JP2001135816A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゲッタリングサイトがソース・ドレイン領域
の接合面、及びゲート酸化膜と半導体基板との界面に生
じることがなく、接合リークを抑制するとともにゲート
酸化膜の特性劣化を防止した半導体装置とその製造方法
を提供する。 【解決手段】 一導電型の半導体基板101に形成され
た素子分離領域102により区画される素子形成領域1
03にゲート酸化膜104、ゲート電極105及び逆導
電型のソース・ドレイン領域108が形成され、またソ
ース・ドレイン領域108内には、素子分離領域102
に近接した領域にソース・ドレイン領域108よりも浅
く、かつソース・ドレイン領域108よりも高濃度の逆
導電型のゲッタリング層109が形成される。ゲッタリ
ング層109は、ソース・ドレイン領域108とシリコ
ン基板101とのPN接合部には存在しないため、ソー
ス・ドレイン領域108での接合リークが低減される。
また、ゲッタリング層109はゲート酸化膜104に近
接されていないため、ゲート酸化膜104の特性が劣化
することが防止される。
の接合面、及びゲート酸化膜と半導体基板との界面に生
じることがなく、接合リークを抑制するとともにゲート
酸化膜の特性劣化を防止した半導体装置とその製造方法
を提供する。 【解決手段】 一導電型の半導体基板101に形成され
た素子分離領域102により区画される素子形成領域1
03にゲート酸化膜104、ゲート電極105及び逆導
電型のソース・ドレイン領域108が形成され、またソ
ース・ドレイン領域108内には、素子分離領域102
に近接した領域にソース・ドレイン領域108よりも浅
く、かつソース・ドレイン領域108よりも高濃度の逆
導電型のゲッタリング層109が形成される。ゲッタリ
ング層109は、ソース・ドレイン領域108とシリコ
ン基板101とのPN接合部には存在しないため、ソー
ス・ドレイン領域108での接合リークが低減される。
また、ゲッタリング層109はゲート酸化膜104に近
接されていないため、ゲート酸化膜104の特性が劣化
することが防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMOS型トランジス
タを備える半導体装置に関し、特にMOS型トランジス
タのソース・ドレイン領域における接合リークを防止す
るとともに、ゲート酸化膜の信頼性を向上した半導体装
置とその製造方法に関するものである。
タを備える半導体装置に関し、特にMOS型トランジス
タのソース・ドレイン領域における接合リークを防止す
るとともに、ゲート酸化膜の信頼性を向上した半導体装
置とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MOS型トランジスタは、半導体基板に
設けた素子分離領域で区画される素子形成領域にソース
・ドレイン領域を有し、かつ素子形成領域上にゲート酸
化膜を介してゲート電極を配設した構成である。この種
のMOS型トランジスタでは、製造工程における各種処
理によって、NaやK等のアルカリ金属や、FeやCu
等の重金属が半導体基板内に侵入され、ソース・ドレイ
ン領域に達して結晶欠陥を発生し、接合リークを生じる
要因となる。この接合リークは、例えばMOS型トラン
ジスタでDRAMメモリセルを構成したときに、キャパ
シタに蓄積した電荷がドレイン領域の接合リークによっ
て半導体基板にリークされ、メモリセルのデータ保持機
能が劣化されることになる。また、前記した汚染金属が
ゲート酸化膜と半導体基板との界面ないしその近傍に析
出し、ゲート酸化膜の特性が劣化し、MOS型トランジ
スタのしきい値変動等の要因となる。
設けた素子分離領域で区画される素子形成領域にソース
・ドレイン領域を有し、かつ素子形成領域上にゲート酸
化膜を介してゲート電極を配設した構成である。この種
のMOS型トランジスタでは、製造工程における各種処
理によって、NaやK等のアルカリ金属や、FeやCu
等の重金属が半導体基板内に侵入され、ソース・ドレイ
ン領域に達して結晶欠陥を発生し、接合リークを生じる
要因となる。この接合リークは、例えばMOS型トラン
ジスタでDRAMメモリセルを構成したときに、キャパ
シタに蓄積した電荷がドレイン領域の接合リークによっ
て半導体基板にリークされ、メモリセルのデータ保持機
能が劣化されることになる。また、前記した汚染金属が
ゲート酸化膜と半導体基板との界面ないしその近傍に析
出し、ゲート酸化膜の特性が劣化し、MOS型トランジ
スタのしきい値変動等の要因となる。
【0003】このため、従来では、半導体基板に不純物
を高濃度に注入することで、汚染金属を捕獲し、汚染金
属が前記したようなソース・ドレイン領域やゲート酸化
膜の界面に到達することがないようにしたゲッタリング
サイトを形成する技術が提案されている。例えば、特開
平8−8262号公報に記載の技術では、図11(a)
に示すように、半導体基板201に形成されたゲート酸
化膜204、ゲート電極205、ソース・ドレイン領域
208を有するMOS型トランジスタを素子分離するた
めの素子分離領域202の下側領域に炭素イオンを注入
し、あるいはレーザ光照射やドライエッチング等によっ
て結晶欠陥を形成し、この結晶欠陥をゲッタリングサイ
トとしてのゲッタリング層203を形成している。ま
た、特開平7−106544号公報に記載の技術では、
図11(b)に示すように、半導体基板301に形成さ
れた素子分離領域302によって区画された素子形成領
域上にゲート酸化膜304及びゲート電極305が形成
され、またソース・ドレイン領域308が形成されてい
るMOS型トランジスタの前記ソース・ドレイン領域3
08の表面側の領域に、ソース・ドレイン領域308よ
りも高濃度の高濃度領域を形成し、この高濃度領域をゲ
ッタリングサイトとしてのゲッタリング層309を形成
している。
を高濃度に注入することで、汚染金属を捕獲し、汚染金
属が前記したようなソース・ドレイン領域やゲート酸化
膜の界面に到達することがないようにしたゲッタリング
サイトを形成する技術が提案されている。例えば、特開
平8−8262号公報に記載の技術では、図11(a)
に示すように、半導体基板201に形成されたゲート酸
化膜204、ゲート電極205、ソース・ドレイン領域
208を有するMOS型トランジスタを素子分離するた
めの素子分離領域202の下側領域に炭素イオンを注入
し、あるいはレーザ光照射やドライエッチング等によっ
て結晶欠陥を形成し、この結晶欠陥をゲッタリングサイ
トとしてのゲッタリング層203を形成している。ま
た、特開平7−106544号公報に記載の技術では、
図11(b)に示すように、半導体基板301に形成さ
れた素子分離領域302によって区画された素子形成領
域上にゲート酸化膜304及びゲート電極305が形成
され、またソース・ドレイン領域308が形成されてい
るMOS型トランジスタの前記ソース・ドレイン領域3
08の表面側の領域に、ソース・ドレイン領域308よ
りも高濃度の高濃度領域を形成し、この高濃度領域をゲ
ッタリングサイトとしてのゲッタリング層309を形成
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
公報に記載の技術では、素子分離領域202の下側領域
にゲッタリング層209が形成されるため、特にチャン
ネル領域に近いソース・ドレイン領域208に侵入され
る汚染金属を必ずしも有効にゲッタリングすることがで
きないことがある。また、素子分離領域202の下側領
域に形成する結晶欠陥の一部がソース・ドレイン領域2
08にまで到達したときには、ソース・ドレイン領域2
02と半導体基板201とのPN接合部、換言すればソ
ース・ドレイン領域208に生じる空乏層内にゲッタリ
ングサイトが形成されることになり、このゲッタリング
サイトに捕獲された汚染金属によってソース・ドレイン
領域208の接合リークが生じてしまうことになる。ま
た、後者の公報に記載の技術では、ソース・ドレイン領
域308に侵入される汚染金属を効果的に高濃度領域の
ゲッタリング層309に捕獲し、ソース・ドレイン領域
308と半導体基板301との接合面での汚染金属によ
る接合リークを防止する上では有効であるが、ゲッタリ
ング層309がゲート酸化膜304に近い領域に形成さ
れることになるため、汚染金属がゲート酸化膜304と
半導体基板301との界面に近い領域に捕獲されること
になり、ゲート酸化膜304の特性劣化を生じてしまう
ことになる。
公報に記載の技術では、素子分離領域202の下側領域
