JPH09229660A - マイクロメータ - Google Patents
マイクロメータInfo
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- JPH09229660A JPH09229660A JP8037926A JP3792696A JPH09229660A JP H09229660 A JPH09229660 A JP H09229660A JP 8037926 A JP8037926 A JP 8037926A JP 3792696 A JP3792696 A JP 3792696A JP H09229660 A JPH09229660 A JP H09229660A
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- spindle
- thimble
- micrometer
- rotation
- axial direction
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B3/00—Measuring instruments characterised by the use of mechanical techniques
- G01B3/18—Micrometers
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
上させることができるマイクロメータを提供する。 【解決手段】 従来のマイクロメータが備えていた主尺
目盛や副尺目盛などを省略し、フレーム1にスリーブ5
1を介してシンブル71をスピンドル61の軸方向定位
置でその軸を中心として回転自在に設け、このシンブル
71とスピンドル61との間にシンブル71の回転をス
ピンドル61に伝達しかつスピンドル61の軸方向変位
を許容する回転伝達手段81を設ける。回転伝達機構8
1としては、ラチェット機構82を用いている。
Description
マイクロメータに関する。詳しくは、スピンドルが回転
しながら軸方向へ変位する形式のマイクロメータにおい
て、コスト低減、操作性向上を図ったマイクロメータに
関する。
ジタル表示型測定器は、高精度かつ読み取り容易などの
優位性から測定器全般に普及しつつある。マイクロメー
タにあっても、シンブルの回転に伴ってスピンドルが回
転しながら軸方向へ変位する形式のものについては、ロ
ータリエンコーダを組み込んだデジタル表示化が進んで
いる。
ータの構造を図7を参照しながら説明する。図7におい
て、略U字形状に形成された本体としてのフレーム1に
は、その一端部内面にアンビル2が固定されているとと
もに、他端部に軸方向へ変位しながら前記アンビル2に
対して進退するスピンドル21が設けられている。な
お、4はスピンドル21の変位量をデジタル表示するデ
ジタル表示器、5は電源オン・オフスイッチ、6はゼロ
セットスイッチである。
レーム1の他端部には、その内面側に軸受筒11が固定
されているとともに、外面側に保持環12が螺合されて
いる。保持環12の中心部には、内外で二重筒構造に嵌
合するインナースリーブ13とアウタースリーブ14と
の一端がそれぞれ保持されている。インナースリーブ1
3は、一端側に小径筒部13Aを有し、かつ、他端側1
3Bが軸方向に沿って形成された複数本のスリット15
により径方向に拡縮できる円筒形状に形成されている。
他端側13Bには、その内周面にめねじ部16が軸方向
に沿って形成されているとともに、外周面にテーパナッ
ト17が螺合するおねじ部18が形成されている。めね
じ部16には、前記スピンドル21が螺合されている。
摺動自在に支持された軸部21Aと、この軸部21Aよ
り僅か径大に形成されかつ外周面におねじを形成したね
じ部21Bと、このねじ部21Bの他端部に一体形成さ
れたテーパ部21Cとを有する。軸部21Aの外周軸方
向に沿って断面V字状の溝22が形成されている。ねじ
部21Bは、前記めねじ部16に螺合されている。テー
パ部31Cには、前記アウタースリーブ14の外周面に
対して回動可能に被嵌されたシンブル23の他端部が嵌
合固定されている。シンブル23の他端には、スピンド
