JP2001139096A - 飲料などの供給装置 - Google Patents

飲料などの供給装置

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JP2001139096A
JP2001139096A JP32680499A JP32680499A JP2001139096A JP 2001139096 A JP2001139096 A JP 2001139096A JP 32680499 A JP32680499 A JP 32680499A JP 32680499 A JP32680499 A JP 32680499A JP 2001139096 A JP2001139096 A JP 2001139096A
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beverage
resin
water
atmosphere
beverages
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JP32680499A
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English (en)
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Fumiichiro Kameyama
文一郎 亀山
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 メンテナンスの手間を少なくしても異臭が発
生したりせず、美味しいジュース、コーヒー、ビールな
どの飲料やクリーム、スープなどの流動性のある食品を
供給できる飲料などの供給装置を提供する。 【解決手段】 飲料などが通過する飲料通路の大気に開
放されていない部分の飲料などとの接触面を、通過する
飲料などの表面張力より小さい表面張力を有する樹脂に
て形成する一方、前記飲料通路の大気開放部分の飲料な
どとの接触面を、飲料などが残留して付着するのを防止
可能な構造および/または材質にて形成すれば、飲料な
どの風味などに悪影響を及ぼす恐れのある要素を飲料な
どと共に外部に押し出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料などの供給装
置に関するものであり、さらに詳しくは、ジュース、コ
ーヒー、ビール、水、茶などの飲料もしくはクリーム、
ソフトクリーム、ムース、スープなどの流動性のある食
品やチップアイスなどをコップなどへ適量注出して販売
するなどする飲料などの供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】飲料などの供給装置としては、従来、ビ
ールなどのようにタンクなどの大型容器に密封して工場
から出荷された商品を、ノズルからそのままコップに小
分けして販売する飲料供給装置(以下、プリミックス商
品と称す)や、ジュースやコーラなどのように濃縮液で
大型容器に保管しておき、販売の都度水によって適宜希
釈して供給する飲料供給装置(以下、ポストミックス商
品と称す)とがある。
【0003】プリミックス商品もポストミックス商品も
充分な衛生管理の下で工場生産されるので、大型容器に
充填されて工場から出荷供給される商品自体が微生物で
汚染されていることは殆どない。しかし、飲料を充填し
たタンクなどの大型容器の交換時や飲料供給装置のメン
テナス時などの際には人体に付着した微生物や大気中の
微生物[大きさが約1μm以上の藻類、(真)菌類、細
菌類を微生物と称す]が飲料中に混入する可能性があ
る。また、ビールなどの場合は、飲料通路の途中に備え
たステンレス管などで作られた冷却コイルで熱交換して
冷却してノズルから供給されるが、冷却コイル内に微生
物が入りこんで増殖したり、内面に商品の一部、また、
水に溶解したCaやMgなどのスケールが堆積し、配管
内面が汚れると云った問題点がある。
【0004】一般的に樹脂は金属と比べて表面自由エネ
ルギーが低く防汚性に優れている。そのため、飲料供給
装置の飲料が通過する飲料通路の飲料との接触面を樹脂
で形成することが多い。しかしながら、ノズルは、飲料
を通過させてコップに供給した後は内部が大気開放状態
になることが繰り返して行われるため、空中浮遊菌に接
触する機会が多く酢酸菌、乳酸菌などの一般細菌や前記
のようにして飲料内に混入した微生物が内部表面に付着
