JP2001200501A - 舗装用弾性ブロック - Google Patents

舗装用弾性ブロック

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JP2001200501A
JP2001200501A JP2000012425A JP2000012425A JP2001200501A JP 2001200501 A JP2001200501 A JP 2001200501A JP 2000012425 A JP2000012425 A JP 2000012425A JP 2000012425 A JP2000012425 A JP 2000012425A JP 2001200501 A JP2001200501 A JP 2001200501A
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JP
Japan
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glass
pavement
blocks
polyurethane
fine powder
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Pending
Application number
JP2000012425A
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English (en)
Inventor
Kunio Nakada
邦雄 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリウレタンを成型して作製する舗装用ブロッ
クにおいて、骨材に板ガラスのカレットを粉砕したガラ
ス微粉末を使用した例が無く、さらに、レジンコンクリ
ートを利用した舗装用ブロックは、透水性が良くないた
め、ブロックの間に隙間を設けて排水を行っているが、
雨天時は排水が間に合わず、舗装ブロックの表面に雨水
が張り、滑りやすいといという欠点がある。 【解決手段】ガラス微粉末を骨材とし、成形する舗装用
弾性ブロックにおいて、骨材に用いるガラス微粉末の9
0%以上の粒径を3mm以下とし、ポリウレタンを結合
材として、ポリウレタンとガラス微粉末との混合を重量
比で100:3〜30にして舗装用ブロックを形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩道、自転車道、
公園および建物周囲の広場等の舗装用ブロックに関す
る。
【0002】
【従来の技術】舗装用に用いられているブロックには、
砂利をセメントで固めて成型したものやレンガ、レジン
コンクリートで成型されたものがある。レジンコンクリ
ートを用いて作製した舗装用ブロックには、ガラスカレ
ットを骨材として、アクリル樹脂やエポキシ樹脂で固め
たものが知られている。さらにはゴム、スポンジ、砂
利、ガラスビーズなどをポリウレタンで結合させたもの
が知られている。
【0003】レンガや砂利をセメントで固めた舗装用ブ
ロックは、冬季にブロックにしみ込んだ水が凍ってブロ
ックが破損するといった凍害の問題がある。また、ガラ
スカレットをアクリル樹脂やエポキシ樹脂で固めたもの
は、時間経過と共に変色するという耐候性の問題があ
る。さらに、砂利をセメントで固めたものと、ガラスカ
レットをアクリル樹脂やエポキシ樹脂で固めたものは、
ともにブロック表面が非常に硬いため、歩行者の足に加
わる衝撃が強く、従って歩行者の足を痛めやすいという
健康上の問題があった。
【0004】歩行者の足に加わる衝撃を小さくするもの
として、ポリウレタンで成型した舗装用ブロックがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ポリウレタンを成型し
て作製する舗装用ブロックにおいて、骨材に板ガラスの
カレットを粉砕したガラス微粉末を使用した例が無く、
さらに、レジンコンクリートを利用した舗装用ブロック
は、透水性が良くないため、ブロックの間に隙間を設け
て排水を行っているが、雨天時は排水が間に合わず、舗
装ブロックの表面に雨水が張り、滑りやすいといという
欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の舗装用ブロック
は、ガラス微粉末を骨材とし、ポリウレタンを結合材と
して成形する舗装用弾性ブロックにおいて、ガラス微粉
末の90%以上の粒径を3mm以下とし、ポリウレタン
とガラス微粉末との混合を重量比で100:3〜30と
したことを特徴とする。
【0007】また、該ガラス微粉末の粒径を0.5mm
〜3mmの範囲にして透水性を持たせたことを特徴とす
る。
【0008】ガラス微粉末をポリウレタンに均質に混ぜ
るために、該ガラス微粉末の粒径は3mm以下にした方
が適当である。さらに該ガラス微粉末の量が、重量比で
ポリウレタンの30%を越すと、弾力性を感じない硬度
になってしまう。
【0009】ガラス微粉末の粒径が小さいと、成型する
舗装用弾性ブロックの透水性は得られず、透水性を持た
せるために、ガラス微粉末の粒径を0.5mm〜3mm
の範囲にすることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】ガラス微細粉末は、ソーダシリカ
系ガラス、石英ガラスなどを粉砕したものである。この
