JP2001144442A - 積層配線板 - Google Patents

積層配線板

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JP2001144442A JP32535799A JP32535799A JP2001144442A JP 2001144442 A JP2001144442 A JP 2001144442A JP 32535799 A JP32535799 A JP 32535799A JP 32535799 A JP32535799 A JP 32535799A JP 2001144442 A JP2001144442 A JP 2001144442A
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plating
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resin
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Isao Shimada
功 嶋田
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Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタックビアにおける下段ビア内に樹脂が残
らないようにして導体層間における電気的接続に関する
信頼性を高めた積層配線板を提供すること。 【解決手段】 スタックビア1における下段ビア10を
テーパ形状にした。これにより、下段ビア10内に樹脂
が残存しない。このため、下段ビア10内にメッキ液の
残渣も残らない。従って、メッキ層6および9が腐食す
ることがない。また、下段ビア10に2重メッキ層(メ
ッキ層6と9)を形成した。これらのことより、メッキ
層6および9の密着性がよく剥がれ難い。従って、積層
配線板の導体層間における電気的接続に関する信頼性が
高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタックビアを備
える積層配線板に関する。さらに詳細には、スタックビ
アにおける下段ビア内に樹脂やメッキ液等の残渣が残ら
ない積層配線板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、積層配線板において内々導体層
(第1導体層)と内導体層(第2導体層)と外導体層
(第3導体層)との導通を取るためのスタックビアは、
次のようにして形成されている。まず、図18に示すよ
うに内々導体層103を有する基板102上に、樹脂付
き銅箔(RCC材)を積層し、この銅箔105にコンフ
ォーマルマスクを形成した後、レーザにより下段ビア1
10となる穴を形成する。そして、粗化を施してから、
図18に示すように銅メッキを施してメッキ層106を
形成する。これで下段ビア110が形成される。そして
メッキ層106により、内々導体層103と内導体層1
05との導通が取られる。
【0003】そして、樹脂付き銅箔をさらに積層し、こ
の銅箔108にコンフォーマルマスクを形成した後、レ
ーザにより上段ビア115となる穴を形成する。このと
き、下段ビア110に充填された樹脂も除去される。そ
して、粗化を施してから、図18に示すように銅メッキ
を施してメッキ層109を形成する。これで下段ビア1
10の上方に上段ビア115が形成され、かくしてスタ
ックビアが形成される。そしてメッキ層109および1
06により、外導体層108と内導体層105と内々導
体層103との導通が確保されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のスタックビアを備える積層配線板では、下段ビ
ア110内に樹脂やメッキ液の残渣等が残ってしまうと
いう問題があった。つまり、下段ビア110は中央部が
膨らむ形状(太鼓型)になってしまい、この膨らんだ箇
所120に樹脂が残ってしまうのである。このように下
段ビア110の形状が太鼓型であるのは、レーザの出力
分布や絶縁層における熱伝達の違い、およびレーザが内
々層103で乱反射したりする等のためである。そして
下段ビア110の形状が太鼓型になると、上段ビア11
5をレーザ加工により形成する際に、下段ビア110の
膨らんだ箇所120にレーザがあたらない。このため、
膨らんだ箇所120に樹脂が残存してしまうのである。
【0005】その結果、上段ビア115のメッキ層10
9の形成の際に残った樹脂にメッキ液がしみ込んでしま
