JP2001144675A - 無線受信装置 - Google Patents

無線受信装置

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JP2001144675A
JP2001144675A JP32564799A JP32564799A JP2001144675A JP 2001144675 A JP2001144675 A JP 2001144675A JP 32564799 A JP32564799 A JP 32564799A JP 32564799 A JP32564799 A JP 32564799A JP 2001144675 A JP2001144675 A JP 2001144675A
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radio
mobile station
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unit
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JP32564799A
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English (en)
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Akihiro Muraishi
明裕 村石
Mitsuharu Hayashi
光治 林
Osamu Inukai
修 犬飼
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2波単信方式による無線通信では、移動局間
同士の直接通信を可能にし、しかも移動局が基地局の通
信エリアから外れた場合にも通信を維持することができ
る無線受信装置を提供する。 【解決手段】 切替スイッチ14と、切替部12と、選
択切替部13との作用により、ダイバーシチ機能を有す
る2波単信方式の無線受信装置の第2の受信系統を、通
常の受信目的周波数とは異なる移動局側の無線周波数を
受信可能な状態に設定し、通常の受信目的である基地局
からの無線電波と通常の受信目的とは異なる移動局から
の無線電波の両方を同時に受信できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2波単信方式でダ
イバーシチ機能を有する無線受信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】2波単信方式による無線通信とは、図2
の模式図にて一例を示すように、基地局側の送信周波数
(f1)と、移動局側の送信周波数(f2)を別の周波
数とし、この周波数関係において単信による通信を行う
ものである。
【0003】移動局側の受信周波数は、基地局側の送信
周波数f1に設定してあるため、通常は移動局間同士に
よる通信は行えない。
【0004】近年の無線通信は、変復調部にデジタル回
路を用いたデジタル化無線が多く用いられるようになっ
ている。
【0005】デジタル化無線により音声通信を行う場合
は、送話音声を一旦音声符号化装置においてデジタル信
号に変換し、これをデジタル変調器によって変調し、無
線電波に変換するものである。
【0006】受信側では、デジタル変調波を復調検波し
たデジタル信号を、音声復号化装置において、復号し、
もとの音声に戻す処理を行う。
【0007】このようなデジタル化無線においては、フ
ェージングなどの影響により、無線伝送中の符号が一時
的に誤りを生じ、その結果受信側において音声の復号が
正しく行えなかったり、あるいは著しい音質劣化を生じ
るなどの欠点があった。
【0008】この欠点を克服するために、デジタル化無
線においてはダイバーシチ受信方式を採用することが一
般的な解決策の一つであった。
【0009】ダイバーシチ受信方式とは、受信用のアン
テナを複数個(普通は2個ないし4個:ここでは2個を
例とする)備え、これを通信に用いる無線周波数の波長
に換算して、0.5〜1波長分隔てて配置する。
【0010】図3は従来のダイバーシチ方式による無線
受信装置の構成図である。
【0011】この図において、1は第1の受信側アンテ
ナ、2は第2の受信側アンテナ、3は第1の無線受信
部、4は第2の無線受信部、5は第1の復調検波部、6
は第2の復調検波部、9は第1の受信レベル抽出部、1
0は第2の受信レベル抽出部、11はレベル比較部、1
2は切替部、13は選択切替部、19は局部発振部、2
0は音声処理部、21は音声出力部である。
【0012】それぞれのアンテナには、それぞれ同一構
成でありながら、異なる受信回路を備え、受信回路の中
の復調検波部の出力のうち、受信品質の優れている方の
系統を選択するようにし、フェージングなどによる受信
品質劣化を補っている。
【0013】2つのアンテナを空間を隔てて配置する理
由は、無線通信のフェージングの周期が波長に同期して
発生するためである。1つのアンテナで受信した無線電