して増殖し易く、これらの微生物の物質代謝の生成物な
どが原因となって、ジュース、コーラ、ビールなどの飲
料に異臭が発生したり、風味や色が落ちて不味くなり商
品価値が損なわれる問題点がある。また、ノズルをシロ
ップなどの飲料が通過した際、通過したシロップもしく
は飛散したシロップが乾湿を繰り返し、やがて脱水しノ
ズルに付着するが、この付着したシロップが微生物の巣
となったり温床となる問題点もある。そこで人手により
ノズルを毎日水やアルコールで洗浄したり、頻繁に洗浄
作業をしたり、監視したりするメンテナンスを行う日常
の衛生管理が行われるが、巨額のコストがかかる問題が
ある。
【0005】そのため、特開平9−126648号公報
には、飲料が通過する飲料通路の飲料などとの接触面に
抗菌剤を添加したフッ素系樹脂を積層したノズルが開示
されており、実開平6−31868号公報には、フッ素
樹脂、シリコーン、ポリカーボネート、ポリアミドなど
の樹脂あるいはグラファイト化合物が少なくとも含有さ
れる薄膜層を飲料との接触面に形成したノズルが開示さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の諸問題を改善し、ノズルを人手によりリンスするよう
な日常の衛生管理を行うことなく、メンテナンスの手間
を少なくしても異臭が発生したり、風味や色が落ちず、
美味しいジュース、コーヒー、ビール、水、茶などの飲
料もしくはクリーム、ソフトクリーム、ムース、スープ
などの流動性のある食品を供給できる飲料など(以下、
飲料と称する場合がある)の供給装置を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記課題を解
決するために鋭意研究した結果、微生物の増殖を効果的
に阻害するには飲料通路内面に付着しないようにすると
ともに、ノズルのような飲料通路の大気開放部分は飲料
を通過させた後はその表面から養分・水分を除去して乾
燥状態にすることが必要であるという考えに基づき、飲
料通路を大気に開放されていない部分と、飲料を通過さ
せた後は内部が大気開放状態になる部分とに分け、大気
に開放されていない部分の飲料との接触面を通過する飲
料より界面張力の小さい樹脂にて形成する一方、飲料を
通過させた後は内部が大気開放状態となるノズルなどの
大気開放部分の飲料との接触面は飲料を通過させて内部
が大気開放状態となるとほぼ同時に、養分・水分のない
乾燥環境にできる構造、材質にて形成することにより、
飲料を充填したタンクなどの交換時などの際に微生物が
飲料中に微生物が混入しても飲料通路内面に付着せず飲
料の風味などに悪影響を及ぼす以前に飲料と共に外部に
押し出されるので、飲料通路中での微生物の生育増殖を
阻止できることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。尚、ここで言うところの、養分のない乾燥した環境
が如何なる環境であるかについては後述する。
【0008】上記課題を解決するための請求項1の発明
は、一端が飲料などを収納した容器に連結されて他端か
ら飲料などを供給する飲料供給装置において、前記飲料
などが通過する飲料通路の大気に開放されていない部分
の飲料などとの接触面を、通過する飲料などの表面張力
より小さい表面張力を有する樹脂にて形成する一方、前
記飲料通路の大気開放部分の飲料などとの接触面を、飲
料などが残留して付着するのを防止可能な構造および/
または材質にて形成することを特徴とする飲料などの供
給装置に関するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。 (イ)先ず飲料が通過する飲料通路の大気に開放されて
いない部分の飲料との接触面を形成する、通過する飲料
の表面張力より小さい表面張力を有する樹脂について説
明する。表面を形成する材質と液体の濡れの関係は、Z
ismanが表面自由エネルギーの目安として提唱した
臨界表面張力(γc)[接着の科学:著者:竹本喜一、
三刀基郷、講談社 1997]を用いて説明される。す
なわち、ある液体がある固体を濡らすためには、その固
体に対する液体の表面張力(γ)がその液体の臨界表面
張力(γc)より小さい値であることが必要である。ち
なみに、水、油、メチルアルコールの臨界表面張力(γ
c)(mN/m)(温度20℃、接触させる気体は空気
である)は、水が72.75、油が32、メチルアルコ
ールが22.27であり、一方、フッ素系樹脂であるポ
リテトラフルオロエチレン(PTFE樹脂)が18.
