JP2001139889A - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JP2001139889A JP32225999A JP32225999A JP2001139889A JP 2001139889 A JP2001139889 A JP 2001139889A JP 32225999 A JP32225999 A JP 32225999A JP 32225999 A JP32225999 A JP 32225999A JP 2001139889 A JP2001139889 A JP 2001139889A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】無機微粉末が粒度分布幅の狭い状態で、即ち均
一に微細化した状態で分散していて分散安定性に優れて
いる塗料組成物を提供すること。 【解決手段】平均一次粒子径が0.2μm以下の無機微
粉末及び有機溶媒に可溶性のキレート剤を該無機微粉末
100質量部当たり0.02〜5質量部含有する塗料組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塗料組成物に関し、
詳しくは、種々の目的をもって添加される無機微粉末が
粒度分布幅の狭い状態で、即ち均一に微粒化した状態で
分散していて分散安定性に優れている塗料組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、無機微粉末が分散していて分散安
定性に優れている塗料組成物を調製する方法として、無
機微粉末の合計表面積が大きいのでその合計表面積の増
大に応じて分散剤の添加量を多くする方法や、無機微粉
末を長時間強制的に分散させて一次粒子近傍まで微粒化
する方法等が実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、分散剤
の添加量を多くする方法においては、分散剤の添加量を
多くしても分散後の無機微粉末の粒度分布幅が広く粗粒
も多く含まれていて無機微粉末が均一に微粒化した塗料
組成物を得ることが困難である傾向があり、また、分散
剤の影響により所定の膜性能が得られにくくなる傾向が
ある。また、無機微粉末を長時間強制的に分散させる方
法においては、高濃度での分散や微粒化に長時間要する
など生産性が上がらない等の問題点があった。
【0004】本発明は、無機微粉末が粒度分布幅の狭い
状態で、即ち均一に微細化した状態で分散していて分散
安定性に優れている塗料組成物であって、容易に且つ短
時間に調製できる塗料組成物を提供することを課題とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、樹脂溶液にキ
レート剤を配合し、その配合液中に無機微粉末を分散さ
せることにより、容易に且つ短時間で、無機微粉末が粒
度分布幅の狭い状態で、即ち均一に微細化した状態で分
散していて分散安定性に優れている塗料組成物が得られ
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明の塗料組成物は、平均一次粒
子径が0.2μm以下の無機微粉末及びキレート剤を含
有することを特徴とし、また、該無機微粉末100質量
部当たり0.02〜5質量部のキレート剤を含有するこ
とが好ましく、キレート剤が有機溶媒に可溶性であるこ
とが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の塗料組成物に含有される
無機微粉末は種々の目的をもって添加され、そのような
無機微粉末として、酸化チタン、チタン酸バリウム、酸
化鉄、硫酸バリウム、硫化亜鉛、酸化亜鉛、酸化スズ、
酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化インジウム、I
TO、ATO等の微粉末を挙げることができる。例え
ば、無機微粉末の特徴を生かした膜、例えば、透明高屈
折膜、透明紫外線カット膜、透明導電膜等の形成に適し
た無機微粉末を用いることができる。
【0008】無機微粉末は平均一次粒子径が0.2μm
以下の無機微粉末であることが好ましい。無機微粉末の
平均一次粒子径が0.2μmを超えると塗料組成物中で
の無機微粉末の沈降が生じ易くなって分散安定性が悪く
なる傾向があり、また、塗料組成物の所望の用途によっ
ては、即ち用いる無機微粉末の種類によっては透明膜が
得られなくなることがある。
【0009】本発明の塗料組成物に含有されるキレート
剤は好ましくは有機溶媒に可溶性であり、そのようなキ
レート剤として、エチレンジアミン、ジエチレントリア
ミン、トリエチレンテトラミン等のポリアミン類、ジピ
