JP2001142564A - 情報機器 - Google Patents

情報機器

Info

Publication number
JP2001142564A
JP2001142564A JP32161399A JP32161399A JP2001142564A JP 2001142564 A JP2001142564 A JP 2001142564A JP 32161399 A JP32161399 A JP 32161399A JP 32161399 A JP32161399 A JP 32161399A JP 2001142564 A JP2001142564 A JP 2001142564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display unit
angle
unit
hinge block
hinge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32161399A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Mikake
則之 見掛
Takushi Inoue
琢士 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP32161399A priority Critical patent/JP2001142564A/ja
Publication of JP2001142564A publication Critical patent/JP2001142564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク利用時およびモバイル時の両方にお
いて、内蔵したカメラの使い勝手を極めて良好なものと
する。 【解決手段】 本体ユニット10と、蓋体を構成する表
示ユニット40と、ヒンジブロック20とからなり、本
体ユニット10とヒンジブロック20とが第1のヒンジ
機構部(12、211b等)によって回転可能に連結さ
れ、表示ユニット40とヒンジブロック20とが第2の
ヒンジ機構部(42、211a等)によって回転可能に
連結されることにより、表示ユニット40が本体ユニッ
ト10の上面を覆う状態から本体ユニットの下面に添設
される状態まで回転可能に設けられた2軸ヒンジ構造に
形成され、かつ、ヒンジブロック20にカメラユニット
30が内蔵されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体ユニットと、
表示ユニットと、ヒンジブロックとからなり、本体ユニ
ットとヒンジブロックとが第1のヒンジ機構部によって
回転可能に連結され、表示ユニットとヒンジブロックと
が第2のヒンジ機構部によって回転可能に連結されるこ
とにより、表示ユニットが本体ユニットの上面を覆う状
態から本体ユニットの下面に添設される状態まで回転可
能に設けられた2軸ヒンジ構造の情報機器に係り、例え
ば、モバイル利用を商品コンセプトとしたノートパソコ
ンに代表される情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンに代表される情報機器に
おいて、CCDカメラを内蔵するタイプの機種が増加し
ている。これには、カメラデバイスの小型化技術の進歩
や、カメラデバイス部品の低価格化などに起因している
が、このカメラデバイスの実装(内蔵)方法において、
いくつかの課題(テーマ)があった。
【0003】その1つとして挙げられるテーマは、情報
機器の利用場所である。ノートパソコンに代表されるよ
うに、事務所や家庭などのデスク上での利用、および電
車の中や移動中などのモバイルでの利用といった、両方
の利用状況を考慮した情報機器では、一般に、キーボー
ドを具備(内蔵)している。これは、デスク上での利
用、特に、ワープロソフトや表計算ソフトなど、大量の
データを入力するような状況を考慮すると、ペン等の入
力デバイスだけでは不便さを感じるからである。
【0004】そのため、このキーボードを具備すること
により、デスクおよびモバイルでの両利用状況を考慮し
た情報機器のおおよその形態は限定されることになる。
つまり、入力可能な表示部を有する表示ユニットと、キ
ーボードを含む本体ユニットとをヒンジ機構部で開閉可
能に連結し、表示ユニットを本体ユニットのカバーとし
ての役目を果たすように構成した形態、すなわち、一般
にノート型と呼ばれる形態をとる。
【0005】一方、CCDカメラの利用状況を考える
と、TV電話やTV会議といったデスク利用のアプリケ
ーションも考えられるが、どちらかといえば、ショー会
場の展示内容を記録する場合や、決定的な瞬間を撮影記
録する場合など、モバイル時でのアプリケーションの方
が利点が多い。すなわち、すぐに取り出せ、すぐに撮影
できる商品形態が望まれる。
【0006】このような利用状況を考慮して、従来よ
り、表示ユニットを本体ユニットの背面側に折り返すこ
とができ、その折り返し時には、ペン入力が可能となる
構成の情報機器が提案されている(例えば、特開平1−
193897号公報参照)。
【0007】この公報に開示された液晶ディスプレイ付
小型ターミナルは、ディスプレイ部を上下反転させる
と、自動的に画像も反転する機能を持つことを特徴とす
るものである。
【0008】また、CCDカメラを内蔵する従来の情報
機器において、カメラユニットを本体より取り外し可能
な構造とすることにより、モバイル利用時の内蔵カメラ
の利用を容易とした情報機器がすでに商品化されてい
る。また、カメラを内蔵する位置として、表示ユニット
の上部に設けたものや、表示ユニットと本体ユニットと
を結合するヒンジ部(蓋を閉めるための回転軸上)に設
けたものなども、すでに商品化されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カメラ
ユニットを本体より取り外す構造のものは別として、カ
メラを表示ユニットやヒンジ部に組み込ん一体型のもの
では、TV電話やTV会議といったデスク利用時には便
利であるが、ショー会場の展示内容を記録する場合や、
決定的な瞬間を撮影記録する場合など、モバイル時にカ
メラ撮影を行おうとすると、表示ユニットと本体ユニッ
トとを開いた状態で使用しなければならず、極めて使い
勝手の悪いものとなっているといった問題があった。
【0010】本発明はかかる問題点を解決すべく創案さ
れたもので、その目的は、デスク利用時およびモバイル
時の両方において、内蔵したカメラの使い勝手を極めて
良好なものとすることのできる構造の情報機器を提供す
ることにある。
【0011】本発明は、このような目的を達成するため
に、以下の2点を実現する機構構造を提案する。すなわ
ち、表示ユニットの開閉に伴い、カメラの向きを、使用
者を撮影可能な向きに自動的に調整可能とする機構構造
(第1の機構構造)、および表示ユニットを本体ユニッ
トに対して完全折り返し可能とする構造をとるととも
に、折り返し時のカメラの向きを自動的に(機構的に)
制御して、少なくとも情報機器の外側へ向けることを可
能とする機構構造(第2の機構構造)、の2点である。
第1の機構構造は、デスク上での利用性の向上を目的と
しており、第2の機構構造は、モバイル時の利用性の向
上を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の情報機器は、本体ユニットと、蓋体を構成
する表示ユニットと、ヒンジブロックとからなり、本体
ユニットとヒンジブロックとが第1のヒンジ機構部によ
って回転可能に連結され、表示ユニットとヒンジブロッ
クとが第2のヒンジ機構部によって回転可能に連結され
ることにより、表示ユニットが本体ユニットの上面を覆
う状態から本体ユニットの下面に添設される状態まで回
転可能に設けられた2軸ヒンジ構造に形成され、かつ、
前記ヒンジブロックにカメラが内蔵されていることを特
徴とする。
【0013】このような特徴を有する本発明の情報機器
によれば、表示ユニットの折り返し状態を実現するため
に2軸ヒンジ構造をとり、そのヒンジブロックにカメラ
を内蔵した構造となっている。これにより、表示ユニッ
トを本体ユニットの下面(背面)側に完全に折り返すこ
とが可能となり、またこの折り返した状態で、カメラの
使用が可能となる。
【0014】また、本発明の情報機器は、表示ユニット
を本体ユニットの下面に添設される状態まで回転させた
とき、ヒンジブロックに内蔵されているカメラの向きが
外部に露出した状態となるように設けられていることを
特徴とする。
【0015】このような特徴を有する本発明の情報機器
によれば、表示ユニットを本体ユニットの下面(背面)
側に完全に折り返したとき、カメラの向きが外部に露出
した状態となるので、撮影対象に対してカメラを真正面
に向けることが可能となる。
【0016】また、本発明の情報機器は、本体ユニット
に対し、ヒンジブロックと表示ユニットとを一体的に回
転させるとともに、ヒンジブロックと表示ユニットとを
個別に回転させる回転機構部を有することを特徴とす
る。
【0017】すなわち、本体ユニットに対して、表示ユ
ニットを開く意味のある角度(利用状況に対応した角
度)としては、表示ユニットを閉じた状態である0度、
通常使用状態である約135度、完全折り返し状態であ
る360度の3点である。これに対し、本体ユニットに
対してカメラを開く意味のある角度(利用状況に応じた
角度)は、カメラの撮影方向の中心線と本体ユニットと
の角度でいうと、表示ユニットを閉じた初期状態である
0度、デスク利用時の使用者を撮影するための通常使用
状態である約45度、モバイル時の使用状態である約1
80度前後以降の角度の3点である。従って、本体ユニ
ットおよびカメラを内蔵したヒンジブロックを、このよ
うな個別の角度でマッチングするように、個別にまたは
一体的に回転させることにより、カメラの操作性を向上
させることができる。
【0018】また、本発明の情報機器は、本体ユニット
に対して表示ユニットを開く角度として、ヒンジブロッ
クに内蔵されたカメラの方向が操作者側に向く状態とな
る角度を第1の角度とし、この第1の角度を超えて前記
表示ユニットの表示画面が操作者の見やすい状態となる
角度を第2の角度とするとき、回転機構部は、表示ユニ
ットを前記本体ユニットの上面を覆う閉じた状態から第
1の角度まで回転させるときには、表示ユニットとヒン
ジブロックとを一体的に回転させ、第1の角度から第2
の角度まで回転させるときには、ヒンジブロックを回転
させることなくロックし、表示ユニットのみを回転させ
ることを特徴とする。
【0019】すなわち、本体ユニットに対して表示ユニ
ットを開く角度として、ヒンジブロックに内蔵されたカ
メラの方向が操作者側に向く状態となる第1の角度を4
5度とし、表示ユニットの表示画面が操作者の見やすい
通常使用状態となる第2の角度を135度とすると、回
転機構部は、表示ユニットを、本体ユニットの上面を覆
う閉じた状態(0度)から45度まで回転させるときに
は、表示ユニットとヒンジブロックとを一体的に回転さ
せ、この45度から135度まで回転させるときには、
ヒンジブロックの回転をロックして、カメラの通常使用
状態(使用者を撮影する角度である45度)を維持しつ
つ、表示ユニットのみを回転させて、表示ユニットを操
作者の見やすい通常使用状態である135度まで開く。
これにより、表示ユニットの開操作に連動したカメラ角
度の自動チルトが可能となる。
【0020】また、本発明の情報機器は、本体ユニット
に対して表示ユニットを開く角度として、表示ユニット
