JP2001141402A - マイクロメータ - Google Patents

マイクロメータ

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JP2001141402A
JP2001141402A JP31964099A JP31964099A JP2001141402A JP 2001141402 A JP2001141402 A JP 2001141402A JP 31964099 A JP31964099 A JP 31964099A JP 31964099 A JP31964099 A JP 31964099A JP 2001141402 A JP2001141402 A JP 2001141402A
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    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B3/00Measuring instruments characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B3/18Micrometers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】片手および両手操作の両方で測定でき、それぞ
れの測定において従来の片手および両手操作と同様な操
作性を保障できるマイクロメータを提供すること。 【解決手段】第1操作部61および第2操作部62を一
体的に有する操作スリーブ6を回転させることで、第1
定圧機構70を介してシンブル5およびスピンドル4が
回転される。スピンドル4に一定以上の負荷がかかった
段階で第1定圧機構70が作動して、操作スリーブ6が
空転される。操作スリーブ6は、第1操作部61と第2
操作部62とを一体的に有しているから、左手でフレー
ムを持ち右手で第1操作部61を回転させる両手操作お
よび片手でフレームを持ちながら第2操作部62を回転
させる片手操作の両操作が可能で、しかも、それぞれの
測定において、従来の操作と全く同じ操作性を保障でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロメータに
係り、詳しくは、被測定物の長さや厚み等の寸法を測る
マイクロメータに関する。
【0002】
【背景技術】従来の一般的マイクロメータ100(図
3参照)。 マイクロメータ100は、略U字状のフレーム101
と、このフレーム101の一端に保持されたアンビル1
02と、フレーム101の他端に保持スリーブ103を
介して螺合されかつアンビル102に対して進退するス
ピンドル104と、このスピンドル104に固定されか
つ保持スリーブ103の外周に被嵌されたシンブル10
5と、スピンドル104の後端に設けられかつスピンド
ル104に一定以上の負荷がかかったときに空転するラ
チェット機構106とを有する構造である。
【0003】このラチェット機構106は、図示は省略
するが、互いに噛合する一対のラチェット車と、これら
のラチェット車を互いに噛合する方向に付勢する圧縮コ
イルばねとを備え、スピンドル104に一定以上の負荷
がかかっているときにラチェット車同士を空転させる構
造である。測定にあたっては、左手でフレーム101を
持ち、右手でシンブル105を回転させ、被測定物をア
ンビル102とスピンドル104との間で挟む。被測定
物を挟んだ状態で、右手でラチェット機構106を操作
する(回転させる)と、スピンドル104に一定以上の
負荷がかかった時点で、ラチェット車が空転するから、
スピンドル104の回転が止まり測定圧が一定に保たれ
る。
【0004】特開平7−103749号公報に開示さ
れたマイクロメータ。 上記マイクロメータは、のマイクロメータ100と同
様に、フレームと、アンビルと、保持スリーブと、スピ
ンドルと、シンブルとを有する。このマイクロメータに
設けられた定圧機構は、保持スリーブの後端の外周に設
けられた板ばねと、この板ばねの先端が当接されかつシ
ンブルの内周に設けられたラチェット車とから構成さ
れ、シンブルと保持スリーブとの間に一定以上の負荷が
かかったときに、板ばねが弾性変形してシンブルを保持
スリーブに対して空転させる構造である。測定にあたっ
ては、片手でフレームを持ちながらシンブルを回転させ
ることで、被測定物をアンビルとスピンドルとの間で挟
む。この状態で、さらにシンブルを回転させると、スピ
ンドル(シンブルと保持スリーブとの間)に一定以上の
負荷がかかるから、シンブルが空転し、スピンドルの測
定圧が一定に保たれた状態で測定が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】のマイクロメータは
