JP2001142153A - 光シャッタ式露光装置 - Google Patents

光シャッタ式露光装置

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JP2001142153A
JP2001142153A JP32192299A JP32192299A JP2001142153A JP 2001142153 A JP2001142153 A JP 2001142153A JP 32192299 A JP32192299 A JP 32192299A JP 32192299 A JP32192299 A JP 32192299A JP 2001142153 A JP2001142153 A JP 2001142153A
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JP32192299A
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Toshiaki Iyoda
敏章 伊与田
Kazuhiro Kobayashi
和弘 小林
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 与えられた画像情報に基づいて感光材料に光
ビームを出射可能な多数の光スイッチング素子を備えた
露光エンジンと、露光エンジンの筐体と、光ビームを形
成する光源ランプと、光ビームを受光して露光エンジン
に供給する導光手段と、光源ランプと導光手段の間の光
ビームの進路内で回転駆動される回転フィルタとを備え
た光シャッタ式露光装置において、バンディング等の画
像むらが生じ難い装置を提供する。 【解決手段】 導光手段23を筐体100に対して位置
決め可能な光路保持ユニットULと、回転フィルタ22
fを筐体100に支持する回転フィルタユニットURと
が設けられており、回転フィルタユニットURを光路保
持ユニットULから分離されたユニットとして設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光シャッタ式露光装
置に関し、より具体的には、与えられた画像情報に基づ
いて感光材料に光ビームを出射可能な多数の光スイッチ
ング素子を備えた露光エンジンと、前記露光エンジンを
支持する筐体と、光ビームを形成する光源ランプと、前
記光源ランプからの前記光ビームを受光して前記露光エ
ンジンに供給する導光手段と、前記光源ランプから前記
導光手段に向かう前記光ビームの進路内にて所定速度で
回転駆動される回転フィルタとを備えた光シャッタ式露
光装置に関する。
【0002】上記の回転フィルタは、光源ランプから照
射される白色光からなる光ビームを三原色等に次々に着
色しては、ガラス製などの導光手段を介して、露光エン
ジンに提供するためのもので、したがって、回転フィル
タ上には、例えば、R(赤色)、G(緑色)、及びB
(青色)等、互いに色の異なるカラーフィルタが、同フ
ィルタの回転の周方向に沿って交互に配置されている。
この回転フィルタは、高速で回転しながら前記光ビーム
の進路上に介在することによって、露光エンジンの光ス
イッチング素子を介して印画紙等の感光材料に出射され
る光の色成分を、時々刻々変化させることができる。一
方、露光エンジンの光スイッチング素子は、与えられた
画像情報に応じた瞬間的なON/OFF操作を続けるこ
とによって、入射された各色の光ビームを、前記感光材
料に次々に転送するように構成されている。これによっ
て、与えられた画像情報に含まれるカラー情報を反映し
た潜像が前記感光材料に形成される。
【0003】因みに、通常の光シャッタ式露光装置で
は、ライン露光という手法が用いられることが多い。こ
こでは、露光エンジンの光スイッチング素子は、主走査
方向に沿って一列または複数列のライン状に並んでお
り、一方、感光材料は、光スイッチング素子からの主走
査方向に沿った一連の光ビームの出射が完了する度に、
このライン状の光スイッチング素子の列を横切る副走査
方向に所定画素数に相当する長さだけ相対移動されるよ
うに構成されている。
【0004】
【従来の技術】ところで、上記の光シャッタ式露光装置
では、高速回転する前記回転フィルタと、光源からの光
ビームが回転フィルタの回転部を透過するのを許す光挿
通窓と、ガラス製などの前記導光手段とを備えた回転調
光ユニットが用いられている。そして、回転調光ユニッ
トは、これら光挿通窓、回転フィルタ、導光手段という
3つの部材が互いに軸芯を共有するように予め作製され
ている。したがって、例えば、導光手段としてのガラス
製角柱部材の軸芯が光ビームの軸芯と一致するように回
転調光ユニットを設置するだけで、他の光挿通窓と回転
フィルタも自動的に光ビームの軸芯と一致するので、光
シャッタ式露光装置の組み立て作業が容易である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、上記の従来の光
シャッタ式露光装置によって潜像を形成され、現像処理
されて、写真として出力された印画紙等の感光材料に形
