JP2001139822A - 弾性舗装材及び弾性舗装材の施工方法 - Google Patents

弾性舗装材及び弾性舗装材の施工方法

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JP2001139822A
JP2001139822A JP32070599A JP32070599A JP2001139822A JP 2001139822 A JP2001139822 A JP 2001139822A JP 32070599 A JP32070599 A JP 32070599A JP 32070599 A JP32070599 A JP 32070599A JP 2001139822 A JP2001139822 A JP 2001139822A
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JP
Japan
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rubber
elastic pavement
pavement material
aggregate
thickness
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JP32070599A
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English (en)
Inventor
Masato Kokusho
正人 国生
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現場施工型の弾性舗装材において、空隙率、厚
さの調整を容易に行うことが出来、また物性の向上と作
業性の向上を図ることが出来る弾性舗装材及び弾性舗装
材の施工方法を提供する。 【解決手段】弾性舗装材は、粒状ゴム1と、紐状ゴム2
と、ポリウレタン樹脂等の樹脂バインダー3とを混合,
混練し、これを施工現場で敷設すると共に、固結させて
構成してある。紐状ゴム2は、断面形状が略均一な円形
状,多角形状で、かつ幅H及び厚さtが0.1〜5mm
で、長さLが1〜30mmのもので、シート状ゴム組成物
を直線状に裁断したり、或いは延伸したゴム組成物をカ
ットして成形されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、弾性舗装材及び
弾性舗装材の施工方法にかかわり、更に詳しくは現場施
工型の弾性舗装材において、空隙率、施工厚さの調整を
容易にすると共に、強度,伸び等の物性を向上させ、更
に作業性も向上させることが出来る弾性舗装材及び弾性
舗装材の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車道,歩道及び各種競技場では、
廃棄タイヤ等を粉砕した有機骨材(ゴム骨材)と、場合
によってはその他の有機骨材(硬質骨材)や無機骨材と
混合させ、更にポリウレタン樹脂の樹脂バインダーで骨
材を接着・固結させた弾性舗装材が使用されている。
【0003】上記、ゴム骨材は、舗装構造体に弾性及び
空隙を付与するもので、硬質骨材は主として構造体の表
面に滑り止めを付与する役割を果たすものである。更に
無機骨材は、構造体に剛性を付与するものである。
【0004】ところで、一般に使用される有機骨材(ゴ
ム骨材)は、粒状ゴムと、両端が突出した長楕円形状の
ゴム(所謂ひじき状ゴム)とに限定されたものを使用し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、両端が突
出した長楕円形状のゴムは、粒状ゴムに比べてゴム骨材
同志の接点が多い、即ち、接触面積が大きいことから、
物性(強度,伸び)は優れているが、空隙率が大きくな
り易い。
【0006】熱プレスで大きい圧力を掛けてブロックを
成形するような場合は、所定の厚さ、空隙率を有したも
のを制作できるが、施工現場でのコテ仕上げ等のような
展圧に限界がある場合には、空隙率を小さくすることが
出来ず、厚さ、空隙率の設定が制限され、同時に物性に
も限界があると言う課題が残っていた。
【0007】一般的に、物性の向上を目的とした場合、
粒状ゴムの粒度分布を広くするとか、両端が突出した長
楕円形状のゴムを単独、または粒状ゴムと混合使用する
とかして対応してきたが、前者の場合には、物性の向上
が小さく、後者は厚さ、空隙率が大きくなると言う問題
があった。
【0008】この発明の目的は、現場施工型の弾性舗装
材において、空隙率、厚さの調整を容易に行うことが出
来、また物性の向上と作業性の向上を図ることが出来る
弾性舗装材及び弾性舗装材の施工方法を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、弾性舗装材は、有機骨材に、粒状ゴム
と、断面形状が略均一な円形状,多角形状の紐状ゴムと
から成るゴム骨材を用いたことを要旨とするものであ
る。
【0010】前記断面形状が略均一な円形状,多角形状
の紐状ゴムは、幅及び厚さが0.1〜5mmで、長さが1
