JP2001138318A - 不整地用アジテータカー - Google Patents

不整地用アジテータカー

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JP2001138318A
JP2001138318A JP32389899A JP32389899A JP2001138318A JP 2001138318 A JP2001138318 A JP 2001138318A JP 32389899 A JP32389899 A JP 32389899A JP 32389899 A JP32389899 A JP 32389899A JP 2001138318 A JP2001138318 A JP 2001138318A
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JP
Japan
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agitator
concrete
drum
terrain
car
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JP32389899A
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English (en)
Inventor
Fumikichi Sugimoto
二三吉 杉本
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SUGIMOTO DENKI KOGYO KK
Original Assignee
SUGIMOTO DENKI KOGYO KK
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラックアジテータカーが進入できない不整
地等の地形状況においても、コンクリートの打設場所ま
で機動的に進入していくことができる不整地用アジテー
タカーを提供する。 【解決手段】 不整地走行台車(クローラ走行体1)
と、前記不整地走行台車(クローラ走行体1)に搭載さ
れたコンクリートアジテータ2と、を含む不整地用アジ
テータカーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダム、山岳トンネ
ル等の種々の工事現場で、フレッシュコンクリートを不
整地、傾斜地、軟弱地等(以下、不整地等という)を通
って打設場所まで品質を損なうことなく運搬する、不整
地用アジテータカーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤ式である走行台車と、該走
行台車に搭載されたコンクリートアジテータとで構成さ
れるトラックアジテータカーが知られている。
【0003】かかるトラックアジテータカーによれば、
コンクリートアジテータでフレッシュコンクリートをア
ジテートしながら運搬できるので、排出時までフレッシ
ュコンクリートの品質を均等に保持することができる。
【0004】ところで、従来、ダム、山岳トンネル等の
工事現場で、不整地等であるが故にトラックアジテータ
カーがコンクリートの打設場所まで進入できない場合、
打設場所までの進入を可能とする進入路(パイロット道
路)を取り付けるという方法がとられてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不整地
等であるが故に全ての打設場所まで進入路を取り付ける
のは、施工の効率化、コスト削減の観点に照らしてみて
望ましいとはいえない。
【0006】また、不整地等の具体的な地形状況のいか
んによっては、進入路を取り付けること自体が事実上不
可能という場合もある。
【0007】そこで、本発明の目的は、トラックアジテ
ータカーが進入できない不整地等の地形状況において
も、コンクリートの打設場所まで機動的に進入していく
ことができる不整地用アジテータカーを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る不整地用アジテータカーは、不整地走
行台車と、前記不整地走行台車に搭載されたコンクリー
トアジテータと、を含むことを特徴としている。
【0009】従って、本発明によれば、不整地走行台車
を含むので、トラックアジテータカーが進入できない不
整地等の地形状況においても、コンクリートの打設場所
まで機動的に進入していくことが可能になる。
【0010】このような技術的手段において、前記不整
地走行台車としては、フレッシュコンクリートで満たさ
れた前記コンクリートアジテータを搭載した状態で不整
地等において機動的に走行することができるものであれ
ば、どのような形式、構成のものを採用しても差し支え
ない。例えばクローラ式(鉄クローラ及びゴムクローラ
を含む)及びホイール式を用いることができる。
【0011】また、前記コンクリートアジテータとして
は、フレッシュコンクリートをアジテートすることがで
き、これにより排出時までフレッシュコンクリートの品
質を均等に保持できるものであれば、どのような形式、
構成のものを採用しても差し支えない。
【0012】但し、フレッシュコンクリートを打設場所
により容易かつ迅速に排出するという観点からすれば、
