JP2001140655A - 内燃機関のロール振動低減装置 - Google Patents

内燃機関のロール振動低減装置

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JP2001140655A
JP2001140655A JP32377699A JP32377699A JP2001140655A JP 2001140655 A JP2001140655 A JP 2001140655A JP 32377699 A JP32377699 A JP 32377699A JP 32377699 A JP32377699 A JP 32377699A JP 2001140655 A JP2001140655 A JP 2001140655A
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internal combustion
combustion engine
flywheel system
compressor
roll vibration
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Yoichi Uraki
洋一 浦木
Yasuyuki Asahara
康之 浅原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の運転条件において、主フライホイール
系の慣性質量が変化してもロール振動低減効果が得られ
る内燃機関のロール振動低減装置を提供する。 【解決手段】 主フライホイール系を構成するエアコン
用のコンプレッサー10のロータ部22は、補機駆動ベ
ルトによって回転駆動されるコンプレッサー用プーリ2
6に電磁クラッチ28を介して接、離可能に接続されて
いる。ロータ部22の回転軸24は、電磁クラッチ28
に接続されていると共に、回転軸24の捩じり方向に沿
ってバネ定数が作用する捩じりバネ部30が設けられて
いる。これによって、ロータ部22が回転駆動する際に
は、捩じりバネ部30のバネ定数の作用により、主フラ
イホイール系の振動と副フライホイール系の振動の反共
振の周波数が、クランクシャフトの所定回転速度におけ
る回転周波数を(自然数/2)倍した周波数のいずれか
と略一致した状態に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用エンジン
等の内燃機関において、燃焼圧力変動等に起因して生じ
る内燃機関のロール振動を低減するための内燃機関のロ
ール振動低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関のロール振動低減装置と
して、例えば特開平6−33990号公報のものが知ら
れている。これは、クランクシャフト及びフライホイー
ルを主体とする主フライホイール系に対し、これと逆方
向に回転駆動される副フライホイール系を設け、これら
の2つのフライホイール系の軸受部分に作用する反力に
より発生するロールモーメントを利用して、内燃機関の
各気筒の燃焼ごとに発生するトルク変動により発生する
内燃機関の長手方向を軸とした回転方向への振動である
ロール振動を打ち消すものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、内燃機
関のロール振動を完全に打ち消すための条件は、次式
(1)のようになる。
【0004】
【数1】
【0005】但し、I1は主フライホイール系の慣性質
量、I2は副フライホイール系の慣性質量、ρは副フラ
イホイール系の増速比、である。
【0006】この条件の近傍では大きなロール振動低減
効果が得られる。しかし、主フライホイール系は元々大
きな慣性質量I1を持っているため、これを完全に打ち
消すためには、上記(1)式から明らかなように、副フ
ライホイール系の慣性質量I 2を十分大きくするか、あ
るいは増速比ρを大きく確保する必要がある。しかし、
副フライホイール系の慣性質量I2を大きくするために
は、大型の副フライホイールが必要であり、これに伴っ
て機関全体の重量増を招いてしまう。また増速比を大き
くすると、副フライホイール系が高速回転するため、そ
の軸受部の耐久性の低下を招いてしまう。これら種々の
要因により、現実的には上記の装置では、内燃機関のロ
ール振動を完全に打ち消すことはできず、その効果は限
られたものとなる。
