JP2001141690A - ガスセンサ - Google Patents
ガスセンサInfo
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- JP2001141690A JP2001141690A JP32618099A JP32618099A JP2001141690A JP 2001141690 A JP2001141690 A JP 2001141690A JP 32618099 A JP32618099 A JP 32618099A JP 32618099 A JP32618099 A JP 32618099A JP 2001141690 A JP2001141690 A JP 2001141690A
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- Japan
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- gas
- chamber
- pumping
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電極の酸素ポンピング能力が、長期間に渡っ
て変化する事がないガスセンサを提供する。 【解決手段】 ガスセンサ1は、第1酸素ポンプセル1
1と、酸素濃度測定セル13と、第2酸素ポンプセル1
5からなり、第1室17の酸素濃度を第1ポンプセル11
で一定値になるように制御する。第1室に面したポンピ
ング電極11cはその表面を多孔質層29によって覆わ
れている。第1酸素ポンプセル11はヒータ25によっ
て高温に加熱される。長期間の仕様において、ポンピン
グ電極11cのポンピング能力の変化が第2室19にお
ける検出ガスの検出精度に影響を与えることのない様に
多孔質層29はポンピング電極11cを保護する。多孔
質層29は、固体電解質体で形成され、その厚みは0.
1μm以上100μm以下であり、平均気孔径は0.1
μm以上100μm以下となる様に形成される。
て変化する事がないガスセンサを提供する。 【解決手段】 ガスセンサ1は、第1酸素ポンプセル1
1と、酸素濃度測定セル13と、第2酸素ポンプセル1
5からなり、第1室17の酸素濃度を第1ポンプセル11
で一定値になるように制御する。第1室に面したポンピ
ング電極11cはその表面を多孔質層29によって覆わ
れている。第1酸素ポンプセル11はヒータ25によっ
て高温に加熱される。長期間の仕様において、ポンピン
グ電極11cのポンピング能力の変化が第2室19にお
ける検出ガスの検出精度に影響を与えることのない様に
多孔質層29はポンピング電極11cを保護する。多孔
質層29は、固体電解質体で形成され、その厚みは0.
1μm以上100μm以下であり、平均気孔径は0.1
μm以上100μm以下となる様に形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定ガスとは区
分された小室内に被測定ガスを導入し、被測定ガスから
酸素をポンピングすることで、被測定ガス中の酸素、含
酸素ガス濃度或いは還元性ガス濃度を測定するガスセン
サに関する。
分された小室内に被測定ガスを導入し、被測定ガスから
酸素をポンピングすることで、被測定ガス中の酸素、含
酸素ガス濃度或いは還元性ガス濃度を測定するガスセン
サに関する。
【0002】従来、被測定ガス中の酸素濃度を測定する
ための酸素センサとしては、例えば、特願平8−217
815号公報に記載されたものが知られている。或い
は、被測定ガス中の窒素酸化物濃度を測定する為のNO
xセンサとして、例えば、特開平8−271476号公
報に記載されたものが知られている。或いは、被測定ガ
ス中の炭化水素濃度を測定するためのHCセンサとし
て、特願平10−334108号において出願人が既に
出願しているものが有る。
ための酸素センサとしては、例えば、特願平8−217
815号公報に記載されたものが知られている。或い
は、被測定ガス中の窒素酸化物濃度を測定する為のNO
xセンサとして、例えば、特開平8−271476号公
報に記載されたものが知られている。或いは、被測定ガ
