JP2001143600A - 電界放出型冷陰極及びその製造方法 - Google Patents
電界放出型冷陰極及びその製造方法Info
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Abstract
配向状態で、高集積化できると共に、電界放出電子源が
カソード電極上に選択的に配設可能となり、かつ任意の
材質の支持基板の使用を可能にした電界放出型冷陰極及
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 微細な細孔9を有するゲート絶縁層1
と、前記ゲート絶縁層1中に埋め込まれた電界放出電子
源2と、前記ゲート絶縁層1上に配設されたゲート電極
6と、前記電界放出電子源2と電気的に接続したカソー
ド電極10とを具備する電界放出型冷陰極であって、前
記電界放出電子源9が前記カソード電極10上の細孔9
に対してのみ選択的に形成されている。
Description
光表示管、液晶デバイス用のバックライト、フィールド
エミッションディスプレイ等に用いられる電界放出型冷
陰極及びその製造方法に関する。
界放出電子を放出する電界放出型冷陰極の研究、開発が
盛んに行われ、フラットパネルディスプレイ、すなわち
フィールドエミッションディスプレイ(FED)への応
用が期待されている。
て、ピラミッド形状の金属材料からなる構造のものが知
られている(米国特許第365241号公報参照)が、
このような電界放出電子源は、1μm程度の微細加工が
必要であること、各々の電界放出電子源の形状が均一に
制御できないことが課題となっていた。また、一方で
は、更に微細な電界放出電子源が切望されていた。この
ような課題を解決する技術として、特許第280697
8号、あるいは特開平7−220619号公報に記載の
電界放出型冷陰極が開示されている。
は、陽極処理されたアルミナの層であってそれの主表面
に対して実質的に直交関係にある複数の細長い孔を有す
る陽極処理アルミナ層を設け、前記孔を電子放出材料で
完全に充填し、次に前記層の少なくとも一部分を除去し
てその層の画定された表面を形成し、かつこの画定され
た表面からそれに対して角度をもって延長した複数の電
子放出スパイクを形成して、複数の電子放出構造を作成
し、この構造がそれぞれ互に傾斜した複数の電子放出ス
パイクを具備しているようにした冷陰極電界放出装置が
開示されている。
は、図8に示すように、アルミニウム基板100にシリ
コン酸化膜101とモリブデン102の層を形成し(8
a)、開口部104を複数個開口し(図8b)、開口部
104に陽極酸化膜105を形成し(8c)、次に、バ
リア層106を除去し(8d)、陽極酸化膜105に形
成される微小孔107にニッケル108を埋め込み(8
e)、フォトレジスト103を除去し(8f)、埋め込
んだニッケル108を冷陰極とし、モリブデン102を
ゲート電極とする構造が開示されている。
極酸化皮膜に形成された細孔中に電界放出電子源を形成
するものであり、従来の微細加工技術を用いることな
く、数十nm程度の微小な電界放出電子源の形成を可能
にしている。
うな従来の冷陰極にあっては、基板がアルミニウムに限
定されるという問題があった。また、基板全体にわたっ
て電界放出領域(画素)が形成されるため、XYアドレ
スを可能にする電極の配設が難しく高集積化が困難であ
るという問題があった。
たものであって、電界放出電子源を電界放出領域に高配
向状態で、高集積化できると共に、電界放出電子源がカ
ソード電極上に選択的に配設可能となり、かつ任意の材
質の支持基板の使用を可能にする電界放出型冷陰極及び
その製造方法を提供することを目的とする。
極は、微細な細孔を有するゲート絶縁層と、前記ゲート
絶縁層中に埋め込まれた電界放出電子源と、前記ゲート
絶縁層上に配設されたゲート電極と、前記電界放出電子
源と電気的に接続したカソード電極とを有する冷陰極構
造体が支持基板に支持されている電界放出型冷陰極であ
