が搬送波信号Vc*未満の場合又はPWM電圧指令信号
Vu* が搬送波信号Vc* 以下の場合は、ゲート駆動信
号upをOFF状態にする。このゲート駆動信号のON
状態の時間とOFF状態の時間との関係がパルス幅信号
となる。
【0034】一方、PWM制御器13において、電流制
御器11から出力されたPWM電圧指令信号Vu*と搬
送波信号Vc*(固定値)とを比較し、ゲート駆動信号u
nを演算する。ゲート駆動信号unは、ゲート駆動信号
upと反対のON/OFF動作をさせ、かつ直流電源装
置1の短絡防止を目的として、ゲート駆動信号upに対
して非ラップ処理を施す。即ち、PWM電圧指令信号V
* と搬送波信号Vc*とを比較し、PWM電圧指令信
号Vu*が搬送波信号Vc*未満の場合又はPWM電圧指
令信号Vu*が搬送波信号Vc*以下の場合は、ゲート駆
動信号unをON状態にする。一方、PWM電圧指令信
号Vu*と搬送波信号Vc* とを比較し、PWM電圧指令
信号Vu*が搬送波信号Vc*を超過した場合又はPWM
電圧指令信号Vu*が搬送波信号Vc*以上の場合は、ゲ
ート駆動信号unをOFF状態にする。但し、非ラップ
処理により、ゲート駆動信号unのON/OFF動作
(ON/OFFスイッチング)のタイミングとゲート駆動
信号upのON/OFF動作(ON/OFFスイッチン
グ)のタイミングとは、時間的に前後にずれており、ゲ
ート駆動信号unのパルス幅とゲート駆動信号upのパ
ルス幅とは、非同期である。
【0035】同様にして、PWM制御器13において、
電流制御器11から出力されたPWM電圧指令信号Vu*
搬送波信号Vc*(固定値)とを比較し、ゲート駆動信号
wpを演算する。そして、ゲート駆動信号wpは、ゲー
ト駆動信号upと同一のON/OFF動作をする。即
ち、ゲート駆動信号upのパルス幅とゲート駆動信号w
pのパルス幅とは同期する。よって、電力半導体UPと
電力半導体WPとが、同一のON/OFF動作をする。
また、PWM制御器13において、電流制御器11から
出力されたPWM電圧指令信号Vu*と搬送波信号Vc*
(固定値)とを比較し、ゲート駆動信号wnを演算す
る。そして、ゲート駆動信号wnは、ゲート駆動信号u
nと同一のON/OFF動作をする。即ち、ゲート駆動
信号unのパルス幅とゲート駆動信号wnのパルス幅と
は同期する。よって、電力半導体UNと電力半導体WN
とが、同一のON/OFF動作をする。従って、ゲート
駆動信号wnは、ゲート駆動信号wpと反対のON/O
FF動作をする。但し、ゲート駆動信号unとゲート駆
動信号upとは非ラップ処理が施されているので、ゲー
ト駆動信号wnのON/OFF動作(ON/OFFスイ
ッチング)のタイミングとゲート駆動信号wpのON/
OFF動作(ON/OFFスイッチング)のタイミングと
は、時間的に前後にずれており、ゲート駆動信号wnの
パルス幅とゲート駆動信号wpのパルス幅とは、非同期
である。
【0036】一方、PWM制御器13において、極性反
転器14から出力されたPWM電圧指令信号Vv*と搬
送波信号Vc*(固定値)とを比較し、ゲート駆動信号
vpを演算する。即ち、PWM電圧指令信号Vv*と搬
送波信号Vc*とを比較し、PWM電圧指令信号Vv*が搬
送波信号Vc*を超過した場合又はPWM電圧指令信号
Vv*が搬送波信号Vc*以上の場合は、ゲート駆動信号
vpをON状態にする。一方、PWM電圧指令信号Vv
*と搬送波信号Vc*とを比較し、PWM電圧指令信号V
*が搬送波信号Vc*未満の場合又はPWM電圧指令信
号Vv* が搬送波信号Vc* 以下の場合は、ゲート駆動
信号vpをOFF状態にする。
【0037】また、PWM制御器13において、極性反
転器14から出力されたPWM電圧指令信号Vv*と搬
送波信号Vc*(固定値)とを比較し、ゲート駆動信号
vnを演算する。ゲート駆動信号vnは、ゲート駆動信
号vpと反対のON/OFF動作をさせ、かつ直流電源
装置1の短絡防止を目的として、ゲート駆動信号vpに
対して非ラップ処理を施す。即ち、PWM電圧指令信号
Vv*と搬送波信号Vc*とを比較し、PWM電圧指令信