成された画像を観察すると、主走査方向に延びた細い筋
状のバンディングと呼ばれる画像むらが生じている場合
があり、改善の余地があった。
【0006】したがって、本発明の目的は、上に例示し
た従来技術による光シャッタ式露光装置の持つ前述した
欠点に鑑み、主走査方向に延びた細い筋状のバンディン
グ等の画像むらが生じ難い光シャッタ式露光装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る光シャッタ式露光装置は、特許請求の
範囲の請求項1から9に記された特徴構成を備えてい
る。因みに、本発明の請求項1による光シャッタ式露光
装置は、前記導光手段を前記筐体に対して位置決め可能
な光路保持ユニットと、前記回転フィルタを前記筐体に
対して位置決め可能な回転フィルタユニットとが設けら
れており、前記回転フィルタユニットは、前記回転フィ
ルタユニット内で生じる振動の前記光路保持ユニットへ
の伝達を抑制するために、前記光路保持ユニットから分
離されたユニットとして設けられていることを特徴構成
としている。
【0008】本発明の請求項1による光シャッタ式露光
装置では、上記の特徴構成を備えているために、写真と
して出力された印画紙等の感光材料に形成された画像に
前述のようなバンディング現象が見られなくなった。
【0009】すなわち、上記のバンディング現象が発生
する機構を説明する一つの仮設として、光シャッタ式露
光装置の光源と露光エンジンの間に介装された回転フィ
ルタは、非常に高い精度で回転調光ユニット内に配置さ
れているものの、同時に、光シャッタ式露光装置の駆動
中は、回転フィルタは例えば12,000回転/分など
の高速で回転運動(駆動源としてはモータを用いる)す
るために何らかの振動を発生しており、この振動が露光
エンジンによる潜像の形成に影響を与えているという因
果関係が考えられる。この回転フィルタが生じる振動の
原因としては、例えば、回転フィルタの微妙なアンバラ
ンスや質量の偏在等が考えられる。
【0010】しかし、本発明の請求項1による光シャッ
タ式露光装置では、上記の特徴構成を備えているため
に、導光手段を筐体に対して位置決め可能な光路保持ユ
ニットと、回転フィルタを筐体に対して位置決め可能な
回転フィルタユニットとが設けられているため、上記の
バンディング現象が見られなくなった。すなわち、前記
回転フィルタユニットは、特徴構成として記されたよう
に、前記光路保持ユニットから分離されたユニットとし
て設けられているので、回転フィルタの高速回転に基づ
いて発生した振動は、基本的に回転フィルタユニット内
に止まり、少なくとも、導光手段を備えた光路保持ユニ
ットには直接的に伝わらないので、前述のバンディング
現象が解消されたものと推測される。
【0011】したがって、以上のように、従来技術の光
シャッタ式露光装置が抱えていた前述の課題が、本発明
の請求項1による特徴構成に基づいて解決されるに到っ
た経緯から、従来技術の光シャッタ式露光装置から出力
された感光材料の画像中に観察されたバンディング現象
は、回転フィルタの高速回転に基づいて発生した振動
が、導光手段に伝わって、光源からガラス製などの角柱
状の導光手段に入射される最中の光ビームに、または、
ガラス製などの角柱状の導光手段から下流側の導光手段
としての光ファイバーに伝えられる最中の光ビームに一
定の変調が加えられたための、画像むらではないかとの
推測が成り立つ。
【0012】さらに、前記回転フィルタユニットは、防
振部材を介して前記筐体に連結されている構成とするこ
とができる。
【0013】このように構成すれば、たとえ前記回転フ
ィルタユニット内で振動が生じた場合も、この振動が筐
体に伝わり難くなるので、結果的に、前記光路保持ユニ
ットがさらに前記振動の影響を受け難くなり、出力画像
の「画像むら」もさらに確実に抑制される。
【0014】前記回転フィルタユニットと前記光路保持
ユニットの少なくとも一方は、前記筐体に対して移動可
能に支持されている構成とすることができる。
【0015】このように構成すれば、この一方が他方に
対して移動操作できると言う機械的な相対関係に基づい
て、前記回転フィルタユニットと前記光路保持ユニット
の間の物理的な連結状態に一つの断続部が与えられ、こ
の断続部は両ユニット間での振動の伝達を抑制する作用
をもたらす。したがって、たとえ前記回転フィルタユニ
ット内で振動が生じた場合も、この振動が筐体に伝わり
難くなるので、結果的に、前記光路保持ユニットがさら
に前記振動の影響を受け難くなり、出力画像の「画像む
ら」もさらに確実に抑制される。
【0016】また、このように構成すれば、使用状態で
は、互いに光源ランプからの光束の軸芯に沿って互いに
対向している(これらの部材は、装置全体を少しでもコ
ンパクト化するためや、光ビームの空気中での減衰を抑
制するために非常に近接した状態で対向している)、光
路保持ユニット内の導光手段と回転フィルタユニットと
を、必要に応じて相対移動させることで、メンテナンス
作業が実施し易くなる。
【0017】より具体的には、前記回転フィルタユニッ