4、フッ化エチレン・パーフロロアルコキシ共重合体
(PFA樹脂)が10、ポリフッ化ビニリデン(PVD
F樹脂)が33であり、脂肪酸アミン単分子膜が24、
ポリエチレン(PE樹脂)が31、ポリジメチルシロキ
サンが24、ポリ塩化ビニルが39、ポリ塩化ビニリデ
ンが40、ポリアミド樹脂(ナイロン11)が42〜4
6である。
【0010】上記の各種の液体や固体の臨界表面張力
(γc)のデータからPTFE樹脂、PFA樹脂、PV
DF樹脂、脂肪酸アミン単分子膜、PE樹脂、ポリジメ
チルシロキサン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリアミド樹脂(ナイロン11)は程度の差はある
がいずれも水に濡れにくく揆水性を呈することが判る。
しかし、PVDF樹脂、脂肪酸アミン単分子膜、PE樹
脂、ポリジメチルシロキサン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリアミド樹脂(ナイロン11)などは
油脂分をはじくことが難しいことが判る。それに対し
て、臨界表面張力(γc)が20以下のフッ素系樹脂で
あるPTFE樹脂、PFA樹脂は優れた水に濡れにくく
揆水性を有するとともに油脂分をはじく優れた揆油性を
呈する。
【0011】実際の飲料や食品は水、油など諸成分を種
々の割合で含むのでこれらの接触面に水に対する濡れに
くさや油脂分をはじく性質をどの程度持たせるかは実際
の飲料や食品により異なるので一概に特定できない。し
かし上記のようにこれらの接触面に実際の飲料や食品ま
たは微生物が付着するのを抑制・防止するためには、そ
の接触面の表面張力が通過する実際の飲料や食品の表面
張力より小さいことが少なくとも必要である。
【0012】本発明で使用可能な樹脂としては、具体的
には、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩
化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、アクリル
系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、ポリアセタール系樹脂、ABS樹脂、フッ素系樹
脂、シリコーン系樹脂、ポリビニルアルコールケン化物
系樹脂、エチレンービニルアルコール共重合体系樹脂な
どおよびこれらの混合物やアロイなどの熱可塑性樹脂な
どのほかに、エポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル系樹
脂、フェノール系樹脂、ユリア・メラミン系樹脂、ポリ
ウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂、紫外線硬化系樹
脂、電子線硬化系樹脂などの熱硬化性樹脂を挙げること
ができる。
【0013】飲料が通過する飲料通路の大気に開放され
ていない部分の飲料との接触面をこれらの樹脂を用いて
形成する方法は特に限定されず、飲料通路自体をこれら
の樹脂で形成してもよく、また外層を形成する金属など
の内側に塗布法、ゾル−ゲル化処理法、押出成形方法な
どの方法で樹脂をコーテイング、積層するなどして形成
してもよい。押出成形方法は、飲料通路自体を樹脂で形
成する場合も外層の金属などの内側に樹脂層を積層する
場合も、容易にできるので経済的である上、厚さ制御が
容易であり、ピンホールが発生し難い利点などがあるの
で好ましく使用できる。
【0014】(ロ)次に、飲料通路の大気開放部分につ
いてノズルを例にとり、その飲料との接触面を形成す
る、飲料が残留して付着するのを防止可能な構造および
材質について説明する。本発明においては、飲料が通過
した後は大気開放状態となることが繰り返されるノズル
の飲料や大気が接触する表面を、(1)通過する飲料が
残留して付着するのを防止可能な構造にすることによ
り、あるいは(2)通過する飲料が残留して付着するの
を防止可能な材質とすることにより、あるいは(3)通
過する飲料が残留して付着するのを防止可能な材質とす
るとともに飲料が残留して付着するのを防止可能な構造
にすることにより、飲料や食品を通過させた後、内部が
大気開放状態となっても、水切れがよく微生物の温床と
なり易い飲料や食品が残って溜ったりせず、大気から混
入する微生物や飲料もしくは食品に混入した微生物の生
育増殖を阻止できる。
【0015】本発明において、「飲料や大気が接触する
表面を、通過する飲料が残留して付着するのを防止可能
とする」という意味は、飲料や食品を通過させて内部が
大気開放状態となるとほぼ同時に、前記表面には養分の
ない乾燥した環境が維持されるという意味である。この