前記コンクリートアジテータとしては、前記不整地走行
台車に対して旋回自在であることが好ましい。
【0013】また、前記コンクリートアジテータは、機
械が頻繁に傾斜する不整地等の地形状況においても走行
中における安定的な攪拌状態を確保しようとする観点か
らすれば、ドラムを下側及び上側から回転自在に支持す
るドラム受ローラーを含むことが好ましい。
【0014】更に、前記コンクリートアジテータの構成
要素であるドラムとしては、ドラム内部のケレン作業や
清掃作業を容易かつ迅速に行うという観点からすれば、
分解自在であることが好ましい。
【0015】尚、本発明で運搬されるべきフレッシュコ
ンクリートには、コンクリートプラントで製造されたも
のに限られず、トラックアジテータカーで打設場所の途
中まで運搬されてきたものが含まれる。打設場所の途中
まで進入路が整備されているが、打設場所までは不整地
等を通らなければならない現場もあるからである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一
実施の形態に係る不整地用アジテータカーの概略構成を
示す側面図、図2は該不整地用アジテータカーの概略構
成を示す正面図、図3は該不整地アジテータカーの概略
構成を示す平面図、図4は該不整地用アジテータカーの
備えるドラム受ローラーの概略構成を示す正面図であ
る。
【0017】本実施の形態において、不整地用アジテー
タカーは、図1〜図3に示すように、不整地走行台車た
るクローラ走行体1と、クローラ走行体1に搭載された
コンクリートアジテータ2と、コンクリートアジテータ
2の前方でこれと一体に設けられる運転席3と、コンク
リートアジテータ2の上方及び側方でこれと一体に設け
られる足場設備4とから構成されている。
【0018】本実施の形態において、クローラ走行体1
は、フレッシュコンクリートで満たされたコンクリート
アジテータ2を搭載した状態でダンプトラック等が入れ
ない不整地等において機動的に走行するという役割を果
たす。
【0019】尚、クローラ走行体1としては、具体的に
は、山間部の傾斜地、軟弱地で特に高い走破性を発揮す
ると共に、狭い場所でのスピンターンも可能であるゴム
クローラ式のものを採用している。
【0020】一方、コンクリートアジテータ2は、フレ
ッシュコンクリートをアジテートすることにより、排出
時までフレッシュコンクリートの品質を均等に保持する
という役割を果たす。また、コンクリートアジテータ2
は、フレッシュコンクリートを打設場所に排出する役割
も果たす。
【0021】ここで、コンクリートアジテータ2及び運
転席3は、クローラ走行体1に対して水平面内で旋回自
在である。具体的には、クローラ走行体1に対して旋回
自在である上部旋回板11と一体に設けられている。そ
して、クローラ走行体1の走行動作及びコンクリートア
ジテータ2の旋回動作を重畳的に行うことにより、フレ
ッシュコンクリートを打設場所に更に容易かつ迅速に排
出することができる。
【0022】また、コンクリートアジテータ2は、具体
的には、図1〜図3に示すように、上部旋回板11のう
ち、運転席3の直後部に固着された前部軸受ユニット2
1a及び後端部に固着された後部軸受ユニット21bか
らなる軸受21と、これらの軸受21により回転自在に
支持されたドラム22と、ドラム22に付与される回転
力を発生させる電動機(図示外)と、電動機で発生させ
た回転力をドラム22に伝動するチェーン伝動装置(図
示外)とから構成されている。
【0023】ここで、後部軸受ユニット21bは、図4
に示すように、上部旋回板11上にこれと一体に立設さ
れた支持枠31と、ドラム22を下側及び上側から回転
自在に支持するドラム受ローラー32とから構成されて
いる。
【0024】ドラム受ローラー32は、図4に示すよう
に、上部旋回板11上の左右にドラム22に対向して固
着された一対の下部ドラム受ローラー32aと、及び支
持枠31下の左右にドラム22に対向して固着された一
対の上部ドラム受ローラー32bとからなっている。
【0025】これにより、機械が頻繁に傾斜状態におか
れることとなる不整地等の地形状況においても走行中に
おける安定的な攪拌状態を確保することができる。
【0026】また、ドラム22は、図1〜図3に示すよ
うに、最前端を構成する軸部22aと、フレッシュコン
クリートが収容される本体部22bと、後端からフレッ
シュコンクリートを排出する筒先部22cと、フレッシ
ュコンクリート排出用の扉22dと、扉22dを開閉す
るためのハンドル22eとから構成されている。
【0027】そして、かかるドラム22において、本体
部22bと筒先部22cとの間には、図1〜図3に示す
ように、鍔部41a及びボルト接合部41bからなるジ
ョイント41が1箇所設けられ、また、本体部22bの
途中にも、鍔部42a及びボルト接合部42bからなる
ジョイント42が前後に2箇所設けられている。即ち、
コンクリートアジテータ2のドラム22は、分解自在で
ある。これにより、ドラム22内部のケレン作業や清掃
作業を容易かつ迅速に行うことができる。
【0028】更に、チェーン伝動装置は、図示しない
が、電動機で直接回転力を付与される原動スプロケット
と、ドラム22と一体である従動スプロケットと、原動
スプロケットに付与された回転力を従動スプロケットへ
