JPH0665767A - 縞鋼板の連続酸洗方法 - Google Patents

縞鋼板の連続酸洗方法

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JPH0665767A
JPH0665767A JP24426392A JP24426392A JPH0665767A JP H0665767 A JPH0665767 A JP H0665767A JP 24426392 A JP24426392 A JP 24426392A JP 24426392 A JP24426392 A JP 24426392A JP H0665767 A JPH0665767 A JP H0665767A
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JP
Japan
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pickling
steel sheet
outlet side
striped
liquid
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Withdrawn
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JP24426392A
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English (en)
Inventor
Kiyohiro Tani
清 博 谷
Takemi Ishihara
原 武 美 石
Shigeo Ashihara
原 茂 雄 芦
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】走行している帯鋼を連続して酸洗を行う酸洗装
置の酸洗槽出側およびリンス槽出側のリンガーロールの
圧下力を高くすることにより液絞り性を向上させ表面性
を良好とする縞鋼板の連続酸洗方法、および、酸洗装置
の酸洗槽出側およびリンス槽出側において鋼板表面の液
除去を行うことにより液絞り性を向上させ表面性を良好
とする縞鋼板の連続酸洗方法である。 【効果】比較的簡単な操作により、酸洗後の鋼板には酸
洗液およびリンス液等の残存することがなく、表面性状
の優れた鋼板が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は縞鋼板の連続酸洗方法に
関し、さらに詳しくは、走行している鋼板の酸洗を効果
的に行うことが可能である鋼板、特に、縞鋼板の連続酸
洗方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来における鋼板の連続酸洗方法は、鋼板
表面から使用する液を効率よく絞ることができなかっ
た。そのため、鋼板に錆が発生するという由々しき問題
があった。
【0003】この従来の連続酸洗方法について、以下図
7〜図10により説明する。図7は従来の酸洗方法を実
施するための設備の概略側面図であり、図8、図9は液
切りの状態を示す概略側面図であり、図10は従来の酸
洗方法による平板と縞鋼板表面のClイオンの付着量を
示してある。
【0004】先ず、図7において、鋼板5は酸洗槽1に
おいて表面のスケールが除去され、リンガーロール2に
より酸が絞られた後、リンス槽3に導入されて、温水、
または、冷水により鋼板5表面に残存している微量の酸
を除去してから、リンガーロール4で温水、または、冷
水を除去した後、ドライヤ6により水分の除去乾燥を行
う。
【0005】しかし、この従来技術には、以下説明する
ような問題がある。即ち、図8に示すように、平鋼板7
ではリンガーロール2は、平鋼板7表面において充分に
弾性変形して、平鋼板7表面から液が効果的に除去され
る、所謂、水切りが充分におこなわれるが、図9に示す
縞鋼板8では縞鋼板8の突起部9によりリンガーロール
2表面が平板部に接触しないので、充分な水切りを行う
ことができない。
【0006】従って、図98に示すように、ドライヤ6
の出側における鋼板表面の残存Clイオン量が平鋼板と
比較して、数倍以上となり錆の発生等により酸洗鋼板と
しては使用不可能となるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に説明し
た従来技術の問題点を解決するために、本発明者が鋭意
研究を行い、検討を重ねた結果、縞鋼板の突起部におい
ても平板部の液絞り性を向上させることができる縞鋼板
の連続酸洗方法を開発したのである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る縞鋼板の連
続酸洗方法は、走行している鋼板を連続して酸洗を行う
酸洗装置の酸洗槽出側およびリンス槽出側のリンガーロ
ールの圧下力を高くすることを特徴とする液絞り性を向
上させ表面性を良好とする縞鋼板の連続酸洗方法を第1
の発明とし、走行している鋼板を連続して酸洗を行う酸
洗装置の酸洗槽出側およびリンス槽出側において鋼板表
面の液除去を行うことを特徴とする液絞り性を向上させ
表面性を良好とする縞鋼板の連続酸洗方法を第2の発明
とする2つの発明よりなるものである。
【0009】本発明に係る縞鋼板の連続酸洗方法につい
て、以下具体的に説明する。
【0010】本発明に係る縞鋼板の連続酸洗方法の第1
の発明においては、酸洗槽出側のリンガーロール、リン
ス槽出側のリンガーロールの圧下力を高くすることによ
り、図1に示すように、縞鋼板8の突起部9のある箇所
においても、リンガーロール2の表面が弾性変形して平
坦部と充分に接触するようになり、酸洗槽およびリンス
槽において縞鋼板8表面に付着しているそれぞれの液を
充分に絞り出すことができる。
【0011】このリンガーロールの圧下量は、通常、空
気シリンダーを使用するのであるが、空気の加圧装置を
配管経路に設置することによりリンガーロールの圧下力
を高くすることができる。
【0012】即ち、図2に示すリンガーロール圧下用空
気圧力とリンガーロール軸心接近量の関係を、例えば、
リンガーロール径300mmφ、空気シリンダ内径18
0mmφ×2ケ、板幅1000mmの例により説明す
る。
【0013】従来の場合、空気圧力が4kg/cm2
後であり、リンガーロールは縞鋼板の突起部の影響によ
り平坦部に接触せず、絞り不良が発生して酸液が縞鋼板
表面に残存しているため、ドライヤによる乾燥不足、酸
洗後の鋼板表面性状の不良、例えば、錆が発生する問題
がある。
【0014】図2において、斜線部aで示す領域は絞り
