JP3989607B2 - 片ロッドシリンダを用いた遠隔操舵システムと同システムに使用する手動油圧ピストンポンプ - Google Patents

片ロッドシリンダを用いた遠隔操舵システムと同システムに使用する手動油圧ピストンポンプ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主に小型船舶などの船外機や舵を油圧を用いて遠隔操作するのに使用する遠隔操舵システムに関するもので、詳しくは片ロッドシリンダを用いて遠隔操舵するための油圧ピストンポンプ(ヘルムポンプとも称される)と、この油圧ピストンポンプを備える片ロッドシリンダを用いた遠隔操舵システムに関する
【0002】
【従来の技術】
この種の遠隔操舵システムにおいて、従来、一般的には図7に示すように両ロッドシリンダ61が用いられていた。この遠隔操舵システム60は、船尾側船体に両ロッドシリンダの本体61aを固定し、例えば、船尾に取り付けられた船外機のティラー62にピストンロッド61bの一端を枢支連結し、船首側に配置される手動油圧ピストンポンプ70のAポート71およびBポート72に油圧配管73・74の一端をそれぞれ接続し、各油圧配管の他端をシリンダ本体61aのBポート61dおよびAポート61cに接続した構造からなる。また、油圧ピストンポンプには、図8に示すように、例えばボールピストンポンプ70が使用されている。このポンプ70は、操舵ハンドル63(図7)で回転操作される駆動軸76と一体的に回転するシリンダブロック77を備え、シリンダブロック77の回転に伴ってシリンダ78内に嵌挿されたボールピストン79がベアリング式斜板80に押されてスプリング81に抗して軸方向に移動し、分配弁82を介して分配弁82の一方のポート(例えばAポート83:図9)から両ロッドシリンダ61の対応するポート(例えばBポート61d:図7)へ圧油が吐出され、逆に両ロッドシリンダ61の他方のポート(例えばAポート61c)からの圧油が対応するポート(例えばBポート84)からポンプ70内へ吸い込まれる。これにより、操舵ハンドル63の回転方向と反対側にピストンロッド61bが移動し、船が進行方向を変える。操舵ハンドル63の回転方向にかかわらず、ピストンロッド61bの移動長さは操舵ハンドル63の回転数に比例し、等しい。このような構造からなるボールピストン型側板式油圧ポンプのほかに、プランジャー型ピントル式油圧ポンプがある。
【0003】
従来の油圧ピストンポンプ70は、斜板80の内面(ピストン摺接面)が平坦で、1つのピストン79が360°回転すると、図9に示すように180°の回転位置を中心にピストンストロークが左右等しくなるように、分配弁82には長円形状(円弧状)のBポート84およびAポート83が左右対称に形成されていた。
【0004】
図6は片ロッドシリンダを用いた遠隔操舵システムを示す。この図6に示すように、シリンダ本体31aの片側からピストンロッド31bが突出し、ティラー62とともに移動するため、図7の両ロッドシリンダ61のように反対側へピストンロッド61bが突出して船体Aと干渉するおそれがなく、取付に要するスペースも小さくて済むなどの長所がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した片ロッドシリンダを用いた遠隔操舵システムにおいても、次のような解決しなければならない課題がある。すなわち、
図6(b)に示される片ロッドシリンダ31の内部構造から明らかなように、ピストンロッド31bを右方向に移動するのに必要な圧油量が左方向の移動に必要な圧油量に比べて少ない(ピストンロッド31bの容積分)。つまり、操舵ハンドル40を例えば6回転しなければピストンロッド31bが左方向に全ストローク(行程)移動しないのに対し、3回転でピストンロッド31bは右方向に全ストローク移動する。したがって、ティラー62の中立位置から船を右側へ操舵するときの操舵ハンドル40の回転数に対応する舵の回転角度と左側へ操舵するときの回転数に対応する舵の回転角度が異なるから、ハンドル40の操作が非常に難しく熟練を要する。
