JP2001140748A - タンデム型油圧ポンプ - Google Patents

タンデム型油圧ポンプ

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JP2001140748A
JP2001140748A JP32725899A JP32725899A JP2001140748A JP 2001140748 A JP2001140748 A JP 2001140748A JP 32725899 A JP32725899 A JP 32725899A JP 32725899 A JP32725899 A JP 32725899A JP 2001140748 A JP2001140748 A JP 2001140748A
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pump
spline
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rotating shaft
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Kazumasa Yuasa
一正 湯浅
Haruo Kokubu
晴雄 国分
Shigetaka Nakamura
重孝 中村
Tetsuya Sakairi
哲也 坂入
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンデム型油圧ポンプの軸方向寸法を短縮す
る。 【解決手段】 第2の回転軸25にスプライン結合され
たブースト用インペラ36の外周側に駆動歯車37を形
成すると共に、中間ケーシング3に駆動歯車37に噛合
して回転される従動歯車38と、この従動歯車38に連
結される増設ポンプ41,42とを設け、第1,第2の
回転軸21,25の回転を、駆動歯車37、従動歯車3
8を介して増設ポンプ41,42に伝達する構成とす
る。これにより、例えば第1,第2の回転軸21,25
のうち、ブースト用インペラ36がスプライン結合され
た部位とは異なる部位に、駆動歯車を個別に配設する場
合に比較して、同一軸線上に連結された回転軸21,2
5の軸方向寸法を短くすることができる。このため、タ
ンデム型油圧ポンプの軸方向寸法を短縮でき、小型化を
図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械の油圧源として好適に用いられ、ケーシ
ング内に一対のポンプユニットを備えてなるタンデム型
油圧ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械に搭
載される油圧源として、ケーシングと、該ケーシング内
に軸方向に離間して設けられ、それぞれシリンダブロッ
クを有する第1,第2のポンプユニットと、該第1,第
2のポンプユニットのシリンダブロックに結合され駆動
源によって回転される回転軸と、前記ケーシングに設け
られ、前記第1,第2のポンプユニットの吸入ポートに
作動油を導く第1,第2の吸入通路と、前記ケーシング
に設けられ、前記第1,第2のポンプユニットの吐出ポ
ートから吐出した圧油を外部に導く第1,第2の吐出通
路とを備えたタンデム型油圧ポンプが知られている。
【0003】そして、この種の従来技術によるタンデム
型油圧ポンプは、駆動源を作動させて回転軸を回転させ
ることにより、第1,第2のポンプユニットが同期して
駆動され、第1の吐出通路に接続された油圧機器と、第
2の吐出通路に接続された油圧機器とに別々に圧油を供
給することができる。
【0004】また、他の従来技術として、第1,第2の
ポンプユニットの他に増設ポンプを備え、この増設ポン
プを各ポンプユニットと共に駆動することにより、増設
ポンプに接続された他の油圧機器にも圧油を供給するこ
とができるようにしたタンデム型油圧ポンプが知られて
いる(例えば、特開平8−121328号公報、特開平
11−101179号公報等)。
【0005】ここで、特開平8−121328号公報に
記載のタンデム型油圧ポンプは、回転軸を第1のポンプ
ユニットのシリンダブロックに結合された第1の回転軸
と、第2のポンプユニットのシリンダブロックに結合さ
れた第2の回転軸とにより構成し、これら第1,第2の
回転軸間をスプライン結合するスリーブの外周側に駆動
歯車を設け、この駆動歯車と増設ポンプの駆動軸との間
に従動歯車を設け、第1,第2の回転軸の回転を駆動歯
車、従動歯車を介して増設ポンプの駆動軸に伝達するこ
とにより、増設ポンプを駆動する構成となっている。
【0006】一方、特開平11−101179号公報に
記載のタンデム型油圧ポンプは、軸方向の一側が駆動源
に連結された回転軸の他側に駆動歯車を設け、この駆動
歯車と増設ポンプの駆動軸との間に従動歯車を設け、回
転軸の回転を駆動歯車、従動歯車を介して増設ポンプの
駆動軸に伝達する構成となっている。
