JP2001141071A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

Info

Publication number
JP2001141071A
JP2001141071A JP32522499A JP32522499A JP2001141071A JP 2001141071 A JP2001141071 A JP 2001141071A JP 32522499 A JP32522499 A JP 32522499A JP 32522499 A JP32522499 A JP 32522499A JP 2001141071 A JP2001141071 A JP 2001141071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing device
ring
seal ring
annular
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32522499A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Obayashi
新一 大林
Shintaro Sakai
真太郎 境
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Sealing Techno Co Ltd
Original Assignee
Koyo Sealing Techno Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Sealing Techno Co Ltd filed Critical Koyo Sealing Techno Co Ltd
Priority to JP32522499A priority Critical patent/JP2001141071A/ja
Publication of JP2001141071A publication Critical patent/JP2001141071A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】引き抜き治具の引っ掛かりを持たせる密封装置
において、前記引っ掛かり部分を、軸方向幅寸法を大き
くすることなく、かつ極力少ない工数で形成できるよう
なものとし、製造コストを抑制できるようにすること。 【解決手段】支持環11にリップ15を設けた密封装置
1において、ケース2に対する支持環10の嵌合部分1
3に、引き抜き治具80の掛止爪81,81を引っ掛け
るための凹所70,70を設けている。この凹所70,
70は、支持環11の軸方向長さ範囲内に形成するもの
であって、従来例のように軸方向外方側に突出するよう
なものでないので、密封装置1全体の軸方向幅寸法が大
きくならずに済む。また、凹所70,70について貫通
孔33,33などとすれば、製造工数が少なくて済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、径方向内外に同心
状に対向して配設される2つの部材の間に形成される環
状空間を軸方向で2つの空間に液密的または気密的に仕
切り、双方の空間を互いに密封するために用いられる密
封装置に関する。特に、本発明の密封装置は、密封箇所
から密封装置を引き抜くに際して、その引き抜きを良好
に行うようにするための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の密封装置として、例えば特開平1
1−13892号公報に示すようなものがあり、図5に
示す。
【0003】図中、101は密封装置、102はケース
(シリンダ筒)、103は軸体(ピストンロッド)、1
04は抜け止め用のCリングである。
【0004】密封装置101は、シールリング110
と、樹脂製のバックアップリング120とからなる。シ
ールリング110は、環状芯金130にゴムなどの弾性
体140を被着したものである。バックアップリング1
20は、シールリング110の環状芯金130と弾性体
140との間に挟持されており、弾性体140のリップ
部141を支えるものである。
【0005】ところで、シールリング120のリップ部
141が軸体103との摺接により摩耗すると、密封性
能が低下するので、必要に応じて密封装置101の交換
を行う。
【0006】この密封装置101の交換にあたって、古
い密封装置101を取り外しやすくするために、従来で
は、シールリング120の環状芯金110に、引き抜き
治具150の一対の掛止爪151,151の引っ掛かり
を設けるようにしている。
【0007】この引っ掛かりは、環状芯金130の環状
板部131の内径部に軸方向一方へ向けて突出形成した
輪状鍔部132である。