ような表面にすれば飲料や食品を通過させた後、内部が
大気開放状態となった時、水切れがよく、養分のない乾
燥した環境が維持されるので、大気から混入する微生物
や飲料もしくは食品に混入した微生物の生育増殖を阻止
できる。
【0016】先ず、(1)通過する飲料が残留して付着
するのを防止可能な構造について説明する。本発明でい
う構造とは、飲料が残留して付着するのを防止可能な表
面構造であり、具体的には、例えば、撥水性の高い、ビ
ロードや、基板上に径および長さの小さい微細なナイロ
ン繊維を静電植毛した人工ビロード、蓮の葉などの表面
構造や、水泳選手の水着の表面構造のように撥水性材料
と親水性材料とを交互に配置して乱流を抑えて層流とな
るような整流効果のある表面構造や、後述するフラクタ
ル的凹凸構造を有する表面などを挙げることができる。
【0017】このような表面構造とすればノズルの前記
表面を形成する材質は特に限定されず、ジュース、コー
ヒー、ビール、水、茶などの飲料もしくはクリーム、ソ
フトクリーム、ムース、スープなどの流動性のある食品
を汚したり、劣化したりせず、かつ材質自体がこれらの
飲料もしくは食品によって侵されたり劣化したりせず、
耐飲料性、耐食品性を有するものであれば無機物でもプ
ラスチックスなどの有機物でも、あるいはこれらの組み
合わせでもよい。材質の具体例としては、例えば、ステ
ンレススチール、アルミニウムあるいはアルミニウム合
金、銅あるいは銅合金などの各種金属、各種のセラミッ
クス、ガラス、前記のような熱可塑性樹脂、前記のよう
な熱硬化性樹脂などあるいはこれらの組み合わせなどを
挙げることができる。
【0018】飲料が通過した後は大気開放状態となるこ
とが繰り返されるノズルの飲料が接触する表面を、通過
する飲料が残留して付着するのを防止可能な上記のよう
な表面構造にすることにより、飲料や食品を通過させた
後、内部が大気開放状態となっても、水切れがよく飲料
や食品が残って溜ったりせず、大気から混入する微生物
や飲料もしくは食品に混入した微生物の生育増殖を阻止
できる。
【0019】次に、(2)通過する飲料が残留して付着
するのを防止可能な材質について説明する。ノズルの前
記表面を形成する材質はpH3程度の酸性で糖度の高い
濃縮シロップを含むジュース、コーヒー、ビール、微生
物が繁殖し易い中性で糖度の低いウーロン茶や紅茶、水
などの飲料もしくはクリーム、ソフトクリーム、ムー
ス、スープなどの流動性のある食品を汚したり、劣化し
たりせず、同時に材質自体がこれらの飲料もしくは食品
によって侵されたり劣化したりせず、耐飲料性、耐食品
性を有するものであり、かつ通過する飲料もしくは食品
が残留して付着するのを防止可能な材質であれば特に限
定されない。
【0020】材質の具体例としては、上記のように、ス
テンレススチール、アルミニウムあるいはアルミニウム
合金、銅あるいは銅合金などの各種金属、各種のセラミ
ックス、ガラス、前記のような熱可塑性樹脂、前記のよ
うな熱硬化性樹脂などあるいはこれらの組み合わせなど
を挙げることができる。飲料通路の大気に開放されてい
ない部分の飲料との接触面の表面張力は通過する実際の
飲料や食品の表面張力より小さいことが必要であるが、
ノズルにおいても飲料や食品の種類などに依存するが、
飲料が接触する表面を、通過する実際の飲料や食品の表
面張力より小さい表面張力を有する材質である、ポリオ
レフィン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂など
あるいはこれらの組成物などで形成されることが好まし
い。
【0021】次に、(3)飲料が残留して付着するのを
防止可能な材質とするとともに飲料が残留して付着する
のを防止可能な構造にすることについて説明する。飲料
が通過した後は大気開放状態となることが繰り返される
ノズルの、飲料が接触する表面を、例えばポリオレフィ
ン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂などあるい
はこれらの組成物を用いると共に飲料や水分が残留して
付着するのを防止可能な表面構造とすることにより、飲
料や食品が残留して付着するのをさらによく防止でき、
飲料や食品を通過させた後、内部が大気開放状態となっ
ても、水切れが非常によく、飲料や食品が残って溜った
りせず、養分のない乾燥した環境が維持されるため、微
生物の生育増殖をさらに一層よく阻止できる。
【0022】ここでいう表面構造は、前述の通りであ
る。これらの中でもフラクタル的凹凸構造を有する固体
表面は、基材によく密着して耐久性がよい表面を人工的
に容易に形成でき、しかも飲料や食品を通過させた後、
内部が大気開放状態となっても、水切れが非常によく、