トには、前記光ビームが前記回転フィルタの回転部を透
過するのを許す光挿通窓が形成されており、且つ、前記
光路保持ユニット内に前記光源ランプが設置されてお
り、前記光路保持ユニットは、前記回転フィルタユニッ
トの前記光挿通窓が前記光路保持ユニット内の前記光源
ランプと前記導光手段の間に形成された光軸内に進入し
た第1姿勢と、前記回転フィルタユニットの前記光挿通
窓が前記光軸から抜け出した第2姿勢の間で摺動可能に
支持されている構成とすることができる。
【0018】このように構成すれば、第1姿勢では、光
源ランプと導光手段の間に回転フィルタユニットの光挿
通窓が介装されて、これら3つの部材が光束の光軸上に
一直線に並んだ使用状態が実現され、第2姿勢では、回
転フィルタユニットの光挿通窓が、光源ランプと導光手
段とを結んだ前記光軸上から外れて、メンテナンス等の
ためにこれら3つの部材に対してアクセスすることが容
易となる。一方、光路保持ユニットを構成している光源
ランプと導光手段の2部材どうしは、(通常は両者間に
回転フィルタユニットを介装させていることから)元よ
り離間しているので、互いに特に相対移動させる迄もな
くメンテナンス用のアクセスが可能である。
【0019】また、前記光路保持ユニットは、前記光源
ランプを少なくとも前後左右と上方から包囲するランプ
ハウスの構成部材を含む構成とすることができる。
【0020】このように構成すれば、ランプハウスを構
成する側壁部材等を、光源ランプや導光手段を支持しつ
つ筐体に連結するための光路保持ユニットとして利用で
きる。
【0021】また、このように構成すれば、前記光路保
持ユニットと前記回転フィルタユニットの間の相対移動
に伴って、ランプハウスを構成する側壁部材も2つに分
割されて、ランプハウス内部にもオペレータの手などが
アクセス可能となるので、回転フィルタ等のメンテナン
ス時に、同時にランプハウスの内部の点検ができる。
【0022】さらに具体的には、例えば、前記ランプハ
ウスは、前記筐体から上方に延びた第1側壁部材を含
み、前記光路保持ユニットは、前記筐体に対して横方向
に摺動可能に設けられた第2側壁部材を含み、前記光路
保持ユニットの前記第1姿勢において、前記第1と第2
側壁部材は互いに協働して前記ランプハウスを完成する
構成とすれば良い。このように構成すれば、第2姿勢で
は、前記光路保持ユニットに含まれる第2側壁部材が、
第1側壁部材から横向きに変位して、ランプハウス内部
に外部からアクセス可能となる。
【0023】また、前記光路保持ユニットの第2側壁部
材は、前記光路保持ユニットの前記摺動方向と平行に延
びており、前記第1側壁部材は、前記光路保持ユニット
の前記第1姿勢において、前記ランプハウスを形成する
ために、前記光路保持ユニットの前記第2姿勢への移動
進路を横断するように延びた閉鎖位置と、前記光路保持
ユニットの前記第2姿勢への移動を許すために、前記移
動進路から撤去された開放位置の間で位置変更可能に構
成されている構成とすることができる。
【0024】このように構成すれば、第1側壁部材を開
放位置に切り換えて、光路保持ユニットの第2姿勢への
移動経路を確保した上で、光路保持ユニットを第2姿勢
に移動させて、メンテナンスを行うことができ、メンテ
ナンス終了後は、光路保持ユニットを第2姿勢に戻し
て、第1側壁部材を閉鎖状態に戻せば、光源ランプと導
光手段と回転フィルタユニットの光挿通窓の3つの部材
が光束の光軸上に一直線に並んだ使用状態が復帰され、
同時に完成状態のランプハウスも回復されて、通常の使
用が可能となる。
【0025】特に具体的には、前記ランプハウスは、前
記閉鎖位置における前記第1側壁部材と対向するように
前記筐体から立設された第3側壁部材を含み、さらに、
前記第3側壁部材の上端からは、前記ランプハウスの上
端面を構成する閉鎖姿勢と前記ランプハウスの上方を開
放した開放姿勢の間で揺動可能な天井部材が延びてお
り、前記第1側壁部材はこの天井部材の遊端部から延び
ている構成とすることができる。
【0026】このように構成すれば、ランプハウスの上
端面を構成する天井部材を、ランプハウスの上方を開放
した開放姿勢に切り換えれば、ランプハウス内に位置す
る回転フィルタユニットに対して上方からアクセスで
き、メンテナンスや着脱が行い易い。また、光源ランプ
を光路保持ユニットの第2側壁部材に取り付けておいた
場合には、ランプハウスの天井部材を開放姿勢に切り換
えれば、この光源ランプの背面に上方から簡単にアクセ
スできる。また、光源ランプを天井部材に取り付けてお
いた場合も、ランプハウスの天井部材を開放姿勢に切り
換えれば、この光源ランプの正面、すなわち、反射ミラ
ーが設けられていればこの反射ミラーの反射面に上方や
側面などから簡単にアクセスできる。
【0027】また、前記画像情報の加工処理に関するデ
ータを表示するためのモニタが前記筐体上に支持されて
おり、前記モニタは、前記第2姿勢にある前記光路保持
ユニットと干渉する操作位置と、前記光路保持ユニット
の前記第2姿勢への移動を許すために、前記操作位置か
ら横向きに離間した非操作位置との間で、摺動移動可能