【0008】そして、密封装置101を引き抜く場合に
は、Cリング104を外し、輪状鍔部132に対して引
き抜き治具150の一対の掛止爪151,151を引っ
掛けて、矢印A方向に引っ張るようにする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の密封装置
101では、引き抜き治具150の掛止爪151,15
1の引っ掛かりとして、環状芯金120に輪状鍔部13
2を設けているが、下記のような不都合がある。
【0010】つまり、上記の輪状鍔部132は、環状芯
金120の環状板部131から軸方向一方に大きく張り
出させたものであるため、その張り出し分について密封
装置101の軸方向幅寸法が不必要に大きなものとな
り、またその形状が不必要に複雑になっている。
【0011】また、輪状鍔部132付きの環状芯金12
0を製作するときは、板金の絞り加工や曲げ加工を伴う
プレス成形を行うのであるが、環状芯金120の形状が
上記のように複雑なものであるため、その成形のための
金型が大掛かりになったり、成形の手順が複雑化してし
まう。
【0012】このようなことから、密封装置101の製
造コストが嵩む結果となる。
【0013】また、密封装置101をケース102に装
着するときに、専用の装着治具を用いずに、例えばハン
マーで叩き込むようにすると、その叩き込みの際に輪状
鍔部132を不測に叩いて変形させるおそれがあり、後
の引き抜きに支障を来すようになる。
【0014】このような事情に鑑み、本発明は、引き抜
き治具の引っ掛かりを持たせる密封装置において、前記
引っ掛かり部分を、軸方向幅寸法を大きくすることな
く、かつ極力少ない工数で形成できるようなものとし、
製造コストを抑制できるようにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明第1の密封装置
は、径方向内外に同心状に配設される2つの部材の対向
環状空間に設けられて前記環状空間を軸方向で仕切るも
ので、前記いずれか一方の部材に嵌合装着される支持環
に、他方の部材との間で密封部を形成するリップが設け
られており、前記支持環の嵌合部に、引き抜き治具の掛
止爪を引っ掛けるための凹所が設けられている、ことを
特徴としている。
【0016】本発明第2の密封装置は、径方向内外に同
心状に配設される2つの部材の対向環状空間に設けられ
て前記環状空間を軸方向で仕切るもので、前記いずれか
一方の部材に嵌合装着される環状芯金に他方の部材に接
触させられるリップを設けたシールリングと、シールリ
ングのリップを支えるバックアップリングと、シールリ
ングの環状芯金に嵌合装着されてバックアップリングを
保持するための固定環とを有し、前記シールリングの環
状芯金と固定環との少なくともいずれか一方に、引き抜
き治具の掛止爪を引っ掛けるための凹所が設けられてい
る、ことを特徴としている。
【0017】本発明第3の密封装置は、上記第2の構成
において、前記凹所が、前記固定環においてシールリン
グに対する嵌合部の円周数カ所に形成された貫通孔とさ
れる、ことを特徴としている。
【0018】本発明第4の密封装置は、上記第2の構成
において、前記凹所が、前記固定環においてシールリン
グに対する嵌合部の円周数カ所に一方端縁側に開放する
状態に形成される切欠きと、前記シールリングの環状芯
金における嵌合部の軸端に径方向に沿って延出形成され
て前記切欠きの開放部分を塞ぐ屈曲鍔部とで形成され
る、ことを特徴としている。
【0019】本発明第5の密封装置は、上記第2の構成
において、前記凹所が、前記シールリングの環状芯金に
おける嵌合部の軸端に前記固定環の径方向厚みよりも長
く径方向に沿って延出形成される屈曲鍔部と、前記固定
環とで囲まれて形成される、ことを特徴としている。
【0020】このような本発明の構成では、引き抜き治
具の引っ掛かりとなる凹所について、支持環の軸方向長
さ範囲内に設けているから、従来例のように軸方向幅寸
法が不必要に大きくなったり、形状が不必要に複雑化し
たりすることが避けられる。
【0021】このように支持環の形状が複雑化していな
いので、製造作業が簡易となり、製造工数も少なくて済
む。
【0022】また、第2の構成のように、支持環につい
て単一部材とせずに2つの部材を組み合わせる構成とす
れば、凹所の具体的な形状についての技術思想を拡大で
きるようになる。
【0023】つまり、凹所について、第3の構成のよう
に、固定環に設ける貫通孔としたり、第4の構成のよう
に、固定環に設ける切欠きとシールリングの環状芯金に
設ける屈曲鍔部とで形成したり、さらに、第5の構成の
ように、シールリングの環状芯金における屈曲鍔部と固
定環とで囲んで形成するものとすれば、それらの製造作
業が簡易となり、製造工数も少なくて済む。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。