ス中の炭化水素濃度を測定するためのHCセンサとし
て、特願平10−334108号において出願人が既に
出願しているものが有る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の酸素セン
サ、NOxセンサ、HCセンサにおいては、第1室内の
酸素を酸素ポンピング手段によって汲み出し、或いは外
部から第1室内に汲み込む事によって第1室内の酸素濃度
を制御していた。そして、酸素ポンピング手段は固体電
解質体の酸素イオン伝導性を利用して酸素をポンピング
するため、外部のヒータで酸素ポンピング手段を高温に
加熱して動作させる必要が有った。この様な理由から、
酸素ポンピング手段の電極としては高温において科学的
安定性の高い白金などの貴金属を用いて形成している
が、白金と言えども長時間高温に晒されていると、徐々
に科学的に反応し、或いは物理的な昇華によって、その
ポンピング能力が変化するという問題が有った。また、
酸素ポンピング手段のポンピング能力をコントロールす
る為に、電極に金、銀、銅、鉛などのより低融点の金属
を混合する事も行われるが、その様な低融点の金属では
更に科学的安定性や昇華の問題が大きく、長期間に亘り
安定したポンピング能力を維持する事は難しかった。
サ、NOxセンサ、HCセンサにおいては、第1室内の
酸素を酸素ポンピング手段によって汲み出し、或いは外
部から第1室内に汲み込む事によって第1室内の酸素濃度
を制御していた。そして、酸素ポンピング手段は固体電
解質体の酸素イオン伝導性を利用して酸素をポンピング
するため、外部のヒータで酸素ポンピング手段を高温に
加熱して動作させる必要が有った。この様な理由から、
酸素ポンピング手段の電極としては高温において科学的
安定性の高い白金などの貴金属を用いて形成している
が、白金と言えども長時間高温に晒されていると、徐々
に科学的に反応し、或いは物理的な昇華によって、その
ポンピング能力が変化するという問題が有った。また、
酸素ポンピング手段のポンピング能力をコントロールす
る為に、電極に金、銀、銅、鉛などのより低融点の金属
を混合する事も行われるが、その様な低融点の金属では
更に科学的安定性や昇華の問題が大きく、長期間に亘り
安定したポンピング能力を維持する事は難しかった。
【0004】本発明は、上記問題を解決するために為さ
れたものであり、その目的は、酸素濃度や窒素酸化物濃
度を従来よりも正確に測定できるガスセンサを供給する
ことにある。
れたものであり、その目的は、酸素濃度や窒素酸化物濃
度を従来よりも正確に測定できるガスセンサを供給する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段、および発明の効果】上記
目的を達成するため、発明者は第1拡散律速部を介して
被測定ガスに連通する第1室を有し、前記第1室には、
該第1室内の酸素を汲み出し或いは汲み入れる第1酸素
ポンピング手段が設けられたガスセンサであって、該酸
素ポンピング手段は第1室に臨むポンピング電極を有し
ているガスセンサの、該ポンピング電極の表面の少なく
とも一部を覆うように、多孔質層を形成した。
目的を達成するため、発明者は第1拡散律速部を介して
被測定ガスに連通する第1室を有し、前記第1室には、
該第1室内の酸素を汲み出し或いは汲み入れる第1酸素
ポンピング手段が設けられたガスセンサであって、該酸
素ポンピング手段は第1室に臨むポンピング電極を有し
ているガスセンサの、該ポンピング電極の表面の少なく
とも一部を覆うように、多孔質層を形成した。
【0006】ポンピング電極表面に多孔質層を設ける事
で、白金などの電極材料が科学的反応や昇華などにより
変質することが防止でき、結果としてポンピング能力を
長時間安定的に維持する事ができる。この発明の多孔質
層は、測定ガスを通過させる多孔質のものであれば何で
も良いが、厚さは0.1μm以上100μm以下である
ことが望ましい。0.1μm以下だと電極を化学反応や
昇華等から保護する能力が弱く、また、100μm以上
有ると、多孔質層によって酸素をポンピングする事が阻
害されるためである。また、多孔質層の気孔径はその平
均値が0.1μm以上100μm以下であることが望ま
しい。0.1μm以下だと多孔質層によって被測定ガス
