JP2001137935A - リンガーロール装置およびその使用方法 - Google Patents

リンガーロール装置およびその使用方法

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JP2001137935A JP32124299A JP32124299A JP2001137935A JP 2001137935 A JP2001137935 A JP 2001137935A JP 32124299 A JP32124299 A JP 32124299A JP 32124299 A JP32124299 A JP 32124299A JP 2001137935 A JP2001137935 A JP 2001137935A
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Toshihiro Kasashige
利広 笠茂
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リンガーロール洗浄液の飛散のない、幅戻り
を行っても表面汚れのない鋼板を得ることができるリン
ガーロール装置およびその使用方法を提供する。 【解決手段】 上下一対のリンガーロールと、該上下の
リンガーロール間に通板される最小幅の鋼板の通板部の
外側における、該上および下のリンガーロールの周面上
にそれぞれ摺接可能に設けられた上下の洗浄液供給用パ
ットと、該上下の洗浄液供給用パットに連結する洗浄液
供給用配管と、該洗浄液供給用配管に連結する少なくと
も1つの洗浄液供給用ポンプとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスラインで
処理された鋼板の洗浄液等を絞るリンガーロール装置お
よびその使用方法に関し、特に、冷延鋼板を製造する冷
延鋼板製造プロセスラインに設けられた、鋼板表面の汚
れを防止するリンガーロール装置およびその使用方法に
関する。なお、本発明にいう鋼板は、鋼帯を含むものと
する。
【0002】
【従来の技術】冷延鋼板は、熱間圧延後の熱延鋼帯に、
酸洗、冷間圧延、洗浄、焼なまし、調質圧延、精整等の
各種処理を冷延鋼板製造プロセスラインで施して、製造
している。この熱間圧延後の熱延鋼帯に各種処理を施す
冷延鋼板製造のプロセスラインの内、精整工程における
形状矯正ラインでは、図5に示すようにして鋼板6をレ
ベラーロール5間に通板することにより鋼板6の形状を
矯正している。
【0003】そして精整工程における形状矯正ラインに
は、普通、レベラーロール5に異物が噛み込んで鋼板6
に表面疵が発生するのを防止するために、レベラーロー
ル5にレベラーロール洗浄液を噴射するスプレーノズル
7と、噴射されたレベラーロール洗浄液を絞るリンガー
ロール装置30と、ドライヤー9とが設置されている。こ
のリンガーロール装置30は、走行する鋼板6に対して挟
圧可能に軸支された上下一対のリンガーロール1を鋼板
6表面に押しつけて、鋼板6のレベラーロール洗浄液を
絞るようにされている。
【0004】ところが、形状矯正ラインに設けられた従
来のリンガーロール装置30では、鋼板6の板幅を、当該
板幅より狭くした後該狭幅鋼板より広くする、いわゆる
幅戻りを行った場合、幅戻り後の広幅鋼板には、かなり
の長さに渡り鋼板表面に鉄粉等の汚れが付着するという
問題があった。一方、噴霧スプレーでリンガーロール装
置のリンガーロールの表面を洗浄する方法として、例え
ば特開平7 −80534 号公報に、冷間圧延後、鋼板を洗浄
し焼鈍、調質圧延する鋼板の洗浄方法において、鋼板洗
浄工程でリンガーロール表面に温水を10分以上スプレー
し、リンガーロールを洗浄してから鋼板を通板すること
が開示されているが、この噴霧スプレーを図5に示す形
状矯正ラインのリンガーロール装置30に設けたのでは、
リンガーロール洗浄液の飛散が多く、長い年月のうちに
周辺設備に錆等が発生し、鋼板6上に落下し、それが鋼