号Vv*が搬送波信号Vc*未満の場合又はPWM電圧指
令信号Vv*が搬送波信号Vc*以下の場合は、ゲート駆
動信号vnをON状態にする。一方、PWM電圧指令信
号Vv*と搬送波信号Vc*とを比較し、PWM電圧指令
信号Vv*が搬送波信号Vc*を超過した場合又はPWM
電圧指令信号Vv*が搬送波信号Vc*以上の場合は、ゲ
ート駆動信号vnをOFF状態にする。但し、非ラップ
処理により、ゲート駆動信号vnのON/OFF動作
(ON/OFFスイッチング)のタイミングとゲート駆動
信号vpのON/OFF動作(ON/OFFスイッチン
グ)のタイミングとは、時間的に前後にずれており、ゲ
ート駆動信号vnのパルス幅とゲート駆動信号vpのパ
ルス幅とは、非同期である。
【0038】この3相インバータ回路21のU相及びW
相の出力電圧VuとV相の出力電圧Vvとの差で、図4
に示す差分電圧VDCMが得られる。図4に示すよう
に、PWM電圧指令信号Vu*の値及びPWM電圧指令
信号Vv*の値により差分電圧VDCMの値が変化し、
搬送波信号Vc*の動作周波数(キャリア周波数)の周期
毎の平均値を変化させることができる。即ち、図4
(a)に示すように、PWM電圧指令信号Vu*の値及
びPWM電圧指令信号Vv*の値が小さい場合は、ゲー
ト駆動信号upのプラス状態及びゲート駆動信号wpの
プラス状態が短時間になり(ゲート駆動信号upのパル
ス幅及びゲート駆動信号wpのパルス幅が小さくな
り)、U相及びW相の出力電圧Vuが小さくなると共
に、ゲート駆動信号vpのプラス状態が長時間になり
(ゲート駆動信号vpのパルス幅が大きくなり)、V相
の出力電圧Vvが大きくなるため、差分電圧VDCMが
小さくなる。また、図4(b)に示すように、PWM電
圧指令信号Vu* の値及びPWM電圧指令信号Vv*
値が大きい場合は、ゲート駆動信号upのプラス状態及
びゲート駆動信号wpのプラス状態が長時間になり(ゲ
ート駆動信号upのパルス幅及びゲート駆動信号wpの
パルス幅が大きくなり)、U相及びW相の出力電圧Vu
が大きくなると共に、ゲート駆動信号vpのプラス状態
が短時間になり(ゲート駆動信号vpのパルス幅が小さ
くなり)、V相の出力電圧Vvが小さくなるため、差分
電圧VDCMが大きくなる。また、図4(c)のよう
に、PWM電圧指令信号Vu*及びPWM電圧指令信号
Vv*のプラス/マイナスが反転した場合は、ゲート駆
動信号vpのプラス状態が、ゲート駆動信号upのプラ
ス状態及びゲート駆動信号wpのプラス状態に比較して
長時間になり(ゲート駆動信号vpのパルス幅が、ゲー
ト駆動信号upのパルス幅及びゲート駆動信号wpのパ
ルス幅に比較して大きくなり)、差分電圧VDCMがマ
イナスとなる。
【0039】以上の動作により、3相インバータ回路2
1の差分電圧VDCMを制御することにより、直流電動
機24の誘起電圧EMFとの差で、直流電動機24の電
流制御が可能になる。この電流制御機能を利用して、直
流電動機24のトルクを制御し、さらに直流電動機24
の回転数(回転速度)の制御も可能になる。また、差分
電圧VDCMを反転した場合、直流電動機24に流れる
電流の向きを反転でき、直流電動機24の回転方向が逆
向き(逆回転)となる。
【0040】直流電動機24の一極に対し3相インバー
タ回路21のU相とW相とが互いに並列に接続されてお
り、直流電動機24の他極に対し3相インバータ回路2
1のV相のみが接続されており、さらに、直流電動機2
4の一極に流れる電流の値と直流電動機24の他極に流
れる電流の値とが等しいため、V相の電流をU相とW相
との2相で負担する。即ち、U相が負担する電流の値と
V相が負担する電流の値とW相が負担する電流の値との
比は、1:2:1となる。例えば、直流電動機24に流
れる電流が100Aのとき、U相(電力半導体UP,U
N)及びW相(電力半導体WP,WN)には、各々50
Aの電流が流れ、V相(電力半導体VP,VN)には、
100Aの電流が流れる。従って、U相の分担電流又は
V相の分担電流に比較して、V相の分担電流の方が大き