【0025】図1および図2に実施形態1を示してい
る。図1は、密封装置の上半分の構造を示す断面図、図
2は、密封装置に対する引き抜き治具の取り付け形態を
示す断面図である。なお、図1において、下半分の構造
は水平方向の中心線に関して上半分と対称となってい
る。
【0026】図示例の密封装置1は、径方向内外に同心
状に配置されたケース2と軸体3との間の環状空間4に
設けられてその環状空間4を軸方向で仕切るもので、シ
ールリング10と、樹脂製のバックアップリング20
と、固定環30とを組み合わせた構成である。
【0027】シールリング10は、環状芯金11にゴム
などの弾性体12を被着したものである。
【0028】環状芯金11は、円筒部13の一方軸端に
径方向内向きに延出する環状板部14を設けた構成であ
る。弾性体12は、環状芯金11の円筒部13の外周面
から環状板部14の両面を覆う他、環状板部14の内径
部から斜めに突出したリップ15を有している。
【0029】樹脂製のバックアップリング20は、PT
FE(ポリテトラフルオロエチレン樹脂)などのふっ素
系樹脂からなり、径方向途中から内周へ向けて湾曲した
コーン形状に形成されている。
【0030】固定環30は、シールリング10の環状芯
金11とほぼ同形状になっており、円筒部31の一方軸
端に径方向内向きに延出する環状板部32を設けた構成
である。
【0031】そして、固定環30の円筒部31をシール
リング10の環状芯金11の円筒部13に対して嵌合さ
せた状態で、固定環30の環状板部32と環状芯金11
の環状板部14との間にバックアップリング20の外径
部分を挟持させることにより、三者を一体化するように
なっている。この一体化状態において、バックアップリ
ング20がシールリング10のリップ15に対して内径
側からあてがわれることになって、リップ15を支える
形態となる。
【0032】このような密封装置1は、シールリング1
0をケース2の段差部2aに嵌合装着して、シールリン
グ10のリップ15およびバックアップリング20を軸
体3の周面に対して接触させる形態で使用される。
【0033】この実施形態1の特徴は、固定環30の円
筒部31の円周数カ所、例えば180度対向する2箇所
に、図2に示す引き抜き治具80の掛止爪81,81を
引っ掛けるための凹所70,70を設けていることであ
る。
【0034】この凹所70は、固定環30の円筒部31
の円周数カ所、例えば180度対向する2箇所に径方向
内外に貫通形成される円形の貫通孔33,33を、シー
ルリング10の環状芯金11における円筒部13によっ
て塞ぐことにより形成されるものである。この貫通孔3
3の形状は、円形に限らず、種々な形状のものに変更し
てもよい。
【0035】このような密封装置1では、メンテナンス
や交換等のために、ケース2から取り外すときには、例
えば図2に示すような引き抜き治具80を用いる。
【0036】この引き抜き治具80は、ねじ軸82と、
このねじ軸82に螺合されたスライドバー83と、スラ
イドバー83の両側に回動自在に枢着された一対のリン
ク84,84と、各リンク84,84の端部に回動自在
に枢着されたアーム85,85などを備えている。
【0037】次に、上述した引き抜き治具80を用いて
密封装置1を取り外す手順について説明する。
【0038】まず、軸体3を密封装置1から一定量以上
退避させて、引き抜き治具80の挿入空間を確保してお
いて、引き抜き治具80のアーム85,85を固定環3
0の内側に挿入し、アーム85,85先端の掛止爪8
1,81を固定環30の凹所70,70に対して引っ掛
ける。
【0039】この状態でねじ軸82を回転させれば、送
りねじ作用により、まず、ねじ軸82の先端部分が軸体
3の軸端に当接し、この後、スライドバー83,リンク
84,84およびアーム85,85が後退変位させられ
る。この結果、密封装置1がケース2から引き抜かれ
る。
【0040】以上説明したように、実施形態1では、引
き抜き治具80の引っ掛かりとなる凹所70を、固定環
30の円筒部31の軸方向長さ範囲内に設けているか
ら、従来例のように、密封装置1の軸方向幅寸法が不必
要に大きくなることがない。しかも、上述したように凹
所70を貫通孔33としていれば、固定環30をプレス
成形するときに、プレス金型に突起を設けるだけで曲げ
と開口を同時に行えるので、製造工数が一切増えずに済
み、製造コストの低減に貢献できる。したがって、密封
装置1としては、コンパクトかつ安価なものにできる。
【0041】図3に本発明の実施形態2を示している。
図3は、密封装置の上半分の断面図である。
【0042】この実施形態2の特徴は、図2に示す引き
抜き治具80の掛止爪81,81を引っ掛けるための凹
所70について、シールリング10に設ける屈曲鍔部1
6と固定環30に設ける切欠き34とで形成しているこ
