JP2001139503A - 2,6−ジメチルナフタレンの製造方法 - Google Patents

2,6−ジメチルナフタレンの製造方法

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JP2001139503A
JP2001139503A JP2000263997A JP2000263997A JP2001139503A JP 2001139503 A JP2001139503 A JP 2001139503A JP 2000263997 A JP2000263997 A JP 2000263997A JP 2000263997 A JP2000263997 A JP 2000263997A JP 2001139503 A JP2001139503 A JP 2001139503A
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dimethylnaphthalene
washing
solid
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Takeharu Tanaka
丈晴 田中
Seiichi Yamamoto
誠一 山本
Shingo Yoshida
紳吾 吉田
Masahiro Motoyuki
正浩 元行
Koji Yamamoto
浩司 山本
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Kobe Steel Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C15/00Cyclic hydrocarbons containing only six-membered aromatic rings as cyclic parts
    • C07C15/20Polycyclic condensed hydrocarbons
    • C07C15/24Polycyclic condensed hydrocarbons containing two rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C7/00Purification; Separation; Use of additives
    • C07C7/14Purification; Separation; Use of additives by crystallisation; Purification or separation of the crystals

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は2,7−DMNを5質量%以上含有
するDMN異性体含有混合物を出発原料として用いた場
合であっても、高純度な2,6−DMNを得ることので
きる2,6−DMNの製造方法の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明は2,6−DMNを含有するDM
N含有混合物に冷却晶析を施した後、固液分離し、得ら
れた固体成分を溶剤で洗浄処理することにより、高純度
2,6−DMNを製造する方法において、冷却晶析後の
固液分離を圧搾濾過にて行うことに特徴を有する。本発
明方法において圧搾濾過の際の圧力は、10kg/cm
2以上が望ましく、本発明方法を用いれば2,7−DM
Nの含有量が5質量%以上であるDMN混合物を出発原
料としても高純度2,6−DMNを製造することがで
き、また2,6−DMNの含有量が25質量%未満のD
MN混合物に対して冷却晶析を行っても高純度2,6−
DMNを製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステルなど
の製造に用いられる2,6−ナフタレンジカルボン酸の
原料等として有用な2,6−ジメチルナフタレンの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンナフタレートを主体とする
繊維やフィルム等の製造に用いられるポリエチレンナフ
タレートが優れた特性を発揮するには、重合原料のモノ
マー成分である2,6−ナフタレンジカルボン酸が高純
度のものであることが必要であり、従って該モノマー成
分を得るための2,6−ジメチルナフタレン(以下、メ
チル基の置換位置を問わずにジメチルナフタレンを言う
ときはDMNと略記する)も高純度であることが要望さ