くなるため、電力半導体UP,UNの発熱量又は電力半
導体WP,WNの発熱量に比較して、電力半導体VP,
VNの発熱量の方が大きくなる。仮に、電力半導体U
P,UN,VP,VN,WP,WNが同程度の温度雰囲
気にあるとすると、電力半導体UP,UN,WP,WN
が許容熱量までに余裕があるにもかかわらず、電力半導
体VP,VNが許容熱量に達してしまい、直流電動機2
4に流せる電流が電力半導体VP,VNの許容熱量に相
当する許容電流に制限される。そこで、発熱量の大きい
(分担電流の大きい)電力半導体VP,VNを、発熱量
の小さい(分担電流の小さい)電力半導体UP,UN,
WP,WNよりも低温側に配置し、又は強く冷却する。
換言すれば、発熱量の小さい(分担電流の小さい)電力
半導体UP,UN,WP,WNを、発熱量の大きい(分
担電流の大きい)電力半導体VP,VNよりも高温側に
配置し、又は弱く冷却する。
【0041】以下、電力半導体UP,UN,VP,V
N,WP,WNの配置及び冷却方法について説明する。
【0042】図5に、本発明の電動機駆動装置の電力半
導体の配置図を示す。図5中、41は電力半導体UP,
UN,VP,VN,WP,WNを支持しかつ電力半導体
UP,UN,VP,VN,WP,WNを冷却する冷却基
板、42は熱を放出する放熱フィン、43は放熱フィン
を支持する支持材を示す。電力半導体を冷却する冷却器
は、冷却基板41,放熱フィン42,支持材43から成
る。
【0043】冷却基板41,放熱フィン42,支持材4
3は、高熱伝導率材料(例えば、銅,アルミニウム等)
から成る。そして、冷却基板41は、絶縁材料を介し
て、電力半導体UP,UN,VP,VN,WP,WNを
支持する。また、冷却基板41には、支持材42が固着
する。さらに、支持材42には多数の放熱フィンが固着
する。そして、電力半導体UP,UN,VP,VN,W
P,WNの熱量は、冷却基板41及び支持材43を経
て、放熱フィン42に伝導し、放熱フィン42において
放熱される。
【0044】上記の説明に示す動作では、直流電動機2
4の電流の片側はU相とW相に分流し、もう片側はV相
に流れる。よって、電力半導体を効率よく冷却できる電
力半導体の配置は、分担電流の大きいV相の電力半導体
VP,VNを、分担電流の小さい電力半導体UP,UN
と分担電流の小さい電力半導体WP,WNとの間(好ま
しくは中央)に配置すればよい。電力半導体VP,VN
の冷却効率が相対的に向上すると、電力半導体VP,V
Nの許容熱量に相当する許容電流値が高くなり、直流電
動機24に流せる電流が高くなるため、電動機駆動装置
が駆動可能な直流電動機24の容量が大きくできる。よ
って、直流電動機の駆動範囲を広くできる、例えば、電
力半導体UP,UN,VP,VN,WP,WNの許容熱
量に相当する許容電流値が100Aであり、冷却効率の
向上により電力半導体VP,VNの許容熱量に相当する
許容電流値が120Aとなったとき、直流電動機24の
許容電流値が120Aとなる。このとき、電力半導体U
P,UN及び電力半導体WP,WNの冷却効率が相対的
に低下して、電力半導体UP,UN,WP,WNの許容
熱量に相当する許容電流値が80Aになったとしても、
電力半導体UP,UN,WP,WNの分担電流値が60
A(電力半導体VP,VNの許容電流値120Aの1/
2)であるため、分担電流値60Aが許容電流値80A
に対し未だ余裕があり、電力半導体UP,UN,WP,
WNが熱損傷を受けることがない。
【0045】次に、電力半導体UP,UN,VP,V
N,WP,WNの他の配置及び冷却方法について説明す
る。
【0046】図6に、本発明の電動機駆動装置の電力半
導体の配置図を示す。図6中、44は冷却空気を流す冷
却ファンを示す。
【0047】電力半導体UP,UN、電力半導体VP,
VN、電力半導体WP,WNの各相に対応して冷却基板
41を備える。冷却ファン44が回転すると、冷却空気
が吸引される。そして、その冷却空気の流路に、放熱フ
ィン42が形成されるように、冷却基板41を配置す
る。このとき、冷却空気の流れに沿って、電力半導体V