とである。
【0043】具体的には、シールリング10の環状芯金
11における円筒部13に形成される屈曲鍔部16は、
円筒部13の自由端を、薄肉にしておいて、固定環30
を嵌入装着した後で径方向内向きに屈曲することにより
得ている。
【0044】一方、固定環30の切欠き34は、固定環
30の円筒部31の円周数カ所、例えば180度対向す
る2箇所に設けられており、円筒部31の自由端に向け
て開放する平面視ほぼU字形に形成されている。この切
欠き34の開放端は、シールリング10の屈曲鍔部16
によって閉塞されるとともに、シールリング10の環状
芯金11における円筒部13で覆われるので、結果的に
上記実施形態1と同様の凹所70が得られる。この実施
形態2の場合も、凹所70を設けるための製造作業が従
来例に比べて簡単になって製造工数を減らせるので、製
造コストの削減が可能になる。
【0045】このような実施形態2では、上記実施形態
1と同様に図2に示す引き抜き治具80の掛止爪81,
81を密封装置1に対して引っ掛けることができて、こ
の引き抜き治具80によって密封装置1を簡単に引き抜
くことができる。
【0046】なお、上記実施形態2のように、シールリ
ング10に屈曲鍔部16を設ける場合には、シールリン
グ10に対する固定環30の嵌合を、すきま嵌めとして
もよい。
【0047】図4に本発明の実施形態3を示している。
図4は、密封装置の上半分の断面図である。
【0048】この実施形態3の特徴は、図2に示す引き
抜き治具80の掛止爪81,81を引っ掛けるための凹
所70について、上記実施形態2に示したシールリング
10の屈曲鍔部16の径方向延出長さを長くすることに
より、この屈曲鍔部16と固定環30の内周面とで囲ん
で形成していることである。
【0049】この場合の凹所70を得るには、シールリ
ング10に径方向寸法の長い屈曲鍔部16を設けるだけ
でよく、上記実施形態1,2とは異なり、固定環30に
ついて何も設けない。したがって、凹所70を設けるた
めの製造作業が従来例に比べて簡単になって製造工数を
減らせるので、製造コストの削減が可能になる。
【0050】このような実施形態3では、上記実施形態
1,2と同様に図2に示す引き抜き治具80の掛止爪8
1,81を密封装置1に対して引っ掛けることができ
て、この引き抜き治具80によって密封装置1を簡単に
引き抜くことができる。特に、この実施形態3では、凹
所70が周方向に連続する溝形状であるから、引き抜き
治具80の掛止爪81,81を引っ掛けるときに、位相
合わせが不要になり、引き抜き作業を簡略化できるよう
になる。
【0051】なお、本発明は上記実施形態のみに限定さ
れるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。 (1)上記実施形態1,2での凹所70となる貫通孔3
3や切欠き34は、円周3ケ所以上に設けてもよい。い
ずれにしても、周方向で均等配置するのが好ましいが、
必ずしもそれにとらわれる必要性はなく、不均一なもの
も含み得るものとする。 (2)上記実施形態では、シールリング10とバックア
ップリング20と固定環30とを組み合わせた構成の密
封装置1を例示しているが、シールリング10のみで構
成する密封装置にも本発明を適用できる。その場合、シ
ールリング10の環状芯金11に対して、貫通孔などの
凹所70を設ければよい。 (3)上記実施形態の構成において、シールリング10
のリップ15を無くして、2つの固定環でバックアップ
リング20を挟持して密封装置を構成したものにも本発
明を適用できる。 (4)上記実施形態では、同心状の2つの部材のうち径
方向外側のケース2に対して環状芯金11を嵌合装着
し、径方向内側の軸体3に対してリップ15やバックア
ップリング20を摺接させる形態にしているが、それと
は逆の位置関係としてもよい。 (5)上記実施形態での軸体3は、ピストンロッドのよ
うに軸方向にスライドするものの他、回転軸のように周
方向に回転するものであってもよい。
【0052】なお、いうまでもないが、引き抜き治具と
してはどのような形態のものを用いてもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1ないし5の発明では、引き抜き
治具の掛止爪を引っ掛けるための凹所について、従来例
のように環状芯金から軸方向外方向に突出させる形態で
設けるのではなく、支持環の嵌合部における軸方向長さ
範囲内に設けるようにしているので、不必要なサイズ拡
大や形状複雑化を招くことを回避できるようになり、密
封装置をコンパクトかつ安価に構成することができる。
【0054】特に、請求項2のように、シールリングと
バックアップリングと固定環とを組み合わせて密封装置
を構成する場合においては、請求項3ないし5のよう
に、凹所の具体的な形状についての技術思想を拡大でき