【0006】
この発明は上述の点に鑑みなされたもので、片ロッドシリンダを用いた遠隔操舵システムにおいて操舵ハンドルをいずれの方向に回転操作してもピストンロッドの突出長さ(操舵ハンドル1回転当たり)が等しく、操舵が容易な遠隔操舵システムに好適な、安価で構造が複雑にならず、製作が容易な油圧ピストンポンプと、同油圧ピストンポンプを備え片ロッドシリンダを用いた遠隔操舵システムとを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明にかかる手動油圧ピストンポンプは、シリンダブロックの円周方向に間隔をあけて設けた複数のシリンダ内にそれぞれ往復移動自在にピストンをスプリングを介在させて嵌挿するとともに、前記スプリングの付勢方向に配した斜板に前記各ピストンを摺接させ、前記斜板に対し前記シリンダブロックを相対回転させることにより前記ピストンを移動させ、分配弁およびパイロット付き流量制御弁を介して前記シリンダ内の圧油を吐出する一方、前記シリンダ又はタンク内に圧油を吸い込む油圧ピストンポンプにおいて、前記分配弁の一対の円弧形状ポートのうちの一方のポートの円周方向の長さ(円周方向の角度)を他方に比べて短くして(狭くして)吐出圧油量を所定量制御するとともに、その制御するポートの円周方向の両側に前記所定量に相応する大きさのタンクポートを設けている。
【0008】
したがって、本発明にかかる手動油圧ピストンポンプを片ロッドタイプの遠隔操舵システムで使用すれば、片ロッドシリンダの容積の小さい方に圧油を吐出する場合には、ポンプからの圧油の一部(余剰油)が前記分配弁のタンクポートから油圧ピストンポンプ内のタンク内に排出(分流)されロッド側の前記シリンダへ供給される圧油量が制御され、また容積の大きい方に圧油を吐出する場合には、ポンプからの圧油がタンク内には排出(分流)されず、全てシリンダに吐出されるので、ピストンロッドを同一長さ移動させるのに必要な操舵ハンドルの回転回数が左右どちらの方向でも等しくなる。
【0009】
請求項2記載のように、前記分配弁の一対の円弧状ポートのうちの一方のポートの幅を狭くして吐出圧油量を制御するとともに、その制御するポートの半径方向の内側又は外側に前記制御量に相応する大きさの円弧状タンクポートを設け、他方の円弧状ポートの幅方向の範囲内にあって前記幅狭のポートに連通する圧油通路の開口と前記タンクポートに連通する圧油通路の開口を、前記シリンダブロックの底端に設けることができる。
【0010】
本発明にかかるポンプにおいても、請求項1のポンプと同様に片ロッドシリンダの左右のシリンダ間の容積差分(余剰油)がタンクポートからポンプ内のタンクに排出(分流)されるので、例えば請求項1にかかる遠隔操舵システム(図5)において、ピストンロッドを同一長さ移動させるのに必要な操舵ハンドルの回転回数が左右どちらの方向も等しくなる。
【0011】
請求項3記載のように、シリンダブロックの円周方向に間隔をあけて設けた複数のシリンダ内にそれぞれ往復移動自在にピストンをスプリングを介在させて嵌挿するとともに、前記スプリングの付勢方向に配した斜板に前記各ピストンを摺接させ、前記斜板に対し前記シリンダブロックを相対回転させることにより前記ピストンを移動させ、分配弁およびパイロット付き流量制御弁を介して前記シリンダ内の圧油を吐出する一方、前記シリンダ又はタンク内に圧油を吸い込む油圧ピストンポンプにおいて、前記シリンダブロックの円周方向のシリンダの内側又は外側に複数の第2シリンダを円周方向に間隔をあけて設け各第2シリンダ内にそれぞれ往復移動自在にピストンをスプリングを介在させて嵌挿するとともに、前記スプリングの付勢方向に配した斜板に前記各ピストンを摺接させ、前記分配弁の一対の円弧状ポートの内側で前記各第2シリンダに連通する位置に円弧状幅狭ポートをそれぞれ設け、それらの幅狭ポートの一方をタンクポートにしてもよい。
【0012】