飲料や食品が残って溜ったりせず、養分のない乾燥した
環境が維持されるという顕著な効果を奏するので本発明
において好ましく使用できる。また、前記フラクタル的
凹凸構造を有する表面がフッ素あるいはフッ素系化合物
で修飾した固体表面である場合も、前記と同等あるいは
それ以上の顕著な効果を奏するので本発明において好ま
しく使用できる。
【0023】次にフラクタル的凹凸構造を有する固体表
面について説明する。図1に示したように、平滑な固体
表面a上に置かれた液滴bの接触角Θは、接触点Oに働
く3つの力、α12、α13、α23の釣り合いを考えて次式
(1)(Youngの式)により表される。 cosΘ=(α13−α12)/α23 (1) 式(1)において、α12、α13、α23はそれぞれ固−液
界面、固−気界面、気−液界面の界面張力である。
【0024】固体表面aに凹凸があると液滴の接触角が
変わり、凹凸面上の液滴の接触角Θγは次式(2)で表
される。 cosΘγ=γcosΘ (2) 式(2)において、γは凹凸面の表面積が平滑な面に比
べて何倍になったかを表す因子(表面積倍増因子)であ
る。γは1より大きいから、凹凸面上の液滴の接触角Θ
γはΘ>90°以上の場合にはΘより大きくなり、固体
表面の凹凸化により撥水性を有する固体表面をより撥水
性を有する固体表面とすることができる。
【0025】活性炭やシリカゲルなどはフラクタル的凹
凸構造をもつ固体表面を持ち表面積が大きいことが知ら
れている(フラクタル表面の超撥水・超親水現象、恩田
智彦、電学論、1041〜1046頁、116巻12
号、平成8年)。フラクタル的凹凸構造をもつ固体表面
は非常に大きい実表面積を有しているためγが非常に大
きくなる。そのため、Θ>90°以上の撥水性を有する
物質の表面がフラクタル的凹凸構造をもつ固体表面であ
ると(ただし、フラクタル的凹凸構造の最大のスケール
は液滴径より小さいものとする)、超撥水性を有する固
体表面、例えば接触角140°以上の超撥水性を有する
固体表面とすることができる。
【0026】図2に示したように、Θ>90°以上の撥
水性を有する物質のフラクタル的凹凸構造をもつ固体表
面cの凹部dの最深部までは液滴bは侵入できず、そこ
には空気相が存在し、固−液界面以外に固−気界面や気
−液界面が存在する。
【0027】このように例えば、接触角90°以上の撥
水性を有するポリエチレン(低密度ポリエチレン樹脂、
LDPE)を用いて形成した表面をフラクタル的凹凸構
造を有する固体表面とすれば、そのフラクタル的凹凸構
造を有する固体表面は接触角140°以上の超撥水性を
有する固体表面となるので本発明で好ましく使用できる
固体表面となる。
【0028】しかし、飲料や食品などの表面張力より小
さい表面張力を有するフッ素系樹脂を用いて形成した表
面をフラクタル的凹凸構造を有する固体表面とすれば、
ポリエチレン(低密度ポリエチレン樹脂、LDPE)の
場合よりも接触角がさらに大きい超撥水性を有する固体
表面となるので本発明でより好ましく使用できる固体表
面となる。
【0029】飲料が通過した後は大気開放状態となるこ
とが繰り返されるノズルの、飲料や大気が接触する表面
を、接触角90°以上の撥水性を有するポリオレフィン
系樹脂やフッ素系樹脂などあるいはこれらの組成物など
の材料を用いて形成すると共にフラクタル的凹凸構造を
有する固体表面とすれば、飲料や食品を通過させて内部
が大気開放状態となるとほぼ同時に、前記表面には飲料
や食品や水分がもはや存在せず、養分のない乾燥した環
境が維持されるので、大気から混入する微生物や飲料も
しくは食品に混入した微生物の生育増殖をさらによく阻
止できる。
【0030】(ハ)本発明の飲料などの供給装置は、例
え飲料通路中に微生物が混入したり、CaやMgなどの
スケールが発生するようなことがあっても飲料の風味な
どに悪影響を及ぼすレベルに達する以前に飲料と共に外
部に押し出されてしまう作用効果がある。本発明におい
ては、上記のように飲料通路を大気に開放されていない
部分と、飲料を通過させた後は内部が大気開放状態にな
る部分とに分け、大気に開放されていない部分の飲料と
の接触面を通過する飲料より界面張力の小さい樹脂にて
形成する一方、飲料を通過させた後は内部が大気開放状
態となる部分の飲料との接触面を飲料を通過させて内部
が大気開放状態となるとほぼ同時に、養分・水分のない
乾燥環境にできる構造、材質にて形成する。
【0031】大気に開放されていない部分の飲料との接
触面を通過する飲料より界面張力の小さい樹脂にて形成
することにより、従来大気に開放されていない部分の飲
料との接触面に付着して問題になった微生物、飲料、C
aやMgなどのスケールなどの風味などに悪影響を及ぼ
