JP2001135649A - 回り止め装置及びこれを用いた倣い装置 - Google Patents
回り止め装置及びこれを用いた倣い装置Info
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Abstract
する回り止め装置25が設けられている。そのため、吸
着ホルダ21のワーク当接面21bがワークWに当接す
る際に、揺動体20はX軸及びY軸周りのみ回動し、Z
軸周りに回動することはない。吸着ホルダ21のワーク
当接面21bをワークWの上面に対し、高精度に倣わせ
ること可能になる。
Description
倣い装置に関するものである。
をダイ・ボンディング装置のリードフレーム上に搬送す
るチップマウンタ等に用いられる倣い装置がある。この
倣い装置としては、凹状半球面を有する基台に、凸状半
球面を有する揺動体が回動可能に支持されている。そし
て、半導体チップの特定面に、凸状及び凹状半球面の曲
率中心にある揺動体のワーク当接面(倣い面)を当接さ
せると、揺動体が同一平面において互いに直交するX軸
及びY軸を中心に回動する。この回動により、揺動体の
ワーク当接面が半導体チップの特定面に合わせて傾動す
る。これにより、揺動体のワーク当接面が半導体チップ
の特定面に対し平行になる。
装置においては、基台と揺動体との摩擦抵抗が極めて低
いため、揺動体はX軸及びY軸周りのみならず、X軸及
びY軸を含む平面に対して直交するZ軸周りにも回動し
てしまう。この結果、倣い精度に悪影響を及ぼすという
問題があった。
りの回動を防止する手段としては、一般にゴニオステー
ジと呼ばれる装置が知られている。このゴニオステージ
は、複数の揺動ブロックを連設して構成されている。各
揺動ブロックの界面には、水平方向において互いに直交
するX軸方向及びY軸方向に延びる円弧面がそれぞれ形
成されている。そして、倣いを行う際には、それぞれの
円弧面に沿って各揺動ブロックが傾動するため、Z軸周
りに回動しないようになっている。しかしながら、各円
弧面の曲率中心を、揺動ブロックのワーク当接面(倣い
面)上に、0〜1μmの範囲で一致させなければならな
い。従って、極めて高精度な加工及び組み立てが必要で
あった。
であり、その目的は、第2可動体がX軸及びY軸周りに
回動するのを許容し、X軸及びY軸に直交するZ軸線周
りに回動するのを阻止する回り止め装置を提供すること
にある。又、第1及び第2部材のうちいずれかが、当接
面に対して直交する軸線周りに回動するのを阻止する倣
い装置を提供することにある。
めに、請求項1に記載の発明では、同一平面において互
いに直交するX軸及びY軸、その両軸を含む平面に対し
て直交するZ軸のうち、Y軸及びZ軸方向のみに移動可
能な第1可動体を固定基材に設け、X軸及びZ軸方向の
みに移動可能な第2可動体を前記第1可動体に設けたこ
とを要旨とする。
いて互いに直交するX軸及びY軸、その両軸を含む平面
に対して直交するZ軸のうち、X軸及びZ軸方向のみに
移動可能な第1可動体を固定基材に設け、X軸方向のみ
に移動可能でかつX軸周りのみに回動可能な第2可動体
を前記第1可動体に設けたことを要旨とする。
2に記載の回り止め装置において、X軸方向における前
記固定基材と前記第1可動体との界面に静圧をもたらす
加圧流体を供給するための第1加圧流体供給手段と、Y
軸方向における前記第1可動体と前記第2可動体との界
面に静圧をもたらす加圧流体を供給するための第2加圧
流体供給手段とを備えたことを要旨とする。
3に記載の回り止め装置において、前記第1可動体は、
弱い弾性力を有する支持手段を介して第2可動体に支持
されていることを要旨とする。
有する第1部材と、凸状半球面を有する第2部材とを相
対回動可能に設け、対象物の特定面に前記両部材のうち
いずれか一つを当接させることにより、その当接面を前
記対象物の特定面に対し平行となるように倣わせるよう
にした倣い装置であって、前記両部材との間に加圧流体
を噴出することにより、前記両部材同士を非接触にし、
前記両部材のうちいずれか一つを、前記当接面に対して
直交する軸線周りの回動を規制する回り止め装置を備え
たことを要旨とする。
載の倣い装置において、前記回り止め装置には、前記第
1及び第2部材のうち一方の部材が前記対象物に当接し
たときに、一方の部材により前記対象物にかかる偏荷重
を軽減する軽減化手段が設けられていることを要旨とす
る。。
6に記載の倣い装置において、前記第1の部材及び第2
の部材のうち、対象物に当接している部材を所定の位置
に保持する位置ずれ防止手段が設けられていることを要
旨とする。
る。請求項1に記載の発明によれば、固定基材に対して
第1可動体は、Y軸及びZ軸方向にのみ移動し、X軸方
