JPH0734932Y2 - ラジアルセル型電解処理装置 - Google Patents

ラジアルセル型電解処理装置

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JPH0734932Y2
JPH0734932Y2 JP1988067989U JP6798988U JPH0734932Y2 JP H0734932 Y2 JPH0734932 Y2 JP H0734932Y2 JP 1988067989 U JP1988067989 U JP 1988067989U JP 6798988 U JP6798988 U JP 6798988U JP H0734932 Y2 JPH0734932 Y2 JP H0734932Y2
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JP
Japan
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roll
plate
cell type
electrolytic treatment
type electrolytic
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JP1988067989U
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Inventor
進次郎 村上
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川崎製鉄株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は鋼帯等のストリップ(以下単に板ともいう。)
に電気亜鉛めっき,電気錫めっき,電気クロムめっき,
電解脱脂,電解酸洗やその他の電解処理を施すラジアル
セル型電解処理装置に関するものである。
〈従来の技術〉 図を用いて従来技術およびその欠点を述べる。
第6図は一般的なラジアルセル型電解処理装置の側面断
面図で、第7図はその斜視図である。板1は巻付ロール
2に巻付き電解液5の中を通る間にアノード3と板1の
間に電流が流れ、板1に電解処理がなされる。この時、
ロールに接している側の板は全く電解処理がなされない
ことがラジアルセル型電解処理装置の特徴である。
しかしながら、非電解処理側の板面に電解液がまわり込
み、板面に汚れや変色を生じる場合があり、非電解処理
側の板表面品質を著しく損なう欠点があった。
この非電解処理側の板面への電解液のまわり込みの原因
は、第7図に示すように巻付ロールの胴部の幅方向で板
と接触していない部分21が巻上げる電解液が、ロール回
転中ロールが板と接触しないロール上部でロール中央部
に広がりこれが板がロールに接する点22で板とロール間
に入り込むことによる。
したがって本問題を解決するには、(1)ロールに電解
液を巻上げさせない。あるいは(2)巻上げた電解液を
板とロールの間に入り込ませなければよいが、本考案は
上記(2)の方法を具現化するものである。
なお本考案と類似した発明として特公昭49−2264号があ
るが、本考案とは、目的,構成,効果が異なり、別異の
ものである。
即ち特公昭49−2264号では通電ロールである巻付ロール
とストリップの間で通電することによって生成する絶縁
物質を、保護性流体をストリップ及びロールの表面にか
けることによって、生成させなくすることが目的であ
る。ここでは通電ロールの頂部に位置するワイパーとし
てのロールは、ストリップとロールの出側部で汚染され
た保護性流体が、ストリップの入側のロールとのかみ合
い部に流入するのを防ぐための液切りとして存在する。
即ちワイパーロールで切られた液は、通電ロールの頂上
からストリップ出側に流れ落ちる。これは後述する第5
図に示す現象と同様である。この引例では汚染された保
護性流体はストリップに付着して出ていくが、これは次
に設けられているロールによって絞る構造となってい
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 本考案はラジアルセル型電解処理装置において、板の通
板中に電解液が板の非電解処理面を濡らすことのない電
解処理装置を提供するものであり、またさらに清浄水等
で板の非電解処理面を常時均一に濡らすことによりサ
ビ,色むら等の発生のない電解処理板の製造を可能にす
る電解処理装置を提供するものである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、ロールに板を巻付けて、該板を陰極としロー
ルと相対するアノードとの間で該板に電気めっきを行う
ラジアルセル型電解処理装置において、該ロール最上部
より該板の入側に近い部分で、セル下部において該ロー
ル表面に付着した電解液を該ロール両端側へ排除するか
き落とし装置を設けたことを特徴とするラジアルセル型
電解処理装置であり、かき落とし装置として弾性体のワ
イパー,絞りロール或いは気体吹付けによるワイピング
装置を採用したものであり、さらにはかき落とし装置と
板の入側で該板がロールに接触する点までの間に該ロー
ル表面に保護液をかける装置を設けたラジアルセル型電
解処理装置である。
〈作用〉 本考案の詳細を図を用いて説明する。
第1図は本考案の実施例の一例の側面断面図、第2図は
その斜視図である。巻付ロール2は電解液5の液面から
離れ空中を回転する際、板表面に付着した電解液51は板
とともに持ち出される。ロール表面に付着した電解液52