れている。尚、DMNには10種類の異性体が存在し、
2,6−DMNとしては他の9種類の異性体等をほとん
ど含まない高純度のもの(できれば99%以上)を用い
ることが望まれている。
【0003】上記2,6−DMNの製造方法には、オル
トキシレンとブタジエンから1,5−DMNを製造し、
それを異性化して得られる異性体混合物から2,6−D
MNを分離する方法や、ナフタレンまたはメチルナフタ
レンをメチル化した後に異性化し分離する方法等があ
り、更にはタール留分や石油留分から分離する方法等も
ある。但し、これらの留分や生成物は2,6−DMN以
外の多くの異性体を含むDMN異性体含有混合物である
為、このDMN異性体含有混合物から2,6−DMNを
分離する必要がある。しかしながら、DMN異性体の沸
点は非常に近接しており、有機化合物の分離精製に汎用
されている蒸留操作だけで2,6−DMNを高純度に精
製することは困難である。
【0004】そこで、この2,6−DMNの分離方法と
して、結晶化による方法や吸着による方法が提案されて
おり、更には、ある種の有機化合物を用いて錯体を形成
させて分離した後、この錯体を分解する方法や、これら
の方法を組み合わせた方法等が提案されている。結晶化
による冷却晶析法は、10種類のDMN異性体の中で
2,6−DMNの凝固点が最も高いという特性を利用す
るものであり、上記の方法の中では、冷却晶析法が最も
簡便で、工業的分離方法として適している。但し、冷却
晶析法のみで2,6−DMN純度を99%以上の高純度
まで高めるのは難しく、これに溶剤による処理などのプ
ロセスを組み合わせて用いるのが一般的である。例えば
特開昭48−5767号公報,特開昭48−22449
号公報,特公昭50−22553号公報では、DMN異
性体混合物を冷却晶析した後、吸引濾過により固液分離
し、得られた固体成分を溶剤で溶解させ冷却晶析する方
法が開示されている。しかしながら、これらの先行技術
は、10種類のDMN異性体の中で、2,6−DMN、
1,6−DMN、1,5−DMNといった相互に異性化
し易く、且つ分離し易いDMNを主体としたDMN混合
物を出発原料としており、2,6−DMNとの分離が困
難な2,7−DMNの量を5モル%(ほぼ5質量%と同
量)未満に限定した特別なDMN混合物を用いるもので
ある。通常のDMN製造工程で得られるDMN異性体含
有混合物は、2,7−DMNを5質量%以上含有するこ
とが一般的であり、前記先行技術に基づいて、2,7−
DMNを5質量%以上含有するDMN異性体含有混合物
を出発原料として用いた場合には、高純度な2,6−D
MNを得ることは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に着
目してなされたものであって、2,7−DMNを5質量
%以上含有するDMN異性体含有混合物を出発原料とし
て用いた場合であっても、高純度な2,6−DMNを得
ることのできる2,6−DMNの製造方法を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
のできた本発明の2,6−ジメチルナフタレンの製造方
法とは、2,6−ジメチルナフタレンを含有するジメチ
ルナフタレン含有混合物に冷却晶析を施し、固液分離し
て得られた固体成分を溶剤で洗浄処理することにより、
高純度2,6−ジメチルナフタレンを製造する方法であ
って、冷却晶析後の固液分離工程に圧搾濾過を組込んで
行うことを要旨とするものである。
【0007】また本発明は、2,6−ジメチルナフタレ
ンを含有するジメチルナフタレン含有混合物に冷却晶析
を施し、固液分離して得られた固体成分を溶剤で洗浄処
理することにより、高純度2,6−ジメチルナフタレン
を製造するに際して、該洗浄処理を複数回行ない、第2
回以降の洗浄処理で得られる洗浄母液の全部または一部
を、該洗浄より前の洗浄処理に用いる溶剤としてもよ
い。
【0008】この際、上記ジメチルナフタレン含有混合
物が、ジメチルナフタレン異性体の混合物であってもよ
い。
【0009】本発明方法において上記圧搾濾過の圧力
は、10kg/cm2以上が望ましく、圧搾濾過はチュ
ーブプレスでおこなうことが推奨される。
【0010】更に2,7−ジメチルナフタレンの含有量
が5質量%以上であるジメチルナフタレン混合物を出発
原料としてもよく、また2,6−ジメチルナフタレンの
含有量が25質量%未満のジメチルナフタレン混合物に
対して冷却晶析を行ってもよく、いずれにしても高純度
