JP2001139583A - アルコキシシランの製造法 - Google Patents

アルコキシシランの製造法

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JP2001139583A
JP2001139583A JP2000344184A JP2000344184A JP2001139583A JP 2001139583 A JP2001139583 A JP 2001139583A JP 2000344184 A JP2000344184 A JP 2000344184A JP 2000344184 A JP2000344184 A JP 2000344184A JP 2001139583 A JP2001139583 A JP 2001139583A
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ラーフェン ラルフ
Jaroslaw Monkiewicz
モンキーヴィッツ ヤロスラフ
Michael Dr Horn
ホルン ミヒャエル
Peter Loewenberg
レーヴェンベルク ペーター
Thomas Schlosser
シュロッサー トーマス
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages
    • C07F7/1872Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20
    • C07F7/188Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20 by reactions involving the formation of Si-O linkages

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルコキシシランをなお効果的に、残留ハロ
ゲンのできるだけ僅かな含量で製造することを可能にす
る1つの方法を提供する。 【解決手段】 アルコキシシランの製造法の場合に、少
なくとも1つのハロゲン化シランを少なくとも1つのア
ルコールと金属マグネシウムの存在下に反応させ、引続
きアルコキシシランを粗製生成物から取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルコキシシラン
の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルコキシシランおよびアルコキシシラ
ンを基礎とする組成物は、多数の範囲に使用され:例え
ば、付着補助剤として、ポリマー中の架橋剤して、分離
剤として、着色剤および塗料中の添加剤として、特に繊
維材料、皮革の表面の疎水化のため、殊に建築物および
正面の保護のため、書物の保存のため、表面の性質を特
殊に変性させるため、例えばガラス繊維の被覆ならびに
充填剤および顔料のシラン化のために使用されるが、し
かし、またポリマー分散液および乳濁液のレオロジー特
性の改善のために使用され、これらの若干の例を挙げる
ことができる。
【0003】アルコキシシランの製造のためには、一般
にハロゲン化シラン、殊にクロルシランが使用される。
アルコキシシランを取得しながらのハロゲン化シランと
アルコールとの反応は、当業者には自体公知であり、エ
ステル化とも呼ばれる。例えば、クロルプロピルメチル
ジクロルシランとメタノールとの反応によって、クロル
プロピルメチルジメトキシシランは、塩化水素を放出し
ながら得られる。また、生成物の蒸留による精製の後
に、残留ハロゲン含量、即ちアルコキシシラン中の酸塩
化物もしくは加水分解可能な塩化物の残留量が残存しう
る。
【0004】今日では、アルコキシシランおよびアルコ
キシシランを含有する生成物ならびにできるだけ僅かな
ハロゲン化物含量を有する、アルコキシシランを基礎と
する組成物を製造することの努力がなされている。殊
に、できるだけ低い塩化物含量を有する生成物が望まれ
ている。もう1つの品質の特徴は、色であり、ISO6
271によるできるだけ低いガードナー(Gardner)/AP
HA色価を得る努力がなされている。
【0005】ハロゲンシランとアルコールとの前記反応
は、非連続的にかまたは連続的に実施され、この場合生
成されるハロゲン化水素は、気相に移行されるかまたは
液相中で結合して残存する。気相への移行によってハロ
ゲン化水素を分離するために通常の技術は、ストリッピ
ング法および反応蒸留法を含めて蒸留法である。かかる