って、前記電界放出電子源が前記カソード電極上の細孔
に対してのみ選択的に形成されていることを特徴とす
る。
極が互いに直交していることで、ゲート電極及び前記カ
ソード電極が任意に形成可能となり、互いに直交する位
置に具備することができる。また、前記電界放出電子源
が集積した電子放出領域以外の領域の前記ゲート絶縁層
と前記ゲート電極との間に短絡防止層が配設されている
ことで、ゲート電極とカソード電極の間の短絡を防止で
きる。
陽極酸化皮膜であることで、アルミニウムの陽極酸化皮
膜からなる鋳型をゲート絶縁層とした用いることで、3
0nm以下の先端径を有する電界放出電子源が電子放出
領域(画素)に高集積化できる。
ニッケル、すず、タングステン、銀、テルル、セレン、
マンガン、亜鉛、カドミウム、鉛、クロム、鉄のいずれ
かを含有することを特徴とする。これらの材料のうち2
つ以上のものの混合物又はそれらの合金でもよい。
法は、金属基板を陽極酸化して細孔を有する酸化皮膜を
形成する工程と、前記陽極酸化した金属基板から未酸化
の金属を除去して酸化皮膜を分離する工程と、前記酸化
皮膜の一方の表面にカソード電極を形成する工程と、前
記カソード電極を形成した表面に絶縁材料を堆積する工
程と、前記絶縁材料を平坦化する工程と、前記細孔中に
電子放出材料を埋め込んで電界放出電子源を形成する工
程と、前記カソード電極を形成した酸化皮膜表面と反対
側の表面にゲート電極を形成する工程と、前記カソード
電極側の表面を絶縁性の支持基板に貼り合わせる工程
と、を含むことを特徴とする。
法は、絶縁性の支持基板上にカソード電極を形成する工
程と、前記カソード電極上に絶縁材料を堆積する工程
と、前記絶縁材料を除去して前記カソード電極の表面を
露出する工程と、前記カソード電極の表面を陽極酸化し
て細孔を有する酸化皮膜を形成する工程と、前記細孔中
に電子放出材料を埋め込んで電界放出電子源を形成する
工程と、前記カソード電極を形成した酸化皮膜表面と反
対側の表面にゲート電極を形成する工程と、を含むこと
を特徴とする。
んで電界放出電子源を形成する工程では、前記細孔中に
埋め込まれた電子放出材料にキャップを形成する工程
と、該キャップをリフトオフする工程とを含むことで、
自己整合的にゲート電極の形成が可能となる。
んで電界放出電子源を形成する工程では、前記カソード
電極を形成した酸化皮膜表面と反対側の表面に絶縁材料
を堆積する工程と、前記絶縁材料の電子放出領域を窓開
けする工程と、前記細孔中に電子放出材料を埋め込む工
程とを含むことで、カソード電極下層に短絡防止層の形
成が可能となる。また、前記細孔中に電子放出材料を埋
め込む工程が電気化学的堆積方法であることで、電気化
学的堆積法で電界放出電子源を形成が可能となる。
発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1
は、本発明の第1の実施の形態の電界放出型冷陰極の平
面図、図2及び図3は、図1のII−II及びIII−III矢視
線断面図である。
ミッションディスプレイに利用可能なものであり、ゲー
ト電極とカソード電極を用いて、電子放出領域(画素)
をXYアドレスする。
は、絶縁性の電子放出基体(以下、ゲート絶縁層とい
う)1と、ゲート電極6と、カソード電極10とを備え
る。ゲート絶縁層1には、多数の細孔9が形成されてい
る。この細孔9には、電子放出材料2(電界放出電子
源)が完全に充填された細孔901と、電子放出材料2
の充填が不十分である細孔902と、全く充填されてい
ない細孔903との3種類が存在する。電子放出材料2
が不十分に充填された細孔902が形成される確率は著
しく小さいものの、カソード電極5とゲート電極6が電
気的に接続し、短絡を引き起こす可能性があるため、こ
のような短絡を防止する構造として、第1実施の形態で
は、短絡防止層7を設けている。すなわち、図2及び図
3に示すように、短絡防止層7は、電子放出領域(画
素)8以外の領域のゲート絶縁層1とゲート電極6の間
