JP5386278B2 - 化粧舗装構造およびその形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧舗装構造およびその形成方法に関し、さらに詳しく表面汚染性(白亜化など)がなく、透水性や強度に優れた化粧舗装構造およびその経済的な形成方法に関する。
従来、商用施設のアプローチやエントランス、公園・庭園の遊歩道や公共施設、マンション・住宅などの外構および内部には、美麗な玉石(化粧骨材)を敷き並べた化粧舗装が施されている。一般的な化粧舗装は、化粧骨材(天然石)と樹脂結合剤との混練物を基盤層表面に塗り延ばし、これを硬化させた舗装構造として知られている。この化粧舗装は、コンクリートまたはアスファルトなどの基盤上に、樹脂結合剤が付与された化粧骨材を適宜な厚みで敷き並べて硬化させて施工した舗装である。
従来の化粧舗装は、コンクリートなどの基盤表面に化粧骨材と樹脂結合剤とを混練して、6〜15mmを標準の厚さとして塗布し、表層を鏝で均した後樹脂結合剤を硬化させ、化粧舗装の完成としている。
一般的な樹脂化粧舗装では、化粧骨材の表面に約50μm厚程度の樹脂皮膜が形成されて化粧骨材の表面が濡れ色になり、非常に美しい景観を醸し出し、そのうえ化粧骨材層には空隙が多いので、透水性能は抜群に良く、降雨時の歩行感にも優れている。
しかし、一般的な樹脂化粧舗装は、上記の空隙が大きな欠点となっており、特に表層の化粧骨材は脆く、衝撃の影響を受けた場合、化粧骨材の脱離に繋がり、これが連鎖となって化粧骨材の脱離の面積が広がるという課題がある。さらに上記空隙の存在により、化粧骨材層内にまで紫外線が反射して入り込み、化粧骨材間の接着を担っている樹脂結合剤に紫外線打撃を与えて強度劣化の要因になっている。
また、化粧舗装の施工後の経過時においては、上記空隙に粉塵などが堆積して見苦しくなり、景観性を悪くしてしまう。この時点で清掃をしても内部に堆積している塵埃を除去することが非常に困難になっている。
上記樹脂化粧舗装は、化粧舗装の施工後の初期的には、景観性が抜群であり透水性能も高く快適な舗装路として機能するが、残念ながら上記の問題点が発生する要因があるために、施工場所が限定されるなどの難点があった。
以上のように従来の樹脂結合剤による一般的な樹脂化粧舗装は、骨材間の空隙が多く生じてしまう構造になっている。この空隙を埋めて化粧層の強度を上げ、施工領域を広げる対策を講じた工法が知られている(特許文献1および2、特願2009−076848(先行出願1))。特許文献1に記載の方法は、上記空隙にセメントを充填して空隙をなくしているが、このセメントは表層に白華が発生し、化粧層の景観性を低下させて非透水性になるという課題がある。
また、特許文献2に記載の方法は、前記空隙に充填材として乾燥珪砂を充填し、その後に樹脂結合剤を付与して珪砂を固定化しているために、空隙の充填時には骨材層が完全乾燥していなければ珪砂の充填ができず、乾燥していても珪砂の充填を良くするためには、振動機(バイブレーター)が必要になるなどの難点があった。
次に、先行出願1に記載の方法は、前記空隙に充填材として細粒珪砂を樹脂結合剤で混合したものを表層部分の空隙に充填しているが、化粧層全体の空隙を埋めるに至っていない難点があった。
さらに、先行技術文献の3件に共通している難点は、施工工程が2段階で1段階目の施工工程が終了後に樹脂結合剤が完全硬化してから、2段階目の施工工程が可能になるために、通常は施工完了に2日間が必要であり、施工諸費用の増大になっていた。
特許第2133854号公報 特許第2696083号公報
本発明の目的は、上記課題を解決するものであり、基盤、化粧層の骨材および樹脂結合剤は従来一般的な樹脂化粧舗装に使用しているものと変わりなく、塗り厚も同一で施工でき、部材コストと施工コストも軽減となり、施工も容易でクレーム対象にならない化粧舗装構造と、その形成方法を提供することである。