の表示画面が操作者の見やすい状態となる角度を第4の
角度とし、この第4の角度よりヒンジブロックに内蔵さ
れたカメラの方向が操作者側に向く状態となる角度を差
分した角度を第3の角度とするとき、回転機構部は、表
示ユニットを本体ユニットの上面を覆う閉じた状態から
第3の角度まで回転させるときには、ヒンジブロックを
回転させることなくロックして表示ユニットのみを回転
させ、第3の角度から第4の角度まで回転させるときに
は、表示ユニットとヒンジブロックとを一体的に回転さ
せることを特徴とする。
【0021】すなわち、本体ユニットに対して表示ユニ
ットを開く角度として、表示ユニットの表示画面が操作
者の見やすい状態となる第4の角度を135度とし、こ
の135度よりヒンジブロックに内蔵されたカメラの方
向が操作者側に向く状態となる角度(45度)を差分し
た角度である90度を第3の角度とすると、回転機構部
は、表示ユニットを本体ユニットの上面を覆う閉じた状
態(0度)から90度まで回転させるときには、ヒンジ
ブロックの回転をロックして角度0度の状態を維持し、
表示ユニットのみを90度まで回転させる。そして、こ
の90度から135度まで表示ユニットを回転させると
きには、ヒンジブロックもこれに一体となって回転させ
る。これにより、表示ユニットが使用者の見やすい13
5度まで開いたとき、ヒンジブロックのカメラの角度が
使用者を撮影しやすい45度に開くことになる。表示ユ
ニットの開操作に連動したカメラ角度の自動チルトが可
能となる。
【0022】また、本発明の情報機器は、上記構成にお
いて、回転機構部は、本体ユニット側のヒンジ形成面に
設けられたロックホールと、ヒンジブロック側のヒンジ
形成面に設けられたロックピンを有するロックノブとを
有し、ヒンジブロックが第1の角度となったとき、ロッ
クホールとロックピンとの位置が一致してロックホール
にロックピンが挿入されることにより、ヒンジブロック
の回転をロックすることを特徴とする。
【0023】このような特徴を有する本発明の情報機器
によれば、ヒンジブロックが、操作者を撮影しやすい第
1の角度である45度まで開いたとき、ロックホールと
ロックピンとの位置が一致してロックホールにロックピ
ンが挿入されるので、この後、表示ユニットを操作者の
見やすい135度まで開いても、ヒンジブロックはこの
45度の角度を保つことになる。
【0024】また、本発明の情報機器は、上記構成にお
いて、回転機構部は、本体ユニット側のヒンジ形成面に
設けられたロックホールと、ヒンジブロック側のヒンジ
形成面に設けられたロックピンを有するロックノブとを
有し、表示ユニットが本体ユニットの上面を覆う閉じた
状態のとき、ロックホールとロックピンとの位置が一致
してロックホールにロックピンが挿入されることによ
り、ヒンジブロックの回転をロックすることを特徴とす
る。
【0025】このような特徴を有する本発明の情報機器
によれば、表示ユニットが本体ユニットの上面を覆う閉
じた状態のとき、ロックホールとロックピンとの位置が
一致してロックホールにロックピンが挿入されるので、
表示ユニットを第3の角度である90度まで開いても、
ヒンジブロックは閉じた状態(0度)を維持することに
なる。つまり、表示ユニットを通常使用状態である13
5度まで開かない限り、ヒンジブロックに内蔵されたカ
メラも開かないので、表示ユニットを中途半端に開けた
状態(具体的には、90度以内に開いた状態)で、ヒン
ジブロック部分に物などがぶつかった場合でも、ヒンジ
ブロックに内蔵されているカメラ部分への直接的な衝撃
を回避できる構造となっている。
【0026】また、本発明の情報機器は、上記構成にお
いて、回転機構部は、表示ユニットを第1の角度から第
2の角度を超えて回転させることにより、その回転に伴
ってロックピンをロックホールから徐々に引き抜くロッ
ク解除手段を有することを特徴とする。
【0027】すなわち、表示ユニットを本体ユニットの
背面側まで完全に折り返すことを考慮すると、表示ユニ
ットとヒンジブロックとの連動(一体的に回転)と非連
動(ヒンジブロックのロックと表示ユニットの回転)
を、数回遷移させる必要がある。そのため、上記のロッ
ク機構だけでは、表示ユニットを本体ユニットの背面側
まで完全に折り返すことができない。従って、上記の特
徴を有する本発明の情報機器によれば、表示ユニットを
45度の角度から135度の角度を超えて回転させる
と、その回転に伴ってロックピンがロックホールから徐
々に引き抜かれて、ロックが解除されるので、その後、
表示ユニットを本体ユニットの背面まで完全に折り返す
と、これに伴ってヒンジブロックも回転180度まで回
転する。つまり、使用者が、表示ユニットと本体ユニッ
トの折り返し先端部を合わせて持つと(すなわち、ヒン
ジブロックを前方に向けて持つと)、カメラも前方を向
くことになるので、ショー会場の展示内容を記録する場
合や、決定的な瞬間を撮影記録する場合などに好適なカ
メラワークとなる。
【0028】また、本発明の情報機器は、上記構成にお
いて、回転機構部は、表示ユニットを本体ユニットの上
面を覆う閉じた状態から第3の角度まで回転させること
により、その回転に伴ってロックピンをロックホールか
ら徐々に引き抜くロック解除手段を有することを特徴と
する。
【0029】すなわち、この場合も表示ユニットを本体
ユニットの背面側まで完全に折り返すことを考慮する
と、表示ユニットとヒンジブロックとの連動(一体的に
回転)と非連動(ヒンジブロックのロックと表示ユニッ
トの回転)を、数回遷移させる必要がある。そのため、
上記のロック機構だけでは、表示ユニットを本体ユニッ
トの背面側まで完全に折り返すことができない。従っ
て、上記の特徴を有する本発明の情報機器によれば、表
示ユニットを本体ユニットの上面を覆う閉じた状態から
第3の角度である90度まで回転させると、その回転に
伴ってロックピンがロックホールから徐々に引き抜か
れ、ロックが完全に解除されるので、その後、表示ユニ
ットを使用者の見やすい第4の角度である135度まで
回転させると、これに伴ってヒンジブロックに内蔵され
たカメラが0度から使用者を撮影しやすい45度まで回
転する。つまり、表示ユニットが通常使用状態である1
35度まで開いたとき、ヒンジブロックに内蔵されたカ
メラも撮影位置である45度まで開くことになる。すな
わち、表示ユニットを中途半端に開けた状態(具体的に
は、90度以内に開いた状態)で、ヒンジブロック部分
に物などがぶつかった場合でも、ヒンジブロックに内蔵
されているカメラ部分への直接的な衝撃を回避できる構
造となっている。
【0030】また、その後、表示ユニットを本体ユニッ
トの背面まで完全に折り返すと、これに伴ってヒンジブ
ロックも180度まで回転する。つまり、使用者が、表
示ユニットと本体ユニットの折り返し先端部を合わせて
持つと(すなわち、ヒンジブロックを前方に向けて持つ
と)、カメラも前方を向くことになるので、ショー会場
の展示内容を記録する場合や、決定的な瞬間を撮影記録
する場合などに好適なカメラワークとなる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0032】図1は、本実施の形態の情報機器を分解し
て示す斜視図である。この情報機器は、大別すると、キ
ーボード10a等を有する本体ユニット10と、表示パ
ネル40aを有する表示ユニット40と、これらを回転
可能に連結するヒンジブロック20と、このヒンジブロ
ック20に内蔵されたカメラユニット30とで構成され
ている。
【0033】本実施の形態の情報機器の特徴は、表示ユ
ニット40の開閉に伴い、カメラユニット30の向き
を、使用者を撮影可能な向きに自動的に調整可能とする
機構構造、および表示ユニット40を本体ユニット10
に対して完全折り返し可能とする構造をとるとともに、
折り返し時のカメラユニット30の向きを自動的に(機
構的に)制御して、少なくとも情報機器の外側へ向ける
ことを可能とする機構構造、とする点である。
【0034】このような機構構造を実現するためには、
本体ユニット10に対するヒンジブロック30と表示ユ
ニット40との回転動作を、図2または図3に示すよう
に動作させる必要がある。図2および図3は、それぞれ
異なった回転動作となっているが、デスク使用時の表示
ユニット40とヒンジブロック30の角度、およびモバ
イル時のヒンジブロック40とヒンジブロック30の角
度にそれぞれ自動的に調整できる点では、両方とも全く
同様の機能を有している。
【0035】図2に示す回転動作において、(a)は、
表示ユニット40を、本体ユニット10の上面を覆うよ
うに閉じた状態(これを状態Aという)を示し、(b)
は、表示ユニット40を、本体ユニット10に対して約
45度まで回転させた(開いた)状態(これを状態Bと
いう)を示し、(c)は、表示ユニット40を本体ユニ
ット10に対して約135度まで回転させた(開いた)
状態(これを状態Cという)を示し、(d)は、表示ユ
ニット40を本体ユニット10に対して225度まで回
転させた(開いた)状態(これを状態Dという)を示
し、(e)は、表示ユニット40を本体ユニット10の
背面側まで完全に折り返した状態(これを状態Eとい
う)を示している。
【0036】すなわち、図2に示す回転動作では、表示
ユニット40が状態Aから状態Bまで回転するときは、
これに連動してヒンジブロック20も約45度まで回転
する((b)参照)。
【0037】次に、表示ユニット40が状態Bから状態
Cまで回転するときには、ヒンジブロック20の回転を
ロックして、カメラユニット30の通常使用状態(使用
者を撮影する角度である約45度)を維持しつつ、表示
ユニット40のみを回転して、表示ユニット40を操作
者の見やすい通常使用状態(約135度)とする
((c)参照)。
【0038】次に、表示ユニット40を状態Cから状態
Dまで回転させると、ヒンジブロック20は、回転ロッ
ク状態を引き続き維持して約45度の角度を保つととも
に、表示ユニット40を状態Dまで回転させたとき、ヒ
ンジブロック20の回転ロック状態を解除する((d)
参照)。
【0039】次に、表示ユニット40をこの状態Dから
状態Eまで回転させると、ヒンジブロック20のロック
状態が解除されているので、ヒンジブロック20の背面
が表示ユニット40の端面に押される形で、ヒンジブロ
ック20も一体的に回転し、ヒンジブロック20が最終
的に180度まで回転する((e)参照)。
【0040】一方、図3に示す回転動作において、
(a)は、表示ユニット40を、本体ユニット10の上
面を覆うように閉じた状態(これを状態Fという)を示
し、(b)は、表示ユニット40を、本体ユニット10
に対して90度まで回転させた(開いた)状態(これを
状態Gという)を示し、(c)は、表示ユニット40を
本体ユニット10に対して135度まで回転させた(開
いた)状態(これを状態Hという)を示し、(d)は、
表示ユニット40を本体ユニット10に対して270度
まで回転させた(開いた)状態(これを状態Iという)
を示し、(e)は、表示ユニット40を本体ユニット1
0の背面側まで完全に折り返した状態(これを状態Jと
いう)を示している。
【0041】すなわち、図3に示す回転動作では、表示
ユニット40が状態Fから状態Gまで回転するときは、
ヒンジブロック20はロック状態を維持して回転せず、
表示ユニット40のみが回転する((b)参照)。
【0042】次に、表示ユニット40が状態Gから状態
Hまで回転するときには、ヒンジブロック20の回転ロ
ック状態が解除され、ヒンジブロック20が表示ユニッ
ト40に連動して回転する。つまり、ヒンジブロック2