主に両手操作による測定に用いられ、のマイクロメー
タは主に片手操作による測定に用いられる。つまり、一
つのマイクロメータによって、片手および両手操作の両
操作に対応できるものはなかった。そこで、一つのマイ
クロメータによって片手および両手操作に対応できるよ
うに、一つのマイクロメータにおよびの定圧機構を
組み込むことが考えられる。しかし、このようにする
と、片手操作の場合にはの定圧機構が、両手操作の場
合にはの定圧機構が機能するため、操作方法によって
測定圧が異なる場合があり、測定誤差が増大するおそれ
がある。また、、のマイクロメータでは、定圧機構
の種類によってそれぞれ別に部品製作が必要なため、部
品点数が多く、また、一つのマイクロメータに2種類の
定圧機構を組み込んだ場合、それだけ部品点数が増え、
コストアップにつながるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、片手および両手操作の両
方で測定でき、しかも、それぞれの測定において従来の
片手および両手操作と同様な操作性を保障でき、部品点
数を削減できるとともに操作方法による測定誤差をなく
すことができるマイクロメータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロメータ
は、上記目的を達成するため、次の構成を採用する。請
求項1に記載のマイクロメータは、略U字状のフレーム
と、このフレームの一端に保持されたアンビルと、前記
フレームの他端に保持スリーブを介して螺合されかつ前
記アンビルに対して進退するスピンドルと、このスピン
ドルに固定されかつ保持スリーブの外周に被嵌されたシ
ンブルとを備えたマイクロメータであって、前記スピン
ドルに対し回転可能に設けられるとともに前記スピンド
ルのアンビル対向端とは反対の外端側に前記保持スリー
ブの径よりも小さい径の第1操作部および前記シンブル
の外周に被嵌された第2操作部を一体的に有する操作ス
リーブと、この操作スリーブの第1操作部と前記スピン
ドルの外端との間および前記操作スリーブの第2操作部
と前記シンブルの外周との間のいずれか一方に設けられ
かつ前記スピンドルに一定以上の負荷がかかったときに
空転する定圧機構とを備えていることを特徴とするもの
である。
【0008】この発明によれば、第1操作部および第2
操作部を一体的に有する操作スリーブを回転させること
で、定圧機構を介してシンブルおよびスピンドルが回転
される。測定にあたっては、アンビルとスピンドルとの
間に被測定物がある状態で操作スリーブを回転させ、ア
ンビルとスピンドルとの間で被測定物を挟む。この状態
で、さらに操作スリーブを回転させると、スピンドルに
一定以上の負荷がかかった段階で定圧機構が作動して、
操作スリーブが空転される。操作スリーブは、スピンド
ルに対し回転可能に設けられるとともにスピンドルのア
ンビル対向端とは反対の外端側に保持スリーブの径より
も小さい径の第1操作部およびシンブルの外周に被嵌さ
れた第2操作部を一体的に有しているから、左手でフレ
ームを持ち右手で第1操作部を回転させる両手操作およ
び片手でフレームを持ちながら第2操作部を回転させる
片手操作の両操作が可能で、しかも、それぞれの測定に
おいて、従来の操作と全く同じ操作性を保障できる。ま
た、第1操作部とスピンドルの外端との間に定圧機構を
設けた場合と、第2操作部とシンブルの外周との間に定
圧機構を設けた場合とで、定圧機構以外のマイクロメー
タの構成部品を統一しているので、部品点数を削減でき
る。さらに、マイクロメータに組み込む定圧機構は一つ
なので、片手および両手操作による測定の間で誤差がな
い。
【0009】請求項2に記載のマイクロメータは、請求
項1に記載のマイクロメータにおいて、前記操作スリー
ブの第1操作部と前記スピンドルの外端との間および前
記操作スリーブの第2操作部と前記シンブルの外周との
間には、前記定圧機構を収納するための第1収納空間お
よび第2収納空間がそれぞれ形成されていることを特徴
とするものである。この発明によれば、マイクロメータ
には、定圧機構を収納するための第1収納空間および第
2収納空間がそれぞれ形成されているので、いずれか一
方の空間に定圧機構を組み込むだけでよく、定圧機構を
備えたマイクロメータを容易に構成できる。また、複数
種の定圧機構から選択できるとともに、定圧機構の変更
(入れ換え)も容易にできる。
【0010】請求項3に記載のマイクロメータは、請求
項2に記載のマイクロメータにおいて、前記第1収納空
間に収納される第1定圧機構は、前記第1操作部の内周
に固定された第1ラチェット車と、この第1ラチェット
車に噛合されるとともに前記スピンドルに対して回転不
能かつ軸方向へ変位可能に設けられた第2ラチェット車
と、この第2ラチェット車を第1ラチェット車へ向かっ
て付勢する付勢手段とを含んで構成され、前記第2収納
