JP2001138398A - 管渠内のライニング施工方法及びその施工用補助装置 - Google Patents

管渠内のライニング施工方法及びその施工用補助装置

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JP2001138398A JP32640899A JP32640899A JP2001138398A JP 2001138398 A JP2001138398 A JP 2001138398A JP 32640899 A JP32640899 A JP 32640899A JP 32640899 A JP32640899 A JP 32640899A JP 2001138398 A JP2001138398 A JP 2001138398A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】下水道等の既設の管渠の内面にライニング層を
施工するため、長尺の帯状部材に対し、規制フレームの
規制を受けて移動する成形フレームに取り付けられたロ
ーラ体よりなる接合機構部をもって該帯状部材を螺旋状
に捲回してライニング管を形成する方法において、施工
上の隘路となっている開始用ライニング管を形成する初
期工程に付き、熟練を要さず簡単に施工でき、煩雑な手
作業を省くことができ、もって施工効率の向上をなすこ
と。 【解決手段】ライニングの施工開始に際し、規制フレー
ムと相似する断面形状を有し、剛性を有する管状体に規
制フレーム及び成形フレームを組み込み、該管状体に内
面ローラと外面ローラとを挟着保持し、この内外面ロー
ラの移動延長上に帯状部材を接続させてライニング管を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、下水道等の既設
の管渠において、その管渠の内面にライニング層を施工
するための管渠内ライニング施工方法に関し、更に詳し
くは、長尺の板状体よりなる帯状部材に対し、規制フレ
ームの規制を受けて該規制フレーム回りに移動する成形
フレームに取り付けられたローラ体よりなる接合機構部
をもって該帯状部材を螺旋状に捲回して管状体いわゆる
ライニング管を形成し、管渠内に該ライニング管を前進
形成してライニング施工を実施する管渠内ライニング施
工方法及びその方法に使用される施工補助装置に関す
る。この場合、帯状部材は塑性変形性を付与され、規制
フレームに対応する形状、矩形、馬蹄形等の自由な断面
に形成される。
【0002】
【従来の技術】この種の管渠内のライニング施工方法
は、特開平8−261363号公報(以下、先行技術と
いう)において公知である。すなわち、該先行技術によ
れば、長尺にして塑性変形性を有する帯状部材に対し、
形成されるライニング管に相似する規制フレームを設
け、この規制フレーム回りに移動する成形フレームに外
面ローラと内面ローラとからなる接合機構部を取り付
け、該接合機構部の挟着接合作用をもって該帯状部材を
螺旋状に捲回してライニング管を製管し、管渠内に該ラ
イニング管を前進形成して管渠内ライニング施工を実施
するものである。なお、規制フレーム及び成形フレーム
をもってライニング製管装置を構成する。
【0003】ところで、この先行技術の地下埋設管への
ライニング施工においては、ライニング施工の開始に際
し、人孔より分解された製管装置を管渠内に運び込んだ
後、ライニング製管装置を組み立て、次いで地上部より
帯状部材を引き込み、この製管装置に組み付け、いわゆ
る開始用ライニング管を形成する。この開始用ライニン
グ管の組付けは、手作業を主体としてなされ、製管装置
の成形フレーム回りに数回、特には3回程度捲回されて
実施されるものである。しかる後、この開始用ライニン
グ管が所定の剛性を得るまで該開始用ライニング管を管
渠に対して固定し、製管作業を継続してゆく。ライニン
グ管が一定長さになると、それ自体の剛性で製管装置の
回転反力を受けることができ、以後は通常の製管作業と
なる。しかして、この初期作業において、開始用ライニ
ング管の形成が極めて熟練と人手とを要するものであ
り、かつ、その剛性を得るために所定長さを要し、結果
として施工に手間が掛かるものとなり、施工上の隘路と
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
み、当該先行技術の施工上の隘路となっている開始用ラ
イニング管を形成する初期工程の改善を図るべくなされ
たものであり、当該初期工程の作業に付き、熟練を要さ
ず簡単に施工でき、煩雑な手作業を省くことができ、も
って施工の効率の向上をなすことができる管渠内ライニ
ング施工方法を提供することを目的とする。本発明はこ
のため、新規な施工用補助装置を用いることによりこの
課題の解決を図ったものである。従って、本発明はま
た、この新規な施工用補助装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の管渠内のライニ
ング施工方法及びその施工用補助装置は、具体的には以
下の構成を採る。すなわち、第1番目の発明は管渠内の
ライニング施工方法に係り、請求項1に記載のとおり、
管渠内において、両側縁部に継手が形成され連続的に供
給される塑性変形性が付与された長尺の帯状部材を螺旋
状に捲回し、相接する継手相互を接合させて形成された
管状のライニング管を残置させ、前記既に形成されたラ
イニング管の前方に新たに供給される帯状部材をもって
付加ライニング管を付加形成する方法であって、前記既
に形成されたライニング管の前端部に、規制フレームに
よって規制されて移動するとともに内面ローラと外面ロ
ーラとからなる接合機構部を有する屈撓自在の成形フレ
ームが配され、前記内面ローラと前記外面ローラとの挟
着接合機能によって前記付加ライニング管を形成し、管
渠内にランニングを施工する方法において、前記ライニ
ングの施工開始に際し、前記規制フレームと相似する断
面形状を有するとともに、所定の剛性を有する管状体に