にゲッタリング層209が形成されるため、特にチャン
ネル領域に近いソース・ドレイン領域208に侵入され
る汚染金属を必ずしも有効にゲッタリングすることがで
きないことがある。また、素子分離領域202の下側領
域に形成する結晶欠陥の一部がソース・ドレイン領域2
08にまで到達したときには、ソース・ドレイン領域2
02と半導体基板201とのPN接合部、換言すればソ
ース・ドレイン領域208に生じる空乏層内にゲッタリ
ングサイトが形成されることになり、このゲッタリング
サイトに捕獲された汚染金属によってソース・ドレイン
領域208の接合リークが生じてしまうことになる。ま
た、後者の公報に記載の技術では、ソース・ドレイン領
域308に侵入される汚染金属を効果的に高濃度領域の
ゲッタリング層309に捕獲し、ソース・ドレイン領域
308と半導体基板301との接合面での汚染金属によ
る接合リークを防止する上では有効であるが、ゲッタリ
ング層309がゲート酸化膜304に近い領域に形成さ
れることになるため、汚染金属がゲート酸化膜304と
半導体基板301との界面に近い領域に捕獲されること
になり、ゲート酸化膜304の特性劣化を生じてしまう
ことになる。
【0005】本発明の目的は、ゲッタリングサイトがソ
ース・ドレイン領域の接合面、及びゲート酸化膜と半導
体基板との界面に生じることがなく、接合リークを抑制
するとともにゲート酸化膜の特性劣化を防止した半導体
装置とその製造方法を提供するものである。
ース・ドレイン領域の接合面、及びゲート酸化膜と半導
体基板との界面に生じることがなく、接合リークを抑制
するとともにゲート酸化膜の特性劣化を防止した半導体
装置とその製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
一導電型の半導体基板に形成された素子分離領域により
区画される素子形成領域にゲート酸化膜、ゲート電極及
び逆導電型のソース・ドレイン領域が形成されたMOS
型トランジスタを備える半導体装置において、前記ソー
ス・ドレイン領域内には、前記素子分離領域に近接した
領域に前記ソース・ドレイン領域よりも浅く、かつ前記
ソース・ドレイン領域よりも高濃度の逆導電型のゲッタ
リング層を備えることを特徴とする。前記ゲッタリング
層の不純物濃度は、前記ソース・ドレイン領域の不純物
濃度よりも1桁以上高濃度であることが好ましい。ま
た、前記ゲッタリング層は、少なくとも前記ゲート電極
のゲート長方向において、前記ゲート酸化膜から最も離
れた領域に形成される。特に、前記ゲッタリング層は、
前記ソース・ドレイン領域内の前記ゲート長方向の両端
領域にのみ形成されることが好ましい。
一導電型の半導体基板に形成された素子分離領域により
区画される素子形成領域にゲート酸化膜、ゲート電極及
び逆導電型のソース・ドレイン領域が形成されたMOS
型トランジスタを備える半導体装置において、前記ソー
ス・ドレイン領域内には、前記素子分離領域に近接した
領域に前記ソース・ドレイン領域よりも浅く、かつ前記
ソース・ドレイン領域よりも高濃度の逆導電型のゲッタ
リング層を備えることを特徴とする。前記ゲッタリング
層の不純物濃度は、前記ソース・ドレイン領域の不純物
濃度よりも1桁以上高濃度であることが好ましい。ま
た、前記ゲッタリング層は、少なくとも前記ゲート電極
のゲート長方向において、前記ゲート酸化膜から最も離
れた領域に形成される。特に、前記ゲッタリング層は、
前記ソース・ドレイン領域内の前記ゲート長方向の両端
領域にのみ形成されることが好ましい。
【0007】本発明の半導体装置の第1の製造方法は、
一導電型の半導体基板上に素子分離領域に相当する領域
よりも若干広い領域を開口したマスクを形成し、前記マ
スクを用いて前記開口領域内の前記半導体基板に逆導電
型の不純物を高ドーズ量で導入してゲッタリング層を形
成する工程と、前記マスクの前記開口に臨む側面に内側
壁を形成する工程と、前記マスク及び内側壁を用いて前
記半導体基板の前記素子分離領域に相当する領域に少な
くとも前記ゲッタリング層よりも深い溝を形成する工程
と、前記溝内に絶縁材料を充填して素子分離領域を形成
する工程と、前記素子分離領域で囲まれる前記半導体基
板の素子形成領域にゲート酸化膜、ゲート電極を形成す
る工程と、前記ゲート電極及び前記素子分離領域をマス
クにして前記素子形成領域に前記ゲッタリング層よりも
低ドーズ量で逆導電型の不純物を導入してソース・ドレ
イン領域を形成する工程とを含むことを特徴とする。
一導電型の半導体基板上に素子分離領域に相当する領域
よりも若干広い領域を開口したマスクを形成し、前記マ
スクを用いて前記開口領域内の前記半導体基板に逆導電
型の不純物を高ドーズ量で導入してゲッタリング層を形
成する工程と、前記マスクの前記開口に臨む側面に内側
壁を形成する工程と、前記マスク及び内側壁を用いて前
記半導体基板の前記素子分離領域に相当する領域に少な
くとも前記ゲッタリング層よりも深い溝を形成する工程
と、前記溝内に絶縁材料を充填して素子分離領域を形成
する工程と、前記素子分離領域で囲まれる前記半導体基
板の素子形成領域にゲート酸化膜、ゲート電極を形成す
る工程と、前記ゲート電極及び前記素子分離領域をマス
クにして前記素子形成領域に前記ゲッタリング層よりも
低ドーズ量で逆導電型の不純物を導入してソース・ドレ
イン領域を形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0008】また、本発明の半導体装置の第2の製造方
法は、一導電型の半導体基板上に素子分離領域を形成
し、かつ前記素子分離領域で囲まれる素子形成領域にゲ
ート酸化膜、ゲート電極を形成する工程と、前記ゲート
電極及び素子分離領域をマスクにして前記半導体基板の
前記素子形成領域に逆導電型の不純物を低ドーズ量で導
入してLDD領域を形成する工程と、前記ゲート電極を
覆うようにマスク膜を形成し、かつ前記マスク膜を通し
て前記半導体基板の素子形成領域に逆導電型の不純物を
高ドーズ量でかつ選択的に導入して浅いゲッタリング層
を形成する工程と、前記マスク膜を異方性エッチングし
て前記ゲート電極の側面に外側壁(サイドウォール)を
形成する工程と、前記サイドウォールをマスクにして前
記半導体基板の前記素子形成領域に前記ゲッタリング層
よりも低ドーズ量で逆導電型の不純物を導入してソース
・ドレイン領域を形成する工程とを含むことを特徴とす
る。
法は、一導電型の半導体基板上に素子分離領域を形成
し、かつ前記素子分離領域で囲まれる素子形成領域にゲ
ート酸化膜、ゲート電極を形成する工程と、前記ゲート
電極及び素子分離領域をマスクにして前記半導体基板の
前記素子形成領域に逆導電型の不純物を低ドーズ量で導
入してLDD領域を形成する工程と、前記ゲート電極を
覆うようにマスク膜を形成し、かつ前記マスク膜を通し
て前記半導体基板の素子形成領域に逆導電型の不純物を
高ドーズ量でかつ選択的に導入して浅いゲッタリング層
を形成する工程と、前記マスク膜を異方性エッチングし
て前記ゲート電極の側面に外側壁(サイドウォール)を
形成する工程と、前記サイドウォールをマスクにして前
記半導体基板の前記素子形成領域に前記ゲッタリング層
よりも低ドーズ量で逆導電型の不純物を導入してソース
・ドレイン領域を形成する工程とを含むことを特徴とす
る。
【0009】なお、この第2の製造方法においては、一
導電型の半導体基板上に素子分離領域を形成し、かつ前
記素子分離領域で囲まれる素子形成領域にゲート酸化
膜、ゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極及び
素子分離領域をマスクにして前記半導体基板の前記素子
形成領域に逆導電型の不純物を導入してソース・ドレイ
ン領域を形成する工程と、前記ゲート電極を覆うように
マスク膜を形成し、かつ前記マスク膜を通して前記半導
体基板の素子形成領域に逆導電型の不純物を前記ソース
・ドレイン領域よりも高ドーズ量でかつ選択的に導入し
て浅いゲッタリング層を形成する工程とを含む構成とし
てもよい。
導電型の半導体基板上に素子分離領域を形成し、かつ前
記素子分離領域で囲まれる素子形成領域にゲート酸化
膜、ゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極及び
素子分離領域をマスクにして前記半導体基板の前記素子
形成領域に逆導電型の不純物を導入してソース・ドレイ
ン領域を形成する工程と、前記ゲート電極を覆うように
マスク膜を形成し、かつ前記マスク膜を通して前記半導
体基板の素子形成領域に逆導電型の不純物を前記ソース
