JP6604224B2 - 補機駆動ベルト張力調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、補機駆動ベルト張力調整装置に関する。
近年、自動車の環境負荷低減に対する要求が高まっており、燃費規制(CO2排出量削減)の厳格化への対応が求められている。このような環境保全や省資源化要求に対し、燃費向上アイテムへのニーズが増加しており、アイドリングストップ機構の搭載やハイブリッド化が進んでいる。自動車の内燃機関においては、主機であるエンジンや、エアコン等を稼働するために必要なウォーターポンプやコンプレッサ、ラジエータファン等の補機類を補機ベルトで機械的に接続して駆動するベルト駆動方式の補機駆動ベルトシステム(以下、「補機駆動系」という)が一般的である。補機駆動系は、主機プーリであるクランクプーリと各補機プーリとに巻き掛けられた補機ベルトを介して駆動力が伝達される。この補機駆動系においても、損失低減ニーズが高まってきている。
ベルトにより駆動力を伝達する補機駆動系においては、各プーリとベルトとの間でスリップが発生しないような張力をベルトに与える必要があるため、ベルトの張力を一定値とするためのテンショナーを用いるのが一般的である。このテンショナーは、テンショナーを設けた区間のベルトの張力を一定に保つ機能を有している。ベルトに掛かる張力は、駆動プーリによって引き込まれる側(以下、「張り側」ともいう)で大きくなり、駆動プーリによって押し出される側(以下、「緩み側」ともいう)で小さくなる。例えば、補機としてオルタネータが設けられている場合には、主機プーリであるエンジンのクランクプーリが駆動プーリとなり、補機プーリであるオルタネータプーリが従動プーリとなる。
ベルトを駆動するために必要な張力は、ベルトによって伝達される伝達トルクに比例して大きくなる。すなわち、ベルトを駆動するために必要な張力の適正値は、従動プーリの負荷状態によって変化する。具体的には、例えば、オルタネータの発電量に応じてベルトを駆動するために必要な張力が変化する。オルタネータの発電量が大きく伝達トルクが大きい場合には、オルタネータの発電量が小さく伝達トルクが小さい場合と比較して、オルタネータのロータに接続された補機プーリの回転抵抗が増加するため、大きな伝達トルクを得るためには、小さな伝達トルクを得る場合よりも大きな張力が必要となる。このため、テンショナーは、例えば、オルタネータの発電量が最大となってオルタネータの補機プーリの回転抵抗が最大となったとしても、各プーリとベルトとの間でスリップ等が発生しないように、予めオルタネータの最大発電量に対応した張力が得られるように設定される。
ここで、張り側にテンショナーを設けた場合には、従動プーリの負荷が最大となったとしても、ベルトに掛かる張力が小さい緩み側の張力が、各プーリとベルトとの間でスリップ等が発生しないような張力となるように、ベルトの張り側に与える張力(以下、「張り側張力」という)を設定する必要がある。すなわち、従動プーリの負荷が最大となったとき、各プーリとベルトとの間でスリップ等が発生しないような緩み側の張力が得られるような張り側張力を初期張力として設定する必要がある。このように、張り側にテンショナーを設けた場合には、従動プーリの最大負荷時に必要な張り側張力を初期張力として設定する必要があるため、従動プーリの負荷が小さく伝達トルクが小さいときに不要な張力がベルトに掛かることとなり、ベルトによる駆動力の伝達効率が低下する。
一方、緩み側にテンショナーを設けた場合には、ベルトの緩み側に与える張力(以下、「緩み側張力」という)の初期張力を、従動プーリの最大負荷時に必要な緩み側張力とすればよい。すなわち、補機駆動系においてテンショナーを設ける場合、ベルトの張り側にテンショナーを設ける場合よりも、ベルトの緩み側にテンショナーを設ける場合の方が、ベルトに与える初期張力を小さくすることができる。このため、テンショナーは、ベルトの緩み側に設けるのが好ましい。
アイドリングストップ機構搭載車両やハイブリッドシステム搭載車両では、従来のオルタネータに代えて、スタータ機能付き発電機(ISG:Integrated Starter Generator)を採用したISG搭載のエンジンが普及しつつある。このようなISG搭載エンジンでは、エンジンによる駆動力をISGに伝達して回生する場合と、ISGによる駆動力を伝達してエンジン始動や駆動アシストを行う場合とで、駆動側と従動側とが入れ替わる。すなわち、回生時にはクランクプーリが駆動プーリ、ISGプーリが従動プーリとなり、エンジン始動時や駆動アシスト時にはISGプーリが駆動プーリ、クランクプーリが従動プーリとなる。このように、駆動側と従動側とが入れ替わる補機駆動系においては、張り側と緩み側とが、何れのプーリが駆動プーリであるかによって入れ替わり、双方向に伝達トルクが発生する。このため、例えば、特許文献1には、好ましくは駆動ベルトプーリーの駆動軸線と同軸に配置された1つの旋回軸を中心として互いに相対的に旋回可能な2つのテンションアームに支承された2つのテンションローラがテンションばねによって外側からベルトの背面側に押圧されてベルトに張り力を生じさせており、テンションアームの旋回軸を中心として2つのテンションローラが揺動する構造を有し、張り側のベルトによって一方のテンションローラが旋回方向に押されることで、他方のテンションローラによって緩み側のベルトに張力を与えるスターター兼発電機のためのベルト張り装置が記載されている。