前記成形フレームが内接されるように組み込み、該管状
体に前記成形フレームに装着された前記内面ローラと前
記外面ローラとを挟着保持し、この内外面ローラの移動
延長上に帯状部材を接続させてライニング管を形成する
ことを特徴とする。本施工方法は以下の第1実施形態に
対応する。上記構成において、成形フレームはその外周
にライニング管の内面に直接的に当接し、ライニング管
の形状を規定する案内ローラを包含するものである。当
該方法において、管状体はライニング管が一定長に達す
ると除去される態様、あるいはそのまま残置される態様
を採る。 (作用)ライニングの対象となる管渠の始点に施工用補
助装置としての管状体を設置する。次いで、規制フレー
ムとともに成形フレームからなる製管装置を管状体の前
部に組み付け、成形フレームに取り付けられている接合
機構部の内面ローラと外面ローラとを管状体に挟み付け
るとともに、該管状体の接合部に帯状部材を段差を伴う
ことなく接続固定する。接合機構部の駆動に伴い、内外
面ローラは共に回転し、その反力により成形フレームの
全体が移動を起こす。剛性を有する管状体は、接合機構
部の内外面ローラの回転反力を確実に受け、成形フレー
ムの移動は円滑になされる。内外面ローラが接合部を通
過して帯状部材に移動し、内外面ローラは管状体及び規
制フレームに従って所定の軌道上を移動し、帯状部材を
各角部において折り曲げる。この移動は、施工用補助装
置の管状体の前縁に沿う移動となり、螺旋軌跡を採る。
1周目が完了すると、先の帯状部材と2周目の帯状部材
とは互いの前後縁の継手構造をもって、かつ内外面ロー
ラの挟着接合作用により、接合され、螺旋状に捲回され
る。しかる後、2周目より複数回捲回され、一定長のラ
イニング管が製管される。この状態で管状体が取り外さ
れ、製管されたライニング管を管渠の始点に移動する。
再び、製管作業を実施し、成形フレームの案内ローラ回
りに帯状部材が螺旋状に捲回されてライニング管を形成
する。このとき、成形フレームは規制フレームにより移
動を規制され、規制フレームの形状に沿って移動し、角
部において塑性変形性の帯状部材は曲げ力を付与され
る。本管渠内用ライニング施工装置はその成形フレーム
とともに回転動作をなしつつライニング管を形成してゆ
く。
【0006】第2番目の発明は上記管渠内のライニング
施工方法に使用される施工用補助装置に係り、請求項2
に記載のとおり、管渠内において、両側縁部に継手が形
成され連続的に供給される塑性変形性が付与された長尺
の帯状部材を螺旋状に捲回し、相接する継手相互を接合
させて形成された管状のライニング管を残置させ、前記
既に形成されたライニング管の前方に新たに供給される
帯状部材をもって付加ライニング管を付加形成し、前記
既に形成されたライニング管の前端部に、規制フレーム
によって規制されて移動するとともに内面ローラと外面
ローラとからなる接合機構部を有する屈撓自在の成形フ
レームが配され、前記内面ローラと前記外面ローラとの
挟着接合機能によって前記付加ライニング管を形成し、
管渠内にランニングを施工する方法に使用される装置で
あって、前記成形フレームが内接して収容されるととも
に、その前縁において該成形フレームに装着される前記
内面ローラと前記外面ローラとが挟着保持される所定の
剛性を有する管状体よりなり、前記内面ローラと前記外
面ローラとの移動延長上に帯状部材が当接状に接続され
る接続部が形成されてなることを特徴とする。本施工用
補助装置は以下の第1実施形態に対応する。上記構成に
おいて、成形フレームはその外周にライニング管の内面
に直接的に当接し、ライニング管の形状を規定する案内
ローラを包含するものである。また、管状体の外面には
外面ローラの案内用の突条が形成されてなること、管状
体は分割体よりなること、は適宜なされる選択的事項で
ある。
【0007】第3番目の発明は別な管渠内のライニング
施工方法に係り、請求項5に記載のとおり、管渠内にお
いて、両側縁部に継手が形成され連続的に供給される長
尺の帯状部材を螺旋状に捲回し、相接する継手相互を接
合させて形成された管状のライニング管を残置させ、前
記既に形成されたライニング管の前方に新たに供給され
る帯状部材をもって付加ライニング管を付加形成する方
法であって、前記既に形成されたライニング管の前端部
に、内面ローラと外面ローラとからなる接合機構部を有
する成形フレームが配され、前記内面ローラと前記外面
ローラとの挟着接合機能によって前記付加ライニング管
を形成し、管渠内にランニングを施工する方法におい
て、前記ライニングの施工開始に際し、円形断面をなす
とともに所定の剛性を有する管状体に、前記成形フレー
ムが内接されるように組み込み、該管状体に前記成形フ
レームに装着された前記内面ローラと前記外面ローラと
を挟着保持し、この内外面ローラの移動延長上に前記帯
状部材を接続させてライニング管を形成することを特徴
とする。本施工方法は以下の第2実施形態に対応する。
上記構成において、成形フレームはその外周にライニン
グ管の内面に直接的に当接し、ライニング管の形状を規
定する案内ローラを包含するものである。当該方法にお
いて、管状体はライニング管が一定長に達すると除去さ
れる態様、あるいはそのまま残置される態様を採る。帯
状部材は弾性を有するもの、あるいは塑性変形性を有す
るもののどちらでも適用される。成形フレームは剛性の
もの、あるいは屈撓性を有するもののどちらでも適用さ
れる。屈撓性を有するものにおいては、内折れ防止がな
される。 (作用)ライニングの対象となる管渠の始点に施工用補
助装置としての円形の管状体を設置する。次いで、円環
状をなすかあるいは内折れ防止がなされた屈撓自在の成
形フレームからなる製管装置を管状体の前部に組み付
け、成形フレームに取り付けられている接合機構部の内
面ローラと外面ローラとを管状体に挟み付けるととも
に、該管状体の接合部に帯状部材を接続固定する。接合
機構部の駆動に伴い、内外面ローラは共に回転し、その
反力により成形フレームの全体が移動を起こす。剛性を
有する管状体は、接合機構部の内外面ローラの回転反力