がポンピング電極に到達するのが難しくポンピング能力
が阻害され、100μm以上だと電極を化学反応や昇華
等から保護する能力が弱い。また、多孔質層は必ずしも
ポンピング電極の全面積を覆わなくとも良く、少なくと
も電極表面の25%以上を覆っていれば、電極のポンピ
ング能力を十分に維持できる。多孔質層で部分的にポン
ピング電極を覆う場合は、ポンピング電極が存在する領
域の内で最も温度の高い部分、或いは第1拡散律速部か
ら最も遠い部分を覆う様に多孔質層を設ける。なお、ポ
ンピング電極の制御の為に電極に金、鉛などの添加物を
含有させた場合には、添加物の昇華に対して多孔質層は
有効に作用するので、微妙なポンピング能力の制御に特
に効果が有る。
で、白金などの電極材料が科学的反応や昇華などにより
変質することが防止でき、結果としてポンピング能力を
長時間安定的に維持する事ができる。この発明の多孔質
層は、測定ガスを通過させる多孔質のものであれば何で
も良いが、厚さは0.1μm以上100μm以下である
ことが望ましい。0.1μm以下だと電極を化学反応や
昇華等から保護する能力が弱く、また、100μm以上
有ると、多孔質層によって酸素をポンピングする事が阻
害されるためである。また、多孔質層の気孔径はその平
均値が0.1μm以上100μm以下であることが望ま
しい。0.1μm以下だと多孔質層によって被測定ガス
がポンピング電極に到達するのが難しくポンピング能力
が阻害され、100μm以上だと電極を化学反応や昇華
等から保護する能力が弱い。また、多孔質層は必ずしも
ポンピング電極の全面積を覆わなくとも良く、少なくと
も電極表面の25%以上を覆っていれば、電極のポンピ
ング能力を十分に維持できる。多孔質層で部分的にポン
ピング電極を覆う場合は、ポンピング電極が存在する領
域の内で最も温度の高い部分、或いは第1拡散律速部か
ら最も遠い部分を覆う様に多孔質層を設ける。なお、ポ
ンピング電極の制御の為に電極に金、鉛などの添加物を
含有させた場合には、添加物の昇華に対して多孔質層は
有効に作用するので、微妙なポンピング能力の制御に特
に効果が有る。
【0007】また、ガスセンサが第1室に対して、第2
拡散律速部を介して連通する第2室を有しており、該第
2室には、被測定ガス中の検出ガスを検出する検出手段
が設けられている様なガスセンサの場合には、多孔質の
材料として、第2室で検出しようとする検出ガスと反応
したり、また、検出ガスが他のガスと反応する事を阻害
したり、或いは促進したりすることが少ない材料の中か
ら選択する事が好ましい。この様なガスセンサにおいて
は、第1酸素ポンピング手段の酸素ポンピング能力は、
第2室における検出ガスの検出に大きな影響が有るの
で、本発明の多孔質層は特に顕著な効果を有する。
拡散律速部を介して連通する第2室を有しており、該第
2室には、被測定ガス中の検出ガスを検出する検出手段
が設けられている様なガスセンサの場合には、多孔質の
材料として、第2室で検出しようとする検出ガスと反応
したり、また、検出ガスが他のガスと反応する事を阻害
したり、或いは促進したりすることが少ない材料の中か
ら選択する事が好ましい。この様なガスセンサにおいて
は、第1酸素ポンピング手段の酸素ポンピング能力は、
第2室における検出ガスの検出に大きな影響が有るの
で、本発明の多孔質層は特に顕著な効果を有する。
【0008】第1室に連通する第2室を有する様なガス
センサとしては、例えば、前記検出手段が第2室内から
酸素を汲み出す第2酸素ポンピング手段であって、該第2
酸素ポンピング手段によって第2室内の検出ガスである
含酸素ガスから解離した酸素を汲み出し、該第2ポンピ
ング手段によって汲み出された酸素量に基づいて被測定
ガス中の検出ガスの濃度を測定する様なガスセンサが有
る。この様なガスセンサの場合、第1酸素ポンピング手
段によって第1室内の酸素濃度が正確に制御されない
と、第2室に流れ込む酸素量が変化し、その結果第2室
内の酸素濃度が検出ガスから解離した酸素だけではなく
第1室から流れ込んだ酸素によっても変動することにな
り、測定に対して多大な影響が生じる。本発明において
は、第1酸素ポンピング手段のポンピング能力が安定し