・ドレイン領域よりも高ドーズ量でかつ選択的に導入し
て浅いゲッタリング層を形成する工程とを含む構成とし
てもよい。
【0010】本発明の半導体装置によれば、高濃度の不
純物層で構成されるゲッタリング層は、ソース・ドレイ
ン領域とシリコン基板との接合部には存在していないた
め、シリコン基板に侵入された汚染金属をゲッタリング
層に捕獲したときに、ソース・ドレイン領域の空乏層に
は汚染金属は存在しなくなり、ソース・ドレイン領域で
の接合リークが低減される。また、ゲッタリング層はゲ
ート酸化膜に近接されていないため、ゲッタリング層に
捕獲された汚染金属が、ゲート酸化膜のゲート幅方向の
大部分の領域においてゲート酸化膜に影響を与えること
がなく、ゲート酸化膜の特性が劣化することが防止され
る。
純物層で構成されるゲッタリング層は、ソース・ドレイ
ン領域とシリコン基板との接合部には存在していないた
め、シリコン基板に侵入された汚染金属をゲッタリング
層に捕獲したときに、ソース・ドレイン領域の空乏層に
は汚染金属は存在しなくなり、ソース・ドレイン領域で
の接合リークが低減される。また、ゲッタリング層はゲ
ート酸化膜に近接されていないため、ゲッタリング層に
捕獲された汚染金属が、ゲート酸化膜のゲート幅方向の
大部分の領域においてゲート酸化膜に影響を与えること
がなく、ゲート酸化膜の特性が劣化することが防止され
る。
【0011】また、本発明の第1及び第2の製造方法に
よれば、高濃度の不純物層で構成されるゲッタリング層
を、素子分離領域に近接した領域でかつソース・ドレイ
ン領域よりも浅い領域に自己整合的に製造することがで
きるので、製造工程を複雑化することなく、接合リーク
が少なく、ゲート酸化膜の特性劣化が生じないMOS型
トランジスタを含む半導体装置の製造が可能になる。
よれば、高濃度の不純物層で構成されるゲッタリング層
を、素子分離領域に近接した領域でかつソース・ドレイ
ン領域よりも浅い領域に自己整合的に製造することがで
きるので、製造工程を複雑化することなく、接合リーク
が少なく、ゲート酸化膜の特性劣化が生じないMOS型
トランジスタを含む半導体装置の製造が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明をDRAMのメモリセ
ルに適用した実施形態の縦断面図である。また、図2は
図1のMOS型トランジスタ部の模式的な平面図であ
る。ボロン等が導入されているP型シリコン基板101
には素子分離領域(STI:Shallow Trench Isolatio
n)102が形成され、このSTI102によりトラン
ジスタ形成領域103が区画されている。前記トランジ
スタ形成領域103の前記シリコン基板101の主面上
にはゲート酸化膜104及びポリシリコンからなるゲー
ト電極105が形成され、前記ゲート電極105の両側
面にはシリコン酸化膜からなるサイドウォール106が
形成されている。また、前記ゲート電極105の両側の
前記トランジスタ形成領域103にはN型不純物を低濃
度に導入したLDD領域107と、n型不純物を高濃度
に導入したソース・ドレイン領域108が形成されてお
り、これによりNチャネルMOS型トランジスタが形成
されている。ここで、前記ソース・ドレイン領域108
内には、当該ソース・ドレイン領域108と前記シリコ
ン基板101とのPN接合部には存在せず、前記シリコ
ン基板101の主面に沿った深さ方向の領域で、かつ前
記STI102に接する領域に前記ソース・ドレイン領
域108よりもさらに高濃度のN型不純物領域が形成さ
れており、このN型不純物領域がゲッタリングサイトを
構成するためのゲッタリング層109として形成されて
いる。
参照して説明する。図1は本発明をDRAMのメモリセ
ルに適用した実施形態の縦断面図である。また、図2は
図1のMOS型トランジスタ部の模式的な平面図であ
る。ボロン等が導入されているP型シリコン基板101
には素子分離領域(STI:Shallow Trench Isolatio
n)102が形成され、このSTI102によりトラン
ジスタ形成領域103が区画されている。前記トランジ
スタ形成領域103の前記シリコン基板101の主面上
にはゲート酸化膜104及びポリシリコンからなるゲー
ト電極105が形成され、前記ゲート電極105の両側
面にはシリコン酸化膜からなるサイドウォール106が
形成されている。また、前記ゲート電極105の両側の
前記トランジスタ形成領域103にはN型不純物を低濃
度に導入したLDD領域107と、n型不純物を高濃度
に導入したソース・ドレイン領域108が形成されてお
り、これによりNチャネルMOS型トランジスタが形成
されている。ここで、前記ソース・ドレイン領域108
内には、当該ソース・ドレイン領域108と前記シリコ
ン基板101とのPN接合部には存在せず、前記シリコ
ン基板101の主面に沿った深さ方向の領域で、かつ前
記STI102に接する領域に前記ソース・ドレイン領
域108よりもさらに高濃度のN型不純物領域が形成さ
れており、このN型不純物領域がゲッタリングサイトを
構成するためのゲッタリング層109として形成されて
いる。
【0013】さらに、前記シリコン基板101上には前
記MOS型トランジスタを覆う層間絶縁膜110が形成
され、前記層間絶縁膜110には前記ソース・ドレイン
領域108に接続されるコンタクトホール111が開口
され、このコンタクトホール内には導電材を埋設してコ
ンタクトプラグ112が形成されている。また、前記層
間絶縁膜110上には、前記ドレイン領域の前記コンタ
クトプラグ112に電気接続される容量電極113が所
要のパターンの導電膜によって形成され、その上に容量
絶縁膜114を介して対向電極115が積層され、DR
AMの電荷を蓄積するキャパシタが形成される。また、
前記ソース領域のコンタクトプラグ112には図外のビ
ット線が接続され、これによりDRAMのメモリセルが
形成されている。
記MOS型トランジスタを覆う層間絶縁膜110が形成
され、前記層間絶縁膜110には前記ソース・ドレイン
領域108に接続されるコンタクトホール111が開口
され、このコンタクトホール内には導電材を埋設してコ
ンタクトプラグ112が形成されている。また、前記層
間絶縁膜110上には、前記ドレイン領域の前記コンタ
クトプラグ112に電気接続される容量電極113が所
要のパターンの導電膜によって形成され、その上に容量
絶縁膜114を介して対向電極115が積層され、DR
AMの電荷を蓄積するキャパシタが形成される。また、
前記ソース領域のコンタクトプラグ112には図外のビ
ット線が接続され、これによりDRAMのメモリセルが
形成されている。
【0014】前記DRAMのメモリセル、特にMOS型
トランジスタの製造方法について説明する。図3及び図
4は第1の実施形態を製造工程順に示す図であり、それ
ぞれ図2のAA線に沿う部分の断面図を示している。先
ず、図3(a)のように、P型シリコン基板101の主
面に熱処理により薄く熱シリコン酸化膜121を形成し
た後、その上にシリコン窒化膜122を形成する。そし
て、図外のフォトレジスト膜をマスクにして、素子分離
領域に相当する領域よりも幾分広い領域において前記シ
リコン窒化膜122及びシリコン酸化膜121に窓を開
口した上で、前記シリコン窒化膜122をマスクにして
N型不純物としてのリンを前記シリコン基板101にイ
オン注入し、第1リン注入層109Aを形成する。ここ
では、イオン注入のリンのドーズ量5E15〜1E18
/cm2 、注入深さ500〜3000nmとする。
トランジスタの製造方法について説明する。図3及び図
4は第1の実施形態を製造工程順に示す図であり、それ
ぞれ図2のAA線に沿う部分の断面図を示している。先
ず、図3(a)のように、P型シリコン基板101の主
面に熱処理により薄く熱シリコン酸化膜121を形成し
た後、その上にシリコン窒化膜122を形成する。そし
て、図外のフォトレジスト膜をマスクにして、素子分離
領域に相当する領域よりも幾分広い領域において前記シ
リコン窒化膜122及びシリコン酸化膜121に窓を開
口した上で、前記シリコン窒化膜122をマスクにして
N型不純物としてのリンを前記シリコン基板101にイ
オン注入し、第1リン注入層109Aを形成する。ここ
では、イオン注入のリンのドーズ量5E15〜1E18
/cm2 、注入深さ500〜3000nmとする。
【0015】次いで、前記フォトレジスト膜を除去した
後、全面にシリコン酸化膜を薄く形成する。そして、前
記シリコン酸化膜をエッチングバックし、図3(b)の
ように、前記シリコン窒化膜122の窓の側面にシリコ