上記本発明の目的は以下の本発明によって達成される。すなわち、本発明は、基盤層(1)の表面に、該基盤層(1)と化粧骨材層(3)とを接着させる硬化性樹脂を塗布してプライマー層(2)を形成する工程と、該プライマー層(2)の表面に、化粧骨材(7)と、その長径が223〜1790μm(70〜10メッシュ)の珪砂からなる充填骨材(5)と、樹脂結合剤との混合物(A)を施工して該化粧骨材層(3)を形成する工程とを有し、該混合物(A)に含まれる該充填骨材(5)の量が、該化粧骨材(7)の20〜30質量%であり、該化粧骨材層(3)を形成する工程で、該樹脂結合剤がまぶされた該化粧骨材(7)と該充填骨材(5)とを該プライマー層の表面に3〜15mm厚に均してから、その表層をローラーで転圧し押え込んで該樹脂結合剤を硬化させて、該化粧骨材層(3)の空隙(4)に該混合物(A)を充填して該充填骨材(5)を上記空隙(4)中に結合固定することを特徴とする化粧舗装構造の形成方法を提供する。
上記本発明においては、混合物(A)に、さらに、その長径が、54〜617μm(270〜28メッシュ)の珪砂からなる防滑骨材(6)を、化粧骨材(7)の2〜4質量%(すなわち、化粧骨材100質量部あたり2〜4質量部)の範囲で含むものを用い、該防滑骨材(6)の一部を化粧骨材(7)の表面に付着させて、化粧骨材層表面(3)に防滑性(ノンスリップ)を付与すること;充填骨材(5)が、珪砂6号〜珪砂3号であり、かつ、防滑骨材(6)が、珪砂8号〜珪砂5号であり、かつ、化粧骨材(7)が、天然砂利または玉石、珊瑚、大理石砕石、角を丸めた大理石砕石、彩色ガラス破片、角を丸めた彩色ガラス破片、ガラスビーズおよびセラミックビーズからなる群から選ばれるものであることが好ましい。
また、本発明は、基盤層(1)と、該基盤層(1)の表面に設けられた硬化性樹脂からなるプライマー層(2)と、該プライマー層(2)上に設けられた化粧骨材層(3)とからなり、該化粧骨材層(3)が、化粧骨材(7)と充填骨材(5)と樹脂結合剤とを含む、該充填骨材(5)の量が、該化粧骨材(7)の20〜30質量%である混合物(A)からなり、かつ、該充填骨材(5)が、その長径が223〜1790μm(70〜10メッシュ)の珪砂であって、該充填骨材(5)が該化粧骨材層(3)の空隙(4)中に硬化した上記樹脂結合剤により結合固定されていることを特徴とする化粧舗装構造を提供する。
上記本発明においては、充填骨材が、珪砂6号〜珪砂3号であり、かつ、化粧骨材(7)が、その長径が2〜15mmの、天然砂利または玉石、珊瑚、大理石砕石、角を丸めた大理石砕石、彩色ガラス破片、角を丸めた彩色ガラス破片、ガラスビーズおよびセラミックビーズからなる群から選ばれるものであること;樹脂結合剤の使用量が、化粧骨材と充填骨材との合計量の3〜10質量%(すなわち、化粧骨材と充填骨材との合計量100質量部あたり3〜10質量部)であること;化粧骨材層の化粧骨材の表面には、その長径が、54〜617μm(270〜28メッシュ)である防滑骨材(6)の一部が接着しており、該防滑骨材の使用量が化粧骨材(7)の2〜4質量%(すなわち、化粧骨材100質量部あたり2〜4質量部)であり、化粧骨材層(3)表面が防滑性(ノンスリップ)となっていること;防滑骨材(6)が、珪砂8号〜珪砂5号であることが好ましい。
本発明によれば、化粧骨材と充填骨材と樹脂結合剤との3種(場合によっては防滑骨材を加えた4種)を同時に混合攪拌して得られる混合物を用いて化粧骨材層を得ることで、化粧骨材層の空隙にセメントを充填した場合に生じるような白華現象の色斑が生じない化粧舗装構造を得ることができる。
また、乾燥微細充填骨材を上記化粧骨材の空隙に充填する際に生じる、化粧骨材層全体の乾燥の問題や、バイブレーターの使用が不要であり、さらに、本発明では、化粧骨材層の空隙全体が充填骨材で充填されて全体の耐久性が向上するとともに、全施工工程を1段階で行うことができ、顕著なコスト削減効果が得られる。
また、本発明では、化粧骨材の空隙を埋める充填骨材の粒径と使用比率と樹脂結合剤の使用比率との選択によって、空隙内に形成される充填骨材層の透水係数を1×10-1cm/sec以上を確保でき、さらに上記選択によって化粧骨材層の強度を上げ、歩行頻度の高い場所にも本発明の化粧舗装構造が施工可能である。
本発明の化粧舗装構造を図解的に説明する図。
次に好ましい実施の形態を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。本発明の化粧舗装構造は、図1に示すように、基盤層1と、その表面に設けられたプライマー層2と、該プライマー層2上に設けられた化粧骨材層3と、該化粧骨材層3の骨材粒子間隙4の全体に充填され、樹脂結合剤で接着固定された充填骨材5とからなることを特徴としている。