不良を示す領域であり、圧下用空気圧力を7kg/cm
2以上と高くすることにより、縞鋼板の平坦部において
も充分な液絞りが可能となる(図2のb領域)。
【0015】図3に本発明に係る縞鋼板の連続酸洗方法
と従来技術とのClイオン付着量を示したものであり、
本発明に係る縞鋼板の連続酸洗方法が従来技術よりこの
Clイオン付着量が格段に少ないものであり、酸洗後の
鋼板の表面性状に優れていることがわかる。この場合の
リンガーロール圧下用シリンダーの空気圧は8kg/c
2とした。
【0016】次に、本発明に係る縞鋼板の連続酸洗方法
の第2の発明においては、酸洗槽出側およびリンス槽出
側において鋼板の液除去を行うための、例えば、エヤー
ワイパーを設置した場合であり、図4、図5および、図
6により説明する。
【0017】即ち、図4は、酸洗槽1の出側に鋼板5を
挟持するリンガーロール2が一対設けられ、この一対の
リンガーロール2の間にエヤーワイパー10が鋼板5を
挟んで上下に一対設置されており、この酸洗槽1に隣接
して設けられているリンス槽3の出側に鋼板5を挟持す
るリンガーロール4が一対設けられ、この一対のリンガ
ーロール4の間に鋼板5を挟んで上下に一対のエヤーワ
イパー10が設置されており、6はドライヤであり、鋼
板5は矢印のように走行する。
【0018】図4において、鋼板5は矢印のように走行
して、酸洗槽1においてスケールを除去されてから酸洗
槽5を出て、前のリンガーロール2を通過してエヤーワ
イパー10により酸洗液が除去され、続いてリンス槽3
に導入された鋼板5は温水、または、冷水により鋼板5
表面の残存酸洗液が除去され、リンガーロール4を通過
してエヤーワイパー10により温水、冷水が除去され、
鋼板5はドライヤ6で乾燥される。
【0019】また、本発明に係る縞鋼板の連続酸洗方法
の他の例を図5により説明すると、図5は、酸洗槽1の
出側に鋼板5を挟持するサポートロール11が一対設け
られ、この一対のサポートロール11の間に鋼板5を挟
んで上下にエヤーワイパー12が一対設置されており、
この酸洗槽1に隣接して設けられているリンス槽3の出
側に鋼板5を挟持するサポートロール11が一対設けら
れ、この一対のサポートロール11の間に鋼板5を挟ん
で上下にエヤーワイパー12が設けられており、6はド
ライヤで、鋼板5は矢印のように走行する。
【0020】図5において、鋼板5は酸洗槽1において
スケール等を除去され、サポートロール11を通過して
エヤーワイパー12で酸洗液が除去され、続いてリンス
槽3に導入されて温水、冷水等により鋼板5表面の残存
酸洗液が除去され、サポートロール11を通過してエヤ
ーワイパー12により温水、冷水等が除去され、鋼板5
はドライヤ6で乾燥される。
【0021】図4および図5により説明したように、鋼
板表面に付着している酸洗液およびリンス液は、エヤー
ワイパーにより充分に除去されるから、酸洗後の鋼板は
表面性状の良好なものである。さらに、図6において、
エヤーワイパー12への空気供給圧力が3kg/cm2
の場合、従来技術よりClイオン付着量が1/5以下に
低減しているものであり、良好な表面性状が得られるこ
とがわかる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る縞鋼
板の連続酸洗方法は上記の構成であるから、比較的簡単
な操作により、酸洗後の鋼板には酸洗液およびリンス液
等の残存することがなく、表面性状の優れた鋼板を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縞鋼板の連続酸洗方法の第1の発
明を説明するための概略側面図である。
【図2】本発明に係る縞鋼板の連続酸洗方法の第1の発
明における、リンガーロール圧下用空気圧力とリンガー
ロール軸心接近量との関係を示す図である。
【図3】本発明に係る縞鋼板の連続酸洗方法の第1の発
明と従来技術とのClイオン付着量の相違を示す図であ
る。
【図4】本発明に係る縞鋼板の連続酸洗方法の第2の発
明を説明するための概略側面図である。
【図5】本発明に係る縞鋼板の連続酸洗方法の第2の発
明を説明するための別の例の概略側面図である。
【図6】本発明に係る縞鋼板の連続酸洗方法の第2の発
明および従来技術のClイオン付着量の相違を示す図で
ある。
【図7】従来技術の鋼板の連続酸洗方法を説明するため
の概略側面図である。
【図8】従来技術による平板のリンガーロールによる液
絞りを説明するための概略側面図である。
【図9】従来技術による縞鋼板のリンガーロールによる
液絞りを説明するための概略側面図である。
【図10】従来技術による酸洗後の鋼板表面に残存する
Cl付着量を示す図である。
【符号の説明】
1・・・酸洗槽 2,4・・・リンガーロール 3・・・リンス槽 5,7・・・鋼板 6・・・ドライヤ 8・・・縞鋼板 9・・・突起部 10,12・・・エヤーワイパー 11・・・サポートロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行している鋼板を連続して酸洗を行う
    酸洗装置の酸洗槽出側およびリンス槽出側のリンガーロ
    ールの圧下力を高くすることを特徴とする液絞り性を向
    上させ表面性を良好とする縞鋼板の連続酸洗方法。
  2. 【請求項2】 走行している鋼板を連続して酸洗を行う
    酸洗装置の酸洗槽出側およびリンス槽出側において鋼板
    表面の液除去を行うことを特徴とする液絞り性を向上さ
    せ表面性を良好とする縞鋼板の連続酸洗方法。
JP24426392A 1992-08-20 1992-08-20 縞鋼板の連続酸洗方法 Withdrawn JPH0665767A (ja)

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JP24426392A JPH0665767A (ja) 1992-08-20 1992-08-20 縞鋼板の連続酸洗方法

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JPH0665767A true JPH0665767A (ja) 1994-03-08

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105671574A (zh) * 2016-03-10 2016-06-15 新疆八一钢铁股份有限公司 酸洗挤干辊挡酸环

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 19991102