を確実に受け、成形フレームの移動は円滑になされる。
内外面ローラが接合部を通過して帯状部材に移動し、内
外面ローラは成形フレームに従って所定の軌道上を移動
し、帯状部材を折り曲げる。この移動は、施工用補助装
置の管状体の前縁に沿う移動となり、螺旋軌跡を採る。
1周目が完了すると、先の帯状部材と2周目の帯状部材
とは互いの前後縁の継手構造をもって、内外面ローラの
挟着接合作用により接合され、螺旋状に捲回される。し
かる後、2周目より複数回捲回され、一定長のライニン
グ管が製管される。以下通常の製管作業となり、成形フ
レームの案内ローラ回りに帯状部材が螺旋状に捲回され
てライニング管を形成する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の管渠内のライニング施工
方法及びその施工用補助装置の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。 (第1実施形態)図1〜図18に本発明の管渠内のライ
ニング施工方法の一実施形態(第1実施形態)を示す。
本実施形態では、管渠として地下へ埋設された矩形断面
状の下水道管渠Pへの適用例を示す。しかして、この下
水道管渠Pの内面に本施工用補助装置H・製管装置Sを
もってライニングRが施される。なお、図1はそのライ
ニング施工工事の概要を示す。図2〜図7は本施工用補
助装置Hの各部の構成を示し、図8〜図18は製管装置
Sの各部の構成を示す。また、図19〜図20は帯状部
材の一態様を示す。これらの図において、製管装置Sの
進行方向(矢印イ)をもって、前部、後部と定義する。
【0009】帯状部材100,130 図19は本実施形態のライニング施工方法において使用
される帯状部材の一例を示す。帯状部材100は本体が
一定厚さの平板状をなし、その外面の長手方向に適宜数
(図例では5、通常は3)の突条102が連続的に縦設
される。突条102に先端部にはフランジ102aが形
成される。突条102の相互間は溝104もしくは溝空
間を形成する。内面106は実質的に平滑に形成され
る。帯状部材100の両側には互いに内外に重合して係
合する接合部100A,100Bが形成される。すなわ
ち、前縁側接合部100Aはその前端部の突条102A
の基部が膨径され、その内面側より凹溝110が縦設さ
れ、更にこの突条102Aより張出し部112が連設さ
れる。後縁側接合部100Bは後端部の突条102Bよ
り張出し部114が張設され、該張出し部114の端部
寄りに前記前縁側接合部100Aの凹溝110に係合す
る凸条116が縦設される。この帯状部材100におい
て、中間の突条102間に金属製(通常は鋼製)の断面
W字形をなす塑性変形機能材としての塑性変形材120
が装着される。該塑性変形材120は図例の位置に限定
されず、その他の位置あるいは複数箇所であってもよ
く、また、形状としてV字形、U字形等が採択される。
接合時において、相隣れる帯状部材100の前縁部と後
縁部とが重なり合い、前縁側接合部100Aに後縁側接
合部100Bが後記する接合ローラ部の外面ローラと内
面ローラとの挟着作用を受けて、凹溝110内に凸条1
16が、また、突条102Bのフランジ102a内に張
出し部112の端部がそれぞれ嵌り込み、接合される。
この場合、主たる係合は凹溝110と凸条116とによ
りなされ、張出し部112と突条102Bとは従たる係
合をなすものであり、従って、場合によっては従たる係
合は省略されうる。更に、本実施形態では張出し部11
2,114の当接部分にはシール材118が介装され、
接合性を高める。なお、接合部100A,100Bにお
ける嵌合係合で十分であれば、当該シール材118を省
略することができる。帯状部材は合成樹脂の素材をもっ
て作成され、特に成形性の観点から押出し形成により連
続的に成形できる塩化ビニール(PVC)樹脂が好適で
ある。しかし金属製による成形を妨げるものではない。
【0010】図20は帯状部材の他の態様を示す。この
帯状部材130は、外面の長手方向に適宜数の台形状の
突条132が連続的に縦設され、突条132の間は谷部
134に形成される。突条132及び谷部134は幅方
向に等しいピッチをなす。内面136は実質的に平滑に
形成される。帯状部材130の両側には互いに内外に重
合して係合する接手部130A,130Bが形成され
る。この帯状部材130において、突条132内に線材
としての塑性変形材122が埋設される。接合時におい
て、外側接手部130Aに内側接手部130Bが接合ロ
ーラ部の外面ローラと内面ローラとにより押圧され、対
応する係合部位すなわち丸形凹溝と丸形凸条とが、ま
た、切込み凹溝と張出し部の端部とがそれぞれ嵌合し、
接合される。
【0011】ライニング施工工事 図1は本ライニング施工工事の概要を示し、地中に埋設
された下水道管渠Pの内面に本施工用補助装置H・製管
装置SをもってライニングRが施される。Q1は上流側
人孔、Q2は下流側人孔であって、工事は上流側から下
流側に向けて実施される。なお、地上部においては、上
流側人孔Q1側では帯状部材100を巻き付けた回転台
付き巻出し装置Tが配され、下流側人孔Q2側では製管
装置Sに連接される油圧駆動源Gが配される。
【0012】施工用補助装置H(図2〜図7参照) 施工用補助装置Hは、その本体部1は上辺部1a、下辺
部1b、左右側面部1c,1dより角部に曲率をもって
実質的に四角断面状の管状体をなし、かつ、該本体部1
その横断面は形成しようとするライニング管Rの断面に
一致するものであり、所定の剛性及び重量と所定の長さ
とを保持する。本体部1の厚さは帯状部材の本体の厚さ
と一致することを原則とするが、薄くてもよく、若干の
厚目は許容される。また、該本体部1は軸方向に平行し
て分割される適宜数(本実施形態では4)の分割体1
A,1B,1C,1Dよりなり、各分割体1A,1B,
1C,1Dは内方へ張り出すフランジ2をもって互いに
当接され、締具3(ボルト・ナット)をもって組み立て
られる。