方法は、なかんずくドイツ連邦共和国特許出願公開第2
061189号明細書および米国特許第4298753
号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第28000
17号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第240
9731号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2
744726号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開
第3236628号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願
公開第862895号明細書およびドイツ民主共和国特
許第31751号明細書に記載されている。気相への移
行によるハロゲン化水素を分離するための前記方法の本
質的な欠点は、反応式
【0006】
【化1】
【0007】によるシロキサンへのハロゲン化水素と得
られたアルコキシシランとの連続反応ならびに反応混合
物中のハロゲン化水素の存在に基づく熱力学的平衡によ
るアルコキシシランへのハロゲン化シランの変換率の制
限にある。これは、特に1個を上廻るハロゲン原子をア
ルコキシ基と交換する場合に当てはまる。この場合に
は、アルコキシル化されていないシラン、1回アルコキ
シル化されたシランおよび数回アルコキシル化されたシ
ランが同時に存在する。トリハロゲン化シランとアルコ
ールとの反応の場合には、平衡定数は、第1工程から第
3工程までに減少する。即ち、特に第3のアルコキシ基
を導入することは困難であるか、もしくは導入された第
3のアルコキシ基は、ハロゲン化水素とハロゲン化シラ
ン構造の退縮下に反応する。
【0008】望ましいアルコキシシランは、3−クロル
プロピル?メチル?ジメトキシシラン(CPMDMO)で
あり、これは、3−クロルプロピル−メチル−ジクロル
シランおよびメタノールである。この場合も、第1工程
の反応生成物、モノアルコキシシラン、は、ジアルコキ
シシランと比較して有利である。これは、第1工程につ
いては、室温で明らかに1よりも大きいが、しかし、第
2工程については0.4にすぎないという平衡定数の比
較を示す。公知技術水準によれば、反応は、非連続的に
攪拌釜型反応器中で実施され、生成されるハロゲン化水
素は、反応混合物から蒸留によって分離される。収率
は、約60%である。この収率は、メタノール性ナトリ
ウムメチラート溶液の添加によって65%に上昇しうる
が、しかし、塩化ナトリウムが生じるという欠点および
ウィリアムソン合成において3−クロルプロピル基が3
−メトキシプロピル基になるという危険が生じる。
【0009】従って、形成されたハロゲン化水素が気相
に移行するという方法の記載された欠点は、特に重大な
欠点をまねく。それというのも、液相から気相へのハロ
ゲン化水素の移行は、比較的に緩徐に行なわれ、したが
ってハロゲン化水素の物質運搬は、全処理を決定的に定
める。即ち、平衡は、望ましいアルコキシル化された生
成物になるように、比較的に緩徐にシフトし、ハロゲン
化水素は、上記の反応式に相応してシロキサンの生成を
促進する。ハロゲン化水素は、メタノールとの反応の際
に特に緩徐に移行する。それというのも、このハロゲン
化水素は、メタノール中で可溶性であるからである。気
相へのハロゲン化水素の緩徐な移行のために、アルコキ
シシランの収量は減少している。
【0010】更に、3−クロルプロピルメチル−ジメト
キシシランの合成に関連して既述された、反応混合物か
らの生成されたハロゲン化水素の分離のための技術は、
塩基性物質との反応による液相中でのハロゲン化水素の
結合にある。しかし、酸結合剤、例えばアンモニアまた
は(第三)アミン(ドイツ連邦共和国特許出願公開第9
13769号明細書、この場合には、アンモニアを用い
ての塩化水素の分離が記載されている)またはアルコラ
ートを使用する場合には、多くの場合に多大な費用をか
けて生成物と分離されなければならない化学量論的量の
塩が生じる。
【0011】ハロゲン化水素を分離する場合に溶剤を使
用することは、同様に記載されている。この場合には、
絶えず単相の反応混合物の粘度を減少させる(ドイツ連
邦共和国特許出願公開第2061189号明細書)かま
たは絶えず単相の反応混合物の沸点を減少させる(ドイ
ツ連邦共和国特許出願公開第2800017号明細書、