P,VN、電力半導体UP,UN、電力半導体WP,W
Nの順に、各々の冷却基板41を配置する。即ち、電力
半導体VP,VNの冷却基板41を冷却空気の最上流に
配置し、電力半導体WP,WNの冷却基板41を冷却空
気の最下流に配置し、電力半導体VP,VNの冷却基板
41と電力半導体WP,WNの冷却基板41との間に電
力半導体UP,UNの冷却基板41を配置する。尚、分
担電流の大きいV相の電力半導体VP,VNの冷却基板
41が、分担電流の小さいU相の電力半導体UP,UN
の冷却基板41又は分担電流の小さいV相の電力半導体
VP,VNの冷却基板41よりも、冷却効率が高い位置
である冷却空気の上流側に配置されていればよい。よっ
て、電力半導体UP,UNの冷却基板41と電力半導体
WP,WNの冷却基板41との配置関係が逆、即ち電力
半導体WP,WNの冷却基板41が冷却空気の上流側で
電力半導体UP,UNの冷却基板41が冷却空気の下流
側であってもよいし、電力半導体UP,UNと電力半導
体WP,WNとが同一の冷却基板41に支持されていて
もよい。尚、冷却媒体として、冷却空気の他、冷却液
(冷却ファン44の代わりにポンプが必要)でもよい。
そして、電力半導体VP,VNの冷却効率が相対的に向
上すると、電力半導体VP,VNの許容熱量に相当する
許容電流値が高くなり、直流電動機24に流せる電流が
高くなるため、電動機駆動装置が駆動可能な直流電動機
24の容量を大きくできる。よって、直流電動機24の
駆動範囲を広くできる。
【0048】以上により、本発明の第1の実施例によれ
ば、3相インバータ回路21のU相,V相,W相の各相
が負担する電流を、V相を大きくしU相及びW相を小さ
くして適切に分配し、分担電流の大きいV相を強く冷却
(低温側に配置)し分担電流の小さいU相及びW相を弱
く冷却(高温側に配置)してその分担電流に応じて各相
の電力半導体を適切に冷却することにより、過電流によ
る電力半導体の熱損傷を抑制しつつ駆動可能な直流電動
機の容量を増加するという効果を奏する。
【0049】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0050】図7に、本発明の電動機駆動装置の構成図
を示す。図7中、15はバイアス電圧指令信号、16は
PWM電圧指令信号V* からバイアス電圧指令信号15
を減算してPWM電圧指令信号Vu*(PWM電圧指令
信号V*とバイアス電圧指令信号15との偏差)を演算
する減算器、17はPWM電圧指令信号V* の極性反転
信号からバイアス電圧指令信号15を減算してPWM電
圧指令信号Vv*(PWM電圧指令信号V*の極性反転信
号とバイアス電圧指令信号15との偏差)を演算する減
算器を示す。図1の電動機駆動装置の構成図に対し、バ
イアス電圧指令15と減算器16,17を付加したもの
である。
【0051】電力半導体の発生損失は、ON/OFF動
作によるスイッチング損失とON状態損失の和で、その
割合は通常半々である。そして、電力半導体は、発生損
失に起因して発熱するため、電力半導体の発生損失を減
少すれば、電力半導体の発熱量を減少することができ
る。よって、分担電流の大きい電力半導体VP,VNの
発生損失、即ち、電力半導体VP,VNのON/OFF
動作の回数又はON状態の時間の少なくとも1つを減少
すれば、電力半導体VP,VNの発熱量を低下できる。
【0052】そこで、PWM電圧指令信号V*及びPW
M電圧指令信号V*の極性反転信号の各々からバイアス
電圧指令信号15を減算する。バイアス電圧の働きによ
り、電流制御器11の出力のPWM電圧指令V*の値
が、搬送波信号Vc*(固定値)の片振幅とバイアス電圧
指令信号15との偏差より大きくなると、ゲート駆動信
号vpが常時OFF状態となる。このとき、前述したよ
うに、ゲート駆動信号vpとゲート駆動信号vnとが反
対の動作をするため、ゲート駆動信号vnは常時ON状
態になる。そして、電力半導体VP,VNが、常時ON
状態あるいは常時OFF状態になると、ON/OFFス
イッチングがなくなり、スイッチング損失がなくなるの