2,6−ジメチルナフタレンを製造することができる。
【0011】特に、2,6−ジメチルナフタレンの純度
が80%以上である上記固体成分を溶剤で洗浄し、次い
で固液分離と蒸留を行うことにより99%以上の高純度
2,6−DMNを得ることができる。
【0012】尚、洗浄に用いる上記溶剤としては、炭素
数5〜10の脂肪族炭化水素および/または脂環族炭化
水素を用いることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】2,7−DMNを5質量%以上含
むDMN異性体含有混合物を出発原料として、冷却晶析
・濾過により2,6−DMNを分離する場合、DMN異
性体含有混合物を冷却して結晶化せしめるとDMN異性
体含有混合物のスラリー粘度が高くなり、このスラリー
を吸引濾過して2,6−DMNを得ようとしても、母液
との分離効率が悪く、高純度の2,6−DMNを得るこ
とが困難である。
【0014】本発明者らは、特に2,7−DMNを5質
量%以上含むDMN異性体含有混合物を出発原料に用い
高純度2,6−DMNを得ることを最重要課題として鋭
意研究を重ねた結果、冷却晶析後の固液分離工程に圧搾
濾過を組み込むことにより、2,7−DMNを5質量%
以上含むDMN異性体含有混合物を用いても高純度の
2,6−DMNを製造することができることを見出し、
本発明に想到した。
【0015】固液分離工程では、冷却晶析後スラリーを
遠心分離など母液の一部を取り除く操作に供してから圧
搾濾過を行なってもよく、あるいは冷却晶析後、得られ
たスラリーを直接圧搾濾過することが望ましい。
【0016】圧搾濾過方法には、チューブプレス,フィ
ルタープレス,プレートプレス,ケージプレス,ベルト
プレス,スクリュープレス,円板プレス等の方法がある
が、工業的規模で大量に生産するにあたっては、高い圧
力で圧搾を行うことのできる圧搾濾過方法が望ましく、
100kg/cm2以上の高圧力を付加することのできる
チューブプレスが特に好ましい。
【0017】なお、チュ−ブプレスの基本原理は図2の
(a),(b)に示す通りであり、例えば、金網に炉布
を巻いた孔あき円筒体11とその内側に設けられたゴム
製円筒体12を同心状に配置し、両円筒体間の環状の隙
間にスラリー13を供給し、上記ゴム製円筒体内に高圧
液体を送入して前記孔あき円筒体11の外側に濾液を搾
りだすことによりスラリー13の圧搾を行うものであ
る。上記チューブプレスは、汚泥処理の分野等で利用さ
れていたが、有機化学工業の分野では、生ゴム製のゴム
膜が有機溶剤に溶けてしまうことから利用されなかっ
た。但し、最近では上記ゴム膜として、有機溶剤に不溶
性のフッ素系エラストマー(ポリフルオロカーボン;例
えば、Du pont 社製「Viton」)が開発されており、本発
明方法にもチューブプレスが適用可能である。
【0018】本発明において冷却晶析に供されるDMN
異性体含有混合物としては、2,7−DMNを5質量%
以上含むものであっても差し支えないが、2,6−DM
N濃度が10質量%以上のものが好ましく、出発原料の
2,6−DMN濃度が10質量%未満の場合には、2,
6−DMN純度の低いDMN異性体含有混合物を蒸留
し、2,6−DMN濃度を10質量%以上に濃縮するこ
とが望ましい。
【0019】このDMN異性体含有混合物を冷却晶析に
かけ、得られたスラリーを圧搾濾過により固液分離を行
い、高純度の2,6−DMNを得る。固体成分のDMN
異性体含有混合物結晶は溶剤中に投入して洗浄処理を行
う。洗浄後のスラリー状結晶を遠心分離などの一般的な
方法で固液分離し、分離された固体を蒸留操作にかけ、
溶剤を除去することによって、高純度の2,6−DMN
を得ることができる。
【0020】尚、冷却晶析後のDMN異性体含有混合物
中には、2,6−DMN以外にも9種のDMN異性体
や、その他のアルキルナフタレン類が含まれており、ほ
とんどの成分は液体の状態(一部は固体)で存在してい
る。これらの異性体が固液分離後の結晶中に多く含まれ
ると、その後の洗浄処理によっても高純度の2,6−D
MNを得ることは困難である。高純度の2,6−DMN
を得るためには、冷却晶析後の圧搾濾過によって、十分
に固液分離を行うことが肝要である。従って、圧搾濾過
時の圧力は高ければ高い程よく、10kg/cm2以上
が望ましく、50kg/cm2以上であればより望まし
く、80kg/cm2以上であれば更に望ましい。
【0021】この冷却晶析及び圧搾操作によってDMN
異性体含有混合物中の2,6−DMN純度を80%以上