ているので、第1室の酸素濃度が正確に制御でき、結果
として、第2室における検出ガスの検出精度を向上させ
る効果を有する。
センサとしては、例えば、前記検出手段が第2室内から
酸素を汲み出す第2酸素ポンピング手段であって、該第2
酸素ポンピング手段によって第2室内の検出ガスである
含酸素ガスから解離した酸素を汲み出し、該第2ポンピ
ング手段によって汲み出された酸素量に基づいて被測定
ガス中の検出ガスの濃度を測定する様なガスセンサが有
る。この様なガスセンサの場合、第1酸素ポンピング手
段によって第1室内の酸素濃度が正確に制御されない
と、第2室に流れ込む酸素量が変化し、その結果第2室
内の酸素濃度が検出ガスから解離した酸素だけではなく
第1室から流れ込んだ酸素によっても変動することにな
り、測定に対して多大な影響が生じる。本発明において
は、第1酸素ポンピング手段のポンピング能力が安定し
ているので、第1室の酸素濃度が正確に制御でき、結果
として、第2室における検出ガスの検出精度を向上させ
る効果を有する。
【0009】その他にも第1室に連通する第2室を有
し、第2室において被測定ガス中の検出ガスを検出する
様々なタイプのガスセンサが有る。前述の様に含酸素ガ
スを検出ガスとするガスセンサでは、検出手段が第2ポ
ンピング手段ではなく酸素濃度検出手段を用い、第2室
内の検出ガスである含酸素ガスから解離した酸素濃度を
検出し、その検出値に基づいて被測定ガス中の検出ガス
の濃度を測定するタイプのものがある。通常酸素濃度検
出手段としては第2室の外部に基準ガスを設けた酸素濃
淡電池型のものを用いる事が多い。また、含酸素ガスで
はなくHCなどの還元性ガスを検出するガスセンサに
も、2つの室を有し、第1室で酸素濃度を制御し、第2
室で検出ガスである還元性ガスを検出するタイプのもの
が有る。第2室で還元性ガスを検出する検出手段として
は、例えば、第2室内に所定の酸素を汲み込む第2酸素ポ
ンピング手段と、該第2酸素ポンピング手段で汲み込ん
だ酸素と第2室内の還元性ガスを反応させた後の第2室内
の残留酸素を第2室内から汲み出す第3ポンピング手段を
有し、該第3ポンピング手段によって汲み出された酸素
量に基づいて被測定ガス中の検出ガスの濃度を測定する
タイプのものがある。更に、残留酸素を酸素濃淡電池の
様な酸素濃度検出手段を用いて検出するものもある。
し、第2室において被測定ガス中の検出ガスを検出する
様々なタイプのガスセンサが有る。前述の様に含酸素ガ
スを検出ガスとするガスセンサでは、検出手段が第2ポ
ンピング手段ではなく酸素濃度検出手段を用い、第2室
内の検出ガスである含酸素ガスから解離した酸素濃度を
検出し、その検出値に基づいて被測定ガス中の検出ガス
の濃度を測定するタイプのものがある。通常酸素濃度検
出手段としては第2室の外部に基準ガスを設けた酸素濃
淡電池型のものを用いる事が多い。また、含酸素ガスで
はなくHCなどの還元性ガスを検出するガスセンサに
も、2つの室を有し、第1室で酸素濃度を制御し、第2
室で検出ガスである還元性ガスを検出するタイプのもの
が有る。第2室で還元性ガスを検出する検出手段として
は、例えば、第2室内に所定の酸素を汲み込む第2酸素ポ
ンピング手段と、該第2酸素ポンピング手段で汲み込ん
だ酸素と第2室内の還元性ガスを反応させた後の第2室内
の残留酸素を第2室内から汲み出す第3ポンピング手段を
有し、該第3ポンピング手段によって汲み出された酸素
量に基づいて被測定ガス中の検出ガスの濃度を測定する
タイプのものがある。更に、残留酸素を酸素濃淡電池の
様な酸素濃度検出手段を用いて検出するものもある。
【0010】上記の様な2つの室を有し。第1室で酸素
濃度を制御するガスセンサでは、第2室の検出精度が第
1室の酸素濃度の制御に大きく影響を受けるので、第1
酸素ポンピング能力のコントロールは重要であり、この
様なセンサに対しては第1酸素ポンピング手段のポンピ
ング電極表面を多孔質層で覆うことで、長期間に渡り測
定精度を安定させる事ができる。特に第1酸素ポンピン
グ手段のポンピング能力をコントロールする為にポンピ
ング電極に金等の低融点の金属を含有させた場合には、
多孔質層の効果は顕著である。
濃度を制御するガスセンサでは、第2室の検出精度が第