板6に残ったまま製品出荷されてしまう等の品質トラブ
ルにつながるおそれがあるために使用できないという問
題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、リンガーロール洗浄液の飛散のない、幅戻りを行っ
ても表面汚れのない鋼板を得ることができるリンガーロ
ール装置およびその使用方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、幅戻り後
の鋼板に発生する鋼板の汚れの原因が、リンガーロール
周面の乾燥した鉄粉等の汚れにあることを知見し、本発
明を完成させた。請求項1記載の本発明は、走行する鋼
板を挟圧可能に軸支された上下一対のリンガーロール
と、該上下リンガーロール間に通板される最小幅の前記
鋼板の通板部の外側における、該上および下リンガーロ
ールの周面上にそれぞれ摺接可能に設けられた上、下の
洗浄液供給用パットと、該上、下の洗浄液供給用パット
に連結する洗浄液供給用配管と、該洗浄液供給用配管に
連結する少なくとも1つの洗浄液供給用ポンプとを備え
たことを特徴とするリンガーロール装置である。
【0007】請求項2記載の本発明は、プロセスライン
で処理された鋼板の洗浄液等を、上下一対のリンガーロ
ールで絞るリンガーロール装置の使用方法において、前
記鋼板の板幅を、当該板幅より狭い狭幅とした後該狭幅
より広くする幅戻りを行うに当たり、前記上下一対のリ
ンガーロールに前記狭幅鋼板を通板する時から、前記狭
幅鋼板の通板部より外側のリンガーロール周面に洗浄液
供給用パットを摺接させ、前記狭幅鋼板の通板部より外
側の前記リンガーロール周面を濡らすことを特徴とする
リンガーロール装置の使用方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】先ず、図4を用いて、幅戻りした
鋼板に発生する汚れの原因について説明する。図4は、
図5に示した精整工程の形状矯正ラインに設けられた3
連の従来のリンガーロール装置30の内の1つを示したも
のであり、リンガーロール装置30には、噴霧スプレー等
のリンガーロール周面を濡らす手段が設けられていな
い。
【0009】ここで、図4は、従来例のリンガーロール
装置に発生する汚れを示す概略図であり、図4(a)は
側面図、図4(b)、図4(c)、図4(d)は正面図
である。また1はリンガーロール、1Aは通板部のリンガ
ーロール周面、1Bは通板部の外側のリンガーロール周面
である。6、6A、6B、6Cは鋼板、10は汚れ、20はレベラ
ーロール洗浄液である。また幅戻りとしては、当該板幅
の鋼板6A:図4(b)→当該板幅の鋼板6Aより狭い狭幅
鋼板6B:図4(c)→狭幅鋼板6Bより広い広幅鋼板6C:
図4(d)として処理を施す場合を例に説明する。
【0010】上、下1対のリンガーロール1は、図4
(a)に示す鋼板6の表面のレベラーロール洗浄液20を
絞っているので、図4(b)に示す通板部のリンガーロ
ール周面1Aは濡れた状態となっているが、通板部の外側
のリンガーロール周面1Bは濡れた状態にはない。つぎ
に、図4(c)に示すように狭幅鋼板6Bのレベラーロー
ル洗浄液20を絞っている間に、鋼板6A処理時に濡れたリ
ンガーロール周面1Aの内、狭幅鋼板6Bの通板部より外側
のリンガーロール周面が徐々に乾燥してくる。そして、
図4(c)に示すように、リンガーロール1の周面に鉄
粉等の汚れ10が乾燥して付着してしまうのである。この
結果、図4(d)に示すように、狭幅鋼板6Bより広幅の
広幅鋼板6Cを処理した際に、汚れ10がレベラーロール洗
浄液20で濡れて溶け出し、この汚れ10がなくなるまで汚
れ10を広幅鋼板6Cに転写してしまう。
【0011】このように、幅戻りした鋼板に発生する汚
れの原因は、狭幅鋼板6Bのレベラーロール洗浄液20を絞
っている間に、その前の鋼板6A処理時に濡れたリンガー
ロール周面1Aの内、狭幅鋼板6Bの通板部より外側のリン