上記基盤層1は、従来技術の舗装構造における基盤層と同様に、コンクリートやアスファルトからなり、本発明における化粧骨材層3を支持するものである。
この基盤層1には、硬化性樹脂からなるプライマー層2が設けられている。該プライマー層2を構成する硬化性樹脂としては、基盤層1と化粧骨材層3とを強固に結合させる樹脂であれば特に限定されないが、接着強度や耐候性の面から、常温硬化性ウレタン樹脂が好ましい。好ましい常温硬化性ウレタン樹脂としては、商品名ハイプレンXLP−4003Aの商品名で三井化学ポリウレタン社から入手できる低粘度の硬化性ウレタン樹脂や、セフタン236Pの商品名でウレタン技研社から入手できるウレタン樹脂が挙げられる。プライマー層2の塗布厚みは、樹脂固形分換算で100〜200g/m2程度が好ましい。プライマー層の塗布は、例えば、中毛ローラーなどの公知の塗布手段で行えばよい。
前記化粧骨材層3は、化粧骨材7と充填骨材5と樹脂結合剤とから構成されている。使用する化粧骨材7としては、天然砂利または玉石、珊瑚、大理石砕石、角を丸めた大理石砕石、彩色ガラス破片、角を丸めた彩色ガラス破片、ガラスビーズおよびセラミックビーズなどの意匠性に優れた従来公知の化粧骨材である。化粧骨材の大きさとしては、長径が2〜15mmの範囲のものが好ましい。これよりも小さくなると化粧舗装構造の意匠価値が急速に低減し、また、この範囲よりも大きくなると化粧骨材の基盤への塗り延べ作業性が困難になる。
本発明において、上記化粧骨材7と充填骨材5とを固定する樹脂結合剤としては、常温硬化性で透明なフィルムを形成するものは全て適用が可能である。例えば、ビスフェノールAまたはF型エポキシ樹脂とポリアミンまたはポリチオールからなるエポキシ樹脂組成物、不飽和ポリエステル樹脂、エチレンのようなビニルモノマーおよび重合開始剤からなる不飽和ポリエステル樹脂組成物、およびウレタン樹脂など、全て適用可能である。
特に好ましい結合剤は、液状常温硬化性無黄変微弾性ウレタン樹脂である。これらの樹脂は、例えば、イソホロンジイソシアネートとポリプロピレングリコールとを反応させたイソシアネート末端ウレタンプレポリマーと、ヘキサメチレンジイソシアネートのトリマーとの混合物(商品名:タケネートF−705N、F−777N、三井化学ポリウレタン社製)や、イソホロンジイソシアネートトリマーと変性ヘキサメチレンジイソシアネートトリマーとポリプロピレングリコールとを反応させたイソシアネート末端プレポリマーを含む反応混合物(商品名:X−2558−2、X−2568−2、旭化成ケミカルズ社製)として市場から入手して使用することができる。
上記樹脂結合剤の使用量は、従来技術と同様であり、例えば、化粧骨材7と充填骨材5との合計の3〜10質量%であり、この範囲の使用量で化粧骨材の表面を十分に濡らして化粧骨材7と充填骨材5とを結合させることができる。樹脂結合剤がまぶされた化粧骨材7と充填骨材5とは、前記プライマー層の表面に3〜15mm厚程度に金鏝などでほぼ均一に均してから、表層をローラーで転圧し押え込んで硬化させることで化粧骨材層3が形成される。
本発明の特徴の一つは、上記のように形成される化粧骨材層3の表層を仕上げる際に、ローラーで表面を転圧する際、回転圧が化粧骨材層3の総厚に加わることで、化粧骨材7に付着している充填骨材5が揉まれて、充填骨材5が空隙4に集まり、化粧骨材層3中には中空の空隙がなくなって、化粧骨材7と充填骨材5との密着性・接着性を増して、化粧骨材7の仕上り表面に充填骨材5が付着しているものを、この転圧で掻き落して化粧骨材7の周囲に落し込んで、化粧骨材7表面は樹脂結合剤の皮膜のみ(充填骨材5がないか、または少ない)になり、化粧骨材層3の表面が美麗な仕上がりを形成することである。
前記充填骨材5を形成する充填材粒子としては、川砂、山砂、微砕石、珪砂などの何れの小粒子でもよいが、好ましい材料は粒度が一定である珪砂である。また、珪砂が好ましいが、珪砂でなくても川砂に適宜の珪砂が混じったもの、または川砂でも粒径が好適範囲にあり、乾燥していれば可能である。