ル21に一定以上の負荷がかかったときに空転するラチ
ェットつまみ24が設けられている。これにより、シン
ブル23またはラチェットつまみ24を回転させると、
スピンドル21が回転しながら軸方向へ変位する。この
とき、スピンドル21の変位量は、アウタースリーブ1
4の外周面軸方向に沿って一定間隔毎に形成された主尺
目盛25と、シンブル23の外周に沿って形成された副
尺目盛27とから読み取ることができる。
Aの端面と前記軸受筒11との間のスピントル21外周
には、回転筒体31、第1スペーサ32、第2スペーサ
33が順次軸方向へ変位可能に被嵌されているととも
に、第2スペーサ33と軸受筒11との間にこれら第2
スペーサ33、第1スペーサ32、回転筒体31を図7
中右方向へ付勢するばね34が挿入されている。回転筒
体31には、前記溝22に摺動自在に係合する突起35
Aを有するねじ35が螺合されている。これにより、回
転筒体31とスピンドル21とは同期回転され、かつ、
スピンドル21の軸方向への変位が許容されている。
Aと前記回転筒体31との間には、前記スピンドル21
の回転量からスピンドル21の軸方向変位量を検出する
エンコーダ41が設けられている。エンコーダ41は、
前記保持環12に固定されたプレート42に接着固定さ
れかつ図示しない送信電極および出力電極を有する固定
板43と、前記回転筒体31に固定板43と一定のギャ
ップをもって対向した状態で接着固定されかつ図示しな
い受信電極および結合電極を有する回転板44とを含
み、送信電極に位相の異なる信号を与えたとき、出力電
極から固定板43と回転板44との相対回転角に対応す
る信号が得られるようになっている。なお、エンコーダ
41で検出された固定板43と回転板44との相対回転
角に対応する信号は、図示しない電気回路によって処理
された後、デジタル表示器4にデジタル表示される。
ル表示型マイクロメータは、デジタル表示器4、エンコ
ーダ41、電気回路などを駆動させる電源(電池)の寿
命がなくなっても使用できるように、機械式目盛表示機
構を全て備えた構造である。つまり、フレーム1側にア
ウタースリーブ14を、スピンドル21側にシンブル2
3を設け、アウタースリーブ14の外周面軸方向に沿っ
て主尺目盛25を、シンブル23の外周に沿って副尺目
盛27をそれぞれ形成した構造を備えている。そのた
め、組立も複雑であるうえ、コスト的にも高くつくとい
う欠点があった。
たとえば、左手で被測定物を持ち、右手でフレーム1を
握り、その右手の親指と人指し指とでラチェットつまみ
24を回しながらスピンドル21をアンビル2から離れ
る方向へ変位させていくと、ラチェットつまみ24がフ
レーム1から次第に離れていくため、スピンドル21を
大きく変位させたときに操作しずらくなるという欠点が
あった。
解消し、コストダウンが図れるとともに、操作性も向上
させることができるマイクロメータを提供することにあ
る。
は、一端にアンビルを有する本体と、この本体の他端に
螺合されその螺合回転に伴って軸方向へ変位するスピン
ドルと、このスピンドルの回転量からスピンドルの軸方
向変位量を検出するエンコーダと、このエンコーダの出
力信号に基づく測定値をデジタル表示するデジタル表示
器とを備えたマイクロメータにおいて、前記本体の他端
側にシンブルを前記スピンドルの軸方向定位置でかつそ
のスピンドルの軸を中心として回転自在に設けるととも
に、このシンブルと前記スピンドルとの間にシンブルの
回転をスピンドルに伝達しかつスピンドルの軸方向変位
を許容する回転伝達手段を設けたことを特徴とする。
メータが備えていた主尺目盛や副尺目盛などを省略して
あるから、それらの加工に伴うコストを低減することが
できる。しかも、主尺目盛を形成するためのアウタース
リーブも不要にできるから、部品点数、組立工数の削減
が図れる。よって、コストダウンが図れる。また、測定
にあたって、シンブルを回転させると、そのシンブルの
回転が回転伝達手段を介してスピンドルに伝達される。
スピンドルは、本体に螺合されているから、回転に伴っ
て軸方向へ変位される。すると、スピンドルの変位量が
エンコーダによって検出されたのち、デジタル表示器に
デジタル表示される。このとき、スピンドルをアンビル