に設けられている構成とすることができる。
【0028】このように構成すれば、光シャッタ式露光
装置の筐体上に、モニタとランプハウスを両者間に余り
隙間のない状態で詰めて隣接させることで、光シャッタ
式露光装置の筐体の上面の比較的に狭い一角を有効に使
用しながら、同時に、ランプハウス内の光源ランプ、回
転フィルタ、並びに導光部材のメンテナンス時には、先
ず、モニタを前記非操作位置に摺動させた上で、光路保
持ユニットを第2姿勢へ移動させることで、ランプハウ
ス内が開放され、回転フィルタが、光源ランプと導光部
材の間の位置から分離されて、容易にメンテナンスが可
能となる。
【0029】本発明によるその他の特徴および利点は、
以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるで
あろう。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の一例について
図面に基づいて解説する。図1は、いわゆるデジタルミ
ニラボとして知られているプリンタプロセッサの外観を
概略的に示す斜視図であり、図2は、同じくその概略ブ
ロック図である。このプリンタプロセッサのデジタルプ
リント部5には、本発明による光シャッタ式露光装置が
採用されている。
【0031】(プリンタプロセッサの概略構成)上記プ
リンタプロセッサは、デジタル露光式を採用しており、
ここでは現像処理済みの写真フィルム(以後単にフィル
ムと称す)1の画像駒から撮影画像を読み取るフィルム
スキャナ部3と、フィルムスキャナ部3を通じて読み取
られたデジタル画像データを処理してプリントデータを
作成するコントローラ7と、このプリントデータに基づ
いて前記駒画像に対応する画像を印画紙2に露光するデ
ジタルプリント部5と、露光された印画紙2を現像処理
する現像処理部6とを備えている。現像処理部6で現像
された印画紙2は、乾燥工程を経て仕上がりプリントと
して排出される。
【0032】フィルムスキャナ部3は、主な構成要素と
して、照明光学系30、撮像光学系40、光電変換素子
としてラインCCDセンサ51を用いた光電変換部5
0、フィルム1に対する光の照射範囲を決定するととも
にフィルム1をラインCCDセンサによるスキャニング
のために副走査方向に搬送するオートフィルムマスク1
0を備えている。照明光学系30は、筐体100の天板
100a上に立設された第1ランプハウス3a内に白色
光源として収納されたハロゲンランプ31を備え、ハロ
ゲンランプ31からの光ビームは、調光フィルタ32と
ミラートンネル33などによって光波長分布や光の強度
分布を整えられた上で、オートフィルムマスク10上の
フィルム1を照射する。フィルム2からの透過光ビーム
を処理する撮像光学系40は、レンズユニット41と光
ビームの進行方向を変えるミラー42とから構成されて
いる。なお、調光フィルタ32には、調整時に用いられ
るセットアップフィルタ32aが備えられており、コン
トローラ7の指令により、このセットアップフィルタ3
2aを光軸上に設定することができる。
【0033】撮像光学系40によって導かれた光ビーム
を光電変換する光電変換部50は、ラインCCDセンサ
51としてR,G,Bの各色を検出するために割り当て
られた3つのCCDセンサ51a、51b、51cを備
えており、各CCDセンサは多数(例えば5000個)
のCCD素子が主走査方向、つまりフィルム1の幅方向
に配列されている。赤色用CCDセンサ51aの撮像面
にはフィルム1を透過した光の赤色成分のみを通過させ
るカラーフィルタが、緑色用CCDセンサ51bの撮像
面にはフィルム1を透過した光の緑色成分のみを通過さ
せるカラーフィルタが、青色用CCDセンサ51cの撮
像面にはフィルム1を透過した光の青色成分のみを通過
させるカラーフィルタが設けられており、それぞれ、基
本的に青色成分、赤色成分、緑色成分のみを光電変換す
る。
【0034】フィルム1の駒画像がオートフィルムマス
ク10に設定されているスキャン位置に位置決めされる
と、駒画像の読取処理が開始され、駒画像の透過光は、
フィルム搬送機構9によるフィルム1の送りにより、順
次R,G,Bの3つの各CCDセンサ51a、51b、
51cによって読み取られる。R,G,Bの各CCDセ
ンサはフィルム1の搬送方向に沿って数画素分の間隔を
隔てて配置されているので、同一の画素におけるR,
G,Bの各成分色の検出タイミングには時間差が生じる
が、これは光電変換部50の後段での信号処理により同
一の画素のR,G,B画像信号が対応づけられてコント
ローラ7の所定のメモリに格納される。このような、フ
ィルムスキャナー3の照明光学系30、撮像光学系4
0、光電変換部50の各制御はコントローラ7によって
行われる。因みに、画像情報の加工処理に関するデータ
を表示するためのモニタ7aや各種処理命令を入力する
ための操作卓7bが接続されたコントローラ7は、CP
U、ROM、RAM、I/Oインターフェースなどから
なるマイクロコンピュータシステムを中核部材として構