ガーロール周面が乾燥し、乾燥した鉄粉等の汚れ10がリ
ンガーロール1の周面に付着することにある。そこで本
発明においては、幅戻りする場合であっても、狭幅鋼板
6Bの通板部より外側のリンガーロール周面が乾燥するこ
とがないリンガーロール装置およびその使用方法とした
のである。
【0012】以下に本発明のリンガーロール装置につい
て、図1、図2を用いて詳細に説明する。図1(a)
は、本発明のリンガーロール装置の構成を示す側面図で
あり、図1(b)は、本発明に用いる洗浄液供給用パッ
トのリンガーロール周面上の配置を示す概略正面図であ
る。また図2は、本発明のリンガーロール装置を設けた
形状矯正ラインの配置図である。
【0013】ここで、図5に示したものと同じものにつ
いては同一符合を付し、説明を省略する。2は洗浄液供
給用パット、3は洗浄液供給用配管、4は洗浄液供給用
ポンプであり、40は本発明のリンガーロール装置であ
る。また図2に示した本発明のリンガーロール装置40に
おいて、洗浄液供給用パット2の他は図示を省略してい
る。
【0014】本発明のリンガーロール装置40は、図1に
示すように走行する鋼板6に対して挟圧可能に軸支され
た上下一対のリンガーロール1と、該上下リンガーロー
ル1の周面上における、該上下リンガーロール間に通板
される最小幅の鋼板6の通板部の外側に、それぞれ摺接
可能に設けられた上、下の洗浄液供給用パット2と、該
上、下の洗浄液供給用パット2に連結する洗浄液供給用
配管3と、該洗浄液供給用配管3に連結する少なくとも
1つの洗浄液供給用ポンプ4とを備えているので、幅戻
りする場合であっても、最小幅の鋼板6の通板部より外
側のリンガーロール1周面が乾燥することがないのであ
る。
【0015】但し、本発明に用いる洗浄液供給用パット
2は、図1(b)に示すように上下リンガーロール1間
に通板される最小幅の鋼板6Dの通板部の外側から最大幅
の鋼板6Eの通板部までのリンガーロール1周面上、もし
くは上下リンガーロール1間に通板される最小幅の鋼板
6Dの通板部の外側からリンガーロール1胴長端部までの
リンガーロール1周面上に摺接可能に設けられている。
【0016】本発明のリンガーロール装置40には、洗浄
液供給用パット2を用いている。本発明のリンガーロー
ル装置40では、洗浄液供給用パット2を用い、洗浄液供
給用パット40に洗浄液を供給しつつ、洗浄液を含む洗浄
液供給用パット2でリンガーロール1周面を濡らすよう
にしているので洗浄液の飛散がないのである。上記の他
に、洗浄液供給用パット2を用いる利点は、通板材の幅
の変化に容易に対応でき、また、設備費用、メンテ費用
が安くすむ等がある。
【0017】ここで、本発明のリンガーロール装置40に
用いる洗浄液供給用パット2は、プロセスラインで処理
を施す鋼板6の内、最小幅の鋼板を通板する通板部の外
側のリンガーロール1周面に摺接可能としているので、
最小幅から最大幅までの範囲内の幅戻りがあっても、表
面汚れのない鋼板6を得ることができるのである。そし
て本発明に用いる洗浄液供給用パット2を、リンガーロ
ール1周面の胴長方向全長に渡って設けなくてもよい理
由は、プロセスラインで処理を施す最小幅の鋼板6を通
板する通板部のリンガーロール1周面は常に濡れている
ので、汚れ10がリンガーロール1周面に付着してしまう
ことがないためである。
【0018】また本発明に用いる洗浄液供給用パット2
は、周方向に適宜な長さとすればよく、また胴長方向に
分割して製作して一体としてもよいし、一体として製作
してもよい。本発明に用いる洗浄液供給用パット2の材
料としては、例えばスポンジやフェルト等の洗浄液を通
過でき且つ洗浄液を含有可能な材料であって、リンガー
ロールを摩耗させることのない適宜な材料とすればよ
い。
【0019】また図1に示したリンガーロール装置40で
は、2台の洗浄液供給用ポンプ4で上、下の洗浄液供給
用パット2にそれぞれ洗浄液を供給するようにしている
が、1台の洗浄液供給用ポンプで上、下の洗浄液供給用