充填骨材5が細か過ぎると、化粧骨材7の表面に付着した充填骨材5がローラー転圧をしても、掻き落しにならず、そのまま化粧骨材7表面に付着したままで残り、表面が見苦しい仕上りになってしまうし、樹脂結合剤で充填骨材5を結合させたときに充填骨材5からなる層が密になり、十分な透水性(1×10-1cm/sec以上)が得られない。一方、上記粒径が粗過ぎると、その粒径が化粧骨材層3の空隙4以上となり、空隙4への充填骨材の充填性が十分とはならず、また、化粧骨材層3の景観性が低下する。
上記の透水性、充填性、景観性を満足する充填骨材は、粒径が珪砂6号〜珪砂3号(長径:約223〜1790μm、約70〜10メッシュ)の範囲に相当する珪砂または砂であることが好ましい。
また、前記化粧骨材7と充填骨材5との合計に対する樹脂結合剤の使用量は、3〜10質量%(すなわち、化粧骨材7と充填骨材5との合計量100質量部あたり3〜10質量部)であり、樹脂結合剤の使用量が3質量%未満であると、化粧骨材7と充填骨材5の全体に樹脂結合剤が十分に行きわたらないので、プライマー層2に接着する樹脂結合剤の絶対量が不足して、化粧骨材の接着強度不足と化粧骨材層3全体の強度不足になり、早期に化粧骨材の剥離や離脱の原因に繋がってしまう。一方、樹脂結合剤の使用量が10質量%を超えると、透水性能を維持する化粧骨材層3中の微細な空隙を埋めつくしてしまい、化粧骨材層3の透水性がなくなり、さらに化粧骨材層3の下部に樹脂結合剤の過剰部分が堆積して、樹脂結合剤が分厚い板状になるので、基盤層1から上昇してくる水蒸気が塞がれて、基盤層1かプライマー層2の界面で剥離現象を起こすし、経済的にも大変無駄になる。
また、これらの充填骨材5の使用量は、化粧骨材7の20〜30質量%(すなわち、化粧骨材7の100質量部あたり20〜30質量部)が好ましい。充填骨材5の使用量が20質量%未満であると、表層の美観性は非常に良いが、化粧骨材7の空隙を十分に充填する質量に至らないために、最大の目的である耐久性が十分に得られない。一方、充填骨材5の使用量が30質量%を超えると、充填骨材が化粧骨材7の面に平行な位置まで上昇してきて、表層の美観性が非常に悪くなり、作業性も低下して透水性能も落ちてしまう。
上記充填骨材5は、化粧舗装構造の表層の一部を構成し、化粧舗装構造の化粧の役割もあることから、前記充填骨材5には任意の色相の無機顔料を充填骨材5の0.1〜0.3質量%を配合し、もしくは着色珪砂を用いて化粧舗装構造の意匠に変化を持たせることができる。
以上の材料を使用して本発明の化粧舗装構造が形成されるが、形成される化粧舗装構造の透水性を得るためには、充填骨材5の粒径は珪砂6号〜珪砂3号であるが、より優れた透水性を得るためには珪砂4号〜珪砂5号が好ましい。また、化粧骨材層3の形成に当たり、表面をローラーや鏝で均す際に、化粧骨材層の表面に充填骨材5の粒子が残らないようにすることで、化粧骨材層3の表面に美麗な光沢を与えることができる。一方、化粧骨材層3の表面に充填滑材5の粒子を防滑粒子6として残すことにより、得られる化粧舗装構造の表面を防滑性(ノンスリップ性)とすることができる。
化粧舗装構造の表面に防滑性を付与する方法は、上記のように充填骨材5の一部を化粧骨材7の表面に残す方法でも可能であるが、さらに好ましい態様は、化粧骨材7と充填骨材5と樹脂結合剤との混合物にさらに充填骨材5よりも小粒径の防滑骨材6を添加して化粧骨材層3を形成する態様である。防滑骨材6としては、54〜617μm(270〜28メッシュ、例えば、珪砂8号〜珪砂5号であり、防滑骨材6の使用量が化粧骨材7の2〜4質量%(すなわち、化粧骨材100質量部あたり2〜4質量部)であることが好ましい。特に防滑骨材6は、前記充填滑材5よりも小粒径、好ましくは珪砂号級で2号以上、好ましくは3号以上の差がある小粒径の防滑骨材6、例えば、珪砂6〜8号を使用することが好ましい。小粒径の防滑骨材6を使用すると、充填滑材5は空隙4中に充填され、防滑骨材6の一部は化粧骨材7の表面に残る。
上記のように防滑骨材6と化粧骨材7と充填骨材5と樹脂結合剤とを同時に混合攪拌した混合物を、基盤層1上のプライマー層2の上に敷き並べ金鏝などを使用して、均した後にローラーで転圧すれば、充填骨材5が化粧骨材7の空隙4中に掻き落とされて、防滑骨材6の一部が化粧骨材7の表面に付着したまま残されて化粧舗装構造に防滑性(ノンスリップ性)を付与することができる。上記において防滑骨材6の使用量が2質量%未満であると、十分な防滑性が付与できず、一方、防滑骨材6の使用量が4質量%を超えると、防滑性が強過ぎて歩行中に足が突っかかり、歩行者の転倒の危険が生じるし、美観性が極端に悪くなる。