1室の酸素濃度の制御に大きく影響を受けるので、第1
酸素ポンピング能力のコントロールは重要であり、この
様なセンサに対しては第1酸素ポンピング手段のポンピ
ング電極表面を多孔質層で覆うことで、長期間に渡り測
定精度を安定させる事ができる。特に第1酸素ポンピン
グ手段のポンピング能力をコントロールする為にポンピ
ング電極に金等の低融点の金属を含有させた場合には、
多孔質層の効果は顕著である。
【0011】なお、本発明は、単純な1室構造の酸素セ
ンサにおいては別の効果を有する。単純な1室構造の酸
素センサは、第1拡散律速部から第1室に被測定ガスを
導入し、第1室内の酸素濃度が所定の値になるように第
1室に設けた酸素ポンピング手段で酸素を汲み出し、或
いは汲み入れ、その時にポンピングした酸素量によって
被測定ガス中の酸素濃度を測定するタイプのものであ
る。この様な酸素センサは通常第1室内に酸素濃度測定
手段を設け、その酸素濃度測定手段の出力が一定値にな
るように酸素ポンピング手段を制御するが、この時の制
御は一般的なフィードバック制御となる。この様なフィ
ードバック制御は制御対象である酸素センサのゲイン及
び応答性が制御回路のゲイン及び応答性と整合していな
いと発振が生じる。当初の状態では酸素センサと制御回
路は整合した状態にあるが、酸素ポンピング手段のポン
ピング能力が変化すると酸素センサのゲインと応答性が
変化するため、これによって発振が生じることがある。
本発明の多孔質層を設ける事によって、発振を防止する
事ができる。
ンサにおいては別の効果を有する。単純な1室構造の酸
素センサは、第1拡散律速部から第1室に被測定ガスを
導入し、第1室内の酸素濃度が所定の値になるように第
1室に設けた酸素ポンピング手段で酸素を汲み出し、或
いは汲み入れ、その時にポンピングした酸素量によって
被測定ガス中の酸素濃度を測定するタイプのものであ
る。この様な酸素センサは通常第1室内に酸素濃度測定
手段を設け、その酸素濃度測定手段の出力が一定値にな
るように酸素ポンピング手段を制御するが、この時の制
御は一般的なフィードバック制御となる。この様なフィ
ードバック制御は制御対象である酸素センサのゲイン及
び応答性が制御回路のゲイン及び応答性と整合していな
いと発振が生じる。当初の状態では酸素センサと制御回
路は整合した状態にあるが、酸素ポンピング手段のポン
ピング能力が変化すると酸素センサのゲインと応答性が
変化するため、これによって発振が生じることがある。
本発明の多孔質層を設ける事によって、発振を防止する
事ができる。
【0012】なお、第1室にポンピング電極以外の電
極、例えば、第1室内の酸素濃度を検出する為の電極等
が存在するガスセンサの場合には、当該電極を多孔質層
で覆う事によって、ポンピング電極に設けた多孔質層と
同様、当該電極の性能の安定化を図る事が出来る。
極、例えば、第1室内の酸素濃度を検出する為の電極等
が存在するガスセンサの場合には、当該電極を多孔質層
で覆う事によって、ポンピング電極に設けた多孔質層と
同様、当該電極の性能の安定化を図る事が出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態について一
例を挙げて説明する。図1に示すのは被測定ガス中のN
Oxを測定するガスセンサ1である。このガスセンサ
(NOxセンサ)1は、第1酸素ポンプセル11、酸素
濃度測定セル13、及び再2酸素ポンプセル15を積層
した構造となっている。第1酸素ポンプセル11と酸素
濃度測定セル13の間には第1室17が形成され、酸素
濃度測定セル13と第2酸素ポンプセル15との間に
は、第2室19が形成されている。そして、第1室17
は、第1拡散律速孔21を介して被測定ガス側に連通
し、第2拡散律速孔23を介して第2室19に連通して
いる。また、上記各部を加熱するために一対のヒータ2
5を備えている。更に、このNOxセンサ1における特
徴的な構成として、第1酸素ポンプセルの第1室に面し
ているポンピング電極11cの上を多孔質層29が覆っ
ている。
例を挙げて説明する。図1に示すのは被測定ガス中のN
Oxを測定するガスセンサ1である。このガスセンサ
(NOxセンサ)1は、第1酸素ポンプセル11、酸素
濃度測定セル13、及び再2酸素ポンプセル15を積層