【0007】また、さらに他の従来技術によるタンデム
型油圧ポンプとして、第1,第2のポンプユニット間に
位置してケーシングに油室を設け、この油室内に回転軸
と共に回転するブースト用インペラを設けたタンデム型
油圧ポンプが知られている(例えば、特開平8−284
44号公報等)。
【0008】そして、このブースト用インペラを設けた
タンデム型油圧ポンプは、回転軸と共にブースト用イン
ペラが回転すると、第1,第2の吸入通路を通じて第
1,第2のポンプユニットの吸入ポートに導かれる作動
油が、ブースト用インペラによって加圧され、各ポンプ
ユニットに効率良く作動油を供給することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、上述の如き増
設ポンプを備えたタンデム型油圧ポンプにも、ブースト
用インペラを設けることが考えられるが、タンデム型油
圧ポンプの回転軸に、増設ポンプを駆動するための駆動
歯車とブースト用インペラとを個別に配設した場合に
は、回転軸の軸方向寸法が大きくなり、油圧ポンプ全体
の軸方向寸法が増大してしまうという不具合がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、軸方向寸法を短縮し、装置全体を小型化
することができるようにしたタンデム型油圧ポンプを提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、ケーシングと、該ケーシング内に軸方
向に離間して設けられ、それぞれシリンダブロックを有
する第1,第2のポンプユニットと、該第1,第2のポ
ンプユニットのシリンダブロックに結合され駆動源によ
って回転される回転軸と、前記ケーシングに設けられ、
前記第1,第2のポンプユニットの吸入ポートに作動油
を導く第1,第2の吸入通路と、前記ケーシングに設け
られ、前記第1,第2のポンプユニットの吐出ポートか
ら吐出した圧油を外部に導く第1,第2の吐出通路と、
前記第1,第2のポンプユニット間に位置して前記ケー
シングに設けられ、前記第1,第2の吸入通路に連通す
る油室と、該油室内に設けられ、前記回転軸と共に回転
することにより前記第1,第2のポンプユニットの吸入
ポートに導かれる作動油を加圧するブースト用インペラ
とを備えたタンデム型油圧ポンプに適用される。
【0012】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記ブースト用インペラの外周側には駆動歯車
を形成し、前記ケーシングには該駆動歯車に噛合して回
転される従動歯車と該従動歯車に連結される増設ポンプ
とを設けたことにある。
【0013】このように構成したことにより、回転軸と
共にブースト用インペラが回転すると、このブースト用
インペラの外周側に形成された駆動歯車に噛合する従動
歯車が回転し、該従動歯車に連結された増設ポンプが駆
動される。この場合、駆動歯車はブースト用インペラの
外周側に形成されているので、例えば回転軸のうちブー
スト用インペラが配設された部位とは異なる部位に駆動
歯車を個別に配設する場合に比較して、回転軸の軸方向
寸法を小さくすることができ、ポンプ装置の軸方向寸法
を短縮することができる。
【0014】しかも、ブースト用インペラを利用して駆
動歯車を形成することにより、例えばブースト用インペ
ラとは別部材からなる駆動歯車を個別に形成する必要が
なくなるので、部品点数を削減し、製造コストを低減す
ることができる。
【0015】請求項2の発明は、回転軸は、第1のポン
プユニットのシリンダブロックに結合され駆動源によっ
て回転される第1の回転軸と、第2のポンプユニットの
シリンダブロックに結合され、前記第1の回転軸に対し
同一軸線上に連結された第2の回転軸とにより構成し、
ブースト用インペラは前記第1,第2の回転軸の連結部
に設ける構成としたことにある。
【0016】このように構成したことにより、第1,第
2の回転軸を同一軸線上に連結してなる回転軸に対して
も、第1,第2の回転軸の連結部に駆動歯車が形成され
たブースト用インペラを設けることにより、第1,第2
の回転軸のうちブースト用インペラが配設された部位と
は異なる部位に駆動歯車を個別に配設する必要がなくな
り、同一軸線上に連結された第1,第2の回転軸の軸方
向寸法を小さくすることができる。
【0017】請求項3の発明は、第1,第2の回転軸の
軸端部は軸スプラインと穴スプラインとからなるスプラ
イン結合によって連結し、これら各スプラインのうち穴
スプラインの外周側にはブースト用インペラをスプライ
ン結合する構成としたことにある。
【0018】このように構成したことにより、第1,第
2の回転軸のうち一方の回転軸の軸端部に設けた穴スプ
ラインに、他方の回転軸の軸端部に設けた軸スプライン
を嵌合させた分、同一軸線上に連結された第1,第2の
回転軸の軸方向寸法をさらに小さくすることができる。
また、第1の回転軸と第2の回転軸との間、および各回