特許第5634685号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のものは、テンションばねによってベルトに初期張力を与える構造であり、伝達トルクが最大となるときに必要な張り側張力を初期張力として設定する必要があるため、伝達トルクが小さい領域では過大な張力がベルトに与えられることとなり、ベルトによる駆動力の伝達効率が悪化する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、駆動側と従動側とが入れ替わる補機駆動系の損失を低減することが可能な補機駆動ベルト張力調整装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、補機駆動ベルト張力調整装置は、第1プーリと第2プーリとの間で一方から他方へ双方向に駆動力を伝達するベルトの前記第2プーリから前記第1プーリへの送り出し区間に張力を与える第1ローラと、前記ベルトの前記第1プーリから前記第2プーリへの送り出し区間に張力を与える第2ローラと、前記第2プーリの回転軸心を旋回軸心として、前記第1ローラと前記第2ローラとを揺動可能に支持するアームと、前記第1ローラの回転軸に対して垂直な方向に付勢力を与える複数の第1弾性部材と、前記第2ローラの回転軸に対して垂直な方向に付勢力を与える複数の第2弾性部材と、を備えている。
上記構成により、各第1弾性部材のばね定数等によって、各第1弾性部材が第1ローラ及び第2ローラに与える付勢力を設定し、各第2弾性部材のばね定数等によって、各第2弾性部材が第1ローラ及び第2ローラに与える付勢力を設定することで、双方向に発生する伝達トルクに比例した緩み側張力をベルトに与えることができる。これにより、駆動側と従動側とが入れ替わる補機駆動系の損失を低減することが可能となる。
また、望ましい態様として、前記第2プーリの回転軸心に対して周方向に固定されたベース部材を備え、複数の前記第1弾性部材は、それぞれ前記ベース部材の異なる各所定位置と前記第1ローラの回転軸心部との間に設けられ、複数の前記第2弾性部材は、それぞれ前記ベース部材の異なる各所定位置と前記第2ローラの回転軸心部との間に設けられているのが好ましい。
上記構成により、各第1弾性部材のベース部材への取り付け位置、各第2弾性部材のベース部材への取り付け位置を設定して、双方向に発生する伝達トルクに比例した緩み側張力をベルトに与えるようにすることができる。
また、上記構成において、前記アームは、前記第1ローラ及び前記第2ローラの揺動方向に付勢力を与える弾性部材であっても良い。
本発明によれば、駆動側と従動側とが入れ替わる補機駆動系の損失を低減することが可能な補機駆動ベルト張力調整装置を提供することができる。
図1は、補機駆動系の一例を示す図である。 図2は、駆動プーリにおける伝達トルクと、張り側及び緩み側における張力との関係を示す概念図である。 図3は、2つのプーリにベルトが巻き掛けられた補機駆動系における伝達トルクと張力との関係を示す図である。 図4は、実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置を適用した補機駆動系の構造概念図である。 図5は、第1プーリが駆動力を発生しているときの実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置の動作例を示す図である。 図6は、第2プーリが駆動力を発生しているときの実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置の動作例を示す図である。 図7は、比較例に係る補機駆動ベルト張力調整装置を適用した補機駆動系の構造概念図である。 図8は、第1プーリの中心軸に付勢力を与える各ばねによってベルトに対して垂直方向に掛かるばね力と第1プーリの振れ角との関係をシミュレートした参考例を示す図である。 図9は、第1プーリの中心軸に付勢力を与える各ばねによってベルトの進行方向に対して垂直方向に掛かるばね力と第1プーリの振れ角との関係をシミュレートした参考例を示す図である。 図10は、実施形態の変形例に係る補機駆動ベルト張力調整装置を適用した補機駆動系の構造概念図である。 図11は、第1プーリが駆動力を発生しているときの実施形態の変形例に係る補機駆動ベルト張力調整装置の動作例を示す図である。 図12は、第2プーリが駆動力を発生しているときの実施形態の変形例に係る補機駆動ベルト張力調整装置の動作例を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(実施形態)