ン酸化膜の内側壁123を形成する。なお、前記シリコ
ン酸化膜123の膜厚は、前記シリコン窒化膜122の
窓の開口寸法から、形成しようとする素子分離領域の幅
寸法を差し引いた寸法の1/2の厚さに前記内側壁12
3が形成されるように設定する。これにより、前記シリ
コン窒化膜122と内側壁123とで形成しようとする
素子分離領域に相当する領域が開口されることになる。
後、全面にシリコン酸化膜を薄く形成する。そして、前
記シリコン酸化膜をエッチングバックし、図3(b)の
ように、前記シリコン窒化膜122の窓の側面にシリコ
ン酸化膜の内側壁123を形成する。なお、前記シリコ
ン酸化膜123の膜厚は、前記シリコン窒化膜122の
窓の開口寸法から、形成しようとする素子分離領域の幅
寸法を差し引いた寸法の1/2の厚さに前記内側壁12
3が形成されるように設定する。これにより、前記シリ
コン窒化膜122と内側壁123とで形成しようとする
素子分離領域に相当する領域が開口されることになる。
【0016】次いで、図3(c)のように、前記シリコ
ン窒化膜122と内側壁123をマスクにして前記シリ
コン基板101を所要の深さまでドライエッチングして
素子分離溝124をエッチング形成する。しかる上で、
図3(d)のように、前記シリコン窒化膜122、内側
壁123を除去した後、全面に前記素子分離溝124の
深さよりも厚くシリコン酸化膜125を成長して前記素
子分離溝124を完全に埋設する。続いて、前記シリコ
ン酸化膜125を化学機械研磨法(CMP法)により研
磨してシリコン酸化膜125を前記素子分離溝124内
にのみ残すことで素子分離領域としてのSTI102を
形成する。
ン窒化膜122と内側壁123をマスクにして前記シリ
コン基板101を所要の深さまでドライエッチングして
素子分離溝124をエッチング形成する。しかる上で、
図3(d)のように、前記シリコン窒化膜122、内側
壁123を除去した後、全面に前記素子分離溝124の
深さよりも厚くシリコン酸化膜125を成長して前記素
子分離溝124を完全に埋設する。続いて、前記シリコ
ン酸化膜125を化学機械研磨法(CMP法)により研
磨してシリコン酸化膜125を前記素子分離溝124内
にのみ残すことで素子分離領域としてのSTI102を
形成する。
【0017】次いで、これまでのMOS型トランジスタ
と同様な製造工程を行い、先ず、図4(a)のように、
前記STI102により区画される素子形成領域103
の前記シリコン基板101の主面にゲート酸化膜104
及びポリシリコンからなるゲート電極105を所要のパ
ターンに形成する。そして、図4(b)のように、前記
ゲート電極105をマスクにして素子形成領域の前記シ
リコン基板にリンをドーズ量1〜5E13/cm2 、注
入深さ50〜100nmでイオン注入し、第2リン注入
層107Aを形成する。
と同様な製造工程を行い、先ず、図4(a)のように、
前記STI102により区画される素子形成領域103
の前記シリコン基板101の主面にゲート酸化膜104
及びポリシリコンからなるゲート電極105を所要のパ
ターンに形成する。そして、図4(b)のように、前記
ゲート電極105をマスクにして素子形成領域の前記シ
リコン基板にリンをドーズ量1〜5E13/cm2 、注
入深さ50〜100nmでイオン注入し、第2リン注入
層107Aを形成する。
【0018】次いで、図4(c)のように、全面にシリ
コン酸化膜を形成した後、前記シリコン酸化膜を異方性
エッチングしてゲート電極105の側面に外側壁、すな
わちサイドウォール106を形成する。そして、前記ゲ
ート電極105及びサイドウォール106をマスクにし
て前記素子形成領域103の前記シリコン基板101に
リンをドーズ量2E14〜5E15/cm2 、注入深さ
1000〜4000nmでイオン注入し、第3リン注入
層108Aを形成する。なお、このイオン注入はN型不
純物として砒素を使用することも可能である。しかる上
で、前記シリコン基板101を熱処理し前記第1ないし
第3のリン注入層109A,107A,108Aを活性
化する。これにより、図4(d)のように、第1のリン
注入層109Aにより高濃度N型領域からなるゲッタリ
ング層109が、第2のリン注入層107Aにより低濃
度N型領域からなるLDD領域107が、第3のリン注
入層108Aにより高濃度N型領域からなるソース・ド
レイン領域108がそれぞれ形成される。ここで、前記
ゲッタリング層109は、前記第1のリン注入層109
Aのイオン注入条件によって、図1及び図2に示したよ
うに、前記ソース・ドレイン領域108よりも高濃度で
あり、かつソース・ドレイン領域108とシリコン基板
101とのPN接合部には存在しないシリコン基板10
1の主面に近い領域で、かつSTI102との境界領域
に形成されることになる。
コン酸化膜を形成した後、前記シリコン酸化膜を異方性
エッチングしてゲート電極105の側面に外側壁、すな
わちサイドウォール106を形成する。そして、前記ゲ
ート電極105及びサイドウォール106をマスクにし
て前記素子形成領域103の前記シリコン基板101に
リンをドーズ量2E14〜5E15/cm2 、注入深さ
1000〜4000nmでイオン注入し、第3リン注入
層108Aを形成する。なお、このイオン注入はN型不
純物として砒素を使用することも可能である。しかる上
で、前記シリコン基板101を熱処理し前記第1ないし
第3のリン注入層109A,107A,108Aを活性
化する。これにより、図4(d)のように、第1のリン
注入層109Aにより高濃度N型領域からなるゲッタリ
ング層109が、第2のリン注入層107Aにより低濃
度N型領域からなるLDD領域107が、第3のリン注
入層108Aにより高濃度N型領域からなるソース・ド
レイン領域108がそれぞれ形成される。ここで、前記
ゲッタリング層109は、前記第1のリン注入層109
Aのイオン注入条件によって、図1及び図2に示したよ
うに、前記ソース・ドレイン領域108よりも高濃度で
あり、かつソース・ドレイン領域108とシリコン基板
101とのPN接合部には存在しないシリコン基板10
1の主面に近い領域で、かつSTI102との境界領域
に形成されることになる。
【0019】しかる後、図1及び図2のように、前記M
OS型トランジスタを覆う層間絶縁膜110が形成され
るとともに、前記ソース・ドレイン領域108に接続さ
れるコンタクトホール111が開口され、このコンタク
トホール111内には導電材を埋設してコンタクトプラ
グ112が形成される。さらに、前記層間絶縁膜110
上には、前記ドレイン領域のコンタクトプラグ112に
電気接続される容量電極113が形成され、その上に容
量絶縁膜114を介して対向電極115が積層され、キ
ャパシタが形成される。また、前記ソース領域のコンタ
クトプラグには図外のビット線が接続され、これにより
DRAMのメモリセルが形成される。
OS型トランジスタを覆う層間絶縁膜110が形成され
るとともに、前記ソース・ドレイン領域108に接続さ
れるコンタクトホール111が開口され、このコンタク
トホール111内には導電材を埋設してコンタクトプラ
グ112が形成される。さらに、前記層間絶縁膜110
上には、前記ドレイン領域のコンタクトプラグ112に
電気接続される容量電極113が形成され、その上に容
量絶縁膜114を介して対向電極115が積層され、キ
ャパシタが形成される。また、前記ソース領域のコンタ
クトプラグには図外のビット線が接続され、これにより
DRAMのメモリセルが形成される。
【0020】ここで、この実施形態における図1のBB
線に沿う不純物の濃度プロファイルを図5に示す。P型
シリコン基板101のボロン濃度は1E17/cm3 で
あり、これに形成した前記ゲッタリング層109の不純
物濃度は1E20/cm3 、深さが500nmである。
また、ソース・ドレイン領域108の不純物濃度は1E
18/cm3 、深さは2000nmである。なお、LD
D領域107は同図には示されていないが、前記ソース
・ドレイン領域108よりも低濃度であることは言うま
でもない。
線に沿う不純物の濃度プロファイルを図5に示す。P型
シリコン基板101のボロン濃度は1E17/cm3 で
あり、これに形成した前記ゲッタリング層109の不純
物濃度は1E20/cm3 、深さが500nmである。
また、ソース・ドレイン領域108の不純物濃度は1E
18/cm3 、深さは2000nmである。なお、LD
D領域107は同図には示されていないが、前記ソース
・ドレイン領域108よりも低濃度であることは言うま
でもない。
【0021】このように製造された前記実施形態のMO
