JP2005286425A - 携帯端末装置及びヒンジ部 - Google Patents

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Abstract

【課題】 二つの回転軸によって筐体を縦開きにも横開きにもできる利便性を維持しつつ、剛性や配線スペースの確保を両立させた携帯端末装置及びヒンジ部を提供する。
【解決手段】 本発明の携帯端末装置4は、第一の筐体1と、第二の筐体2と、第一の筐体1と第二の筐体2とを接合させるヒンジ部3と、ヒンジ部3に対して第一の筐体1を回動可能に軸止する第一回転機構部31と、第一回転機構部31が有する回転軸313と異なる平面で直交する回転軸323を有し、第二の筐体2に対してヒンジ部3を回動可能に軸止する第二回転機構部32とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、折り畳み型の携帯端末装置及び回転機構を介して携帯端末装置を構成する2つの筐体を接合し、保持するためのヒンジ部に関する。
従来、ヒンジ部を介在させて開閉可能な折り畳み型の携帯端末装置(いわゆる二つ折り型携帯電話)がよく知られており、表示画面の保護と操作キーの誤動作防止に好適なことから、今日の携帯端末装置の主流となっている。これらの折り畳み型の携帯端末装置では、液晶表示画面を含む筐体と操作キーが配置された筐体とが接合されている部分にヒンジ装置が用いられているものが多い。
一方、かかる携帯端末装置においては高機能化が進んでおり、特に液晶画面はゲームを含む画像コンテンツの表示やTV放送の受像のために使われることが多くなっている。携帯端末装置では、従来、受話部と送話部との離間距離を利用した縦長の画面が主流であるが、こうした利用法の画像表示の場合には横長の画面で表示できるようにすることが利用者の利便の点から望ましい。ただ、普通に全体を横向きにするだけでは操作しにくい。
そのために液晶表示画面を縦向きにも横向きにも表示可能な携帯端末装置が提案されている。例えば、直交する二つの回転軸によって設けて液晶を含む筐体を縦開きにも横開きにも開閉させることで、液晶画面を縦向きにも横向きにも使用することができる折り畳み型の携帯端末装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2003−110673号公報(図1)
しかし、このように2方向に開閉可能な携帯端末装置の場合は、各筐体の一辺同士を通常の折り畳み型携帯端末装置以上に接合部分の剛性が必要である。にもかかわらず、従来提案されている携帯端末装置の接合部分(ヒンジ部)は縦方向のシャフトと横方向のシャフトとを組み合わせた構造のため、剛性が不十分であり、利用者が日常生活で使用していても破損する恐れがあった。そこで、過酷な使用に耐えうる剛性が要求されるため、剛性を確保できる構造が必要である。
また、電源、制御手段については、どちらか一方の筐体に収容されているため、他方の筐体に収容された手段に電源を供給したり、制御信号の送受信をするための配線はヒンジとなる回転機構周辺を通さなければならず、そのため、電源を供給し、制御信号を送受信するための配線構造を収容する必要がある。そして、そのための空間を確保する必要がある。そのためには、一定のスペース(空間)を回転軸内部及び回転軸周辺に確保する必要があると考えられる。ただ、上記の携帯端末装置では、その構造上、十分な配線用スペースの確保が想定されているとはいえないため、実際に設計する段階で問題が生じると思われる。
一方、こうした携帯端末装置では、筐体が一定の角度で開いたまま使用される場合(例えばゲームで遊んだりTV放送を視聴する場合)を想定した構造を有することが望ましい。
そこで本発明は、二つの回転軸によって筐体を縦開きにも横開きにもできる利便性を維持しつつ、剛性や配線スペースの確保を両立させた携帯端末装置及びヒンジ部を提供することを目的とする。併せて本発明は、画像コンテンツの利用など横開きの利用をするときに好適な形態を得ることができる携帯端末装置及びヒンジ部を提供することをも目的とする。