に配設されている。
等の支持基板15に貼り合わせられて第1実施の形態の
電界放出型冷陰極Aが構成されている。一例として、対
角1インチのゲート絶縁層1にカソード電極10とゲー
ト電極6を配設し、100×100のマトリクスを形成
した。カソード電極10とゲート電極6が直交する電子
放出領域8は100μm×100μm程度の大きさであ
り、電界放出材料2が約800万個存在する。また、こ
のような構成の冷陰極と対向するように蛍光体を被着し
たアノード電極(図示せず)を配設し、ゲート電極6に
数10V、アノード電極に数KVを印加し、カソード電
極10を接地すると、エミッション、蛍光体の発光が行
われる。
バイス用のバックライトについては、カソード電極、ゲ
ート電極を任意の形状に分割することで、前記のフィー
ルドエミッションディスプレイと同様に形成可能であ
る。すなわち、冷陰極ランプはカソード電極及びゲート
電極の分割を必要とせず、蛍光表示管はセグメントに分
割し、液晶デバイス用のバックライトは、カソード電極
及びゲート電極をラインに分割することにより形成され
る。
極の製造方法を図4及び図5の工程断面図に基づいて説
明する。まず、陽極酸化可能な金属基板を陽極酸化し、
片側の表面にカソード電極10を形成する。陽極酸化可
能な金属基板としては、アルミニウムが好適に使用され
る。アルミニウムを陽極酸化すると、直径数10nm〜
数百nm程度の細孔が点在する陽極酸化皮膜と、陽極酸
化皮膜下層に存在するバリア層と、未酸化のアルミニウ
ム層とが形成される。逆電圧を電極に印加すると、未酸
化のアルミニウムとバリア層は陽極酸化皮膜から剥離す
ることができる。このようにして得られた陽極酸化皮膜
が、図4(a)に示すように絶縁性の電子放出基体(ゲ
ート絶縁層)1となる。この陽極酸化皮膜、すなわちゲ
ート絶縁層1には、一例として直径が30nm程度の細
孔9が密度600〜1000個/μm2 で形成されてい
る。
面上にカソード電極10を形成し、更に絶縁材料11を
堆積し、カソード電極10の表面が露出するまで絶縁材
料11を研磨する。
10と対向電極を用い、電解メッキ法で細孔9に電子放
出材料2を埋め込み電界放出電子源を構成する。電子放
出材料2としては、コバルト、ニッケル、すず、タング
ステン、銀、テルル、セレン、マンガン、亜鉛、カドミ
ウム、鉛、クロム、鉄のいずれかから選択可能である。
また、微細な細孔9への電子放出材料2の埋め込みは電
解メッキ法が好ましく、数10nm程度の細孔9に対し
て十分な充填が可能である。このように、カソード電極
10を電解メッキの際の電極として用いることで、電子
放出材料2、すなわち電界放出電子源の選択形成が可能
となる。実験結果によると、図4(b)に示すように、
細孔9のうち、カソード電極10上に位置する細孔90
1には電子放出材料2が完全に充填されて電界放出電子
源を構成し、カソード電極10のエッジ部分に位置する
細孔902では不完全に充填された電子放出材料202
があり、更に絶縁材料11上に位置する細孔903では
電子放出材料が全く充填されない孔のみの構成になっ
た。
た電子放出材料(電界放出電子源)2上にキャップ12
を電解メッキ法により形成する。細孔9の直径が大き
く、ゲート電極6の形成が回転斜め蒸着で可能である場
合、これ以降の製造方法は不要となり、直ちにゲート電
極6の形成が可能である。本実施の形態においては、細
孔9の直径が30nm程度としているため、キャップ1
2を形成した後、ゲート電極6を形成する。キャップ1
2は完全に充填した電子放出材料2の細孔901部分に
のみ形成される。電子放出材料2が不完全に充填されて
いる細孔902及び電子放出材料2が存在しない細孔9
03の部分は導電性が悪く、電解メッキができないた
め、キャップ12は形成されない。
を電子放出領域(画素)13以外の領域のゲート電極6
とカソード電極10間に形成する。この短絡防止層7
は、不完全に充填された電子放出材料2bに対する短絡
防止が主な役割であり、ゲート電極6とカソード電極1
