JP2001140749A - タンデム型油圧ポンプ - Google Patents

タンデム型油圧ポンプ

Info

Publication number
JP2001140749A
JP2001140749A JP32725799A JP32725799A JP2001140749A JP 2001140749 A JP2001140749 A JP 2001140749A JP 32725799 A JP32725799 A JP 32725799A JP 32725799 A JP32725799 A JP 32725799A JP 2001140749 A JP2001140749 A JP 2001140749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spline
shaft
pump
rotating shaft
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32725799A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Yuasa
一正 湯浅
Haruo Kokubu
晴雄 国分
Shigetaka Nakamura
重孝 中村
Tetsuya Sakairi
哲也 坂入
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP32725799A priority Critical patent/JP2001140749A/ja
Publication of JP2001140749A publication Critical patent/JP2001140749A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンデム型油圧ポンプの小型化を図り、か
つ、部品点数を削減する。 【解決手段】 第1の回転軸21の後端部に軸スプライ
ン24を形成し、第2の回転軸25の前端部に穴スプラ
イン29を形成し、穴スプライン29に軸スプライン2
4をスプライン結合することにより、回転軸21,25
を同一軸線上に連結する構成とする。これにより、回転
軸21,25を連結した状態での軸方向寸法を、軸スプ
ライン24の長さ寸法分だけ短くすることができ、タン
デム型油圧ポンプ全体を小型化することができる。ま
た、回転軸25の前端部にブースト用インペラ37をス
プライン結合するための軸スプライン30を設けたの
で、回転軸21と回転軸25との間、各回転軸21,2
5とブースト用インペラ37との間を連結するための部
品を不用にでき、部品点数を削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械の油圧源として好適に用いられ、ケーシ
ング内に一対のポンプユニットを備えてなるタンデム型
油圧ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械に搭
載される油圧源として、ケーシングと、該ケーシング内
に軸方向に離間して設けられ、それぞれシリンダブロッ
クを有する第1,第2のポンプユニットと、該第1のポ
ンプユニットのシリンダブロックに結合され駆動源によ
って回転される第1の回転軸と、前記第2のポンプユニ
ットのシリンダブロックに結合されると共に前記第1の
回転軸に対し同一軸線上に連結された第2の回転軸と、
前記ケーシングに設けられ、前記第1,第2のポンプユ
ニットの吸入ポートに作動油を導く第1,第2の吸入通
路と、前記ケーシングに設けられ、前記第1,第2のポ
ンプユニットの吐出ポートから吐出した圧油を外部に導
く第1,第2の吐出通路とを備えたタンデム型油圧ポン
プが知られている。
【0003】そして、この種の従来技術によるタンデム
型油圧ポンプは、駆動源を作動させて第1,第2の回転
軸を回転させることにより、第1,第2のポンプユニッ
トが同期して駆動され、第1の吐出通路に接続された油
圧機器と、第2の吐出通路に接続された油圧機器とに別
々に圧油を供給することができる。
【0004】また、他の従来技術として、第1,第2の
ポンプユニット間に位置してケーシングに油室を設け、
この油室内に第1,第2の回転軸と共に回転するブース
ト用インペラを設けたタンデム型油圧ポンプが知られて
いる(例えば、実開平3−30586号公報、特開平8
−28444号公報等)。
【0005】ここで、この他の従来技術によるタンデム
型油圧ポンプは、第1,第2の回転軸の軸端部にそれぞ
れ軸スプラインを形成し、これら第1,第2の回転軸の
軸スプラインに、各回転軸とは別部材からなるカップリ
ングの穴スプラインをスプライン結合することにより、
第1,第2の回転軸を同一軸線上に連結すると共に、カ
ップリングの外周側にブースト用インペラをスプライン
結合している。そして、第1,第2の回転軸と共にブー
スト用インペラが回転することにより、第1,第2の吸
入通路を通じて第1,第2のポンプユニットの吸入ポー
トに導かれる作動油が、ブースト用インペラによって加
圧され、各ポンプユニットに効率良く作動油を供給する
ことができる構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した他の
従来技術によるタンデム型油圧ポンプは、第1,第2の
回転軸の軸端部にそれぞれ軸スプラインを形成し、これ
ら各軸スプラインにカップリングの穴スプラインをスプ
ライン結合することにより、第1,第2の回転軸を同一
軸線上に連結する構成となっている。
【0007】このため、タンデム型油圧ポンプの長さ寸
