JP2001137069A - 横揺れ防止用サイドヘッドレスト及び一体型座席シート - Google Patents

横揺れ防止用サイドヘッドレスト及び一体型座席シート

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JP2001137069A
JP2001137069A JP36318999A JP36318999A JP2001137069A JP 2001137069 A JP2001137069 A JP 2001137069A JP 36318999 A JP36318999 A JP 36318999A JP 36318999 A JP36318999 A JP 36318999A JP 2001137069 A JP2001137069 A JP 2001137069A
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headrest
seat
head
rest
vehicle
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Mitsuo Sugimoto
充夫 杉本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来の座席のヘッドレストは頭部を後部のみ
保持するしかなく、車両の横揺れや頭部の揺らぎなどに
より頭部をガラス窓や車体枠に当てることになり、安全
で快適な休息や睡眠を取れない。 【解決手段】 従来のヘッドレストdにサイドレストc
になる装置を取り付けたり、サイドヘッドレスト付きの
ヘッドレストを設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 自動車等の車両の座席シートに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来の車両等の座席シートは多種には
なってはきたが、利用者の頭部を後部方向のみ保持する
形状のものが多く、もたれ掛かった状態で休息や睡眠を
した場合、頭部の揺らぎや車両等の横揺れによる頭部の
保持はされていなかった。そのために、利用者の上半身
は左右に揺すぶられることになり、休息中であれば頭部
は前後左右にと宙を舞うことになり、快適な休息を取れ
ないばかりか、頭部を車両の窓枠や窓ガラスにぶつける
ことがあった。その防止として、利用者は腕枕をした
り、その替わりをする物としての身の回りの小物を頭部
との間に挟んだりして、快適ではないにしても休息や睡
眠をとっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 そこで頭部の横揺れ
を防止し保持するためのサイドレスト部を設けることが
課題である。従来の車両等に設置する場合には、取り付
けが簡単で運転者の視界の邪魔にならないようにする必
要があり、大型車両の乗客座席シートや乗用車の後部座
席シートの場合には、サイドレスト一体型座席シートに
する必要があり収納できるようにすることが望ましい。
【0004】
【課題を解決するための手段】 腕枕の役割をするサイ
ドヘッドレストは、頭部を保持及び保護するためのサイ
ドレスト部と、これを開閉させたり回転させたりするた
めの軸を有する装置からなる。サイドレストの部材は、
空気を入れることのできるビニル樹脂製の袋でもよい
が、座席シート部材と同様の物が望ましく、軸を有する
装置は、収納できるためにある角度範囲内で回転でき、
頭部を側面より保持するよう固定されることが望まし
い。このサイドヘッドレストを取り付けるには、従来の
車両のヘッドレスト支柱にボルト等のネジ類で固定した
り、支柱がない場合には、座席シートの上部に直接ベル
トやバンド等でサイドヘッドレスト装置を取り付けたり
する。また、取り付ける場所を、シートベルト固定ネジ
部を利用したり、窓ガラスに吸盤で張り付けたり、別途
車体本体に取り付け軸を設置したりすることで、座席シ
ート以外の場所にサイドレストを取り付けることもでき
る。新規に座席シートを開発する場合は、開閉させたり
回転させたりするための軸を有する装置をヘッド内部に
装備し、サイドレスト付きのヘッドレストにするか、大
型車両の乗客座席シートや乗用車の後部座席シートなど
の場合には、サイドレストを座席の一部として有する様
にサイドレスト一体型座席シートにするとよい。
【0005】
【発明の実施の形態】 以下にこの発明を具体化した実
施例について図1から図7に従って説明し、図中のfは
開閉軸及び回転軸の向きや位置を示す。図1について
は、取り付けが簡単なもので従来の車両のヘッドレスト
支柱に固定するサイドレスト装置である。1−aの支柱
固定穴に支柱を上部よりはめ込み1−bの支柱固定ネジ
を締め付けることで1−cのサイドレスト部が固定され
る。これは上下反対にすることで、左右どちらの支柱に
も取り付け可能である。図2については、図1のものを
より強固に保持させたもので、2本のヘッドレスト支柱
に固定させ収納させた状態にあり、2−cのサイドレス
ト部は両サイドに2つあっても良い。ここで支柱に固定
している2−bの支柱固定ネジは、支柱のない場合には
ベルトやバンド等で座席シートの上部本体に直接固定さ
せることもできる。図3については、座席シート以外の
場所に取り付けるサイドレストであり、シートベルト固
定ネジ部を利用したものである。3−gのさし込み板を
3−hのさし込み口をシートベルト固定ネジ部にさし込
み、3−iの押しネジで3−gのさし込み板の片方を押
し広げ、車体本体に固定させる。滑りどめ及び金属保護
のために3−gのさし込み板の片面に3−jのゴム板を
張り合わせてある。3−cのサイドレスト部は、3−f