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3236628号明細
書)ために、溶剤が使用される。
【0012】これとは異なり、シロキサンへの望ましく
ない副反応を回避させるために、ハロゲン化シランとア
ルコールとの反応の際に100℃未満の反応温度を選択
することが好ましいことは、公知である。この結果、分
離にはよりいっそう高い温度が有利であるとしても、で
きるだけ低い温度水準によりハロゲン化水素を分離する
ことが必要である。
【0013】アルコキシシランの製造のために、種々の
反応器、即ち攪拌釜(例えば、英国特許第674137
号明細書)、管状反応器(例えば、ドイツ連邦共和国特
許出願公開第2033373号明細書)、塔を有する攪
拌釜(例えば、ドイツ連邦共和国特許出願公開第323
6628号明細書)および反応蒸留塔(例えば、米国特
許第4298753号明細書)の使用が記載されてい
る。
【0014】また、アルカリ金属アルコラート、例えば
ナトリウムメチラートとの反応もしくはアルカリ金属ア
ルコラート、例えばナトリウムメチラートでの中和およ
びその際に生成される塩の分離により、アルコキシシラ
ンから残留ハロゲン含量を除去する方法は、欧州特許出
願公開第0282846号明細書A2および欧州特許出
願公開第0741137号明細書A1の記載から公知で
ある。かかる中和法は、この反応の際に著量の生成物が
分解されるという欠点を有している。副生成物は、なか
んずくシロキサン、テトラアルコキシシラン、付加生成
物、例えばナトリウムメタノラートとビニルトリメトキ
シシランとの反応によるメトキシエチルトリメトキシシ
ラン、ナトリウムメタノラートおよびクロルプロピルト
リメトキシシランから形成されたメトキシプロピルトリ
メトキシシラン、ナトリウムメタノラートとクロルプロ
ピルメチルジメトキシシランからのメトキシプロピルメ
チルジメトキシシランであるか、またはアルカリ金属メ
タノラートとアルキルトリメトキシシランとの反応の場
合には、毒性の強いテトラメトキシシランでもある。
【0015】更に、常用の中和剤、例えばアルカリ金属
アルコラートを使用する場合には、しばしば処理された
アルコキシシランの色価の劣化も観察されうる。
【0016】中華人民共和国特許出願公開第11078
51号明細書Aおよび同第1107852号明細書Aに
は、ビニルトリエトキシシランおよびクロルプロピルト
リメトキシシランの製造法が記載されており、この場合
には、マグネシウムアルコラートの使用によって極めて
純粋な生成物が供給される。この場合には、不利なこと
に、このアルコラートを極めて感湿性の生成物として取
り扱うのは困難である。更に、マグネシウムアルコラー
トは、粉末の形で存在し、団塊化の傾向を有し、このこ
とは、再びこの物質の正確な配量を困難にする。この欠
点は、殊に加熱されたかまたは熱い生成物中への実際に
普通に実施される配量に関するものである。それという
のも、シランまたは反応調製物の別の揮発性成分は、マ
グネシウムアルコラートに縮合され、これはエッチング
され、ひいてはもはや細流可能な形には変換されないか
らである。
【0017】前記欠点を回避するために、前記アルカリ
土類金属アルコラートのアルコール性溶液を使用するこ
とを試みた。しかし、これは、著量のアルコールを前記
の中和工程において供給し、かつ時間およびエネルギー
を使用しながら再び蒸留により分離しなければならない
という問題を有している。その上、マグネシウムアルコ
ラートは、高価であり、工業的量で条件付きでのみ使用
可能である。
【0018】未だ公開されていないドイツ連邦共和国特
許出願第19849196.4号には、アルコキシシラ
ン中またはアルコキシシランを基礎とする組成物中の残
留ハロゲン含量を中和しかつ減少させる方法が開示され
ており、この場合酸ハロゲン化物の残留含量を有するア
ルコキシシランは、アルコールの存在下にメタノール性
マグネシウムで事後に処理される。生成物を後処理する
ためのかかる付加的な方法は、一般に費用がかかり、付
加的な出費を余儀なくされる。更に、クロルシランとア
ルコールとの反応の場合には、アルコールを遊離された
塩化水素と反応させ、進行するエステル化の際にシロキ
サンを形成させることが見い出された。また、系中での
塩化水素溶解度を高めた場合には、高いシロキサン含量
を変更することができる。最終的な中和工程の前に起こ
る副反応は、これまで制御するのが困難であり、僅かな
選択性のために適度な収量を生じる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明の課