パット2に洗浄液を供給するようにしてもよい。洗浄液
は、単なる水であっても、鋼板洗浄液と同じもの、ある
いはその他の洗浄液であってもよい。
【0020】また、本発明のリンガーロール装置40で
は、図示しない命令を組む上位のシステムから幅戻りの
情報を受けて、当該板幅より狭い狭幅とした後該狭幅よ
り広くする幅戻りを行うに当たり、前記上下一対のリン
ガーロールに前記狭幅鋼板を通板する時から、狭幅鋼板
の通板部の外側のリンガーロール1周面に洗浄液供給用
パット2を摺接させるように構成してもよい。
【0021】本発明のリンガーロール装置40を図2に示
した精整工程の形状矯正ラインに適用した場合の使用方
法について、図4を用いてさらに詳細に説明する。上記
で説明した本発明のリンガーロール装置40を用いて、幅
戻りを行うに当たり、前記上下一対のリンガーロールに
前記狭幅鋼板を通板する時から、図4(c)に示した狭
幅鋼板6Bの通板部の外側のリンガーロール周面に、洗浄
液供給用パット2を摺接させ、狭幅鋼板6Bの通板部の外
側のリンガーロール周面を濡らすことができるので、通
板部のリンガーロール周面1Aの内、狭幅鋼板6Bの通板部
より外側のリンガーロール周面が乾燥することがなくな
って、図4(c)に示した鉄粉等による汚れ10がリンガ
ーロール1の周面に付着してしまうことがないのであ
る。
【0022】よって、リンガーロール1周面には、図4
(c)に示した鉄粉等による汚れ10が付着していないの
で、幅戻りがあっても、鉄粉等による汚れ10のない鋼板
を得ることができるのである。その結果、汚れにより格
落ち品となったり次工程で汚れをふきとる作業がなくな
って、歩留りが向上しコストダウンができるのである。
【0023】以上の説明では、形状矯正ラインに設けた
リンガーロール装置について説明したが、本発明のリン
ガーロール装置を適用するプロセスラインは、形状矯正
ラインに限定されるものではなく、冷延鋼板を製造する
冷延鋼板製造プロセスラインに適用してもよい。例え
ば、冷間圧延後の鋼板に付着している圧延油や摩耗粉等
を洗浄する鋼板の洗浄ラインに適用してもよく、そして
本発明のリンガーロール装置を用いて電解洗浄を施した
鋼板表面のアルカリ溶液やブラシ洗浄を施した鋼板表面
の液体を絞るようにしてもよい。
【0024】
【実施例】(実施例1)図1に示した本発明のリンガー
ロール装置を、図2に示したステンレス冷延鋼板の形状
矯正ラインに適用した。実施例のリンガーロール装置で
は、最小幅750mm の鋼板の通板部の外側から最大幅1800
mmの鋼板の通板部までのリンガーロール周面上に、洗浄
液供給用パットを摺接可能に設けるとともに、この洗浄
液供給用パットに洗浄液供給用配管を連結し、洗浄液供
給用配管に洗浄液供給用ポンプを連結している。
【0025】そして、板幅1219mmのステンレス冷延鋼板
SUS 304 (材料A)を5コイル分通板後、板幅1000mmの
ステンレス冷延鋼板SUS 304 (材料B)を5コイル分通
板し、板幅1219mmのステンレス冷延鋼板SUS 304 (材料
C)を通板する幅戻りを、材料A→材料B→材料Cを1
セットとし全部で10セット分通板を行った。その後、幅
戻りさせた板幅1219mmのステンレス冷延鋼板SUS 304
(材料C)を再検し、汚れによる不良発生率を調査し
た。
【0026】但し、上下一対のリンガーロール1に板幅
1000mmの鋼板(材料B)の1コイル目を通板する時か
ら、板幅1000mmの通板部の外側のリンガーロール周面
に、図1に示した洗浄液供給用パットを摺接させて通板
部の外側のリンガーロール周面をリンガーロール洗浄液
で濡らした。なお、リンガーロールはウレタンゴム製で
あり、形状矯正ラインにはリンガーロール装置を3連配
置した。リンガーロール装置の下流側には、鋼板表面に
熱風を吹き付けて鋼板表面を乾燥するドライヤー装置が
設置されている。板厚は全て1.0 mmである。
【0027】比較例として、上記の洗浄液供給用パット