い、これら樹脂やメッキ液の残渣がメッキ層106と1
09との間に閉じこめられてしまう。このことが、スタ
ックビアに形成されるメッキ層106,109の腐食や
密着性の悪化を引き起こす原因となっていた。そして、
これが積層配線板の導体層間における電気的接続に関す
る信頼性を低下させる要因であった。
【0006】そこで、本発明は上記した問題点を解決す
るためになされたものであり、スタックビアにおける下
段ビア内に樹脂が残らないようにして導体層間における
電気的接続に関する信頼性を高めた積層配線板を提供す
ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めになされた本発明に係る積層配線板は、第1導体層
と、その上の第2導体層と、その上の第3導体層とが順
次絶縁層を介して積層された積層配線板において、少な
くとも第1導体層と第3導体層との導通を取るスタック
ビアを備え、スタックビアは、第1導体層と第2導体層
との間の絶縁層に形成されるとともに、ビア径が下方に
向かって小さくなるテーパ形状の下段ビアと、下段ビア
の直上にレーザにより第2導体層と第3導体層との間の
絶縁層に形成された上段ビアと、を有するものである。
【0008】この積層配線板においては、少なくとも第
1導体層と第3導体層との導通を取るスタックビアが備
わっている。このスタックビアは、下段ビアと上段ビア
とを有している。そして、下段ビアはテーパ形状になっ
ている。つまり、下段ビアではビア径が下方より上方で
大きくなっている。また、上段ビアは下段ビアの直上に
レーザ加工により形成されている。このため、上段ビア
を形成する際に、下段ビアの内面全域にレーザがあた
る。従って、上段ビアを形成するときに下段ビアに充填
されていた樹脂がすべて除去される。よって、下段ビア
に充填された樹脂が下段ビア内に残存しない。これによ
り、下段ビア内にメッキ液の残渣が残ることもない。従
って、スタックビアにおけるメッキ層の腐食や密着性の
悪化が防止されている。これにより、積層配線板の導体
層間における電気的接続に関する高い信頼性を得てい
る。
【0009】本発明に係る積層配線板においては、下段
ビアは、底面と側壁と開口部周囲とに2重メッキ層を有
することが好ましい。このように下段ビアに2重メッキ
層が形成されていると、メッキ層が剥がれ難いからであ
る。従って、積層配線板の導体層間における電気的接続
に関する信頼性がさらに高い。
【0010】また、本発明に係る積層配線板において
は、第2導体層は、下段ビアが形成される箇所にラージ
ウィンドウを有することが好ましい。ここで、ラージウ
ィンドウとは、下段ビアのビア径より大きい円形の窓部
を有するビアランドを意味し、このビアランドは導体層
のもともとの金属箔に対しパターン形成されたものであ
る。従って、第2導体層の下段ビアが形成される箇所に
ラージウィンドウを設けると、下段ビアの開口部周囲に
金属箔が残る。ここで、絶縁層との密着力はメッキ層よ
りも金属箔の方が強い。金属箔は接着剤により絶縁層に
接着されているからである。このため、金属箔を下段ビ
アの開口部周囲に残し、それを覆うようにメッキ層を形
成すことにより、メッキ層の密着性を向上させることが
できる。さらに、第2導体層がラージウィンドウを有す
ると、二重メッキ層の上層が金属箔に近接する。これら
のことにより、下段ビアの開口部周囲におけるメッキ層
がより剥がれ難い。従って、積層配線板の導体層間にお
ける電気的接続に関する信頼性がさらに高い。
【0011】なお、ビアランド自体の形状はどんな形状
であってもよい。また、ビアランドは第2導体層に形成
される配線パターンに電気的に接続されていても、接続
されていなくてもどちらでもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の積層配線板を具体
化した実施の形態について図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0013】(第1の実施の形態)まず、第1の実施の
形態に係る積層配線板について説明する。本実施の形態
の積層配線板は、図1に示すように、コアとなる基板2
上に形成された内々層パターン3と、内々層パターン3
を覆う絶縁層4と、絶縁層4の上に形成された内層パタ
ーン5と、内層パターンを覆う絶縁層7と、絶縁層7の
上に形成された外層パターン8と、スタックビア1等と
を備えている。そしてスタックビア1は、絶縁層4に形
成された下段ビア10と、絶縁層7に形成された上段ビ
ア15とを備える。下段ビア10には、メッキ層6とメ