S型トランジスタでは、高濃度N型不純物層で構成され
るゲッタリング層109は、ソース・ドレイン領域10
8とシリコン基板101とのPN接合部には存在してい
ないため、シリコン基板101に侵入された汚染金属を
ゲッタリング層109に捕獲したときに、ソース・ドレ
イン領域108の空乏層には汚染金属は存在しなくな
り、ソース・ドレイン領域108での接合リークが低減
される。また、ゲッタリング層109は、ゲート電極1
05のゲート幅方向の両側の素子分離領域(STI)1
02との界面においてゲート酸化膜104に接近した状
態で形成されるが、ゲート幅方向の大部分の領域ではゲ
ート酸化膜104に近接されることはない。そのため、
ゲッタリング層109に捕獲された汚染金属が、ゲート
酸化膜104のゲート幅方向の大部分の領域においてゲ
ート酸化膜104に影響を与えることがなく、ゲート酸
化膜104の特性が劣化することが防止される。
S型トランジスタでは、高濃度N型不純物層で構成され
るゲッタリング層109は、ソース・ドレイン領域10
8とシリコン基板101とのPN接合部には存在してい
ないため、シリコン基板101に侵入された汚染金属を
ゲッタリング層109に捕獲したときに、ソース・ドレ
イン領域108の空乏層には汚染金属は存在しなくな
り、ソース・ドレイン領域108での接合リークが低減
される。また、ゲッタリング層109は、ゲート電極1
05のゲート幅方向の両側の素子分離領域(STI)1
02との界面においてゲート酸化膜104に接近した状
態で形成されるが、ゲート幅方向の大部分の領域ではゲ
ート酸化膜104に近接されることはない。そのため、
ゲッタリング層109に捕獲された汚染金属が、ゲート
酸化膜104のゲート幅方向の大部分の領域においてゲ
ート酸化膜104に影響を与えることがなく、ゲート酸
化膜104の特性が劣化することが防止される。
【0022】ここで、ソース・ドレイン領域108の不
純物濃度を前記実施形態で示した値に固定した状態で、
ゲッタリング層109の不純物濃度を前記した範囲内で
種々変化させた場合における前記接合リーク特性の変化
を測定した。この測定では、図示は省略するが、ゲッタ
リング層109の不純物濃度がソース・ドレイン領域1
08の不純物濃度の10倍以上になると、接合リークが
格段に改善されることが確認された。したがって、ゲッ
タリング層109の不純物濃度をソース・ドレイン領域
108の不純物濃度よりも1桁以上高くすることが好ま
しい。また、ゲート酸化膜104の特性劣化の防止効果
についても、同様な傾向が得られることが確認されてい
る。
純物濃度を前記実施形態で示した値に固定した状態で、
ゲッタリング層109の不純物濃度を前記した範囲内で
種々変化させた場合における前記接合リーク特性の変化
を測定した。この測定では、図示は省略するが、ゲッタ
リング層109の不純物濃度がソース・ドレイン領域1
08の不純物濃度の10倍以上になると、接合リークが
格段に改善されることが確認された。したがって、ゲッ
タリング層109の不純物濃度をソース・ドレイン領域
108の不純物濃度よりも1桁以上高くすることが好ま
しい。また、ゲート酸化膜104の特性劣化の防止効果
についても、同様な傾向が得られることが確認されてい
る。
【0023】図6は本発明の第2の実施形態を示す平面
図であり、そのAA線の断面構造は図1と同じである。
また、前記第1の実施形態と等価な部分には同一符号を
付してある。ここではMOS型トランジスタについての
構造のみを図示している。この第2の実施形態では、ゲ
ッタリング層109はソース・ドレイン領域108の平
面領域において、ゲート酸化膜104及びゲート電極1
05から最も離れた領域にのみ形成されている。すなわ
ち、この第2の実施形態では、ゲッタリング層109
は、ゲート電極105の幅方向の両端部においてもゲー
ト酸化膜104に近接されることはない。これにより、
ゲッタリング層109に捕獲された汚染金属がゲート酸
化膜104に与える影響を有効に防止することが可能と
なる。
図であり、そのAA線の断面構造は図1と同じである。
また、前記第1の実施形態と等価な部分には同一符号を
付してある。ここではMOS型トランジスタについての
構造のみを図示している。この第2の実施形態では、ゲ
ッタリング層109はソース・ドレイン領域108の平
面領域において、ゲート酸化膜104及びゲート電極1
05から最も離れた領域にのみ形成されている。すなわ
ち、この第2の実施形態では、ゲッタリング層109
は、ゲート電極105の幅方向の両端部においてもゲー
ト酸化膜104に近接されることはない。これにより、
ゲッタリング層109に捕獲された汚染金属がゲート酸
化膜104に与える影響を有効に防止することが可能と
なる。
【0024】図7は前記図6に示した第2の実施形態の
MOS型トランジスタの製造方法を工程順に示す図であ
る。先ず、図7(a)のように、シリコン基板101の
表面にシリコン酸化膜121を形成し、かつその上にフ
ォトレジスト膜126を形成し、前記フォトレジスト膜
126をマスクにして前記シリコン酸化膜121をエッ
チングし、さらに前記シリコン基板101を所要の深さ
までドライエッチングして素子分離溝124をエッチン
グ形成する。しかる上で、前記シリコン基板101の全
面に前記素子分離溝の深さよりも厚くシリコン酸化膜1
25を成長し、素子分離溝124をシリコン酸化膜12
5により完全に埋設する。続いて、前記シリコン酸化膜
125を化学機械研磨法(CMP法)により研磨し、図
7(b)のように、シリコン酸化膜125を前記素子分
離溝124内にのみ残すことで素子分離領域としてのS
TI102を形成する。
MOS型トランジスタの製造方法を工程順に示す図であ
る。先ず、図7(a)のように、シリコン基板101の
表面にシリコン酸化膜121を形成し、かつその上にフ
ォトレジスト膜126を形成し、前記フォトレジスト膜
126をマスクにして前記シリコン酸化膜121をエッ
チングし、さらに前記シリコン基板101を所要の深さ
までドライエッチングして素子分離溝124をエッチン
グ形成する。しかる上で、前記シリコン基板101の全
面に前記素子分離溝の深さよりも厚くシリコン酸化膜1
25を成長し、素子分離溝124をシリコン酸化膜12
5により完全に埋設する。続いて、前記シリコン酸化膜
125を化学機械研磨法(CMP法)により研磨し、図
7(b)のように、シリコン酸化膜125を前記素子分
離溝124内にのみ残すことで素子分離領域としてのS
TI102を形成する。
【0025】次いで、図7(c)のように、前記STI
102により区画される素子形成領域103の前記シリ
コン基板101の主面にゲート酸化膜104、ゲート電
極105を所要のパターンに形成する。そして、前記ゲ
ート電極105をマスクにして素子形成領域103の前
記シリコン基板101にリンをドーズ量1〜5E13/
cm2 、注入深さ50〜100nmでイオン注入し、第
2リン注入層107Aを形成する。
102により区画される素子形成領域103の前記シリ
コン基板101の主面にゲート酸化膜104、ゲート電
極105を所要のパターンに形成する。そして、前記ゲ
ート電極105をマスクにして素子形成領域103の前
記シリコン基板101にリンをドーズ量1〜5E13/
cm2 、注入深さ50〜100nmでイオン注入し、第
2リン注入層107Aを形成する。
【0026】次いで、図8(a)のように、少なくとも
前記ゲート電極105の厚さよりも厚く全面にシリコン
酸化膜127を形成した後、前記STI102上の領域
のシリコン酸化膜127の厚さが零に近い程度の薄さに
なるまで前記シリコン酸化膜127を異方性エッチング
する。このとき、形成されたシリコン酸化膜127はゲ
ート電極105の形状に倣ってゲート電極105の直上
を頂点とする山型に形成されるが、前記異方エッチング
を行うことで、この山型形状がそのまま保持されながら
シリコン酸化膜127の膜厚が低減される状態となる。
なお、この山型形状は、ゲート電極105のゲート幅方
向に沿って生じるものであることは言うまでもない。そ
の上で、前記ゲート電極105とシリコン酸化膜127
をマスクにしてN型不純物としてのリンをシリコン基板
101にイオン注入し、第1リン注入層109Aを形成
する。ここでは、リンのドーズ量5E15〜1E18/
cm2 、注入深さ500〜3000nmとする。このと
き、前記シリコン酸化膜127の山型形状により、リン
はゲート電極105のゲート長方向において、ゲート電
極105から最も離れたSTI102との境界領域に選
択的にかつ高濃度に注入されることになる。