法を短縮化するのが難しく、油圧ポンプ全体が大型化し
てしまうという問題がある。また、第1,第2の回転軸
間を連結すると共にブースト用インペラを取付けるた
め、各回転軸とは別部材からなるカップリングが必要と
なるため、部品点数が増え、油圧ポンプの製造コストが
嵩むという問題がある。
【0008】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
なされたもので、装置全体の小型化を図ることができ、
かつ、部品点数を削減することができるタンデム型油圧
ポンプを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、ケーシングと、該ケーシング内に軸方
向に離間して設けられ、それぞれシリンダブロックを有
する第1,第2のポンプユニットと、該第1のポンプユ
ニットのシリンダブロックに結合され駆動源によって回
転される第1の回転軸と、前記第2のポンプユニットの
シリンダブロックに結合されると共に前記第1の回転軸
に対し同一軸線上に連結された第2の回転軸と、前記ケ
ーシングに設けられ、前記第1,第2のポンプユニット
の吸入ポートに作動油を導く第1,第2の吸入通路と、
前記ケーシングに設けられ、前記第1,第2のポンプユ
ニットの吐出ポートから吐出した圧油を外部に導く第
1,第2の吐出通路と、前記第1,第2のポンプユニッ
ト間に位置して前記ケーシングに設けられ、前記第1,
第2の吸入通路に連通する油室と、該油室内に設けら
れ、前記第1,第2の回転軸と共に回転することにより
前記第1,第2のポンプユニットの吸入ポートに導かれ
る作動油を加圧するブースト用インペラとを備えたタン
デム型油圧ポンプに適用される。
【0010】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記第1,第2の回転軸の軸端部は軸スプライ
ンと穴スプラインとからなるスプライン結合によって連
結し、これら各スプラインのうち穴スプラインの外周側
には前記ブースト用インペラをスプライン結合したこと
にある。
【0011】このように構成したことにより、第1,第
2の回転軸の軸端部の一方に設けた穴スプラインに、他
方に設けた軸スプラインを嵌合させた分、第1,第2の
回転軸を同一軸線上に連結した状態での軸方向寸法を短
くすることができる。また、第1の回転軸と第2の回転
軸との間、および各回転軸とブースト用インペラとの間
を連結するためのカップリング等の部品を不用にでき
る。
【0012】さらに、第1,第2の回転軸の軸端部の一
方に設けた穴スプラインの外周側にブースト用インペラ
を直接的にスプライン結合したので、例えば第1,第2
の回転軸間をカップリング等を用いてスプライン結合
し、このカップリングにブースト用インペラをスプライ
ン結合する構成に比較して、回転軸に対するブースト用
インペラの傾き(倒れ)を抑えることができ、ブースト
用インペラとケーシング内壁面とのかじりを抑えること
ができる。
【0013】請求項2の発明は、ケーシングと、該ケー
シング内に軸方向に離間して設けられ、それぞれシリン
ダブロックを有する第1,第2のポンプユニットと、該
第1のポンプユニットのシリンダブロックに結合され駆
動源によって回転される第1の回転軸と、前記第2のポ
ンプユニットのシリンダブロックに結合されると共に前
記第1の回転軸に対し同一軸線上に連結された第2の回
転軸と、前記ケーシングに設けられ、前記第1,第2の
ポンプユニットの吸入ポートに作動油を導く第1,第2
の吸入通路と、前記ケーシングに設けられ、前記第1,
第2のポンプユニットの吐出ポートから吐出した圧油を
外部に導く第1,第2の吐出通路と、前記第1,第2の
ポンプユニット間に位置して前記ケーシングに設けら
れ、前記第1,第2の吸入通路に連通する油室と、該油
室内に設けられ、前記第1,第2の回転軸と共に回転す
ることにより前記第1,第2のポンプユニットの吸入ポ
ートに導かれる作動油を加圧するブースト用インペラと
を備えたタンデム型油圧ポンプにおいて、前記第1,第
2の回転軸の軸端部は軸スプラインと穴スプラインとか
らなるスプライン結合によって連結し、これら各スプラ
インのうち軸スプラインの外周側には前記ブースト用イ
ンペラをスプライン結合したことを特徴としている。
【0014】このように構成したことにより、第1,第
2の回転軸の軸端部のうち一方に設けた穴スプライン
に、他方に設けた軸スプラインを嵌合させた分、油圧ポ
ンプの軸方向寸法を短縮化することができる。また、第
1の回転軸と第2の回転軸との間、および各回転軸とブ
ースト用インペラとの間を連結するためのカップリング
等の部品を不用にできる。
【0015】さらに、第1,第2の回転軸の軸端部に設
けた軸スプラインと穴スプラインのうち軸スプラインを
利用してブースト用インペラをスプライン結合したの
で、ブースト用インペラをスプライン結合するためだけ
の軸スプラインを形成する必要がなくなり、製造コスト
の低減にも寄与することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるタンデム型油
圧ポンプの実施の形態について、図1ないし図5を参照
しつつ詳細に説明する。まず、図1ないし図3は本発明
による第1の実施の形態を示している。
【0017】図中、1は油圧ポンプ全体の外殻をなすケ
ーシングで、該ケーシング1は、後述する第1のポンプ
ユニット6Aを収容する第1のケーシング本体2Aと、
後述する第2のポンプユニット6Bを収容する第2のケ
ーシング本体2Bと、これら各ケーシング本体2A,2
B間に設けられた中間ケーシング3と、ケーシング本体