上記ローラー転圧の代わりに、従来工法の金鏝で完成まで均すには、混合物層を揉み込むような手さばきを加えて全体を均し、表面を擦る回数を増やし充填骨材5を化粧骨材7の表面から化粧骨材7の空隙中に掻き落す行為をすれば、近似な美観性を有する化粧骨材層3を得ることが可能である。
上記化粧骨材層3の透水性能がある微細な空隙4には、雨天時などに水が浸透して溜り、冬期には凍結する場合もあるが、本発明の化粧舗装構造においては、化粧骨材層3が前記の通り透水性、通気性であることから、凍結によって化粧舗装構造が破壊されることがない。これに対して従来技術では、空隙に充填されたセメントなどの充填層は透水性がなく、また、充填層の下方に空隙があると空隙に溜った水の凍結により化粧舗装構造が破壊される恐れがあった。
なお、本発明においては、化粧骨材層3には、微弾性タイプのポリウレタン樹脂結合剤を使用することが好ましい。何故ならば、微弾性タイプのポリウレタン樹脂結合剤を化粧骨材層3に使用した場合、基盤層1が伸縮するアスファルトであっても、化粧骨材層3がその動きに追従して化粧骨材層3のクラック防止に繋がり、硬質タイプの樹脂を用いた場合には、割れや剥離の発生となってしまうが、上記微弾性樹脂を用いることで、上記のような割れや剥離の発生がない。
以上の本発明では、主要材料が化粧骨材、充填骨材および樹脂結合剤の3種(場合によっては防滑骨材を加えた4種)のみであり、これらを同時混合攪拌して、その混合物をプライマー層2上に施工するという1工程で終了できるが、公知の樹脂化粧舗装工法では、上記資材以外に特殊セメント結合材やアクリル樹脂結合材が必要になり、初段階工程後の完全な硬化後に次段階に進むために、充填骨材の充填時の天候に大きく左右されて施工に支障を来す場合があり問題点であったが、本発明では、このような問題点がなく、しかも施工が単純に済み、工程削減と、資材の低減とが加わり、総コスト低減に結びつき、化粧舗装構造の施工場所には限定されなくて使用範囲が広がり、化粧舗装構造について安定した品質を保つことができる。
上記説明の纏めとして、各工法の代表例を挙げて表−1にそれらの詳細を記載した。
Figure 0005386278
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は下記の実施例によって限定されるものではない。なお、文中の「%」は特に断りのない限り質量基準である。
実施例1
本発明の主たる特徴点である珪砂(充填骨材)の混合比(化粧骨材100質量部あたりの使用部数)と珪砂の粒度との相関関係を、珪砂の各粒度に対して充填骨材の混合比と、一般的な樹脂舗装の作業性と表面の美観性を基準とした最良の点を実験により求めた。その結果を表−2に示す。比較対象としたのは、一般的な樹脂舗装の美観性・作業性と耐久性を基準にした(何れも樹脂舗装を100を満点とする)。また、評価点は60以上が実用上「許容」であり、70以上が「好ましい」であり、80以上が「優れる」である。
Figure 0005386278
表−2によれば、珪砂の粒径は細粒になるほど、珪砂の化粧骨材表面にへばり付き、中毛ウーローラーによる掻き落しができなくなるので、美観性と作業性が極端に悪くなり、さらに珪砂の混合比率が増加して行くと同じ現象を示すので、化粧骨材の空隙を充填する充填骨材(珪砂)比率は、20〜30%が良好な範囲であり、その時の骨材(珪砂)粒度は珪砂5号〜4号が好ましいと判明したが、さらに好ましくは、充填骨材(珪砂)比率が22.5%〜27.5%の珪砂4号が最良点となった。
実施例2
コンクリート基盤の表層を清掃した後に、プライマーとしてウレタン樹脂プライマー(商品名:ハイプレンXLP−4003A、三井化学ポリウレタン社製、以下同様)を、中毛ウーローラーで150g/m2塗布して30分間放置後乾燥させてプライマー層を形成した。
化粧骨材として、大磯2分(5mm〜7mm)を13kg/m2、および充填骨材として飯豊珪砂4号(JFEミネラル社製、以下同様)を3kg/m2に対して、ウレタン樹脂結合剤(イソホロンジイソシアネートとポリプロピレングリコールとを反応させたイソシアネート末端ウレタンプレポリマーと、ヘキサメチレンジイソシアネートのトリマーとの混合物(商品名:タケネートF−777N、三井化学ポリウレタン社製、以下同様))を、720g/m2投入して3種を同時にミキサーで攪拌し、標準仕様の化粧骨材混練物とした。