から離れる方向へ変位させても、シンブルは本体の定位
置で回転自在に設けられているから、つまり、シンブル
がスピンドルとともに変位することがないから、スピン
ドルを大きく変位させても操作性が低下するような不具
合も解消できる。
て、前記回転伝達手段は、前記シンブルの回転を前記ス
ピンドルに伝達するとともに、スピンドルに一定以上の
負荷が作用したときスピンドルに対してシンブルを空転
させるラチェット機構とされていることを特徴とする。
このような構成によれば、スピンドルとアンビルとで被
測定物を挟持し、スピンドルに一定以上の負荷が作用す
ると、スピンドルに対してシンブルが空転するから、常
に一定の測定圧で測定を行うことができる。よって、高
精度の測定を保障することができる。
マイクロメータにおいて、前記ラチェット機構は、前記
シンブル内に固定されかつ内周面に鋸歯状突起を有する
ラチェットリングと、このラチェットリングと前記スピ
ンドルの外周面との間に挿入され、一端が前記スピンド
ルの軸方向に沿って形成された溝に係止され、他端が前
記ラチェットリングの鋸歯状突起に押圧付勢された板ば
ねとから構成されていることを特徴とする。このような
構成によれば、シンブルとスピンドルとの間にラチェッ
ト機構が設けられているから、コンパクトに構成するこ
とができる。しかも、ラチェット機構は、ラチェットリ
ングと板ばねの2部品によって構成されているから、部
品点数が少なく、組立も有利で、コストダウンが可能で
ある。
を有するラチェット機構を備えた構造のマイクロメータ
において、前記シンブルは、前記本体の他端側に前記ス
ピンドルの軸を中心として回転自在に支持されかつ前記
ラチェットリングを収納する筒体と、この筒体の他端に
螺合され前記スピンドルの他端側を覆うキャップとから
構成されていることを特徴とする。このような構造によ
れば、ラチェット機構の板ばねの一端をスピンドルの軸
方向に沿って形成された溝に係止する際、筒体の孔から
覗きながら作業できるから、板ばねの一端をスピンドル
の溝に簡単に係止させることができる。
ら構成した構造のマイクロメータにおいて、前記キャッ
プは、スピンドルの外径に対して僅か大きな内径に形成
され、筒体の他端に螺合されたとき前記板ばねの端面に
当接するストッパを兼ねていることを特徴とする。この
ような構造によれば、スピンドルが軸方向へ変位すると
き、板ばねも軸方向へ移動しようとするが、その移動が
キャップによって阻止されるから、簡単な構成で板ばね
を定位置に保持できる。
参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明にあた
って、前述した図7と同一構成要件については、同一符
号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。本実施
形態のマイクロメータでは、図1および図2に示すよう
に、前記アウタースリーブ14が省略されているととも
に、前記インナースリーブ13よりも短寸のスリーブ5
1が前記保持環12に保持されている。スリーブ51の
他端部内には、内周面にめねじを形成したナット部材5
2が圧入固定されている。ナット部材52には、スピン
ドル61が螺合されている。
摺動自在に支持された軸部61Aと、この軸部61Aと
同径に形成されかつ外周面に前記ナット部材52に螺合
するおねじを形成したねじ部61Bとを備える。軸部6
1Aの途中からねじ部61Bの全長に亘って、前記ねじ
35の突起35Aが係合するV字状の溝62が軸方向に
沿って形成されている。
71Aを有する筒状のシンブル71が前記スピンドル6
1の軸を中心として回転自在に設けられているととも
に、前記鍔部71Aを外側から被嵌しシンブル71を軸
方向の定位置に保持する袋ナット72が螺合されてい
る。シンブル71は、前記スリーブ51の外周に前記ス
ピンドル61の軸を中心として回転自在に支持された筒
体73と、この筒体73の他端に螺合され前記スピンド
ル61の他端側を覆うキャップ74とから構成されてい
る。キャップ74の内径は、スピンドル61の外径に対
して僅か大きな内径に形成され、筒体73の他端に螺合
されたとき後述する板ばね85の端面に当接するストッ
パを兼ねている。
の間には、シンブル71の回転をスピンドル61に伝達