バロイルメタン、ピバロイルトリフルオルアセトン、ア
セチルアセトン、トリフルオルアセチルアセトン、ヘキ
サフルオルアセチルアセトン等のβ−ジケトン類、ジメ
チルグリオキシム、オキシン、イミノジ酢酸、エチレン
ジアミンテトラ酢酸、蓚酸等を挙げることができる。
【0010】本発明の塗料組成物に含有されるキレート
剤の配合量は無機微粉末100質量部当たり0.02〜
5質量部であることが好ましい。キレート剤の配合量が
0.02質量部未満である場合には、無機微粉末が均一
に微粒化した塗料組成物を調製するのに必要な分散処理
時間が過度に長くなったり、分散処理後の無機微粉末の
粒度分布幅が広く粗粒も多く含まれていて無機微粉末が
均一に微粒化した塗料組成物が得られなかったりする傾
向があるので好ましくない。一方、キレート剤の配合量
が5質量部を超える場合には、分散処理時にキレート金
属が形成されて析出し、沈降物が生じ、分散安定性が低
下する傾向があるので好ましくない。
【0011】本発明の塗料組成物は一般の塗料組成物と
同様に通常のバインダー成分を含有する。そのようなバ
インダー成分として、アルキド樹脂、フタル酸樹脂、ア
ミノ樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、フェノール樹脂等を挙げることができる。
【0012】本発明の塗料組成物に含有される無機微粉
末及びバインダー成分の配合割合については、バインダ
ー成分100質量部当たり無機微粉末60〜900質量
部であることが好ましい。無機微粉末の配合量が60質
量部未満である場合には、そのような塗料組成物を用い
て形成された塗膜にはバインダー樹脂の特性が強く現れ
て無機微粉末の機能が十分に引き出されない傾向がある
ので好ましくない。逆に、無機微粉末の配合量が900
質量部を超える場合には、そのような塗料組成物を用い
て形成された塗膜は基材との密着性が低下し、塗膜機能
が低下する傾向があるので好ましくない。
【0013】本発明の塗料組成物は一般の塗料組成物と
同様に通常の有機溶媒を含有することができる。そのよ
うな有機溶媒として、上記バインダー成分やキレート剤
との相溶性が良好なものが好ましく、例えば、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロン等の
ケトン類、エタノール、1-ブタノール、2-プロパノール
等のアルコール類、セロソルブ類、酢酸エステル類、エ
ーテル類、芳香族炭化水素類等を単独で、あるいは混合
して用いることができる。また、その配合量は塗料組成
物の塗布方法に適した流動性を塗料組成物に与える量で
ある。
【0014】本発明の塗料組成物は一般の塗料組成物と
同様に、本発明の塗料組成物の特性を損なわない範囲
で、通常の添加剤を含有することができる。そのような
添加剤として、通常の分散剤、硬化剤、硬化触媒、酸化
防止剤、レベリング剤等を挙げることができる。
【0015】本発明の塗料組成物は、上記のキレート
剤、バインダー成分及び有機溶媒を含有し、更に必要に
応じて添加剤を含有する系に無機微粉末を分散させるこ
とにより製造することが出来る。無機微粉末の分散処理
はペイントシェーカー、ボールミル、サンドミル、セン
トリミル、三本ロール等を用いて常法により行うことが
できる。
【0016】本発明の塗料組成物は、塗料として用いて
エアスプレー塗装、エアレススプレー塗装、刷毛塗り、
ローラーブラシ塗り、へら塗り等により塗布するか、又
はインクとして用いて印刷した後、自然乾燥、強制乾
燥、熱硬化させることにより、基板上に膜を形成させる
ことができる。
【0017】
【実施例】以下に、実施例及び比較例により本発明を具
体的に説明する。なお、実施例及び比較例の記載におい
て、部は質量部である。また、実施例及び比較例で使用
した混合有機溶媒は、いずれもキシレン/n−ブタノー
ルの質量比7/3からなる有機溶媒であった。
【0018】実施例1 キレート剤として蓚酸を使用し、無機微粉末として平均
一次粒子径が0.05μmの酸化亜鉛を使用した。キレ
ート剤1.0部、無機微粉末28.0部、不揮発分40
質量%、質量平均分子量50000、酸価10mgKO
H/gのアクリル樹脂溶液30.0部及び混合有機溶媒
41.0部をガラスビーズ80部と共に容器に加え、ペ
イントシェーカーで1時間練合した。練合後、ガラスビ
ーズを取り除いて粘稠な液状物(塗料組成物)を得た。
【0019】この粘稠な液状物中の無機微粉末の粒度分
布を日機装(株)製マイクロトラックUPA粒度分布計
で測定し、粒度分布の篩下積算分布10%に相当する粒
子径(D10)、50%に相当する粒子径(D50)、90
%に相当する粒子径(D90)を求め、分布幅はD90から
10を引いた値で評価した。また、この粘稠な液状物の