す恐れのある要素が付着しにくくなるとともに、これら
の要素が飲料通路を通過して流れる飲料とともに押し出
されてしまい滞留することがなくなる。
【0032】そして、従来、飲料を通過させた後は内部
が大気開放状態となる部分(例えばノズル)の飲料との
接触面には空中浮遊菌や飲料内に混入した微生物が付着
して増殖し易く、また、通過した飲料もしくは飛散した
飲料が乾湿を繰り返し、やがて脱水して付着し、この付
着した飲料が微生物の巣となったり温床となり、これら
の微生物の物質代謝の生成物などが原因となって、飲料
に異臭が発生したり、風味や色が落ちて不味くなり商品
価値が損なわれる問題点があったが、この接触面を飲料
を通過させて内部が大気開放状態となるとほぼ同時に、
養分・水分のない乾燥環境にできる構造、材質にて形成
することにより、飲料や食品が付着するのを防止できる
とともに、飲料や食品を通過させた後、内部が大気開放
状態となっても、水切れが非常によく、飲料や食品が残
って溜ったりせず、養分のない乾燥した環境が維持され
るため、微生物の生育増殖を阻止できる。このように本
発明の飲料などの供給装置は、例え飲料通路中に微生物
が混入したり、CaやMgなどのスケールが発生して
も、悪影響を及ぼすレベルに達する以前に飲料通路を通
過して流れる飲料とともに外部に押し出されてしまうの
で、これらの影響を受けることなく常に美味しい飲料な
どを供給できる。
【0033】図3は、本発明の飲料などの供給装置の一
実施形態を示す説明図である。以下、図3に基づいて、
本発明の飲料などの供給装置100のジュースのポスト
ミックス型自動販売機を例に挙げて説明する。1は供給
装置100で販売する商品、すなわちジュースの原料と
なるシロップが充填されたステンレス鋼板製のシロップ
タンクであり、途中に冷却コイル2と供給弁3が介在す
る配管4を介してノズル5と連結されている。なお、シ
ロップタンク1には炭酸ガスボンベ6が減圧弁7を介し
て連結されていて、炭酸ガスの圧力がボンベ内のシロッ
プ上面に作用し、シロップタンク1内のシロップが配管
4に押し出される構成となっている。
【0034】8はシロップタンク1から供給される濃縮
ジュースを所定濃度に希釈するための水道水を適量貯溜
するシスターンであり、このシスターン8も途中に冷却
コイル9と供給弁10が介在する配管11を介してノズ
ル12と連結されている。冷却コイル2・9は水槽13
の内部に設置されていて、冷凍機14によって所定温度
に冷却される水槽内の水15に放熱して冷却されるよう
になっている。
【0035】また、シスターン8には、水位制御装置1
6を設け、シスターン8内の水位が所定レベル以下にな
ると水管17に設けた電磁弁18を開弁し、所定レベル
以上になるとこれを閉弁するように構成して、所定の水
量を常時保有できるように構成してある。Fは、水管1
7の途中に設けた活性炭を充填した浄水フィルタであ
る。19は、例えば、紙製のコップであり、図示しない
従来周知の機構によって、所定の金額の貨幣が供給され
て商品選択ボタンが操作されたときに、収納部から排出
されて、ノズル5・12の注出口の下方に搬送・位置す
るようになつている。そして、本発明の供給装置100
においては、シロップタンク1自体を含めてシロップタ
ンク1の出口側からノズル5の入口側に至る第1の飲料
通路R1と、シスターン8自体を含めてシスターン8の
出口側からノズル12の入口側に至る第2の飲料通路R
2の内面の全ての面、あるいはほとんど全ての面が、F
EP樹脂、PFA樹脂、ETFE樹脂などのフッ素系ポ
リマーが積層されて形成されている。
【0036】例えば、配管4・11は共に合成樹脂製の
複合管であり、何れも内側には内径が例えば5mmで厚
さが0.2mmである、FEP樹脂を配管し、その外周
部を補強のために透明なエチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)で被覆した構成となっている。したがって、
配管4・11は共に内部が透視でき、且つ、可撓性が強
まり、多少の引き回しにも耐えることができ、破損し難
くなっている。
【0037】一方、冷却コイル2・9は、冷却機14に
よって冷却された水15との熱交換が効率良く行えるよ
うに、例えば熱伝導率が良いステンレス鋼管からなり、
その内面に約100μm厚さ以下のFEP樹脂が積層さ
れている。
【0038】冷却コイル2・9は、具体的には、FEP
樹脂を用いて中空のパイプを溶融成形などにより成形
し、SUS304ステンレスパイプの内面にこのFEP
樹脂パイプを挿入してFEP樹脂の融点以上に加熱して
パイプ内面に圧着してFEP樹脂を積層して作られてい
る。
【0039】ところで、冷却コイル2・9は樹脂製であ