にまで高めることが望ましい。2,6−DMN純度が8
0%以上のDMN異性体含有混合物中に液体の状態で存
在する不純物は、溶剤を用いた洗浄処理によって容易に
除去することができ、最終的に99%以上の高純度を達
成できる。この冷却晶析と圧搾濾過の操作を1回(以
下、1回の操作を「単段」ということがある。)行った
だけでは、2,6−DMNの純度が80%以上にならな
い場合、冷却晶析と圧搾濾過の操作を繰り返し(以下、
繰り返し操作を「多段」ということがある。)、DMN
異性体含有混合物結晶中の2,6−DMN純度を80%
以上にまで高めることが望ましい。尚、2,6−DMN
と2,7−DMNは構造や物性が似ているため、良く似
た挙動を示し、固液分離後のDMN異性体含有混合物結
晶中に固体の状態で存在する不純物の多くは2,7−D
MNであると考えられるが、2,6−DMN純度を80
%以上まで高め、結晶中の2,7−DMN濃度を低くし
ておけば、液体で存在する2,6−DMN、2,7−D
MN以外のDMN異性体やアルキルナフタレン類が溶媒
の働きをして2,7−DMNを溶かすため、この2,7
−DMNの多くも他の液状で存在する不純物と同様に、
容易に除去することができる。逆に、2,6−DMN純
度が80%未満であると、結晶で存在する2,7−DM
Nが増えてしまい、洗浄だけで除去することが困難にな
る。そして、固液分離後のDMN異性体含有混合物結晶
中に微小量、固体の状態で残存する2,7−DMNに関
しても、2,6−DMNと2,7−DMNでは2,7−
DMNの方が溶剤に対する溶解度が大きく、2,7−D
MNが優先的に溶剤中に溶け出すため、溶剤を用いた洗
浄処理によって、DMN異性体含有混合物結晶中から
2,7−DMNを抽出除去することが可能である。
【0022】本発明で洗浄処理に用いられる溶剤は、操
作温度条件において液体であり、DMNとの分離が容易
であれば特に制限はないが、脂肪族炭化水素や脂環族炭
化水素が好適に用いられる。脂肪族炭化水素や脂環族炭
化水素の炭素数は5〜10が好ましく、例えばヘキサン
やオクタン等が挙げられる。
【0023】溶剤の使用量は2,6−DMNを主たる成
分とするDMN異性体含有混合物結晶に対して、質量に
して好ましくは1/3倍量以上、より好ましくは1倍量
以上、好ましくは50倍量以下、より好ましくは5倍量
以下であればよい。また洗浄処理は、好ましくは−10
℃以上、より好ましくは5℃以上、好ましくは45℃以
下、より好ましくは30℃以下の温度範囲で行なうこと
が望ましい。
【0024】上述した様に溶剤を用いた洗浄処理によっ
て、DMN異性体含有混合物結晶中から2,7−DMN
を抽出除去することが可能であるが、2,7−ジメチル
ナフタレン濃度が高い場合、1回の洗浄処理では99%
以上の高純度の2,6−DMNが得られないことがあ
る。この様な場合、洗浄処理を複数回行なうことによっ
て、高純度に2,6−DMNを精製することが可能とな
るが、単に溶剤を用いて洗浄処理を複数回行なっただけ
では2,6−DMNの収率が大幅に低下することがあ
る。従ってこの様な収率低下を防ぐには、洗浄処理を複
数回行なう際に、図3で例示する様に第2回目以降の洗
浄処理で得られる洗浄母液を、該洗浄処理より前の洗浄
処理における洗浄溶剤として使用することによって、収
率を低下させることなく2,6−DMNの純度を向上さ
せることが可能となる。
【0025】即ち洗浄処理で得られる洗浄母液は2,6
−DMNの飽和溶液であるので、この溶液を用いて洗浄
を行なっても、新たに2,6−DMNが溶液中に溶け出
すことが無いためである。一方、2,6−DMN以外の
不純物は飽和に達していないため、この溶液中に溶け出
してくる。このため、洗浄処理で得られる洗浄母液をそ
の洗浄処理以前の洗浄処理における洗浄溶剤として使用
することで、2,6−DMNの収率を低下させることな
く、純度を向上させることが可能となる。
【0026】尚、この様な複数回の洗浄処理に供する固
体成分は、冷却晶析を施し、上記した様な圧搾濾過によ
って得られたものが望ましいが、該圧搾濾過以外の方法
によって固液分離し、得られた固体成分であってもよ
い。
【0027】本発明において、圧搾により得られたDM
N異性体含有混合物結晶は大きなブロック状の固まりで
あり、これをそのまま溶剤中に導入して洗浄を行なって
も、固まりの内部にある不純物を取り除くことが難し
く、効率が良くない。このため、洗浄槽の外部に循環ポ
ンプを設置し、洗浄槽内のスラリーを循環させ、湿式破