分散安定性は、この粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静
置した後に目視で観察した。また、バーコーターを用い
てこの粘稠な液状物をPET板上に塗布し、厚み2μm
の高屈折性塗膜を得た。この塗膜の光透過率及びヘーズ
を(有)東京電色技術センター製のTC−HIII DPK
で測定した。それらの結果は第1表に示す通りであっ
た。
【0020】実施例2 キレート剤としてジピバロイルメタンを使用し、無機微
粉末として平均一次粒子径が0.03μmのITO(イ
ンジウムスズ酸化物)を使用した。キレート剤1.0
部、無機微粉末28.0部、不揮発分40質量%、質量
平均分子量45000、酸価9mgKOH/gのポリエ
ステル樹脂溶液30.0部及び混合有機溶媒41.0部
をガラスビーズ80部と共に容器に加え、ペイントシェ
ーカーで1時間練合した。練合後、ガラスビーズを取り
除いて粘稠な液状物を得た。
【0021】この粘稠な液状物中の無機微粉末の粒度分
布を日機装(株)製マイクロトラックUPA粒度分布計
で測定し、粒度分布の篩下積算分布10%に相当する粒
子径(D10)、50%に相当する粒子径(D50)、90
%に相当する粒子径(D90)を求め、分布幅はD90から
10を引いた値で評価した。また、この粘稠な液状物の
分散安定性は、この粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静
置した後に目視で観察した。また、バーコーターを用い
てこの粘稠な液状物をPET板上に塗布し、厚み2μm
の塗膜を得た。この塗膜の光透過率及びヘーズを(有)
東京電色技術センター製のTC−HIII DPKで測定し
た。それらの結果は第1表に示す通りであった。また、
この塗膜は表面抵抗値が5×103 Ω/□の高透明導電
被膜であった。
【0022】実施例3 キレート剤としてジピバロイルメタンを使用し、無機微
粉末として平均一次粒子径が0.05μmの酸化チタン
を使用した。キレート剤1.0部、無機微粉末28.0
部、不揮発分40質量%、質量平均分子量40000、
酸価8mgKOH/g、OH価60mgKOH/gのア
クリル樹脂溶液21.0部、ブチル化メラミン樹脂3.
6部及び混合有機溶媒46.4部をガラスビーズ80部
と共に容器に加え、ペイントシェーカーで1時間練合し
た。練合後、ガラスビーズを取り除いて粘稠な液状物を
得た。
【0023】この粘稠な液状物中の無機微粉末の粒度分
布を日機装(株)製マイクロトラックUPA粒度分布計
で測定し、粒度分布の篩下積算分布10%に相当する粒
子径(D10)、50%に相当する粒子径(D50)、90
%に相当する粒子径(D90)を求め、分布幅はD90から
10を引いた値で評価した。また、この粘稠な液状物の
分散安定性は、この粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静
置した後に目視で観察した。また、バーコーターを用い
てこの粘稠な液状物をPET板上に塗布し、130℃で
30分焼き付けて厚み2μmの紫外線カット性塗膜を得
た。この塗膜の光透過率及びヘーズを(有)東京電色技
術センター製のTC−HIII DPKで測定した。それら
の結果は第1表に示す通りであった。
【0024】比較例1 無機微粉末として平均一次粒子径が0.05μmの酸化
亜鉛を使用した。無機微粉末28.0部、不揮発分40
質量%、質量平均分子量50000、酸価10mgKO
H/gのアクリル樹脂溶液30.0部及び混合有機溶媒
42.0部をガラスビーズ80部と共に容器に加え、ペ
イントシェーカーで1時間練合した。練合後、ガラスビ
ーズを取り除いて粘稠な液状物を得た。
【0025】この粘稠な液状物中の無機微粉末の粒度分
布を日機装(株)製マイクロトラックUPA粒度分布計
で測定し、粒度分布の篩下積算分布10%に相当する粒
子径(D10)、50%に相当する粒子径(D50)、90
%に相当する粒子径(D90)を求め、分布幅はD90から
10を引いた値で評価した。また、この粘稠な液状物の
分散安定性は、この粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静
置した後に目視で観察した。また、バーコーターを用い
てこの粘稠な液状物をPET板上に塗布し、厚み2μm
の塗膜を得た。この塗膜の光透過率及びヘーズを(有)
東京電色技術センター製のTC−HIII DPKで測定し
た。それらの結果は第1表に示す通りであった。
【0026】比較例2 無機微粉末として平均一次粒子径が0.05μmの酸化
亜鉛を使用した。無機微粉末28.0部、不揮発分40
質量%、質量平均分子量50000、酸価10mgKO