【0013】本体部1は、通常は鋼あるいはアルミ等の
金属をもって形成されるが、他の素材を除外するもので
はなく、例えば、合成樹脂、特には繊維強化合成樹脂
(FRP)をもっても形成される。これらにおいて、荷
重が加わった際にも形を維持するに足る剛性を有するこ
とが重要である。従って、若干の弾性は許容される。重
量が不足する場合には他の重量体が付加されるか、ある
いは止め具が配され、容易に変形もしくは変位しないよ
うになされる。
【0014】該本体部1の上辺部1aの前端には、帯状
部材100を受け入れるとともに当該部位で該帯状部材
100が固定される切欠き凹部5が形成される。本体部
1の前端部は切欠き凹部5を除いて連続して連なる。こ
の切欠き凹部5に臨んで、すなわち切欠き凹部5前面に
は、本体部1の上面に少なくとも2列又はそれ以上の前
部凸条6が所定間隔を保って一定の長さにわたって縦設
され、更に、該凸条6に並んで後部凸条7が縦設され
る。後部凸条7は図例では上辺部1aのみに形成されて
いるが、本体部1を1周するように形成されてもよい。
前部及び後部凸条6,7の間隔は後述する製管装置Sの
接合ローラ部の外面ローラにおける鍔の間隔に対応す
る。更に、この切欠き凹部5に臨んで、小径の穴8が穿
設される。
【0015】この切欠き凹部5に対し帯状部材100が
取り付けられる。すなわち、図5に示すように、地上部
より引き込んだ帯状部材100の端面を切欠き凹部5の
端面に衝き合わせ、該帯状部材100に予め穿設された
穴100aと切欠き凹部5の穴8とを針金(番線)で固
定する。この固定によれば、帯状部材100は後で当該
補助装置Hより離脱することができる。本体部1の厚み
と帯状部材100とは一致するので、両者は段差なく連
続して連なる。本体部1の厚みが帯状部材100より大
きい場合には、本体部1の凸状6,7に替えて溝が形成
され、溝と溝との間を凸状6,7とする。この接合は上
記の態様に限られない。接着剤による衝合わせ接続でも
よい。また、接合具を介してワンタッチ式に接合するよ
うにしてもよい。
【0016】本施工用補助装置Hにおいて、種々の態様
がなされる。 本体部1の後部寄りに管渠Pの壁面に押し当てられる
進退自在の固定具(図示せず)を1又は複数にわたって
放射状に取り付けること。該固定具は例えばボルト等の
ねじ体よりなり、本体部1に固定したナット等のねじ部
に螺合されたねじ体を回動させて本体部1の外方へ進出
させ、管渠Pの壁面に押し当てる。該固定具により本施
工用補助装置Hの固定がより確実になり、ぐらつきがな
くなる。本施工用補助装置Hの剛性を補う。
【0017】以下、工程順に述べる。工程1 (施工用補助装置Hの設置) 本施工用補助装置Hは、管渠Pの入口部に配され、支持
台Iを介して設置される。すなわち、本施工用補助装置
Hの本体部1はその各側返部1a,1b,1c,1dを
管渠Pの内面と一定間隔を存する。本支持台Iは場合に
よっては省略されうる。
【0018】工程2(製管装置Sの準備) しかる後、製管装置Sを本管渠P内へ運び込み、本施工
用補助装置Hの所定位置にかつ所定状態を持って組み付
けられる。図8〜図18に基づいて本実施形態の製管装
置Sを説明する。製管装置S (図8〜図18参照) この製管装置Sは、図8・図9に示されるように、所定
幅を有し複数のリンク体により構成されるリンク機構を
もって屈撓自在の環状体をなす成形フレーム11、該成
形フレーム11のリンク機構の各軸部に配される複数の
案内ローラ12、該成形フレーム11に所定間隔を保っ
て取り付けられ、内面ローラ13と外面ローラ14とを
含む接合機構部15、及び、該成形フレ−ム11の内側
に配される矩形形状をなす規制フレ−ム16、該規制フ
レーム16と前記成形フレーム11とに跨がって配され
る案内子17、の主要部からなる。更に、接合機構部1
5には送りロ−ラ機構18が付加される。
【0019】以下、各部の細部構造を説明する。成形フレーム11 (図13〜図15参照) 成形フレーム1は、所要の幅をもって環状体をなし、全
体がリンク体20の連なりよりなるリンク機構をもって
外径方向へは屈撓自在となっており、かつ横剛性を有す
る。もっと詳しくは、各リンク体20は、図13・図1
4に示されるように、外側リンク体20Aと内側リンク
体20Bとの2態様を採り、交互に配される。外側リン
ク体20Aは、全体としてH形をなし、相平行する側板
21とこれらの中央部においてこれらを剛的に繋ぐ連結
板22とからなる。側板21の両側には軸孔が開設され
る。内側リンク体20Bは、コ字形をなす2つの分割体
20bより組み立てられて全体として外側リンク体20
Aと同形のH形をなす。すなわち、この分割体20b
は、短側板23と背板24とからなるコ字体をなし、背
板24相互を対接してボルト・ナットにより剛結され、
H形体として一体的に組み立てられる。短側板23には
外側リンク体20Aの側板21の軸孔に対応して円形の
軸孔が開設される。しかして、外側リンク体20Aと内
側リンク体20Bとは、外側リンク体20Aの側板21
の内側に内側リンク体20Bの側板23を重ねるととも
に、それらの軸孔の軸心を一致させ、該軸孔に挿通され
た軸部25によりリンク機構を構成する。
【0020】(中折れ防止機構)リンク体20の相互は
180°を基準に、外折れが可能とされるが、中折れは
防止される。このため、中折れ防止機構が設けられるも
のであって、図14にその一例を示す。すなわち、一方
のリンク体20A(I)の側板の端部にはストッパー用
の凹部27が凹設され、他のリンク体20B(II)の
側板には先のリンク体20(I)側に突設するストッパ
ー28が固設されてなり、ストッパー28がストッパー
凹部27の一方の端面27aに当接することにより中折
れが阻止される。また、ストッパー28はストッパー凹
部27の他方の端面27bに当接するまで外折れが可能
である。凹部27の開き角度(α)が揺動幅となる。
【0021】案内ローラ12(図13〜図15参照) 案内ローラ12は、成形フレーム11の各軸部25に回
転自在に装着される。ローラ本体は硬質の合成樹脂体あ