題は、アルコキシシランをなお効果的に製造することを
可能にする1つの方法を提供することであった。本発明
の付加的な目的は、アルコキシシランを残留ハロゲンの
できるだけ僅かな含量で得ることであった。
【0020】
【課題を解決するための手段】課された課題は、本発明
によれば、特許請求の範囲の記載に相応して解決され
る。
【0021】意外なことに、金属マグネシウムの存在下
にアルコキシシランへのクロルシランとアルコールとの
直接的な反応を行ない、この場合好ましくはエステル化
の際に生成されかつ溶液中に残留する塩化水素は、同時
に進行する”その場で(in-situ)”の中和によって塩
化マグネシウムの形成下に結合され、自体公知で予想す
ることができる副反応もしくは副生成物は、観察するこ
とができなかった。
【0022】また、意外なことに、劇的な条件下、例え
ば高められた温度、アルコールの第過剰量および長い反
応時間の下でなお高い変換率を可能にする、本発明によ
る反応の特に生成物を保護する効果を確認することがで
きる。
【0023】即ち、意外なことに、クロルシランとアル
コールとの本発明による反応の場合には、生じるアルコ
キシシランのために、一般に生成物を保護する最適な平
衡が生じ、この場合には、粗製生成物中の塩化水素の極
めて低い濃度が達成される。また、さらにエステル化の
経過において、一般に副生成物の形成は全く観察されな
い。反応の平衡が生成物を不利にする場合には、本方法
で塩化水素の直接的な中和を自動的に開始することから
出発してよい。
【0024】エステル化/中和工程の後に粗製生成物中
になお存在する固体含量、即ちこの場合に生成された塩
化マグネシウムおよび場合によっては過剰量で存在す
る、反応されなかった金属マグネシウムは、簡単な方法
で、有利に濾過によって分離されてよい。この場合に
は、有利に高沸点物および残留ハロゲンの含量、殊に残
留塩化物含量が僅かであるような生成物が得られる。ハ
ロゲン貧有の生成物もしくは低いハロゲン含量を有する
アルコキシシランは、一般にハロゲン含量が1000質
量ppm未満であるものである。殊に、前記のハロゲン
化物は、所謂加水分解可能、即ち酸塩素化合物、例えば
有機官能性クロルアルコキシシランならびに黒アルコキ
シシランを含めて塩化水素、クロルシラン、クロルアル
コキシシランである。
【0025】生成物中の過剰量のアルコールは、一般に
支障がないが、しかし、本方法が望ましい場合には、固
体の分離前もしくは分離後に蒸留により除去されること
ができる。蒸留は、常圧下または減圧下で実施されてよ
い。
【0026】更に、本方法を使用する場合には、同様に
好ましく意外な方法で、本発明により製造されたアルコ
キシシランの色価が費用をかけて製造された市場の生成
物の色価と比較して一般に劣化されていないことが観察
される。
【0027】固より、本発明による方法は好ましい。そ
れというのも、低い残留ハロゲン含量を有するアルコキ
シシランを所謂”一槽法(Eintopfverfahren)”で効果
的に製造する可能性を提供し、この場合には、従来のエ
ステル化法と比較して酸塩化物を中和するための付加的
な方法を実施することはないであろう。
【0028】また、本方法は、好ましい。それというの
も、商業的に十分に使用可能な、比較的に安価な使用物
質を採用してもよい。
【0029】それによって、残留ハロゲンの低い含量を
有するアルコキシシランを製造しかつ同時に中和するた
めの特に簡単で経済的で環境保護的な方法を提供するこ
とができる。
【0030】従って、本発明の対象は、少なくとも1つ
のハロゲン化シランを少なくとも1つのアルコールと金
属マグネシウムの存在下に反応させ、引続きアルコキシ
シランを粗製生成物から取得することを特徴とする、ア
ルコキシシランを製造する方法である。
【0031】一般に、本発明による方法は、所謂”一槽
反応(Eintopfreaktion)”として実施され、この場合
には、ハロゲンシランおよびマグネシウムが一緒に供給
され、この混合物は撹拌下に加熱され、かつアルコール
が添加される。
【0032】一般にアルコールは、過剰量で使用され
る。本発明による反応の間、アルコキシシランは、クロ
ルシランおよび使用されるアルコールから形成される。
この場合、生じる塩化水素は逃出され、反応の経過中に
初めて過剰量のアルコールが生成され、その際に塩化水
素は、溶解し、実際に同時に、即ち”その場で”結合さ
れ、一般に固体の塩化マグネシウムとして生じる。