本発明のポンプを使用すれば、片ロッドシリンダにおける容積の小さい側のシリンダへの圧油の吐出は、容積の大きい側のシリンダとの容積差分(余剰油)がタンクポートからポンプ内のタンクに排出されるので、上記した片ロッドシリンダを用いた遠隔操舵システムにおいて、操舵ハンドルの必要な回転回数が左右どちらの方向も等しくなる。本発明のポンプの場合、構造がやや複雑になるが、特に斜板の内面にピストンストロークを従来のそれと変更するためのカム面を形成しなくても、ピストンの移動が連続してスムーズに行われる。
【0013】
上記した請求項1に記載の手動油圧ピストンポンプにおいて、請求項4記載のように、前記前記斜板を非軸受方式とし、そのピストン摺接面を、ピストンの移動方向が反対方向に変わる回転位置付近の一定の領域でピストンの移動量が0又は0に近くなるカム面に形成することが望ましい。
【0014】
本発明のポンプは、ピストンストロークを例えば図3 ( ) に示すように変更することによって、ピストンの移動方向が変わる位置の近傍における一定の領域でのシリンダポートの切り替わりを防止したので、ピストンの移動が連続してスムーズに行われる。
【0015】
請求項5記載のように、上記した請求項1又は3記載の手動油圧ピストンポンプにおいて、前記斜板をベアリング式斜板にするほうがよい。請求項5のポンプでは、ピストンの移動方向が変わる位置の近傍では、シリンダポートの切り替わりがないので、ピストンをシリンダに沿って移動させる斜板をベアリング式斜板にすることにより、ピストンの円周方向への回転が円滑になる。
【0016】
請求項6にかかる片ロッドシリンダを用いた遠隔操舵システムは、操舵ハンドルの回転方向および回転数に応じて油圧ピストンポンプ、油圧配管およびこれに接続された油圧シリンダを介して舵を遠隔操作する遠隔操舵システムにおいて、前記油圧シリンダとして片ロッドシリンダを使用するとともに、前記油圧ピストンポンプとして前記請求項1〜5のいずれか記載の手動油圧ピストンポンプを使用し、前記片ロッドシリンダの一方のポートと前記手動油圧ピストンポンプの一方のポートとを油圧配管で接続するとともに、前記片ロッドシリンダの他方のポートと前記手動油圧ピストンポンプの他方のポートとを別の油圧配管で接続し、前記操舵ハンドルをいずれの方向に回転させてもハンドルの回転数に応じて前記ピストンロッドが左右等長移動するように構成したことを特徴とする
【0017】
上記構成を有する請求項6記載の遠隔操舵システムによれば、操舵ハンドルを左右(時計方向・反時計方向)どちらの方向にも同一回転数を回すことにより、片ロッドシリンダのピストンロッドbが同一長さ移動して操舵が行われるから、操作が簡単で熟練を要さない。また、片ロッドシリンダを用いた従来の遠隔操舵システムにおいて手動油圧ピストンポンプを交換しただけの構造であり、構造的にも複雑にならず、安価に最新の遠隔操舵システムが達成できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の遠隔操舵システムとこのシステムに使用する油圧ピストンポンプの実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1実施例にかかる油圧ピストンポンプで、図1(a)は中央縦断面図、図1(b)は図1(a)のb−b線断面図、図2はその油圧系統図である。図3(a)はピストンストロークと分配弁圧油通路の関係を示す模式図、図3(b)は図1(a)の分配弁のA−A線断面図である。
【0021】
図1に示すように、1はアキシャル型ボールピストン型側板式油圧ポンプで、この油圧ポンプ1は、ハウジング2内にシリンダブロック3がラジアル軸受4を介して回動自在に配装されている。ハウジング2の先端面中央部から駆動軸5の一端がポンプ1内に挿入され、シリンダブロック3に螺合され、駆動軸5に一体回転可能に取り付けられる操舵ハンドル40(図6参照)により駆動軸5を手動で回転させることによりシリンダブロック3が一体的に回転する。シリンダブロック3には、駆動軸5を中心にその周囲に円周方向に間隔をあけて複数(5本、7本など)のシリンダ6が駆動軸5と平行に貫通して穿設され、各シリンダ6にはボール状ピストン7が摺動自在に嵌挿されている。ハウジング2内の空間部は油タンク8に構成され、このタンク8内の先端部側にカム式の斜板9が回転しないように固設されている。