本発明に係る携帯端末装置は、第一の筐体と、第二の筐体と、第一の筐体と第二の筐体とを接合させるヒンジ部と、ヒンジ部に対して第一の筐体を回動可能に軸止する第一回転機構部と、第一回転機構部が有する回転軸と異なる平面で直交する回転軸を有し、第二の筐体に対してヒンジ部を回動可能に軸止する第二回転機構部とを有する。この発明により、各回転機構部の回転軸の配置を異なる平面上にすることにしたので、配線構造を配する空間を確保することができる。なお、ここでいう携帯端末装置はいわゆる携帯電話だけでなく、PDAなどの携帯携帯端末装置も含まれるものである。無線通信機能がある場合には、特に無線通信方式を限定するものではなく、また無線通信機能は必須ではない。液晶表示部分が縦方向にも横方向にも開かれるという構造のため、液晶画面を有効に使える機能、例えばアナログ、デジタルを問わないTVチューナー機能やゲームソフトを制御するための実行環境が搭載されていることが好ましいが、必ずしもこれらの機能は必須ではない。
また、本発明に係る携帯端末装置のヒンジ部は筐体であり、その筐体内部に形成された空間に第一回転機構部または第二回転機構部の少なくとも一部が収容されている。この発明により、ヒンジ部内に形成された空間に配された配線、回転機構部等は、ヒンジ部によって保護され、また、筐体で構成することによって剛性が確保される。
また、本発明に係る携帯端末装置は、第一の筐体が短手方向に所定の角度回動したときに、第二の筐体に設けられた操作部を有する操作面又はその裏面側と同一平面となる面を第一の筐体が有する。この発明により、第二の筐体に対してヒンジ部を回動またはヒンジ部に対して第一の筐体を回動させたときに、第二の筐体に設けられた操作部を有する操作面又はその裏面側と同一平面となる面を第一の筐体が有していることによって、例えば地面、机等の平らな場所に置いて短手方向に開いた場合に安定させることができる。
また、本発明に係る携帯端末装置は、第一の筐体の短手方向にヒンジ部を所定の角度回動させたときに、第二の筐体に設けられた操作部を有する操作面の裏面と同一平面となる面をヒンジ部が有する。この発明により、ヒンジ部に第二の筐体に設けられた操作部を有する操作面の裏面側と同一平面となる面が設けられているので、ヒンジ部を回動させて、それに伴って動く第一の筐体が所定の角度で安定する。そのため、たとえばTVとして地面、机等、平らな場所に置いて使用することが好適な機能が実装されている場合に望ましい形態を得ることができる。
また、本発明に係る携帯端末装置は、第二回転機構部は、ヒンジ部を第一の筐体の短手方向に回動させたときに、ヒンジ部のある面が第二の筐体に設けられた操作部を有する操作面の裏面と同一平面をなす角度でヒンジ部の回動を係止させる第一係止機構を有する。
この発明では、ヒンジ部は、第二の筐体に対する第二回転機構部の回転を所望の角度で係止する係止機構を備えている。ヒンジ部の係止機構は公知技術であり、カム機構を用いたものなどがよく知られているが、ヒンジ部内部でシリンダーが弾性部材によってヒンジ部と筐体の接点に向かって付勢されており、シリンダーの先端に特定の角度で筐体を係止する係止部があればよく、特定の機構に限定されるものではない。係止部についても同様で、当接する部材の切欠によって係止することが公知であるが、特に特定の構造に限定されるものではない。例えば、一端に係止溝を設け、他の一旦にこれと嵌合する突起を有するように形成する構造が上げられる。
この発明によって、第一の筐体の回転は第一の筐体の接地面が第二の筐体と同一線上になる位置で係止されるので、この携帯端末装置が地面、机等の平らな場所に使用される場合にその形態を保持することができ、より安定した使用を行うことが可能である。
また、本発明に係る携帯端末装置は、第二回転機構部は、ヒンジ部を第一の筐体の短手方向に回動させたときに、第一の筐体に設けられた表示部を有する表示面と第二の筐体に設けられた操作部を有する操作入力面とが平行になる角度でヒンジ部の回動を係止させる第二係止機構を有する。この発明によって、第一の筐体の回転は液晶部が操作部と平行な位置で係止され、例えばゲームの利用に好適な形態を得ることができる。
また、本発明に係るヒンジ部は、携帯端末装置が有する第一の筐体と第二の筐体とを接合させて開閉可能に保持するものであって、ヒンジ部に対して第一の筐体を回動可能に軸止する第一回転機構部と、第一回転機構部が有する回転軸と異なる平面で直交する回転軸を有し、第二の筐体に対してヒンジ部を回動可能に軸止する第二回転機構部と、第一の筐体の短手方向に所定の角度回動させたときに、第二の筐体に設けられた操作部を有する操作面の裏面と同一平面となる面とを有する。この発明によっては、本発明に関する携帯端末装置の提供に必要なヒンジ部を提供することができる。