2Aの前部側を施蓋するフロントカバー4と、ケーシン
グ本体2Bの後部側を施蓋するリヤカバー5とにより構
成されている。
【0018】ここで、ケーシング1は、中間ケーシング
3を境として前部側が符号「A」を付した第1のケーシ
ング本体2Aとなり、中間ケーシング3を境として後部
側が符号「B」を付した第2のケーシング本体2Bとな
っている。このため、ケーシング1の前部側と後部側と
で対をなす部材のうち、前部側に設けられる部材には符
号「A」を付し、後部側に設けられる部材には符号
「B」を付すものとする。
【0019】6A,6Bは軸方向に離間してケーシング
1内に設けられた第1,第2のポンプユニットで、第1
のポンプユニット6Aはケーシング本体2A内に収容さ
れ、第2のポンプユニット6Bはケーシング本体2B内
に収容されている。
【0020】ここで、第1,第2のポンプユニット6
A,6Bは同一の構成を有しているため、以下、第1の
ポンプユニット6Aの構成について説明し、第2のポン
プユニット6Bについては、ポンプユニット6Aに対応
する構成要素に符号「B」を付し、その説明を省略す
る。
【0021】7Aはケーシング本体2A内に固定された
円板状の弁板で、該弁板7Aには、後述する第1の吸入
通路31と連通するまゆ型の吸入ポート8Aと、第1の
吐出通路33と連通するまゆ型の吐出ポート9Aとが形
成されている。なお、ポンプユニット6B側の弁板7B
は、中間ケーシング3に固定された状態でケーシング本
体2B内に配置され、該弁板7Bには、後述する第2の
吸入通路32と連通するまゆ型の吸入ポート8Bと、第
2の吐出通路34と連通するまゆ型の吐出ポート9Bと
が形成されている。
【0022】10Aはケーシング本体2A内に設けられ
たシリンダブロックで、該シリンダブロック10Aは、
その中心部に後述する第1の回転軸21がスプライン結
合されている。そして、シリンダブロック10Aは、そ
の後端面を弁板7Aに摺動可能に密着させた状態で、第
1の回転軸21と一体的に回転するものである。
【0023】11A,11A,…はシリンダブロック1
0Aの周方向に均等な角度間隔をもって軸方向に穿設さ
れた複数(1個のみ図示)のシリンダで、該各シリンダ
11Aは、シリンダブロック10Aの後端面に開口する
連通ポート12Aを介して、弁板7Aの吸入ポート8
A、吐出ポート9Aに間欠的に連通するものである。
【0024】13A,13A,…は各シリンダ11A内
に往復動可能に挿嵌されたピストン、14A,14A,
…は該各ピストン13Aのシリンダブロック10Aから
の突出端側にそれぞれ揺動可能に設けられたシューで、
該各シュー14Aは、各ピストン13Aがシリンダ11
A内を往復動するときに、後述する斜板15Aの平滑面
16A上を環状の軌道を描くように摺動するものであ
る。
【0025】15Aはケーシング本体2A内に傾転可能
に設けられた斜板で、該斜板15Aは、各シュー14A
が摺動する平滑面16Aを有し、該平滑面16Aの裏面
側が、フロントカバー4に設けられた斜板支持部材17
Aによって傾転可能に支持されている。そして、斜板1
5Aは、平滑面16A側を後述する傾転ピストン18A
に押圧されることにより、平滑面16Aの傾転角度が変
化する。これにより、各ピストン13Aのストローク量
が変化し、ポンプユニット6Aから吐出する圧油の流量
が制御される構成となっている。
【0026】18A,18Aは斜板15Aの平滑面16
Aに対向してケーシング本体2Aに設けられた一対の傾
転ピストンで、該各傾転ピストン18Aは、ケーシング
本体2Aに凹設された傾転シリンダ19A,19A内に
往復動可能に挿嵌されている。そして、傾転ピストン1
8Aは、斜板15Aの平滑面16A側の面に常時当接
し、傾転シリンダ19A内に圧油が給排されることによ
り、斜板15Aを押圧して該斜板15Aを傾転させるも
のである。
【0027】20Aはケーシング本体2Aの外側面に取
付けられたレギュレータで、該レギュレータ20Aは、
例えば油圧式サーボ弁等によって構成され、各傾転シリ
ンダ19Aに対する圧油の給排を制御するものである。
【0028】21はフロントカバー4とケーシング本体
2Aとに挿通された第1の回転軸で、該回転軸21は、
フロントカバー4に設けられた軸受22とケーシング本
体2Aに設けられた軸受23とによって回転可能に支持
されている。そして、回転軸21は、軸方向の中間部が
第1のポンプユニット6Aのシリンダブロック10Aに
スプライン結合されている。ここで、回転軸21の前端
部は、フロントカバー4を通じて外部に突出し、エンジ
ン、減速機構等からなる駆動源(いずれも図示せず)に
連結され、該駆動源によって回転される構成となってい
る。
【0029】24は第1の回転軸21の後端部に形成さ
れ後述の油室35内に伸長した軸スプラインで、該軸ス
プライン24は、図3に示すように、回転軸21の後端
面から長さ寸法L1の範囲に形成されている。
【0030】25はリヤカバー5とケーシング本体2B
とに挿通された第2の回転軸で、該回転軸25は、リヤ
カバー5に設けられた軸受26と中間ケーシング3に設
けられた軸受27とによって回転可能に支持されてい
る。そして、回転軸25は、軸方向の中間部が第2のポ
ンプユニット6Bのシリンダブロック10Bにスプライ
ン結合されている。ここで、回転軸25の後端部は、リ
ヤカバー5を通じて外部に突出し、パイロットポンプ2
8の駆動軸28Aに連結されている。
【0031】29は第2の回転軸25の前端部に形成さ
れ油室35内に位置した穴スプラインで、該穴スプライ
ン29は、回転軸25の前端面から上述した軸スプライ
ン24の長さ寸法L1とほぼ等しい範囲に形成されてい
る。
