JP2001138845A - 自動車内の衝撃吸収構造 - Google Patents

自動車内の衝撃吸収構造

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JP2001138845A
JP2001138845A JP32709499A JP32709499A JP2001138845A JP 2001138845 A JP2001138845 A JP 2001138845A JP 32709499 A JP32709499 A JP 32709499A JP 32709499 A JP32709499 A JP 32709499A JP 2001138845 A JP2001138845 A JP 2001138845A
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JP
Japan
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trim
pillar
shock absorber
shock absorbing
absorbing structure
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JP32709499A
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English (en)
Inventor
Yasushi Takahashi
泰 高橋
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内装材であるトリムの取付精度を向上させる
ことができるとともに、衝撃吸収力に優れた自動車内の
衝撃吸収構造の提供。 【解決手段】 車体の天井部を形成する構造材10と連
結されたセンタピラー14との間に衝撃吸収体16をま
たがるようにして取り付け、この衝撃吸収体16に、ル
ーフトリム36の裏面を密着させて取り付けることによ
り、ルーフトリム36と構造材10及びセンタピラー1
4との間に衝撃吸収体16を介在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内の衝撃吸
収構造に係り、特に車体の構造材と内装材(トリム)と
の間に衝撃吸収体を配設して構成した衝撃吸収構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の衝突時の安全性を向上さ
せる衝撃吸収構造として、特開平6−211161号公
報記載の車体構造や、特開平7−187008号公報記
載の衝撃吸収構造が提案されている。これらの構造は、
いずれもボディと内装材との間に、衝撃を吸収するため
の衝撃吸収体を介在させ、乗員の頭部等が車内の内装材
にぶつかって衝撃が加わったときは、この衝撃吸収体が
変形することによって、乗員への衝撃を緩和するように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の衝撃吸収構造は、車内の内装材と衝撃吸収体と
が、一定の間隔を隔てて取り付けられており、このた
め、ファブリック地等の比較的柔らかい材質でできてい
る内装材の場合、特にルーフトリム及びピラートリム
と、車両の構造材とが振動等によって接触して走行中に
摩擦音が発生したり、ルーフトリムとピラートリムとの
重ね合わせ部分に隙間が生じるなど、取付精度が悪化す
るといった問題点がある。
【0004】本発明は、このような諸事情に対処するた
めに提案されたものであって、内装材であるトリムの取
付精度を向上させることができるとともに、衝撃吸収力
に優れた自動車内の衝撃吸収構造を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、車体の天井部を形成する構造材、及び該構造
材と連結されたピラーのうち、両方にまたがるように、
或いは少なくとも一方に構造部材を取り付け、前記構造
体の車内側を覆うルーフトリムと前記ピラーの車内側を
覆うピラートリムを、前記ルーフトリムと前記ピラート
リムの当接部において重層構成し、前記構造部材には前
記ピラートリムまたは前記ルーフトリムの何れか一方を
何れか他方に押圧するように衝撃吸収体を取り付ける。
【0006】(2)上記(1)項において、前記構造部
材は前記構造体とピラーの両方に取り付けられた補強用
ブラケットである。
【0007】(3)上記(2)項において、前記衝撃吸
収体をパイプ材で構成し、該衝撃吸収体の一面を前記補
強用ブラケットに密着させるとともに、他面を前記ルー
フトリム及びピラートリムの裏面に密着させてなる。
【0008】(4)上記(3)項において、前記衝撃吸
収体の他面に緩衝材を取り付け、該緩衝材を前記ルーフ
トリム又はピラートリムの裏面に密着させてなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動車内の衝
撃吸収構造の好適な実施形態を添付図面を参照して説明
する。
【0010】図1は一実施形態に係る衝撃吸収構造が適
用された自動車のピラー及び構造材を示した概略図、図
2は図1のII-II線に沿った矢視断面図である。図1及
び図2に示されるように、車体天井部の構造材10のサ
イドレール18には、前部にフロントピラー12、中央
部にセンタピラー14、後部に図示しないリアピラーが
下方から連結されている。本実施形態では、特にサイド
レール18とセンタピラー14との連結部分に、衝突時
に乗員の身体を保護する衝撃吸収体16が配設されてい
る。
【0011】図2に示されるように、構造材10は、サ
イドレール18と、フレームサンルーフ24とを具備し
ており、このうち、サイドレール18は車体の屋根面の
前後に亘って延出し、サイドレールアウタパネル20及
びサイドレールインナーパネル22を相互に接合するこ
とによって閉断面が形成されている。フレームサンルー
フ24は、サイドレールアウタパネル20の上縁部と接
合され、フレームサンルーフ24上にはルーフパネル2
6が設けられている。
【0012】衝撃吸収体16は、補強ブラケット28
と、角パイプ30とからなる。補強ブラケット28は両
端部が、若干屈曲するように折り曲げられており、一端
28Aが車室側のセンタピラーインナ14Aに、他端2
8Bがフレームサンルーフ24の下面に溶接又はボルト
・ナット等によって接合され、センタピラーインナ14
Aとフレームサンルーフ24との間にまたがるようにし