るようになる。
【0055】つまり、凹所について、請求項3のよう
に、貫通孔としたり、請求項4のように、固定環の切欠
きとシールリングの環状芯金の屈曲鍔部とで形成した
り、あるいは、請求項5のように、シールリングの環状
芯金における円筒部に径方向寸法の長い屈曲鍔部と固定
環の周面とで囲んで形成するものとすれば、その製造作
業が従来例に比べて簡単になって製造工数を減らせるの
で、製造コストの削減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の密封装置の上半分の断面
【図2】実施形態1の密封装置に対する引き抜き治具の
取り付け形態を示す断面図
【図3】本発明の実施形態2の密封装置の上半分の断面
【図4】本発明の実施形態3の密封装置の上半分の断面
【図5】従来例の密封装置の上半分の断面図
【符号の説明】
1 密封装置 2 ケース 3 軸体 4 環状空間 5 密封部 10 シールリング 11 シールリングの環状芯金 15 シールリングのリップ 20 バックアップリング 30 固定環 31 固定環の円筒部 32 固定環の環状板部 70 凹所 80 引き抜き治具 81 引き抜き治具の掛止爪

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】径方向内外に同心状に配設される2つの部
    材の対向環状空間に設けられて前記環状空間を軸方向で
    仕切る密封装置であって、 前記いずれか一方の部材に嵌合装着される支持環に、他
    方の部材との間で密封部を形成するリップが設けられて
    おり、 前記支持環の嵌合部に、引き抜き治具の掛止爪を引っ掛
    けるための凹所が設けられている、ことを特徴する密封
    装置。
  2. 【請求項2】径方向内外に同心状に配設される2つの部
    材の対向環状空間に設けられて前記環状空間を軸方向で
    仕切る密封装置であって、 前記いずれか一方の部材に嵌合装着される環状芯金に他
    方の部材に接触させられるリップを設けたシールリング
    と、シールリングのリップを支えるバックアップリング
    と、シールリングの環状芯金に嵌合装着されてバックア
    ップリングを保持するための固定環とを有し、 前記シールリングの環状芯金と固定環との少なくともい
    ずれか一方に、引き抜き治具の掛止爪を引っ掛けるため
    の凹所が設けられている、ことを特徴する密封装置。
  3. 【請求項3】請求項2の密封装置において、 前記凹所が、前記固定環においてシールリングに対する
    嵌合部の円周数カ所に形成された貫通孔とされる、こと
    を特徴する密封装置。
  4. 【請求項4】請求項2の密封装置において、 前記凹所が、前記固定環においてシールリングに対する
    嵌合部の円周数カ所に一方端縁側に開放する状態に形成
    される切欠きと、 前記シールリングの環状芯金における嵌合部の軸端に径
    方向に沿って延出形成されて前記切欠きの開放部分を塞
    ぐ屈曲鍔部とで形成される、ことを特徴する密封装置。
  5. 【請求項5】請求項2の密封装置において、 前記凹所が、前記シールリングの環状芯金における嵌合
    部の軸端に前記固定環の径方向厚みよりも長く径方向に
    沿って延出形成される屈曲鍔部と、前記固定環とで囲ま
    れて形成される、ことを特徴する密封装置。
JP32522499A 1999-11-16 1999-11-16 密封装置 Pending JP2001141071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32522499A JP2001141071A (ja) 1999-11-16 1999-11-16 密封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32522499A JP2001141071A (ja) 1999-11-16 1999-11-16 密封装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001141071A true JP2001141071A (ja) 2001-05-25

Family

ID=18174419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32522499A Pending JP2001141071A (ja) 1999-11-16 1999-11-16 密封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001141071A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008223580A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Maruyama Mfg Co Ltd 往復動ポンプ