波がフェージングにより劣化していた場合、もう1つの
アンテナにより受信した無線電波が同様に同時に劣化し
ている確率は極めて低いためである。
【0014】このように2つのアンテナで受信された無
線電波は、同一構成の受信回路によって処理される。
【0015】すなわち、無線受信部3,4内の高周波増
幅回路において、アンテナ1,2で受信された無線電波
が増幅され、周波数混合回路において、局部発振部19
からの信号と混合され中間周波数に変換され、変換され
た中間周波数信号は中間周波増幅回路において増幅さ
れ、復調検波部5,6に引き渡される。
【0016】ここで、中間周波増幅回路を構成するリミ
ッタ増幅回路を流れるリミッタ電流は、アンテナで受信
される無線電波のレベルに比例する性質がある。
【0017】この性質を利用し、受信レベル抽出部9,
10において、アンテナで受信された無線電波のレベル
を電圧の値に変換する。
【0018】2系統の受信回路において受信された無線
電波は、レベル比較部11において比較され、これらの
うち受信レベルの優れた方(高い方)の受信回路出力が
選択されるように選択切替部13が動作する。
【0019】このようにして、フェージング等によって
受信品質が劣化することを補償している。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
技術による無線受信装置を利用した2波単信方式による
無線通信では、移動局間同士の直接通信が行えない問題
(図2参照)と、移動局が基地局の通信エリアから外れ
た場合には通信を維持する手段が無いという問題があっ
た。
【0021】本発明は、上記問題点を除去し、2波単信
方式による無線通信において、移動局間同士の直接通信
を可能にし、しかも移動局が基地局の通信エリアから外
れた場合にも通信を維持することができる無線受信装置
を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕無線受信装置において、切替スイッチと、切替部
と、選択切替部との作用により、ダイバーシチ機能を有
する2波単信方式の無線受信装置の第2の受信系統を、
通常の受信目的周波数とは異なる移動局側の無線周波数
を受信可能な状態に設定し、通常の受信目的である基地
局からの無線電波と通常の受信目的とは異なる移動局か
らの無線電波の両方を同時に受信できるようにしたこと
を特徴とする。
【0023】〔2〕上記〔1〕記載の無線受信装置にお
いて、ミュート処理部を新たに備え、ダイバーシチ受信
モード選択中には第2系統の受信回路の音声出力をミュ
ートし、2つの音声出力部から同時に同じ内容の受信音
声が出力されることを無くし、2周波数同時受信モード
選択中には基地局からの無線電波を受信する第1系統の
音声出力に優先度を持たせ、2つの音声出力部から同時
に異なる内容の受信音声が出力されることを無くするよ
うにしたことを特徴とする。
【0024】〔3〕上記〔1〕記載の無線受信装置にお
いて、BCCH検出部、判定部を新たに備え、それらの
作用により、移動局が基地局の通信エリア内に存在する
か否かを判定し、基地局の通信エリア内である場合に
は、切替部と、選択切替部との作用によりダイバーシチ
受信モードを自動的に選択し、移動局が基地局の通信エ
リア外に移動した場合には、切替部と選択切替部との作
用により2周波数同時受信モードを自動的に選択できる
ようにしたことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照しながら詳細に説明する。
【0026】まず、本発明の第1実施例について説明す
る。
【0027】図1は本発明の第1実施例を示す無線受信
装置の構成図である。従来例と同一の構成部分には同一
の符号を付して説明する。
【0028】図1において、7は第1の局部発振部、8
は第2の局部発振部、15は第1の音声処理部、16は
第2の音声処理部、17は第1の音声出力部、18は第
2の音声出力部である。
【0029】本発明の第1実施例における無線受信装置
では、ダイバーシチ受信方式のための2系統の受信回路
のうち、第2系統の受信回路を移動局からの無線電波の
受信用に割当て可能なように、切替部と、切替スイッチ
とを備えたるようにしたものである。
【0030】これにより、操作者の操作によって、従来
のダイバーシチ受信の他、基地局からの電波の受信と移
動局からの電波の受信を同時に行うことを可能とした。
【0031】操作者が切替スイッチ14を「ダイバーシ
チ受信モード」に設定すると、切替部12では、従来例
の作用と同じようにレベル比較部11からの制御信号
が、選択切替部13に伝達されるような論理をとる。こ
れにより従来例と同様な作用となる。
【0032】操作者が切替スイッチ14を「2周波数同
時受信モード」に設定すると、切替スイッチ14から出
力される論理信号がこれまでとは反転関係にあるものに
変わり、この信号が切替部12に入力されると、この出
力は選択切替部13において、常に第1系統の第1の復
調検波部5からの出力を選択するように動作する。