転軸とブースト用インペラとの間を連結するカップリン
グ等の部品を不用にできる。
【0019】請求項4の発明は、ケーシングは、第1の
ポンプユニットを収容する第1のケーシング本体と、第
2のポンプユニットを収容する第2のケーシング本体
と、該各ケーシング本体間に設けられ油室を画成する中
間ケーシングとを備え、該中間ケーシング内にはブース
ト用インペラと従動歯車とを配設し、中間ケーシングに
は増設ポンプを前記従動歯車と連結して設ける構成とし
たことにある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるタンデム型油
圧ポンプの実施の形態について、図1ないし図3を参照
しつつ詳細に説明する。
【0021】図中、1は油圧ポンプ全体の外殻をなすケ
ーシングで、該ケーシング1は、後述する第1のポンプ
ユニット6Aを収容する第1のケーシング本体2Aと、
後述する第2のポンプユニット6Bを収容する第2のケ
ーシング本体2Bと、これら各ケーシング本体2A,2
B間に設けられた中間ケーシング3と、ケーシング本体
2Aの前部側を施蓋するフロントカバー4と、ケーシン
グ本体2Bの後部側を施蓋するリヤカバー5とにより構
成されている。
【0022】ここで、ケーシング1は、中間ケーシング
3を境として前部側が符号「A」を付した第1のケーシ
ング本体2Aとなり、中間ケーシング3を境として後部
側が符号「B」を付した第2のケーシング本体2Bとな
っている。このため、ケーシング1の前部側と後部側と
で対をなす部材のうち、前部側に設けられる部材には符
号「A」を付し、後部側に設けられる部材には符号
「B」を付すものとする。
【0023】そして、中間ケーシング3は、ケーシング
本体2Aに当接する前側ケーシング部3Aと、ケーシン
グ本体2Bに当接する後側ケーシング部3Bとにより構
成され、図1に示すように、その一部が各ケーシング本
体2A,2Bから径方向外向きに大きく突出した突出部
3Cとなり、この突出部3Cには後述の増設ポンプ4
1,42が取付けられる構成となっている。また、中間
ケーシング3とケーシング本体2Aとの間には、後述の
油室34が画成されている。さらに、中間ケーシング3
の突出部3Cには、前側ケーシング部3Aと後側ケーシ
ング部3Bとの間に、後述の従動歯車38を収容する歯
車収容室3Dが形成されている。
【0024】6A,6Bは軸方向に離間してケーシング
1内に設けられた第1,第2のポンプユニットで、第1
のポンプユニット6Aはケーシング本体2A内に収容さ
れ、第2のポンプユニット6Bはケーシング本体2B内
に収容されている。
【0025】ここで、これら各ポンプユニット6A,6
Bは同一の構成を有しているため、以下、第1のポンプ
ユニット6Aの構成について説明し、第2のポンプユニ
ット6Bについては、ポンプユニット6Aに対応する構
成要素に符号「B」を付し、その説明を省略する。
【0026】7Aはケーシング本体2A内に固定された
円板状の弁板で、図2に示すように、該弁板7Aには、
後述する第1の吸入通路30と連通するまゆ型の吸入ポ
ート8Aと、第1の吐出通路32と連通するまゆ型の吐
出ポート9Aとが形成されている。なお、ポンプユニッ
ト6B側の弁板7Bは、中間ケーシング3の後側ケーシ
ング部3Bに固定された状態でケーシング本体2B内に
配置され、該弁板7Bには、後述する第2の吸入通路3
1と連通するまゆ型の吸入ポート8Bと、第2の吐出通
路33と連通するまゆ型の吐出ポート9Bとが形成され
ている。
【0027】10Aはケーシング本体2A内に設けられ
たシリンダブロックで、該シリンダブロック10Aは、
その中心部に後述する第1の回転軸21がスプライン結
合されている。そして、シリンダブロック10Aは、そ
の後端面を弁板7Aに摺動可能に密着させた状態で、第
1の回転軸21と一体的に回転するものである。
【0028】11A,11A,…はシリンダブロック1
0Aの周方向に均等な角度間隔をもって軸方向に穿設さ
れた複数(1個のみ図示)のシリンダで、該各シリンダ
11Aは、シリンダブロック10Aの後端面に開口する
連通ポート12Aを介して、弁板7Aの吸入ポート8
A、吐出ポート9Aに間欠的に連通するものである。
【0029】13A,13A,…は各シリンダ11A内
に往復動可能に挿嵌されたピストン、14A,14A,
…は該各ピストン13Aのシリンダブロック10Aから
の突出端側にそれぞれ揺動可能に設けられたシューで、
該各シュー14Aは、各ピストン13Aがシリンダ11
A内を往復動するときに、後述する斜板15Aの平滑面
16A上を環状の軌道を描くように摺動するものであ
る。
【0030】15Aはケーシング本体2A内に傾転可能
に設けられた斜板で、該斜板15Aは、各シュー14A
が摺動する平滑面16Aを有し、該平滑面16Aの裏面
側が、フロントカバー4に設けられた斜板支持部材17
Aによって傾転可能に支持されている。そして、斜板1
5Aは、平滑面16A側を後述する傾転ピストン18A