0に内蔵されたカメラの角度が使用者を撮影しやすい約
45度に開き、表示ユニット40が使用者のみやすい約
135に開く((c)参照)。
【0043】次に、表示ユニット40を状態Hから状態
Iまで回転させると、ヒンジブロック20が表示ユニッ
ト40に連動して回転する((図d)参照)。
【0044】次に、表示ユニット40を状態Iから状態
Jまで回転させると、ヒンジブロック20の背面が本体
ユニット10の端面に当接する形で回転がロックされ、
表示ユニット40のみが回転する((図e)参照)。
【0045】本発明の情報機器は、このような図2また
は図3に示す回転動作を実現するための機構構造となっ
ている。
【0046】図4は、図1に示すヒンジブロック20を
部品に分解して示す斜視図である。ヒンジブロック20
は、前後に2分割された前側(表面側)ヒンジカバー2
1aおよび後側(裏面側)ヒンジカバー21bと、これ
らヒンジカバー21a、21bの上部中央に形成された
凹欠部215に嵌め込まれた状態で支持されるカメラユ
ニット30と、ヒンジカバー21a、21b内に収納さ
れた状態で支持されるロックノブ23とからなる。
【0047】ヒンジカバー21a、21bは、一方のヒ
ンジカバー21aに他方のヒンジカバー21bが結合
(結合構造については図示を省略している)されること
によってカバー本体21を構成する。このカバー本体2
1の左右の端面(ヒンジ形成面)211、212には、
その上下2箇所に所定の距離を存して挿入穴211a、
211b、212a、212bがそれぞれ形成されてい
る。また、カバー本体21の一方の端面212には、こ
れら挿入穴212a、212bの間に、さらに別の貫通
穴212cが形成されている。つまり、左側の端面21
1には上下方向の2箇所に挿入穴211a、211bが
形成されており、右側の端面212には、上下方向の3
箇所に挿入穴212a、212bおよび貫通穴212c
が形成されている。
【0048】これらの穴のうち、左側の端面211の挿
入穴211aと右側の端面212の挿入穴212aと
が、表示ユニット40とのヒンジ機構部を構成する左右
一対の挿入穴を形成し、左側の端面211の挿入穴21
1bと右側の端面212の挿入穴212bとが、本体ユ
ニット10とのヒンジ機構部を構成する左右一対の挿入
穴を形成している。
【0049】また、ロックノブ23は、その左側端面2
31に係止ピン232が形成され、右側端面233にロ
ッピン234が形成されるとともに、ロックノブ23の
一側面235にロック解除用突起部236が形成されて
いる。このような形状のロックノブ23は、係止ピン2
32が、カバー本体21の内部を縦方向に仕切る仕切板
213に形成された貫通孔213aに挿通されており、
ロックピン234が、カバー本体21の右側の端面21
2に形成された貫通穴212cに挿通された状態で、カ
バー本体21内に支持されている。また、係止ピン23
2にはコイルバネ238が嵌挿されており、このコイル
バネ238の弾発力によって、ロックノブ23の右側端
面233が、カバー本体21の右側端面212に常に押
し当てられるように、すなわち、貫通穴212cに挿通
されたロックピン234がカバー本体21の右側端面2
12から外部に突出するように、付勢されている。つま
り、コイルバネ238の弾発力に対抗して(圧縮するよ
うにして)、ロックノブ23を仕切板213の方向に移
動させることで、ロックピン234をカバー本体21の
内部に引き込むことが可能な構造となっている。このロ
ックピン234は、ヒンジブロック20が表示ユニット
40の回転機構に連動しないためのロック機構を構成す
る一部品となる。このロックピン234の作用について
は後述する。
【0050】また、ロック解除用突起部236は、その
先端部がカバー本体21の右側端面212に形成された
挿入穴212aまで届くように設けられているが、この
ロック解除用突起部236は、表示ユニット40側のヒ
ンジ機構部と連携して動作するため、後のヒンジ機構部
の説明のところで詳述する。
【0051】なお、カバー本体21の上部中央に形成さ
れた凹欠部215に嵌め込まれた状態で支持されるカメ
ラユニット30は、カメラユニット30に設けられた係
止ピン301、302が、カバー本体21の凹欠部21
5に形成された係止孔215a、215bにそれぞれ挿
入する形で支持されており、手動操作によって回転可能
な構造となっている。ただし、本実施の形態では、この
ような手動操作による回転は考慮しない。
【0052】図5は、このような構造のヒンジブロック
20と連結される本体ユニット10のヒンジ機構部の構
造を示している。このヒンジ機構部は、本体ユニット1
0後方の左右両側に形成された突出部分101、102
(図1を併せて参照)の内側面(ヒンジ形成面)101
a、102aに設けられている。すなわち、右側の突出
部分102の内側面102aには、ヒンジブロック20
の右側の端面212に形成された挿入穴212bに挿入
される円筒形状の回転軸12と、ヒンジブロック20の
右側の端面212に形成された貫通穴212cから突出
しているロックノブ23のロックピン234が挿入され
るロックホール13とが設けられている。また、図示は
省略しているが、左側の突出部分101の内側面101
aには、ヒンジブロック20の左側の端面211に形成
された挿入穴211bに挿入される円筒形状の回転軸
(回転軸12と同形状)のみが設けられており、ロック
ホールは設けられていない。
【0053】なお、ロックホール13の形成位置は、回
転軸12の中心を通る垂線L1に対して約45度の傾斜
を有する直線L2上に形成されている。つまり、このロ
ックホール13の形成位置は、図2に示す回転動作に対
応した位置となっている。
【0054】図6は、上記構造のヒンジブロック20と
連結される表示ユニット40のヒンジ機構部の構造を示
している。このヒンジ機構部は、表示ユニット40後方
(図面では下部)の左右両側に形成された突出部分40
1、402(図1を併せて参照)の内側面(ヒンジ形成
面)401a、402aに設けられている。すなわち、
右側の突出部分402の内側面402aには、ヒンジブ
ロック20の右側の端面212に形成された挿入穴21
2aに挿入される円筒形状の回転軸42が設けられてい
る。また、図示は省略しているが、左側の突出部分40
1の内側面401aにも、ヒンジブロック20の左側の
端面211に形成された挿入穴211aに挿入される円
筒形状の回転軸が設けられている。
【0055】ここで、本実施の形態では、右側の突出部
分402の内側面402aに設けられた回転軸42の端
面形状に特徴を有している。
【0056】図7は、この回転軸42のみを拡大して示
しており、(a)は図6との対応関係を持って拡大した
斜視図、(b)は(a)示す状態から90度回転させて
垂直状態とした斜視図、(c)は回転軸42の周面を展
開した状態でその高さ関係のみを示した説明図である。
【0057】この回転軸42の端面45は、図中の符号
X(Y)から符号Pまでの端面45aの高さH1に比
べ、符号Qから符号X(Y)までの端面45cの高さH
2の方が高くなっており、符号Pと符号Qの間の端面4
5bが両端面45a、45cをつなぐ傾斜面になってい
る。この回転軸42の端面45の形状は、図2に示す回
転動作に対応した形状となっていることから、符号X
(Y)の矢印方向の基準線を角度0度(Yは360度)
とすると、符号Pの位置が約90度、符号Qの位置が約
180度となっている。ただし、符号Pの位置について
は、必ずしも90度付近である必要はない。端面45b
の傾斜をより緩やかにしたければ、符号Pの位置を0度
に近づけてもよいし、傾斜をもう少し急峻にしたけれ
ば、符号Pの位置を例えば100度等としてもよい。
【0058】このような形状の端面45は、上記したロ
ックノブ23のロック解除用突起部236が当接する面
となっている。すなわち、ロック解除用突起部236が
低い方の端面45aに当接している場合には、ロックピ
ン234がロックホール13に挿入された状態(ロック
状態)となっており、この状態からロック解除用突起部
236が傾斜面である端面45bに当接しながら符号P
から符号Q方向にスライドしているときには、ロック解
除用突起部236の遷移(回転軸42の軸芯方向への遷
移)に伴って、ロックピン234がロックホール13か
ら徐々に抜ける方向に移動(ただし、ロック状態は維
持)し、ロック解除用突起部236が高い方の端面45
cに当接するまでスライド(遷移)すると、ロックピン
234がロックホール13から完全に引き抜かれた状態
(ロック解除状態)となる。すなわち、この回転軸42
の端面45の形状的特徴と、ロックノブ23のロック解
除用突起部236との係合関係(当接関係)によって、
請求項に記載のロック解除手段を構成している。
【0059】なお、ロックピン234がロックホール1
3に挿入されていないとき、表示ユニット40とヒンジ
ブロック20とを本体ユニット10に対して一体的に回
転させるための保持力は、例えば、カバー本体21の左
側の端面211に設けられた挿入穴211aと表示ユニ
ット40の対応する突出部分401の内側面401aに
設けられた図示しない回転軸との回転トルク(係合トル
ク)を、カバー本体21の同じ端面211に設けられた
挿入穴211bと本体ユニット10の対応する突出部分
101の内側面101aに設けられた図示しない回転軸
との回転トルク(係合トルク)より大きくなるよう設定
することで得ることができる。
【0060】また、図示は省略しているが、当然のこと
ながら、本体ユニット10と表示ユニット40、および
本体ユニット10とカメラユニット30とを接続する制
御線や電源供給線等が必要であり、これらの各線は、一
般的にはヒンジ機構部を構成する回転軸12、45の軸
内を介して接続される構造とするのがよい。この場合、
一定以上は回転しないような制御構造にする等の細かな
配慮も当然必要となるが、本発明の要部ではないので説
明を省略する。
【0061】次に、上記構成の情報機器において、表示
ユニット40を本体ユニット10に対して完全に折り返
すまで開くときの動作について、図8ないし図12を参
照して説明する。ただし、各図には、表示ユニット40
を任意の角度に開いたときの状態を示す概略側面図と、
そのときのロックノブ部分の断面図と、ロックピンとロ
ックホールとの位置関係と、回転軸42の端面45とロ
ック解除用突起部236との係合関係(当接関係)と
を、対比できるような形で図示している。また、図8は
図2(a)の状態Aに対応し、図9は図2の状態Bに対
応し、図10は図2の状態Cに対応し、図11は図2の
状態Dに対応し、図12は図2の状態Eに対応してい
る。なお、以下の動作説明では、カメラユニット30
は、カバー本体21に対して回転させないものとして、
つまりカメラユニット30の回転角度とヒンジブロック
20の回転角度とが常に一致することを前提として説明
する。
【0062】図8は、状態A、すなわち表示ユニット4
0が本体ユニット10の上面を覆うように閉じた状態を
示している。同図(b)は、この状態Aにおけるロック
ホール13とロックピン234との位置関係を示してい
る。すなわち、ロックホール13とロックピン234と
は一致しておらず、約45度の角度を保ってずれてい
る。この場合、ロックノブ23のロックピン234は、
同図(d)に示すように、表示ユニット40の対応する
突出部402の内側面402aに当接してヒンジブロッ
ク20の内部に押し込まれた状態となっている。なお、
このロックピン234が内側面402aに接触する摩擦