図1は、補機駆動系の一例を示す図である。図1に示す補機駆動系は、例えば自動車の内燃機関において、主機であるエンジンや、エアコン等を稼働するために必要なウォーターポンプやコンプレッサ、ラジエータファン等の補機類を補機ベルトで機械的に接続して駆動するベルト駆動方式の補機駆動ベルトシステムであり、主機であるエンジンのクランクシャフトに設けられたクランクプーリ101と、各補機類のシャフトに設けられた補機プーリ201〜205とにベルト301が巻き掛けられ、ベルト301を介して各補機類に駆動力が伝達される。
本実施形態では、図1に示す例において、エンジンによって発生する駆動力を各補機類に伝達する際に、エンジンのクランクプーリ101を駆動プーリと称し、各補機類の補機プーリ201〜205を従動プーリと称する。また、補機類としてスタータ機能付き発電機(ISG:Integrated Starter Generator)が設けられた補機駆動系において、ISGによる駆動力を伝達してエンジン始動や駆動アシストを行う場合には、ISGのシャフトに設けられたISGプーリが駆動プーリとなり、クランクプーリ101が従動プーリとなる。
図2は、駆動プーリにおける伝達トルクと、張り側及び緩み側における張力との関係を示す概念図である。図3は、2つのプーリにベルトが巻き掛けられた補機駆動系における伝達トルクと張力との関係を示す図である。図2及び図3に示す例では、駆動プーリ100が矢示方向に駆動力を発生させているときの張り側張力T1と緩み側張力T2との関係を示している。図3(a−1)は、張り側及び緩み側の何れにもテンショナー400を設けていない例を示し、図3(a−2)は、張り側及び緩み側の何れにもテンショナー400を設けていない場合の伝達トルクと張力との関係を示している。図3(b−1)は、張り側にテンショナー400を設けた例を示し、図3(b−2)は、張り側にテンショナー400を設けた場合の伝達トルクと張力との関係を示している。図3(c−1)は、緩み側にテンショナー400を設けた例を示し、図3(c−2)は、緩み側にテンショナー400を設けた場合の伝達トルクと張力との関係を示している。また、図3(a−2)乃至図3(c−2)に記載した破線は、張り側張力T1の理想特性を示し、図3(a−2)乃至図3(c−2)に記載した一点鎖線は、緩み側張力T2の理想特性を示している。
図2に示すように、駆動プーリ100が矢示方向に回転して駆動力を発生させたとき、ベルトによって伝達される伝達トルクNは、駆動プーリ100の半径r、張り側張力T1、緩み側張力T2を用いて以下の式で表される。
N=r×(T1−T2)
上式に示すように、伝達トルクNは、張り側張力T1と緩み側張力T2との張力差T1−T2と比例する。すなわち、補機駆動系においてスリップを生じることなくトルクを伝達するために必要な張力差T1−T2を与えることで、駆動プーリ100が発生させた駆動力を従動プーリに伝達することができる。
図3(a−1)に示すように、張り側及び緩み側の何れにもテンショナー400を設けていない場合でも、図3(a−2)に示すように、ベルトに掛かる初期張力T0を適切に設定すれば、補機駆動系における最大伝達トルクNmaxを得ることができる。ここで、緩み側張力T2が最大伝達トルクNmaxを得るための緩み側張力T2の最小値T2min以下となると、最大伝達トルクNmaxあるいはそれ以下の伝達トルク領域においてベルト300のスリップが発生することとなる。従って、補機駆動系において達成しようとする最大伝達トルクNmaxの発生時において、緩み側張力T2が最小値T2minを下回らないように、初期張力T0を設定する必要がある。図3に示す例では、最大伝達トルクNmaxの発生時において、緩み側張力T2が最小値T2minとなったときの張り側張力T1の最大値をT1maxとしている。
図3(b−1)に示すように、張り側にテンショナー400を設けて、張り側張力T1を一定に保つことで最大伝達トルクNmaxを達成しようとすると、図3(b−2)に示すように、初期張力T0がT1max以上となるようにテンショナー400を設定する必要がある。この場合には、最大伝達トルクNmax以下の伝達トルク領域において、本来必要としない過大な張力がベルト300に掛かることとなり、駆動プーリ100及び従動プーリ200に大きな負荷が掛かり、駆動力の伝達効率が低下する。