本発明によれば、二つの回転軸によって筐体を縦開きにも横開きにもできる利便性を維持しつつ、剛性や配線スペースの確保を両立させた携帯端末装置及び携帯端末装置を構成する2つの筐体を接合し、保持するためのヒンジ部を得ることができる。
併せて本発明は、上述したように画像コンテンツの利用など横開きの利用をするときに、より安定した形態で接地させることができ、またその状態を保持することができる携帯端末装置及びヒンジ部を得ることができる。
本発明を実施する最良の形態を図面に基づいて説明する。まず、本実施の形態に関する携帯端末装置4の構造について説明する。
図1は本発明の実施の形態にかかる携帯端末装置4の斜視図である。図1(a)は、長手方向(縦方向)に開いた状態を表し、図1(b)は短手方向(横方向)に開いた状態を表す。第一の筐体1と第二の筐体2とが、ヒンジ部3によって接合状態を保持している。本実施の形態の第一の筐体1は少なくとも液晶表示部11、送話部12及び通常の撮影だけでなく、いわゆるテレビ電話を行う場合等に用いられるカメラ(撮像)部13を有しており、第二の筐体2は少なくとも操作キーが配置された操作部21及び受話部22を有している。ここで、後述する図2に示すように、ヒンジ部3と第一の筐体1とは、ヒンジ機構となる第一回転機構部31によって回動可能に軸止されている。一方、第二の筐体2は第二回転機構部32によって同じくヒンジ部3と軸止されている。第一回転機構部31と第二回転機構部32は各々の回転軸方向が異なる平面で(同一平面を構成せず)互いに直交した状態で配置されている(つまり、各々の回転軸を通る直線がいわゆるねじれの位置にあり、直交していることになる)。第一の筐体1と第二の筐体2とを積層させた(折り畳み状態にした)場合には、表示部11を有する面と操作部21を有する面とが互いに接するため、表面には現れない。これにより液晶表示部11(送話部12)と操作部21(受話部22)は保護される。
ここで、第一回転機構部31を軸としてヒンジ部3に対して第一の筐体1を回動させることにより、縦方向(長手方向)の開閉が行われる。また、第二回転機構部32を軸として第二の筐体2に対してヒンジ部3を回動させると、ヒンジ部3と接合した第一の筐体1もヒンジ部3の回動に伴って移動するため、横方向の開閉が行われる。
ここで、従来の折り畳み携帯端末装置では、各々の筐体の一辺同士で接合させることが可能であった。本実施の形態の携帯端末装置4では、上述のように2方向への開閉を行うため、構造上、各筐体の一辺を用いて接合させることができず、ヒンジ部3のような部材が必要となる。第一の筐体1、第二の筐体2とヒンジ部3とをどの位置で接合するかを特に限定するものではないが、第一の筐体1を回動させて縦方向に開いた場合に、利用者側から見て、右側(右隅)で接合するようにすると、利き腕が右手の利用者にとっては横方向に開きやすくなる。また、キーの配置から考えても、縦方向に開いた場合には方向キー(スクロールキー)がテンキー等よりも上部に位置し、横方向に開いた場合には、方向キー(スクロールキー)がテンキー等よりも左側に位置するようになる。例えば利用者が横方向に開いた状態でゲームをする場合に都合がよい。ここで、操作部21の詳細は記していないが、たとえば、縦方向でも横方向でも利用者が操作しやすいようなキー形状にすることも考えられる。
図2はヒンジ部3を含む携帯端末機4の断面図である。本実施の形態では、ヒンジ部3は、第一回転機構部31、第二回転機構部32、第一の筐体1と第二の筐体2を導通するケーブル33、内部に形成された空間に収容されたケーブル33を保護するために一定の肉厚を有する筐体(保護ケース)である保護部材34(実質的なヒンジ部3)で構成されている。第一回転機構部31と第二回転機構部32の間には第一の筐体1と第二の筐体2を結ぶ各種の配線構造が存在する。この配線構造は電源の供給や制御信号の伝達に使用されるケーブル33が存在している。また、第一の筐体1と第二の筐体2の間の制御や給電を確保するためケーブル線が回転機構部内部の回転軸内に設けられた穴から挿通されているのが通常であるが、回転軸に設けられた端子で導通させてもよい。ケーブル線33は保護部材34の存在によって保護されており、ヒンジ部3に加えられる様々な方向の負荷にも耐えることができる。