の回転軸により不要時は上向きに窓枠内に収納でき、使
用時には回転させて下ろすことができる。以上の図1か
ら図3は、請求項1に相当するサイドヘッドレストの使
用例であり、特に従来の車両を対象に取り付けることを
目的に利用するものである。図4については、新規に座
席シートを開発した場合の開閉型のサイドヘッドレスト
である。これは開閉させるための軸を有する装置をヘッ
ドレスト内部に装備し、左の4−cは利用のために開い
た状態であり、右の4−cは収納して閉じた状態であ
る。図5についても同様に、新規に開発された回転型の
サイドヘッドレストであり、回転させるための軸を有す
る装置をヘッドレスト内部に装備し、左の5−cは利用
のために開いた状態であり、右の5−cは収納して閉じ
た状態である。こうした回転型のサイドヘッドレスト
は、観光バスのような背もたれ部分が広い座席シートの
場合には、図6に示すように、窓側のみに設置した一体
型座席シートとして応用できる。この一体型座席シート
は、乗用車等の後部座席の両サイドにも利用することも
できる。図7については、特にサイドレスト部はなくヘ
ッドレストと一体型になっている。ちょうど凹型を逆さ
にした状態のヘッドレストの上部を後ろに倒し固定する
ことで、下部の7−cのサイドレスト部が利用者の側頭
部付近を支えることができるヘッドレストである。通常
はサイドヘッドレストは下向きになっており、必要時に
回転させ固定することで使用する。動物の両耳の様にみ
えるように凹型の状態に設計することもでき、この場合
は前に倒すことで利用する。以上の図4から図7の場合
は、請求項2に相当する新規の座席シートに関するもの
で、サイドヘッドレスト及び、サイドヘッドレスト一体
型座席シートの使用例であり、ヘッドレストの交換や新
規開発車を対象としたものである。
【0006】
【発明の効果】 以上のようにこの発明によれば、サイ
ドレスト部があたかも腕枕のような効果を発揮し、助手
席や後座席利用者、また観光バス利用者などの長距離・
長時間にわたる乗車において、車両内における休息や睡
眠が従来より格段に快適なものとなる。また、サービス
エリアや駐車場等における運転者の休息や睡眠において
も、十分な体養ができ疲労回復が図れる。一体型座席シ
ートの用途としては、乗用車などの後部座席のような長
い座席シートの場合は両サイドにあることが望ましくい
く中央にもあれば効果は倍増する。その他の効果として
は、オプショナルとして従来の車両にも適用することが
できること、取り付け後はコンパクトであり、運転車等
の視界を妨げることはほとんどない。この装置を座席シ
ート内に組み込むことで、さらにコンパクトで従来のヘ
ッドレスト以上に利用価値の高いものとなる。また、衝
突事故に対しては、特に頭部の横揺れの衝撃において
も、頸部を瞬間的に保持することができ、むち打ち症等
の後遺症も軽減されるだろう。その他の利用としては、
航空機や船舶、客車など車両以外にも応用することがで
き、背もたれ用の座席シートであれば、利用者の側頭部
付近をサイドヘッドレストでそっと支えることで、腕枕
のように安心して快適な休息や睡眠を約束されるのであ
る。不要時には本体の一部として収納させ邪魔にならな
いのがよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 支柱固定型サイドレスト
【図2】 両支柱固定型サイドレスト
【図3】 シートベルト固定ネジを利用したサイドレ
ストとさし込み板
【図4】 開閉型サイドヘッドレスト
【図5】 回転型サイドヘッドレスト
【図6】 回転型サイドヘッドレスト付き座席シート
(一部分)
【図7】 逆さ凹型一体型ヘッドレスト(一本支柱)
【符号の説明】
a 支柱固定穴 b 支柱固定ネジ c サイドレスト d ヘッドレスト e 支柱 f 開閉軸及び回転軸の位置 g さし込み板 h さし込み口 i 押しネジ j ゴム板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月10日(2000.2.1
0)
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席利用者の頭部の横揺れを防止保持す
    るために、側頭部を支えるサイドレスト部と、これを開
    閉させたり回転させたりするための軸を有する装置を、
    従来の車両等のヘッドレスト支柱やシートベルト固定ネ
    ジ部等で車両の一部に取り付けることを特長とするサイ
    ドヘッドレストである。
  2. 【請求項2】 座席利用者の頭部の横揺れを防止保持す
    るために、側頭部を支えるサイドレスト部と、これを開
    閉させたり回転させたりするための軸を有する装置を、
    ヘッドレスト本体や座席本体の一部として内部に装備さ
    せることを特長とするヘッドレスト及び、一体型座席シ
    ートである。
JP36318999A 1999-11-10 1999-11-10 横揺れ防止用サイドヘッドレスト及び一体型座席シート Pending JP2001137069A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005305127A (ja) * 2004-03-23 2005-11-04 Toyo Seat Co Ltd ヘッドレスト付き車両用シート
GB2432784A (en) * 2005-12-03 2007-06-06 Nissan Technical Ct Europ Ltd Adjustable head rest

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