一方、図3(c−1)に示すように、緩み側にテンショナー400を設けて、緩み側張力T2を一定に保つことで最大伝達トルクNmaxを達成しようとする場合には、図3(c−2)に示すように、初期張力T0がT2min以上となるようにテンショナー400を設定すればよい。しかしながら、緩み側にテンショナー400を設けた場合でも(図3(c−1)参照)、伝達トルクの大きさに依らず、常にT2min以上の張力を緩み側に与える必要がある(図3(c−2)参照)。自動車等の内燃機関においては、アイドリング時や高速走行時等の低トルク領域における損失をより小さくし、緩み側張力T2を理想特性に近付ける、すなわち、伝達トルクの大きさに比例した緩み側張力T2を与えることで、更なる燃費の向上が見込まれる。
図4は、実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置を適用した補機駆動系の構造概念図である。図4に示す補機駆動系は、第1プーリ1と第2プーリ2との間で駆動力を伝達するベルト3が巻き掛けられている。なお、図4は、本実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置を適用した補機駆動系の初期状態、すなわち、補機駆動系の停止状態における構造概念例を示している。
図4に示す補機駆動系において、第1プーリ1は、例えば、自動車の内燃機関であるエンジンのクランクシャフトに設けられたクランクプーリであり、第2プーリ2は、例えばISGのシャフトに設けられたISGプーリである。すなわち、図4に示す補機駆動系では、エンジンによる駆動力をISGに伝達して回生する場合と、ISGによる駆動力を伝達してエンジン始動や駆動アシストを行う場合とで、駆動側と従動側とが入れ替わる。すなわち、回生時には第1プーリ1であるクランクプーリが駆動プーリ、第2プーリ2であるISGプーリが従動プーリとなり、エンジン始動時や駆動アシスト時には第2プーリ2であるISGプーリが駆動プーリ、第1プーリ1であるクランクプーリが従動プーリとなる。このように、駆動側と従動側とが入れ替わる補機駆動系においては、張り側と緩み側とが、何れのプーリが駆動プーリであるかによって入れ替わるため、何れのプーリが駆動プーリであるかによって双方向の伝達トルクが発生する。すなわち、駆動側と従動側とが入れ替わる補機駆動系において、ベルト3は、第1プーリ1であるクランクプーリと第2プーリ2であるISGプーリとの間で、一方から他方に双方向に駆動力を伝達する。
上述したように、補機駆動系においては、伝達トルクの大きさに比例した緩み側張力を与えるのが好ましい。本実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置10は、駆動側と従動側とが入れ替わる補機駆動系において、双方向に発生する伝達トルクに比例した緩み側張力T2をベルト3に与えることが可能な構成としている。以下、本実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置10の構成について説明する。なお、以下の説明では、ベルト3が図4に示す矢示方向に進むものとして説明する。
図4に示すように、本実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置10は、第1ローラ11と、第2ローラ12と、アーム13と、ベース部材14と、複数のばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1及び複数のばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2と、を備えている。
第1ローラ11は、ベルト3の第2プーリ2から第1プーリ1への送り出し区間に張力を与える。第2ローラ12は、ベルト3の第1プーリ1から第2プーリ2への送り出し区間に張力を与える。
アーム13は、第2プーリ2の回転軸心AXを旋回軸心として、第1ローラ11と第2ローラ12とを揺動可能に支持する。
ベース部材14は、第2プーリ2の回転軸心AXに対して周方向に固定されている。
複数のばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1は、それぞれベース部材14上の異なる各所定位置a1,b1,c1と第1ローラ11の回転軸心部との間に設けられ、第1ローラ11の回転軸BXに対して垂直な方向に付勢力を与える。
複数のばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2は、それぞれベース部材14上の異なる各所定位置a2,b2,c2と第2ローラ12の回転軸心部との間に設けられ、第2ローラ12の回転軸CXに対して垂直な方向に付勢力を与える。