【0032】そして、油室35内において第2の回転軸
25の穴スプライン29に第1の回転軸21の軸スプラ
イン24をスプライン結合することにより、第2の回転
軸25が第1の回転軸21に対し同一軸線上に連結され
る構成となっている。
【0033】このように、第2の回転軸25の前端部に
設けた穴スプライン29に第1の回転軸21の後端部に
設けた軸スプライン24をスプライン結合することによ
り、第1,第2の回転軸21,25を同一軸線上に連結
した状態での軸方向寸法を、軸スプライン24の長さ寸
法L1分だけ短くでき、かつ、各回転軸21,25間を
連結するための各回転軸21,25とは別部材からなる
カップリング等の部品を不用にできる構成となってい
る。
【0034】30は穴スプライン29の外周側に位置し
て回転軸25の前端部に形成され油室35内に位置した
軸スプラインで、該軸スプライン30は、図3に示すよ
うに、その歯底径が穴スプライン29の歯先径よりも大
きく形成されている。そして、この軸スプライン30
は、後述のブースト用インペラ37が嵌合するものであ
る。
【0035】31はケーシング本体2Aと中間ケーシン
グ3とに設けられた第1の吸入通路で、該第1の吸入通
路31は、第1のポンプユニット6A側の吸入ポート8
Aと油室35との間を連通し、油室35内の作動油を吸
入ポート8Aへと導くものである。
【0036】32は中間ケーシング3に設けられた第2
の吸入通路で、該第2の吸入通路32は、第2のポンプ
ユニット6B側の吸入ポート8Bと油室35との間を連
通し、油室35内の作動油を吸入ポート8Bへと導くも
のである。
【0037】33はケーシング本体2Aに設けられた第
1の吐出通路で、該第1の吐出通路33は、第1のポン
プユニット6A側の吐出ポート9Aに連通し、該吐出ポ
ート9Aから吐出した圧油をオイルホース等を介して外
部の油圧機器(いずれも図示せず)へと導くものであ
る。
【0038】34は中間ケーシング3に設けられた第2
の吐出通路で、該第2の吐出通路34は、第2のポンプ
ユニット6B側の吐出ポート9Bに連通し、該吐出ポー
ト9Bから吐出した圧油をオイルホース等を介して外部
の他の油圧機器(いずれも図示せず)へと導くものであ
る。
【0039】35は各ポンプユニット6A,6B間に位
置してケーシング本体2Aと中間ケーシング3との間に
画成された油室で、該油室35は、中間ケーシング3の
内周側に各回転軸21,25と同心の円形断面をもって
形成され、回転軸25の前端部を取囲む小径部35A
と、該小径部35Aの軸方向中間部から拡径した大径部
35Bとからなっている。そして、油室35の小径部3
5Aは、中間ケーシング3に穿設された吸入口36を介
して作動油タンク(図示せず)に接続されている。一
方、油室35の大径部35Bは、上述の各吸入通路3
1,32に連通している。
【0040】37は回転軸25の軸スプライン30にス
プライン結合され、油室35内に回転可能に設けられた
ブースト用インペラで、該ブースト用インペラ37は、
図3に示すように、中空の円板37Aと、該円板37A
に一定の角度間隔をもって突設された複数の円弧状の羽
根37B,37B,…とを備えた遠心インペラとして構
成されている。また、円板37Aの内周側には、回転軸
25の軸スプライン30に対応する穴スプライン37C
が形成されている。
【0041】そして、ブースト用インペラ37は、穴ス
プライン37Cを軸スプライン30に嵌合させることに
より、図2に示すように、各羽根37Bを油室35の大
径部35B内に配置した状態で回転軸25に一体的に取
付けられている。
【0042】そして、ブースト用インペラ37は、各ポ
ンプユニット6A,6Bの作動時に回転軸21,25と
一体に油室35内で回転することにより、吸入口36か
ら油室35の小径部35Aに導入された作動油を、各羽
根37Bに沿って内周側から外周側へと導く間に加圧す
る。これにより、ブースト用インペラ37によって加圧
された作動油が、油室35の大径部35Bから吸入通路
31,32を通じて、各ポンプユニット6A,6Bの吸
入ポート8A,8Bに効率良く供給される構成となって
いる。
【0043】ここで、油室35が形成された中間ケーシ
ング3の内壁面とブースト用インペラ37との間には、
ブースト用インペラ37を安定して回転させるために僅
かな隙間を確保する必要があるが、ブースト用インペラ
37が回転軸25に対して傾いた場合には、ブースト用
インペラ37と中間ケーシング3の内壁面とがかじりを
生じ、ブースト用インペラ37が損傷してしまう虞れが
ある。
【0044】これに対し、本実施の形態では、回転軸2
5の穴スプライン29に回転軸21の軸スプライン24
をスプライン結合し、かつ、穴スプライン29の外周側
に位置して回転軸25に形成した軸スプライン30に、
ブースト用インペラ37の穴スプライン37Cを直接ス
プライン結合する構成としている。このため、例えば上
述した従来技術の如く、回転軸とブースト用インペラと
の間にカップリング等の連結部材が介在する構成に比較
して、回転軸25に対するブースト用インペラ37の傾
きを抑え、ブースト用インペラ37と中間ケーシング3
の内壁面とのかじりを確実に防止することができる構成
となっている。
【0045】本実施の形態によるタンデム型油圧ポンプ
は上述の如き構成を有するもので、以下、その作動につ
いて説明する。
【0046】まず、エンジン等の駆動源を作動させて回
転軸21,25を回転駆動すると、ポンプユニット6
A,6Bのシリンダブロック10A,10Bが同期して
回転し、斜板15A,15Bの平滑面16A,16Bに
摺接する各シュー14A,14Bを備えた各ピストン1