で、電力半導体VP,VNの発生損失が約1/2にな
る。
【0053】図8に、本発明の電動機駆動装置のPWM
制御の説明図を示す。図8(b)は、図9(a)に対
し、PWM電圧指令信号Vu*及びPWM電圧指令信号
Vv*の値が大きい場合を示す。図9(b)に示すよう
に、PWM電圧指令信号Vu* 及びPWM電圧指令信号
Vv* の値が大きくなった場合、ゲート駆動信号vpが
常時OFF状態とするには、搬送波信号Vc* の片振幅
とバイアス電圧指令信号15との偏差が小さくてよい。
即ち、PWM電圧指令信号Vu* 及びPWM電圧指令信
号Vv* の値が大きいは場合、バイアス電圧指令信号1
5の値を大きくし、PWM電圧指令信号Vu*及びPW
M電圧指令信号Vv*の値が小さい場合は、バイアス電
圧指令信号15の値を小さくするのが好ましい。但し、
バイアス電圧指令信号15は一定値であってもよい。
【0054】分担電流の大きいV相の電力半導体VPの
OFF状態時間と、分担電流の小さいU相の電力半導体
UPのOFF状態時間又は分担電流の小さいW相の電力
半導体WPのOFF状態時間とを相対的に比較すると、
(電力半導体VPのOFF状態時間)>(電力半導体U
PのOFF状態時間)or(電力半導体WPのOFF状
態時間)となる。また、分担電流の大きいV相の電力半
導体VNのON状態時間と、分担電流の小さいU相の電
力半導体UNのON状態時間又は分担電流の小さいW相
の電力半導体WNのON状態時間とを相対的に比較する
と、(電力半導体VNのON状態時間)>(電力半導体
UNのON状態時間)or(電力半導体WNのON状態
時間)となる。また、分担電流の大きいV相の電力半導
体VP,VNのON/OFFスイッチング回数と、分担
電流の小さいU相の電力半導体UP,UNのON/OF
Fスイッチング回数又は分担電流の小さいW相の電力半
導体WP,WNのON/OFFスイッチング回数とを相
対的に比較すると、(電力半導体VP,VNのON/O
FFスイッチング回数)<(電力半導体UP,UNのO
N/OFFスイッチング回数)or(電力半導体WP,
WNのON/OFFスイッチング回数)となる。
【0055】尚、直流電動機24のトルクが小さい場合
又は直流電動機24の回転数が低い場合は、直流電動機
24に流す電流が小さくなり、電力半導体VP,VNに
流れる電流も小さくなるため、電力半導体VP,VNが
ON/OFFスイッチングをしてもよい。よって、本発
明の第2実施例は、直流電動機24のトルクが大きい場
合、又は直流電動機24の回転数が高い場合、又は直流
電動機24に流れる電流が大きい場合に好適である。ま
た、直流電動機24のトルクが大きい場合、又は直流電
動機24の回転数が高い場合、又は直流電動機24に流
れる電流が大きい場合に、バイアス電圧指令信号15を
大きくし、直流電動機24のトルクが小さい場合、又は
直流電動機24の回転数が低い場合、又は直流電動機2
4に流れる電流が小さい場合に、バイアス電圧指令信号
15を小さく又はゼロにして、直流電動機24のトルク
又は直流電動機24の回転数又は直流電動機24に流れ
る電流に応じて、バイアス電圧指令信号15を変化させ
てもよい。
【0056】以上により、本発明の第2の実施例によれ
ば、3相インバータ回路21のU相,V相,W相の各相
が負担する電流を、V相を大きくしU相及びW相を小さ
くして適切に分配し、分担電流の大きいV相のON/O
FFスイッチング回数を減少し、V相の電力半導体のス
イッチング損失を低下することにより、過電流による電
力半導体の熱損傷を抑制しつつ駆動可能な直流電動機の
容量を増加するという効果を奏する。
【0057】又は、本発明の第2の実施例によれば、V
相のON/OFFスイッチング回数を減少し、V相の電
力半導体VP,VNのスイッチング損失を低下すること
により、3相インバータ回路21の効率を向上するとい
う効果を奏する。
【0058】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
【0059】図9に、本発明の電動機駆動装置の構成図
を示す。図9中、3は直流電流が流れる直流電源母線で