【0022】
シリンダ6内の基端側にはコイルスプリング10が介装され、ピストン7を斜板9側に付勢しており、斜板9の内面にピストン7が摺接している。斜板9の内面(ピストン摺接面)は、後述するように駆動軸5と平行な軸方向にピストン7を押引する凹凸のカム面9aに形成されている。つまり、本例では斜板9にカムプレートが使用されている。シリンダブロック3の底端側に、側板式分配弁11が回転しないように固設され、この分配弁11のポート11a〜11dに連通する圧油通路12がシリンダ6から穿設されている。分配弁11のさらに基端側にパイロット付き流量制御弁14が軸線に直交する方向に摺動自在に配設され、このパイロット付き流量制御弁14および分配弁11の間の2本の圧油通路と油タンク8との間の圧油通路に、図2のようにサクション式チェックバルブ(逆止弁)13が介設されている。パイロット付き流量制御弁14のさらに基端側(ポンプ1底端)にA・Bの2つのポート(ポンプポートともいう)15・16が設けられている。なお、チェックバルブ(逆止弁)13は、油圧ポンプ1の使用開始時にシリンダ6内等に溜まっているエア抜きをする際に開放され、タンク8内の油が油圧ポンプ1内に吸い込まれる。
【0023】
図3(b)に示すように、分配弁11には中心線S−Sを挟んで右側に円弧状(長円形状)のAポート11aが、左側にAポート11aに比べて円周方向長さを短くした(言い換えれば円周方向角度を狭くした)Bポート11bが形成されている。またBポート11bを挟んで円周方向の両側の中心線S−S付近に細幅のタンクポート11cと11dがそれぞれ形成されている。Aポート11aは従来のAポート(図9(b)参照)と同一である。また斜板9の内面(ピストン摺接面)を図3(a)に示すピストンストロークになるように、ピストン7のストロークを制御するためのピストン7の移動方向に凹凸の連続するカム面9aに形成した。これは従来のピストンストローク(図9(a)参照)のままでは、ピストン7の移動方向が逆向きに変化する位置でBポート11bとタンクポート11c又はタンクポート11dとが切り替わることになるためにピストン7の動作が不連続(ぎくしゃく)になり、圧油がスムーズに吐出しないからである。しかし、ピストンストロークを図3(a)のようにピストン7の移動方向が逆向きに変化する位置およびその近傍の一定の領域ではピストンストロークが0又は0近くになるように変更したので、ピストン7の動作が連続的に行われ、スムーズに圧油が吐出するようになった。なお、図1(a)および図2中の符号17・18はタンク8への注油口で、18aは注油路である。
【0024】
上記のように構成した本実施例にかかる油圧ピストンポンプ1を、上記した図6に示す遠隔操舵システム30において手動油圧ピストンポンプとして使用し、Aポート15と図6の片ロッドシリンダ31のBポート33とを油圧配管35で接続するとともに、Bポート16と片ロッドシリンダ31のAポート32とを油圧配管34で接続する。この状態で、駆動軸5に一体回転可能に取り付けられた操舵ハンドル40を中立位置(図3(a)の0°)から反時計方向に回転すると、例えば、上死点に位置するピストン7が回転角度10°を超えたときに基端側への移動を開始し、圧油がタンクポート11cからタンク8内に吐出されたのち、Bポート11bからパイロット付き流量制御弁14およびAポート15を順に経て片ロッドシリンダ31のBポート32へ吐出される。そして回転角度160°付近まで圧油がBポート32へ吐出されたのち、再びタンクポート11dからタンク8へ吐出され、190°付近でピストン7の向きが先端方向に変わって移動が開始されることにより、片ロッドシリンダ31内の圧油がAポート33からBポート16およびパイロット付き流量制御弁14を順に経てAポート11aからポンプ1に吸い込まれ始める。