前記ゲート電極105の厚さよりも厚く全面にシリコン
酸化膜127を形成した後、前記STI102上の領域
のシリコン酸化膜127の厚さが零に近い程度の薄さに
なるまで前記シリコン酸化膜127を異方性エッチング
する。このとき、形成されたシリコン酸化膜127はゲ
ート電極105の形状に倣ってゲート電極105の直上
を頂点とする山型に形成されるが、前記異方エッチング
を行うことで、この山型形状がそのまま保持されながら
シリコン酸化膜127の膜厚が低減される状態となる。
なお、この山型形状は、ゲート電極105のゲート幅方
向に沿って生じるものであることは言うまでもない。そ
の上で、前記ゲート電極105とシリコン酸化膜127
をマスクにしてN型不純物としてのリンをシリコン基板
101にイオン注入し、第1リン注入層109Aを形成
する。ここでは、リンのドーズ量5E15〜1E18/
cm2 、注入深さ500〜3000nmとする。このと
き、前記シリコン酸化膜127の山型形状により、リン
はゲート電極105のゲート長方向において、ゲート電
極105から最も離れたSTI102との境界領域に選
択的にかつ高濃度に注入されることになる。
【0027】次いで、図8(b)のように、前記シリコ
ン酸化膜127をゲート電極105の側面にのみ残るま
で更に異方性エッチングし、サイドウォール106を形
成する。しかる上で、前記ゲート電極105及びサイド
ウォール106をマスクにして前記素子形成領域103
の前記シリコン基板101にリンをドーズ量2E14〜
5E15/cm2 、注入深さ1000〜4000nmで
イオン注入し、第3リン注入層108Aを形成する。な
お、このイオン注入はN型不純物として砒素を使用する
ことも可能である。
ン酸化膜127をゲート電極105の側面にのみ残るま
で更に異方性エッチングし、サイドウォール106を形
成する。しかる上で、前記ゲート電極105及びサイド
ウォール106をマスクにして前記素子形成領域103
の前記シリコン基板101にリンをドーズ量2E14〜
5E15/cm2 、注入深さ1000〜4000nmで
イオン注入し、第3リン注入層108Aを形成する。な
お、このイオン注入はN型不純物として砒素を使用する
ことも可能である。
【0028】しかる上で、前記シリコン基板を熱処理し
前記第1ないし第3のリン注入層109A,107A,
108Aを活性化する。これにより、図8(c)のよう
に、第1のリン注入層109Aにより高濃度N型領域か
らなるゲッタリング層109が、第2のリン注入層10
7Aにより低濃度N型領域からなるLDD領域107
が、第3のリン注入層108Aにより高濃度N型領域か
らなるソース・ドレイン領域108がそれぞれ形成され
る。ここで、前記ゲッタリング層109は、前記第1の
リン注入層109Aのイオン注入条件によって、図6に
示したように、前記ソース・ドレイン領域108よりも
高濃度であり、かつソース・ドレイン領域108とシリ
コン基板101とのPN接合部には存在しないシリコン
基板101の主面に近い領域で、かつSTI102との
境界領域に形成されることになる。
前記第1ないし第3のリン注入層109A,107A,
108Aを活性化する。これにより、図8(c)のよう
に、第1のリン注入層109Aにより高濃度N型領域か
らなるゲッタリング層109が、第2のリン注入層10
7Aにより低濃度N型領域からなるLDD領域107
が、第3のリン注入層108Aにより高濃度N型領域か
らなるソース・ドレイン領域108がそれぞれ形成され
る。ここで、前記ゲッタリング層109は、前記第1の
リン注入層109Aのイオン注入条件によって、図6に
示したように、前記ソース・ドレイン領域108よりも
高濃度であり、かつソース・ドレイン領域108とシリ
コン基板101とのPN接合部には存在しないシリコン
基板101の主面に近い領域で、かつSTI102との
境界領域に形成されることになる。
【0029】この第2の実施形態のMOS型トランジス
タにおいても、高濃度N型不純物層で構成されるゲッタ
リング層109は、ソース・ドレイン領域108のシリ
コン基板101とのPN接合部には存在していないた
め、シリコン基板101に侵入された汚染金属をゲッタ
リング層109に捕獲したときに、ソース・ドレイン領
域108の空乏層には汚染金属は存在しなくなり、ソー
ス・ドレイン領域108での接合リークが低減される。
また、ゲッタリング層109は、第1のリン注入層10
9Aを形成する際に山型のシリコン酸化膜127を用い
ていることにより、ゲート電極105のゲート幅方向及
びゲート長方向のいずれにおいてもゲート酸化膜104
に近接されることはなく、ゲッタリング層109に捕獲
された汚染金属が、ゲート酸化膜104のゲート幅方向
の大部分の領域においてゲート酸化膜104に影響を与
えることがなく、ゲート酸化膜104の特性が劣化する
ことが防止される。なお、この第2の実施形態の構成に
おいても、ゲッタリング層109の不純物濃度をソース
・ドレイン領域108の不純物濃度よりも1桁以上高く
することが好ましい。
タにおいても、高濃度N型不純物層で構成されるゲッタ
リング層109は、ソース・ドレイン領域108のシリ
コン基板101とのPN接合部には存在していないた
め、シリコン基板101に侵入された汚染金属をゲッタ
リング層109に捕獲したときに、ソース・ドレイン領
域108の空乏層には汚染金属は存在しなくなり、ソー
ス・ドレイン領域108での接合リークが低減される。
また、ゲッタリング層109は、第1のリン注入層10
9Aを形成する際に山型のシリコン酸化膜127を用い
ていることにより、ゲート電極105のゲート幅方向及
びゲート長方向のいずれにおいてもゲート酸化膜104
に近接されることはなく、ゲッタリング層109に捕獲
された汚染金属が、ゲート酸化膜104のゲート幅方向
の大部分の領域においてゲート酸化膜104に影響を与
えることがなく、ゲート酸化膜104の特性が劣化する
ことが防止される。なお、この第2の実施形態の構成に
おいても、ゲッタリング層109の不純物濃度をソース
・ドレイン領域108の不純物濃度よりも1桁以上高く
することが好ましい。
【0030】なお、前記各実施形態では、DRAMを構
成するMOS型トランジスタを前提に本発明を適用した
例を示しているが、フラッシュメモリを構成するMOS
型トランジスタからなる記憶装置に適用することも可能
である。例えば、図9(c)に第3の実施形態を示すよ
うに、ゲート構造として、トンネルゲート酸化膜13
1、浮遊ゲート電極132、ゲート間絶縁膜(ONO
膜)133、制御ゲート電極134を有する浮遊ゲート
構造のMOS型トランジスタからなる半導体記憶装置の
ソース・ドレイン領域108に、前記各実施形態と同様
にゲッタリング層109を形成するようにしてもよい。
この場合には、前記各実施形態のMOS型トランジスタ
のLDD領域を形成しない構成とする。
成するMOS型トランジスタを前提に本発明を適用した
例を示しているが、フラッシュメモリを構成するMOS
型トランジスタからなる記憶装置に適用することも可能
である。例えば、図9(c)に第3の実施形態を示すよ
うに、ゲート構造として、トンネルゲート酸化膜13
1、浮遊ゲート電極132、ゲート間絶縁膜(ONO
膜)133、制御ゲート電極134を有する浮遊ゲート
構造のMOS型トランジスタからなる半導体記憶装置の
ソース・ドレイン領域108に、前記各実施形態と同様
にゲッタリング層109を形成するようにしてもよい。
この場合には、前記各実施形態のMOS型トランジスタ
のLDD領域を形成しない構成とする。
【0031】この構成の製造方法は、例えば、図9に示
す通りであり、先ず、図8(a),(b)に示した工程
を用いて、図9(a)のように、シリコン基板101に
素子分離領域(STI)102を形成し、かつ前記素子
分離領域102で囲まれる素子形成領域103にトンネ
ルゲート酸化膜131、浮遊ゲート電極132、ゲート
間絶縁膜133、制御ゲート電極134を形成する。そ
して、前記制御ゲート電極134等をマスクにしてシリ
コン基板101の素子形成領域103に砒素を導入して
第1砒素注入層108Bを形成する。次いで、図9
(b)のように、前記制御ゲート電極134等を覆うよ
うにシリコン酸化膜127を形成し、かつ前記素子分離
領域102上の当該シリコン酸化膜127の厚さがほぼ
零に近い状態まで異方性エッチングする。しかる上で、
前記シリコン酸化膜127を通して素子形成領域に砒素
を高濃度にかつ浅くイオン注入して第2砒素注入層10
9Bを形成する。しかる後、前記シリコン基板101を