砕機を用いて洗浄に供するケーキを破砕することにより
洗浄効率を上げることが望ましい。
【0028】蒸留によって高純度2,6−DMNから分
離された溶剤や、固液分離によって分けられた溶剤は蒸
留操作によって溶質を除去した後、洗浄処理に再利用す
ることが可能である。
【0029】以下、本発明を図面を用いて説明するが、
下記の説明図は本発明を限定する性質のものではなく、
前・後記の趣旨に基づいて設計変更することはいずれも
本発明の技術的範囲内に含まれるものである。
【0030】図1は本発明の代表例を示す概略説明図で
あり、冷却晶析と圧搾濾過を2段にした場合の例であ
る。
【0031】原料であるDMN異性体含有混合物は、第
1冷却晶析装置1に導入されて、2,6−DMNの凝固
点以下に冷却された後、第1圧搾濾過装置2に送られ
る。冷却により得られた晶析物は、ここで液体(母液)
と固体(結晶)に固液分離され、母液はポンプP1によ
り系外または前工程に送給される。一方、結晶は第2冷
却晶析装置3に送られ、1段目同様に冷却によって晶析
され、その後、第2圧搾濾過装置4において固液分離さ
れる。ここで母液はラインL1を介して第1冷却晶析装
置1に返送される。また、結晶はラインL2を介して、
洗浄槽5へ送られる。上記結晶は洗浄槽5において、ラ
インL3から導入される溶剤と混合され、攪拌洗浄され
る。攪拌洗浄中、洗浄槽内のスラリーは外部の湿式破砕
機6に送られ、ケーキの破砕が行なわれた後、洗浄槽5
に戻される。攪拌洗浄後、スラリーはラインL4を介し
て次の固液分離工程に送られる(以下、固液分離工程と
して遠心分離器を用いた例を示すが、その他の固液分離
方法も適用可能である。)。遠心分離器7により固液分
離された2,6−DMNケーキはラインL5を介して溶
融槽8に送られ、そこで溶融後、ラインL6を介して蒸
留塔9に送られる。蒸留塔9では溶剤成分と、製品であ
る高純度2,6−DMNに分離される。高純度2,6−
DMNはラインL7を介して製品として取り出される。
一方、溶剤はラインL8からラインL3を介して洗浄槽5
に返送される。
【0032】また、遠心分離器7により分離された溶剤
はラインL9を介して蒸留塔10に送られ、溶剤成分
と、DMN混合物成分に分離される。上記溶剤成分はラ
インL 3を介して洗浄槽5に返送され、一方、上記DM
N混合物成分はラインL10を介して第1冷却晶析装置1
に返送される。
【0033】また図3は、洗浄処理を複数回行なう場合
の2,6−DMNの製造方法を例示する該略図である
が、洗浄処理は上述した通り、目的に応じて洗浄処理回
数を増減することが可能である。上述した様に圧搾濾過
にて固液分離して得られた結晶(固体成分)は、ライン
2を介して洗浄槽5Aへ送られる。上記結晶は洗浄槽
5Aにおいて、ラインL3から導入される溶剤と混合さ
れ、攪拌洗浄される。攪拌洗浄中、洗浄槽内のスラリー
は外部の湿式破砕機6に送られ、ケーキの破壊が行なわ
れた後、洗浄槽5Aに戻される。攪拌洗浄後、スラリー
はラインL4を介して次の固液分離工程(遠心分離器
7)に送られる。遠心分離器7Aにより固液分離された
2,6−DMNケーキはL6を介して第2洗浄槽である
洗浄槽5Bへ送られる。
【0034】また、遠心分離器7Aにより分離された洗
浄母液はラインL5を介して蒸留塔9に送られ、溶剤成
分と低純度2,6−DMNに分離される。尚、蒸留塔9
によって分離された溶剤成分はラインL8からラインL
11を介して第2洗浄槽である洗浄槽5Bへ送られる。洗
浄槽5BではラインL11から導入される溶剤と混合さ
れ、洗浄槽5Aと同様の攪拌洗浄が行なわれる。攪拌洗
浄後、スラリーはラインL9を介して固液分離工程に送
られる。ここでは固液分離工程に遠心分離器を用いた例
を示すが、その他の固液分離方法も適用可能である。遠
心分離機7Bにより固液分離された2,6−DMNケー
キは溶融槽8に送られ、そこで溶融後、ラインL10を介
して蒸留塔9Bに送られ、溶剤成分と、高純度2,6−
DMNに分離される。上記溶剤成分はラインL11を介し
て洗浄槽5Bに返送される。
【0035】尚、遠心分離機7Bにより分離された溶剤
はラインL12を介して洗浄槽5Aに返送される。また蒸
留塔9BからラインL13を介して製品である高純度2,
6−DMNが得られる。
【0036】以下、本発明を実施例によって更に詳細に
説明するが、下記の実施例は本発明を限定する性質のも
のではなく、前・後記の趣旨に基づいて設計変更するこ
とはいずれも本発明の技術的範囲内に含まれるものであ
る。なお以下の各実施例及び比較例における「%」は