ッキ層9とが形成されている。つまり下段ビア10に
は、2重にメッキ層が形成されている。そして、メッキ
層6により内々層パターン3と内層パターン5との導通
が取られている。上段ビア15には、メッキ層9が形成
されている。このメッキ層9により、内層パターン5と
外層パターン8との導通が取られている。従って、スタ
ックビア1においては、内々層パターン3と内層パター
ン5と外層パターン8との導通が取られていることにな
る。
【0014】ここで、下段ビア10はテーパ形状となっ
ている。つまり、下段ビア10においては、ビア径が下
方に向かって徐々に小さくなっている。一方、上段ビア
15は下段ビア10よりも大きいビア径を有する。これ
らのことから、下段ビア10内に樹脂が残存していな
い。その理由は、上段ビア15をレーザで形成する際
に、下段ビア10内に形成されたメッキ層6の全域にレ
ーザがあたるからである。このようにメッキ層6とメッ
キ層9との間に樹脂が残存していないため、メッキ液の
残渣も残っていない。従って、メッキ層9はしっかりと
メッキ層6に密着しており、メッキが腐食することもな
い。さらに、下段ビア10においては、メッキ層6とメ
ッキ層9の2重のメッキ層が形成されているから、絶縁
層4に対するメッキ層の密着性が非常によい。このた
め、メッキ層6が絶縁層4から剥がれ難い。従って、導
体層間における電気的接続に関する信頼性が高い。
【0015】続いて、このようなスタックビア1を有す
る積層配線板の形成方法について説明する。ここでは、
樹脂性の絶縁基材に銅箔をラミネートしてなる銅張積層
板を用意してこれを出発材料とする。この銅張積層板の
銅箔を公知のサブトラクティブプロセスによりパターン
状にエッチングする。そうすると図2に示すように、基
板2上に所定形状の内々層パターン3が形成される。
【0016】次いで、基板2上に樹脂付き銅箔(松下
製:商品名R−0880)を積層してプレスする。そう
すると、図3の状態になる。つまり、内々層パターン3
を覆う絶縁層4と内層パターンとなる銅箔5が積層され
る。そして、銅箔5にラージウィンドウLWを形成す
る。すると、図4の状態になる。ここで、ラージウィン
ドウLWとは、下段ビア10のビア径より若干大きい径
の円形の窓部を有するビアランドを意味する。
【0017】そして、ラージウィンドウLWが形成され
たところに、下段ビア10を形成するための穴10aを
加工する。穴10aの加工は、穴径が下方に向かって小
さくなるように行われる。この穴加工が終了すると、図
5の状態となり、穴10aの底から内々層パターン3が
露出する。そして、穴10aは穴径が下方に向かって小
さくなるようなテーパ形状となっている。なお本実施の
形態では、穴10aの形成はレーザにより行った。
【0018】続いて、粗化を行ってからメッキを施す。
具体的には、図4に示す状態のものをクロム酸または過
マンガン酸等の腐食液に浸し、絶縁層4(下段ビア10
の側壁と開口部周辺)をエッチングして表面に微細な凹
凸を形成する。そして、これを触媒液に浸して絶縁層4
に活性を付与し、そして無電解銅メッキにより0.5〜
1μm厚のメッキ層を形成する。その後、電気銅メッキ
によりその上に10〜20μm厚のメッキ層を形成す
る。すると、図6に示すように、下段ビア10の底面か
ら側壁、絶縁層4および銅箔5の上面に至るまでメッキ
層6が形成される。このメッキ層6により内々層パター
ン3と銅箔5との電気的接続が確保される。そして、メ
ッキされた銅箔5に対してパターン加工が施される。こ
れにより、図7に示すように、内層パターン5が形成さ
れる。
【0019】次に、図7に示すものに樹脂付き銅箔(松
下製:商品名R−0880)を積層してプレスする。す
ると、図8に示す状態になる。すなわち、メッキ層6が
絶縁層7に覆われ、その絶縁層7の上に銅箔8が積層さ
れている。この状態において、下段ビア10内には樹脂
7aが充填されている。そして、銅箔8にコンフォーマ
ルマスクを形成する。そうすると、図9に示す状態にな
る。続いて、上段ビア15を形成するための穴15aの
加工をレーザにより行う。この穴加工が終了すると、図
10に示す状態になる。すなわち、絶縁層7に穴15a
が形成されるとともに、下段ビア10内に充填された樹
脂7aがすべて除去されている。これは、下段ビア10
がテーパ形状であるので、穴15aを形成する際に下段
ビア10の内面全域にレーザがあたるからである。
【0020】続いて、粗化を行ってから、上段ビア15
にメッキを施す。具体的には、図10に示す状態のもの