成され、上述したような各部の制御に必要な各種機能を
ハードウエア又はソフトウエア或いはその両方で実現さ
せている。
【0035】前述したように、デジタルプリント部5
は、本発明による光シャッタ式露光装置からなり、これ
は主に、PLZTシャッタ方式のライン露光ヘッドで構
成されている。未露光の印画紙2xに潜像を露光するた
めの露光エンジンには、PLZT素子からなるシャッタ
素子(光スイッチング素子の一例)がライン状に集合し
たシャッタアレイ35aが採用されている。このPLZ
T素子からなるシャッタアレイ35aは、チタン酸ジル
コン酸鉛にランタンを添加することにより得られる透明
強誘電性セラミックス材料から構成され、この材料の有
する電気光学効果を利用したもので、各シャッタ素子に
白色光源5bから多数の光ファイバ35cを介してR,
G,B各色の光が交互に導入される。このため、図3と
図4に示されるように、光源5bと光ファイバ35cの
間には、R,G,Bの3色の光学フィルタが円周に沿っ
て配列された回転フィルタ22fと、この回転フィルタ
22fを約12,000回転/minの高速で駆動する
電動モータ22Mとを備えた回転調光装置22が備えら
れている。したがって、各瞬間にはR,G,Bの内の1
つのフィルタのみが選択的に光ファイバ35c光源から
の光軸内に進入しており、その色のフィルタを介して選
択色の光が束状の光ファイバー35cを通じてシャッタ
アレイ35aの各シャッタ素子に送られる。また、各シ
ャッタ素子は、そこに所定レベルの電圧が印加される
と、光透過状態になり、その電圧印加が停止されると光
遮断状態となる。従って、コントローラ7からプリント
データに基づいて各画素に対応するシャッタに駆動電圧
が印加されると、そのシャッタが開いて光源から導入さ
れている色の光が印画紙2に照射されることになる。未
露光の印画紙2xは、シャッタアレイ35aの上流側と
下流側に配置されたローラ対80B,80C等によっ
て、シャッタアレイ35aの前面を一定速度で副走査方
向に駆動され、これによって面状の潜像が印画紙2xに
形成される。
【0036】一方、図3に示されるように、デジタルプ
リント部5の光源5bは主に、筐体100の天板100
a上に立設された第2ランプハウス5a(これは、フィ
ルムスキャナ部の第1ランプハウス3aの背後に設置さ
れている)内に白色光源として収納されたハロゲンラン
プ15と、ハロゲンランプ15の背後に設置された凹面
鏡16とで構成されている。光源5bが形成する光束B
Lは、光束内に含まれる熱線をカットするために設けら
れた赤外線吸収フィルタ17を通過後、集光手段として
設置されたコンデンサレンズ18に向かう。そして、ハ
ロゲンランプ15とコンデンサレンズ18の間、より具
体的には、赤外線吸収フィルタ17とコンデンサレンズ
18の間には、調光フィルタ20が配置されている。調
光フィルタ20は、R,G,Bの各色を備えた3枚の調
光フィルタ20R,20G,20Bからなる。これらの
3枚のフィルタ20R,20G,20Bは、いずれも、
コントローラ7から送られる指示信号に応じて個々に独
立して操作可能なアクチュエータ21R,21G,21
B(フィルタ駆動手段の一例)に支持されているので、
各フィルタ20R,20G,20Bの、光束BL内への
進入量は、使用する印画紙の特性やハロゲンランプ15
の発光特性等に応じて、無段階的に変更することができ
る。
【0037】コンデンサレンズ18を通過した光束BL
は、回転調光装置22に設けられた受光窓22wに入射
する。受光窓22wは回転フィルタ22fの回転軸芯か
ら所定距離だけ離れた位置に設けられているので、光源
5bからの入射光は、時々刻々異なる色のフィルタ20
R,20G,20Bを通過して、回転調光装置22から
下方に出射する。回転調光装置22の下流側には、受光
窓22wと同軸状に、四角柱状のガラス製導光ロッド2
3(導光手段の一例)が垂直に支持されている。このガ
ラス製導光ロッド23の下流側の端面には、束ねられた
光ファイバー35cの上流側端面が連結されている。
【0038】(第2ランプハウスの構造)図5に示され
るように、筐体100の天板100aには矩形の貫通孔
100Hが形成されている。第2ランプハウス5aは主
に、使用状態において貫通孔100Hの対向する一対の
辺から垂直上方に延びた第1側壁25aと第3側壁25
c、第1側壁25aと第3側壁25cの上端の間に水平
に延びた天井部材25d、及び、貫通孔100Hの別の
一対の辺から垂直上方に延びた一対の第2側壁25b、
25bからなる。第3側壁25cは、筐体100に固定
されているが、天井部材25dは、第3側壁25cの上
端に揺動自在に支持されているので、天井部材25dが
第2ランプハウス5aの上方を閉鎖して上端面を構成す
る閉鎖姿勢と、第2ランプハウス5aの上方を開放した
開放姿勢(図5に実線で示されている)との間で、姿勢
切換可能となっている。また、第1側壁25aは、天井
部材25dの遊端辺から直角に一体的に延びた姿勢で固
定されているので、前述の天井部材25dの姿勢切換に
伴って、必然的に、第2ランプハウス5aの左方を閉鎖