上述した構成において、各ばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1のベース部材14への取り付け位置a1,b1,c1、各ばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2のベース部材14への取り付け位置a2,b2,c2、及びこれら各ばね15a1,15b1,15c1,15a2,15b2,15c2のばね定数等によって、第1ローラ11及び第2ローラ12に与える付勢力及びその方向を設定できる。これにより、図4に示すような駆動側と従動側とが入れ替わる補機駆動系において、双方向に発生する伝達トルクに比例した緩み側張力T2をベルト3に与えることが可能となる。
なお、ばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1及びばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2の材質や形状により本発明が限定されるものではなく、例えば、板ばねやコイルばねであってもよいし、弾性ゴムのような固体部材であってもよい。
以下、図4乃至図9を参照して、本実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置10の動作例について説明する。図5は、第1プーリが駆動力を発生しているときの実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置の動作例を示す図である。図6は、第2プーリが駆動力を発生しているときの実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置の動作例を示す図である。図7は、比較例に係る補機駆動ベルト張力調整装置を適用した補機駆動系の構造概念図である。図8は、第1プーリの中心軸に付勢力を与える各ばねによってベルトに対して垂直方向に掛かるばね力と第1プーリの振れ角との関係をシミュレートした参考例を示す図である。図9は、第1プーリの中心軸に付勢力を与える各ばねによってベルトの進行方向に対して垂直方向に掛かるばね力と第1プーリの振れ角との関係をシミュレートした参考例を示す図である。なお、図8では、図7に示す比較例におけるシミュレーション結果も併せて記載している。
本実施形態では、図4に示す補機駆動系の初期状態において、適正な初期張力T0がベルト3に掛かるように、各ばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1が第1ローラ11に与える付勢力(押す方向あるいは引く方向)、各ばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2が第2ローラ12に与える付勢力、各ばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1のばね定数、各ばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2のばね定数を設定しているものとする。また、ばね(第1弾性部材)15a1が第1ローラ11に与える付勢力及びばね定数は、ばね(第2弾性部材)15a2が第2ローラ12に与える付勢力及びばね定数と同等であるものとし、ばね(第1弾性部材)15b1が第1ローラ11に与える付勢力及びばね定数は、ばね(第2弾性部材)15b2が第2ローラ12に与える付勢力及びばね定数と同等であるものとし、ばね(第1弾性部材)15c1が第1ローラ11に与える付勢力及びばね定数は、ばね(第2弾性部材)15c2が第2ローラ12に与える付勢力及びばね定数と同等であるものとしている。また、ばね(第1弾性部材)15a1及びばね(第2弾性部材)15a2のばね定数kaと、ばね(第1弾性部材)15b1及びばね(第2弾性部材)15b2のばね定数kbと、ばね(第1弾性部材)15c1及びばね(第2弾性部材)15c2のばね定数kcとは、ka<kb<kcの関係となるようにしている。
図8及び図9に示す例では、補機駆動系の初期状態においてアーム13の振れ角θ1(あるいはθ2)が42.84[度]となり、42.84[度]以下の領域では、第1ローラ11(あるいは第2ローラ12)が張力を与える側が張り側となり、42.84[度]以上の領域では、第1ローラ11(あるいは第2ローラ12)が張力を与える側が緩み側となる。
また、図8に示す例では、ばね(第1弾性部材)15a1によってベルト3の垂直方向に掛かるばね荷重をFva1、ばね(第1弾性部材)15b1によってベルト3の垂直方向に掛かるばね荷重をFvb1、ばね(第1弾性部材)15c1によってベルト3の垂直方向に掛かるばね荷重をFvc1、各ばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1によってベルト3の垂直方向に掛かるばね荷重の合計ばね荷重をFvA1とし、ばね(第2弾性部材)15a2によってベルト3の垂直方向に掛かるばね荷重をFva2、ばね(第2弾性部材)15b2によってベルト3の垂直方向に掛かるばね荷重をFvb2、ばね(第2弾性部材)15c2によってベルト3の垂直方向に掛かるばね荷重をFvc2、各ばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2によってベルト3の垂直方向に掛かるばね荷重の合計ばね荷重をFvA2とし、図7に示す比較例において、テンションアーム13aによってベルト3の垂直方向に掛かるばね荷重をFvBとしている。