0間の短絡が問題ない場合には省略してもよい。図5
(d)のように、短絡防止層7を堆積し、フォトレジス
トで電子放出領域13を窓開けし、短絡防止層7をエッ
チング除去する。エッチング除去した後、フオトレジス
トは除去する。
料601を堆積する。ゲート電極材料601を堆積する
と、キャップ12上に堆積したゲート電極材料601が
マスクとなり、ゲート電極材料601がキャップ12の
周辺で不連続となる。
2をリフトオフし、ゲート電極材料601からゲート電
極6を形成する。すなわち、ゲート電極材料601、電
子放出基体(ゲート絶縁層)1と選択比が高いエッチャ
ントを用い、キャップ12を除去すると、ゲート電極6
が形成される。このようにして製造した冷陰極構造体2
0をガラス基板等の支持基板15に貼り合わせると、図
5(f)のような電界放出型冷陰極Aが製造される。支
持基板15との貼り合わせは静電接着法が好ましく、電
圧を印加し、数百℃の加熱を行うことにより、冷陰極構
造体20と支持基板15を確実に静電接着できる。
図6及び図7を用いて説明する。本実施の形態では、第
1の実施の形態とは異なる製造方法により、電界放出型
冷陰極を製造する。
縁性の支持基板15上に任意の形状のカソード電極10
を形成する。カソード電極材料としては、後述の陽極酸
化を考慮に入れ、アルミニウムとする。カソード電極1
0の形状は、上述のように、電界放出型冷陰極Aを冷陰
極ランプ、蛍光表示管、液晶用のバックライト、フィー
ルドェミッションディスプレイのいずれに用いるかで設
計されるべきものである。絶縁材料11を堆積した後、
絶縁材料11を研磨するとカソード電極10の表面が露
出する。
10を陽極酸化する。本実施の形態においては、アルミ
ニウムを陽極酸化し、陽極酸化皮膜18中に約30nm
程度の細孔9を形成する。更に、陽極酸化後、カソード
電極(すなわち未酸化のアルミニウム)16と対向電極
を同電位にし、陽極酸化皮膜18と未酸化のアルミニウ
ムであるカソード電極10の界面に存在するバリア層を
除去する。このようにすると、図6(b)示すように、
陽極酸化皮膜18中の細孔9がカソード電極16にまで
到達する。
放出材料2を埋め込み電界放出電子源を構成し、電子放
出領域8以外の領域に短絡防止層7を形成する。細孔9
への電子放出材料2の埋め込みは、電解メッキ法が好ま
しく、電子放出材料2としては、第1の実施の形態と同
様、コバルト、ニッケル、すず、タングステン、銀、テ
ルル、セレン、マンガン、亜鉛、カドミウム、鉛、クロ
ム、鉄のいずれかを使用する。引き続き、短絡防止層7
としての絶縁材料を堆積し、フォトリソグラフィでパタ
ーニングして電子放出領域8を形成し、絶縁材料をエッ
チング除去すると、図6(c)のように、電子放出領域
8が開口する。なお、第1実施の形態で説明したよう
に、短絡防止層7が不要な場合は省略してもよい。
2の上部にキャップ12を形成する。キャップ12の形
成は、図7(c)での電子放出材料2の埋め込みと同様
に電解メッキ法で形成される。次に、図7(e)におい
て、ゲート電極材料601を堆積する。ゲート電極材料
601を堆積すると、図7(e)に示すように、キャッ
プ12の上層にゲート電極材料601が堆積し、これが
マスクとなり、電子放出材料2の周辺でゲート電極材料
601の堆積が不連続となる。
2をリフトオフする。図7(f)のように、支持基板1
5上に陽極酸化皮膜からなるゲート絶縁層18と電子放
出材料2と、ゲート電極6と、カソード電極10とが形
成された電界放出型冷陰極Aが得られる。
出型冷陰極によれば、電界放出電子源が前記カソード電
極上の細孔に対してのみ選択的に形成したので、電界放
出電子源を電界放出領域(画素)に高配向状態で、高集
積化できると共に、支持基板の材質を任意に選択するこ
とができる。また、本発明の電界放出型冷陰極の製造方
法では、支持基板とは独立して冷陰極の形成が可能とな
り、支持基板の材質を任意に選択することができる。
法では、支持基板上に、直接、冷陰極の形成が可能とな