に押圧されることにより、平滑面16Aの傾転角度が変
化する。これにより、各ピストン13Aのストローク量
が変化し、ポンプユニット6Aから吐出する圧油の流量
が制御される構成となっている。
【0031】18A,18Aは斜板15Aの平滑面16
Aに対向してケーシング本体2Aに設けられた一対の傾
転ピストンで、該各傾転ピストン18Aは、ケーシング
本体2Aに凹設された傾転シリンダ19A,19A内に
往復動可能に挿嵌されている。そして、傾転ピストン1
8Aは、斜板15Aの平滑面16A側の面に常時当接
し、傾転シリンダ19A内に圧油が給排されることによ
り、斜板15Aを押圧して該斜板15Aを傾転させるも
のである。
【0032】20Aはケーシング本体2の外側面に取付
けられたレギュレータで、該レギュレータ20Aは、例
えば油圧式サーボ弁等によって構成され、各傾転シリン
ダ19Aに対する圧油の給排を制御するものである。
【0033】21はフロントカバー4とケーシング本体
2Aとに挿通された第1の回転軸で、該回転軸21は、
フロントカバー4に設けられた軸受22とケーシング本
体2Aに設けられた軸受23とによって回転可能に支持
されている。そして、回転軸21は、軸方向の中間部が
第1のポンプユニット6Aのシリンダブロック10Aに
スプライン結合されている。ここで、回転軸21の前端
部は、フロントカバー4を通じて外部に突出し、エンジ
ン、減速機構等からなる駆動源(いずれも図示せず)に
連結され、該駆動源によって回転される構成となってい
る。
【0034】24は第1の回転軸21の後端部に形成さ
れ中間ケーシング3とケーシング本体2Aとの間の油室
34内に伸長した軸スプラインで、該軸スプライン24
は、図3に示すように、回転軸21の後端面から長さ寸
法Lの範囲に形成されている。
【0035】25はリヤカバー4とケーシング本体2B
とに挿通された第2の回転軸で、該回転軸25は、リヤ
カバー4に設けられた軸受26と中間ケーシング3の後
側ケーシング部3Bに設けられた軸受27とによって回
転可能に支持されている。そして、回転軸25は、軸方
向の中間部が第2のポンプユニット6Bのシリンダブロ
ック10Bにスプライン結合されている。
【0036】28は第2の回転軸25の前端部に形成さ
れ油室34内に位置した穴スプラインで、該穴スプライ
ン28は、回転軸25の前端面から上述した軸スプライ
ン24の長さ寸法Lとほぼ等しい範囲に形成されてい
る。
【0037】そして、油室34内において回転軸25の
穴スプライン28に回転軸21の軸スプライン24をス
プライン結合することにより、回転軸25が回転軸21
に対し同一軸線上に連結される構成となっている。
【0038】このように、第2の回転軸25の前端部に
設けた穴スプライン28に第1の回転軸21の後端部に
設けた軸スプライン24をスプライン結合することによ
り、第1,第2の回転軸21,25を同一軸線上に連結
した状態での軸方向寸法を、軸スプライン24の長さ寸
法L分だけ短くでき、かつ、各回転軸21,25間を連
結するための各回転軸21,25とは別部材からなるカ
ップリング等の部品を不用にできる構成となっている。
【0039】29は穴スプライン28の外周側に位置し
て第2の回転軸25の前端部に形成され、油室34内に
伸長した軸スプラインで、該軸スプライン29は、図3
に示すように、その歯底径が穴スプライン28の歯先径
よりも大きく形成されている。そして、この軸スプライ
ン29は、後述のブースト用インペラ36が嵌合するも
のである。
【0040】30はケーシング本体2Aに設けられた第
1の吸入通路で、該第1の吸入通路30は、ポンプユニ
ット6A側の吸入ポート8Aと油室34との間を連通
し、油室34内の作動油を吸入ポート8Aへと導くもの
である。
【0041】31は中間ケーシング3の後側ケーシング
部3Bに設けられた第2の吸入通路で、該第2の吸入通
路31は、ポンプユニット6B側の吸入ポート8Bと油
室34との間を連通し、油室34内の作動油を吸入ポー
ト8Bへと導くものである。
【0042】32はケーシング本体2Aに設けられた第
1の吐出通路で、該第1の吐出通路32は、ポンプユニ
ット6Aの吐出ポート9Aに連通し、該吐出ポート9A
から吐出した圧油をオイルホース等を介して外部の油圧
機器(いずれも図示せず)へと導くものである。
【0043】33は中間ケーシング3の後側ケーシング
部3Bに設けられた第2の吐出通路で、該第2の吐出通
路33は、ポンプユニット6Bの吐出ポート9Bに連通
し、該吐出ポート9Bから吐出した圧油をオイルホース
等を介して外部の他の油圧機器(いずれも図示せず)へ
と導くものである。
【0044】34は各ポンプユニット6A,8B間に位
置してケーシング本体2に設けられた油室で、該油室3
4は、中間ケーシング3とケーシング本体2Aとの間に
各回転軸21,25と同心の円形断面をもって画成さ
れ、回転軸25の前端部を取囲む小径部34Aと、該小
径部34Aの軸方向中間部から拡径した大径部34Bと