【0025】
図6(b)に示す片ロッドシリンダ31の内部構造から明らかなように、ピストンロッド31bのピストン31cを挟んで右側のシリンダ容積が左側のシリンダ容積に比べて大きく、両者に容積差がある。このため、従来の手動ピストンポンプ(図8参照)ではピストンロッド31bを同一長さ移動させるのに、操舵ハンドル40の回転回数が左右で違っていたが、本実施例のポンプ1を使用した場合には操舵ハンドル40の必要な回転回数が左右どちらの方向も等しくなる。これは、左側のシリンダ31a−Lに圧油を吐出する場合には、右側のシリンダ31a−Rとの容積差分(余剰油)がタンクポート11c・11dからタンク8に排出されるからである。また、左側のシリンダ31a−L内の圧油を吸い込む場合には逆に、容積差分がタンクポート11c・11dを経てタンク8からシリンダ6内に吸い込まれるからである。
【0026】
ところで、ポンプ1のBポート16から圧油が右側のシリンダ31a−Rに吐出されるときは、図2に示すパイロット付き流量制御弁14が右側からのパイロット圧を受けて左側に最大限移動し、Bポート16から圧油が吐出されるとともに、Aポート15からシリンダ6とタンク8へ圧油が吸い込まれる。また、本実施例のポンプ1は、上記したとおり固定した斜板9の内面をカム面9aに形成して、ピストン7のストロークを図3(a)に示すように変更し、ピストン7の移動方向が逆向きに変化するところでのBポート11bとタンクポート11c・11d間での切り替わりを防止したので、ピストン7の動作もスムーズに行われる。この結果、本実施例にかかる油圧ピストンポンプ1を備えた遠隔操舵システム30にあっては、片ロッドシリンダを用いた従来の遠隔操舵システムにおいて手動油圧ピストンポンプを交換しただけの構造であり、しかも操舵ハンドル40を左右(時計方向・反時計方向)どちらの方向にも同一回転数を回すことにより、片ロッドシリンダ31のピストンロッド31bが同一長さ移動して操舵が行われるから、操作が簡単で熟練を要さず、また構造的にも複雑にならず、安価に最新の遠隔操舵システムが達成できる。
【0027】
図4は手動油圧ピストンポンプの別の実施例を示すもので、図4(a)は分配弁の正面図、図4(b)はシリンダブロックの底面を示す図4(d)のb−b線矢視図、図4(c)はシリンダブロックの上面を示す図4(d)のc−c線矢視図図(d)はシリンダブロックの概要断面図である。
【0028】
本実施例のピストンポンプ21が上記実施例と異なるところは、図4(a)に示すように、分配弁22には中心線S−Sを挟んで右側に幅を広げた円弧状(長円形状)のAポート22aを設け、左側にAポート22aよりかなり幅が狭いが円周方向長さ(円周方向角度)の等しいBポート22bを形成するとともに、Bポート22bの内側に幅が狭くかつ円周方向長さ(円周方向角度)の等しい円弧状(長円形状)のタンクポート22cを形成している。またタンクポート22cは、Aポート22aの幅方向の範囲内に配置している。さらにシリンダブロック23には、図4(c)・図4(d)に示すように本例では6つのシリンダ24が円周方向に等間隔に設けられているが、図4(b)に示すように6つのシリンダ24のうちの3つにタンクポート22c(およびAポート22a)に連通する半径の短い小径円r上に等間隔に設けられる開口(シリンダブロック23の底面の開口、シリンダポートともいう)25を、また残りの3つにBポート22b(およびAポート22a)に連通する半径の長い大径円R上に等間隔に設けられる開口(シリンダブロック23の底面の開口、シリンダポートともいう)26をそれぞれ穿設している。なお、その他の構成については上記した第1実施例と共通するので,説明を省略する。
【0029】