して左側側壁を実現する閉鎖姿勢と、プリンタプロセッ
サの正面に位置するオペレータから見て第2ランプハウ
ス5aの左方が開放された開放姿勢(図5の実線)の間
でこれも姿勢切換可能となっている。
【0039】一対の第2側壁25b、25bは、第3側
壁25cの基端部の両端から左方水平に延びるように設
置された一対のレール部材100R,100R上に摺動
自在に設置されている。すなわち、第2側壁25b、2
5bは、第3側壁25cと接当して第2ランプハウス5
aの前後の側壁を実現する姿勢(図5に実線で示されて
いる)と、オペレータから見て第3側壁25cから左方
に離間した姿勢(図5に二点鎖線で示されている)の間
で、摺動操作可能に構成されている。但し、この離間姿
勢への切り替えは、予め、天井部材25dと第1側壁2
5aを前記開放姿勢に切り換えた上で始めて可能とな
る。
【0040】図3に示されるように、一対の第2側壁2
5b、25bの一方の上端付近からは、第2ランプハウ
ス5aの内方に向けて略水平に延びた上部ブラケット2
6が延びており、この上部ブラケット26の下面に、ハ
ロゲンランプ15が配置されている。そして、一対の第
2側壁25b、25bには他に、ハロゲンランプ15か
らの照射光によって略平行な下向きの光束を形成するた
めの凹面鏡16と、赤外線吸収フィルタ17と、アクチ
ュエータ21R,21G,21Bに支持された各調光フ
ィルタ20R,20G,20Bと、集光手段としてのコ
ンデンサレンズ18とが、以上の順番で上から下に取り
付けられている。また、一対の第2側壁25b、25b
の下端部の間には下部ブラケット28が架設されてお
り、この下部ブラケット28に、ガラス製導光ロッド2
3が垂直に固定されている。すなわち、一対の第2側壁
25b、25b、ハロゲンランプ15と凹面鏡16、及
び、ガラス製導光ロッド23は、レール部材100R,
100R上を摺動自在な光路保持ユニットULを構成し
ている。もちろん、光路保持ユニットUL内では、ガラ
ス製導光ロッド23の軸芯は、レール部材100R,1
00R上での光路保持ユニットULの摺動と無関係に常
に、ハロゲンランプ15と凹面鏡16によって形成され
る光束の軸芯と一致するように構成されている。尚、図
5に示されるように、一対の第2側壁25b、25b
は、光路保持ユニットULのレール部材100R,10
0R上での摺動方向と平行に延びていることになる。
【0041】同じく図3に示されるように、一対のレー
ル部材100R,100R付近の筐体100からは、中
間ブラケット27が立設されており、この中間ブラケッ
ト27の上端を構成する水平なプレート状のステージに
回転調光装置22が固定されている。中間ブラケット2
7と回転調光装置22とは、筐体100に移動不能に支
持された回転フィルタユニットURを構成している。
尚、中間ブラケット27は、図3に示されるように、筐
体100に直接固定されるのではなく、ゴム製の防振部
材60を介して筐体100に固定されているので、回転
フィルタユニットURの回転調光装置22内で生じる振
動は、防振部材60によって減衰されて、筐体100に
は伝わり難い。しかも、光路保持ユニットULは、筐体
100上に固定されたレール部材100R,100R上
を摺動自在なユニットとして、言い換えれば、回転フィ
ルタユニットURとは全く別系統のユニットとして構成
されているので、一旦筐体100に伝わった弱い振動成
分も、光路保持ユニットUL内のガラス製導光ロッド2
3を振動させる懸念は少ない。尚、第1側壁部材25a
は、言い換えれば、光路保持ユニットULの第1姿勢に
おいて、第2ランプハウス5aを形成するために、光路
保持ユニットULの前記第2姿勢への移動進路を横断す
るように延びた閉鎖位置(図1の実線で示された状態)
と、光路保持ユニットULの前記第2姿勢への移動を許
すために、前記移動進路から撤去された開放位置(図1
の二点鎖線および図5の実線で示された状態)の間で位
置変更可能に構成されていると言える。
【0042】一対の第2側壁25b、25bをオペレー
タから見て最も右方向に移動させて、第3側壁25cに
当て付けることで、光路保持ユニットULを回転フィル
タユニットURに対して位置決めすれば、ハロゲンラン
プ15と凹面鏡16によって形成される光束BLの軸芯
は(必然的にガラス製導光ロッド23の軸芯も)、回転
調光装置22の受光窓22wの略中心に来るように構成
されている。そして、この状態で、第1側壁25aと天
井部材25dを閉鎖姿勢にすれば、光源ランプ5bを少
なくとも前後左右と上方から包囲する第2ランプハウス
5aが完成する。
【0043】尚、モニタ7aは、筐体100上にオペレ
ータから見て前後方向に移動可能に支持されている。す
なわち、通常の操作時には、モニタ7aは、オペレータ
から少し奥まった操作位置(図1に実線で示されてい
る)、すなわち、第2ランプハウス5aの直ぐ左側に隣
接配置されている。したがって、このままでは、第2ラ
ンプハウス5aの光路保持ユニットULは、モニタ7a
と干渉するので、メンテナンス用の前記第2姿勢に引き
出すことはできない。しかし、モニタ7aは、オペレー