【0007】また、一般に、車両の空調装置(エアコ
ン)は、内燃機関の出力によって駆動される。空調装置
のオン−オフに伴って、エアコン用のコンプレッサーの
ロータ部が電磁クラッチ等を介して主フライホイール系
と接、離すると、主フライホイール系の慣性質量I1
変化するので、上記(1)式の条件を外れてしまい内燃
機関のロール振動を効果的に低減するのが困難である。
【0008】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、ロール振動低減を必要とする特定の運転
条件において、より大きな効果を得られ、かつエアコン
を作動させ主フライホイール系に慣性質量が変化した場
合、もしくは運転条件が変化した場合にも十分にロール
振動低減効果を得られる内燃機関のロール振動低減装置
を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、内燃機関のクランクシャフトと一体に回転する主フ
ライホイール系と、この主フライホイール系と略平行に
回転自在に設けられた副フライホイール系と、上記クラ
ンクシャフトの回転駆動力をバネ要素を介して上記副フ
ライホイール系に伝達して該副フライホイール系を回転
駆動する駆動力伝達機構と、を備え、上記主フライホイ
ール系の振動と上記駆動力伝達機構から上記副フライホ
イール系までの振動とによって発生する反共振の周波数
が、上記クランクシャフトの所定回転速度における回転
周波数を(自然数/2)倍した周波数のいずれかと略一
致している内燃機関のロール振動低減装置において、上
記主フライホイール系の慣性質量が変化したときに、上
記反共振の周波数が、上記クランクシャフトの所定回転
速度における回転周波数を(自然数/2)倍した周波数
のいずれかと略一致した状態に維持されることを特徴と
している。これによって、ロール振動低減を必要とする
内燃機関の特定の運転条件において、内燃機関に負荷が
加わり、内燃機関の運転状態が変化しても十分なロール
振動低減効果を得ることができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記クランクシャフトの所定回転速度
が、車両が停止したアイドル状態での回転速度であるこ
とを特徴としている。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、上記主フライホイール系によ
り駆動されるエアコン用のコンプレッサーを有し、この
コンプレッサーを運転状態にすると、上記駆動力伝達機
構によって該コンプレッサーのロータ部が回転し、該主
フライホイール系の慣性質量が変化することを特徴とし
ている。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、上記コンプレッサーのロータ部の回転
軸に、該回転軸の捩じり方向に沿った弾性体が設けられ
ていることを特徴としている。これによって、弾性体の
捩じり方向のバネ定数の作用で、主フライホイール系の
慣性質量が変化したときに、主フライホイール系と駆動
力伝達機構から副フライホイール系までの振動によって
発生する反共振の周波数が、クランクシャフトの所定回
転速度における回転周波数を(自然数/2)倍した周波
数のいずれかと略一致した状態に維持される。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、上記コンプレッサーのロータ部に回転
駆動力を伝達する上記駆動力伝達機構のコンプレッサー
用プーリに、該コンプレッサー用プーリの捩じり方向に
沿った弾性体が設けられていることを特徴としている。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るロール振動低減装置によれ
ば、所定の運転状態において、内燃機関によって回転駆
動される主フライホイール系の慣性質量が変化し、内燃
機関の負荷が変化した場合でも、主フライホイール系の
振動と動力伝達機構から副フライホイール系までの振動
を重ね合わせることによって発生する反共振の周波数を
上記クランクシャフトの所定回転速度における回転周波
数を(自然数/2)倍した周波数のいずれかと略一致さ
せることができるので、内燃機関のロール振動低減効果
を十分得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0016】まず、本発明の第1実施例を図1〜図5に