〜30mmであり、紐状ゴムの体積率は、骨材全体に対し
て5〜95%に設定してある。
【0011】更に、有機骨材と無機骨材との少なくとも
一方の骨材100体積部に対して、樹脂バインダーの添
加量を3〜35体積部に設定したことを要旨とするもの
である。
【0012】また、この発明の弾性舗装材の施工方法
は、粒状ゴムと、断面形状が略均一な円形状,多角形状
で、かつ幅及び厚さが0.1〜5mmで、長さが1〜30
mmの紐状ゴムと、樹脂バインダーとを施工現場で混合,
混練し、このように構成した混合物を施工現場で敷設す
ると共に、施工現場でコテ等の工具により表面仕上げし
て施工することを要旨とするものである。
【0013】この発明は、上記のように構成され、粒状
ゴムと、断面形状が略均一な円形状,多角形状で、かつ
幅及び厚さが0.1〜5mmで、長さが1〜30mmの紐状
ゴムと、樹脂バインダーとを施工現場で混合,混練し、
このように構成した混合物を施工現場にて敷設すると共
に、施工現場でコテ等の工具により表面仕上げして施工
するので、空隙率、厚さの調整を容易に行うことが出
来、また物性の向上と作業性の向上を図ることが出来る
ものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づきこの発明
の実施の形態を説明する。
【0015】図1は、この発明を実施した弾性舗装材の
断面図を示し、この弾性舗装材は、粒状ゴム1、紐状ゴ
ム2等のゴム骨材を含む有機骨材と、ポリウレタン樹脂
等の樹脂バインダー3とを混合,混練し、これを施工現
場で敷設すると共に、固結させて構成してある。
【0016】なお、粒状ゴム1の他に、図3に示すよう
な両端が突出した長楕円形状のゴム4と、有機骨材及び
無機骨材の単一または各種混合系を加え、紐状ゴム2
と、ポリウレタン樹脂等の樹脂バインダー3とを混合,
混練して構成することも可能である。
【0017】前記、有機骨材としては、上記のような粒
状ゴム1、両端が突出した長楕円形状のゴム4、その他
の有機骨材等がある。粒状ゴム1としては、例えば、タ
イヤ、コンベヤベルト等の廃棄ゴム製品を粉砕機で粉砕
したもので、大きさ等には限定されない。また、ゴム材
質は限定されないが、耐久性、耐候性等の物性を考慮す
ると、EPDMが好ましい。
【0018】また、両端が突出した長楕円形状のゴム4
としては、タイヤ等の廃棄ゴム製品を特殊装置で削った
もので、大きさ、材質については特に限定されない。な
お、その他の有機骨材としては、例えば、ウレタン、ア
クリル、ポリエステル等の樹脂チップ、木片、クルミ殻
等の植物系材料のチップ、樹脂中空フィラー等を使用す
ることが可能である。
【0019】前記紐状ゴム2は、図2(a),(b),
(c)に示すように、断面形状が略均一な多角形状(三
角形,四角形,五角形以上),円形状(楕円を含む),
で、かつ幅H及び厚さtが0.1〜5mmで、長さLが1
〜30mmのもので、シート状ゴム組成物を直線状に裁断
したり、或いは延伸したゴム組成物をカットして成形さ
れるものである。
【0020】前記紐状ゴム2の幅及び厚さが0.1mm未
満では、厚さヘの効果が小さく、また5mmを超えると作
業性及び物性が悪くなり、また長さLが1mm未満では、
厚さへの効果が小さくなり、また30mmを超えると作業
性及び物性が悪くなる。
【0021】また、紐状ゴム2として、配合中の構成
は、同一形状でも良いし、形状の異なる2種類以上をブ
レンドしても良く、更に、幅、厚さ、長さが均一でも良
いし、任意にブレンドしたものでも良い。
【0022】また、前記紐状ゴム2の体積率は、骨材全
体に対して5〜95%であることが好ましく、5%未満
だと空隙率、厚さへの効果が小さく、95%より大きい
と作業性(コテ等の工具による表面仕上げ性)が悪くな
る。
【0023】また、前記樹脂バインダー3としては、例
えば、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等をこの実施形
態では用いているが、上記の樹脂材料で限定されるもの
ではない。また、有機骨材と無機骨材との少なくとも一
方の骨材100体積部に対して、樹脂バインダーの添加
量を3〜35体積部に設定し、添加量が3体積部より少
ないと、骨材同士の接着力が不足し、物性を満足するこ
とが出来ず、35体積部より多いと空隙率の確保が困難
となる。
【0024】次に以上のような弾性舗装材を使用して現
場施工する場合について説明する。
【0025】まず、粒状ゴム1と、両端が突出した長楕
円形状のゴム4と、有機骨材及び無機骨材の単一または
各種混合系と、断面形状が略均一な円形状,多角形状
で、かつ幅及び厚さが0.1〜5mmで、長さが1〜30
mmの紐状ゴム2と、樹脂バインダー3とを施工現場で混
合,混練する。
【0026】そして、このように構成した混合物を施工
現場にて敷設すると共に、コテ等の工具により表面仕上
げして施工する。また、場合によっては、施工された弾
性舗装材の表面に、骨材と樹脂との接着向上を目的とし
た表面処理剤、構造体の着色を目的とした着色顔料を添
加する。
【0027】表面処理材としては、液状ポリブタジエ