また、図9に示す例では、ばね(第1弾性部材)15a1によってベルト3の進行方向に掛かるばね荷重をFha1、ばね(第1弾性部材)15b1によってベルト3の進行方向に掛かるばね荷重をFhb1、ばね(第1弾性部材)15c1によってベルト3の進行方向に掛かるばね荷重をFhc1、各ばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1によってベルト3の進行方向に掛かるばね荷重の合計ばね荷重をFhA1とし、ばね(第2弾性部材)15a2によってベルト3の進行方向に掛かるばね荷重をFha2、ばね(第2弾性部材)15b2によってベルト3の進行方向に掛かるばね荷重をFhb2、ばね(第2弾性部材)15c2によってベルト3の進行方向に掛かるばね荷重をFhc2、各ばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2によってベルト3の進行方向に掛かるばね荷重の合計ばね荷重をFhA2としている。
本実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置10では、第1プーリ1が駆動プーリであり、第2プーリ2が従動プーリである場合には、図5に示すように、第1ローラ11がベルト3に押されてアーム13の振れ角θ1が小さくなり(あるいはθ2が大きくなり)、これに伴って第2ローラ12がベルト3を押すことで、第2ローラ12によって緩み側に張力が与えられる。また、第1プーリ1が従動プーリであり、第2プーリ2が駆動プーリである場合には、図6に示すように、第2ローラ12がベルト3に押されてアーム13の振れ角θ2が小さくなり(あるいはθ1が大きくなり)、これに伴って第1ローラ11がベルト3を押すことで、第1ローラ11によって緩み側に張力が与えられる。
図7に示す比較例では、本実施形態の各ばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1及び各ばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2を有しておらず、テンションアーム13aによって伝達トルクが最大となるときの張力を初期張力T0として与える構成である。このような構成では、テンションアーム13aの振れ角θ1,θ2に依らず、常に最大のばね荷重がベルト3に掛かるため、伝達トルクが小さい領域(ここでは、振れ角θ1(θ2)=42.84[度]付近)においても、本来その領域では必要としない過大な張力がベルト3に掛かることとなり、第1プーリ1及び第2プーリ2に大きな負荷が掛かり、駆動力の伝達効率が低下することとなる。
これに対し、本実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置10では、各ばね15a1,15b1,15c1,15a2,15b2,15c2によって第1ローラ11及び第2ローラ12からベルト3に与えられる総合的なばね荷重と、ベルト3から第1ローラ11及び第2ローラ12を介して各ばね15a1,15b1,15c1,15a2,15b2,15c2に作用する総合的な反力とは、常に釣り合った状態となる。すなわち、張り側のローラに対しても、緩み側のローラに対しても、全ての各ばね15a1,15b1,15c1,15a2,15b2,15c2によるばね荷重が相互的に作用して、ベルト3から各ばね15a1,15b1,15c1,15a2,15b2,15c2に作用する総合的な反力と釣り合った状態となる。本実施形態では、複数の各ばね15a1,15b1,15c1,15a2,15b2,15c2のベース部材14への取り付け位置及びばね定数を個別に設定することで、伝達トルクに比例した張力を緩み側張力をベルト3に与えることが可能となる。
すなわち、本実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置10では、各ばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1のベース部材14への取り付け位置a1,b1,c1、各ばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2のベース部材14への取り付け位置a2,b2,c2、及びこれら各ばね15a1,15b1,15c1,15a2,15b2,15c2のばね定数等によって、第1ローラ11及び第2ローラ12を介してベルト3に与える付勢力及びその方向を設定することができるので、図4に示すような駆動側と従動側とが入れ替わる補機駆動系において、双方向に発生する伝達トルクに比例した緩み側張力T2をベルト3に与えることが可能となる。