【0033】本方法は、殊に常圧下または減圧下、例え
ば0.02バールの絶対圧力で実施される。しかし、こ
の方法は、高められた圧力下、例えば10バール未満の
絶対圧力で実施されてもよい。好ましくは、本発明によ
る反応は、0.8〜1.3バールの圧力で実施される。
【0034】また、一般に水の遮断下で作業が行なわれ
る。有利には、反応は、保護ガス下、例えば窒素の下で
実施される。反応の終結後、粗製生成物中に存在する固
体含量は、分離されることができる。場合によっては、
なお存在するアルコール含量は、必要に応じて、蒸留に
より分離されることができる。しかし、純粋な生成物
は、蒸留によって直接に本発明により得られた粗製生成
物から取得されてもよい。本発明によれば、得られたア
ルコキシシランは、一般に極めて低い残留ハロゲン値を
同時に高い生成物選択度で有する。
【0035】特に、本発明による方法の場合には、クロ
ルシランが使用される。しかし、クロルシランからなる
混合物が使用されてもよい。更に、フルオルシラン、ブ
ロムシランならびにヨードシランが使用されうる。
【0036】例えば、これに限定されるものではない
が、本発明による方法の場合には、次のクロルシランが
使用される:ビニルトリクロルシラン、3−クロルプロ
ピルトリクロルシラン、3−クロルプロピル−メチルジ
クロルシラン、n−プロピルトリクロルシラン、イソプ
ロピルトリクロルシラン、n−プロピル−メチルジクロ
ルシラン、トリメチルクロルシラン、ジメチルジクロル
シラン、メチルトリクロルシラン、エチルトリクロルシ
ラン、n−ブチルトリクロルシラン、イソブチルトリク
ロルシラン、イソブチル−メチルジクロルシラン、n−
オクチルトリクロルシラン、ヘキサデシルトリクロルシ
ラン、シクロヘキシル−メチルジクロルシラン、ジシク
ロペンチルジクロルシラン、3−メタクリロイルオキシ
プロピルトリクロルシランならびにフルオルアルキルト
リクロルシランもしくはペンタフルオルアルキルトリク
ロルシラン、例えば3,3,4,4,5,5,6,6,
7,7,8,8,8−トリデカフルオル−1,1,2,
2−テトラヒドロオクチルトリクロルシラン、3,3,
4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,1
0,10,10−ヘプタデカフルオル−1,1,2,2
−テトラヒドロデシルトリクロルシラン、この場合に
は、若干例を挙げたにすぎない。
【0037】本発明による方法の場合には、例えば市販
のマグネシウム屑、例えば型”MF 15”または”Almamet
150”のEckart Non Ferrum社(St. Georgen/A)のマグ
ネシウム屑が使用されてよい。有利には、マグネシウム
粉末またはマグネシウム屑が使用され、この場合平均粒
径は、有利に20μm〜15μm、特に有利に50μm
〜10mm、殊に有利には100μm〜1mmである。
しかし、別の変形のマグネシウム、例えば棒状地金また
は帯状物も適当である。
【0038】マグネシウムの使用すべき量は、一般に粗
製生成物の常法で予想することができる塩化物含量から
算出され、この場合には、有利に過剰量の金属が使用さ
れる。有利には、マグネシウムの量は、反応後に適当に
塩基性のpH値を維持することができる程度、有利にp
H10〜14が選択される。
【0039】好ましくは、一般にアルコールは、過剰
量、有利に過剰量のマグネシウムを適当な時間の間、反
応させ、マグネシウムアルコラートに変えるのにまさに
十分である量で定量供給される。
【0040】有利には、反応させるべきハロゲン化シラ
ンに対してアルコールの過剰量は、0.001〜500
モル%、有利に10〜400モル%、特に有利に20〜
200モル%である。
【0041】本発明による方法の場合には、望ましいエ
ステル化生成物に応じて、殊にこれに限定されるもので
はないが、メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロパノール、メトキシエタノール、n−ブタ
ノールまたはイソブタノールもしくは第二ブタノールを
アルコールとして使用することができる。
【0042】有利には、本発明による方法の場合には、
反応は、0〜200℃、有利に10〜160℃の範囲
内、特に有利に20℃と相応するクロルシランもしくは
アルコキシシランの沸点との間の温度で実施される。
【0043】一般に、本発明による反応は、5分間ない
し48時間の間継続される。有利には、反応は、本発明
による方法の場合に10分間ないし24時間、特に有利