からなっている。そして、油室34の小径部34Aは、
中間ケーシング3の後側ケーシング部3Bに穿設された
吸入口35を介して作動油タンク(図示せず)に接続さ
れている。一方、油室34の大径部34Bは、上述の各
吸入通路30,31に連通している。
【0045】36は回転軸25の軸スプライン29にス
プライン結合され、油室34内に回転可能に設けられた
ブースト用インペラで、該ブースト用インペラ36は、
図3に示すように、中空の円板36Aと、該円板36A
に一定の角度間隔をもって突設された複数の円弧状の羽
根36B,36B,…とを備えた遠心インペラとして構
成されている。また、円板36Aの内周側には、回転軸
25の軸スプライン29に対応する穴スプライン36C
が形成されている。
【0046】そして、ブースト用インペラ36は、穴ス
プライン36Cを軸スプライン29に嵌合させることに
より、図1に示すように、各羽根36Bを油室34の大
径部34B内に配置した状態で回転軸25に一体的に取
付けられている。
【0047】そして、ブースト用インペラ36は、各ポ
ンプユニット6A,6Bの作動時に回転軸21,25と
一体に油室34内で回転することにより、吸入口35か
ら油室34の小径部34Aに導入された作動油を、各羽
根36Bに沿って内周側から外周側へと導く間に加圧す
る。これにより、ブースト用インペラ36によって加圧
された作動油が、油室34の大径部34Bから吸入通路
30,31を通じて、各ポンプユニット6A,6Bの吸
入ポート8A,8Bに効率良く供給される構成となって
いる。
【0048】37はブースト用インペラ36を構成する
円板36Aの外周側に形成された駆動歯車で、該駆動歯
車37は、その歯先側を油室34の大径部34B内に延
在させ、該大径部34B内で従動歯車38に噛合するも
のである。
【0049】38は第2の回転軸25から径方向に離間
して中間ケーシング3内に回転可能に設けられた従動歯
車で、該従動歯車38は、軸受39,40を介して中間
ケーシング3の歯車収容室3D内に回転可能に収容され
ている。ここで、従動歯車38は、軸中心が第2のケー
シング本体2Bの外側で回転軸25と平行して延びる円
筒軸38Aと、該円筒軸38Aの外周側にスプライン結
合された大径の歯車本体38Bとにより構成されてい
る。そして、歯車本体38Bは、油室34の大径部34
B内に延在し、該大径部34B内で駆動歯車37に噛合
している。
【0050】41は中間ケーシング3の突出部3Cに取
付けられた増設ポンプで、該増設ポンプ41は、リヤカ
バー4から突出しない範囲で中間ケーシング3からリヤ
カバー4側へと伸長している。そして、増設ポンプ41
の駆動軸41Aは、中間ケーシング3の歯車収容室3D
内に伸長し、該歯車収容室3D内で従動歯車38を構成
する円筒軸38Bの内周側にスプライン結合されてい
る。
【0051】42は増設ポンプ41に取付けられた他の
増設ポンプで、該増設ポンプ42は、増設ポンプ41の
駆動軸41Aと同軸な駆動軸(図示せず)等を介して従
動歯車38の円筒軸38Aに結合されている。
【0052】そして、第1,第2の回転軸21,25と
共にブースト用インペラ36が回転し、該ブースト用イ
ンペラ36の駆動歯車37に噛合した従動歯車38が回
転することにより、該従動歯車38に連結された2個の
増設ポンプ41,42が、駆動歯車37と従動歯車38
との歯数比に応じた回転数をもって駆動される構成とな
っている。
【0053】この場合、各増設ポンプ41,42は、各
ケーシング本体2A,2B間に位置する中間ケーシング
3の突出部3Cに配設されているので、図1に示すよう
に、これら増設ポンプ41,42をケーシング1(タン
デム型油圧ポンプ)の軸方向寸法内に納めることがで
き、増設ポンプ41,42を含めたタンデム型油圧ポン
プ全体の小型化を図ることができる。
【0054】また、駆動歯車37を、回転軸25にスプ
ライン結合されたブースト用インペラ36の外周側に形
成することにより、例えば回転軸21,25のうち、ブ
ースト用インペラ36が配設された部位とは異なる部位
に駆動歯車を個別に配設する場合に比較して、同一軸線
上に連結された回転軸21,25の軸方向寸法を小さく
し、タンデム型油圧ポンプの軸方向寸法を抑えることが
できる構成となっている。
【0055】本実施の形態によるタンデム型油圧ポンプ
は上述の如き構成を有するもので、以下、その作動につ
いて説明する。
【0056】まず、エンジン等の駆動源を作動させて第
1の回転軸21と第2の回転軸25を回転駆動すると、
ポンプユニット6A,6Bのシリンダブロック10A,
10Bが同期して回転し、斜板15A,15Bの平滑面
16A,16Bに摺接する各シュー14A,14Bを備
えた各ピストン13A,13Bが、シリンダブロック1
0A,10Bのシリンダ11A,11B内で往復動す
る。これにより、作動油タンク内の作動油が、ケーシン
グ本体2の吸入口35から油室34内に吸込まれる。