しかつスピンドル61の軸方向変位を許容する回転伝達
手段81が設けられている。ここでは、回転伝達手段8
1として、前記シンブル71の回転を前記スピンドル6
1に伝達するとともに、スピンドル61に一定以上の負
荷が作用したときスピンドル61に対してシンブル71
を空転させるラチェット機構82が用いられている。
4に示すように、前記シンブル71内に固定されかつ内
周面に鋸歯状突起83を有するラチェットリング84
と、このラチェットリング84と前記スピンドル61の
外周面との間に巻回された状態で挿入され、一端85A
が前記スピンドル61の軸方向に沿って形成された溝6
2に係止され、他端85Bが前記ラチェットリング84
の鋸歯状突起83に押圧付勢された板ばね85とから構
成されている。
シンブル71の筒体73からキャップ74を外し、その
筒体73内にラチェット機構82を組み込む。つまり、
ラチェットリング84を圧入固定したのち、そのラチェ
ットリング84内に沿って板ばね85を挿入する。この
状態の筒体73をスリーブ51の外周に被嵌し、外側か
ら袋ナット72を螺合して筒体73を回転自在に保持す
る。このとき、筒体73の他端部の孔から覗きながら、
板ばね85の一端85Aがスピンドル61の溝62に合
うように、筒体73を回動調整しながら回転自在に保持
する。この後、筒体73にキャップ74を螺合する。
定物(図示省略)を持ち、右手でフレーム1を握り、そ
の右手の親指と人指し指とでシンブル71を回転させる
と、そのシンブル71の回転がラチェット機構82を介
してスピンドル61に伝達される。すると、スピンドル
61は、フレーム1側に設けられたナット部材52に螺
合されているから、回転に伴って軸方向へ変位される。
すると、スピンドル61の変位量がエンコーダ41によ
って検出されたのち、デジタル表示器4にデジタル表示
される。
アンビル2とスピンドル61とで被測定物を挟持する
と、スピンドル61はそれ以上アンビル2に接近する方
向へ変位することができないから、つまり、同方向へ回
転することができないから、ラチェット機構82の板ば
ね85に対してラチェットリング84が空転する。従っ
て、このときのデジタル表示器4の表示値を読み取れ
ば、一定測定圧の状態で測定が行うことができる。
タが備えていた主尺目盛や副尺目盛などを省略したの
で、主尺目盛を形成するためのアウタースリーブも不要
にできる。従って、これらの加工に伴うコストを低減す
ることができるとともに、部品点数、組立工数の削減が
図れるから、コストダウンが図れる。
を介してシンブル71を回転自在に設けるとともに、こ
のシンブル71とスピンドル61との間に回転伝達手段
81を設けたので、測定にあたって、シンブル71を回
転させると、そのシンブル71の回転が回転伝達手段8
1を介してスピンドル61に伝達されるため、スピンド
ル61は軸方向へ変位される。すると、そのスピンドル
61の変位量がエンコーダ41で検出されたのち、デジ
タル表示器4にデジタル表示される。このとき、スピン
ドル61をアンビル2から離れる方向へ変位させても、
シンブル71はフレーム1の定位置で回転自在に設けら
れているから、つまり、シンブル71がスピンドル61
とともに変位することがないから、スピンドル61を大
きく変位させても操作性が低下するような不具合も解消
できる。
構82によって構成したので、スピンドル61とアンビ
ル2とで被測定物を挟持し、スピンドル61に一定以上
の負荷が作用すると、スピンドル61に対してシンブル
71が空転するから、常に一定の測定圧で測定を行うこ
とができる。よって、高精度の測定を保障することがで
きる。また、ラチェット機構82を、シンブル71内に
固定されかつ内周面に鋸歯状突起83を有するラチェッ
トリング84と、このラチェットリング84とスピンド
ル61の外周面との間に挿入された板ばね85とから構
成したので、部品点数が少なくコンパクトに構成するこ
とができ、組立も有利で、コストダウンが可能である。
しかも、板ばね85は外側に開く方向に付勢されている
から、スピンドル61のねじ部61Bを傷めることも少
ない。
側に回転自在に支持された筒体73と、この筒体73の
他端に螺合されたキャップ74とから構成したので、ラ