上記化粧骨材混練物をプライマー層の上に、1平方メートル内で約4箇所に配分してから、左官金鏝で8mm厚に均してから、表層を中毛ウーローラーで転圧を加えながら回転させて前後左右の十字に押さえ込んで、最後に軽く金鏝で全体を均して仕上げ、化粧骨材層の硬化まで10時間以上放置して、標準仕様の表面仕上がりで化粧骨材の石目がはっきりと出て、減り張りの利いた本発明の美しい化粧舗装構造を得た。
実施例3
コンクリート基体の表層を清掃した後にプライマーとしてウレタン樹脂プライマー(ハイプレンXLP−4003A)を、中毛ウーローラーで150g/m2塗布して30分間放置乾燥させてプライマー層を形成した。
化粧骨材として、大磯2分(5mm〜7mm)を13kg/m2、充填骨材として飯豊珪砂4号を2.6kg/m2、防滑骨材として、飯豊珪砂7号(JFEミネラル社製、以下同様)を0.4kg/m2に対して、ウレタン樹脂結合剤(タケネートF−777N)を、720g/m2投入して4種を同時にミキサーで攪拌し、防滑(ノンスリップ)仕様の化粧骨材混練物とした。
上記化粧骨材混練物をプライマー層の上に、1平方メートル内で約4箇所に配分してから、左官金鏝で8mm厚に均してから、表層を中毛ウーローラーで転圧を加えながら回転させて前後左右の十字に押さえ込んで、最後に軽く金鏝で全体を均して仕上げ、化粧骨材層の硬化まで10時間以上放置して、防滑(ノンスリップ)仕様の表面仕上がりで化粧骨材の石目がはっきりと出て、減り張りの利いた本発明の美しい化粧舗装構造を得た。
実施例4
コンクリート基体の表層を清掃した後にプライマーとしてウレタン樹脂プライマー(ハイプレンXLP−4003A)を、中毛ウーローラーで150g/m2塗布して30分間放置乾燥させてプライマー層を形成した。
化粧骨材として天然石の黄華2分(5mm〜7mm)と黄華3分(7mm〜9mm)を質量比3:7の割合で混合した骨材17.5kg/m2、充填骨材として飯豊珪砂4号を4kg/m2に対して、ウレタン樹脂結合剤(タケネートF−777N)を、760g/m2投入して3種を同時にミキサーで攪拌し、標準仕様の化粧骨材混練物とした。
上記化粧骨材混練物をプライマー層の上に、1平方メートル内で約4箇所に配分してから、左官金鏝で10mm厚に均してから、表層を中毛ウーローラーで転圧を加えながら回転させて前後左右の十字に押さえ込んで、最後に軽く金鏝で全体を均して仕上げ、化粧骨材層の硬化まで10時間以上放置して、標準仕様の表面仕上がりで化粧骨材の石目がはっきりと出て、減り張りの利いた本発明の美しい化粧舗装構造を得た。
実施例5
コンクリート基体の表層を清掃した後にプライマーとしてウレタン樹脂プライマー(ハイプレンXLP−4003A)を、中毛ウーローラーで150g/m2塗布して30分間放置乾燥させてプライマー層を形成した。
化粧骨材として天然石の黄華2分(5mm〜7mm)と黄華3分(7mm〜9mm)を質量比3:7の割合で混合した骨材17.5kg/m2、充填骨材として飯豊珪砂4号を3.5kg/m2、防滑骨材として、飯豊珪砂7号を0.5kg/m2に対して、ウレタン樹脂結合剤(タケネートF−777Nを、760g/m2投入して4種を同時にミキサーで攪拌し、防滑(ノンスリップ)仕様の化粧骨材混練物とした。
上記化粧骨材混練物をプライマー層の上に、1平方メートル内で約4箇所に配分してから、左官金鏝で10mm厚に均してから、表層を中毛ウーローラーで転圧を加えながら回転させて前後左右の十字に押さえ込んで、最後に軽く金鏝で全体を均して仕上げ、化粧骨材層の硬化まで10時間以上放置して、防滑(ノンスリップ)仕様の表面仕上がりで化粧骨材の石目がはっきりと出て、減り張りの利いた本発明の美しい化粧舗装構造を得た。
実施例6
コンクリート基体の表層を清掃した後にプライマーとしてウレタン樹脂プライマー(商品名:セフタン236P、ウレタン技研社製、以下同様)を、中毛ウーローラーで150g/m2塗布して30分間放置乾燥させてプライマー層を形成した。