H/gのアクリル樹脂溶液30.0部及び混合有機溶媒
42.0部をガラスビーズ80部と共に容器に加え、ペ
イントシェーカーで5時間練合した。練合後、ガラスビ
ーズを取り除いて粘稠な液状物を得た。
【0027】この粘稠な液状物中の無機微粉末の粒度分
布を日機装(株)製マイクロトラックUPA粒度分布計
で測定し、粒度分布の篩下積算分布10%に相当する粒
子径(D10)、50%に相当する粒子径(D50)、90
%に相当する粒子径(D90)を求め、分布幅はD90から
10を引いた値で評価した。また、この粘稠な液状物の
分散安定性は、この粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静
置した後に目視で観察した。また、バーコーターを用い
てこの粘稠な液状物をPET板上に塗布し、厚み2μm
の塗膜を得た。この塗膜の光透過率及びヘーズを(有)
東京電色技術センター製のTC−HIII DPKで測定し
た。それらの結果は第1表に示す通りであった。
【0028】比較例3 キレート剤としてジピバロイルメタンを使用し、無機微
粉末として平均一次粒子径が0.3μmの酸化チタンを
使用した。キレート剤1.0部、無機微粉末28.0
部、不揮発分40質量%、質量平均分子量40000、
酸価8mgKOH/g、OH価60mgKOH/gのア
クリル樹脂溶液21.0部、ブチル化メラミン樹脂3.
6部及び混合有機溶媒46.4部をガラスビーズ80部
と共に容器に加え、ペイントシェーカーで1時間練合し
た。練合後、ガラスビーズを取り除いて粘稠な液状物を
得た。
【0029】この粘稠な液状物中の無機微粉末の粒度分
布を日機装(株)製マイクロトラックUPA粒度分布計
で測定し、粒度分布の篩下積算分布10%に相当する粒
子径(D10)、50%に相当する粒子径(D50)、90
%に相当する粒子径(D90)を求め、分布幅はD90から
10を引いた値で評価した。また、この粘稠な液状物の
分散安定性は、この粘稠な液状物を25℃で一ヶ月間静
置した後に目視で観察した。また、バーコーターを用い
てこの粘稠な液状物をPET板上に塗布し、120℃で
30分焼き付けて厚み2μmの塗膜を得た。この塗膜の
光透過率及びヘーズを(有)東京電色技術センター製の
TC−HIII DPKで測定した。それらの結果は第1表
に示す通りであった。
【0030】
【表1】
【0031】第1表に示すデータからも明らかなよう
に、実施例1〜3に示す本発明の塗料組成物において
は、樹脂溶液にキレート剤を配合し、その配合液中に無
機微粉末を分散させることにより、容易に且つ短時間
で、無機微粉末が粒度分布幅の狭い状態で、即ち均一に
微細化した状態で分散していて分散安定性に優れている
塗料組成物が得られる。また、組成条件によっては透明
膜が得られる。
【0032】これに対し、比較例1及び2から明らかな
ように、キレート剤を含まない系は無機微粉末の微粒化
に長時間かかり、分布幅も広く、長期的には沈降物が認
められた。また、比較例3から明らかなように、平均一
次粒子径が0. 2μmを超える無機微粉末を用いた場合
には、分散安定性が悪く沈降物が認められた。即ち、本
発明の塗料組成物で達成される効果は、キレート剤を併
用した場合に特有のものである。
【0033】
【発明の効果】本発明の塗料組成物は無機微粉末が粒度
分布幅の狭い状態で、即ち均一に微細化した状態で分散
していて分散安定性に優れている塗料組成物であって、
容易に且つ短時間に調製できる塗料組成物であり、塗料
又はインクとして基板に塗布又は印刷して基板上に膜を
形成することができる。従って、比較的耐熱性の低い樹
脂基板や多様な形状の基板にも適用でき、無機微粉末の
特徴を生かした膜、例えば、透明高屈折膜、透明紫外線
カット膜、透明導電膜等を連続的に大量生産でき、また
大面積化も容易である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均一次粒子径が0.2μm以下の無機微
    粉末及びキレート剤を含有することを特徴とする塗料組
    成物。
  2. 【請求項2】無機微粉末100質量部当たり0.02〜
    5質量部のキレート剤を含有する請求項1記載の塗料組
    成物。
  3. 【請求項3】キレート剤が有機溶媒に可溶性である請求
    項1又は2記載の塗料組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2018053097A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 住友大阪セメント株式会社 塗料、塗膜

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