基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明のロール振動低減装置を備
えた自動車用の直列4気筒内燃機関の全体を示してお
り、内燃機関本体2には、図示せぬフライホイールを後
端に備えたクランクシャフト4が設けられていると共
に、補機駆動ベルト6を介して上記クランクシャフト4
によって駆動されるオルタネータ8及びエアコン用のコ
ンプレッサー10等の補機が備えられている。
【0018】上記オルタネータ8は、上記クランクシャ
フト4に結合されたクランププーリ12と、オルタネー
タ用プーリ14と、両者間に巻き掛けられた補機駆動ベ
ルト6と、を主体とする駆動力伝達機構を介し、上記補
機駆動ベルト6の背面で駆動され、上記クランクシャフ
ト4に対して逆回転している。
【0019】図2及び図3を用い上記オルタネータ8を
駆動する駆動力伝達機構についてさらに詳述すると、こ
のオルタネータ8の回転軸16には円板状の付加慣性質
量体18が直接取り付けられており、上記オルタネータ
用プーリ14は、バネ要素となる円環状のゴム層20を
介してこの付加慣性質量体18に固定されている。
【0020】エアコン用のコンプレッサー10は、図4
及び図5に示すように、ロータ部22とこのロータ部2
2を回転駆動させる回転軸24とを有している。上記回
転軸24は、上記補機駆動ベルト6が巻き掛けられたコ
ンプレッサー用プーリ26の回転軸27に、電磁クラッ
チ28をい介して接続されており、この電磁クラッチ2
8の接、離によって上記コンプレッサー10の回転が制
御されている。
【0021】上記回転軸24には、捩じりバネ部30が
設けられている。この捩じりバネ部30内には、2枚の
被駆動側ストッパー32,32が固定されている。これ
ら2枚の被駆動側ストッパー32,32の間に、弾性体
として上記回転軸24の捩じり方向、すなわち上記回転
軸24の回転方向に沿って撓み変形可能な、コイルスプ
リングからなる2つのバネ34,34が駆動側ストッパ
ー36を介して直列に配設されている。
【0022】そして、上記各バネ34,34は、上記駆
動側ストッパー36と被駆動側ストッパー32,32と
の間で、これら両ストッパーの相対変位により伸縮自在
に変形可能となっている。
【0023】また、上記コンプレッサー用プーリ26か
ら伝達される駆動力は、上記捩じりバネ部30の中心に
ある上記回転軸24の回転に伴い、上記捩じりバネ部3
0を介して上記ロータ部22へと伝達されている。
【0024】尚、駆動側ストッパー36を介して直列に
接続されたバネ34,34は、上記回転軸24を挟んで
対称な位置にも配設されている。
【0025】ここで、上記クランクシャフト4及び該ク
ランクシャフト4に連結されたフライホイール等の内燃
機関回転部が主フライホイール系となり、上記オルタネ
ータ8及び上記付加慣性質量体18が副フライホイール
系となる。
【0026】このように主フライホイール系と上記ゴム
層20をバネ要素として補機駆動ベルト6で駆動される
副フライホイール系とを駆動すると、いわゆるバネ−マ
ス系の振動系が構成され、特定の回転数で共振が発生す
るが、内燃機関のロール振動に関しては共振に伴う反共
振が起こるため、この反共振の周波数においてロール振
動が低く抑えられる。上記共振が生じる周波数f0及び
反共振が生じる周波数fは次の(2)式及び(3)式で
表される。
【0027】
【数2】
【0028】但し、I1は主フライホイール系の慣性質
量、I2は副フライホイール系の慣性質量、ρは副フラ
イホイール系の増速比(機関回転方向に対して順方向の
場合はρ>0、逆方向の場合はρ<0)、kはバネ要素
すなわちゴム層20のバネ定数である。
【0029】従って、上記の反共振周波数fが、ロール
振動を低減すべき回転数領域に設定されることにより、
ロール振動を大幅に低減することができる。
【0030】一般的に、自動車用内燃機関の場合には、
内燃機関のアイドル回転状態に上記の反共振周波数がく
るよう設定される。
【0031】4気筒エンジンの場合には、その振動は燃
焼圧力の変動によりエンジン回転数の2次,4次,6次
といった周波数が大きくなり、その中でもエンジン回転
2次の周波数が大きくなる。この周波数は6気筒エンジ
ンでは3次、8気筒エンジンでは4次というように、
(エンジン気筒数/2)次の周波数が大きくなる。
【0032】例えば、4気筒エンジンのアイドル回転数
が750rpmであった場合、アイドル回転の2次の周