本実施例のポンプ21によれば、左側のシリンダ31a−Lに圧油を吐出する場合には、右側のシリンダ31a−Rとの容積差分(余剰油)がタンクポート22cからタンク8に排出されるので、遠隔操舵システム30(図6)において、操舵ハンドル40の必要な回転回数が左右どちらの方向も等しくなる。また、本実施例のポンプ21の場合、図4(a)のS−S線上から円周方向離れた角度の位置にAポート22a・Bポート22b・Cポート22cの開口端が位置するので、上記実施例と違ってピストン7の移動方向が逆向きに変わる位置にポート22a〜22cの開口端がないので、上記実施例のように斜板9をケーシング内に固定するカム方式にする必要がなく、したがって、図示は省略するが斜板9を従来のポンプ(図8の符号70参照)と同様のベアリング式斜板(図8の符号80参照)にすることができるので、ピストン7の往復運動が一層円滑に行われるようになる。
【0030】
図5は手動油圧ピストンポンプのさらに別の実施例を示すもので、図5(a)は分配弁の正面図、図5(b)はシリンダブロックの底面を示す図5(d)のb−b線矢視図、図5(c)はシリンダブロックの上面を示す図5(d)のc−c線矢視図、図5(d)はシリンダブロックの概要断面図である。
【0031】
本実施例のピストンポンプ51が上記二つの実施例と異なるところは、図5(a)に示すように、分配弁52には中心線S−Sを挟んで左側に、幅の狭い円弧状(長円形状)のBポート52bと、この内側にも幅の狭い円弧状(長円形状)のB’ポート52dを設けるとともに、右側に幅の狭い円弧状(長円形状)のAポート52aと、この内側にも幅の狭い円弧状(長円形状)のA’ポート52cを、Bポート52bおよびB’ポート52dと左右対称に設けている。そして、B’ポート52dを油タンク8に連通してタンクポートに構成している。
また、シリンダブロック53には、図5(c)・図5(d)に示すように半径方向に間隔を設けた2重円上の外周側円R上にシリンダ54を円周方向に間隔をあけて5つ設け、内周側円r上にもシリンダ55を円周方向に間隔をあけて5つ設けている。各シリンダ54・55にはそれぞれボールピストン7をそれぞれ嵌挿し、コイルスプリング10によりベアリング式斜板(図示せず)に対しピストン7を押し付けている。図5(b)に示すように、外周側の各シリンダ54にはAポート52aとBポート52bに連通する開口(シリンダブロック53の底面の開口、シリンダポートともいう)56を穿設し、また内周側の各シリンダ55にはA’ポート52cとB’ポート52dに連通するその開口(シリンダブロック53の底面の開口、シリンダポートともいう)57を穿設している。本実施例の場合も、図4の実施例と同様に図5(a)の中心線S−Sからかなり離れた角度の位置にポートの開口端が位置するので、図示は省略するが斜板9を従来のポンプ(図8の符号70参照)と同様のベアリング式斜板(図8の符号80参照)にすることができる。その他の構成については上記した第1実施例と共通するので,説明を省略する。
【0032】
本実施例のポンプ51を使用した場合、左側のシリンダ31a−Lへの圧油の吐出は、右側のシリンダ31a−Rとの容積差分(余剰油)がタンクポートであるB’ポート52dからタンク8に排出されるので、遠隔操舵システム30(図5)において、操舵ハンドル40の必要な回転回数が左右どちらの方向も等しくなる。ただし、シリンダおよびピストンの本数が増えるので、構造が複雑で製作費がやや高くなる。
【0033】
上記に油圧ピストンポンプの3つの実施例を示したが、下記のように実施することができる。
▲1▼ 斜板式に限らず、斜軸式のピストンポンプについても同様に実施できる。
▲2▼ 上記実施例で示したボールピストン型側板式油圧ポンプだけでなく、プランジャー型ピントル式油圧ポンプについても適用できることは言うまでもない。
▲3▼ 本発明の油圧ピストンポンプは、上記した遠隔操舵システム以外にも、ポンプの回転方向で吐出する圧油の量に差異が要求されるシステムに適用できる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明の油圧ピストンポンプおよび片ロッドシリンダを備えた遠隔操舵システムには、次のような優れた効果がある。
【0035】