【0057】このとき、ブースト用インペラ36が、回
転軸21,25と共に油室34内で回転することによ
り、油室34の小径部34A内に導入された作動油が、
ブースト用インペラ36の各羽根36Bに沿って内周側
から外周側へと流れ、油室34の大径部34Bに導かれ
る間に加圧される。
【0058】このように、ブースト用インペラ36によ
って加圧された作動油は、油室34の大径部34Bか
ら、吸入通路30を通じてポンプユニット6Aの吸入ポ
ート8Aに効率良く供給されると共に、吸入通路31を
通じてポンプユニット6Bの吸入ポート6Bに効率良く
供給される。
【0059】そして、吸入ポート8Aを通じてシリンダ
ブロック10Aの各シリンダ11Aに吸入された作動油
は、ピストン13Aによって加圧され、圧油となって吐
出ポート9Aから吐出通路32に吐出し、該吐出通路3
2に接続された油圧機器に供給される。一方、吸入ポー
ト8Bを通じてシリンダブロック10Bの各シリンダ1
1Bに吸入された作動油は、ピストン13Bによって加
圧され、圧油となって吐出ポート9Bから吐出通路33
に吐出し、該吐出通路33に接続された他の油圧機器に
供給される。
【0060】このとき、例えばパイロットポンプ(図示
せず)等から供給される傾転角調整用のパイロット圧
が、レギュレータ20A,20Bを介して傾転シリンダ
19A,19Bに給排され、傾転ピストン18A,18
Bが斜板15A,15Bを押圧することにより、斜板1
5A,15Bの傾転角が変化する。これにより、各ピス
トン13A,13Bのストローク量が適宜に調整され、
ポンプユニット6A,6Bから吐出する圧油の流量を可
変に制御することができる。
【0061】一方、ブースト用インペラ36が回転する
と、該ブースト用インペラ36の駆動歯車37に噛合し
た従動歯車38が回転するので、この従動歯車38に連
結された各増設ポンプ41,42が回転駆動され、これ
ら増設ポンプ41,42にそれぞれ接続された油圧機器
に向けて圧油が供給される。
【0062】そして、本実施の形態によれば、回転軸2
5にスプライン結合されたブースト用インペラ36の外
周側に、回転軸21,25の回転を2個の増設ポンプ4
1,42に伝達するための駆動歯車37を形成する構成
としたので、例えば回転軸21,25のうち、ブースト
用インペラ36がスプライン結合された部位とは異なる
部位に駆動歯車を個別に配設する場合に比較して、同一
軸線上に連結された回転軸21,25の軸方向寸法を小
さくすることができ、タンデム型油圧ポンプの軸方向寸
法を抑え、小型化を図ることができる。
【0063】しかも、ブースト用インペラ36を利用し
て、該ブースト用インペラ36の円板36A外周側に駆
動歯車37を形成したので、例えばブースト用インペラ
36とは別部材からなる駆動歯車を個別に形成する必要
がなくなり、部品点数を削減し、タンデム型油圧ポンプ
の製造コストを低減することができる。
【0064】また、本実施の形態によれば、第1の回転
軸21の後端部に軸スプライン24を形成すると共に、
第2の回転軸25の前端部に穴スプライン28を形成
し、回転軸21の軸スプライン24を回転軸25の穴ス
プライン28にスプライン結合することにより、回転軸
21,25を同一軸線上に連結する構成としている。こ
のため、回転軸21,25の軸方向寸法を、軸スプライ
ン24の長さ寸法L分だけさらに短くすることができ、
タンデム型油圧ポンプを一層小型化することができる。
【0065】さらに、回転軸25の前端部には、穴スプ
ライン28の外周側に位置して軸スプライン29を設
け、該軸スプライン29にブースト用インペラ36をス
プライン結合する構成としたので、回転軸21と回転軸
25との間、および各回転軸21,25とブースト用イ
ンペラ36との間を連結するため、各回転軸21,25
とは別部材からなるカップリング等の部品を用いる必要
がなく、部品点数を削減し、タンデム型油圧ポンプの製
造コストを一層低減することができる。
【0066】なお、上述した実施の形態では、第1のポ
ンプユニット6Aのシリンダブロック10Aに結合され
た第1の回転軸21と、第2のポンプユニット6Bのシ
リンダブロック10Bに結合された第2の回転軸25と
をスプライン結合することにより1本の回転軸を構成し
た場合を例に挙げたが、本発明はこれに限るものではな
く、例えば第1のポンプユニット6Aのシリンダブロッ
ク10Aと、第2のポンプユニット6Bのシリンダブロ
ック10Bとに結合される単一の回転軸を用いる構成と
してもよい。
【0067】また、上述した実施の形態では、第1の回
転軸21の後端部に設けた軸スプライン24を、第2の
回転軸25の前端部に設けた穴スプライン28にスプラ
イン結合すると共に、穴スプライン28の外周側に設け
た軸スプライン29にブースト用インペラ36をスプラ
イン結合した場合を例に挙げている。しかし、本発明は
これに限るものではなく、例えば第1の回転軸21の後
端部と第2の回転軸25の前端部にそれぞれ軸スプライ