力は無視できる程度に設定すればよい。従って、この状
態Aでは、ヒンジブロック20が表示ユニット40との
回転トルク(係合トルク)により、表示ユニット40と
連動して回転することになる。また、このときのロック
解除用突起部236と回転軸42の端面45との位置関
係は、同図(c)に示すように、低い位置にある端面4
5aに対向した位置となっている。
【0063】図9は、図8に示す状態Aから状態B、す
なわち表示ユニット40を、本体ユニット10に対して
約45度まで回転させた(開いた)状態を示している。
同図(b)は、この状態Bにおけるロックホール13と
ロックピン234との位置関係を示している。すなわ
ち、ロックホール13とロックピン234とは一致して
いる。このとき、同図(c)に示すように、ロック解除
用突起部236は低い位置にある端面45aに対向して
おり、端面345aが邪魔になることはない。従って、
ロックノブ23のロックピン234は、コイルバネ23
8の付勢力(弾発力)により、同図(d)に示すよう
に、表示ユニット40の突出部分402の内側面402
aに形成されたロックホール13に挿入された状態とな
る。すなわち、この時点で、ヒンジブロック20が本体
ユニット10にロックされる。従って、ヒンジブロック
20は、表示ユニット40のその後の開動作には連動し
ない状態となる。
【0064】図10は、図9に示す状態Bから状態C、
すなわち、表示ユニット40を本体ユニット10に対し
て約135度まで回転させた(開いた)状態を示してい
る。同図(b)は、この状態Cにおけるロックホール1
3とロックピン234との位置関係を示している。状態
Bから状態Cまでの回転動作では、上記した如くヒンジ
ブロック20が本体ユニット10にロックされているの
で、ロックホール13とロックピン234とは一致して
いる。このとき、同図(c)に示すように、ロック解除
用突起部236に対して回転軸42が90度回転するこ
とになるが、回転後もロック解除用突起部236は低い
位置にある端面45aに対向しているので、ロック解除
作用は働かない。従って、ロックノブ23のロックピン
234は、コイルバネ238の付勢力(弾発力)によ
り、同図(d)に示すように、表示ユニット40の突出
部分402の内側面402aに形成されたロックホール
13に挿入された状態を維持することになる。すなわ
ち、この時点で、ヒンジブロック20が本体ユニット1
0にロックされる。つまり、状態Bから状態Cまでの回
転は、表示ユニット40のみが回転し、ヒンジブロック
20は状態Bでのロック状態を維持することになる。
【0065】図11は、図10に示す状態Cから状態
D、すなわち、表示ユニット40を本体ユニット10に
対して225度まで回転させた(開いた)状態を示して
いる。同図(b)は、この状態Dにおけるロックホール
13とロックピン234との位置関係を示している。状
態Cから状態Dまでの回転動作では、上記した如くヒン
ジブロック20が本体ユニット10にロックされている
ので、ロックホール13とロックピン234とは一致し
ている。ただし、このとき、同図(c)に示すように、
ロック解除用突起部236に対して回転軸42がさらに
90度回転することになり、傾斜面である端面45b
が、ロック解除用突起部236に当接しながら符号Pの
位置から符号Qの位置までにスライドする。その結果、
ロック解除用突起部236が回転軸42の軸芯方向(同
図(d)において矢符Z方向)に遷移(移動)し、この
移動に伴って、ロックピン234がロックホール13か
ら徐々に抜ける方向に移動する。そして、ロック解除用
突起部236が高い方の端面45cに当接するまで矢符
号Z方向に移動すると、ロックピン234がロックホー
ル13から完全に引き抜かれた状態(ロック解除状態)
となる。図12は、この状態を示している。従って、こ
の状態D以降は、ヒンジブロック20が表示ユニット4
0との回転トルク(係合トルク)により、表示ユニット
40と連動して回転することになる。
【0066】図12は、図11に示す状態Dから状態
E、すなわち、表示ユニット40を本体ユニット10の
背面側まで完全に折り返した状態を示している。同図
(b)は、この状態Eにおけるロックホール13とロッ
クピン234との位置関係を示している。状態Dから状
態Eまでの回転動作では、上記した如くヒンジブロック
20と本体ユニット10とのロックが解除されているの
で、ヒンジブロック20は表示ユニット40と連動して
回転する。そのため、ロックホール13とロックピン2
34とは、その回転角度である135度だけ角度がずれ
ている。この場合、ロックノブ23のロックピン234
は、同図(d)に示すように、ロック解除用突起部23
6が高い方の端面45cに当接しており、これにより、
ロックピン234がヒンジブロック20の内部に引き込
まれた状態となっている。従って、状態Dから状態Eま
での回転では、ヒンジブロック20が表示ユニット40
との回転トルク(係合トルク)により、表示ユニット4
0と連動して回転することになる。この結果、表示ユニ
ット40を本体ユニット10の背面まで完全に折り返す
と、ヒンジブロック20に内蔵されているカメラユニッ
ト30が前方(表示ユニット40と本体ユニット10の
折り返し先端部に対して反対方向)を向くことになるの
で、ショー会場の展示内容を記録する場合や、決定的な
瞬間を撮影記録する場合などに好適なカメラワーク位置
となる。
【0067】なお、表示ユニット40とヒンジブロック
20との回転トルク(係合トルク)にどの程度の遊びを
設けるかや、カメラユニット30がヒンジブロック20
に対して角度調整できる構造であるか否かにも関係する
が、少なくとも、完全に折り返された状態では、ロック
ピン234がロックホール13から外れているので、ヒ
ンジブロック20の手動による若干の向き調整は可能で
ある。また、上記した如く、カメラユニット30がヒン
ジブロック20に対しても手動操作によって回転可能な
構造となっていれば、手動によるカメラユニット30自
体の若干の向き調整も可能であるなお、上記実施の形態
では、本体ユニット10に対して表示ユニット40の開
操作のみを考慮して説明しているが、閉操作を考慮した
場合には、次の問題が発生する可能性が考えられる。す
なわち、図2に示す状態B(45度開いた状態)から状
態A(完全に閉じた状態)への遷移の際、ロックピン2
34がロックホール13に挿入された状態(ロック状
態)のままになるのではないかという問題である。
【0068】しかしながら、本発明の情報機器では、こ
のような問題が発生しない構造となっている。すなわ
ち、上記した如く、表示ユニット40とヒンジブロック
20との間の回転トルク(係合トルク)が本体ユニット
10とヒンジブロック20との間の回転トルク(係合ト
ルク)より大きくなるように設定されているので、ロッ
クピン234がロックホール13に挿入されていない状
態(ロック解除状態)では、表示ユニット40の回転に
伴ってヒンジブロック20も回転する。すなわち、完全
に折り返した状態(図2に示す状態E)から表示ユニッ
ト40を閉じる方向に回転させると、ロックピン234
がロックホール13に一致する状態となる状態Dでは、
回転軸42の作用によってロックピン234がロックホ
ール13から引き抜かれた状態(ロック解除状態)とな
っている。そのため、表示ユニット40とヒンジブロッ
ク20とは、この関係(角度)を保ってさらに閉じる側
に回転するので、ロックピン234がロックホール13
から再びずれることになる。そして、ヒンジブロック2
0が本体ユニット10の後端面に当接して回転が停止し
たとき(ヒンジブロック20が図2に示す状態Aになっ
たとき)、表示ユニット40は本体ユニット10に対し
て180度開いた状態となっており、この状態から表示
ユニット40のみが180度回転して、本体ユニット1
0の上面を覆うように閉じる(図2に示す状態A)こと
になる。このことは、図3に示す回転動作の場合も同様
である。
【0069】
【発明の効果】本発明の情報機器によれば、表示ユニッ
トの折り返し状態を実現するために2軸ヒンジ構造をと
り、そのヒンジブロックにカメラを内蔵した構造となっ
ている。これにより、表示ユニットを本体ユニットの下
面(背面)側に完全に折り返すことが可能となり、また
この折り返した状態で、カメラの使用が可能となる。
【0070】また、本発明の情報機器によれば、表示ユ
ニットを本体ユニットの下面(背面)側に完全に折り返
したとき、カメラの向きが外部に露出した状態となるの
で、撮影対象に対してカメラを真正面に向けることが可
能となる。
【0071】また、本発明の情報機器によれば、本体ユ
ニットおよびカメラを内蔵したヒンジブロックを、個別
の角度でマッチングするように、個別にまたは一体的に
回転させることにより、カメラの操作性を向上させるこ
とができる。
【0072】また、本発明の情報機器によれば、本体ユ
ニットに対して表示ユニットを開く角度として、ヒンジ
ブロックに内蔵されたカメラの方向が操作者側に向く状
態となる角度を第1の角度とし、この第1の角度を超え
て表示ユニットの表示画面が操作者の見やすい状態とな
る角度を第2の角度とするとき、回転機構部は、表示ユ
ニットを前記本体ユニットの上面を覆う閉じた状態から
第1の角度まで回転させるときには、表示ユニットとヒ
ンジブロックとを一体的に回転させ、第1の角度から第
2の角度まで回転させるときには、ヒンジブロックを回
転させることなくロックし、表示ユニットのみを回転さ
せるように構成している。これにより、表示ユニットの
開操作に連動したカメラ角度の自動チルトが可能とな
る。
【0073】また、本発明の情報機器によれば、表示ユ
ニットの表示画面が操作者の見やすい状態となる角度を
第4の角度とし、ヒンジブロックに内蔵されたカメラの
方向が操作者側に向く状態となる角度を第3の角度とす
るとき、回転機構部は、表示ユニットを本体ユニットの
上面を覆う閉じた状態から第3の角度まで回転させると
きには、ヒンジブロックを回転させることなくロックし
て表示ユニットのみを回転させ、第3の角度から第4の
角度まで回転させるときには、表示ユニットとヒンジブ
ロックとを一体的に回転させるように構成している。こ
れにより、表示ユニットが使用者の見やすい第4の角度
まで開いたとき、ヒンジブロックのカメラの角度が使用
者を撮影しやすい第3の角度に開くので、表示ユニット
の開操作に連動したカメラ角度の自動チルトが可能とな
る。
【0074】また、本発明の情報機器によれば、回転機
構部は、本体ユニット側のヒンジ形成面に設けられたロ
ックホールと、ヒンジブロック側のヒンジ形成面に設け
られたロックピンを有するロックノブとを有し、ヒンジ
ブロックが第1の角度となったとき、ロックホールとロ
ックピンとの位置が一致してロックホールにロックピン
が挿入されることにより、ヒンジブロックの回転をロッ
クするように構成したので、表示ユニットを操作者の見
やすい角度まで開いても、ヒンジブロックを操作者の撮
影しやすい第1の角度に確実に保つことができる。
【0075】また、本発明の情報機器によれば、回転機
構部は、本体ユニット側のヒンジ形成面に設けられたロ
ックホールと、ヒンジブロック側のヒンジ形成面に設け
られたロックピンを有するロックノブとを有し、表示ユ
ニットが本体ユニットの上面を覆う閉じた状態のとき、
ロックホールとロックピンとの位置が一致してロックホ
ールにロックピンが挿入されることにより、ヒンジブロ
ックの回転をロックするように構成している。つまり、
表示ユニットを通常使用状態である角度まで開かない限
り、ヒンジブロックに内蔵されたカメラも開かないの