伝えるチェーンとから構成されている。尚、図1〜図3
において、符号43は、チェーン伝動装置を保護する保
護カバーを示す。
【0029】更にまた、足場設備4は、具体的には、上
部旋回板11上でドラム22の側方及び上方を囲うよう
に上部旋回板11に対して固着され、頂部に作業者がフ
レッシュコンクリートの積み荷作業を行う作業床51a
を有する足場枠51と、足場枠51の側部に付設され、
作業者が地面と作業床51aとの間の昇降に用いる梯子
52とからなっている。
【0030】尚、作業床51aの両側には、安全上の配
慮から、作業者が積み荷作業中に介錯ロープを連結して
おくことができる連結棒51bが設けられている。
【0031】ところで、ドラム22の頂部には、フレッ
シュコンクリートの積み荷作業を行うための開口部を密
閉自在にする蓋61が設けられている。
【0032】本実施の形態の蓋61は、従来の蓋がドラ
ム22の曲面に沿う曲面形状を有し、平面視で楕円形状
となっているのに対し、ドラム22の曲面を切り欠いて
形成した平面に沿う平面形状を有し、平面視で円形状と
なっている点で異なった構成になっている。
【0033】従来の蓋では、曲面形状及び楕円形状を有
することから、開口部からドラム22内部へと作業者が
誤って落下させてしまう可能性を払拭しきれないという
不都合を内在していたところ、かかる不都合を平面形状
及び円形状を有する蓋61とすることにより解消したの
である。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る不整地用アジテータカーに
よれば、以上のように構成したため、不整地等の地形状
況においても、コンクリートの打設場所まで機動的に進
入していくことが可能になる。そして、それ故に、不整
地等の地形状況で、コンクリート打設作業の合理化、省
力化ひいては安全化に資するということになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る不整地用アジテー
タカーの概略構成を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る不整地用アジテー
タカーの概略構成を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る不整地用アジテー
タカーの概略構成を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る不整地用アジテー
タカーの備えるドラム受ローラーの概略構成を示す正面
図である。
【符号の説明】
1…クローラ走行体 2…コンクリートアジテータ 3…運転席 4…足場設備 11…上部旋回板 21…軸受 21a…前部軸受ユニット 21b…後部軸受ユニット 22…ドラム 22a…軸部 22b…本体部 22c…筒先部 22d…扉 22e…ハンドル 31…支持枠 32…ドラム受ローラー 32a…下部ドラム受ローラー 32b…上部ドラム受ローラー 41…ジョイント 41a…鍔部 41b…ボルト接合部 42…ジョイント 42a…鍔部 42b…ボルト接合部 43…保護カバー 51…足場枠 51a…作業床 51b…連結棒 52…梯子 61…蓋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不整地走行台車と、 前記不整地走行台車に搭載されたコンクリートアジテー
    タと、 を含むことを特徴とする、不整地用アジテータカー。
  2. 【請求項2】 前記コンクリートアジテータは、前記不
    整地走行台車に対して旋回自在であることを特徴とす
    る、請求項1に記載の不整地用アジテータカー。
  3. 【請求項3】 前記コンクリートアジテータは、ドラム
    を下側及び上側から回転自在に支持するドラム受ローラ
    ーを含むことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記
    載の不整地用アジテータカー。
  4. 【請求項4】 前記コンクリートアジテータのドラム
    は、分解自在であることを特徴とする、請求項1乃至請
    求項3のいずれか1項に記載の不整地用アジテータカ
    ー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2396828A (en) * 2002-11-22 2004-07-07 Pennine Holdings Ltd Concrete supply vehicle for a remote location
WO2007094033A1 (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Toshiaki Daida 生コンクリートの製造装置
KR101077780B1 (ko) 2011-04-13 2011-11-08 나승국 초속경 콘크리트 및 폴리머개질 콘크리트용 토출 겸용 혼합기
JP2014151889A (ja) * 2013-02-14 2014-08-25 Yamamoto Seisakusho Inc コンクリート搬送車

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040317