3A,13Bが、シリンダブロック10A,10Bのシ
リンダ11A,11B内で往復動する。これにより、作
動油タンク内の作動油が、ケーシング本体2の吸入口3
6から油室35内に吸込まれる。
【0047】このとき、ブースト用インペラ37が、回
転軸21,25と共に油室35内で回転することによ
り、油室35の小径部35A内に導入された作動油が、
ブースト用インペラ37の各羽根37Bに沿って内周側
から外周側へと流れ、油室35の大径部35Bに導かれ
る間に加圧される。
【0048】このように、ブースト用インペラ37によ
って加圧された作動油は、油室35の大径部35Bか
ら、吸入通路31を通じてポンプユニット6Aの吸入ポ
ート8Aに効率良く供給されると共に、吸入通路32を
通じてポンプユニット6Bの吸入ポート8Bに効率良く
供給される。
【0049】そして、吸入ポート8Aを通じてシリンダ
ブロック10Aの各シリンダ11Aに吸入された作動油
は、ピストン13Aによって加圧され、圧油となって吐
出ポート9Aから吐出通路33に吐出し、該吐出通路3
3に接続された油圧機器に供給される。一方、吸入ポー
ト8Bを通じてシリンダブロック10Bの各シリンダ1
1Bに吸入された作動油は、ピストン13Bによって加
圧され、圧油となって吐出ポート9Bから吐出通路34
に吐出し、該吐出通路34に接続された他の油圧機器に
供給される。
【0050】このとき、例えばパイロットポンプ28か
ら供給される傾転角調整用のパイロット圧が、レギュレ
ータ20A,20Bを介して傾転シリンダ19A,19
Bに給排され、傾転ピストン18A,18Bが斜板15
A,15Bを押圧することにより、斜板15A,15B
の傾転角が変化する。これにより、各ピストン13A,
13Bのストローク量が適宜に調整され、ポンプユニッ
ト6A,6Bから吐出する圧油の流量を可変に制御する
ことができる。
【0051】そして、本実施の形態によれば、第1の回
転軸21の後端部に軸スプライン24を形成すると共
に、第2の回転軸25の前端部に穴スプライン29を形
成し、回転軸21の軸スプライン24を回転軸25の穴
スプライン29にスプライン結合することにより、回転
軸21,25を同一軸線上に連結する構成としている。
このため、回転軸21,25を同一軸線上に連結した状
態での軸方向寸法を、軸スプライン24の長さ寸法L1
分だけ短くすることができ、タンデム型油圧ポンプ全体
を小型化することができる。
【0052】また、第2の回転軸25の前端部には、穴
スプライン29の外周側に位置して軸スプライン30を
設け、該軸スプライン30にブースト用インペラ37を
スプライン結合する構成としたので、回転軸21と回転
軸25との間、および各回転軸21,25とブースト用
インペラ37との間を連結するため、各回転軸21,2
5とは別部材からなるカップリング等の部品を用いる必
要がなく、部品点数を削減し、タンデム型油圧ポンプの
製造コストを低減することができる。
【0053】さらに、ブースト用インペラ37を、第2
の回転軸25に形成した軸スプライン30に直接的にス
プライン結合する構成としたので、例えば第1,第2の
回転軸間をカップリング等を用いてスプライン結合し、
このカップリングに設けた軸スプラインにブースト用イ
ンペラをスプライン結合する構成に比較して、回転軸2
1,25に対するブースト用インペラ37の傾き(倒
れ)を抑えることができる。このため、油室35が形成
された中間ケーシング3の内壁面とブースト用インペラ
37とのかじりを確実に防止でき、ブースト用インペラ
37を長期に亘って安定して回転させることができる。
【0054】次に、図4および図5は本発明による第2
の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、第1,第
2の回転軸の軸端部は軸スプラインと穴スプラインとか
らなるスプライン結合によって連結し、これら各スプラ
インのうち軸スプラインの外周側にはブースト用インペ
ラをスプライン結合する構成としたことにある。なお、
本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の
構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものと
する。
【0055】図中、41は第1の実施の形態による第1
の回転軸21に代えて本実施の形態に適用した第1の回
転軸で、該回転軸41は、第1の実施の形態による回転
軸21と同様に、軸方向の中間部がシリンダブロック1
0Aにスプライン結合され、フロントカバー4を通じて
外部に突出した前端部が、駆動源に連結される構成とな
っているものの、回転軸41の後端部に形成された後述
の軸スプライン42の構成が、第1の実施の形態による
軸スプライン24とは異なっている。
【0056】42は第1の回転軸41の後端部に形成さ
れ油室35内に伸長した軸スプラインで、該軸スプライ
ン42は、図5に示すように、回転軸41の後端面から
長さ寸法L2の範囲に形成され、この長さ寸法L2は、
第1の実施の形態による軸スプライン24の長さ寸法L
1よりも大きく(L2>L1)設定されている。
【0057】43は第1の実施の形態による第2の回転
軸25に代えて本実施の形態に適用した第2の回転軸
で、該回転軸43は、第1の実施の形態による回転軸2
5と同様に、軸方向の中間部がシリンダブロック10B
にスプライン結合され、リヤカバー5を通じて外部に突
出した後端部が、パイロットポンプ28の駆動軸28A
に連結されている。しかし、回転軸43の前端部には、
第1の実施の形態による軸スプライン30に対応する軸