はロールの周上を持ち上げられるが、ロール最上部より
板の入側に設置されたかき落とし装置、ここでは弾性体
ワイパー6によって仕切られ、液は53としてロールの両
端側へ流れ落ち、排除される。したがってワイパー6を
通過したロール表面には電解液は付着していないので、
板とロールの接触開始点22で板の非電解処理面に電解液
を巻き込むことはなくなる。
ワイパー6は第5図に示すようにロール最上部より板出
側に設置すると、仕切られた液54がロール表面を伝わっ
て、出側の板の非電解処理面に付着するため装置として
の意味がなくなる。
さらに第1図および第2図に示すように、ワイパー6を
通過したロール表面は乾き状態にあるため、板の非電解
面と接触するとその板面を一層乾かしやすくする。板の
非電解面は常に均一なぬれ状態にあって、むら乾き等が
ない状態が品質上最も好ましい。むら乾きはしばしばサ
ビ,色むらの発生の原因になる。
そこで本考案ではロール表面の乾燥を防ぐために必要に
応じてロール表面に保護液をかける装置7を設けること
ができる。この液には一般にイオン交換水等の清浄な液
が好ましい。
本考案によりラジアル型電解処理装置を用いた電解処理
において、板の非電解処理面に電解液がまわり込むこと
なく表面が美しく保たれる。
また本考案は、電解液のかき落とし装置として第3図に
示す絞りロール9,第4図に示す気体噴射による液のワイ
ピング装置8を用いることも可能であり、またそれらを
組合わせることも可能である。
〈考案の効果〉 本考案により非電解処理面の変色が効果的に防止され、
また電解液が既に排除されているので、非電解処理面の
保護液が最少量ですむ。一方特公昭49−2264号では大量
に使用するので大規模な循環系が必要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のラジアルセル型電解処理装置の側面断
面図、第2図はその斜視図、第3図,第4図は本考案の
他の実施例、第5図は本考案に対する比較例、第6図は
従来のラジアルセル型電解処理装置の側面断面図、第7
図はその斜視図である。 1…板、2…巻付ロール、3…アノード、4…タンク、
5…電解液、6…弾性体ワイパー、7…ロール表面液ス
プレー、8…気体吹付ワイパー、9…絞りロール、21…
全く板に接触しないロール面、22…板とロールの接触開
始点、51…板によって持上げられる電解液、52…ロール
によって持上げられる電解液、53…ワイパーによってロ
ールサイドに落とされる液、54…ワイパーによって仕切
られた液。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロールに板を巻付けて、該板を陰極としロ
    ールと相対するアノードとの間で該板に電気めっきを行
    うラジアルセル型電解処理装置において、該ロール最上
    部より該板の入側に近い部分で、セル下部において該ロ
    ール表面に付着した電解液を該ロール両端側へ排除する
    かき落とし装置を設けたことを特徴とするラジアルセル
    型電解処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のかき落とし装置が弾性体の
    ワイパーであることを特徴とするラジアルセル型電解処
    理装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のかき落とし装置が絞りロー
    ルであることを特徴とするラジアルセル型電解処理装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のかき落とし装置が気体吹付
    けによるワイピング装置であることを特徴とするラジア
    ルセル型電解処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3又は4においてかき落とし装
    置と板の入側で該板がロールに接触する点までの間に該
    ロール表面に保護液をかける装置を設けたことを特徴と
    するラジアルセル型電解処理装置。
JP1988067989U 1988-05-25 1988-05-25 ラジアルセル型電解処理装置 Expired - Lifetime JPH0734932Y2 (ja)

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JPH01173162U JPH01173162U (ja) 1989-12-08
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JPS492264A (ja) * 1972-04-25 1974-01-10
JPS52102353A (en) * 1976-02-25 1977-08-27 Kawasaki Steel Co Method of making one side treated steel sheet
JPS53131235A (en) * 1977-04-21 1978-11-15 Nippon Steel Corp Manufacture of one-side plated strip steel sheet

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JPH01173162U (ja) 1989-12-08

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