空間に収納される第2定圧機構は、定圧機構は、一端が
前記シンブルの外周および第2操作部の内周のいずれか
一方に係合されかつ他端が前記シンブルの外周および第
2操作部の内周のいずれか他方に接した弾性部材を含ん
で構成されていることを特徴とするものである。この発
明によれば、公知技術を利用した第1定圧機構および第
2定圧機構を選択的にマイクロメータに組み込むだけで
よいから、片手および両手操作が可能なマイクロメータ
をより容易に構成できる。また、第1定圧機構において
は、従来のラチェット式定圧機構と同じ感触(たとえ
ば、音や操作感等)を得ることができ、第2定圧機構に
おいては、ばねを利用した、いわゆるフリクション式定
圧機構と同じ感触を得ることができる。
【0011】請求項4に記載のマイクロメータは、請求
項1ないし請求項3のいずれかに記載のマイクロメータ
において、前記シンブルの第2操作部に被嵌された部分
は、第2操作部に被嵌されていない部分に比べて、薄肉
に形成されていることを特徴とするものである。この発
明によれば、シンブルの第2操作部に被嵌された部分
は、第2操作部に被嵌されていない部分に比べて薄肉に
形成されているから、第2操作部の径を小さくすること
ができ、従来のマイクロメータの操作性およびサイズを
保持できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1および図2において、本実施
形態のマイクロメータ1は、従来のマイクロメータ10
0と同様に、略U字状のフレーム(図示せず)と、この
フレームの一端に保持されたアンビル(図示せず)と、
フレームの他端に保持スリーブ3を介して螺合されかつ
アンビルに対して進退するスピンドル4と、スピンドル
4に固定されかつ保持スリーブ3の外周に被嵌されたシ
ンブル5とを備えている。このマイクロメータ1には、
スピンドル4に対し回転可能に設けられかつスピンドル
4のアンビル対向端とは反対の外端側に保持スリーブ3
の径よりも小さい径の第1操作部61およびシンブル5
の外周に被嵌された第2操作部62を一体的に有する操
作スリーブ6が設けられている。シンブル5の第2操作
部62に被嵌された部分5Aは、第2操作部62に被嵌
されていない部分5Bよりも薄肉に形成されている。ま
た、シンブル5の後端部の外周には、環状の溝5Cが形
成されている。
【0013】マイクロメータ1には、操作スリーブ6の
第1操作部61とスピンドル4の外端との間およびシン
ブル5の外周に形成された溝5Cと第2操作部62との
間に、それぞれ第1収納空間7、および第2収納空間8
が形成されている。これら第1および第2収納空間7,
8には、後述する第1定圧機構70(図1参照)および
第2定圧機構80(図2参照)が選択的に収納される。
【0014】第1定圧機構70は、図1に示すように、
一端がスピンドル4の外端に螺合されかつ他端がねじ7
1を介して操作スリーブ6を回転可能に支持した支軸7
2と、第1操作部61の内周に固定された第1ラチェッ
ト車73と、この第1ラチェット車73に噛合されると
ともにキー75を介してスピンドル4に対して回転不能
かつ軸方向へ変位可能に設けられた第2ラチェット車7
4と、この第2ラチェット車74を第1ラチェット車7
3へ向かって付勢する圧縮コイルばね76と、この圧縮
コイルばね76の位置を規定しかつ支軸72に固定され
たストッパ77とを有している。第1ラチェット車73
および第2ラチェット車74には、互いに噛合するのこ
ぎり状の歯が一定ピッチで形成されており、スピンドル
4に一定以上の負荷がかかっている状態では、第1ラチ
ェット車73が第2ラチェット車74に対して空転する
ようになっている。
【0015】操作スリーブ6を回転させると、第1操作
部61に固定された第1ラチェット車73が一体的に回
転される。第1ラチェット車73と第2ラチェット車7
4とが噛み合っているため、第2ラチェット車74も回
転される。第2ラチェット車74が回転されることで、
キー75を介して支軸72が回転され、支軸72に螺合
されたスピンドル4およびこのスピンドル4に一体的に
設けられたシンブル5も操作スリーブ6と一緒に回転さ
れる。一方、スピンドル4に一定以上の負荷がかかって
いいるときに、操作スリーブをさらに回転させて第1ラ
チェット車73を回転させると、第2ラチェット車74
は、回転しづらい状態にあるから圧縮コイルばね76に
抗して、キー75に沿って圧縮コイルばね76側に逃げ
る。つまり、第1ラチェット車73の回転力が第2ラチ
ェット車74に伝達されず、操作スリーブ6は空転す
る。
【0016】第2定圧機構80は、図2に示すように、
一端がシンブル5の外周に係合されかつ他端が操作スリ
ーブ6の第2操作部62の内周に接した弾性部材として
のコイルばね81を有しており、このコイルばね80