ある。図1の電動機駆動装置の構成図に対して、直流電
源を共用したものであり、他の装置の回生運転している
インバータ回路の電力を、直流電源母線3を介して供給
する。これにより、他の装置の回生運転しているインバ
ータ回路の電力を、有効利用できるという効果を奏す
る。
【0060】また、本発明の第1の実施例及び第2の実
施例及び第3の実施例によれば、後に老朽化した直流電
動機を交流電動機に更新する時に、当該電動機駆動装置
を流用することにより、設備更新が簡略化されるという
効果を奏する。
【0061】本発明は、製鉄所のプロセッシングライン
に使用される直流電動機のように、回転数や回転方向が
変化する直流電動機を駆動する電動機駆動装置,電動機
駆動方法及びインバータ装置として利用するのに好適で
あるが、家庭用電気製品(例えば、エアーコンディショ
ナー,掃除機,洗濯機,冷蔵庫等)や電車や電気自動車
の直流電動機を駆動する電動機駆動装置,電動機駆動方
法及びインバータ装置としても利用できる。
【0062】
【発明の効果】本発明の電動機駆動装置,電動機駆動方
法及びインバータ装置によれば、過電流による電力半導
体の熱損傷を抑制しつつ駆動可能な直流電動機の容量を
増加するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動機駆動装置の構成図。
【図2】従来のサイリスタレオナード装置の構成図。
【図3】従来の発電機の構成図。
【図4】本発明の電動機駆動装置のPWM制御の説明
図。
【図5】本発明の電動機駆動装置の電力半導体の配置
図。
【図6】本発明の電動機駆動装置の電力半導体の配置
図。
【図7】本発明の電動機駆動装置の構成図。
【図8】本発明の電動機駆動装置のPWM制御の説明
図。
【図9】本発明の電動機駆動装置の構成図。
【符号の説明】
1…直流電源装置、2…コンデンサ、3…直流電源母
線、11…電流制御器、12…減算器、13…PWM制
御器、14…極性反転器、15…バイアス電圧指令信
号、16,17…減算器、18…電流指令信号、19…
電流帰還信号、21…3相インバータ回路、22…電流
センサ、23…接触器、24…直流電動機、25,34
…界磁巻線、26…界磁電源装置、31…電源トラン
ス、32…サイリスタ変換器、33…直流発電機、41
…冷却基板、42…放熱フィン、43…支持材、44…
冷却ファン、UP,UN,VP,VN,WP,WN…電
力半導体、Vu*,Vv*…PWM電圧指令信号、Vc*
…搬送波信号、up,un,vp,vn,wp,wn…
ゲート駆動信号、Vu,Vv…出力電圧、VDCM…差
分電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 敏男 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか事業所内 Fターム(参考) 5H007 AA06 BB06 CA01 CA03 CB05 DC02 EA06 EA08 FA03 HA06 5H571 AA01 AA02 AA05 GG04 HA08 HA10 HA11 HA16 HD02 LL22 MM02 MM06 PP10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3相インバータ回路の各相の電力半導体の
    パルス幅を変調して直流電動機に流れる電流を制御する
    電動機駆動装置において、 前記3相インバータ回路のうち前記直流電動機の電機子
    巻線の一端に互いに並列に接続された2相の電力半導体
    より、前記3相インバータ回路のうち前記直流電動機の
    電機子巻線の他端に接続された残りの1相の電力半導体
    が、低温側に位置することを特徴とする電動機駆動装
    置。
  2. 【請求項2】前記直流電動機の電機子巻線の一端に互い
    に並列に接続された2相の電力半導体の出力電圧と前記
    直流電動機の電機子巻線の他端に接続された1相の電力
    半導体の出力電圧との差分電圧を制御して、前記直流電