で、表示ユニットを中途半端に開けた状態で、ヒンジブ
ロック部分に物などがぶつかった場合でも、ヒンジブロ
ックに内蔵されているカメラ部分への直接的な衝撃を回
避することができる。
【0076】また、本発明の情報機器によれば、回転機
構部は、表示ユニットを第1の角度から第2の角度を超
えて回転させることにより、その回転に伴ってロックピ
ンをロックホールから徐々に引き抜くロック解除手段を
有している。これにより、表示ユニットを本体ユニット
の背面まで完全に折り返すと、これに伴ってヒンジブロ
ックも回転し、カメラが前方を向くことになるので、シ
ョー会場の展示内容を記録する場合や、決定的な瞬間を
撮影記録する場合などに好適なカメラワークとすること
ができる。
【0077】また、本発明の情報機器によれば、回転機
構部は、表示ユニットを本体ユニットの上面を覆う閉じ
た状態から第3の角度まで回転させることにより、その
回転に伴ってロックピンをロックホールから徐々に引き
抜くロック解除手段を有している。つまり、表示ユニッ
トを中途半端に開けた状態で、ヒンジブロック部分に物
などがぶつかった場合でも、ヒンジブロックに内蔵され
ているカメラ部分への直接的な衝撃を回避することがで
きる。また、表示ユニットを本体ユニットの背面まで完
全に折り返すと、これに伴ってヒンジブロックも回転
し、カメラが前方を向くことになるので、ショー会場の
展示内容を記録する場合や、決定的な瞬間を撮影記録す
る場合などに好適なカメラワークとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の情報機器を分解して示す斜視図
である。
【図2】表示ユニットを本体ユニットに対して開くとき
の動作の一例を示す説明図である。
【図3】表示ユニットを本体ユニットに対して開くとき
の動作の他の例を示す説明図である。
【図4】図1に示すヒンジブロック20を部品に分解し
て示す斜視図である。
【図5】ヒンジブロックと連結される本体ユニットのヒ
ンジ機構部の構造部分を拡大して示す斜視図である。
【図6】ヒンジブロックと連結される表示ユニットのヒ
ンジ機構部の構造部分を拡大して示す斜視図である。
【図7】(a)は表示ユニットの回転軸のみを図6との
対応関係を持って拡大した斜視図、(b)は(a)示す
状態から90度回転させて垂直状態とした斜視図、
(c)は回転軸の周面を展開した状態でその高さ関係の
みを示した説明図である。
【図8】図2に示す状態Aに対応した図であって、
(a)は表示ユニットを任意の角度に開いたときの状態
を示す概略側面図、(b)はそのときのロックノブ部分
の断面図、(c)はロックピンとロックホールとの位置
関係と、回転軸の端面とロック解除用突起部との係合関
係(当接関係)とを示す概略断面図である。
【図9】図2に示す状態Bに対応した図であって、
(a)は表示ユニットを任意の角度に開いたときの状態
を示す概略側面図、(b)はそのときのロックノブ部分
の断面図、(c)はロックピンとロックホールとの位置
関係と、回転軸の端面とロック解除用突起部との係合関
係(当接関係)とを示す概略断面図である。
【図10】図2に示す状態Cに対応した図であって、
(a)は表示ユニットを任意の角度に開いたときの状態
を示す概略側面図、(b)はそのときのロックノブ部分
の断面図、(c)はロックピンとロックホールとの位置
関係と、回転軸の端面とロック解除用突起部との係合関
係(当接関係)とを示す概略断面図である。
【図11】図2に示す状態Dに対応した図であって、
(a)は表示ユニットを任意の角度に開いたときの状態
を示す概略側面図、(b)はそのときのロックノブ部分
の断面図、(c)はロックピンとロックホールとの位置
関係と、回転軸の端面とロック解除用突起部との係合関
係(当接関係)とを示す概略断面図である。
【図12】図2に示す状態Eに対応した図であって、
(a)は表示ユニットを任意の角度に開いたときの状態
を示す概略側面図、(b)はそのときのロックノブ部分
の断面図、(c)はロックピンとロックホールとの位置
関係と、回転軸の端面とロック解除用突起部との係合関
係(当接関係)とを示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 本体ユニット 12 回転軸 13 ロックホール 20 ヒンジブロック 21 カバー本体 23 ロックノブ 30 カメラユニット 40 表示ユニット 234 ロックピン 236 ロック解除用突起部 42 回転軸 45 端面

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ユニットと、蓋体を構成する表示ユ
    ニットと、ヒンジブロックとからなり、本体ユニットと
    ヒンジブロックとが第1のヒンジ機構部によって回転可
    能に連結され、表示ユニットとヒンジブロックとが第2
    のヒンジ機構部によって回転可能に連結されることによ
    り、表示ユニットが本体ユニットの上面を覆う状態から
    本体ユニットの下面に添設される状態まで回転可能に設
    けられた2軸ヒンジ構造に形成され、かつ、前記ヒンジ
    ブロックにカメラが内蔵されていることを特徴とする情
    報機器。
  2. 【請求項2】 前記表示ユニットを前記本体ユニットの
    下面に添設される状態まで回転させたとき、前記ヒンジ
    ブロックに内蔵されているカメラの向きが外部に露出し
    た状態となるように設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の情報機器。
  3. 【請求項3】 前記本体ユニットに対し、前記ヒンジブ
    ロックと前記表示ユニットとを一体的に回転させるとと
    もに、前記ヒンジブロックと前記表示ユニットとを個別
    に回転させる回転機構部を有することを特徴とする請求
    項1に記載の情報機器。
  4. 【請求項4】 前記本体ユニットに対して前記表示ユニ
    ットを開く角度として、前記ヒンジブロックに内蔵され
    たカメラの方向が操作者側に向く状態となる角度を第1
    の角度とし、この第1の角度を超えて前記表示ユニット
    の表示画面が操作者の見やすい状態となる角度を第2の
    角度とするとき、 前記回転機構部は、前記表示ユニットを前記本体ユニッ
    トの上面を覆う閉じた状態から前記第1の角度まで回転
    させるときには、表示ユニットとヒンジブロックとを一
    体的に回転させ、第1の角度から前記第2の角度まで回
    転させるときには、ヒンジブロックを回転させることな
    くロックし、表示ユニットのみを回転させることを特徴
    とする請求項3に記載の情報機器。
  5. 【請求項5】 前記本体ユニットに対して前記表示ユニ
    ットを開く角度として、前記表示ユニットの表示画面が
    操作者の見やすい状態となる角度を第4の角度とし、こ
    の第4の角度より前記ヒンジブロックに内蔵されたカメ
    ラの方向が操作者側に向く状態となる角度を差分した角
    度を第3の角度とするとき、 前記回転機構部は、前記表示ユニットを前記本体ユニッ
    トの上面を覆う閉じた状態から前記第3の角度まで回転
    させるときには、ヒンジブロックを回転させることなく
    ロックして表示ユニットのみを回転させ、第3の角度か
    ら前記第4の角度まで回転させるときには、表示ユニッ
    トとヒンジブロックとを一体的に回転させることを特徴
    とする請求項3に記載の情報機器。
  6. 【請求項6】 前記回転機構部は、本体ユニット側のヒ
    ンジ形成面に設けられたロックホールと、ヒンジブロッ
    ク側のヒンジ形成面に設けられたロックピンを有するロ
    ックノブとを有し、ヒンジブロックが前記第1の角度と
    なったとき、ロックホールとロックピンとの位置が一致
    してロックホールにロックピンが挿入されることによ
    り、ヒンジブロックの回転をロックすることを特徴とす
    る請求項4に記載の情報機器。
  7. 【請求項7】 前記回転機構部は、本体ユニット側のヒ
    ンジ形成面に設けられたロックホールと、ヒンジブロッ
    ク側のヒンジ形成面に設けられたロックピンを有するロ
    ックノブとを有し、表示ユニットが本体ユニットの上面
    を覆う閉じた状態のとき、ロックホールとロックピンと
    の位置が一致してロックホールにロックピンが挿入され
    ることにより、ヒンジブロックの回転をロックすること
    を特徴とする請求項5に記載の情報機器。
  8. 【請求項8】 前記回転機構部は、表示ユニットを第1
    の角度から第2の角度を超えて回転させることにより、
    その回転に伴ってロックピンをロックホールから徐々に
    引き抜くロック解除手段を有することを特徴とする請求
    項6に記載の情報機器。
  9. 【請求項9】 前記回転機構部は、表示ユニットを本体
    ユニットの上面を覆う閉じた状態から第3の角度まで回
    転させることにより、その回転に伴ってロックピンをロ
    ックホールから徐々に引き抜くロック解除手段を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報機器。
JP32161399A 1999-11-11 1999-11-11 情報機器 Pending JP2001142564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32161399A JP2001142564A (ja) 1999-11-11 1999-11-11 情報機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32161399A JP2001142564A (ja) 1999-11-11 1999-11-11 情報機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001142564A true JP2001142564A (ja) 2001-05-25

Family

ID=18134489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32161399A Pending JP2001142564A (ja) 1999-11-11 1999-11-11 情報機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001142564A (ja)

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004099959A1 (ja) * 2003-05-12 2004-11-18 Fujitsu Limited 電子機器およびユニット装着機構
WO2004099957A1 (ja) * 2003-05-12 2004-11-18 Fujitsu Limited 電子機器
JP2005128804A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Sony Corp 電子機器及びキーボードユニット
EP1653713A2 (en) * 2004-10-26 2006-05-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Portable and foldable communication terminal