チェット機構82の板ばね85の一端85Aをスピンド
ル61の溝62に係止する際、筒体73の孔から覗きな
がら作業できるから、板ばね85の一端85Aをスピン
ドル61の溝62に簡単に係止させることができる。な
お、溝62Aは、回転筒体31をスピンドル61と同期
回転させつつ、スピンドル61を軸方向へ変位可能とす
る溝を兼ねているから、板ばね85の一端85Aを係止
するための溝を特別に加工する必要がない。しかも、キ
ャップ74の内径を、スピンドル61の外径に対して僅
か大きく形成したので、スピンドル61が軸方向へ変位
するとき、板ばね85も軸方向へ移動しようとするが、
その移動がキャップ74によって阻止されるから、板ば
ね85を定位置に保持できる。
81として、ラチェット機構82を用いたが、シンブル
71の回転をスピンドル61に伝達しかつスピンドル6
1の軸方向変位を許容できる構造であれば、他の構造で
もよい。たとえば、図5および図6に示すように、スピ
ンドル61の軸方向に沿って断面矩形の溝62Aを設
け、この溝62Aに摺動自在に係合するピン91を前記
シンブル71の内面に突設した構造でもよい。このよう
な構造でも、シンブル71の回転がピン91および溝6
2Aを介してスピンドル61に伝達されるとともに、ス
ピンドル61の軸方向変位をピン91に係合する溝62
Aで許容することができる。
記実施形態で述べた固定板43と回転板44とからなる
ロータリエンコータに限らず、同軸の円筒体構造の円筒
型エンコーダ(たとえば、特願平6−330689号参
照)などでもよい。さらに、静電容量式のエンコーダに
限らず、光電式、磁気式などでもよい。
トダウンが図れるとともに、操作性も向上させることが
できる。
示す一部を切り欠いた正面図である。
図である。
の要部を示す拡大図である。
部を切り欠いた正面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 一端にアンビルを有する本体と、この本
体の他端に螺合されその螺合回転に伴って軸方向へ変位
するスピンドルと、このスピンドルの回転量からスピン
ドルの軸方向変位量を検出するエンコーダと、このエン
コーダの出力信号に基づく測定値をデジタル表示するデ
ジタル表示器とを備えたマイクロメータにおいて、 前記本体の他端側にシンブルを前記スピンドルの軸方向
定位置でかつそのスピンドルの軸を中心として回転自在
に設けるとともに、このシンブルと前記スピンドルとの
間にシンブルの回転をスピンドルに伝達しかつスピンド
ルの軸方向変位を許容する回転伝達手段を設けたことを
特徴とするマイクロメータ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のマイクロメータにおい
て、前記回転伝達手段は、前記シンブルの回転を前記ス
ピンドルに伝達するとともに、スピンドルに一定以上の
負荷が作用したときスピンドルに対してシンブルを空転
させるラチェット機構とされていることを特徴とするマ
イクロメータ。 - 【請求項3】 請求項2に記載のマイクロメータにおい
て、前記ラチェット機構は、前記シンブル内に固定され
かつ内周面に鋸歯状突起を有するラチェットリングと、
このラチェットリングと前記スピンドルの外周面との間
に挿入され、一端が前記スピンドルの軸方向に沿って形
成された溝に係止され、他端が前記ラチェットリングの
鋸歯状突起に押圧付勢された板ばねとから構成されてい
ることを特徴とするマイクロメータ。 - 【請求項4】 請求項3に記載のマイクロメータにおい
て、前記シンブルは、前記本体の他端側に前記スピンド
ルの軸を中心として回転自在に支持されかつ前記ラチェ
ットリングを収納する筒体と、この筒体の他端に螺合さ
れ前記スピンドルの他端側を覆うキャップとから構成さ
れていることを特徴とするマイクロメータ。 - 【請求項5】 請求項4に記載のマイクロメータにおい
て、前記キャップは、スピンドルの外径に対して僅か大
きな内径に形成され、筒体の他端に螺合されたとき前記
板ばねの端面に当接するストッパを兼ねていることを特
徴とするマイクロメータ。
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