をリンガーロール周面に接触させず、その他は発明例と
同様にして行い、汚れによる不良発生率を調査した。発
明例の汚れによる不良発生率を、比較例と合わせて図3
に示す。この結果から、比較例では汚れ不良の発生率が
50%であるが、発明例では汚れ不良の発生を皆無にでき
ることがわかる。
【0028】(実施例2)実施例1と同じリンガーロー
ル装置を設けた形状矯正ラインを用い、洗浄液供給用パ
ットで濡らしたリンガーロール洗浄液の膜厚を0〜200
μm に変化させるように、ポンプによる供給量を変化さ
せて調整し、その他は実施例1の発明例と同様にして行
い、汚れによる不良発生率を調査した。
【0029】不良発生率の調査結果を、表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】この結果から、リンガーロール洗浄液の膜
厚を10μm 以上とする洗浄液を供給すれば汚れによる不
良発生率が急減するので好ましいことがわかる。上限は
特に規制しないが、供給するリンガーロール洗浄液の量
の経済性からみて、200 μm 程度とするのが好ましい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、リンガーロール洗浄液
の飛散もなく、リンガーロール周面を濡らすことができ
るので、鉄粉等の汚れがリンガーロール表面に付着せ
ず、これによって、鋼板への汚れの転写防止できるか
ら、汚れのない鋼板を得ることがでる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明のリンガーロール装置の
構成を示す側面図であり、図1(b)は、本発明に用い
る洗浄液供給用パットのリンガーロール周面上の配置を
示す概略正面図である。
【図2】本発明のリンガーロール装置を適用した形状矯
正ラインの配置図である。
【図3】本発明の実施例における効果を示すグラフであ
る。
【図4】従来例のリンガーロール装置に発生する汚れを
示す概略図である。図4(a)は側面図であり、図4
(b)、図4(c)、図4(d)は正面図である。
【図5】従来のリンガーロール装置を適用した形状矯正
ラインの配置図である。
【符号の説明】
1 リンガーロール 2 洗浄液供給用パット 3 洗浄液供給用配管 4 洗浄液供給用ポンプ 5 レベラーロール 6 6A、6B、6C、6D、6E 鋼板(ステンレス鋼板) 7 スプレーノズル 9 ドライヤー 10 汚れ 20 レベラーロール洗浄液 1A 通板部のリンガーロール周面 1B 通板部の外側のリンガーロール周面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する鋼板を挟圧可能に軸支された上
    下一対のリンガーロールと、該上下リンガーロール間に
    通板される最小幅の前記鋼板の通板部の外側における、
    該上および下リンガーロールの周面上にそれぞれ摺接可
    能に設けられた上、下の洗浄液供給用パットと、該上、
    下の洗浄液供給用パットに連結する洗浄液供給用配管
    と、該洗浄液供給用配管に連結する少なくとも1つの洗
    浄液供給用ポンプとを備えたことを特徴とするリンガー
    ロール装置。
  2. 【請求項2】 プロセスラインで処理された鋼板の洗浄
    液等を、上下一対のリンガーロールで絞るリンガーロー
    ル装置の使用方法において、前記鋼板の板幅を、当該板
    幅より狭い狭幅とした後該狭幅より広くする幅戻りを行
    うに当たり、前記上下一対のリンガーロールに前記狭幅
    鋼板を通板する時から、前記狭幅鋼板の通板部より外側
    のリンガーロール周面に洗浄液供給用パットを摺接さ
    せ、前記狭幅鋼板の通板部より外側の前記リンガーロー
    ル周面を濡らすことを特徴とするリンガーロール装置の
    使用方法。
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