は、シンブル5の後端の溝5Cに巻き回されている。こ
のような第2定圧機構80が設けられた場合には、一端
がスピンドル4に螺合されかつ他端がねじ82を介して
操作スリーブ6を回転可能に支持した支持ブロック83
が、第1収納空間7に設けられる。なお、支持ブロック
83を第1収納空間7に対応した形状に形成すること
で、第1操作部61の剛性を強化させてもよい。
【0017】操作スリーブ6を回転させると、コイルば
ね81の他端が第2操作部62の内周に接しているた
め、コイルばね81の一端に係合されたシンブル5も回
転され、シンブル5に一体的に設けられたスピンドル4
も操作スリーブ6と一緒に回転される。一方、スピンド
ル4(シンブル5と操作スリーブ6との間)に一定以上
の負荷がかかっているとき、コイルばね81の他端が第
2操作部62に対して滑る。つまり、操作スリーブ6の
回転力がシンブル5に伝達されず、操作スリーブ6は空
転する。
【0018】次に、本実施形態の作用を説明する。アン
ビルとスピンドル4との間に被測定物を配置した状態
で、操作スリーブ6を所定方向へ回転させる。具体的に
は、左手でフレームを持ち右手で第1操作部61を回転
させる両手操作、または片手でフレームを持ちながら第
2操作部62を回転させる片手操作によって、操作スリ
ーブ6を所定方向に回転させる。すると、操作スリーブ
6の回転力は、第1定圧機構70または第2定圧機構8
0を介して、スピンドル4およびシンブル5に伝達され
る。スピンドル4の一端が被測定物に当接した状態か
ら、さらに、操作スリーブ6を回転させると、スピンド
ル4に一定以上の負荷がかかるので、第1定圧機構70
または第2定圧機構80が作動して、操作スリーブ6が
空転する。すなわち、第1定圧機構70の場合は、第1
ラチェット車73と第2ラチェット車74との間に滑り
が生じ、第2定圧機構80の場合は、コイルばね81の
他端と第2操作部62の内周との間で滑りが生じる。
【0019】上述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。すなわち、本実施形態では、第1操作
部61および第2操作部62を一体的に有する操作スリ
ーブ6を回転させることで、第1または第2定圧機構7
0,80を介してシンブル5およびスピンドル4が回転
される。測定にあたっては、アンビルとスピンドル4と
の間に被測定物がある状態で操作スリーブ6を回転さ
せ、アンビルとスピンドル4との間で被測定物を挟む。
この状態で、さらに操作スリーブ6を回転させると、ス
ピンドル4に一定以上の負荷がかかった段階で第1また
は第2定圧機構70,80が作動して、操作スリーブ6
が空転される。操作スリーブ6は、第1操作部と第2操
作部とを一体的に有しているから、左手でフレームを持
ち右手で第1操作部61を回転させる両手操作および片
手でフレームを持ちながら第2操作部62を回転させる
片手操作の両操作が可能で、しかも、それぞれの測定に
おいて、従来の操作と全く同じ操作性を保障できる。ま
た、第1収納空間7に第1定圧機構70を設けた場合
と、第2収納空間8に第2定圧機構80を設けた場合と
で、フレームとアンビルと保持スリーブ3とスピンドル
4とシンブル5と操作スリーブ6との形状が共通化され
ているので、部品点数を削減できる。さらに、マイクロ
メータ1に組み込まれる定圧機構は一つなので、片手お
よび両手操作による測定の間で誤差がない。
【0020】マイクロメータ1には、各定圧機構70,
80を収納するための第1収納空間7および第2収納空
間8がそれぞれ形成されているので、いずれか一方の空
間に一方の定圧機構を組み込むだけでよく、第1または
第2定圧機構70,80を備えたマイクロメータ1を容
易に構成できる。また、複数種の定圧機構から選択でき
るとともに、定圧機構の変更(入れ換え)も容易にでき
る。
【0021】公知技術を利用した第1定圧機構70およ
び第2定圧機構80を選択的にマイクロメータ1に組み
込むだけでよいから、片手および両手操作が可能なマイ
クロメータ1をより容易に構成できる。また、第1定圧
機構70においては、従来のラチェット式定圧機構と同
じ感触(たとえば、音や操作感等)を得ることができ、
第2定圧機構80においては、ばねを利用した、いわゆ
るフリクション式定圧機構と同じ感触を得ることができ
る。
【0022】シンブル5の第2操作部62に被嵌された
部分5Aは、第2操作部62に被嵌されていない部分5
Bに比べて薄肉に形成されているから、第2操作部62
の径を小さくすることができ、従来のマイクロメータの
操作性およびサイズを保持できる。
【0023】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良は、本発明に含まれるものである。たとえば、
前記実施形態では、第2定圧機構80の弾性部材として