    動機に流れる電流を制御するPWM制御器を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の電動機駆動装置。
  3. 【請求項3】前記直流電動機の電機子巻線の一端に互い
    に並列に接続された2相の電力半導体のパルス幅を互い
    に同期して変調するPWM制御器を備えたことを特徴と
    する請求項1に記載の電動機駆動装置。
  4. 【請求項4】3相インバータ回路を用いて直流電動機を
    駆動する電動機駆動装置において、 前記3相インバータ回路の第1相の出力端子と前記直流
    電動機の一方の出力端子とが接続され、前記3相インバ
    ータ回路の第2相の出力端子と前記直流電動機の他方の
    出力端子とが接続され、前記3相インバータ回路の第3
    相の出力端子と前記直流電動機の一方の出力端子とが接
    続され、 前記第2相の電力半導体が、前記第1相の電力半導体又
    は前記第3相の電力半導体の少なくとも一方より、低温
    側に位置することを特徴とする電動機駆動装置。
  5. 【請求項5】3相インバータ回路を用いて直流電動機の
    回転数を制御する電動機駆動装置において、 前記3相インバータ回路の第1相の電力半導体と前記直
    流電動機の一極とが接続され、前記3相インバータ回路
    の第2相の電力半導体と前記直流電動機の他極とが接続
    され、前記3相インバータ回路の第3相の電力半導体と
    前記直流電動機の一極とが接続され、 前記第1相の電力半導体又は前記第3相の電力半導体の
    少なくとも一方より、前記第2相の電力半導体を強く冷
    却する冷却器を備えたことを特徴とする電動機駆動装
    置。
  6. 【請求項6】3相インバータ回路を用いて直流電動機の
    トルクを制御する電動機駆動装置において、 前記3相インバータ回路のうちの2相の電力半導体が互
    いに並列に前記直流電動機の一極に接続され、前記3相
    インバータ回路のうちの残りの1相の電力半導体が前記
    直流電動機の他極に接続され、 前記直流電動機の一極に接続された2相の電力半導体よ
    り、前記直流電動機の他極に接続された1相の電力半導
    体を強く冷却する冷却器を備えたことを特徴とする電動
    機駆動装置。
  7. 【請求項7】3相の電力半導体と前記3相の電力半導体
    を冷却する冷却媒体を流す冷却器とを備え、前記電力半
    導体のパルス幅を変調して直流電動機に流れる電流を制
    御するインバータ装置において、 前記3相の電力半導体のうち、分担電流の大きい相の電
    力半導体が、分担電流の小さい相の電力半導体よりも、
    前記冷却媒体の流れの上流側に位置することを特徴とす
    るインバータ装置。
  8. 【請求項8】3相の電力半導体と前記3相の電力半導体
    を支持しかつ前記3相の電力半導体を冷却する冷却器と
    を備え、前記電力半導体のパルス幅を変調して直流電動
    機に流れる電流を制御するインバータ装置において、 前記3相の電力半導体のうち、分担電流の大きい第2相
    の電力半導体が、分担電流の小さい第1相の電力半導体
    と分担電流の小さい第3相の電力半導体との間に位置す
    るように前記冷却器に支持されたことを特徴とするイン
    バータ装置。
  9. 【請求項9】3相インバータ回路を用いて直流電動機の
    回転数を制御する電動機駆動装置において、 前記3相インバータ回路の第1相の出力端子と前記直流
    電動機の一方の出力端子とが接続され、前記3相インバ
    ータ回路の第2相の出力端子と前記直流電動機の他方の
    出力端子とが接続され、前記3相インバータ回路の第3
    相の出力端子と前記直流電動機の一方の大力端子とが接
    続され、 前記第2相の電力半導体のON状態が、前記第1相の電
    力半導体のON状態又は前記第3相の電力半導体のON
    状態の少なくとも一方より長時間となるように、前記第