て設けられている。
【0013】図1に示されるように、補強ブラケット2
8には、四角形の断面を有する2つの角パイプ30がハ
の字状に接合されている。具体的には、図2に示される
ように、短く切断された角パイプ30は補強ブラケット
28の中央部に、その一方の平坦面30Aが密着するよ
うにして接合されている。他方の平坦面30Bの全面に
は、ウレタン等の緩衝材32が貼り付けられている。角
パイプ30は、矢印A方向の衝撃が加わると、比較的容
易に変形し、車内側から加わる衝撃を吸収するようにな
っている。なお、角パイプ30は、補強ブラケット28
にハの字状となるように接合しているが、平行に接合し
てもよい。また、角パイプ30の材質は、金属製の他、
ある程度の強度を有し、且つ衝撃を吸収することができ
れば樹脂等の材質でもよい。
【0014】車内の各ピラーはピラートリム34によっ
てカバーされているとともに、天井面はルーフトリム3
6によってカバーされている。図2に示されるように、
ルーフトリム36の裏面は、緩衝材32と密着して車内
に取り付けられ、ルーフトリム36と衝撃吸収体である
角パイプ30との摩擦音を低減することができる。ま
た、ピラートリム34は、その先端34Aが屈曲形成さ
れており、ルーフトリム36の縁部と接触している。
【0015】以上説明したように、本実施形態の衝撃吸
収構造によれば、角パイプ30とルーフトリム36とを
接触させて、柔らかい材質からなるルーフトリム36の
取付状態を安定させ、さらにルーフトリム36の縁部に
ピラートリム34を接触させて取り付けるようにしてい
る。このため、ピラートリム34とルーフトリム36と
の重ね合わせ部分に隙間等が生じにくく、取付精度が向
上する。
【0016】また、角パイプ30とルーフトリム36と
が接触しているので、万一、ルーフトリム36の表面に
衝撃が加わった際には、角パイプ30に直接、衝撃荷重
が伝わるため、内装材と衝撃吸収体との間に隙間があっ
た従来の衝撃吸収構造と比較してより速やかに衝撃を吸
収することができる。逆に言えば、衝撃吸収体である角
パイプ30をできるだけ車室側によせて設置することが
できるので、衝撃吸収時のストローク量を最大限拡大す
ることができ、安全性の向上に寄与する。
【0017】なお、本実施形態では、センタピラー14
に衝撃吸収体を配設した場合について説明したが、これ
に限らず、例えばフロントピラー12又はリアピラー
に、同様な構成で衝撃吸収体を設けてもよいことは勿論
である。また、本実施形態では、衝撃吸収体として、四
角形断面の角パイプ30を使用しているが、例えば六角
形断面とする等、その形状は問わない。
【0018】
【発明の効果】請求項1〜4記載の発明によれば、車体
の構造材に配設されている衝撃吸収体を、ルーフトリム
及びピラートリムのうち少なくともいずれか一方に密着
させるようにしているので、各トリムの取付精度が向上
する。また、トリムと衝撃吸収体との間に隙間がないの
で、衝撃吸収力に優れ、車内の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る衝撃吸収構造が適用された自
動車のピラー及び構造材を示した概略図である。
【図2】図1のII-II線に沿った矢視断面図である。
【符号の説明】
10 構造材 12 フロントピラー 14 センタピラー 14A センタピラーインナ 16 衝撃吸収体 18 サイドレール 20 サイドレールアウタパネル 22 サイドレールインナーパネル 24 フレームサンルーフ 26 ルーフパネル 28 補強ブラケット 28A 一端 28B 他端 30 角パイプ 30A 一方の平坦面 30B 他方の平坦面 32 緩衝材 34 ピラートリム 34A 先端 36 ルーフトリム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の天井部を形成する構造材、及び該
    構造材と連結されたピラーのうち、両方にまたがるよう
    に、或いは少なくとも一方に構造部材を取り付け、前記
    構造体の車内側を覆うルーフトリムと前記ピラーの車内
    側を覆うピラートリムを、前記ルーフトリムと前記ピラ
    ートリムの当接部において重層構成し、前記構造部材に
    は前記ピラートリムまたは前記ルーフトリムの何れか一
    方を何れか他方に押圧するように衝撃吸収体を取り付け
    たことを特徴とする自動車内の衝撃吸収構造。
  2. 【請求項2】 前記構造部材は前記構造体とピラーの両
    方に取り付けられた補強用ブラケットであることを特徴
    とする請求項1に記載の自動車内の衝撃吸収構造。
  3. 【請求項3】 前記衝撃吸収体をパイプ材で構成し、該
    衝撃吸収体の一面を前記補強用ブラケットに密着させる
    とともに、他面を前記ルーフトリム又はピラートリムの
    裏面に密着させてなることを特徴とする請求項2に記載
    の自動車内の衝撃吸収構造。
  4. 【請求項4】 前記衝撃吸収体の他面に緩衝材を取り付
    け、該緩衝材を前記ルーフトリム又はピラートリムの裏
    面に密着させてなることを特徴とする請求項3に記載の
    自動車内の衝撃吸収構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010017482A1 (de) 2010-06-21 2011-12-22 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Kraftfahrzeug
US9815498B2 (en) 2013-04-09 2017-11-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle body structure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010017482A1 (de) 2010-06-21 2011-12-22 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Kraftfahrzeug
US9815498B2 (en) 2013-04-09 2017-11-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle body structure

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