図3は閉じた状態及び横方向に所定の角度開いた状態を側面から見た表す図である。図3(a)はヒンジ部3が設けられた側から見た閉じた状態、図3(b)はその反対側から見た閉じた状態、図3(c)は所定角度開いた状態を表す。第一の筐体1には、第一の筐体1を横方向に所定の角度開いた状態にしたときに、第二の筐体2の操作部21を有する面の裏面(以下、背面という)と同一面上に位置するような角度を有する筐体側接面14が形成されている。後述するように、第二の筐体2の操作部21を有する面は、机等の場所に置かれる際に、接地される面である。したがって、液晶表示部11が第二の筐体2の操作部21を有する面に対して約120度の角度を有することが好適であるため、筐体側接地面12の第一の筐体1に対する傾斜は約120度に形成されている。同様に、ヒンジ部3にも同じ傾斜を有するヒンジ部側接面35が形成されている。
図4は第一回転機構部31または第二回転機構部32の構造を示したものである。また、図5は回転機構部が取り付けらときの断面図を示したものである。それぞれの回転機構部の内部には筐体の回転を適切な位置で係止するために係止機構が設けられている。ヒンジ部3の係止機構の構造としては様々な形が存在するが、ここではカム機構を採用している。それぞれの係止機構は軸受部311、カム部312、回転軸313、周り止め部材314(特に図示せず)、弾性部材であるバネ315、円板部316、ワッシャー317で構成されている。回転軸313はバネ315、カム部312、円板部316、ワッシャー317を順に挿通しており、カム部312はバネ315によって軸受部311方向に対して付勢されることによって軸受部311と当接している。カム部312には係止溝318が形成され、軸受部311にはこれと嵌合する突起319が形成されている。また、回転軸313はヒンジ部3と、軸受部311は筐体とそれぞれ固定されている。
第一回転機構部31を例に回転機構部の動作について説明する。ヒンジ部3を第一の筐体1に対して回動させると、第一回転機構部31内のカム部312は回転軸313に連動して回転するが、カム部312はバネ315によって軸受部311方向に付勢されているので常に軸受部311と接触しており、通常は円板部316が抵抗として機能することで第一の筐体1はヒンジ部3(第二の筐体2)に対して任意の位置で保持される。しかし、回転が進むと、軸受部311の突起319がカム部312の係止溝318に嵌合したときに回転は係止され、筐体は固定される。さらに回転方向に負荷がかかると、再び突起319は係止溝318から外れ、任意の位置で筐体は保持されることになる。第一回転機構部31、第二回転機構部32とも構造はほぼ同じであるが、第一回転機構部31の回転軸が回転することによって第一の筐体1が回動して縦方向に開いたときと、第二回転機構部32の回転軸が回転することによってヒンジ部3(第二の筐体2)が回動して横方向に開いたときとでは、想定される利用法にあわせて回動を係止する位置も異なっている。そのため、それぞれの回転機構部では、異なる位置に係止溝318が形成されている。係止溝318が形成される位置については後述する。
図6は第一回転機構部31が有するカム部312を表す図である。まず、縦方向の利用については音声通話機能や電子メール機能の使用目的であることが多く、この場合は第一の筐体1は第二の筐体2に対して縦方向に約160度開かれたとき、及び第一の筐体1を完全に閉じたとき、すなわち角度が0度であるときの2箇所で係止されることが望ましい((本実施の形態の携帯端末装置4では、第二の筐体2に対して、第1の筐体1を約180度開くことにより、少なくとも送話部12、第一回転機構部31、受話部22とがなす角が約160度になっている))。そこで第一回転機構部31には、筐体を閉じたときにカム部312が軸受部311と当接する部分に係止溝318が、この位置を基準として第一の筐体1と第二の筐体2が約160度に開かれたときにカム部312が軸受部311と当接する部分に係止溝318Bが形成されている。