に15分間ないし12時間の間、実施され、この場合に
は、十分な混合は、同様に有利である。
【0044】望ましい生成物を取得するために、例えば
クロルプロピル−メチルジメトキシシランの製造の場合
には、固体含量は、適当な方法で本発明による得られた
粗製生成物と分離される。固体の分離は、有利に濾過に
よって行なわれる。しかし、固体は、遠心分離によって
分離されてもよい。更に、こうして得られた生成物は、
特殊な蒸留に施こすことができる。しかし、望ましい生
成物は、本発明による固体含有の粗製生成物の蒸留によ
って取得されてもよく、この場合には、有利に減圧下で
蒸留される。
【0045】本発明による方法は、例えばこれに限定さ
れるものではないが、次のアルコキシシランの製造のた
めに使用することができる:ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル−トリス(2−
メトキシエトキシ)シラン、3−クロルプロピルトリメ
トキシシラン、3−クロルプロピルトリエトキシシラ
ン、3−クロルプロピル−メチルジエトキシシラン、3
−クロルプロピル−メチルジエトキシシラン、3−プロ
ピルトリメトキシシラン、n−プロピルトリエトキシシ
ラン、n−プロピル−メチルジメトキシシラン、n−プ
ロピル−メチルジエトキシシラン、トリメチルメトキシ
シラン、トリメチルエトキシシラン、ジメチルジメトキ
シシラン、ジメチルジエトキシシラン、メチルトリメト
キシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメ
トキシシラン、エチルトリエトキシシラン、イソブチル
トリメトキシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、
ヘキサデシルトリメトキシシラン、ヘキサデシルトリエ
トキシシラン、シクロヘキシル−メチルジメトキシシラ
ン、シクロヘキシル−メチルジエトキシシラン、ジシク
ロペンチルジメトキシシラン、ジシクロペンチルジエト
キシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピルトリメ
トキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピルトリ
エトキシシラン、ならびにペルフルオルアルキル官能性
アルコキシシランもしくはフルオルアルキル官能性アル
コキシシラン、例えば3,3,4,4,5,5,6,
6,7,7,8,8,8−トリデカフルオル−1,1,
2,2−テトラヒドロオクチルトリメトキシシラン、
3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8
−トリデカフルオル−1,1,2,2−テトラヒドロオ
クチルトリエトキシシラン、3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10−
ヘプタデカフルオル−1,1,2,2−テトラヒドロデ
シルトリメトキシシラン、3,3,4,4,5,5,
6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10−
ヘプタデカフルオル−1,1,2,2−テトラヒドロデ
シルトリエトキシシラン。
【0046】本発明による方法は、好ましい方法で、そ
れというのも簡単で経済的でありかつ環境保護的である
からであり、ハロゲン貧有のアルコキシシラン、即ち殊
に1000質量ppm未満、有利に100質量ppm未
満、特に有利に10質量ppm未満、殊に約1質量pp
m以下である検出限界の残留ハロゲン化物含量を有する
アルコキシシランの製造を可能にする。
【0047】一般に、本発明による方法の場合には、従
来の系に対して比較可能な費用で30%を上廻る程度に
低い酸ハロゲン化物の含量が少なくとも達成される。
【0048】更に、本発明による方法の使用は、好まし
くは意外な方法で良好な色価を有する生成物の提供を可
能にする。
【0049】本発明を次の実施例によって、詳説する
が、しかし、これによって特許保護が請求された対象を
限定するものではない。
【0050】
【実施例】比較例A クロルプロピルメチルジクロルシラン1440gを装入
し、約60℃に加熱する。次に、返送アルコール600
g(先行するエステル化からのメタノール)を供給す
る。反応の経過中に、連続的に約120℃に加熱し、生
成されたHClを駆出させる。この場合、温度は100
℃未満に低下する。次に、純粋なメタノール400gを