【0033】また、この時、切替スイッチ14の出力信
号は、第2の局部発振部8にも印加される。この時、第
2の局部発振部8では、これまで無線周波数f1を受信
するのに適した局部発振周波数を出力していたのに対
し、無線周波数f2を受信するのに適した局部発振周波
数を出力するように動作が切り替わるものとする。
【0034】以上の操作において、受信回路の第1系統
で、無線周波数f1を受信する動作をなし、受信回路の
第2系統では、無線周波数f2を受信する動作をなすこ
とができる。
【0035】以上の作用によって、操作者が切替スイッ
チ14を操作することによって、ダイバーシチ受信では
無くなるものの、基地局からの無線電波(周波数f1)
と移動局からの無線電波(周波数f2)を同時に受信す
ることが可能となる。
【0036】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0037】図4は本発明の第2実施例を示す無線受信
装置の構成図である。なお、従来例及び第1実施例と同
一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
【0038】図4において、22はミュート処理部であ
る。
【0039】本発明の第2実施例における無線受信装置
では、第1実施例の構成に、ミュート処理部22を新た
に備えたものであり、操作者が基地局からの電波の受信
と移動局からの電波の受信を同時に行うようなモードに
設定した際に、基地局からの無線電波の受信がなされた
場合には、ミュート処理部22の働きによって移動局か
らの無線電波による受信音声の出力を停止し、内容の異
なる2つの受信音声が同時に出力されることを防ぐよう
にした。
【0040】これにより、基地局からの無線電波と移動
局からの無線電波の優先順位を明確化させることができ
る。
【0041】第2実施例は、第1実施例における運用上
の欠点を克服するための工夫がされている。
【0042】第1実施例の作用のうち、「2周波数同時
受信モード」として動作している場合で、基地局からの
無線電波(周波数f1)と移動局からの無線電波(周波
数f2)を同時に受信している状態では、第1の音声出
力部17と第2の音声出力部18の両方から同時に異な
る内容の受信音声が出力され、操作者にとっては大変聞
きづらいものとなる。この場合に、移動局からの受信音
声をミュート(消音)状態にするものである。
【0043】まず、モード設定が「ダイバーシチ受信モ
ード」になっている時には切替部12の出力が、ミュー
ト処理部22に伝達され、ミュート処理部22からミュ
ートを指示する制御信号が第2の音声処理部16と第2
の音声出力部18に印加され、第2の音声出力部18か
らの音声出力がミュート状態となる。
【0044】これによって、2つの音声出力部17,1
8から同時に同じ内容の受信音声が出力されることが無
くなる。
【0045】次に、モード設定が「2周波数同時受信モ
ード」になっている場合は、第1の音声処理部15にお
いて、第1系統における受信信号が有るか無いかが判定
され、この結果がミュート処理部22に伝達される。
【0046】ここで、第1系統における受信信号が無い
場合には、ミュート処理は行われずに、音声処理部、音
声出力部は2系統とも動作した状態を保持する。
【0047】第1系統における受信信号が検出された場
合は、この情報がミュート処理部22に伝達され、前述
と同様に、ミュート処理部22からミュートを指示する
制御信号が第2の音声処理部16と第2の音声出力部1
8に印加され、第2の音声出力部18からの音声出力が
ミュート状態となる。
【0048】これによって2つの音声出力部17,18
から同時に異なる内容の受信音声が出力されることが無
くなる。
【0049】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0050】図5は本発明の第3実施例を示す無線受信
装置の構成図である。なお、従来例、第1実施例及び第
2実施例と同一の構成部分には同じ符号を付して説明す
る。
【0051】図5において、23は第1のBCCH検出
部、24は第2のBCCH検出部、25は判定部であ
る。
【0052】第3実施例では、第1実施例の作用におい
て操作者が手動にて切替え操作していたものを自動で行
うようにしたものである。
【0053】すなわち、移動局が基地局の通信エリア内
部に存在している時は、従来例のようなダイバーシチ受
信モードの状態に設定され、移動局が基地局の通信エリ
アから外れた時には、基地局からの電波の受信と移動局
からの電波の受信を同時に行うことができるモードに自
動で設定されるようにしたものである。
【0054】第3実施例の作用を実現するために、第1
実施例の構成に加え、基地局からの報知情報を検出する
ための第1及び第2のBCCH(broadcasti
ngchannel)検出部23,24及びその判定部
25を新たに備えた。
【0055】自動で動作モードを切り替えるための指標
として、移動局が基地局の通信エリアの内部に存在する
かしないかを検出し、基地局の通信エリア内に存在する