化粧骨材として、天然石の青海2分(5mm〜7mm)を13kg/m2、充填骨材として飯豊珪砂4号を3kg/m2に対して、ウレタン樹脂結合剤(イソホロンジイソシアネートトリマーとウレタン変性ヘキサメチレンジイソシアネートトリマーとポリプロピレングリコールとを反応させたイソシアネート末端プレポリマーを含む反応混合物(商品名:X−2558−2、旭化成ケミカルズ社製、以下同様))を、720g/m2投入して3種を同時にミキサーで攪拌し、標準仕様の化粧骨材混練物とした。
上記化粧骨材混練物をプライマー層の上に、1平方メートル内で約4箇所に配分してから、左官金鏝で8mm厚に均してから、表層を中毛ウーローラーで転圧を加えながら回転させて前後左右の十字に押さえ込んで、最後に軽く金鏝で全体を均して仕上げ、化粧骨材層の硬化まで10時間以上放置して、標準仕様の表面仕上がりで化粧骨材の石目がはっきりと出て、減り張りの利いた本発明の美しい化粧舗装構造を得た。
実施例7
コンクリート基体の表層を清掃した後にプライマーとしてウレタン樹脂プライマー(商品名:セフタン236P)を、中毛ウーローラーで150g/m2塗布して30分間放置乾燥させてプライマー層を形成した。
化粧骨材として、青海2分(5mm〜7mm)を13kg/m2、充填骨材として飯豊珪砂4号を2.6kg/m2、防滑骨材として、飯豊珪砂7号を0.4kg/m2に対して、ウレタン樹脂結合剤(商品名:X−2558−2)を、720g/m2投入して4種を同時にミキサーで攪拌し、防滑(ノンスリップ)仕様の化粧骨材混練物とした。
上記化粧骨材混練物をプライマー層の上に、1平方メートル内で約4箇所に配分してから、左官金鏝で8mm厚に均してから、表層を中毛ウーローラーで転圧を加えながら回転させて前後左右の十字に押さえ込んで、最後に軽く金鏝で全体を均して仕上げ、化粧骨材層の硬化まで10時間以上放置して、防滑(ノンスリップ)仕様の表面仕上がりで化粧骨材の石目がはっきりと出て、減り張りの利いた本発明の美しい化粧舗装構造を得た。
実施例8
コンクリート基体の表層を清掃した後にプライマーとしてウレタン樹脂プライマー(商品名:セフタン236P)を、中毛ウーローラーで150g/m2塗布して30分間放置乾燥させてプライマー層を形成した。
化粧骨材として天然石の南部2分(5mm〜7mm)と南部3分(7mm〜9mm)を質量比3:7の割合で混合した骨材17.5kg/m2、充填骨材として飯豊珪砂4号を4kg/m2に対して、ウレタン樹脂結合剤(商品名:X−2558−2)を、760g/m2投入して3種を同時にミキサーで攪拌し、標準仕様の化粧骨材混練物とした。
上記化粧骨材混練物をプライマー層の上に、1平方メートル内で約4箇所に配分してから、左官金鏝で10mm厚に均してから、表層を中毛ウーローラーで転圧を加えながら回転させて前後左右の十字に押さえ込んで、最後に軽く金鏝で全体を均して仕上げ、化粧骨材層の硬化まで10時間以上放置して、標準仕様の表面仕上がりで化粧骨材の石目がはっきりと出て、減り張りの利いた本発明の美しい化粧舗装構造を得た。
実施例9
コンクリート基体の表層を清掃した後にプライマーとしてウレタン樹脂プライマー(商品名:セフタン236P)を、中毛ウーローラーで150g/m2塗布して30分間放置乾燥させてプライマー層を形成した。
化粧骨材として天然石の南部2分(5mm〜7mm)と南部3分(7mm〜9mm)を質量比3:7の割合で混合した骨材17.5kg/m2、充填骨材として飯豊珪砂4号を3.5kg/m2、防滑骨材として、飯豊珪砂7号を0.5kg/m2に対して、ウレタン樹脂結合剤(商品名:X−2558−2を、760g/m2投入して4種を同時にミキサーで攪拌し、防滑(ノンスリップ)仕様の化粧骨材混練物とした。
上記化粧骨材混練物をプライマー層の上に、1平方メートル内で約4箇所に配分してから、左官金鏝で10mm厚に均してから、表層を中毛ウーローラーで転圧を加えながら回転させて前後左右の十字に押さえ込んで、最後に軽く金鏝で全体を均して仕上げ、化粧骨材層の硬化まで10時間以上放置して、防滑(ノンスリップ)仕様の表面仕上がりで化粧骨材の石目がはっきりと出て、減り張りの利いた本発明の美しい化粧舗装構造を得た。
以下に前記実施例2および実施例3の化粧骨材層と一般的樹脂化粧骨材層の物性を表−3に示す。
Figure 0005386278