JP2009264474A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Nok Corp オイルシール
WO2019065404A1 (ja) * 2017-09-28 2019-04-04 株式会社神戸製鋼所 流体機械およびそのスリーブの取り外し方法
CN110420512A (zh) * 2019-08-01 2019-11-08 枣庄市洁利尔环保工程有限公司 除尘器布袋密封固定装置
WO2020250578A1 (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 Nok株式会社 密封装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008223580A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Maruyama Mfg Co Ltd 往復動ポンプ
JP2009264474A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Nok Corp オイルシール
WO2019065404A1 (ja) * 2017-09-28 2019-04-04 株式会社神戸製鋼所 流体機械およびそのスリーブの取り外し方法
JP2019065718A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 株式会社神戸製鋼所 流体機械およびそのスリーブの取り外し方法
CN111133198A (zh) * 2017-09-28 2020-05-08 株式会社神户制钢所 流体机械及其轴套的拆卸方法
CN111133198B (zh) * 2017-09-28 2022-03-04 神钢压缩机株式会社 流体机械及其轴套的拆卸方法
WO2020250578A1 (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 Nok株式会社 密封装置
JPWO2020250578A1 (ja) * 2019-06-12 2020-12-17
JP7203971B2 (ja) 2019-06-12 2023-01-13 Nok株式会社 密封装置
US11773982B2 (en) 2019-06-12 2023-10-03 Nok Corporation Sealing device
CN110420512A (zh) * 2019-08-01 2019-11-08 枣庄市洁利尔环保工程有限公司 除尘器布袋密封固定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1598579B1 (en) Lip-type seal
JP5219802B2 (ja) 動的なシールアセンブリおよび孔から動的シャフトシールアセンブリを除去する方法
KR101149419B1 (ko) 고정 링 및 이를 구비한 파이프 조립체와, 파이프 조립체의제조 방법
JP4838711B2 (ja) 内燃機関に用いられるピストン
JP2001141071A (ja) 密封装置
JPH03140631A (ja) 自動車のクラッチ分離用ベアリング作動装置
JP2008530458A (ja) 支持部材に形成された支持部材切欠部に固定するための装置
KR100821957B1 (ko) 사이드미러 케이스 도장용 지그
KR102054111B1 (ko) 차량용 리클라이너 샤프트 조립체 및 그 제조방법
JP2005171783A (ja) 翼環構造
JP2003042304A (ja) 密封装置
JPWO2012137718A1 (ja) シール部材及びエンジンのプラグチューブシール構造
JP2000046186A (ja) 密封装置
JPS5918195Y2 (ja) ピストンピン孔の盲蓋
CN211117177U (zh) 一种冶金机械备件用轴承座
JP2003286942A (ja) 往復動圧縮機に用いるピストンの製造方法
JP2000046188A (ja) 密封装置
KR100925752B1 (ko) 휠 베어링과 너클을 고정하는 장치
JP2575216Y2 (ja) シール装置
JPS63214572A (ja) シリンダヘツドガスケツト
JPH0716100Y2 (ja) 軸受の固定金具
JP2007524791A (ja) ゼロクリアランスcリングアセンブリー
JP3614611B2 (ja) ベーンポンプ
JPS63270924A (ja) クラツチカバ−アツセンブリ
JPH09229273A (ja) ダイカスト成形パイプ