スプラインが形成されておらず、後述の穴スプライン4
4のみが形成されている。
【0058】44は第2の回転軸43の前端部に形成さ
れ油室35内に位置した穴スプラインで、該穴スプライ
ン44は、回転軸43の前端面から軸スプライン42の
長さ寸法L2よりも小さい範囲に形成されている。そし
て、油室35内において回転軸43の穴スプライン44
に回転軸41の軸スプライン42をスプライン結合する
ことにより、回転軸43が回転軸41に対し同一軸線上
に連結されている。
【0059】ここで、穴スプライン44の長さ寸法は、
軸スプライン42の長さ寸法L2よりも小さく設定され
ているので、回転軸41と回転軸43とをスプライン結
合した状態で、軸スプライン42の一部が、回転軸43
の前端面から油室35内にはみ出す構成となっている。
【0060】45は第1の実施の形態によるブースト用
インペラ37に代えて本実施の形態に適用したブースト
用インペラで、該ブースト用インペラ45は、第1の実
施の形態によるブースト用インペラ37と同様に、中空
の円板45Aと、該円板45Aに一定の角度間隔をもっ
て突設された複数の円弧状の羽根45B,45B,…と
を備えた遠心インペラとして構成されているものの、円
板45Aの内周側には、回転軸41の軸スプライン42
に対応した穴スプライン45Cが形成されている。
【0061】そして、ブースト用インペラ45は、軸ス
プライン42のうち回転軸43の前端部から油室35内
にはみ出した部分に穴スプライン45Cをスプライン結
合することにより、各羽根45Bを油室35の大径部3
5B内に配置した状態で回転軸41に一体的に取付けら
れている。
【0062】本実施の形態によるタンデム型油圧ポンプ
は上述の如き構成を有するもので、その基本的作動につ
いては第1の実施の形態によるものと格別差異はない。
【0063】然るに、本実施の形態では、第2の回転軸
43の前端部に形成した穴スプライン44に、第1の回
転軸41の後端部に形成した軸スプライン42をスプラ
イン結合すると共に、軸スプライン42を利用してブー
スト用インペラ45をスプライン結合する構成としてい
る。
【0064】このため、第1,第2の回転軸41,43
を同一軸線上に連結した状態での軸方向寸法を、回転軸
41の軸スプライン42が回転軸43の穴スプライン4
4に嵌合した分から、軸スプライン42に嵌合するブー
スト用インペラ45の円板45Aの厚さ寸法を差引いた
分だけ短くすることができ、タンデム型油圧ポンプ全体
を小型化することができる。
【0065】また、第1の回転軸41と第2の回転軸4
3との間、および各回転軸41,43とブースト用イン
ペラ45との間を連結するため、各回転軸41,43と
は別部材からなるカップリング等の部品を用いる必要が
なく、部品点数を削減してタンデム型油圧ポンプの製造
コストを低減することができる。
【0066】さらに、本実施の形態によれば、第2の回
転軸43の穴スプライン44に嵌合する第1の回転軸4
1の軸スプライン42を利用して、ブースト用インペラ
45をスプライン結合する構成としたので、ブースト用
インペラ45を嵌合させるためだけの軸スプラインを形
成する必要がなくなる。このため、スプライン加工を施
す箇所が、回転軸41の軸スプライン42と、回転軸4
3の穴スプライン44と、ブースト用インペラ45の穴
スプライン45Cの3箇所となり、製造コストを一層低
減することができる。
【0067】なお、上述した第1の実施の形態では、第
1の回転軸21の後端部に軸スプライン24を設け、第
2の回転軸25の前端部に軸スプライン24が嵌合する
穴スプライン29とブースト用インペラ37が嵌合する
軸スプライン30とを設けた場合を例に挙げている。し
かし、本発明はこれに限るものではなく、例えば第2の
回転軸25の前端部に軸スプラインを設け、第1の回転
軸21の前端部に該軸スプラインが嵌合する穴スプライ
ンとブースト用インペラ37が嵌合する軸スプラインと
を設ける構成としてもよい。
【0068】また、上述した第2の実施の形態では、第
1の回転軸41の後端部に軸スプライン42を設け、第
2の回転軸43の前端部に軸スプライン42が嵌合する
穴スプライン44を設けた場合を例に挙げている。しか
し、本発明はこれに限るものではなく、例えば第2の回
転軸43の前端部に軸スプラインを設け、第1の回転軸
41の後端部に該軸スプラインが嵌合する穴スプライン
を設ける構成としてもよい。
【0069】また、上述した各実施の形態では、ブース
ト用インペラ37(45)として遠心インペラを適用し
た場合を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、例えば
軸流インペラを用いてもよい。
【0070】さらに、上述した各実施の形態では、傾転
ピストン18A,18Bによって斜板15A,15Bの
傾転角を変化させることにより、各ポンプユニット6
A,6Bから吐出する圧油の流量が可変に制御できる可
変容量型のタンデム型油圧ポンプを例に挙げたが、本発
明はこれに限らず、例えば斜板15A,15Bの傾転角
が固定された定容量型のタンデム型油圧ポンプ等にも適
用することができる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、第1のポンプユニットのシリンダブロックに結合
された第1の回転軸の軸端部と第2のポンプユニットの
シリンダブロックに結合された第2の回転軸の軸端部と
を、軸スプラインと穴スプラインとからなるスプライン
結合によって連結し、これら各スプラインのうち穴スプ
ラインの外周側にはブースト用インペラをスプライン結
合する構成としたので、第1,第2の回転軸の軸端部の