    1相の電力半導体のパルス幅及び前記第2相の電力半導
    体のパルス幅及び前記第3相の電力半導体のパルス幅を
    変調するPWM制御器を備えたことを特徴とする電動機
    駆動装置。
  10. 【請求項10】3相インバータ回路を用いて直流電動機
    を駆動する電動機駆動装置において、 前記3相インバータ回路の第1相の電力半導体と前記直
    流電動機の電機子巻線の一端とが接続され、前記3相イ
    ンバータ回路の第2相の電力半導体と前記直流電動機の
    電機子巻線の他端とが接続され、前記3相インバータ回
    路の第3相の電力半導体と前記直流電動機の電機子巻線
    の一端とが接続され、 前記第2相の電力半導体のON/OFFスイッチング回
    数が、前記第1相の電力半導体のON/OFFスイッチ
    ング回数又は前記第3相の電力半導体のON/OFFス
    イッチング回数の少なくとも一方より少なくなるよう
    に、前記第1相の電力半導体のパルス幅及び前記第2相
    の電力半導体のパルス幅及び前記第3相の電力半導体の
    パルス幅を変調するPWM制御器を備えたことを特徴と
    する電動機駆動装置。
  11. 【請求項11】直流電動機に接続されかつ3相の電力半
    導体を有する3相インバータ回路と、前記直流電動機に
    流れる電流を検出する電流センサと、前記電流センサか
    らの電流帰還信号と要求される電流指令信号との偏差に
    応じたPWM電圧指令信号を演算する電流制御器と、前
    記電流制御器から出力されたPWM電圧指令信号に基づ
    いて前記電力半導体のゲート駆動信号を演算するPWM
    制御器とを備えた電動機駆動装置において、 前記3相インバータ回路の第1相の電力半導体と前記直
    流電動機の一極とが接続され、前記3相インバータ回路
    の第2相の電力半導体と前記直流電動機の他極とが接続
    され、前記3相インバータ回路の第3相の電力半導体と
    前記直流電動機の一極とが接続され、 前記電流制御器から出力されたPWM電圧指令信号から
    バイアス電圧指令信号を減算する減算器を備えたことを
    特徴とする電動機駆動装置。
  12. 【請求項12】前記PWM制御器は、前記第1相の電力
    半導体のON/OFF動作と前記第3相の電力半導体の
    ON/OFF動作とが同一となるようにゲート駆動信号
    を演算することを特徴とする請求項11に記載の電動機
    駆動装置。
  13. 【請求項13】3相インバータ回路を用いて、直流電動
    機の電流又は前記直流電動機のトルク又は前記直流電動
    機の回転数の少なくとも1つを制御する電動機駆動方法
    において、 前記3相インバータ回路の第1相の電力半導体と前記直
    流電動機の一極とを接続し、前記3相インバータ回路の
    第2相の電力半導体と前記直流電動機の他極とを接続
    し、前記3相インバータ回路の第3相の電力半導体と前
    記直流電動機の一極とを接続し、 前記第1相の電力半導体のON/OFFスイッチング回
    数又は前記第3相の電力半導体のON/OFFスイッチ
    ング回数の少なくとも一方より、前記第2相の電力半導
    体のON/OFFスイッチング回数を少なくすることを
    特徴とする電動機駆動方法。
  14. 【請求項14】3相インバータ回路を用いて直流電動機
    を駆動する電動機駆動方法において、 前記3相インバータ回路のうちの2相の電力半導体を互
    いに並列に前記直流電動機の電機子巻線の一端に接続
    し、前記3相インバータ回路のうちの残りの1相の電力
    半導体を前記直流電動機の電機子巻線の他端に接続し、 前記直流電動機の他極に接続された1相の電力半導体を
    常時ON状態又は常時OFF状態にすることを特徴とす
    る電動機駆動方法。
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