供給する。同時に、メタノールを返送アルコール受器中
に留去する。定量供給速度は、全時間に亘って200g
/hで一定である。こうして得られた粗製生成物におい
て、加水分解可能な塩化物40000質量ppmの含量
および11%の高沸点物の含量が測定される。このバッ
チ量が40℃未満に冷却された後に、加水分解可能な塩
化物を30%のナトリウムメチラート溶液300gと反
応させ、生成される塩を濾別する。蒸留により、クロル
プロピルメチル−ジメトキシシラン962g(70%)
およびメタノール206gが生じる。得られた留出液に
おいて、1150質量ppmの加水分解可能な塩化物の
含量が測定される。黒色の蒸留残留物(約380g)
は、主にシロキサンを含有する。
【0051】比較例B プロピルトリクロルシラン1560gを装入し、約60
℃に加熱する。次に、返送アルコール600g(先行す
るエステル化からのメタノール)を供給する。反応の経
過中に、連続的に約120℃に加熱し、生成されたHC
lを駆出させる。この場合、温度は100℃未満に低下
する。次に、純粋なメタノール1000gを供給する。
同時に、メタノールを返送アルコール受器中に留去す
る。定量供給速度は、全時間に亘って200g/hで一
定である。こうして得られた粗製生成物において、加水
分解可能な塩化物55000質量ppmの含量および9
%の高沸点物の含量が測定される。このバッチ量が40
℃未満に冷却された後に、加水分解可能な塩化物を30
%のナトリウムメチラート溶液400gと反応させ、生
成される塩を濾別する。蒸留により、プロピルトリメト
キシシラン1083g(75%)およびメタノール31
1gが生じる。得られた留出液において、255質量p
pmの加水分解可能な塩化物の含量が測定される。約3
55gの蒸留残留物は、主にシロキサンを含有する。
【0052】比較例C プロピルメチルジクロルシラン1440gを装入し、約
60℃に加熱する。次に、返送アルコール600g(先
行するエステル化からのエタノール)を供給する。反応
の経過中に、連続的に約120℃に加熱し、生成された
HClを駆出させる。この場合、温度は100℃未満に
低下する。次に、純粋なエタノール900gを供給す
る。同時に、エタノールを返送アルコール受器中に留去
する。定量供給速度は、全時間に亘って290g/hで
一定である。こうして得られた粗製生成物において、加
水分解可能な塩化物23000質量ppmの含量および
9%の高沸点物の含量が測定される。このバッチ量が4
0℃未満に冷却された後に、加水分解可能な塩化物を2
1%のナトリウムメチラート溶液350gと反応させ、
塩を濾別する。蒸留により、プロピルメチルジエトキシ
シラン1195g(74%)およびエタノール326g
が生じる。得られた留出液において、557質量ppm
の加水分解可能な塩化物の含量が測定される。約408
gの蒸留残留物は、主にシロキサンを含有する。
【0053】比較例D ヘキサデシルトリクロルシラン1440gを装入し、約
60℃に加熱する。次に、返送アルコール350g(先
行するエステル化からのメタノール)を供給する。反応
の経過中に、連続的に約120℃に加熱し、生成された
HClを駆出させる。この場合、温度は100℃未満に
低下する。次に、純粋なメタノール400gを供給す
る。同時に、メタノールを返送アルコール受器中に留去
する。定量供給速度は、全時間に亘って200g/hで
一定である。こうして得られた粗製生成物において、加
水分解可能な塩化物70000質量ppmの含量および
42%の高沸点物の含量が測定される。このバッチ量が
40℃未満に冷却された後に、加水分解可能な塩化物を
30%のナトリウムメチラート溶液500gと反応さ
せ、塩を濾別する。蒸留により、ヘキサデシルトリメト
キシシラン776g(56%)およびメタノール372
gが生じる。得られた留出液において、342質量pp
mの加水分解可能な塩化物の含量が測定される。約59
3gの蒸留残留物は、主にシロキサンを含有する。
【0054】実施例1 クロルプロピルメチルジクロルシラン2400gおよび
マグネシウム屑66gを装入し、約60℃に加熱する。
次に、メタノールを3時間に亘って200g/hの定量
供給効率で供給し、さらに400g/hで供給する。反
応の経過中に、連続的に約140℃に加熱し、生成され
たHClを導出させる。温度は、約3時間後に100℃
未満に低下する。次に、水素の遊離下に初めてマグネシ
ウムが反応し、塩化マグネシウムに変わる。メタノール
全部で1500gの添加および1時間の後反応の後に、
バッチ量を冷却し、濾過する。粗製生成物は、2%の高