熱処理し前記第1及び第2の砒素注入層108B,10
9Bを活性化する。これにより、図9(c)のように、
第1の砒素注入層108Bにより高濃度N型領域からな
るソース・ドレイン領域108が、第2の砒素注入層1
09Bによりさらに高濃度のN型領域からなるゲッタリ
ング層109がそれぞれ形成される。以降の工程は前記
実施形態と同じである。この場合、ソース・ドレイン領
域108を形成する際の砒素のイオン注入のドーズ量と
して、2E14〜5E15/cm2 とする。ゲッタリン
グ層109の不純物濃度は前記実施形態と同程度とす
る。
す通りであり、先ず、図8(a),(b)に示した工程
を用いて、図9(a)のように、シリコン基板101に
素子分離領域(STI)102を形成し、かつ前記素子
分離領域102で囲まれる素子形成領域103にトンネ
ルゲート酸化膜131、浮遊ゲート電極132、ゲート
間絶縁膜133、制御ゲート電極134を形成する。そ
して、前記制御ゲート電極134等をマスクにしてシリ
コン基板101の素子形成領域103に砒素を導入して
第1砒素注入層108Bを形成する。次いで、図9
(b)のように、前記制御ゲート電極134等を覆うよ
うにシリコン酸化膜127を形成し、かつ前記素子分離
領域102上の当該シリコン酸化膜127の厚さがほぼ
零に近い状態まで異方性エッチングする。しかる上で、
前記シリコン酸化膜127を通して素子形成領域に砒素
を高濃度にかつ浅くイオン注入して第2砒素注入層10
9Bを形成する。しかる後、前記シリコン基板101を
熱処理し前記第1及び第2の砒素注入層108B,10
9Bを活性化する。これにより、図9(c)のように、
第1の砒素注入層108Bにより高濃度N型領域からな
るソース・ドレイン領域108が、第2の砒素注入層1
09Bによりさらに高濃度のN型領域からなるゲッタリ
ング層109がそれぞれ形成される。以降の工程は前記
実施形態と同じである。この場合、ソース・ドレイン領
域108を形成する際の砒素のイオン注入のドーズ量と
して、2E14〜5E15/cm2 とする。ゲッタリン
グ層109の不純物濃度は前記実施形態と同程度とす
る。
【0032】この製造方法によれば、前記第2の実施形
態のMOS型トランジスタとはLDD領域が存在してい
ない点で構造が相違するが、高濃度N型不純物層で構成
されるゲッタリング層109は、ソース・ドレイン領域
108とシリコン基板101とのPN接合部に存在して
いないことは同じであり、シリコン基板101に侵入さ
れた汚染金属をゲッタリング層109に捕獲したとき
に、ソース・ドレイン領域108の空乏層には汚染金属
は存在しなくなり、ソース・ドレイン領域108での接
合リークが低減される。また、ゲッタリング層109
が、ゲート幅方向及びゲート長方向のいずれにおいても
トンネルゲート酸化膜131に近接されることがない点
でも同様であり、ゲッタリング層109に捕獲された汚
染金属が、トンネルゲート酸化膜131のゲート幅方向
の大部分の領域においてトンネルゲート酸化膜131に
影響を与えることがなく、トンネルゲート酸化膜131
の特性が劣化することが防止される。
態のMOS型トランジスタとはLDD領域が存在してい
ない点で構造が相違するが、高濃度N型不純物層で構成
されるゲッタリング層109は、ソース・ドレイン領域
108とシリコン基板101とのPN接合部に存在して
いないことは同じであり、シリコン基板101に侵入さ
れた汚染金属をゲッタリング層109に捕獲したとき
に、ソース・ドレイン領域108の空乏層には汚染金属
は存在しなくなり、ソース・ドレイン領域108での接
合リークが低減される。また、ゲッタリング層109
が、ゲート幅方向及びゲート長方向のいずれにおいても
トンネルゲート酸化膜131に近接されることがない点
でも同様であり、ゲッタリング層109に捕獲された汚
染金属が、トンネルゲート酸化膜131のゲート幅方向
の大部分の領域においてトンネルゲート酸化膜131に
影響を与えることがなく、トンネルゲート酸化膜131
の特性が劣化することが防止される。
【0033】なお、前記浮遊ゲート構造のMOS型トラ
ンジスタとして、例えば、図10に示すように、LDD
領域107を備える構成としてもよい。この構造の製造
方法については、前記第1及び第2の実施形態と同様の
製造方法が採用できることは言うまでもない。
ンジスタとして、例えば、図10に示すように、LDD
領域107を備える構成としてもよい。この構造の製造
方法については、前記第1及び第2の実施形態と同様の
製造方法が採用できることは言うまでもない。
【0034】ここで、前記実施形態では、素子分離領域
としてSTIを形成した例を示しているが、本発明は、
他の構造の素子分離領域、例えばLOCOS法による素
子分離領域を形成する場合でも本発明を同様に適用する
ことができる。また、本発明はPチャネル型のMOS型
トランジスタに適用することも可能である。
としてSTIを形成した例を示しているが、本発明は、
他の構造の素子分離領域、例えばLOCOS法による素
子分離領域を形成する場合でも本発明を同様に適用する
ことができる。また、本発明はPチャネル型のMOS型
トランジスタに適用することも可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、高濃度の
不純物層で構成されるゲッタリング層は、ソース・ドレ
イン領域とシリコン基板との接合部には存在していない
ため、シリコン基板のチャネル領域に近いソース・ドレ
イン領域に侵入される汚染金属をゲッタリング層に捕獲
したときに、ソース・ドレイン領域の空乏層には汚染金
属は存在しなくなり、ソース・ドレイン領域での接合リ
ークが低減される。また、ゲッタリング層はゲート酸化
膜に近接されていないため、ゲッタリング層に捕獲され
た汚染金属が、ゲート酸化膜のゲート幅方向の大部分の
領域においてゲート酸化膜に影響を与えることがなく、
ゲート酸化膜の特性が劣化することが防止される。
不純物層で構成されるゲッタリング層は、ソース・ドレ
イン領域とシリコン基板との接合部には存在していない
ため、シリコン基板のチャネル領域に近いソース・ドレ
イン領域に侵入される汚染金属をゲッタリング層に捕獲
したときに、ソース・ドレイン領域の空乏層には汚染金
属は存在しなくなり、ソース・ドレイン領域での接合リ
ークが低減される。また、ゲッタリング層はゲート酸化
膜に近接されていないため、ゲッタリング層に捕獲され
た汚染金属が、ゲート酸化膜のゲート幅方向の大部分の
領域においてゲート酸化膜に影響を与えることがなく、
ゲート酸化膜の特性が劣化することが防止される。
【0036】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、高濃度の不純物層で構成されるゲッタリング層
を、素子分離領域に近接した領域でかつソース・ドレイ
ン領域よりも浅い領域に自己整合的に製造することがで
きるので、製造工程を複雑化することなく、接合リーク
が少なく、ゲート酸化膜の特性劣化が生じないMOS型
トランジスタを含む半導体装置の製造が可能になる。
れば、高濃度の不純物層で構成されるゲッタリング層
を、素子分離領域に近接した領域でかつソース・ドレイ
ン領域よりも浅い領域に自己整合的に製造することがで
きるので、製造工程を複雑化することなく、接合リーク
が少なく、ゲート酸化膜の特性劣化が生じないMOS型
トランジスタを含む半導体装置の製造が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をDRAMに適用した第1の実施形態の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図1の模式的な平面図である。
【図3】図1の製造方法を工程順に示す図であり、図2
のAA線に相当する断面図のその1である。
のAA線に相当する断面図のその1である。
【図4】図1の製造方法を工程順に示す図であり、図2
のAA線に相当する断面図のその2である。
のAA線に相当する断面図のその2である。
【図5】図1のBB線に沿う部分の不純物の濃度プロフ
ァイル図である。
ァイル図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の模式的な平面図であ
る。
る。
【図7】図6の製造方法を工程順に示す図であり、図6
のAA線に相当する断面図のその1である。
のAA線に相当する断面図のその1である。
【図8】図6の製造方法を工程順に示す図であり、図6
のAA線に相当する断面図のその2である。
のAA線に相当する断面図のその2である。