(1) 請求項1〜5のいずれか記載の油圧ピストンポンプを用いれば、片ロッドシリンダを用いた遠隔操舵システムにおいて操舵ハンドルをいずれの方向に回転操作してもピストンロッドの突出長さ(移動長さ)が等しくなるため、操舵が容易で経験や練習等を要しない。
【0036】
(2) 請求項1〜5のいずれか記載の油圧ピストンポンプを用いた請求項6記載の遠隔操舵システムでは、ピストンロッドのピストンを挟んで右側のシリンダ容積が左側のシリンダ容積に比べて大きく、両者に容積差があっても、左右のシリンダ間の容積差分(余剰油)がタンクポートからタンクへ排出され、操舵ハンドルの必要な回転数が左右どちらの方向にも等しくなる。
【0037】
(3) 請求項1記載の油圧ピストンポンプは、片ロッドシリンダを用いた遠隔操舵システムに好適で、構造が複雑にならず、製作が容易で、安価に最新の遠隔操舵システムが達成できる。
【0038】
(4) 請求項2記載の油圧ピストンポンプは、請求項1のポンプと同様に片ロッドシリンダの左右のシリンダ間の容積差分(余剰油)がタンクポートからタンクに排出されるので、操舵ハンドルの必要な回転回数が左右どちらの方向も等しくなる。特に斜板の内面にピストンストロークを従来のそれと変更するためのカム面を形成しなくても、ピストンの移動が連続してスムーズに行われる。
【0039】
(5) 請求項3記載の油圧ピストンポンプでは、請求項1および2のポンプとほぼ同様な効果が達成されるほか、それらのポンプに比べて構造がやや複雑になる反面、特に斜板の内面にピストンストロークを従来のそれと変更するためのカム面を形成しなくても、ピストンの移動が連続してスムーズに行われる。
【0040】
(6) 請求項4記載の油圧ピストンポンプでは、請求項1の油圧ピストンポンプにおいてピストンストロークが従来のそれから変更されることによって、ピストンの移動方向が逆に変わる位置の近傍における一定の領域でのシリンダポート間での切り替わりが防止されるので、ピストンの移動が連続してスムーズに行われる。
【0041】
(7) 請求項5記載の油圧ピストンポンプでは、請求項1又は3の油圧ピストンポンプにおいてピストンをシリンダに沿って移動させる斜板をベアリング式斜板にすることにより、ピストンの円周方向への回転が円滑になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる油圧ピストンポンプで、図1(a)は中央縦断面図、図1(b)は図1(a)のb−b線断面図である。
【図2】図1に示す油圧ピストンポンプを備えた片ロッドシリンダ方式の遠隔操舵システムの油圧系統図である。
【図3】図3(a)はピストンストロークと分配弁圧油通路の関係を示す模式図、図3(b)は図1(a)の分配弁のA−A線断面図である。
【図4】本発明にかかる手動油圧ピストンポンプの第2実施例を示すもので、図4(a)は分配弁の正面図、図4(b)はシリンダブロックの底面を示す図4(d)のb−b線矢視図、図4(c)はシリンダブロックの上面を示す図4(d)のc−c線矢視図図、図4(d)はシリンダブロックの概要断面図である。
【図5】本発明にかかる手動油圧ピストンポンプの第3実施例を示すもので、図5(a)は分配弁の正面図、図5(b)はシリンダブロックの底面を示す図5(d)のb−b線矢視図、図5(c)はシリンダブロックの上面を示す図5(d)のc−c線矢視図、図5(d)はシリンダブロックの概要断面図である。
【図6】本発明の手動油圧ピストンポンプを備えた片ロッドシリンダ方式の一般的な遠隔操舵システムを示す摸式図である。
【図7】両ロッドシリンダ方式の一般的な遠隔操舵システムを示す摸式図である。
【図8】従来の一般的な油圧ピストンポンプを示す中央縦断面図である。
【図9】図9(a)は図8のポンプのピストンストロークと分配弁圧油通路の関係を示す模式図、図9(b)は図8のポンプの分配弁のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1・21・51 油圧ピストンポンプ
3 シリンダブロック
5 駆動軸
6 シリンダ
7 ピストン