るいは金属体よりなり、帯状部材100の内面に当接す
る。標準の案内ローラ12(12a)はリンク体20の
内幅一杯の長さを有するが、接合機構部15の所要数
(通常は1乃至2)の前方部の案内ローラ12(12
b)は帯状部材100の幅だけ後方へずらされるか、短
くされる(図15参照)。
【0022】接合機構部15(図16〜図18参照) 接合機構部15は、成形フレーム11の取付け部に装着
される。該接合機構部15は送りローラ機構部18を備
える。該接合機構部15は、内面ローラ13と外面ロー
ラ14とが組となった接合ローラ部30を主体とし、か
つ、これらのローラ13,14の同期回転を図る歯車機
構31を収めた箱体32、及び該箱体32に取り付けら
れローラ13,14の回転駆動源としての油圧モータ3
3を含み、接合機構部15は螺旋状に捲回される帯状部
材100の接合部、すなわち当該帯状部材100が最初
に閉合する位置に対応して配される。なお、内面ローラ
13は案内ローラ12と同様に成形フレーム11の軸部
25に装着される。
【0023】(接合ローラ部30)(図17・図18参
照) 接合ローラ部30は、内面ローラ13と外面ローラ14
とが互いに管軸方向に相並んで、かつ、両ローラ13,
14の間に帯状部材100を挟着するように所定の間隔
を保って配される。これらのローラ13,14は歯車機
構31の駆動軸に連動して、回転駆動される。図18に
基づいて接合ローラ部30の詳細構造を説明する。図1
8は接合ローラ部30の内面及び外面の2つのローラ1
3,14を拡大して示すとともに、これらのローラ1
3,14と帯状部材100との対応関係を示す。図示さ
れるように、本実施例ではこれらのローラ13,14は
帯状部材100の複数(本実施例では3)スパンにわた
って配される。また、Hは帯状部材100相互の最初の
閉合部を示す。接合機構部15はこの最初の閉合部Hに
対応して配される。従って、この接合機構部15の前方
の案内ロール12(12b)は帯状部材100の1スパ
ン分だけ短くされ、帯状部材100の引込みを可能とす
る。内面ローラ13は円筒状をなし、帯状部材100の
内面に密着し、閉合部Hを含め、外面ローラ14をもっ
て外方から押圧される帯状部材100を支持する。な
お、内面ローラ13の前端部には拡径部13aが形成さ
れ、かつ該拡径部13aに帯状部材100の内面の溝1
10に係合する鍔13bが突設されるものであるが、こ
れらは適宜省略されうる。外面ローラ14は円筒本体3
5に所定間隔をもって複数の輪状鍔部36が形成されて
なり、これらの輪状鍔部36は帯状部材100の突条1
02間の溝104に嵌まり込む。また、円筒本体35の
外周は帯状部材100の突条102の外面に圧接され
る。該円筒本体35の外面にはローレット加工が施さ
れ、帯状部材100との滑りを防ぐ。また、その一部3
5aは小径にされ、突条102から外れる。輪状鍔部3
6に付き、閉合部Hに対応する2個一対の輪状鍔部36
aはその周側部が帯状部材100に当接する。他の輪状
鍔部36については格別当接する必要はなく、突条10
2間の溝104に嵌まり込むことが肝要である。なお、
図18の対応は帯状部材120,140に付いても本質
的な差異はない。帯状部材140に付いては、閉合部位
Hに嵌合材150が位置する。
【0024】(箱体32)箱体32は、図14・図15
に示されるように、上部分32Aと下部分32Bとに分
かれ、上部分32Aはピン軸38回りに開放可能とさ
れ、閉合装置39をもって上部分32Aを下部分32B
へ閉合する。箱体32は上下部分32A,32Bにわた
ってその前後面により歯車機構31の軸部の保持をな
す。また、箱体32の下部分32Bにおいて、前面部は
油圧モータ33の取付け部に供され、後面部は成形フレ
ーム11の取付け部のリンク体に取り付けられる。箱体
32の他の側面には上部分32Aを下部分32Bへ閉合
する閉合装置39が取り付けられる。図示するものはそ
の一例であって、上部分32Aから突設されたリブ41
に連結棒42が枢着され、また、下部分32Bにはリブ
41と同位相で二又状の受棚43が突設され、連結棒4
2はこの受棚43の凹部に入り込む。連結棒42にはコ
イルばね44及びその下部のねじ部に螺合するナット4
5が順次装着され、ナット45の締込みをもってコイル
ばね44を受棚43の下面に押し付けるようにされてい
る。これにより、コイルばね44の弾性により上部分3
2Aの締付け力が適宜に調整される。
【0025】(歯車機構31)歯車機構31は、図15
に示されるように、箱体32の前後壁にわたって下方よ
り順次、回転自在に架け渡された3つの軸部47,4
8,49を有し、各軸部47,48,49に歯車50,
51,52が固設される。そして、第2の軸部48には
内面ローラ13が連結され、第3の軸部49には外面ロ
ーラ14が連結される。図示されるように、第1の軸部
47の回転に対して第2軸部48は逆方向に、第3軸部
49は順方向に回転し、ひいては内面ローラ13と外面
ローラ14とは互いに逆回転となる。更に、第3の軸部
49に間隔保持用のスペーサローラ54が回転自在に取
り付けられる。該スペーサローラ54は後記する送りロ
ーラと実質的に同径(小径を含む)とされ、その外周を
管渠Pの内壁面に当接する。なお、該スペーサローラ5
4は適宜省略されうる。
【0026】(送りローラ機構18)送りローラ機構1
8は、箱体32の外部において第2の軸部48に固設さ
れる駆動スプロケット56、第3の軸部49に回転自在
に装着されるスプロケット付き送りローラ57(57a
はその送りローラ部、57bはそのスプロケット部)及
びチェーン58からなる。もっと詳しくは、駆動スプロ
ケット56は、その外周に歯車歯56aを有し、キーを
介して、もしくはスプライン係合をもって第2の軸部4
8に固定され、該軸部48と一体に回転する。スプロケ
ット付き送りローラ57は、小径部のスプロケット部5
7bと大径部の送りローラ部57aとからなり、軸受を
介して第3の軸部49に回転自在に装着される。スプロ