波数、つまり25Hzに反共振周波数がくるように、上
記(2)、(3)式に従い、オルタネータ8に取り付け
られた付加慣性質量体18の大きさ、すなわち副フライ
ホイール系の慣性質量I2、ゴム層20の回転方向のバ
ネ定数k及び増速比ρを設定する。
【0033】上記ゴム層20の回転方向のバネ定数k
は、該ゴム層20の材質や厚みを変化させることで適宜
設定される。具体的には、上記ゴム層20の材質を柔ら
くし、厚みを厚くすると回転バネ定数kは小さくなる。
【0034】また、上記増速比ρは、補機を駆動するプ
ーリの径の比で決まり、小さくするには、クランププー
リ12を小さく、オルタネータ用プーリ14を大きくす
ればよい。
【0035】尚、副フライホイール系の慣性質量I
2は、上記付加慣性質量体18の半径r及び重量Mとす
ると次式(4)のように表され、これらr及びMを適宜
設定することによって副フライホイール系の慣性質量I
2は増減する。
【0036】
【数3】
【0037】これにより、図6に示すように、内燃機関
の燃焼圧力変動に起因するトルク変動に対するロール振
動の伝達特性は、内燃機関のアイドル回転(750rp
m)で大きく低減され、ロール振動低減効果が得られ
る。
【0038】一方、アイドル回転時の共振周波数f0
ある28Hz付近、すなわち内燃機関の回転数が840
rpm付近では伝達特性の悪化が見られるが、アイドル
回転以外の運転条件は、通常1200rpm以上でしか
使われないので、そのときの内燃機関回転数の2次の周
波数は40Hz以上となり、この周波数が問題となるこ
とはない。
【0039】このように構成された内燃機関のロール振
動低減装置において、内燃機関のアイドル回転数は、こ
の内燃機関に加わる負荷によって変わる場合がある。特
にエアコンのオン−オフによる負荷の変化は大きく、こ
れに対応するアイドル回転数制御によって、回転数が上
昇することがある。また、エアコンのオンにより、上記
ロータ部22を駆動する上記コンプレッサー用プーリ2
6と上記ロータ部22との間にある上記電磁クラッチ2
8とが結合され、このロータ部22が回転を始め、上記
コンプレッサー10の慣性質量が増大する。
【0040】トルク変動に対するロール振動の伝達特性
がエアコンのオン−オフでどのように変化するか図7に
示す。上記ロータ部22が内燃機関の回転とともに回転
するため、内燃機関回転部慣性質量、すなわち主フライ
ホイール系の慣性質量が増大する。この影響で共振周波
数f0及び反共振周波数fは下がってしまい、内燃機関
のアイドル回転速度を750rpmのまま維持しても、
内燃機関のロール振動は悪化してしまう。さらに、負荷
の上昇に対応してアイドル回転数を上げた場合は、ロー
ル振動の悪化は大きくなる。
【0041】しかし、本実施例においては、電磁クラッ
チ28によりロータ部22がコンプレッサー用プーリ2
6と連結されると同時に捩じりバネ部30が一体に結合
されるので、この捩じりバネ部30のバネ定数を適切に
設定しておくことにより、回転を上昇させたアイドル回
転において、反共振となる反共振周波数を設定すること
ができる。
【0042】具体的には、本実施例では、上記ロータ部
22の慣性質量と上記捩じりバネ部30の共振周波数が
補機の共振周波数f0よりも小さく設定されている。
【0043】従って、図8に示すように、エアコンがオ
ンされ、内燃機関の負荷が上昇し、内燃機関のアイドル
回転速度が800rpmまで上昇しても、この800r
pm付近でロール振動伝達特性を低く抑えることがで
き、内燃機関のロール振動を効果的に低減することがで
きる。
【0044】次に本発明の第2実施例を図9及び図10
に基づいて説明する。
【0045】尚、上述した第1実施例と同様の構成につ
いては、同一符号を付し説明を省略する。
【0046】この第2実施例においては、コンプレッサ
ー用プーリ26が弾性体となるゴム層38を介してコン
プレッサー用プーリ回転軸27に固定されている。
【0047】このような第2実施例においても、電磁ク
ラッチ28がロータ部22に結合されると、第1実施例
と全く同一のロール振動伝達特性(図8参照)を得るこ
とができ、内燃機関のロール振動を低減することができ
る。
【0048】尚、電磁クラッチ28が上記ロータ部22
に結合されていない状態(エアコンがオフ状態)では、
電磁クラッチ28及び該電磁クラッチ28とコンプレッ
サー用プーリ26とに連結されたコンプレッサー用プー
リ回転軸27の慣性質量が小さいため、ゴム層38のバ