した構造となっている。第1酸素ポンプセル11と酸素
濃度測定セル13の間には第1室17が形成され、酸素
濃度測定セル13と第2酸素ポンプセル15との間に
は、第2室19が形成されている。そして、第1室17
は、第1拡散律速孔21を介して被測定ガス側に連通
し、第2拡散律速孔23を介して第2室19に連通して
いる。また、上記各部を加熱するために一対のヒータ2
5を備えている。更に、このNOxセンサ1における特
徴的な構成として、第1酸素ポンプセルの第1室に面し
ているポンピング電極11cの上を多孔質層29が覆っ
ている。
【0014】第1酸素ポンプセル11は酸素イオン伝導
性の有る固体電解質層11aの表裏各面に一対の多孔質
電極11b、11cを形成したものである。酸素濃度測
定セル13は、酸素イオン伝導性の有る固体電解質層1
3aの表裏各面に一対の多孔質電極13b、13cを形
成したものである。第2酸素ポンプセル15は、酸素イ
オン伝導性の有る固体電解質層15aの一方の面に一対
の多孔質電極15b、15cを形成したものである。ポ
ンピング電極11bは主として白金によって形成されて
いるが、約0.3%の金を含有している。
性の有る固体電解質層11aの表裏各面に一対の多孔質
電極11b、11cを形成したものである。酸素濃度測
定セル13は、酸素イオン伝導性の有る固体電解質層1
3aの表裏各面に一対の多孔質電極13b、13cを形
成したものである。第2酸素ポンプセル15は、酸素イ
オン伝導性の有る固体電解質層15aの一方の面に一対
の多孔質電極15b、15cを形成したものである。ポ
ンピング電極11bは主として白金によって形成されて
いるが、約0.3%の金を含有している。
【0015】第1室17は、第1室17となるべき部分
を除いて薄い絶縁層31が介挿されて固体電解質層11
aと固体電解質層13aが接合される事によって形成さ
れている。第2室19も第2室となるべき部分を除いて
薄い絶縁層33が介挿されて固体電解質層13aと固体
電解質層15aが接合される事によって形成されてい
る。
を除いて薄い絶縁層31が介挿されて固体電解質層11
aと固体電解質層13aが接合される事によって形成さ
れている。第2室19も第2室となるべき部分を除いて
薄い絶縁層33が介挿されて固体電解質層13aと固体
電解質層15aが接合される事によって形成されてい
る。
【0016】第1拡散律速層21は絶縁層31の一部を
切り欠き、ガスの流入を制限する拡散律速層として機能
する多孔質体を代わりに埋め込んで形成される。また、
第2拡散律速層23は、固体電解質層13aの一部に形
成した空孔23bを取り囲む多孔質体によって形成され
る。
切り欠き、ガスの流入を制限する拡散律速層として機能
する多孔質体を代わりに埋め込んで形成される。また、
第2拡散律速層23は、固体電解質層13aの一部に形
成した空孔23bを取り囲む多孔質体によって形成され
る。
【0017】ヒータ25は、図示しないスペーサを介在
させて第1ポンプセルに直接接触しない状態に配置され
る。多孔質層29は、第1酸素ポンプセルの第1室に面
するポンピング電極11bの表面を覆って厚さ10μm
の厚さに形成される。多孔質層29の形成される部分
は、第1室が積層方向に狭くなるが、これがあまり狭く
なると第2室に到達する被測定ガスの流通が妨げられる
ので、絶縁層31の厚さは多孔質層29の厚さよりも厚
くする。この様に多孔質層29を形成することで、ポン
ピング電極11bは科学的反応や昇華から保護され、長
期間に渡り安定的なポンピング能力が維持される。
させて第1ポンプセルに直接接触しない状態に配置され
る。多孔質層29は、第1酸素ポンプセルの第1室に面
するポンピング電極11bの表面を覆って厚さ10μm
の厚さに形成される。多孔質層29の形成される部分
は、第1室が積層方向に狭くなるが、これがあまり狭く
なると第2室に到達する被測定ガスの流通が妨げられる
ので、絶縁層31の厚さは多孔質層29の厚さよりも厚
くする。この様に多孔質層29を形成することで、ポン
ピング電極11bは科学的反応や昇華から保護され、長
期間に渡り安定的なポンピング能力が維持される。
【0018】多孔質層29の材料としてはアルミナを用