一方に設けた穴スプラインに、他方に設けた軸スプライ
ンを嵌合させた分、第1,第2の回転軸を同一軸線上に
連結した状態での軸方向寸法を短くでき、油圧ポンプ全
体の小型化を図ることができる。
【0072】また、第1の回転軸と第2の回転軸との
間、および各回転軸とブースト用インペラとの間を連結
するため、各回転軸とは別部材からなるカップリング等
の部品を用いる必要がなくなるので、部品点数を削減す
ることができ、油圧ポンプの製造コストを低減すること
ができる。
【0073】さらに、第1,第2の回転軸の軸端部の一
方に設けた穴スプラインの外周側にブースト用インペラ
を直接的にスプライン結合できるので、例えば第1,第
2の回転軸間をカップリング等を用いてスプライン結合
し、このカップリングにブースト用インペラをスプライ
ン結合する構成に比較して、回転軸に対するブースト用
インペラの傾き(倒れ)を抑えることができる。このた
め、ブースト用インペラとケーシング内壁面とのかじり
を抑え、ブースト用インペラを長期に亘り安定して回転
させることができる。
【0074】また、請求項2の発明によれば、第1,第
2の回転軸の軸端部は軸スプラインと穴スプラインとか
らなるスプライン結合によって連結し、これら各スプラ
インのうち軸スプラインの外周側にブースト用インペラ
をスプライン結合する構成としたので、第1,第2の回
転軸の軸端部のうち一方に設けた穴スプラインに、他方
に設けた軸スプラインを嵌合させた分、油圧ポンプの軸
方向寸法を短縮化し、油圧ポンプを小型化することがで
きる。
【0075】また、第1の回転軸と第2の回転軸との
間、および各回転軸とブースト用インペラとの間を連結
するためのカップリング等の部品を不用にできるので、
部品点数を削減することができ、油圧ポンプの製造コス
トを低減することができる。
【0076】さらに、第1,第2の回転軸の軸端部に設
けた軸スプラインと穴スプラインのうち軸スプラインを
利用してブースト用インペラをスプライン結合したの
で、ブースト用インペラをスプライン結合するためだけ
の軸スプラインを形成する必要がなくなるので、製造コ
ストを一層低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態によるタンデム型油圧ポンプ
を示す縦断面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみたタンデム型油
圧ポンプの縦断面図である。
【図3】第1の実施の形態による各回転軸に設けた軸ス
プライン、穴スプライン、およびブースト用インペラ等
を示す分解斜視図である。
【図4】第2の実施の形態によるタンデム型油圧ポンプ
を示す図1と同様位置の縦断面図である。
【図5】第2の実施の形態による各回転軸に設けた軸ス
プライン、穴スプライン、およびブースト用インペラ等
を示す図3と同様の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 6A 第1のポンプユニット 6B 第2のポンプユニット 10A,10B シリンダブロック 21,41 第1の回転軸 24,42 軸スプライン 25,43 第2の回転軸 29,44 穴スプライン 31 第1の吸入通路 32 第2の吸入通路 33 第1の吐出通路 34 第2の吐出通路 35 油室 37,45 ブースト用インペラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 重孝 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 坂入 哲也 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 3H070 AA01 BB04 BB06 BB22 CC31 CC34 CC35 DD93 3H071 AA03 BB01 BB12 CC31 CC33 CC34 DD45 3H075 AA02 BB03 BB19 CC01 CC12 CC32 CC34 CC35 DA30 DB37

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシング内に軸方向
    に離間して設けられ、それぞれシリンダブロックを有す
    る第1,第2のポンプユニットと、該第1のポンプユニ
    ットのシリンダブロックに結合され駆動源によって回転
    される第1の回転軸と、前記第2のポンプユニットのシ
    リンダブロックに結合されると共に前記第1の回転軸に
    対し同一軸線上に連結された第2の回転軸と、前記ケー
    シングに設けられ、前記第1,第2のポンプユニットの
    吸入ポートに作動油を導く第1,第2の吸入通路と、前
    記ケーシングに設けられ、前記第1,第2のポンプユニ
    ットの吐出ポートから吐出した圧油を外部に導く第1,
    第2の吐出通路と、前記第1,第2のポンプユニット間
    に位置して前記ケーシングに設けられ、前記第1,第2
    の吸入通路に連通する油室と、該油室内に設けられ、前
    記第1,第2の回転軸と共に回転することにより前記第
    1,第2のポンプユニットの吸入ポートに導かれる作動
    油を加圧するブースト用インペラとを備えたタンデム型
    油圧ポンプにおいて、 前記第1,第2の回転軸の軸端部は軸スプラインと穴ス
    プラインとからなるスプライン結合によって連結し、こ
    れら各スプラインのうち穴スプラインの外周側には前記
    ブースト用インペラをスプライン結合したことを特徴と
    するタンデム型油圧ポンプ。