コイルばね81を用いているが、本発明に係る弾性部材
はこれに限定されるものではなく、たとえば、板ばね等
種々のものが考えられ、第2定圧機構の弾性部材として
機能するものを適宜選択してもよい。
【0024】前記実施形態では、シンブル5の第2操作
部62に被嵌された部分5Aは、第2操作部62に被嵌
されていない部分5Bに比べて薄肉に形成されている
が、たとえば、従来のシンブルの形状をそのまま用いて
もよく、このような場合も本発明に含まれる。
【0025】前記実施形態では、マイクロメータ1に形
成された各空間7,8に、選択的に第1または第2定圧
機構70,80組み込んでいるが、適宜、他の公知の定
圧機構を用いてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明のマイクロメータによれば、片手
および両手操作の両方で測定でき、しかも、それぞれの
測定において従来の片手および両手操作と同様な操作性
を保障でき、部品点数を削減できるとともに操作方法に
よる測定誤差をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイクロメータの一実施形態の要
部(第1定圧機構)を示す断面図である。
【図2】前記実施形態の他の要部(第2定圧機構)を示
す断面図である。
【図3】従来のマイクロメータを示す全体斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 マイクロメータ 3 保持スリーブ 4 スピンドル 5 シンブル 5A 第2操作部に被嵌された部分 5B 第2操作部に被嵌されていない部分 6 操作スリーブ 7 第1収納空間 8 第2収納空間 61 第1操作部 62 第2操作部 70 第1定圧機構 73 第1ラチェット車 74 第2ラチェット車 76 圧縮コイルばね 80 第2定圧機構 81 弾性部材であるコイルばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略U字状のフレームと、このフレームの
    一端に保持されたアンビルと、前記フレームの他端に保
    持スリーブを介して螺合されかつ前記アンビルに対して
    進退するスピンドルと、このスピンドルに固定されかつ
    保持スリーブの外周に被嵌されたシンブルとを備えたマ
    イクロメータであって、 前記スピンドルに対し回転可能に設けられるとともに前
    記スピンドルのアンビル対向端とは反対の外端側に前記
    保持スリーブの径よりも小さい径の第1操作部および前
    記シンブルの外周に被嵌された第2操作部を一体的に有
    する操作スリーブと、 この操作スリーブの第1操作部と前記スピンドルの外端
    との間および前記操作スリーブの第2操作部と前記シン
    ブルの外周との間のいずれか一方に設けられかつ前記ス
    ピンドルに一定以上の負荷がかかったときに空転する定
    圧機構とを備えていることを特徴とするマイクロメー
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマイクロメータにおい
    て、 前記操作スリーブの第1操作部と前記スピンドルの外端
    との間および前記操作スリーブの第2操作部と前記シン
    ブルの外周との間には、前記定圧機構を収納するための
    第1収納空間および第2収納空間がそれぞれ形成されて
    いることを特徴とするマイクロメータ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のマイクロメータにおい
    て、 前記第1収納空間に収納される第1定圧機構は、前記第
    1操作部の内周に固定された第1ラチェット車と、この
    第1ラチェット車に噛合されるとともに前記スピンドル
    に対して回転不能かつ軸方向へ変位可能に設けられた第
    2ラチェット車と、この第2ラチェット車を第1ラチェ
    ット車へ向かって付勢する圧縮コイルばねとを含んで構
    成され、 前記第2収納空間に収納される第2定圧機構は、一端が
    前記シンブルの外周および第2操作部の内周のいずれか
    一方に係合されかつ他端が前記シンブルの外周および第
    2操作部の内周のいずれか他方に接した弾性部材を含ん
    で構成されていることを特徴とするマイクロメータ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のマイクロメータにおいて、前記シンブルの第2操作
    部に被嵌された部分は、第2操作部に被嵌されていない
    部分に比べて、薄肉に形成されていることを特徴とする
    マイクロメータ。
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