タにより近接した非操作位置(図1に二点鎖線で示され
ている)に摺動移動させることができる。この非操作位
置では、オペレータから見て第2ランプハウス5aの左
側の空間が開放されて、レール部材100R,100R
が現われ、第2ランプハウス5aの第1側壁25aと天
井部材25dを揺動させて前記開放姿勢に切り換える操
作と、光路保持ユニットULをレール部材100R,1
00R上で摺動移動させて前記第2姿勢へ切り換える操
作とが可能になる。
【0044】因みに、図3に示されるように、このシャ
ッタアレイ35aを構成する各光出射点は、主走査方向
における奇数番目の光出射点が形成する第1列35A1
と、偶数番目の光出射点が形成する第2列35B1とか
らなり、第1列35A1と第2列35B1とは、主走査
方向と直交する副走査方向(印画紙の露光搬送方向)に
約5画素分だけ離間した状態で配置されている。因み
に、第1列35A1内の各光出射点どうし、および、第
2列35B1内の各光出射点どうしは、約120μmの
ピッチで主走査方向に並んでいる。
【0045】図2に戻ると、このデジタルプリント部5
の最も上流側には、2つの印画紙マガジン2A,2Bが
設けられており、各印画紙マガジン2A,2Bには、乳
剤面を外側にした印画紙2がロール状に収納されてい
る。そして、印画紙マガジン2A,2Bの下流側には、
印画紙2を処理しつつ現像処理部6まで搬送する印画紙
搬送機構8が設けられている。印画紙搬送機構8の上流
側には、印画紙2を単列で振り分け装置4まで搬送する
印画紙供給ライン8Aがあり、これに連続する形で、振
り分け装置4によって図2の紙面貫通方向に2列状に振
り分けられたカット印画紙2を2列状のままで現像処理
部6の出口まで搬送する、露光搬送ライン8Bおよび現
像搬送ライン8Cがある。先ず、印画紙マガジン2A,
2Bに隣接する印画紙供給ライン8Aは、印画紙マガジ
ン2A,2Bのいずれか一方から選択的に印画紙2を引
き出して、ペーパーカッター12に手渡すローラ群から
なる引き出し搬送部と、ペーパーカッター12にてプリ
ントサイズに合わせてカットされた印画紙2を振り分け
装置4に受け渡す振り分け前搬送部とから構成されてい
る。振り分け装置4は、印画紙供給ライン8Aから単列
で順次送られてくる印画紙2を、露光搬送ライン8Bの
持つ2つの列に振り分ける機能を備えている。露光搬送
ライン8Bでは、主走査方向に沿って2列に並列された
カット印画紙2が同時に露光される。
【0046】ペーパーカッター12の下流側には、バッ
クプリント部13が設けられている。バックプリント部
13は、印画紙2の裏面(非乳剤面)に、フィルムID
や駒番号、さらにプリントデータ作成時に行われた画像
処理を示す補正情報などを印字するものであり、通常ド
ットインパックトプリンタが用いられている。露光搬送
ライン8Bを構成する部材は、印画紙の搬送方向に沿っ
て、露光搬送ライン8Bの2列の搬入エリアを構成する
中間搬送ローラユニット80A、および、デジタルプリ
ント部5の露光ヘッド35aによる露光点を挟むように
配置された入り口側の第1露光搬送ローラユニット80
Bと出口側の第2露光搬送ローラユニット80Cを備え
ており、いずれも、駆動ローラとこの駆動ローラに対し
て遠近変位可能な圧着ローラのセットとなっている。
尚、振り分け装置4は、ペーパーカッター12によって
カットされた印画紙2を受け取って、中間搬送ローラユ
ニット80Aの左右の列位置に交互に移載するチャッカ
ー式のX−Y移動機構から構成されている。もちろん、
幅広の大型印画紙2を取り扱う場合は、1列のみでの露
光となるので、単に印画紙供給ライン8Aから受け取っ
た印画紙2をそのまま中間搬送ローラユニット80Aに
引き渡すだけとなる。
【0047】〔別実施形態〕デジタルプリント部5に用
いる露光ヘッドは、上記実施形態で採用されているPL
ZTエンジンに限らず、これに代えて、DMDエンジン
を用いることもできる。DMDエンジンに用いられてい
る光スイッチング素子は、与えられた画像情報に応じ
て、光源ランプから回転フィルターと導光手段を介して
送られる光ビームを印画紙に向けて出射するON姿勢
と、同光ビームを印画紙から外れた方向に出射するOF
F姿勢との間で揺動自在に支持された、多数の微小な鏡
面体(マイクロミラー)からなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光シャッタ式露光装置の一実施形
態としてのプリンタプロセッサの外観を示す斜視図
【図2】図1のプリンタプロセッサの各部の機能を示す
ブロック図
【図3】図1のプリンタプロセッサの第2ランプハウス
付近を示す概略的な一部破断側面図
【図4】図1のプリンタプロセッサのデジタルプリント
部の主な構成を概念的に示す斜視図
【図5】図1のプリンタプロセッサの第2ランプハウス
の構造を示す概略斜視図
【符号の説明】