  2. 【請求項2】 ケーシングと、該ケーシング内に軸方向
    に離間して設けられ、それぞれシリンダブロックを有す
    る第1,第2のポンプユニットと、該第1のポンプユニ
    ットのシリンダブロックに結合され駆動源によって回転
    される第1の回転軸と、前記第2のポンプユニットのシ
    リンダブロックに結合されると共に前記第1の回転軸に
    対し同一軸線上に連結された第2の回転軸と、前記ケー
    シングに設けられ、前記第1,第2のポンプユニットの
    吸入ポートに作動油を導く第1,第2の吸入通路と、前
    記ケーシングに設けられ、前記第1,第2のポンプユニ
    ットの吐出ポートから吐出した圧油を外部に導く第1,
    第2の吐出通路と、前記第1,第2のポンプユニット間
    に位置して前記ケーシングに設けられ、前記第1,第2
    の吸入通路に連通する油室と、該油室内に設けられ、前
    記第1,第2の回転軸と共に回転することにより前記第
    1,第2のポンプユニットの吸入ポートに導かれる作動
    油を加圧するブースト用インペラとを備えたタンデム型
    油圧ポンプにおいて、 前記第1,第2の回転軸の軸端部は軸スプラインと穴ス
    プラインとからなるスプライン結合によって連結し、こ
    れら各スプラインのうち軸スプラインの外周側には前記
    ブースト用インペラをスプライン結合したことを特徴と
    するタンデム型油圧ポンプ。
JP32725799A 1999-11-17 1999-11-17 タンデム型油圧ポンプ Pending JP2001140749A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32725799A JP2001140749A (ja) 1999-11-17 1999-11-17 タンデム型油圧ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32725799A JP2001140749A (ja) 1999-11-17 1999-11-17 タンデム型油圧ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001140749A true JP2001140749A (ja) 2001-05-22

Family

ID=18197102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32725799A Pending JP2001140749A (ja) 1999-11-17 1999-11-17 タンデム型油圧ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001140749A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102865206A (zh) * 2012-10-07 2013-01-09 四川省宜宾普什驱动有限责任公司 一种高速泵
CN105443338A (zh) * 2014-09-24 2016-03-30 纳博特斯克有限公司 串联型液压泵

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102865206A (zh) * 2012-10-07 2013-01-09 四川省宜宾普什驱动有限责任公司 一种高速泵
CN105443338A (zh) * 2014-09-24 2016-03-30 纳博特斯克有限公司 串联型液压泵

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2527993B2 (ja) 段付ピストンとして形成されたピストンを有するアキシャルピストン機械
JP2009531590A (ja) 回転自在カムディスクを備える液圧ピストン機械
JP2696520B2 (ja) 動力伝達装置
JP2002048215A (ja) 静油圧式無段変速機
JP2001140749A (ja) タンデム型油圧ポンプ
JP2000154775A (ja) ピストンポンプ
JPH11351134A (ja) 可変容量型斜板式油圧ポンプ
JP3913920B2 (ja) 可変容量型斜板式液圧回転機
JPH09184478A (ja) 多連ポンプ
JP2001140748A (ja) タンデム型油圧ポンプ
JPH11230027A (ja) タンデム式斜板型油圧ポンプ
JP2003139046A (ja) ロッカーカムのカウンタバランスに流体を供給するアキシャルピストンポンプ
JP2003343421A (ja) 斜板均圧装置を備えた斜板式流体機械
JPH0610827A (ja) アキシャルピストン式ダブル型油圧ポンプ
JP2014152753A (ja) アキシャルピストン式液圧ポンプ
JP4226879B2 (ja) 可変容量型斜板式液圧回転機
JP2539146Y2 (ja) 斜板式複合油圧ポンプ
JPS6258065A (ja) アキシヤルピストンポンプ・モ−タ
JP3321349B2 (ja) タンデム式斜板型油圧ポンプ
JP2001342944A (ja) タンデム型油圧ポンプ
JP2006214356A (ja) 多段ピストン式の固定容量アキシャルピストンポンプ・モータ
JP2003120516A (ja) 可変容量型斜板式液圧回転機
JPS63203959A (ja) 斜板式油圧装置の作動油分配装置
JP2709933B2 (ja) 静油圧式無段変速機
JPH0639100Y2 (ja) アキシャルピストンポンプ