っても良い。ガスバリアー性が高くガス透過性の低い
(EVA/LDPE)積層体、(EVA/ナイロン1
1)積層体などが現在使われているが、機械的強度が高
く、耐水性にも優れた適宜の樹脂に熱伝導率の高い充填
材を適量混合して熱伝導率を高めた樹脂製コイルの内面
に約100μm厚さ以下のFEP樹脂を積層して形成す
ることもできる。
【0040】例えば、前記樹脂製コイルとしては、FE
P樹脂の厚さ0.1〜0.2mm程度のパイプの上に、
グラファイトや炭素繊維を含有させて熱伝導率を高めた
ナイロン樹脂などを押出成形することなどで、内面にF
EP樹脂を積層した熱伝導率の高い樹脂からなるパイプ
を作り冷却コイルとすることもできる。
【0041】また、自動開閉が可能な供給弁3・10は
ステンレス鋼製であり、その内面、すなわちシロップや
水が通過する通路を形成する面も、冷却コイル2・9と
同様にFEP樹脂を積層してある。
【0042】そして、ノズル5・12は、ポリカーボネ
ート系樹脂あるいはポリオレフィン系樹脂製ノズル本体
の内部表面を、接触角90°以上の撥水性を有するPV
DF樹脂などのフッ素系樹脂を用いて積層するなどによ
り形成するとともにフラクタル的凹凸構造を有する接触
角140°以上の超撥水性を有する固体表面としてあ
る。
【0043】上記構成になる本発明の飲料供給装置10
0においては、シロップや水などの飲料が通過する飲料
通路の大気に開放されていない部分(飲料通路R1およ
び飲料通路R2)の飲料との接触面が、通過する飲料の
表面張力より小さい表面張力を有する樹脂にて形成され
ているので、例えばシロップタンク1を交換する際に、
配管4にシロップタンク1側の開口端から空気が入り、
空気中の雑菌が管内のシロップに付着することがあって
も、雑菌やシロップは、管内面などに付着・残留するこ
となく、シロップタンク1からガス圧を受けて次々に押
し出されるシロップによってノズル5側に移動され、ノ
ズル5を経て外部に押し出される。
【0044】また、浄水フィルタFは水道水中の塩素を
吸着・除去してしまうので内部に微生物が増殖し易く、
増殖した微生物が浄水フィルタFを通過する水道水に混
入する可能性があるが、飲料通路R2の水との接触面
が、通過する水の表面張力より小さい表面張力を有する
樹脂にて形成されているので、混入した微生物は管内面
などに付着・残留することなく、次々にノズル12側に
移動され、ノズル12を経て外部に押し出される。
【0045】次に、飲料通路R2の水との接触面の大部
分がステンレスなどの金属である以外は本発明の飲料供
給装置100と同じ構成の市販の飲料供給装置(冷却コ
イル9:長さ約15mm、内径5.0mm、水供給時に
おける冷却コイル9中の水の流速30〜50cc/se
c程度)を用いて、浄水フィルタF中に増殖させた微生
物が、浄水フィルタF内を通過する水により次々にノズ
ル12側に移動され、外部に押し出されることを示す試
験を行った。先ず、飲料通路R2内を水にて充分に洗浄
した。シスターン8の水管17に新しい浄水フィルタF
をセットして、水道水を接続し、この浄水フィルタFを
含む飲料通路R2中に水道水を充填した(充填量:70
0cc程度)。そして、水をコップ19へノズル12を
経て供給できるようにした。浄水フィルタFを含む飲料
通路R2中に水道水を充填した状態で常温で2日間放置
した。
【0046】2日間、放置後、飲料供給装置から水を第
1杯目のコップ(約200cc)に供給し、水中の菌数
(野生酵母菌)を測定した結果、菌数は2.5cfu/
mlのオーダーであった。そして、引き続き、第2杯
目、第3杯目、第4杯目、第5杯目と別のコップに水を
供給して採取し、第5杯目の水中の菌数を同様にして測
定した結果、菌数は103 cfu/mlのオーダーであ
った。同様にして第10杯目の水中の菌数を同様にして
測定した結果、菌数は103cfu/mlのオーダーで
あった。同様にして第15杯目の水中の菌数を同様にし
て測定した結果、菌数は102cfu/mlのオーダー
であった。以上の結果から、浄水フィルタF内に増殖し
た微生物は浄水フィルタF内を通過する水によって次々
に外部に押し出されることが判る。
【0047】また、本発明の飲料供給装置100の冷却
コイル9の内面は、シスターン8から希釈用として供給
される水が冷却されるため、水に溶解していたCaやM
gなどのミネラル分が析出し易く、このため従来はミネ
ラル分が堆積し雑菌が繁殖する場合もあったが、本発明
の供給装置100では冷却コイル9の内面は通過する飲
料の表面張力より小さい表面張力を有するFEP樹脂が
積層されているため、析出したミネラル分は付着し難
く、雑菌が停滞したり繁殖せず、通過する水と共にノズ