ンを形成し、これら各軸スプライン間をカップリング等
の連結部材を用いて連結し、この連結部材の外周側に駆
動歯車37が形成されたブースト用インペラ36をスプ
ライン結合する構成としてもよい。
【0068】また、上述した実施の形態では、第1の回
転軸21の後端部に軸スプライン24を設け、第2の回
転軸25の前端部に軸スプライン24が嵌合する穴スプ
ライン28とブースト用インペラ36が嵌合する軸スプ
ライン29とを設けた場合を例に挙げている。しかし、
本発明はこれに限らず、例えば第2の回転軸25の前端
部に軸スプラインを設け、第1の回転軸21の前端部に
該軸スプラインが嵌合する穴スプラインとブースト用イ
ンペラ36が嵌合する軸スプラインとを設ける構成とし
てもよい。
【0069】また、上述した実施の形態では、ブースト
用インペラ36として遠心インペラを適用した場合を例
に挙げたが、本発明はこれに限らず、例えば軸流インペ
ラを用いてもよい。
【0070】さらに、上述した実施の形態では、傾転ピ
ストン18A,18Bによって斜板15A,15Bの傾
転角を変化させることにより、各ポンプユニット6A,
6Bから吐出する圧油の流量が可変に制御できる可変容
量型のタンデム型油圧ポンプを例に挙げたが、本発明は
これに限らず、例えば斜板15A,15Bの傾転角が固
定された定容量型のタンデム型油圧ポンプ等にも適用す
ることができる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、回転軸と共に回転するブースト用インペラの外周
側に駆動歯車を形成し、ケーシングには該駆動歯車に噛
合して回転される従動歯車と該従動歯車に連結される増
設ポンプとを設ける構成としたので、例えば回転軸のう
ちブースト用インペラが配設された部位とは異なる部位
に、駆動歯車を個別に配設する必要がなくなる。このた
め、回転軸の軸方向寸法を小さくすることができ、タン
デム型油圧ポンプの軸方向寸法を短縮して小型化を図る
ことができる。
【0072】しかも、ブースト用インペラを利用して駆
動歯車を形成したので、例えばブースト用インペラとは
別部材からなる駆動歯車を個別に形成する必要がなくな
り、部品点数を削減することができ、製造コストをも低
減することができる。
【0073】また、請求項2の発明によれば、回転軸
を、第1のポンプユニットのシリンダブロックに結合さ
れた第1の回転軸と、第2のポンプユニットのシリンダ
ブロックに結合され第1の回転軸に対し同一軸線上に連
結された第2の回転軸とにより構成し、外周側に駆動歯
車が形成されたブースト用インペラを、これら第1,第
2の回転軸の連結部に設ける構成としたので、第1,第
2の回転軸のうちブースト用インペラが配設された部位
とは異なる部位に、駆動歯車を個別に配設する必要がな
くなる。このため、同一軸線上に連結された第1,第2
の回転軸を有するタンデム型油圧ポンプについても、そ
の軸方向寸法を短縮して小型化を図ることができる。
【0074】また、請求項3の発明によれば、第1,第
2の回転軸の軸端部を軸スプラインと穴スプラインとか
らなるスプライン結合によって連結し、これら各スプラ
インのうち穴スプラインの外周側にはブースト用インペ
ラをスプライン結合する構成としたので、第1,第2の
回転軸のうち一方の回転軸に設けた穴スプラインに、他
方の回転軸に設けた軸スプラインを嵌合させた分、同一
軸線上に連結された第1,第2の回転軸の軸方向寸法を
さらに小さくすることができ、タンデム型油圧ポンプを
一層小型化することができる。また、第1の回転軸と第
2の回転軸との間、および各回転軸とブースト用インペ
ラとの間を連結するカップリング等の部品を不用にで
き、製造コストを一層低減することができる。
【0075】さらに、請求項4の発明によれば、ケーシ
ングは、第1のポンプユニットを収容する第1のケーシ
ング本体と、第2のポンプユニットを収容する第2のケ
ーシング本体と、該各ケーシング本体間に設けられ油室
を画成する中間ケーシングとを備え、該中間ケーシング
内にはブースト用インペラと従動歯車とを配設し、中間
ケーシングには増設ポンプを従動歯車と連結して設ける
構成としたので、増設ポンプをケーシングの軸方向寸法
内に納めることができる。これにより、増設ポンプを含
めたタンデム型油圧ポンプ全体の小型化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるタンデム型油圧ポン
プを示す縦断面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみたタンデム型油
圧ポンプの縦断面図である。
【図3】実施の形態による各回転軸に設けた軸スプライ
ン、穴スプライン、およびブースト用インペラ、駆動歯