ようなガラスは、建物の建て替えで壊される建物から廃
棄される内外装に使われる板ガラス、破損したガラス
瓶、ガラスコップ、ガラス製食器等、産業廃棄物として
廃棄されるガラスを、粉砕器により微粉末にして用いる
ことが可能である。
【0011】粉砕されたガラス微粉末はふるいなどによ
り、粒径3mm以下のものを選んで用いる。微粉末の9
0重量%以上が、粒径3mm以下であれば、ガラス微粉
末を2液性のポリウレタンにほぼ均一に混入することが
できる。
【0012】2液性のポリウレタンウレタンに、該ガラ
ス微粉末を混ぜ、攪拌して該ガラス微粉末が均一に分散
した後、所定の形に成型し、舗装用ブロックとする。
【0013】ポリウレタンにはNOC端末ウレタンポリ
マーを用いることが好ましい。
【0014】ポリウレタンに混入するガラス微粉末の粒
径が小さい場合は、成型される弾性ブロックには顕著な
透水性が認められないが、ガラス微粉末の粒径を0.5
mm〜3mmの範囲にすることにより、透水性を付与で
きる。透水量は、ガラス微粉末とポリウレタンの混合比
を変えることで調節できる。一般的には、ガラス微粉末
の量を多くした方が、透水量も大きくなるので好まし
い。さらに、ポリウレタンとガラス微粉末との混合を重
量比で100:3以下にするとほとんど透水性が無くな
る。
【0015】該舗装用ブロックは、弾性の効果によっ
て、歩行者に快適感を与えるために、少なくとも5mm
以上の厚みにすることが望ましい。
【0016】また、該舗装用弾性ブロックは、コンクリ
ートやレンガなどの堅いブロックの上に該ガラス微粉末
を混ぜた2液性のポリウレタンポリマーを流して成型し
ても良い。該舗装用弾性ブロックに透水性を付与した場
合は、透水性のないコンクリートのブロックやレンガな
どには穴を開けて、該舗装用弾性ブロックを張り合わせ
て用い、該舗装用弾性ブロックの透水性を生かせること
が出来る。
【0017】なお、ポリウレタン樹脂には、例えば顔
料、紫外線吸収剤などを必要により添加して、着色した
り、紫外線の反射などを抑えることもできる。
【0018】また、舗装用弾性ブロックの平面の形は、
方形でもよいが、インターロック形にして、互いにずれ
の生じにくい形状にすることが望ましい。
【0019】
【実施例】実施例1 板ガラスの廃材を、全量が6メッシュのふるいを通るま
で、粉砕器で粉砕してガラス微粉末を作製した。このガ
ラス微粉末を、6.5メッシュのふるいにかけたとこ
ろ、97重量%が通過した。通過しなかったガラス微粉
末の中で最大の粒径は3.8mmであった。
【0020】6.5メッシュのふるいを通過したガラス
微粉末を、NOC端末ウレタンポリマーに、重量比10
0:30で混合し、攪拌してガラス微粉末が均一になっ
たところで、30cm角の正方形の枠に流し込み、成型
した。 舗装用弾性ブロックの厚みが、3mm、5mm
および10mmの3種類を成形した。
【0021】図1に、厚み10mmで作製した舗装用弾
性ブロックを示す。
【0022】前記の厚みの異なる舗装用弾性ブロックを
コンクリート床に敷き、その上を歩いたところ、5mm
と10mmのものは、コンクリートの床の堅さが緩和さ
れたが、3mmのものはコンクリート床の上を歩くのと
ほとんど差異が無かった。
【0023】実施例2 実施例1と同様にしてガラス粉末を作製した。このガラ
ス微粉末を、30メッシュのふるいにかけ、ふるいを通
過しなかったガラス微粉末を、6.5メッシュのふるい
にかけて通過したガラス微粉末を、NOC端末ポリウレ
タンポリマーに重量比で100:20で混合した。ガラ
ス微粉末を混合したNOC端末ポリウレタンポリマー
を、型枠に流し込み、直径10cmの大きさで、厚み5
0mmの舗装用ブロックとして成型した。
【0024】成型した舗装用弾性ブロックを用いてJI
S A 1218 の定水位透水試験をしたところ、透
水係数は0.25cm/secとなり、透水性の大きい
土と同等の、所望の透水性を有する舗装用弾性ブロック
が得られた。
【0025】
【発明の効果】本発明の舗装用弾性ブロックは、歩行者
の健康に有益で、排水性に優れた舗装用ブロックを提供
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で作製した舗装用弾性ブロックの斜視
図。
【符号の説明】
1 ガラス微粉末 2 ポリウレタン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス微粉末を骨材とし、ポリウレタンを
    結合材として成形する舗装用弾性ブロックにおいて、ガ
    ラス微粉末の90重量%以上の粒径を3mm以下とし、
    ポリウレタンとガラス微粉末との混合を重量比で10
    0:3〜30としたことを特徴とする舗装用弾性ブロッ
    ク。
  2. 【請求項2】該ガラス微粉末の粒径を0.5mm〜3m
    mの範囲にして透水性を持たせたことを特徴とする請求
    項1に記載の舗装用弾性ブロック。
JP2000012425A 2000-01-21 2000-01-21 舗装用弾性ブロック Pending JP2001200501A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020030067A (ko) * 2002-04-04 2002-04-22 김동성 장식블럭 및 그 제조방법

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