8 油タンク
9 斜板
9aカム面
10 コイルスプリング
11・22・52 分配弁
11a〜11d・15・16・32・33 ポート
14 出口弁
30 遠隔操舵システム
31 片ロッドシリンダ
40 操舵ハンドル

Claims (6)

  1. シリンダブロックの円周方向に間隔をあけて設けた複数のシリンダ内にそれぞれ往復移動自在にピストンをスプリングを介在させて嵌挿するとともに、前記スプリングの付勢方向に配した斜板に前記各ピストンを摺接させ、前記斜板に対し前記シリンダブロックを相対回転させることにより前記ピストンを移動させ、分配弁およびパイロット付き流量制御弁を介して前記シリンダ内の圧油を吐出する一方、前記シリンダ又はタンク内に圧油を吸い込む油圧ピストンポンプにおいて、
    前記分配弁の一対の円弧形状ポートのうちの一方のポートの円周方向の長さを他方に比べて短くして吐出圧油量を所定量制御するとともに、その制御するポートの円周方向の両側に前記所定量に相応する大きさのタンクポートを設けたことを特徴とする手動油圧ピストンポンプ。
  2. 前記分配弁の一対の円弧状ポートのうちの一方のポートの幅を狭くして吐出圧油量を制御するとともに、その制御するポートの半径方向の内側又は外側に前記制御量に相応する大きさの円弧状タンクポートを設け、他方の円弧状ポートの幅方向の範囲内にあって前記幅狭のポートに連通する圧油通路の開口と前記タンクポートに連通する圧油通路の開口を、前記シリンダブロックの底端に設けたことを特徴とする請求項1記載の手動油圧ピストンポンプ。
  3. シリンダブロックの円周方向に間隔をあけて設けた複数のシリンダ内にそれぞれ往復移動自在にピストンをスプリングを介在させて嵌挿するとともに、前記スプリングの付勢方向に配した斜板に前記各ピストンを摺接させ、前記斜板に対し前記シリンダブロックを相対回転させることにより前記ピストンを移動させ、分配弁およびパイロット付き流量制御弁を介して前記シリンダ内の圧油を吐出する一方、前記シリンダ又はタンク内に圧油を吸い込む油圧ピストンポンプにおいて、
    前記シリンダブロックの円周方向のシリンダの内側に複数の第2シリンダを円周方向に間隔をあけて設け各第2シリンダ内にそれぞれ往復移動自在にピストンをスプリングを介在させて嵌挿するとともに、前記スプリングの付勢方向に配した斜板に前記各ピストンを摺接させ、前記分配弁の一対の円弧状ポートの内側又は外側で前記各第2シリンダに連通する位置に円弧状幅狭ポートをそれぞれ設け、それらの幅狭ポートの一方をタンクポートにしたことを特徴とする手動油圧ピストンポンプ。
  4. 前記斜板を非軸受方式とし、そのピストン摺接面を、ピストンの移動方向が反対方向に変わる回転位置付近の一定の領域でピストンの移動量が0又は0に近くなるカム面に形成したことを特徴とする請求項1記載の手動油圧ピストンポンプ。
  5. 前記斜板をベアリング式斜板にしたことを特徴とする請求項1又は3記載の手動油圧ピストンポンプ。
  6. 操舵ハンドルの回転方向および回転数に応じて油圧ピストンポンプ、油圧配管およびこれに接続された油圧シリンダを介して舵を遠隔操作する遠隔操舵システムにおいて、
    前記油圧シリンダとして片ロッドシリンダを使用するとともに、前記油圧ピストンポンプとして前記請求項1〜5のいずれか記載の手動油圧ピストンポンプを使用し、
    前記片ロッドシリンダの一方のポートと前記手動油圧ピストンポンプの一方のポートとを油圧配管で接続するとともに、前記片ロッドシリンダの他方のポートと前記手動油圧ピストンポンプの他方のポートとを別の油圧配管で接続し、前記操舵ハンドルをいずれの方向に回転させてもハンドルの回転数に応じて前記ピストンロッドが左右等長移動するように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の手動油圧ピストンポンプを備えた遠隔操舵システム。
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