いる。但し、固体電解質層11aとの接合性を高くする
ため同じ固体電解質体である酸化ジルコニウムによって
形成してもよい。更に、これに限らずスピネル、アパタ
イトなどのセラミック材料を主成分としても良い。
いる。但し、固体電解質層11aとの接合性を高くする
ため同じ固体電解質体である酸化ジルコニウムによって
形成してもよい。更に、これに限らずスピネル、アパタ
イトなどのセラミック材料を主成分としても良い。
【0019】多孔質層29は平均粒形0.01μm以上
のアルミナ粉末をペースト状にしてポンピング電極11
b上に印刷し、それを焼成することによってに形成す
る。焼成後の多孔質層は平均気孔径が0.1μm以上、
100μm以下になるように、ペースト性状を調整す
る。本実施例では平均粒子径0.1μmアルミナ粉末に
有機バインダ、適量の溶剤を添加し、らいかい機によっ
て粘度150Pa・sとしたペーストを用い、印刷後1
20℃で60分乾燥させた後、センサ素子を構成する固
体電解質層と同時焼成して多孔質層29を形成した。
のアルミナ粉末をペースト状にしてポンピング電極11
b上に印刷し、それを焼成することによってに形成す
る。焼成後の多孔質層は平均気孔径が0.1μm以上、
100μm以下になるように、ペースト性状を調整す
る。本実施例では平均粒子径0.1μmアルミナ粉末に
有機バインダ、適量の溶剤を添加し、らいかい機によっ
て粘度150Pa・sとしたペーストを用い、印刷後1
20℃で60分乾燥させた後、センサ素子を構成する固
体電解質層と同時焼成して多孔質層29を形成した。
【0020】以上の多孔質層29を形成したNOxセン
サを、エンジンに取り付け、1000時間の耐久試験を
行った。比較として多孔質層を形成しないNOxセンサ
を同様に耐久試験を行った。結果を図2に示す。図2か
ら解るように、多孔質層を形成したNOxセンサは耐久
後もNOxの感度がほとんど変化がないが、多孔質層を
形成しないNOxセンサは、時間と共にNOx感度が低
下した。これは第1酸素ポンプセルのポンピング能力が
変化したため、それが第2室におけるNOx検出感度に
影響を与えたものと考えられる。
サを、エンジンに取り付け、1000時間の耐久試験を
行った。比較として多孔質層を形成しないNOxセンサ
を同様に耐久試験を行った。結果を図2に示す。図2か
ら解るように、多孔質層を形成したNOxセンサは耐久
後もNOxの感度がほとんど変化がないが、多孔質層を
形成しないNOxセンサは、時間と共にNOx感度が低
下した。これは第1酸素ポンプセルのポンピング能力が
変化したため、それが第2室におけるNOx検出感度に
影響を与えたものと考えられる。
【0021】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明の実施形態には上記のもの以外にも種々の具
体的形態が考えられる。例えば、ガスセンサとしては、
NOxセンサ以外にもHCセンサや酸素センサであって
も良い。
が、本発明の実施形態には上記のもの以外にも種々の具
体的形態が考えられる。例えば、ガスセンサとしては、
NOxセンサ以外にもHCセンサや酸素センサであって
も良い。
【図1】本発明の実施形態として説明したNOxセンサ
の概略構成を表す縦断面図である。
の概略構成を表す縦断面図である。
【図2】本発明の実施形態における耐久試験結果を示す
グラフである。
グラフである。
1、…ガスセンサ(NOxセンサ) 11…第1酸素ポンプセル 13…酸素濃度測定セル 15…第2酸素ポンプセル 17…第1室 19…第2室 21…第1拡散律速層 23…第2拡散律速層 25…ヒータ 29…多孔質層
Claims (10)
- 【請求項1】第1拡散律速部を介して被測定ガスに連通
する第1室を有し、前記第1室には、該第1室内の酸素
を汲み出し或いは汲み入れる第1酸素ポンピング手段が
設けられたガスセンサであって、該酸素ポンピング手段
は第1室に臨むポンピング電極を有し、該ポンピング電
極の表面の少なくとも一部が多孔質層で覆われている事
を特徴とするガスセンサ。 - 【請求項2】前記多孔質層の厚みが0.1μm以上10
0μm以下である事を特徴とする請求項1記載のガスセ
ンサ。 - 【請求項3】前記多孔質層の気孔径の平均値が0.1μ