ケット部57bはその外周に歯車歯を有する。送りロー
ラ部57aは、本実施形態では鋼製素材よりなるが、適
宜、その外周に帯状の弾性輪(図示せず)を装着されう
る。チェーン58は、駆動スプロケット56とスプロケ
ット付き送りローラ57のスプロケット部57bとに巻
き掛けられ、駆動スプロケット56の駆動力をスプロケ
ット付き送りローラ57に伝達する。しかして、送りロ
ーラ57の回転は管渠Pの管壁に当接し、その回転をも
って本装置Sの回転速度を決める。
【0027】本送りローラ機構18とスペーサローラ5
4との関係に付いては、本実施の形態においては両者は
併設されたものであるが、どちらか一方を省略してもよ
く、更には、送りローラ57の駆動系を省いて該送りロ
ーラ57にスペーサローラの機能を持たせることもでき
る。
【0028】(油圧モータ33)油圧モータ33は、そ
の駆動軸33aを第1の軸部47に連結して箱体32の
前面に取り付けられる。該油圧モータ33には、該油圧
モータ33に油を送るイン側配管60aと、該油圧モー
タ33から油を排出するアウト側配管60bとが接続さ
れる。更に、これらの配管60は、箱体32あるいは成
形フレーム1の適宜位置に取り付けられる回転継手61
(図9参照)に接続され、該回転継手61には外部の圧
力源に連なる配管62が接続される。この回転継手61
を介することにより、回転動作を伴う油圧モータ33側
の配管60と、回転動作のない外部側配管62との間の
作動流体の授受をなす。この歯車機構31・油圧モータ
33により、油圧モータ33の駆動力は第1の軸部47
に伝達され、かつ、歯車機構31を介して第2・第3の
軸部48,49に伝達される。第2軸部48と第3軸部
49とは互いに逆回転となる。
【0029】この接合機構部15のライニング管Rへの
取付けは、箱体32の上部分32Aを開放し、外面ロー
ラ14の輪状鍔部36を帯状部材100の突条102の
ピッチに合致させ、かつ、閉合部Hに輪状鍔部36aを
位置させ、しかる後、上部分32Aを下部分32Bに閉
合し、閉合装置39を閉鎖し、そのナット45を締め込
んでなす。
【0030】規制フレーム16 規制フレーム16は、鋼製よりなり、大きな剛性をもっ
て全体形状が矩形をなす。本実施形態では中空の溝64
を有する型鋼が使用され、該溝64は外方に向けて開口
する。なお、該規制フレーム16は分割体をもって組み
立てられる。
【0031】案内子17 案内子17は成形フレーム11と規制フレーム16とに
介装され、成形フレーム11の移動を規制フレーム16
の軌道に従って案内する。もっと詳しくは、該案内子1
7は2叉状をなす本体の両端において成形フレーム11
の軸部25に枢着される軸受け66を有し、本体の中央
部よりローラ保持体67が外方へ向けて延設され、該ロ
ーラ保持体67には両側にローラ68を取り付けた回転
軸69を回転自在に保持する。そして、このローラ68
は規制フレーム16の溝64内に装着され、その内壁に
沿って移動する。
【0032】以上の構成により、案内ローラ12及び接
合機構部15を組み付けた成形フレーム11は、管断面
に対し同一位相を保つ規制フレーム16の形状に沿って
進行する。
【0033】工程3(製管装置Sの施工補助装置Hへの
組付け) 本製管装置Sを次のようにして施工補助装置Hへ組み付
ける。製管装置Sの搬入は、その規制フレーム16、成
形フレーム11等の個々の構成部材を分解して人孔Q1
を介して管渠P内への運び込まれる。先ず、規制フレー
ム16を組み立て、案内ローラ12を保持した成形フレ
ーム11を案内子17を介して規制フレーム16に組み
付け、規制フレーム16に対応する形状(矩形形状)を
保形し、この組付け体を施工補助装置Hの前面より本体
部1内へ嵌め込む。すなわち、各案内ローラ12は本体
部1の内面に当接する。このとき、接合機構部15が本
体部1の上辺部1a、更には前部凸条6の存する部分に
位置するように配する。そして、外面ローラ14の輪状
鍔部36が前部凸条6及び後部凸条7の間隔部に嵌まり
込むように装着する。あるいは、前部凸条6及び又は後
部凸条7の側面に当接するように設置する。これによ
り、接合機構部15の位置決めがなされる。同時に、接
合機構部15の油圧系に、地上部にある油圧駆動源Gか
ら人孔Q2を介して導入される外部配管62を接合す
る。
【0034】工程4(帯状部材100の連結) 地上部に用意された帯状部材100を人孔Q1を介し
て、本施工補助装置Hの内部を通して、かつ製管機Sの
規制フレーム16の枠体を潜らせて、本施工補助装置H
の本体部1の切欠き凹部5に導びき、該帯状部材100
の先端面を切欠き凹部5に当接させ、帯状部材100の
先端穴100aと切欠き凹部5の穴8とを針金で固定す
る(図5参照)。帯状部材100は地上部に配された巻
出し装置Tより順次供給される。該巻出し装置Tは、図
1にその構成の一例を示すように、人孔Q1の開口部周
りに配された円形軌状200上に転子202を介して回
転台204が回転自在に配備され、この回転台204に
帯状部材100を繰出し自在に巻き付けた巻胴206が
回転自在に支持されてなる。これにより、円形軌条20
0に沿う回転台204の水平面での回転と巻胴206の
鉛直面での回転とが合成される。製管動作に伴い帯状部
材100はねじれ回転をなすが、巻出し装置Tにおいて
はこの回転に同期して回転台204をもってこれに追従
する。
【0035】工程5(初期ライニング管の駆動) 製管装置Sの接合機構部15を駆動すると、共に回転す
る接合機構部15の内外面ローラ13,14は施工補助
装置Hの本体部1を挟着して回転し、その回転反力によ
り成形フレーム11の全体が移動を起こす。施工補助装
置Hの本体部1は剛性を保持するものであるので、接合
機構部15の内外面ローラ13,14の回転反力を確実
に受け、製管装置Sの移動は円滑になされる。接合機構
部15の内外面ローラ13,14が切欠き凹部5を通過
して帯状部材100に移動すると、外面ローラ14の輪
状鍔部は帯状部材100の溝部104に嵌まり込み、か