ネ定数が内燃機関のアイドル回転域に影響を及ぼすこと
はない。
【0049】また、コンプレッサー用プーリ26をコン
プレッサー用プーリ回転軸27に直接固定し、このコン
プレッサー用プーリ回転軸27に第1実施例における捩
じりバネ部30を取り付けるよう構成しても上述した作
用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自動車用内燃機関の
正面図。
【図2】図1に示したオルタネータの断面図。
【図3】図1に示したオルタネータの正面図。
【図4】図1に示したエアコン用のコンプレッサーの断
面図。
【図5】図4に示した捩じりバネ部の要部断面図。
【図6】第1実施例においてエアコンをオフにした状態
のロール振動の特性を示す特性図。
【図7】エアコンをオン−オフした時のロール振動の特
性を示す特性図。
【図8】第1実施例においてエアコンをオンにした状態
のロール振動の特性を示す特性図。
【図9】本発明の第2実施例におけるエアコン用のコン
プレッサーの要部断面図。
【図10】本発明の第2実施例におけるエアコン用のコ
ンプレッサーの正面図。
【符号の説明】
10…コンプレッサー 22…ロータ部 24…回転軸 26…コンプレッサー用プーリ 27…コンプレッサー用プーリ回転軸 28…電磁クラッチ 30…捩じりバネ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のクランクシャフトと一体に回
    転する主フライホイール系と、この主フライホイール系
    と略平行に回転自在に設けられた副フライホイール系
    と、上記クランクシャフトの回転駆動力をバネ要素を介
    して上記副フライホイール系に伝達して該副フライホイ
    ール系を回転駆動する駆動力伝達機構と、を備え、上記
    主フライホイール系の振動と上記駆動力伝達機構から上
    記副フライホイール系までの振動とによって発生する反
    共振の周波数が、上記クランクシャフトの所定回転速度
    における回転周波数を(自然数/2)倍した周波数のい
    ずれかと略一致している内燃機関のロール振動低減装置
    において、 上記主フライホイール系の慣性質量が変化したときに、
    上記反共振の周波数が、上記クランクシャフトの所定回
    転速度における回転周波数を(自然数/2)倍した周波
    数のいずれかと略一致した状態に維持されることを特徴
    とする内燃機関のロール振動低減装置。
  2. 【請求項2】 上記クランクシャフトの所定回転速度
    が、車両が停止したアイドル状態での回転速度であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のロール振動
    低減装置。
  3. 【請求項3】 上記主フライホイール系により駆動され
    るエアコン用のコンプレッサーを有し、このコンプレッ
    サーを運転状態にすると、上記駆動力伝達機構によって
    該コンプレッサーのロータ部が回転し、該主フライホイ
    ール系の慣性質量が変化することを特徴とする請求項1
    または2に記載の内燃機関のロール振動低減装置。
  4. 【請求項4】 上記コンプレッサーのロータ部の回転軸
    に、該回転軸の捩じり方向に沿った弾性体が設けられて
    いることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のロー
    ル振動低減装置。
  5. 【請求項5】 上記コンプレッサーのロータ部に回転駆
    動力を伝達する上記駆動力伝達機構のコンプレッサー用
    プーリに、該コンプレッサー用プーリの捩じり方向に沿
    った弾性体が設けられていることを特徴とする請求項3
    に記載の内燃機関のロール振動低減装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106904497A (zh) * 2017-04-05 2017-06-30 北京中丽制机工程技术有限公司 一种摩擦辊固有频率调节方法及装置
JP2017166402A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 株式会社日立産機システム 圧縮機

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