をクロム酸または過マンガン酸等の腐食液に浸し、絶縁
層7(上段ビア15の側壁)をエッチングして表面に微
細な凹凸を形成する。そして、触媒液に浸して絶縁層7
に活性を付与し、そして無電解銅メッキにより0.5〜
1μm厚のメッキ層を形成する。その後、電気銅メッキ
によりその上に10〜20μm厚のメッキ層9を形成す
る。これにより、下段ビア10内のメッキ層6、絶縁層
7(上段ビア15の側壁)および外層パターン8の上面
に至るまでメッキ層9が形成され、図11に示す状態に
なる。
【0021】このメッキ層9により、銅箔8とメッキ層
6との電気的接続が確保される。ここで、メッキ層6は
内々層パターン3と内層パターン5とを電気的に接続し
ている。従って、メッキ層6および9により、内々層パ
ターン3と内層パターン5と銅箔(外層パターン)8と
が電気的に接続されることになる。そして最後に、メッ
キされた銅箔8に対してパターン加工を施す。これによ
り、外層パターン8が形成されて、図1に示す積層配線
板が得られる。
【0022】以上、詳細に説明したように第1の実施の
形態に係る積層配線板によれば、スタックビア1におけ
る下段ビア10がテーパ形状であるため、下段ビア10
内に樹脂が残存しない。このため、下段ビア10内にメ
ッキ液の残渣も残らない。従って、メッキ層6および9
が腐食することがない。また、下段ビア10には2重メ
ッキ層(メッキ層6と9)が形成されている。これらの
ことより、メッキ層6および9の密着性がよく剥がれ難
い。従って、導体層間における電気的接続に関する信頼
性が高い。
【0023】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態に係る積層配線板について説明する。本実施の形態
の積層配線板は、図12に示すように、第1の実施の形
態の積層配線板と基本的な構造を同じくするが、スタッ
クビアが形成されている箇所において、内層(第2導体
層)にラージウィンドウが設けられていない点が異な
る。つまり、下段ビア10の開口部近傍には樹脂絶縁層
24に接着された銅箔は存在せず、メッキ層6のみが存
在している。なお、第1の実施の形態で説明したものと
同じものには同符号を付することとする。
【0024】このような積層配線板を形成するには、ま
ず、第1の実施の形態と同様に、基板2上に内々層パタ
ーン3を形成する(図2参照)。そして、これにエポキ
シ樹脂等の半硬化した樹脂フィルム24を積層する。次
いで、樹脂フィルム24を硬化させ、図13に示す状態
を得る。これにより、内々層パターン3が樹脂絶縁層2
4に覆われる。
【0025】続いて、下段ビア10となるテーパ形状の
穴10aを樹脂絶縁層24に形成する。そうすると、図
14に示すように、穴10aの底から内々層パターン3
が露出する。そして、樹脂絶縁層24を粗化した後に、
無電解銅メッキおよび電気銅メッキによりメッキ層6を
形成する。すると図15に示すように、下段ビア10の
底面から側壁、樹脂絶縁層24の上面に至るまでメッキ
層6が形成される。次いで、メッキ層6に対してパター
ン加工を施す。これにより、図16に示すように、内層
パターンが形成される。
【0026】次に、樹脂付き銅箔(松下製:商品名R−
0880)を積層してプレスし、銅箔8にコンフォーマ
ルマスクを形成した後、絶縁層7に上段ビア15となる
穴15aをレーザにより加工する。すると、図17に示
す状態になる。すなわち、絶縁層7に穴15aが形成さ
れるとともに、下段ビア10内に充填されていた樹脂が
すべて除去されている。これは、下段ビア10がテーパ
形状であるので、穴15aを形成する際に下段ビア10
の内面全域にレーザがあたるからである。
【0027】そして、絶縁層7(穴15aの側壁)を粗
化した後に、無電解銅メッキおよび電気銅メッキにより
メッキ層9を形成する。このメッキ層9により、銅箔8
とメッキ層(内層パターン)6との電気的接続が確保さ
れる。ここで、メッキ層6は内々層パターン3と電気的
に接続しているから、メッキ層9により、内々層パター
ン3とメッキ層(内層パターン)6と銅箔(外層パター
ン)8とが電気的に接続されることになる。そして最後
に、メッキされた銅箔8に対してパターン加工を施す。
これにより、外層パターン8が形成されて、図12に示
す積層配線板が得られる。
【0028】この積層配線板では、内々層パターン3と
外層パターン8とメッキ層(内層パターン)6とが、メ
ッキ層9を介して電気的に接続されている。また、従っ
て、メッキ層6の絶縁層4に対する密着性がよくメッキ
が剥がれ難い。
【0029】以上、詳細に説明したように第2の実施の