EP2039399A2 (en) 2007-08-29 2009-03-25 Nintendo Co., Limited Imaging apparatus
EP2039398A2 (en) 2007-08-29 2009-03-25 Nintendo Co., Ltd. Imaging apparatus
US8177441B2 (en) 2007-08-29 2012-05-15 Nintendo Co., Ltd. Imaging apparatus
JP2012216169A (ja) * 2011-03-30 2012-11-08 Toshiba Corp 情報処理装置及び情報処理方法
JP2012216030A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Nikon Corp 画像表示装置
JP2012216031A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Nikon Corp 物体検出装置
US8359547B2 (en) 2008-10-01 2013-01-22 Nintendo Co., Ltd. Movable user interface indicator of at least one parameter that is adjustable with different operations for increasing and decreasing the parameter and/or methods of providing the same
JP2014067397A (ja) * 2012-09-04 2014-04-17 Panasonic Corp 電子機器
WO2014084875A3 (en) * 2012-03-02 2014-08-21 Microsoft Corporation Device camera angle
US8848100B2 (en) 2008-10-01 2014-09-30 Nintendo Co., Ltd. Information processing device, information processing system, and launch program and storage medium storing the same providing photographing functionality
US8850241B2 (en) 2012-03-02 2014-09-30 Microsoft Corporation Multi-stage power adapter configured to provide low power upon initial connection of the power adapter to the host device and high power thereafter upon notification from the host device to the power adapter
US8873227B2 (en) 2012-03-02 2014-10-28 Microsoft Corporation Flexible hinge support layer
US8913172B2 (en) 2008-06-13 2014-12-16 Nintendo Co., Ltd. Information processing apparatus and computer-readable storage medium recording information processing program
US8949477B2 (en) 2012-05-14 2015-02-03 Microsoft Technology Licensing, Llc Accessory device architecture
US9064654B2 (en) 2012-03-02 2015-06-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Method of manufacturing an input device
US9075566B2 (en) 2012-03-02 2015-07-07 Microsoft Technoogy Licensing, LLC Flexible hinge spine
US9135026B2 (en) 2008-06-13 2015-09-15 Nintendo Co., Ltd. Information-processing apparatus having photography applications
US9264694B2 (en) 2007-08-29 2016-02-16 Nintendo Co., Ltd. Hand-held imaging apparatus and storage medium storing program
US9304549B2 (en) 2013-03-28 2016-04-05 Microsoft Technology Licensing, Llc Hinge mechanism for rotatable component attachment
US9360893B2 (en) 2012-03-02 2016-06-07 Microsoft Technology Licensing, Llc Input device writing surface
US9426905B2 (en) 2012-03-02 2016-08-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Connection device for computing devices
US9544504B2 (en) 2012-11-02 2017-01-10 Microsoft Technology Licensing, Llc Rapid synchronized lighting and shuttering
JP2017091150A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 携帯用情報機器
US9706089B2 (en) 2012-03-02 2017-07-11 Microsoft Technology Licensing, Llc Shifted lens camera for mobile computing devices
US9824808B2 (en) 2012-08-20 2017-11-21 Microsoft Technology Licensing, Llc Switchable magnetic lock
US9870066B2 (en) 2012-03-02 2018-01-16 Microsoft Technology Licensing, Llc Method of manufacturing an input device
US10031556B2 (en) 2012-06-08 2018-07-24 Microsoft Technology Licensing, Llc User experience adaptation
US10107994B2 (en) 2012-06-12 2018-10-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Wide field-of-view virtual image projector
US10156889B2 (en) 2014-09-15 2018-12-18 Microsoft Technology Licensing, Llc Inductive peripheral retention device
WO2019196317A1 (zh) * 2018-04-11 2019-10-17 华为技术有限公司 铰链结构、铰链装置及电子设备
USRE48963E1 (en) 2012-03-02 2022-03-08 Microsoft Technology Licensing, Llc Connection device for computing devices

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6448078U (ja) * 1987-09-19 1989-03-24
JPH0822343A (ja) * 1994-07-07 1996-01-23 Olympus Optical Co Ltd 情報処理装置
JPH08179854A (ja) * 1994-12-26 1996-07-12 Kyocera Corp 携帯型電子機器
JPH1169214A (ja) * 1997-08-22 1999-03-09 Hitachi Ltd 情報通信端末装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6448078U (ja) * 1987-09-19 1989-03-24
JPH0822343A (ja) * 1994-07-07 1996-01-23 Olympus Optical Co Ltd 情報処理装置
JPH08179854A (ja) * 1994-12-26 1996-07-12 Kyocera Corp 携帯型電子機器
JPH1169214A (ja) * 1997-08-22 1999-03-09 Hitachi Ltd 情報通信端末装置

Cited By (88)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004099957A1 (ja) * 2003-05-12 2004-11-18 Fujitsu Limited 電子機器
US7161800B2 (en) 2003-05-12 2007-01-09 Fujitsu Limited Electronic apparatus and unit mounting mechanism
US7440267B2 (en) 2003-05-12 2008-10-21 Fujitsu Limited Electronic apparatus
WO2004099959A1 (ja) * 2003-05-12 2004-11-18 Fujitsu Limited 電子機器およびユニット装着機構
JP2005128804A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Sony Corp 電子機器及びキーボードユニット
JP4534461B2 (ja) * 2003-10-23 2010-09-01 ソニー株式会社 電子機器
EP1653713A3 (en) * 2004-10-26 2009-04-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Portable and foldable communication terminal
EP1653713A2 (en) * 2004-10-26 2006-05-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Portable and foldable communication terminal
US7817142B2 (en) 2007-08-29 2010-10-19 Nintendo Co., Ltd. Imaging apparatus
EP2039399A2 (en) 2007-08-29 2009-03-25 Nintendo Co., Limited Imaging apparatus