ル12側に移動され、ノズル12を経て外部に押し出さ
れる。
【0048】飲料通路の大気開放部分であるノズル5・
12は、その飲料との接触面を飲料が残留して付着する
のを防止可能な構造・材質にて形成したので、濃縮ジュ
ースや水などの飲料を通過させて供給した後、内部が大
気開放状態となっても、ノズル5・12の内部表面には
微生物の温床となり易い濃縮ジュースや水などの飲料や
水分が存在せず、養分のない乾燥した環境が維持され、
微生物の生育増殖を阻止できる。
【0049】なお、シロップはシロップタンク1毎に工
場から出荷供給されても良いし、別容器で供給されるシ
ロップをシロップタンク1に設けた図示しない注入口を
開いて注入するように構成することも可能である。
【0050】ところで、本発明は上記実施形態に限定さ
れるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨か
ら逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の飲料などの供給
装置は、飲料などが通過する飲料通路の大気に開放され
ていない部分の飲料との接触面が、通過する飲料などの
表面張力より小さい表面張力を有する樹脂にて形成され
ているので、空気中の雑菌が飲料通路内に混入すること
があっても、雑菌は付着・残留することなく、飲料など
によって外部に押し出される。また、飲料通路の冷却コ
イルの内面は、冷却されるため、水に溶解していたCa
やMgなどのミネラル分が析出し易く、このため従来は
ミネラル分が堆積し雑菌が繁殖する場合もあったが、本
発明の供給装置では冷却コイルの内面は通過する飲料の
表面張力より小さい表面張力を有する樹脂で形成されて
いるため、析出したミネラル分は付着し難く、通過する
飲料によって外部に押し出される。ノズルなどの飲料通
路の大気開放部分の飲料などとの接触面を飲料が残留し
て付着するのを防止可能な構造・材質にて形成したの
で、飲料を通過させて供給した後、内部が大気開放状態
となっても、内部表面には微生物の温床となり易い飲料
や水分が存在せず、養分のない乾燥した環境が維持さ
れ、微生物の生育増殖を阻止できる。本発明の請求項1
記載の飲料などの供給装置は、ノズルを人手によりリン
スするような日常の衛生管理を行うことなく、メンテナ
ンスの手間を少なくしても異臭が発生したり、風味や色
が落ちず、美味しいジュース、コーヒー、ビール、水、
茶などの飲料もしくはクリーム、ソフトクリーム、ムー
ス、スープなどの流動性のある食品を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 平滑な固体表面上に置かれた液滴の接触角を
説明する説明図である。
【図2】 フラクタル的凹凸構造をもつ固体表面上に置
かれた液滴、気相などの関係を説明する説明図である。
【図3】 本発明の一実施形態の飲料などの供給装置を
示す説明図である。
【符号の説明】
100 飲料などの供給装置 1 シロップタンク 2・9 積層冷却コイル 3・10 供給弁 4・11 配管 5・12 ノズル 19 コップ a 固体表面 b 液滴 c フラクタル的凹凸構造をもつ固体表面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が飲料などを収納した容器に連結さ
    れて他端から飲料などを供給する飲料供給装置におい
    て、 前記飲料などが通過する飲料通路の大気に開放されてい
    ない部分の飲料などとの接触面を、通過する飲料などの
    表面張力より小さい表面張力を有する樹脂にて形成する
    一方、前記飲料通路の大気開放部分の飲料などとの接触
    面を、飲料などが残留して付着するのを防止可能な構造
    および/または材質にて形成することを特徴とする飲料
    などの供給装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011031917A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 飲料供給装置
JP2011507957A (ja) * 2007-12-27 2011-03-10 エイボン プロダクツ インコーポレーテッド 化粧品への使用に適した光学的なぼかし効果を有する顔料組成物
JP2012092869A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Osaka Gas Co Ltd スケール防止方法および炭酸カルシウムスケール防止剤

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