つ、内外面ローラ13,14は帯状部材100と本体部
1とに跨がって配されたものとなっているので、帯状部
材100は内外面ローラ13,14に挟着された状態で
所定状態を保持する。しかる後、製管装置Sの接合機構
部15が施工補助装置Hの本体部1の第1番目の角部に
至ると、成形フレーム11は規制フレーム16の規制を
受けて曲げ移動を起こし、かつ、その外面ローラ14も
施工補助装置Hの本体部1の後部凸条7に係合されたも
のとなっているので、曲げ移動は更に円滑になされ、帯
状部材100の曲げ変形がなされる。以下、接合機構部
15は側辺部1c、下辺部1b、他の側辺部1dへと移
動し、かつ、同様にして第2番目、第3番目、第4番目
の角部で帯条部材100の曲げ変形がなされ帯状部材1
00は閉合して矩形形状となる。この移動は、施工用補
助装置Hの本体部1の前縁に沿う移動となり、螺旋軌跡
を採る。従って、帯状部材100の後端は本体部1の前
端と常時接した状態で捲回される。
【0036】第4番目の角部を曲がって再び上辺部1a
に至り、切欠き凹部5の対応位置に達し、1周目が完了
すると、先の帯状部材100と2周目の帯状部材100
とは互いの前後縁の継手構造をもって、内外面ローラ1
3,14の挟着接合作用により接合され、螺旋状に捲回
される。以下、製管装置Sにより、2周目より複数回捲
回され、ライニング管Rが製管され、一定長のライニン
グ管(これを初期ライニング管という)R0に達すると
一旦製管動作が停止される。この初期ライニング管R0
はそれ自体の剛性で製管装置Sの回転反力を受けること
ができる。
【0037】工程6(施工用補助装置Hの撤去) 施工用補助装置Hの切欠き凹部5において、帯状部材1
00と本体部1との係合が解除される。しかる後、施工
用補助装置Hが分解されて人孔Q1を介して地上部へ撤
去される。初期ライニング管R0を製管装置Sを組み付
けたまま管渠Pの始点に移動する。
【0038】工程7(ライニング管Rの施工) 再び、製管装置Sによるライニング管Rの製管作業が継
続される。この場合、再開に当たり、格別の補助作業を
要せず、定常の作業でなされる。
【0039】工程8(裏込め材の充填) 管渠Pの全長にライニング管Rが施工されると、管渠P
とライニング管Rとの間隙に裏込め用としてセメントミ
ルクMが充填され、その固結を待って本ライニング施工
工事は完了する。
【0040】叙上の工程では、途中、本施工用補助装置
Hをライニング管Rから取り外し、撤去する方法を採っ
たが(工程6)、本施工用補助装置Hを取り外さないま
ま、充填モルタルとともにの埋め殺す態様を採ることも
できる。叙上の製管装置Sは規制フレームを有するもの
の一態様を示したまでで、他の構造のものを除外するも
のではない。
【0041】本実施形態のライニング施工方法によれ
ば、その施工用補助装置Hを使用することにより、ライ
ニング施工の初期工程の困難さの要因となっている製管
機Sの初期装着作業を容易になすことができ、熟練度を
要することなく、初期施工を行うことができる。これに
より、施工時間の短縮をなし、かつ施工効率の大幅な向
上を達成することができる。また、本施工用補助装置H
には、凸条6,7が製管装置Sの接合機構部15の外面
ローラ14に係合し、外面ローラ14の案内となり、円
滑に製管装置Sを駆動することができる。また、本施工
用補助装置Hを取り外す態様を採る場合には、本施工用
補助装置Hを再度使用することができ、経済的である。
【0042】本実施形態では、矩形状の管渠Pに付いて
のものであるが、他の形状に付いても適用可能である。
すなわち、馬蹄形状の管渠に対して、規制フレーム16
を馬蹄形状とすることにより、馬蹄形のライニング管R
が得られる。
【0043】(第2実施形態)叙上の実施形態では、矩
形断面並びに馬蹄形断面のいわゆる異形断面形状のライ
ニング管の施工方法を示したが、円形断面のライニング
管への適用を除外するものではない。この場合、帯状部
材は塑性変形性を有する必要はなく、通常の弾性素材が
使用される。すなわち、帯状部材100,130におい
てその塑性変形材120,122が除去されたものが使
用される。また、製管装置Sにおいても規制フレーム1
6並びに案内子17は省略され、成形フレーム11をそ
のまま使用できる。この場合、弾性を有する帯状部材に
より自ずと円形を保持する。あるいは、剛性の円環状の
成形フレームを使用してもよい。この第2実施形態にお
ける施工用補助装置は円筒状をなし、適宜分割体をもっ
て組立て・分解可能とされ、その前端部は先の第1実施
形態に準じて切欠き凹部を有し、該切欠き凹部を除いて
前端面は螺旋曲面を採る。その余の構成は第1実施形態
に準じる。本施工用補助装置を用いて実施されるライニ
ング施工工事の手順は先の第1実施形態に準じてなされ
る。
【0044】本発明は叙上の実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の基本的技術思想の範囲内で種々設計
変更が可能である。すなわち、以下の態様は本発明の技
術的範囲内に包含される。 本施工用補助装置Hにおいて、切欠き凹部前部の前部
凸条6は省略されうる。 本施工用補助装置Hにおいて、後部凸条7は省略され
うる。 製管装置Sに付き、接合機構部15の後に更に別の接
合機構部を配し、2連式とすることにより曲げ力の増大
を図る態様を採ること。
【0045】
【発明の効果】本発明の管渠内のライニング施工方法に
よれば、施工用補助装置を使用することにより、ライニ
ング施工の初期工程の困難さの要因となっている製管機
の初期装着作業を容易になすことができ、熟練度を要す
ることなく、初期施工を行うことができる。これによ
り、施工時間の短縮をなし、かつ施工効率の大幅な向上
を達成することができる。また、本施工用補助装置に
は、凸条が製管装置の接合機構部の外面ローラに係合
し、外面ローラの案内となり、円滑に製管装置を駆動す
ることができる。更にまた、本施工用補助装置Hを取り
外す態様を採る場合には、本施工用補助装置を何度でも