「質量%」である。
【0037】
【実施例】実施例1 表1に示す組成の原料(DMN異性体含有混合物)を9
℃にて結晶を析出させ、約100kg/cm2で圧搾濾
過することにより、表1に示すような組成のDMN異性
体含有混合物ケーキを得た。このDMN異性体含有混合
物結晶100gとノルマルヘキサン200gを、攪拌機
を取り付けたセパラブルフラスコにとり、温度30℃で
1時間攪拌した。その後、吸引濾過により結晶を分離し
た後、結晶の上からきれいな溶剤100gを注いだ。得
られた結晶をガスクロマトグラフィーにより分析したと
ころ表1に示す組成の結晶を得た。「その他不純物」と
しては、メチルナフタレン,エチルナフタレン,その他
DMN類相当の沸点を持つ炭化水素類などが含まれる。
【0038】
【表1】
【0039】尚、洗浄前のケーキ中の2,6−DMNに
対する収率は65.71%であった。本発明によれば、
高純度の2,6−DMNが高い収率で得られることが分
かる。
【0040】実施例2 表2に示す組成の原料(DMN異性体含有混合物)を1
段目は15℃、2段目は70℃にて結晶を析出させ、夫
々の冷却晶析後に約100kg/cm2で圧搾濾過を行
ったこと以外は、実施例1と同様にして、表2に示すよ
うな組成のDMN異性体含有混合物ケーキと洗浄後結晶
を得た。
【0041】
【表2】
【0042】洗浄前のケーキ中の2,6−DMNに対す
る収率は65.05%であった。本発明によれば、高純
度の2,6−DMNが高い収率で得られることが分か
る。
【0043】実施例3 表3に示す組成の原料(DMN異性体含有混合物)を1
段目は3℃で結晶を析出させ、遠心分離で固液分離後、
2段目は65.8℃にて結晶を析出させ、チューブプレ
スを用いて、操作圧力100kg/cm2で圧搾濾過を
行ったこと以外は、実施例1と同様にして、表3に示す
ような組成のDMN異性体含有混合物ケーキと洗浄後結
晶を得た。尚、チューブプレスにはアシザワ(株)製T
PS−1[温度調節機能付き)、ろ過面積:0.45m
2、内容量:17リットル]を用いた。
【0044】
【表3】
【0045】洗浄前のケーキ中の2,6−DMNに対す
る収率は77.24%であった。本発明によれば、高純
度の2,6−DMNが高い収率で得られることが分か
る。
【0046】実施例4 表4に示す組成の原料(DMN異性体含有混合物)を2
9℃にて結晶を析出させ、約100kg/cm2で圧搾
濾過を行ったこと以外は、実施例1と同様にして、表4
に示すような組成のDMN異性体含有混合物ケーキと洗
浄後結晶を得た。
【0047】
【表4】
【0048】洗浄前のケーキ中の2,6−DMNに対す
る収率は66.66%であった。本発明によれば、高純
度の2,6−DMNが高い収率で得られることが分か
る。
【0049】実施例5 以下の様にして洗浄母液の返送を含む複数段洗浄を実施
した。 表5に示す組成の原料(DMN異性体混合物)を32
℃にて結晶析出させ、約100kg/cm2で圧搾濾過
することにより、表5に示すような組成のDMN異性体
混合物ケーキを得た。 このDMN異性体混合物結晶545gとノルマルヘキ
サン660gを、攪拌機を取りつけたセパラブルフラス
コにとり、温度30℃で1時間攪拌した。その後圧搾濾
過により結晶を分離し、母液を回収した。 次いで、で得られたDMN異性体混合物結晶165
gと、で得られた母液660gとを用い、温度を35
℃とした以外はと同様の洗浄処理を行なった。その
後、遠心分離により結晶を分離した。 更に、で得られた結晶128gとノルマルヘキサン
411gとを用いてと同様の洗浄処理を行なった。そ
の後、圧搾濾過により結晶を分離し、得られた結晶をガ
スクロマトグラフにより分析したところ表5に示す組成
であった。洗浄前のケーキ中の2,6‐DMNに対する
収率は45%であった。
【0050】
【表5】
【0051】比較例1 表6に示す組成の原料(DMN異性体含有混合物)を2
6℃にて結晶析出させ、約2kg/cm2で加圧しなが
ら吸引濾過を行ったこと以外は、実施例1と同様にし
て、表6に示すような組成のDMN異性体含有混合物ケ
ーキと洗浄後結晶を得た。
【0052】
【表6】
【0053】得られた洗浄後結晶の2,6−DMN純度
は70%未満であった。
【0054】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、本
発明の方法を用いれば2,7−DMNの含有量が5質量
%以上であるDMN混合物を出発原料としても高純度