場合には「ダイバーシチ受信モード」を自動選択し、基
地局の通信エリア内に存在しない場合には「2周波数同
時受信モード」を自動選択するようにする。
【0056】ここで、例に挙げた、ダイバーシチ受信方
式を採用するようなデジタル化無線システムでは、基地
局から「BCCH」と呼ばれる制御信号が常時繰り返し
送信されている。
【0057】これは主に、配下の移動局が基地局との間
のタイミング同期を保つための信号であり、1秒間から
数秒間に1回程度の頻度にて送信される。
【0058】この「BCCH」信号を移動局側にて受信
している間は、基地局の通信エリア内に存在するとの認
識をなし、ある一定の時間に渡ってこの「BCCH」信
号を受信できない場合には、基地局の通信エリア内に存
在しないとの認識をなす。
【0059】第3実施例の無線受信装置において、第1
系統の第1の復調検波部5及び第2系統の第2の復調検
波部6からの出力の一部は、それぞれ第1のBCCH検
出部23及び第2のBCCH検出部24に入力され、こ
れらにおいてBCCH信号の受信が検出される。
【0060】2つのBCCH検出部23,24における
検出有無の結果は、判定部25に伝達され、ここでいず
れかの受信系統においてBCCH信号の検出が認められ
た場合には「検出あり」との認識をなし、この場合に、
判定部25から切替部12に出力される信号は、「ダイ
バーシチ受信モード」を自動選択するような論理の信号
出力とする。
【0061】一方、2つのBCCH検出部23,24の
どちらにおいてもBCCH信号の検出が認められなかっ
た場合には「検出なし」との認識をなし、この場合に、
判定部25から切替部12に出力される信号は、「2周
波数同時受信モード」を自動選択するようにする。
【0062】また、この時、切替部12の出力信号は、
第2の局部発振部8にも印加される。この時、第2の局
部発振部8では、これまで無線周波数f1を受信するの
に適した局部発振周波数を出力していたのに対し、無線
周波数f2を受信するのに適した局部発振周波数を出力
するように動作が切り替わるものとする。
【0063】以上の一連動作により、移動局が基地局の
通信エリア内に存在する場合には、基地局からのBCC
H信号が容易に検出されるため「ダイバーシチ受信モー
ド」を自動選択するモードを採り、移動局が基地局の通
信エリア内に存在しない場合には、基地局からのBCC
H信号が検出できなくなるため「2周波数同時受信モー
ド」を自動選択するモードを採る。
【0064】自動切替動作を行う以外は、第1実施例の
作用と同様である。
【0065】このように、本発明によれば、ダイバーシ
チ機能を有する2波単信方式の無線受信装置において、
第1系統の受信回路において基地局からの電波(無線周
波数f1)を受信し、第2系統の受信回路において、移
動局からの電波(無線周波数f2)を受信できるような
構成としたので、通常通信することができなかった移動
局同士の直接通信が行えるようになった。
【0066】この場合、無線周波数f2を受信するため
に新たに専用の受信回路を設けるのでは無く、ダイバー
シチ受信で使用していた受信系統のうちの片方を流用す
る形態を採用したので、装置の全体構成を従来と同等に
留めると共に、コストも同等で実現している。
【0067】また、従来は基地局の通信エリアから外れ
た移動局は、他局との通信手段を一切失っていたが、本
発明によれば、図6に示すように、基地局の通信エリア
の限界点付近に位置する「移動局1」との間で、無線周
波数f2による直接通信を行うことによって、通信手段
を確保できるようになる。
【0068】特に、第1実施例においては、「ダイバー
シチ受信モード」と「2周波数同時受信モード」との切
り替え動作をスイッチによる手動方式としたので、操作
者が時の状況に臨機応変に対応して切り替えることがで
きる。
【0069】第2実施例においては、受信回路の音声出
力部に工夫をなし、「ダイバーシチ受信モード」選択中
には第2系統の受信回路の音声出力をミュートし、2つ
の音声出力部から同時に同じ内容の受信音声が出力され
ることを無くしている。
【0070】また、「2周波数同時受信モード」選択中
には基地局からの無線電波を受信する第1系統の音声出
力に優先度を持たせ、2つの音声出力部から同時に異な
る内容の受信音声が出力されることを無くしている。
【0071】第3実施例においては、BCCH信号の受
信の有無を基準として移動局が基地局の通信エリア内に
存在するか否かを判定し、その結果に基づき通信エリア
内である場合には「ダイバーシチ受信モード」を自動的
に選択し、エリア外に移動した場合には、「2周波数同
時受信モード」を自動的に選択できるようにしたため、
操作性が更に向上した。
【0072】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0073】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。
【0074】(A)ダイバーシチ機能を有する2波単信
方式の無線受信装置において、第1系統の受信回路にお