形態に係る積層配線板によれば、スタックビアにおける
下段ビア10がテーパ形状であるため、下段ビア10内
に樹脂が残存しない。このため、下段ビア10内にメッ
キ液の残渣も残らない。従って、メッキ層6および9が
腐食することがない。また、下段ビア10においては、
メッキ層6および9が形成されている。これらのことよ
り、メッキ層6および9の密着性がよく剥がれ難い。従
って、導体層間における電気的接続に関する信頼性が高
い。
【0030】なお、上記した実施の形態は単なる例示に
すぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがっ
て本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改良、変形が可能である。例えば、上記実施の形態で
は、下段ビア10となる穴10aをレーザにより形成し
たが、フォトリソグラフィにより形成するようにしても
よい。また、上記実施の形態では、外層パターンを内々
層パターンと内層パターン(下段ビアの開口部周囲以外
の配線パターン)とに接続しているが(1−2−3層接
続)、外層パターンを内々層パターンにのみ接続するこ
ともできる(1−3層接続)。
【0031】
【発明の効果】以上、説明した通り本発明によれば、ス
タックビアにおける下段ビア内に樹脂が残らないように
して電気的接続に関する信頼性を高めた積層配線板が提
供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る積層配線板を示す図で
ある。
【図2】基板上に内々層となる配線パターンを形成した
状態を示す図である。
【図3】図2に示すものに樹脂付き銅箔を積層した状態
を示す図である。
【図4】ラージウィンドウを形成した状態を示す図であ
る。
【図5】下段ビアの形状を絶縁層に形成した状態を示す
図である。
【図6】図5に示すものにメッキを施した状態を示す図
である。
【図7】内層となる配線パターンを形成した状態を示す
図である。
【図8】図7に示すものに樹脂付き銅箔を積層した状態
を示す図である。
【図9】コンフォーマルマスクを形成した状態を示す図
である。
【図10】上段ビアの形状を絶縁層に形成した状態を示
す図である。
【図11】図10に示すものにメッキを施した状態を示
す図である。
【図12】第2の実施の形態に係る積層配線板を示す図
である。
【図13】図12に示すものに樹脂絶縁層を積層した状
態を示す図である。
【図14】下段ビアの形状を絶縁層に形成した状態を示
す図である。
【図15】下段ビアにメッキを施した状態を示す図であ
る。
【図16】図15に示すものにパターン加工を施した状
態を示す図である。
【図17】図16に示すものに樹脂付き銅箔を積層した
後に、上段ビアの形状を絶縁層に形成した状態を示す図
である。
【図18】従来のスタックビアを有する積層配線板を示
す図である。
【符号の説明】
1 スタックビア 2 基板 3 内々層パターン(第1導体層) 4,7 絶縁層 5 内層パターン(第2導体層) 6,9 メッキ層 8 外層パターン(第3導体層) 10 下段ビア 15 上段ビア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導体層と、その上の第2導体層と、
    その上の第3導体層とが順次絶縁層を介して積層された
    積層配線板において、 少なくとも前記第1導体層と前記第3導体層との導通を
    取るスタックビアを備え、 前記スタックビアは、 前記第1導体層と前記第2導体層との間の絶縁層に形成
    されるとともに、ビア径が下方に向かって小さくなるテ
    ーパ形状の下段ビアと、 前記下段ビアの直上にレーザにより前記第2導体層と前
    記第3導体層との間の絶縁層に形成された上段ビアと、
    を有することを特徴とする積層配線板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する積層配線板におい
    て、 前記下段ビアは、底面と側面と開口部周囲とに2重メッ
    キ層を有することを特徴とする積層配線板。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載する積層
    配線板において、 前記第2導体層は、前記下段ビアが形成される箇所にラ
    ージウィンドウを有することを特徴とする積層配線板。
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