m以上100μm以下である事を特徴とする請求項1記
載のガスセンサ。 - 【請求項4】前記多孔質層は、前記ポンピング電極表面
の25%以上の面積を覆う事を特徴とする請求項1記載
のガスセンサ。 - 【請求項5】前記ポンピング電極には或い金が含有され
ている事を特徴とする請求項1記載のガスセンサ。 - 【請求項6】前記第1室に対して、第2拡散律速部を介
して連通する第2室を有し、該第2室には、被測定ガス
中の検出ガスを検出する検出手段が設けられていること
を特徴とする請求項1記載のガスセンサ。 - 【請求項7】前記検出手段は第2室内から酸素を汲み出
す第2酸素ポンピング手段であって、該第2酸素ポンピン
グ手段によって第2室内の検出ガスである含酸素ガスか
ら解離した酸素を汲み出し、該第2ポンピング手段によ
って汲み出された酸素量に基づいて被測定ガス中の検出
ガスの濃度を測定することを特徴とする請求項6記載の
ガスセンサ。 - 【請求項8】前記検出手段は第2室内の酸素を検出する
酸素濃度検出手段であって、該酸素濃度検出手段によっ
て第2室内の検出ガスである含酸素ガスから解離した酸
素濃度を検出し、その検出値に基づいて被測定ガス中の
検出ガスの濃度を測定する事を特徴とする請求項6記載
のガスセンサ。 - 【請求項9】前記検出手段は第2室内に所定の酸素を汲
み込む第2酸素ポンピング手段と、該第2酸素ポンピング
手段で汲み込んだ酸素と第2室内の還元性ガスを反応さ
せた後の第2室内の残留酸素を第2室内から汲み出す第3
ポンピング手段を有し、該第3ポンピング手段によって
汲み出された酸素量に基づいて被測定ガス中の検出ガス
の濃度を測定することを特徴とする請求項6記載のガス
センサ。 - 【請求項10】前記検出手段は第2室内に所定の酸素を
汲み込む第2酸素ポンピング手段と、該第2酸素ポンピン
グ手段で汲み込んだ酸素と第2室内の還元性ガスを反応
させた後の第2室内の残留酸素を検出する酸素濃度検出
手段を有し、該酸素濃度検出手段の検出値に基づいて被
測定ガス中の検出ガスの濃度を測定する事を特徴とする
請求項6記載のガスセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32618099A JP2001141690A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | ガスセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32618099A JP2001141690A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | ガスセンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001141690A true JP2001141690A (ja) | 2001-05-25 |
Family
ID=18184941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32618099A Pending JP2001141690A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | ガスセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001141690A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-11-16 JP JP32618099A patent/JP2001141690A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050928 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070705 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080122 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080715 |