いて基地局からの電波(無線周波数f1)を受信し、第
2系統の受信回路において、移動局からの電波(無線周
波数f2)を受信できるような構成としたので、通常通
信することができなかった移動局同士の直接通信が行え
るようになった。
【0075】この場合、無線周波数f2を受信するため
に新たに専用の受信回路を設けるのでは無く、ダイバー
シチ受信で使用していた受信系統のうちの片方を流用す
る形態を採用するようにしたので、装置の全体構成を従
来と同等に留めると共に、コストも同等にすることがで
きた。
【0076】(B)従来は基地局の通信エリアから外れ
た移動局は他局と通信手段を一切失っていたが、本発明
によれば、基地局の通信エリアの限界点付近に位置する
「移動局1」と「移動局2」との間で、無線周波数f2
による直接通信を行うことによって、通信手段を確保で
きるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す無線受信装置の構成
図である。
【図2】従来の2波単信方式における基地局−移動局間
通信の模式図である。
【図3】従来のダイバーシチ方式による無線受信装置の
構成図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す無線受信装置の構成
図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す無線受信装置の構成
図である。
【図6】本発明の2波単信方式における基地局−移動局
及び移動局−移動局間通信の模式図である。
【符号の説明】
1 第1の受信アンテナ 2 第2の受信アンテナ 3 第1の無線受信部 4 第2の無線受信部 5 第1の復調検波部 6 第2の復調検波部 7 第1の局部発振部 8 第2の局部発振部 9 第1の受信レベル抽出部 10 第2の受信レベル抽出部 11 レベル比較部 12 切替部 13 選択切替部 14 切替スイッチ 15 第1の音声処理部 16 第2の音声処理部 17 第1の音声出力部 18 第2の音声出力部 22 ミュート処理部 23 第1のBCCH検出部 24 第2のBCCH検出部 25 判定部
フロントページの続き (72)発明者 犬飼 修 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5K059 AA08 BB08 CC03 5K067 AA34 BB01 BB21 CC24 DD25 EE02 EE10 EE32 FF25 HH22 KK03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切替スイッチと、切替部と、選択切替部
    との作用により、ダイバーシチ機能を有する2波単信方
    式の無線受信装置の第2の受信系統を、通常の受信目的
    周波数とは異なる移動局側の無線周波数を受信可能な状
    態に設定し、通常の受信目的である基地局からの無線電
    波と通常の受信目的とは異なる移動局からの無線電波の
    両方を同時に受信できるようにしたことを特徴とする無
    線受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無線受信装置において、
    ミュート処理部を新たに備え、ダイバーシチ受信モード
    選択中には第2系統の受信回路の音声出力をミュート
    し、2つの音声出力部から同時に同じ内容の受信音声が
    出力されることを無くし、2周波数同時受信モード選択
    中には基地局からの無線電波を受信する第1系統の音声
    出力に優先度を持たせ、2つの音声出力部から同時に異
    なる内容の受信音声が出力されることを無くするように
    したことを特徴とする無線受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の無線受信装置において、
    BCCH検出部、判定部を新たに備え、これらの作用に
    より、移動局が基地局の通信エリア内に存在するか否か
    を判定し、基地局の通信エリア内である場合には、切替
    部と、選択切替部との作用によりダイバーシチ受信モー
    ドを自動的に選択し、移動局が基地局の通信エリア外に
    移動した場合には、切替部と選択切替部との作用により
    2周波数同時受信モードを自動的に選択できるようにし
    たことを特徴とする無線受信装置。
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Cited By (3)

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JP2006333093A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Icom Inc 無線通信装置、受信方法及びコンピュータプログラム
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