US9894344B2 (en) 2007-08-29 2018-02-13 Nintendo Co., Ltd. Camera device
US8177441B2 (en) 2007-08-29 2012-05-15 Nintendo Co., Ltd. Imaging apparatus
EP2039398A2 (en) 2007-08-29 2009-03-25 Nintendo Co., Ltd. Imaging apparatus
US9264694B2 (en) 2007-08-29 2016-02-16 Nintendo Co., Ltd. Hand-held imaging apparatus and storage medium storing program
US9325967B2 (en) 2007-08-29 2016-04-26 Nintendo Co., Ltd. Imaging apparatus
US9344706B2 (en) 2007-08-29 2016-05-17 Nintendo Co., Ltd. Camera device
US8608392B2 (en) 2007-08-29 2013-12-17 Nintendo Co., Ltd. Imaging apparatus
US8917985B2 (en) 2007-08-29 2014-12-23 Nintendo Co., Ltd. Imaging apparatus
US9256449B2 (en) 2008-06-13 2016-02-09 Nintendo Co., Ltd. Menu screen for information processing apparatus and computer-readable storage medium recording information processing program
US8913172B2 (en) 2008-06-13 2014-12-16 Nintendo Co., Ltd. Information processing apparatus and computer-readable storage medium recording information processing program
US10437424B2 (en) 2008-06-13 2019-10-08 Nintendo Co., Ltd. Information processing apparatus and computer-readable storage medium recording information processing program
US9135026B2 (en) 2008-06-13 2015-09-15 Nintendo Co., Ltd. Information-processing apparatus having photography applications
US10509538B2 (en) 2008-06-13 2019-12-17 Nintendo Co., Ltd. Information processing apparatus having a photographing-enabled state
US10124247B2 (en) 2008-10-01 2018-11-13 Nintendo Co., Ltd. System and device for communicating images
US9630099B2 (en) 2008-10-01 2017-04-25 Nintendo Co., Ltd. Information processing device, information processing system, and launch program and storage medium storing the same providing photographing functionality
US8848100B2 (en) 2008-10-01 2014-09-30 Nintendo Co., Ltd. Information processing device, information processing system, and launch program and storage medium storing the same providing photographing functionality
US10525334B2 (en) 2008-10-01 2020-01-07 Nintendo Co., Ltd. System and device for communicating images
US8359547B2 (en) 2008-10-01 2013-01-22 Nintendo Co., Ltd. Movable user interface indicator of at least one parameter that is adjustable with different operations for increasing and decreasing the parameter and/or methods of providing the same
JP2012216169A (ja) * 2011-03-30 2012-11-08 Toshiba Corp 情報処理装置及び情報処理方法
JP2012216031A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Nikon Corp 物体検出装置
JP2012216030A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Nikon Corp 画像表示装置
US8873227B2 (en) 2012-03-02 2014-10-28 Microsoft Corporation Flexible hinge support layer
US9619071B2 (en) 2012-03-02 2017-04-11 Microsoft Technology Licensing, Llc Computing device and an apparatus having sensors configured for measuring spatial information indicative of a position of the computing devices
US9098117B2 (en) 2012-03-02 2015-08-04 Microsoft Technology Licensing, Llc Classifying the intent of user input
US9111703B2 (en) 2012-03-02 2015-08-18 Microsoft Technology Licensing, Llc Sensor stack venting
US9116550B2 (en) 2012-03-02 2015-08-25 Microsoft Technology Licensing, Llc Device kickstand
US9064654B2 (en) 2012-03-02 2015-06-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Method of manufacturing an input device
US9134808B2 (en) 2012-03-02 2015-09-15 Microsoft Technology Licensing, Llc Device kickstand
US9134807B2 (en) 2012-03-02 2015-09-15 Microsoft Technology Licensing, Llc Pressure sensitive key normalization
US9146620B2 (en) 2012-03-02 2015-09-29 Microsoft Technology Licensing, Llc Input device assembly
US9158383B2 (en) 2012-03-02 2015-10-13 Microsoft Technology Licensing, Llc Force concentrator
US9158384B2 (en) 2012-03-02 2015-10-13 Microsoft Technology Licensing, Llc Flexible hinge protrusion attachment
US9176901B2 (en) 2012-03-02 2015-11-03 Microsoft Technology Licensing, Llc Flux fountain
US9176900B2 (en) 2012-03-02 2015-11-03 Microsoft Technology Licensing, Llc Flexible hinge and removable attachment
US9047207B2 (en) 2012-03-02 2015-06-02 Microsoft Technology Licensing, Llc Mobile device power state
USRE48963E1 (en) 2012-03-02 2022-03-08 Microsoft Technology Licensing, Llc Connection device for computing devices
US9268373B2 (en) 2012-03-02 2016-02-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Flexible hinge spine
US9275809B2 (en) 2012-03-02 2016-03-01 Microsoft Technology Licensing, Llc Device camera angle
US9298236B2 (en) 2012-03-02 2016-03-29 Microsoft Technology Licensing, Llc Multi-stage power adapter configured to provide a first power level upon initial connection of the power adapter to the host device and a second power level thereafter upon notification from the host device to the power adapter
US9304948B2 (en) 2012-03-02 2016-04-05 Microsoft Technology Licensing, Llc Sensing user input at display area edge
US10963087B2 (en) 2012-03-02 2021-03-30 Microsoft Technology Licensing, Llc Pressure sensitive keys
US9304949B2 (en) 2012-03-02 2016-04-05 Microsoft Technology Licensing, Llc Sensing user input at display area edge
US8947864B2 (en) 2012-03-02 2015-02-03 Microsoft Corporation Flexible hinge and removable attachment