2,6−DMNを製造することができ、また2,6−D
MNの含有量が25質量%未満のDMN混合物に対して
冷却晶析を行っても高純度2,6−DMNを製造するこ
とができる。特に、2,6−DMNの純度が80%以上
である固体成分を溶剤で洗浄し、次いで固液分離と蒸留
を行うことにより99%以上の高純度2,6−DMNを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の代表例を示す概略説明図である。
【図2】圧搾濾過の代表例であるチューブプレス方法を
示す説明図である。
【図3】本発明の方法の代表例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 第1冷却晶析装置 2 第1圧搾濾過装置 3 第2冷却晶析装置 4 第2圧搾濾過装置 5,5A,5B 洗浄槽 6 湿式破砕機 7,7A,7B 遠心分離器 8 溶融槽 9 蒸留塔 10 蒸留塔 11 孔あき円筒体 12 ゴム製円筒体 13 スラリー 14 ポンプ 15 熱交換器
フロントページの続き (72)発明者 吉田 紳吾 大阪市中央区備後町4丁目1番3号 株式 会社神戸製鋼所大阪支社内 (72)発明者 元行 正浩 大阪市中央区備後町4丁目1番3号 株式 会社神戸製鋼所大阪支社内 (72)発明者 山本 浩司 神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会 社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2,6−ジメチルナフタレンを含有する
    ジメチルナフタレン含有混合物に冷却晶析を施し、固液
    分離して得られた固体成分を溶剤で洗浄処理することに
    より、高純度2,6−ジメチルナフタレンを製造する方
    法であって、冷却晶析後の固液分離工程に圧搾濾過を組
    込んで行うことを特徴とする2,6−ジメチルナフタレ
    ンの製造方法。
  2. 【請求項2】 2,6−ジメチルナフタレンを含有する
    ジメチルナフタレン含有混合物に冷却晶析を施し、固液
    分離して得られた固体成分を溶剤で洗浄処理することに
    より、高純度2,6−ジメチルナフタレンを製造する方
    法であって、該洗浄処理を複数回行ない、第2回以降の
    洗浄処理で得られる洗浄母液の全部または一部を、該洗
    浄より前の洗浄処理に用いる溶剤とすることを特徴とす
    る2,6−ジメチルナフタレンの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ジメチルナフタレン含有混合物がジ
    メチルナフタレン異性体の混合物である請求項1または
    2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 10kg/cm2以上の圧力で圧搾濾過
    を行う請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 2,7−ジメチルナフタレンの含有量が
    5質量%以上であるジメチルナフタレン含有混合物を出
    発原料とする請求項1〜4のいずれかに記載の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 2,6−ジメチルナフタレンの含有量が
    25質量%未満のジメチルナフタレン含有混合物に対し
    て冷却晶析を行う請求項1〜5のいずれかに記載の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 2,6−ジメチルナフタレンの純度が8
    0%以上である上記固体成分を溶剤で洗浄し、次いで固
    液分離と蒸留を行うことにより99%以上の高純度2,
    6−ジメチルナフタレンを得る請求項1〜6のいずれか
    に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 洗浄に用いる溶剤が、炭素数5〜10の
    脂肪族炭化水素および/または脂環族炭化水素である請
    求項1〜7のいずれかに記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 圧搾濾過をチューブプレスにて行なう請
    求項1〜8のいずれかに記載の方法。
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