車、従動歯車等を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2A 第1のケーシング本体 2B 第2のケーシング本体 3 中間ケーシング 6A 第1のポンプユニット 6B 第2のポンプユニット 10A,10B シリンダブロック 21 第1の回転軸(回転軸) 24 軸スプライン 25 第2の回転軸(回転軸) 28 穴スプライン 30 第1の吸入通路 31 第2の吸入通路 32 第1の吐出通路 33 第2の吐出通路 34 油室 36 ブースト用インペラ 37 駆動歯車 38 従動歯車 41,42 増設ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 重孝 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 坂入 哲也 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 3H070 AA01 BB04 BB23 CC34 DD93 DD96

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシング内に軸方向
    に離間して設けられ、それぞれシリンダブロックを有す
    る第1,第2のポンプユニットと、該第1,第2のポン
    プユニットのシリンダブロックに結合され駆動源によっ
    て回転される回転軸と、前記ケーシングに設けられ、前
    記第1,第2のポンプユニットの吸入ポートに作動油を
    導く第1,第2の吸入通路と、前記ケーシングに設けら
    れ、前記第1,第2のポンプユニットの吐出ポートから
    吐出した圧油を外部に導く第1,第2の吐出通路と、前
    記第1,第2のポンプユニット間に位置して前記ケーシ
    ングに設けられ、前記第1,第2の吸入通路に連通する
    油室と、該油室内に設けられ、前記回転軸と共に回転す
    ることにより前記第1,第2のポンプユニットの吸入ポ
    ートに導かれる作動油を加圧するブースト用インペラと
    を備えたタンデム型油圧ポンプにおいて、 前記ブースト用インペラの外周側には駆動歯車を形成
    し、前記ケーシングには該駆動歯車に噛合して回転され
    る従動歯車と該従動歯車に連結される増設ポンプとを設
    ける構成としたことを特徴とするタンデム型油圧ポン
    プ。
  2. 【請求項2】 前記回転軸は、前記第1のポンプユニッ
    トのシリンダブロックに結合され駆動源によって回転さ
    れる第1の回転軸と、前記第2のポンプユニットのシリ
    ンダブロックに結合され、前記第1の回転軸に対し同一
    軸線上に連結された第2の回転軸とにより構成し、前記
    ブースト用インペラは前記第1,第2の回転軸の連結部
    に設ける構成としてなる請求項1に記載のタンデム型油
    圧ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記第1,第2の回転軸の軸端部は軸ス
    プラインと穴スプラインとからなるスプライン結合によ
    って連結し、これら各スプラインのうち穴スプラインの
    外周側には前記ブースト用インペラをスプライン結合す
    る構成としてなる請求項2に記載のタンデム型油圧ポン
    プ。
  4. 【請求項4】 前記ケーシングは、前記第1のポンプユ
    ニットを収容する第1のケーシング本体と、前記第2の
    ポンプユニットを収容する第2のケーシング本体と、該
    各ケーシング本体間に設けられ前記油室を画成する中間
    ケーシングとを備え、該中間ケーシング内には前記ブー
    スト用インペラと従動歯車とを配設し、前記中間ケーシ
    ングには前記増設ポンプを前記従動歯車と連結して設け
    る構成としてなる請求項1,2または3に記載のタンデ
    ム型油圧ポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003083238A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Komatsu Ltd 斜板形油圧ポンプの配列構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003083238A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Komatsu Ltd 斜板形油圧ポンプの配列構造
US6960069B2 (en) 2001-09-12 2005-11-01 Komatsu Ltd. Arrangement structure of swash plate hydraulic pump hydraulic pump
JP4633306B2 (ja) * 2001-09-12 2011-02-16 株式会社小松製作所 斜板形油圧ポンプの配列構造

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