ン、液状ポリイソプレン、各種溶剤、各種酸化剤等を使
用し、着色顔料としては、カーボンブラック、有機顔
料、有機染料、無機染料、トナー等を使用するものであ
る。
【0028】以上のような方法により弾性舗装材を現場
施工することにより、弾性舗装材の厚さ、空隙率、物性
を満足することが可能となった。特に、薄膜の低空隙タ
イプの弾性舗装材においては、その効果が大きいことが
判明した。
【0029】以下の表1は、この発明の実施例と比較例
とを示したものである。
【0030】この表1から明らかなように、紐状ゴム単
独、または粒状ゴムや、両端が突出した長楕円形状のゴ
ム、有機骨材及び無機骨材の単一または各種混合系を一
定の割合で混合すると、弾性舗装材の厚さ、空隙率の増
大もなく、物性の向上を図ることが出来ることが判明し
た。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】この発明は、上記のように、弾性舗装材
は粒状ゴムと、断面形状が略均一な円形状,多角形状
で、かつ幅及び厚さが0.1〜5mmで、長さが1〜30
mmの紐状ゴムと、樹脂バインダーとを混合,混練して構
成し、その施工方法としては、粒状ゴムと、両端が突出
した長楕円形状のゴムと、有機骨材及び無機骨材の単一
または各種混合系と、断面形状が略均一な円形状,多角
形状で、かつ幅及び厚さが0.1〜5mmで、長さが1〜
30mmの紐状ゴムと、樹脂バインダーとを施工現場で混
合,混練し、このように構成した混合物を施工現場にて
敷設すると共に、コテ等の工具により表面仕上げして施
工するので、弾性舗装材の空隙率、厚さの調整を容易に
行うことが出来、また物性の向上と作業性の向上を図る
ことが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した弾性舗装材の断面図であ
る。
【図2】(a),(b),(c)は、種々の断面形状の
紐状ゴムの説明図である。
【図3】両端が突出した長楕円形状のゴムの説明図であ
る。
【符号の説明】
1 粒状ゴム 2 紐状ゴム 3 樹脂バインダー 4 両端が突出した長楕円形状
のゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D051 AB03 AB04 AF01 AG03 AG11 AH01 DA07 EA02 EA06 EB05 EB06 4J002 AC033 AC063 AH00W BB15W BG00W CD00X CD001 CF00W CK02W CK02X CK021 DA038 FA10W FA11W FD01W FD016 FD098 FD203 FD207 GL00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機骨材と無機骨材との少なくとも一方
    の骨材と、樹脂バインダーとを混合して成る弾性舗装材
    において、 前記有機骨材に、粒状ゴムと、断面形状が略均一な円形
    状,多角形状の紐状ゴムとから成るゴム骨材を用いて成
    る弾性舗装材。
  2. 【請求項2】 前記断面形状が略均一な円形状,多角形
    状の紐状ゴムは、幅及び厚さが0.1〜5mmで、長さが
    1〜30mmである請求項1に記載の弾性舗装材。
  3. 【請求項3】 前記紐状ゴムの体積率が、骨材全体に対
    して5〜95%である請求項1または2に記載の弾性舗
    装材。
  4. 【請求項4】 有機骨材と無機骨材との少なくとも一方
    の骨材100体積部に対して、樹脂バインダーの添加量
    を3〜35体積部に設定した請求項1,2または3に記
    載の弾性舗装材。
  5. 【請求項5】 粒状ゴムと、両端が突出した長楕円形状
    のゴムと、有機骨材及び無機骨材の単一または各種混合
    系と、断面形状が略均一な円形状,多角形状で、かつ幅
    及び厚さが0.1〜5mmで、長さが1〜30mmの紐状ゴ
    ムと、樹脂バインダーとを施工現場で混合,混練し、こ
    のように構成した混合物を施工現場で敷設すると共に、
    コテ等の工具により表面仕上げして施工する弾性舗装材
    の施工方法。
  6. 【請求項6】 前記弾性舗装材に、表面処理剤、着色顔
    料を添加した請求項5に記載の弾性舗装材の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4478199B1 (ja) * 2009-07-29 2010-06-09 奥アンツーカ株式会社 舗装構造および舗装方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4478199B1 (ja) * 2009-07-29 2010-06-09 奥アンツーカ株式会社 舗装構造および舗装方法
JP2011032644A (ja) * 2009-07-29 2011-02-17 Oku En-Tout-Cas Co Ltd 舗装構造および舗装方法

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