【図9】本発明を浮遊ゲート構造のMOSトランジスタ
を備える半導体記憶装置に適用した第3の実施形態とそ
の製造方法を工程順に示す図であり、図6のAA線に相
当する断面図である。
を備える半導体記憶装置に適用した第3の実施形態とそ
の製造方法を工程順に示す図であり、図6のAA線に相
当する断面図である。
【図10】図9の浮遊ゲート構造のMOS型トランジス
タを備える半導体記憶装置の変形例の断面図である。
タを備える半導体記憶装置の変形例の断面図である。
【図11】従来のゲッタリング層を備えるMOS型トラ
ンジスタの異なる2つの例の断面図である。
ンジスタの異なる2つの例の断面図である。
101 P型シリコン基板 102 STI(素子分離領域) 103 素子形成領域 104 ゲート酸化膜 105 ゲート電極 106 サイドウォール 107 LDD領域 108 ソース・ドレイン領域 109 ゲッタリング層 110 層間絶縁膜 112 コンタクトプラグ 113 蓄積電極 114 容量絶縁膜 115 対向電極 121 シリコン酸化膜 122 シリコン窒化膜 123 内側壁 124 素子分離溝 125 シリコン酸化膜 126 フォトレジスト 127 シリコン酸化膜 131 トンネルゲート酸化膜 132 浮遊ゲート電極 133 ゲート間絶縁膜 134 制御ゲート電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/8247 H01L 29/78 301X 29/788 371 29/792 Fターム(参考) 5F001 AA01 AB08 AD15 AD16 AD17 AD18 AD60 AG12 AG25 5F040 DA19 DB09 DC01 EA08 EC00 EC07 EF02 EF11 EK05 FA05 FB02 FC10 FC21 FC28 5F083 AD10 AD21 AD49 AD56 EP02 EP23 EP62 EP67 GA06 GA27 MA06 MA17 MA20 NA01 PR36 5F101 BA01 BB05 BD05 BD06 BD07 BD09 BD35 BH09 BH10
Claims (10)
- 【請求項1】 一導電型の半導体基板に形成された素子
分離領域により区画される素子形成領域にゲート酸化
膜、ゲート電極及び逆導電型のソース・ドレイン領域が
形成されたMOS型トランジスタを備える半導体装置に
おいて、前記ソース・ドレイン領域内には、前記素子分
離領域に近接した領域に前記ソース・ドレイン領域より
も浅く、かつ前記ソース・ドレイン領域よりも高濃度の
逆導電型のゲッタリング層を備えることを特徴とする半
導体装置。 - 【請求項2】 前記ゲッタリング層の不純物濃度は、前
記ソース・ドレイン領域の不純物濃度よりも1桁以上高
濃度であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装
置。 - 【請求項3】 前記ゲッタリング層は、少なくとも前記
ゲート電極のゲート長方向において、前記ゲート酸化膜
から最も離れた領域に形成されていることを特徴とする
請求項1または2に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記ゲッタリング層は、前記ソース・ド
レイン領域内の前記ゲート長方向の両端領域にのみ形成
されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装
置。 - 【請求項5】 前記ゲッタリング層は前記素子分離領域
に接している請求項1ないし4のいずれかに記載の半導
体装置。 - 【請求項6】 一導電型の半導体基板上に素子分離領域
に相当する領域よりも若干広い領域を開口したマスクを
形成し、前記マスクを用いて前記開口領域内の前記半導
体基板に逆導電型の不純物を高ドーズ量で導入してゲッ
タリング層を形成する工程と、前記マスクの前記開口に
臨む側面に内側壁を形成する工程と、前記マスク及び内
側壁を用いて前記半導体基板の前記素子分離領域に相当
する領域に少なくとも前記ゲッタリング層よりも深い溝
を形成する工程と、前記溝内に絶縁材料を充填して素子
分離領域を形成する工程と、前記素子分離領域で囲まれ
る前記半導体基板の素子形成領域にゲート酸化膜、ゲー
ト電極を形成する工程と、前記ゲート電極及び前記素子
分離領域をマスクにして前記素子形成領域に前記ゲッタ
リング層よりも低ドーズ量の逆導電型の不純物を導入し
てソース・ドレイン領域を形成する工程とを含むことを
特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記ゲート酸化膜及びゲート電極を形成
した後、前記ゲート電極及び前記素子分離領域をマスク
にして前記素子形成領域に前記ソース・ドレイン領域よ
りも低ドーズ量の逆導電型の不純物を導入してLDD領
域を形成する工程と、前記ゲート電極の側面に外側壁
(サイドウォール)を形成する工程を含み、前記サイド
ウォールを形成した後に前記サイドウォールを含む前記
ゲート電極及び前記素子分離領域をマスクにして前記ソ
ース・ドレイン領域を形成することを特徴とする請求項
6に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 一導電型の半導体基板上に素子分離領域
を形成し、かつ前記素子分離領域で囲まれる素子形成領
域にゲート酸化膜、ゲート電極を形成する工程と、前記
ゲート電極及び素子分離領域をマスクにして前記半導体
基板の前記素子形成領域に逆導電型の不純物を低ドーズ
量で導入してLDD領域を形成する工程と、前記ゲート
電極を覆うようにマスク膜を形成し、かつ前記マスク膜
を通して前記半導体基板の素子形成領域に逆導電型の不
純物を高ドーズ量でかつ選択的に導入して浅いゲッタリ
ング層を形成する工程と、前記マスク膜を異方性エッチ
ングして前記ゲート電極の側面に外側壁(サイドウォー
ル)を形成する工程と、前記サイドウォールをマスクに
して前記半導体基板の前記素子形成領域に前記ゲッタリ
ング層よりも低ドーズ量の逆導電型の不純物を導入して
ソース・ドレイン領域を形成する工程とを含むことを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 一導電型の半導体基板上に素子分離領域
を形成し、かつ前記素子分離領域で囲まれる素子形成領
域にゲート酸化膜、ゲート電極を形成する工程と、前記
ゲート電極及び素子分離領域をマスクにして前記半導体
基板の前記素子形成領域に逆導電型の不純物を導入して
ソース・ドレイン領域を形成する工程と、前記ゲート電
極を覆うようにマスク膜を形成し、かつ前記マスク膜を
通して前記半導体基板の素子形成領域に逆導電型の不純
物を前記ソース・ドレイン領域よりも高ドーズ量でかつ
選択的に導入して浅いゲッタリング層を形成する工程と
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】 前記ゲッタリング層を形成する不純物
のドーズ量は、前記ソース・ドレイン領域を形成する不
純物濃度よりも1桁以上高い濃度となるように導入する
ことを特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載の
半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31925699A JP2001135816A (ja) | 1999-11-10 | 1999-11-10 | 半導体装置及びその製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31925699A JP2001135816A (ja) | 1999-11-10 | 1999-11-10 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001135816A true JP2001135816A (ja) | 2001-05-18 |
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ID=18108173
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---|---|
JP (1) | JP2001135816A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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