使用することができ、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管渠内のライニング施工方法の一実施
形態の工事例を示す要領図。
【図2】管渠内に設置した施工補助装置の正面図。
【図3】その縦断面図(図2の3−3線断面図)。
【図4】その上面図(図3の4−4線矢視図)。
【図5】本施工補助装置に帯状部材を取り付けた拡大
図。
【図6】図5の6−6線断面図。
【図7】図5の7−7線断面図。
【図8】製管装置を組み込んだ正面図。
【図9】図8の9−9線断面図。
【図10】成形フレームと規制フレームとの関連を示す
部分側面図。
【図11】図10の11−11線断面図。
【図12】案内子の斜視図。
【図13】成形フレームの詳細構造を示す図(図14の
13方向矢視図)。
【図14】図13の14方向矢視図。
【図15】接合機構部における成形フレームの構成図。
【図16】接合機構部の拡大正面図。
【図17】接合機構部の内部構成図(図16の17−1
7線断面図)。
【図18】接合ローラ部の拡大断面図。
【図19】(a) 図は帯状部材の一態様を示す断面図。
(b) 図はこの帯状部材相互の接合関係を示す断面図。
【図20】本発明で使用される帯状部材の他の態様図。
【符号の説明】
H…施工用補助装置、P…管渠、R…ライニング管、S
…製管装置 1…本体部、5…切欠き凹部、6…前部凸条、7…後部
凸条、11…成形フレーム、12…案内ローラ、13…
内面ローラ、14…外面ローラ、15…接合機構部、1
6…規制フレーム、100,130…帯状部材、104
…案内溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管渠内において、両側縁部に継手が形成さ
    れ連続的に供給される塑性変形性が付与された長尺の帯
    状部材を螺旋状に捲回し、相接する継手相互を接合させ
    て形成された管状のライニング管を残置させ、前記既に
    形成されたライニング管の前方に新たに供給される帯状
    部材をもって付加ライニング管を付加形成する方法であ
    って、 前記既に形成されたライニング管の前端部に、規制フレ
    ームによって規制されて移動するとともに内面ローラと
    外面ローラとからなる接合機構部を有する屈撓自在の成
    形フレームが配され、前記内面ローラと前記外面ローラ
    との挟着接合機能によって前記付加ライニング管を形成
    し、管渠内にランニングを施工する方法において、 前記ライニングの施工開始に際し、前記規制フレームと
    相似する断面形状を有するとともに、所定の剛性を有す
    る管状体に前記成形フレームが内接されるように組み込
    み、該管状体に前記成形フレームに装着された前記内面
    ローラと前記外面ローラとを挟着保持し、この内外面ロ
    ーラの移動延長上に帯状部材を接続させてライニング管
    を形成する、ことを特徴とする管渠内のライニング施工
    方法。
  2. 【請求項2】管渠内において、両側縁部に継手が形成さ
    れ連続的に供給される塑性変形性が付与された長尺の帯
    状部材を螺旋状に捲回し、相接する継手相互を接合させ
    て形成された管状のライニング管を残置させ、前記既に
    形成されたライニング管の前方に新たに供給される帯状
    部材をもって付加ライニング管を付加形成し、 前記既に形成されたライニング管の前端部に、規制フレ
    ームによって規制されて移動するとともに内面ローラと
    外面ローラとからなる接合機構部を有する屈撓自在の成
    形フレームが配され、前記内面ローラと前記外面ローラ
    との挟着接合機能によって前記付加ライニング管を形成
    し、管渠内にランニングを施工する方法に使用される装
    置であって、 前記成形フレームが内接して収容されるとともに、その
    前縁において該成形フレームに装着される前記内面ロー
    ラと前記外面ローラとが挟着保持される所定の剛性を有
    する管状体よりなり、 前記内面ローラと前記外面ローラとの移動延長上に帯状
    部材が当接状に接続される接続部が形成されてなる、こ
    とを特徴とする管渠内のライニング施工用補助装置。
  3. 【請求項3】管状体の外面には外面ローラの案内用の突
    条が形成されてなる請求項2に記載の管渠内のライニン
    グ施工用補助装置。
  4. 【請求項4】管状体は分割体よりなる請求項2に記載の
    管渠内のライニング施工用補助装置。
  5. 【請求項5】管渠内において、両側縁部に継手が形成さ
    れ連続的に供給される長尺の帯状部材を螺旋状に捲回
    し、相接する継手相互を接合させて形成された管状のラ
    イニング管を残置させ、前記既に形成されたライニング
    管の前方に新たに供給される帯状部材をもって付加ライ
    ニング管を付加形成する方法であって、 前記既に形成されたライニング管の前端部に、内面ロー
    ラと外面ローラとからなる接合機構部を有する成形フレ
    ームが配され、前記内面ローラと前記外面ローラとの挟
    着接合機能によって前記付加ライニング管を形成し、管
    渠内にランニングを施工する方法において、 前記ライニングの施工開始に際し、円形断面をなすとと
    もに所定の剛性を有する管状体に、前記成形フレームが
    内接されるように組み込み、該管状体に前記成形フレー
    ムに装着された前記内面ローラと前記外面ローラとを挟
    着保持し、この内外面ローラの移動延長上に前記帯状部
    材を接続させてライニング管を形成する、ことを特徴と
    する管渠内のライニング施工方法。
JP32640899A 1999-11-17 1999-11-17 管渠内のライニング施工方法及びその施工用補助装置 Expired - Lifetime JP3898862B2 (ja)

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