り、製造工程を簡略化することができる。したがって、
微細加工技術を用いることなく、高集積化した微小な電
界放出型冷陰極を製造することができ、XYアドレス可
能で、大型化パネルに適用して好適である。
の平面図である。
実施の形態の工程断面図(その1)である。
る。
実施の形態の工程断面図(その1)である。
る。
図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 微細な細孔を有するゲート絶縁層と、前
記ゲート絶縁層中に埋め込まれた電界放出電子源と、前
記ゲート絶縁層上に配設されたゲート電極と、前記電界
放出電子源と電気的に接続したカソード電極とを有する
冷陰極構造体が支持基板に支持されている電界放出型冷
陰極であって、 前記電界放出電子源が前記カソード電極上の細孔に対し
てのみ選択的に形成されていることを特徴とする電界放
出型冷陰極。 - 【請求項2】 前記ゲート電極及び前記カソード電極が
互いに直交していることを特徴とする請求項1記載の電
界放出型冷陰極。 - 【請求項3】 前記電界放出電子源が集積した電子放出
領域以外の領域の前記ゲート絶縁層と前記ゲート電極の
間に短絡防止層が配設されていることを特徴とする請求
項1又は2いずれかに記載の電界放出型冷陰極。 - 【請求項4】 前記ゲート絶縁層がアルミニウムの陽極
酸化皮膜であることを特徴とする請求項1乃至3いずれ
かに記載の電界放出型冷陰極。 - 【請求項5】 前記電界放出電子源が、コバルト、ニッ
ケル、すず、タングステン、銀、テルル、セレン、マン
ガン、亜鉛、カドミウム、鉛、クロム、鉄のいずれかを
含有することを特徴とする請求項1又は3いずれかに記
載の電界放出型冷陰極。 - 【請求項6】 金属基板を陽極酸化して細孔を有する酸
化皮膜を形成する工程と、前記陽極酸化した金属基板か
ら未酸化の金属を除去して酸化皮膜を分離する工程と、
前記酸化皮膜の一方の表面にカソード電極を形成する工
程と、前記カソード電極を形成した表面に絶縁材料を堆
積する工程と、前記絶縁材料を平坦化する工程と、前記
細孔中に電子放出材料を埋め込んで電界放出電子源を形
成する工程と、前記カソード電極を形成した酸化皮膜表
面と反対側の表面にゲート電極を形成する工程と、前記
カソード電極側の表面を絶縁性の支持基板に貼り合わせ
る工程と、を含むことを特徴とする電界放出型冷陰極の
製造方法。 - 【請求項7】 絶縁性の支持基板上にカソード電極を形
成する工程と、前記カソード電極上に絶縁材料を堆積す
る工程と、前記絶縁材料を除去して前記カソード電極の
表面を露出する工程と、前記カソード電極の表面を陽極
酸化して細孔を有する酸化皮膜を形成する工程と、前記
細孔中に電子放出材料を埋め込んで電界放出電子源を形
成する工程と、前記カソード電極を形成した酸化皮膜表
面と反対側の表面にゲート電極を形成する工程と、を含
むことを特徴とする電界放出型冷陰極の製造方法。 - 【請求項8】 前記細孔中に電子放出材料を埋め込んで
電界放出電子源を形成する工程では、 前記細孔中に埋め込まれた電子放出材料にキャップを形
成する工程と、該キャップをリフトオフする工程とを含
むことを特徴とする請求項6又は7いずれかに記載の電
界放出型冷陰極の製造方法。 - 【請求項9】 前記細孔中に電子放出材料を埋め込んで
電界放出電子源を形成する工程では、 前記カソード電極を形成した酸化皮膜表面と反対側の表
面に絶縁材料を堆積する工程と、前記絶縁材料の電子放
出領域を窓開けする工程と、前記細孔中に電子放出材料
を埋め込む工程とを含むことを特徴とする請求項6又は
7いずれかに記載の電界放出型冷陰極の製造方法。 - 【請求項10】 前記細孔中に電子放出材料を埋め込ん
で電界放出電子源を形成する工程が、電気化学的堆積方
法であることを特徴とする請求項6又は7いずれかに記
載の電界放出型冷陰極の製造方法。
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