UL 光路保持ユニット UR 回転フィルタユニット 1 写真フィルム 2 印画紙 3 フィルムスキャナ部 5 デジタルプリント部 6 現像処理部 7 コントローラ 7a モニタ 15 ハロゲンランプ 16 凹面鏡 22 回転調光装置 23 ガラス製導光ロッド 35a シャッタアレイ(露光エンジン) 35c 光ファイバ 60 防振部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE23 FA09 FA10 FA36 FA48 FA53 2H106 AB04 BA55 BH00 2H110 CE13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた画像情報に基づいて感光材料
    に光ビームを出射可能な多数の光スイッチング素子を備
    えた露光エンジンと、前記露光エンジンを支持する筐体
    と、光ビームを形成する光源ランプと、前記光源ランプ
    からの前記光ビームを受光して前記露光エンジンに供給
    する導光手段と、前記光源ランプから前記導光手段に向
    かう前記光ビームの進路内にて所定速度で回転駆動され
    る回転フィルタとを備えた光シャッタ式露光装置であっ
    て、前記導光手段を前記筐体に対して位置決め可能な光
    路保持ユニットと、前記回転フィルタを前記筐体に対し
    て位置決め可能な回転フィルタユニットとが設けられて
    おり、前記回転フィルタユニットは、前記回転フィルタ
    ユニット内で生じる振動の前記光路保持ユニットへの伝
    達を抑制するために、前記光路保持ユニットから分離さ
    れたユニットとして設けられている光シャッタ式露光装
    置。
  2. 【請求項2】 前記回転フィルタユニットは、防振部材
    を介して前記筐体に連結されている請求項1に記載の光
    シャッタ式露光装置。
  3. 【請求項3】 前記回転フィルタユニットと前記光路保
    持ユニットの少なくとも一方は前記筐体に対して摺動移
    動可能に支持されている請求項1または2に記載の光シ
    ャッタ式露光装置。
  4. 【請求項4】 前記回転フィルタユニットには、前記光
    ビームが前記回転フィルタの回転部を透過するのを許す
    光挿通窓が形成されており、且つ、前記光路保持ユニッ
    ト内に前記光源ランプが設置されており、前記光路保持
    ユニットは、前記回転フィルタユニットの前記光挿通窓
    が前記光路保持ユニット内の前記光源ランプと前記導光
    手段の間に形成された光軸内に進入した第1姿勢と、前
    記回転フィルタユニットの前記光挿通窓が前記光軸から
    抜け出した第2姿勢の間で摺動可能に支持されている請
    求項1から3のいずれか1項に記載の光シャッタ式露光
    装置。
  5. 【請求項5】 前記光路保持ユニットは、前記光源ラン
    プを少なくとも前後左右と上方から包囲するランプハウ
    スの構成部材を含む請求項4に記載の光シャッタ式露光
    装置。
  6. 【請求項6】 前記ランプハウスは、前記筐体から上方
    に延びた第1側壁部材を含み、前記光路保持ユニット
    は、前記筐体に対して横方向に摺動可能に設けられた第
    2側壁部材を含み、前記光路保持ユニットの前記第1姿
    勢において、前記第1と第2側壁部材は互いに協働して
    前記ランプハウスを形成する請求項5に記載の光シャッ
    タ式露光装置。
  7. 【請求項7】 前記光路保持ユニットの第2側壁部材
    は、前記光路保持ユニットの前記摺動方向と平行に延び
    ており、前記第1側壁部材は、前記光路保持ユニットの
    前記第1姿勢において、前記ランプハウスを形成するた
    めに、前記光路保持ユニットの前記第2姿勢への移動進
    路を横断するように延びた閉鎖位置と、前記光路保持ユ
    ニットの前記第2姿勢への移動を許すために、前記移動
    進路から撤去された開放位置の間で位置変更可能に構成
    されている請求項6に記載の光シャッタ式露光装置。
  8. 【請求項8】 前記ランプハウスは、前記閉鎖位置にお
    ける前記第1側壁部材と対向するように前記筐体から立
    設された第3側壁部材を含み、さらに、前記第3側壁部
    材の上端からは、前記ランプハウスの上端面を構成する
    閉鎖姿勢と前記ランプハウスの上方を開放した開放姿勢
    の間で揺動可能な天井部材が延びており、前記第1側壁
    部材はこの天井部材の遊端部から延びている請求項7に
    記載の光シャッタ式露光装置。
  9. 【請求項9】 前記画像情報の加工処理に関するデータ
    を表示するためのモニタが前記筐体上に支持されてお
    り、前記モニタは、前記第2姿勢にある前記光路保持ユ
    ニットと干渉する操作位置と、前記光路保持ユニットの
    前記第2姿勢への移動を許すために、前記操作位置から
    横向きに離間した非操作位置との間で、摺動移動可能に
    設けられている請求項7に記載の光シャッタ式露光装
    置。
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