上記データを比較すると、本発明における化粧骨材層は、一般的樹脂化粧骨材層より透水係数が約1.6倍となり、基準値(1×10-2cm/sec)に対し約18倍の性能を保持しており、すべり抵抗値においてはノンスリップ仕様の湿潤状態で約1.08倍を得ている。また、曲げ強度試験においては、約1.7倍で、先行出願1(特願2009−076848)記載の場合に対しても約1.2倍を示しており、本発明における樹脂化粧骨材層の総合的な優位性が確認できた。
以上表−3の結果は、実施例2と3に関するものであるが、他の実施例においても同様な結果が得られた。
本発明によれば、表面汚染性(白亜化など)がなく、透水性や強度に優れ、経済的な化粧舗装構造およびその形成方法が提供される。
1:基盤層
2:プライマー層
3:化粧骨材層
4:空隙
5:充填骨材
6:防滑骨材
7:化粧骨材

Claims (8)

  1. 基盤層(1)の表面に、基盤層(1)と化粧骨材層(3)とを接着させる硬化性樹脂を塗布してプライマー層(2)を形成する工程と、
    該プライマー層(2)の表面に、化粧骨材(7)と、その長径が223〜1790μm(70〜10メッシュ)の珪砂からなる充填骨材(5)と、樹脂結合剤との混合物(A)を施工して化粧骨材層(3)を形成する工程とを有し、
    該混合物(A)に含まれる該充填骨材(5)の量が、該化粧骨材(7)の20〜30質量%であり、
    該化粧骨材層(3)を形成する工程で、樹脂結合剤がまぶされた化粧骨材(7)と充填骨材(5)とをプライマー層の表面に3〜15mm厚に均してから、その表層をローラーで転圧し押え込んで樹脂結合を硬化させて、化粧骨材層(3)の空隙(4)に混合物(A)を充填して充填骨材(5)を上記空隙(4)中に結合固定することを特徴とする化粧舗装構造の形成方法。
  2. 混合物(A)に、さらに、その長径が、54〜617μm(270〜28メッシュ)の珪砂からなる防滑骨材(6)を、化粧骨材(7)の2〜4質量%(すなわち、化粧骨材100質量部あたり2〜4質量部)の範囲で含むものを用い、該防滑骨材(6)の一部を化粧骨材(7)の表面に付着させて、化粧骨材層表面(3)に防滑性(ノンスリップ)を付与する請求項1に記載の化粧舗装構造の形成方法。
  3. 充填骨材(5)が、珪砂6号〜珪砂3号であり、かつ、防滑骨材(6)が、珪砂8号〜珪砂5号であり、かつ、化粧骨材(7)が、天然砂利または玉石、珊瑚、大理石砕石、角を丸めた大理石砕石、彩色ガラス破片、角を丸めた彩色ガラス破片、ガラスビーズおよびセラミックビーズからなる群から選ばれるものである請求項1又は2に記載の化粧舗装構造の形成方法。
  4. 基盤層(1)と、該基盤層(1)の表面に設けられた硬化性樹脂からなるプライマー層(2)と、該プライマー層(2)上に設けられた化粧骨材層(3)とからなり、
    該化粧骨材層(3)が、化粧骨材(7)と充填骨材(5)と樹脂結合剤とを含む、該充填骨材(5)の量が、該化粧骨材(7)の20〜30質量%である混合物(A)からなり、かつ、
    充填骨材(5)が、その長径が223〜1790μm(70〜10メッシュ)の珪砂であって、該充填骨材(5)が化粧骨材)の空隙(4)中硬化した上記樹脂結合剤により結合固定されていることを特徴とする化粧舗装構造。
  5. 充填骨材が、珪砂6号〜珪砂3号であり、かつ、化粧骨材(7)が、その長径が2〜15mmの、天然砂利または玉石、珊瑚、大理石砕石、角を丸めた大理石砕石、彩色ガラス破片、角を丸めた彩色ガラス破片、ガラスビーズおよびセラミックビーズからなる群から選ばれるものである請求項4に記載の化粧舗装構造。
  6. 樹脂結合剤の使用量が、化粧骨材と充填骨材との合計量の3〜10質量%(すなわち、化粧骨材と充填骨材との合計量100質量部あたり3〜10質量部)である請求項4又は5に記載の化粧舗装構造。
  7. 化粧骨材層の化粧骨材の表面には、その長径が、54〜617μm(270〜28メッシュ)である防滑骨材(6)の一部が接着しており、該防滑骨材の使用量が化粧骨材(7)の2〜4質量%(すなわち、化粧骨材100質量部あたり2〜4質量部)であり、化粧骨材層(3)表面が防滑性(ノンスリップ)となっている請求項4〜6のいずれか1項に記載の化粧舗装構造。
  8. 防滑骨材(6)が、珪砂8号〜珪砂5号である請求項7に記載の化粧舗装構造。
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