US8935774B2 (en) 2012-03-02 2015-01-13 Microsoft Corporation Accessory device authentication
WO2014084875A3 (en) * 2012-03-02 2014-08-21 Microsoft Corporation Device camera angle
US9360893B2 (en) 2012-03-02 2016-06-07 Microsoft Technology Licensing, Llc Input device writing surface
US9411751B2 (en) 2012-03-02 2016-08-09 Microsoft Technology Licensing, Llc Key formation
US9426905B2 (en) 2012-03-02 2016-08-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Connection device for computing devices
US9460029B2 (en) 2012-03-02 2016-10-04 Microsoft Technology Licensing, Llc Pressure sensitive keys
US9465412B2 (en) 2012-03-02 2016-10-11 Microsoft Technology Licensing, Llc Input device layers and nesting
US8850241B2 (en) 2012-03-02 2014-09-30 Microsoft Corporation Multi-stage power adapter configured to provide low power upon initial connection of the power adapter to the host device and high power thereafter upon notification from the host device to the power adapter
US9075566B2 (en) 2012-03-02 2015-07-07 Microsoft Technoogy Licensing, LLC Flexible hinge spine
US9618977B2 (en) 2012-03-02 2017-04-11 Microsoft Technology Licensing, Llc Input device securing techniques
US8903517B2 (en) 2012-03-02 2014-12-02 Microsoft Corporation Computer device and an apparatus having sensors configured for measuring spatial information indicative of a position of the computing devices
US8854799B2 (en) 2012-03-02 2014-10-07 Microsoft Corporation Flux fountain
US9678542B2 (en) 2012-03-02 2017-06-13 Microsoft Technology Licensing, Llc Multiple position input device cover
US9706089B2 (en) 2012-03-02 2017-07-11 Microsoft Technology Licensing, Llc Shifted lens camera for mobile computing devices
US9710093B2 (en) 2012-03-02 2017-07-18 Microsoft Technology Licensing, Llc Pressure sensitive key normalization
US9766663B2 (en) 2012-03-02 2017-09-19 Microsoft Technology Licensing, Llc Hinge for component attachment
US9793073B2 (en) 2012-03-02 2017-10-17 Microsoft Technology Licensing, Llc Backlighting a fabric enclosure of a flexible cover
US10013030B2 (en) 2012-03-02 2018-07-03 Microsoft Technology Licensing, Llc Multiple position input device cover
US9852855B2 (en) 2012-03-02 2017-12-26 Microsoft Technology Licensing, Llc Pressure sensitive key normalization
US9870066B2 (en) 2012-03-02 2018-01-16 Microsoft Technology Licensing, Llc Method of manufacturing an input device
US8896993B2 (en) 2012-03-02 2014-11-25 Microsoft Corporation Input device layers and nesting
US9904327B2 (en) 2012-03-02 2018-02-27 Microsoft Technology Licensing, Llc Flexible hinge and removable attachment
US9946307B2 (en) 2012-03-02 2018-04-17 Microsoft Technology Licensing, Llc Classifying the intent of user input
US9959241B2 (en) 2012-05-14 2018-05-01 Microsoft Technology Licensing, Llc System and method for accessory device architecture that passes via intermediate processor a descriptor when processing in a low power state
US9348605B2 (en) 2012-05-14 2016-05-24 Microsoft Technology Licensing, Llc System and method for accessory device architecture that passes human interface device (HID) data via intermediate processor
US8949477B2 (en) 2012-05-14 2015-02-03 Microsoft Technology Licensing, Llc Accessory device architecture
US10031556B2 (en) 2012-06-08 2018-07-24 Microsoft Technology Licensing, Llc User experience adaptation
US10107994B2 (en) 2012-06-12 2018-10-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Wide field-of-view virtual image projector
US9824808B2 (en) 2012-08-20 2017-11-21 Microsoft Technology Licensing, Llc Switchable magnetic lock
JP2014067397A (ja) * 2012-09-04 2014-04-17 Panasonic Corp 電子機器
US9544504B2 (en) 2012-11-02 2017-01-10 Microsoft Technology Licensing, Llc Rapid synchronized lighting and shuttering
US9304549B2 (en) 2013-03-28 2016-04-05 Microsoft Technology Licensing, Llc Hinge mechanism for rotatable component attachment
US10156889B2 (en) 2014-09-15 2018-12-18 Microsoft Technology Licensing, Llc Inductive peripheral retention device
JP2017091150A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 携帯用情報機器
WO2019196317A1 (zh) * 2018-04-11 2019-10-17 华为技术有限公司 铰链结构、铰链装置及电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001142564A (ja) 情報機器
JP4320091B2 (ja) 拡張ユニット及び携帯型情報処理装置
KR100652783B1 (ko) 정보처리기기의 영상 유닛 각도 자동조절장치
US6697117B1 (en) Folded compact image capture apparatus
KR101442665B1 (ko) 휴대형 전자기기
JP4162683B2 (ja) 折り畳み式携帯端末
JP2002281142A (ja) カメラ機能付き携帯端末装置
EP1533983B1 (en) Mobile terminal having rotatable camera and swivel hinge structure
JPWO2008146530A1 (ja) 携帯型電子機器
JP5200391B2 (ja) ヒンジユニット及び折畳み型携帯電子機器
JP2006287288A (ja) 画像記憶装置付カメラ
JP4383334B2 (ja) 二重回転構造を有する携帯用端末機
JPH0670314A (ja) 画像処理装置
US20060148517A1 (en) Video conference feature for a mobile communication terminal
JP2001242953A (ja) 情報機器
JP2002171319A (ja) 折畳式携帯電話機
JP4187068B2 (ja) 折り畳み式携帯端末機
JP2005286425A (ja) 携帯端末装置及びヒンジ部
JP4640027B2 (ja) 携帯型情報端末装置
JP2005192093A (ja) 可動パネルを備えた電子機器
JP4573077B2 (ja) 情報処理装置
JP4041731B2 (ja) カメラ
JP2000092364A (ja) 情報処理装置用カメラ
KR100657005B1 (ko) 디스플레이 회전 잠금 장치를 가지는 이동통신 단말기
JP3995625B2 (ja) 携帯型無線端末機