さらに、本実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置10では、張り側においてベルト3の進行方向とは逆向き(−)のばね荷重が大きくなる。これにより、緩み側の第1ローラ11(あるいは第2ローラ12)がベルト3を押す力が逃げ難くなる。
(変形例)
図10は、実施形態の変形例に係る補機駆動ベルト張力調整装置を適用した補機駆動系の構造概念図である。図11は、第1プーリが駆動力を発生しているときの実施形態の変形例に係る補機駆動ベルト張力調整装置の動作例を示す図である。図12は、第2プーリが駆動力を発生しているときの実施形態の変形例に係る補機駆動ベルト張力調整装置の動作例を示す図である。
図10乃至図12では、図4乃至図6に示す構成におけるアーム13に代えて、第1ローラ11及び第2ローラ12の揺動方向に付勢力を与える弾性部材で構成されたテンションアーム13aを適用した構成例を示している。
図10に示す補機駆動ベルト張力調整装置10aの構成においても、図4に示した構成と同様に、第1プーリ1が駆動プーリであり、第2プーリ2が従動プーリである場合には、図11に示すように、第1ローラ11がベルト3に押されてアーム13(ここでは、テンションアーム13a)の振れ角θ1が小さくなり(あるいはθ2が大きくなり)、これに伴って第2ローラ12がベルト3を押すことで、第2ローラ12によって緩み側に張力が与えられる。また、第1プーリ1が従動プーリであり、第2プーリ2が駆動プーリである場合には、図12に示すように、第2ローラ12がベルト3に押されてアーム13(ここでは、テンションアーム13a)の振れ角θ2が小さくなり(あるいはθ1が大きくなり)、これに伴って第1ローラ11がベルト3を押すことで、第1ローラ11によって緩み側に張力が与えられる。
図7を用いて説明した比較例では、上述したように、本実施形態の各ばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1及び各ばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2を有しておらず、テンションアーム13aによって伝達トルクが最大となるときの張力を初期張力T0として与える構成であるが、図10に示す補機駆動ベルト張力調整装置10aの構成では、各ばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1及び各ばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2を有することで、テンションアーム13aでは、ベルト3に伝達トルクが掛かり始める初期において最低限必要な初期張力T0を与えておくようにすればよい。
以上説明したように、実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置10,10aは、第1プーリ1と第2プーリ2との間で一方から他方に双方向に駆動力を伝達するベルト3の第2プーリ2から第1プーリ1への送り出し区間に張力を与える第1ローラ11と、ベルト3の第1プーリ1ら第2プーリ2への送り出し区間に張力を与える第2ローラ12と、第2プーリ2の回転軸心AXを旋回軸心として、第1ローラ11と第2ローラ12とを揺動可能に支持するアーム13と、第1ローラ11の回転軸BXに対して垂直な方向に付勢力を与える複数のばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1と、第2ローラ12の回転軸CXに対して垂直な方向に付勢力を与える複数のばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2と、を備えている。
この構成において、各ばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1のばね定数等によって、各ばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1が第1ローラ11及び第2ローラ12に与える付勢力を設定することができ、各ばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2のばね定数等によって、各ばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2が第1ローラ11及び第2ローラ12に与える付勢力を設定することができる。これにより、第1プーリ1と第2プーリ2との間で一方から他方に双方向に発生する伝達トルクに比例した緩み側張力T2をベルト3に与えることができ、駆動側と従動側とが入れ替わる補機駆動系の損失を低減することが可能となる。