図7は第二回転機構部32が有するカム部322を表す図である。次に、横方向の利用について説明する。一方、この携帯端末装置4はマルチメディア対応型のものであり、TV視聴、テレビ電話やゲームでの利用を前提としている。この場合は、携帯端末装置4を横向きにして操作されるので、第一の筐体1は第二回転軸32によって横方向に開かれる。TV放送の視聴の場合は図3(c)のような状態で置くことが望ましいため、第二の筐体2の背面と第一の筐体1の筐体側接面14が同一面になる角度で係止されることが望ましい。またゲーム機器として使用する場合は、第一の筐体にある液晶表示部11と第二の筐体にある操作部21が平行になる位置で第一の筐体1の回転が係止されることが望ましい。
上述した目的のため、第二回転機構部32には二段階に第一の筐体1を係止するように、係止溝328A、係止溝328B、係止溝328Cと3箇所に係止溝が形成されている。すなわち、係止溝328Aは筐体が閉じた場合の係止位置であり、係止溝Bは本発明にかかる携帯端末装置4を接地したままTV放送を視聴、テレビ電話におけるカメラ部13の撮影等をするときに好適な位置で第一の筐体1の回転を係止する第一の係止部である。係止溝328Cは本発明にかかる携帯端末装置4でゲームを行う場合に好適な位置で係止する第二の係止部である。経験則上、液晶表示部11は水平方向に対し約120度の位置で保持されることが好適であるため、係止溝328Bは係止溝328Aから約120度の位置に形成されている。ここで、充電状態においても、この角度でテレビの視聴、テレビ電話等が行えるように、例えば、充電端子を第二の筐体2の長手方向側面に設け、それにあわせた充電台を用意する等の工夫をすることも考えられる。
液晶表示部11と操作部21を平行にした場合には、第二の筐体2の操作部21に対して第一の筐体1の液晶表示部11が約180度の位置で図9のように係止されることが好適であると考えられる。従って係止溝328Cは係止溝328Aから約180度の位置に形成されている。角度については、使用感は主観的なものなので特定の角度に限定されるものではなく、ほかの角度に係止溝328を設けることも可能である。また、係止溝328は、さらに多く形成することも可能である。
この構造に基づいた本発明にかかる携帯端末装置4の動作について説明する。まず、音声通話機能若しくは電子メール機能を使用する場合の利用について説明する。上述の通り、この場合は縦方向に、すなわち第一回転機構部31の回転によって第一の筐体1が開かれる。第一回転機構部31の係止機構にある係止溝318は318A、318Bの二つであり、係止溝318Aによって係止されている状態から、回転方向に負荷がかかることにより、第一の筐体1が縦方向に開かれる。この間は係止機構の弾性部材によってカム部312が第一の筐体1とヒンジ部3の接合部方向に付勢されており、第一の筐体1は任意の位置に保持可能である。更に回転が進むと、係止溝318Bに突起が嵌合した時点、すなわち第一の筐体1が所定角度分開かれた状態で第一の筐体1は保持される。
TV放送の視聴やゲームでの利用の場合は、横方向に、すなわち第二回転機構部32の回転によって第一の筐体1が開かれる。この場合は第二回転機構部32内の係止機構にある係止溝328は328A、328B、328Cの三つであり、折り畳まれた状態、すなわち図8のように328Aによって係止されている状態から、回転方向に負荷がかかることにより、第一の筐体1が横方向に開かれる。この場合においても、縦方向に開かれるときと同様、第二の筐体2は係止機構内の弾性部材によってカム部322が第二の筐体2とヒンジ部3の接合部方向に付勢されており、第二の筐体に対して、ヒンジ部3は任意の位置に保持可能である。第一の筐体1(ヒンジ部3)が、閉じた状態から約120度回転した場合、すなわち突起329が係止溝328Bと嵌合した場合に第一の筐体(ヒンジ部3)は図3(c)のように保持される。また、この場合は携帯端末装置4を地面、机等に置いて使用することが考えられる。このため第一の筐体1及びヒンジ部3には筐体側接面14、ヒンジ部側接面35が設けられており、第二の筐体2の背面も含め全体で置かれる。筐体側接面14、ヒンジ部側接面35は筐体が約120度開いたときに第二の筐体2の背面と同一平面上になるような傾斜であるため、本発明に係る携帯端末装置4は安定した状態で接地される。
ここで、さらに回転方向に負荷がかかると、第一の筐体1はさらに横方向に開かれる。第一の筐体1が閉じた状態から約180度回転した場合、すなわち突起329が係止溝328Cと嵌合した場合に、第一の筐体1は図9のように保持される。この場合は第一の筐体1に設けられた液晶表示部11と第二の筐体2の操作部21が平行に保持され、本発明にかかる携帯端末装置4はゲームなどの使用に好適な形態で保持される。