沸点物の含量ならびに14のpH値を有する。蒸留によ
り、クロルプロピルメチルジメトキシシラン2130g
(93%)およびメタノール228gが生じる。得られ
た留出液において、80質量ppmの加水分解可能な塩
化物の含量が測定される。約124gの黄色の蒸留残留
物は、主にビス−(3−クロルプロピル−メチルメトキ
シ)ジシロキサンを含有する。
【0055】実施例2 クロルプロピルトリクロルシラン2400gおよびマグ
ネシウム屑25gを装入し、約60℃に加熱する。次
に、メタノールを5時間に亘って200g/hの定量供
給効率で供給し、さらに400g/hで供給する。反応
の経過中に、連続的に約140℃に加熱し、生成された
HClを導出させる。温度は、約5時間後に100℃未
満に低下する。メタノール全部で1600gの添加およ
び1時間の後反応の後に、メタノール550gを留去す
る。粗製生成物は、3%の高沸点物の含量ならびに14
のpH値を有する。次に、この粗製生成物を僅かな塩含
量で蒸留に移行させる。蒸留により、クロルプロピルト
リメトキシシラン2181g(97%)およびメタノー
ル30gが生じる。得られた留出液において、55質量
ppmの加水分解可能な塩化物の含量が測定される。黄
色の蒸留残留物は、ビス−(3−クロルプロピル−ジメ
トキシ)ジシロキサン約67gおよび塩化マグネシウム
約100gを含有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤロスラフ モンキーヴィッツ ドイツ連邦共和国 ラインフェルデン ブ ルステルシュトラーセ 2 アー (72)発明者 ミヒャエル ホルン ドイツ連邦共和国 ラインフェルデン マ イゼンライン 11 (72)発明者 ペーター レーヴェンベルク ドイツ連邦共和国 ラインフェルデン フ リードリッヒシュトラーセ 44 (72)発明者 トーマス シュロッサー ドイツ連邦共和国 インツリンゲン リー エンシュトラーセ 101 アー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルコキシシランの製造法において、少
    なくとも1つのハロゲン化シランを少なくとも1つのア
    ルコールと金属マグネシウムの存在下に反応させ、引続
    きアルコキシシランを粗製生成物から取得することを特
    徴とする、アルコキシシランの製造法。
  2. 【請求項2】 クロルシランを使用する、請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 メタノール、エタノール、プロパノー
    ル、メトキシエタノールまたはブタノールを使用する、
    請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 アルコール成分を過剰量で使用する、請
    求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 マグネシウム屑またはマグネシウム粉末
    を使用する、請求項1から4までのいずれか1項に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 反応を0〜200℃の温度で実施する、
    請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 反応を0.8〜1.3バールの絶対圧力
    で実施する、請求項1から7までのいずれか1項に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 反応を5分間ないし48時間の間、実施
    する、請求項1から7までのいずれか1項に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 粗製生成物中に存在する固体物質を濾過
    によって分離する、請求項1から8までのいずれか1項
    に記載の方法。
  10. 【請求項10】 固体物質を遊離したアルコキシシラン
    を蒸留する、請求項1から9までのいずれか1項に記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 アルコキシシランを固体物質含有粗製
    生成物からの蒸留によって取得する、請求項1から8ま
    でのいずれか1項に記載の方法。
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