また、第2プーリ2の回転軸心AXに対して周方向に固定されたベース部材14を備え、各ばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1をそれぞれベース部材14の異なる各所定位置a1,b1,c1と第1ローラ11の回転軸心部との間に設け、各ばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1を取り付ける各所定位置a1,b1,c1によって、各ばね(第1弾性部材)15a1,15b1,15c1が第1ローラ11及び第2ローラ12に与える付勢力及びその方向を設定し、各ばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2をそれぞれベース部材14の異なる各所定位置a2,b2,c2と第2ローラ12の回転軸心部との間に設け、ばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2を取り付ける各所定位置a2,b2,c2によって、各ばね(第2弾性部材)15a2,15b2,15c2が第1ローラ11及び第2ローラ12に与える付勢力及びその方向を設定して、第1プーリ1と第2プーリ2との間で一方から他方に双方向に発生する伝達トルクに比例した緩み側張力T2をベルト3に与えるようにすることも可能である。
また、アーム13に代えて、第1ローラ11及び第2ローラ12の揺動方向に付勢力を与える弾性部材で構成されたテンションアーム13aを用いることで、テンションアーム13aでは、伝達トルクが掛かり始める初期において最低限必要な初期張力T0を与えておくようにすればよい。
なお、上述した実施形態では、第1弾性部材と第2弾性部材とをそれぞれ3つ有する構成を示したが、第1弾性部材及び第2弾性部材の数はこれに限るものではなく、例えば2本あるいは4本以上の第1弾性部材及び第2弾性部材を有する構成であってもよいし、第1弾性部材の数と第2弾性部材の数とが同数でなくてもよい。また、ベース部材の形状を円形としたが、ベース部材の形状はこれに限るものではなく、各第1弾性部材及び各第2弾性部材の取り付け位置が確保可能な形状であればよい。また、各第1弾性部材及び各第2弾性部材の取り付け位置を同一円周上に設けたが、各第1弾性部材及び各第2弾性部材の取り付け位置はこれに限るものではない。
上述したように、本実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置10,10aを用いることで、第1プーリと第2プーリとの間で一方から他方に双方向に発生する伝達トルクに比例した緩み側張力をベルトに与えることができるので、この実施形態に係る補機駆動ベルト張力調整装置10,10aは、駆動側と従動側とが入れ替わる補機駆動系の損失を低減するのに適している。
1 第1プーリ
2 第2プーリ
3 ベルト
10,10a 補機駆動ベルト張力調整装置
11 第1ローラ
12 第2ローラ
13 アーム
13a テンションアーム(弾性部材)
14 ベース部材
15a1,15b1,15c1 ばね(第1弾性部材)
15a2,15b2,15c2 ばね(第2弾性部材)
100 駆動プーリ
101 クランクプーリ
200 従動プーリ
201〜205 補機プーリ
301 ベルト
400 テンショナー
AX 回転軸心(第2プーリ)
BX 回転軸(第1ローラ)
CX 回転軸(第2ローラ)
T0 初期張力
T1 張り側張力
T2 緩み側張力

Claims (2)

  1. 第1プーリと第2プーリとの間で一方から他方へ双方向に駆動力を伝達するベルトの前記第2プーリから前記第1プーリへの送り出し区間に張力を与える第1ローラと、
    前記ベルトの前記第1プーリから前記第2プーリへの送り出し区間に張力を与える第2ローラと、
    前記第2プーリの回転軸心を旋回軸心として、前記第1ローラと前記第2ローラとを揺動可能に支持するアームと、
    前記第1ローラの回転軸に対して垂直な方向に付勢力を与える複数の第1弾性部材と、
    前記第2ローラの回転軸に対して垂直な方向に付勢力を与える複数の第2弾性部材と、
    を備えている、
    補機駆動ベルト張力調整装置。
  2. 前記第2プーリの回転軸心に対して周方向に固定されたベース部材を備え、
    複数の前記第1弾性部材は、それぞれ前記ベース部材の異なる各所定位置と前記第1ローラの回転軸心部との間に設けられ、
    複数の前記第2弾性部材は、それぞれ前記ベース部材の異なる各所定位置と前記第2ローラの回転軸心部との間に設けられている、
    請求項1に記載の補機駆動ベルト張力調整装置。
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