本発明にかかる携帯端末装置の斜視図である。 ヒンジ部の断面図である。 閉じた状態及び横方向に所定の角度開いた状態を側面から見た表す図である。 回転機構部の係止機構の分解斜視図である。 係止機構の断面図である。 第一回転機構部の係止溝の配置を示す断面図である。 第二回転機構部の係止溝の配置を示す断面図である。 本発明にかかる携帯端末装置の筐体が閉じた状態の図である。 第一の筐体1を横方向に約180度開いたときの図である。
符号の説明
1 第一の筐体
11 液晶表示部
12 送話部
13 カメラ部
14 筐体側接面
2 第二の筐体
21 操作部
22 受話部
3 ヒンジ部、
31 第一回転機構部
311、321 軸受部
312、322 カム部
313、323 回転軸
314、324 周り止め部材
315、325 バネ
316、326 円板部
317、327 ワッシャー
318、318A、318B、328、328A、328B、328C 係止溝
319、329 突起
32 第二回転機構部
35 ヒンジ部側接地面

Claims (7)

  1. 第一の筐体と、
    第二の筐体と、
    前記第一の筐体と前記第二の筐体とを接合させるヒンジ部と、
    該ヒンジ部に対して前記第一の筐体を回動可能に軸止する第一回転機構部と、
    前記第一回転機構部が有する回転軸と異なる平面で直交する回転軸を有し、前記第二の筐体に対して前記ヒンジ部を回動可能に軸止する第二回転機構部と
    を有することを特徴とする携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置であって、
    前記ヒンジ部は筐体であり、その筐体内部に形成された空間に前記第一回転機構部または第二回転機構部の少なくとも一部が収容されていることを特徴とする携帯端末装置。
  3. 請求項1または2に記載の携帯端末装置であって、
    前記第一の筐体が短手方向に所定の角度回動したときに、前記第二の筐体に設けられた操作部を有する操作面又はその裏面側と同一平面となる面を前記第一の筐体が有することを特徴とする携帯端末装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の携帯端末装置であって、
    前記第一の筐体の短手方向に前記ヒンジ部を所定の角度回動させたときに、前記第二の筐体に設けられた操作部を有する操作面の裏面と同一平面となる面を前記ヒンジ部が有することを特徴とする携帯端末装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の携帯端末装置であって、
    前記第二回転機構部は、前記ヒンジ部を前記第一の筐体の短手方向に回動させたときに、前記ヒンジ部のある面が前記第二の筐体に設けられた操作部を有する操作面の裏面と同一平面をなす角度で前記ヒンジ部の回動を係止させる第一係止機構を有することを特徴とする携帯端末装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の携帯端末装置であって、
    前記第二回転機構部は、前記ヒンジ部を前記第一の筐体の短手方向に回動させたときに、前記第一の筐体に設けられた表示部を有する表示面と前記第二の筐体に設けられた操作部を有する操作入力面とが平行になる角度で前記ヒンジ部の回動を係止させる第二係止機構を有することを特徴とする携帯端末装置。
  7. 携帯端末装置が有する第一の筐体と第二の筐体とを接合させて開閉可能に保持するヒンジ部であって、
    該ヒンジ部に対して前記第一の筐体を回動可能に軸止する第一回転機構部と、
    前記第一回転機構部が有する回転軸と異なる平面で直交する回転軸を有し、前記第二の筐体に対して前記ヒンジ部を回動可能に軸止する第二回転機構部と、
    前記第一の筐体の短手方向に所定の角度回動させたときに、前記第二の筐体に設けられた操作部を有する操作面の裏面と同一平面となる面と
    を有することを特徴とするヒンジ部。
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