向へは移動しない。又、第2可動体は第1可動体に対し
てX軸及びZ軸方向にのみ移動し、Y軸方向へは移動し
ない。そのため、例えば曲率中心がZ軸にある半球面に
沿って移動する揺動体等に第2可動体を連結すれば、そ
の揺動体がZ軸周りに回動するのを規制することが可能
になる。
に対して第1可動体は、X軸及びZ軸方向にのみ移動
し、Y軸方向へは移動しない。又、第2可動体は第1可
動体に対してX軸方向にのみ移動し、Y軸及びZ軸方向
へは移動しない。それとともに、第2可動体はX軸周り
に回動する。そのため、例えば曲率中心がZ軸にある半
球面に沿って移動する揺動体等に第2可動体を連結すれ
ば、その揺動体がZ軸周りに回動するのを規制すること
が可能になる。
における固定基材及び第1可動体は、その間に静圧が作
用するため非接触になる。これにより、第1可動体はY
軸方向に沿っての移動が極めて滑らかになる。又、Y軸
方向における第1可動体及び第2可動体は、その間に静
圧が作用するため非接触となる。これにより、第2可動
体はX軸方向に沿っての移動が極めて滑らかになる。
力を有する支持手段によって第1可動体は第2可動体に
支持されている。そのため、簡単な構成にも拘わらず、
僅かな荷重で各可動体を相対移動させることができる。
第2部材との間に加圧流体が噴出されるため、その加圧
流体のもたらす静圧が両部材の間に作用する。これによ
り、両部材は非接触となるため、両部材間に摺動抵抗が
ほとんど作用しない。よって、両部材のうちいずれかを
回動させて、当接面を対象物の特定面に対して平行にす
ることが可能になる。このとき、回り止め装置により、
回動する部材は、その当接面に対して直交する軸線周り
の回動が規制される。従って、高精度な倣いを行うこと
が可能になる。
第2部材のうち一方の部材が対象物に当接すると、軽減
化手段によって対象物に対してかかる偏荷重が軽減され
る。このため、偏荷重によって対象物が破損したりする
のを防止することができる。
防止手段によって、対象物に当接している第1又は第2
部材を所定の位置に保持することが可能になる。そのた
め、対象物に当接している部材が極めて小さい荷重で動
作する場合であっても、それを対象物に対して倣わせた
状態に確実に保持することができる。
具体化した第1実施形態を図面に基づき詳細に説明す
る。なお、本実施形態において、倣い装置10の上下
(鉛直)方向をZ軸方向とし、このZ軸方向に対して直
交し、かつ同一水平面上において互いに直交する方向を
X軸方向及びY軸方向とする。
状半球面12aを有する環状多孔質材12が設けられて
いる。第1部材である環状多孔質材12の形成材料とし
ては、例えば焼結アルミニウム、焼結銅、焼結ステンレ
ス等の金属材料を使用することができる。その他にも、
焼結三ふっ化樹脂、焼結四ふっ化樹脂、焼結ナイロン樹
脂、焼結ポリアセタール樹脂等のような合成樹脂材料
や、焼結カーボン、焼結セラミックスなどが使用可能で
ある。
ト13が形成され、このポート13は図示しない圧力供
給源に接続されている。ポート13はエア通路13aを
介して基台11に形成された環状溝14に連通されてい
る。この環状溝14は前記環状多孔質材12の裏面に開
口されている。そして、図示しない圧力供給源から加圧
流体としての加圧エアが、ポート13、エア通路13a
及び環状溝14を介して環状多孔質材12の表面全体か
ら噴出される。
半球面12aには、吸引用環状溝17が形成されてい
る。基台11の他側面(図1の右側)には、真空引きポ
ート18が形成され、その真空引きポート18には図示
しない吸引ポンプが接続されている。この真空引きポー
ト18はエア通路18aを介して吸引用環状溝17に連
通されている。そして、吸引ポンプから真空引きポート
18、エア通路18aを介してエアが吸引され、吸引用
環状溝17に沿ってエアによる吸引力が作用する。
は、金属製の揺動体20が設けられている。揺動体20
の上面には、凸状半球面20aが形成され、この凸状半
球面20aの曲率半径は、前記凹状半球面12aの曲率
半径と同じになっている。従って、揺動体20の凸状半
球面20aは、環状多孔質材12の凹状半球面12aに
対して係合されている。なお、図1に示す符号Rは、凸
状半球面20a及び凹状半球面12aの曲率半径を示
し、その曲率中心は後記する吸着ホルダ21の先端面に
ある。本実施形態では、揺動体20と吸着ホルダ21と
から第2部材が構成されている。
しての吸着ホルダ21が突設されている。この吸着ホル
ダ21の基端にはネジ部21aが形成され、そのネジ部
21aは揺動体20に着脱可能に螺合されている。従っ
て、長さが異なる複数種類の吸着ホルダ21を自在に交
換できるようになっている。吸着ホルダ21の外周面に
は、ポート22が設けられている。ポート22には、外
端が吸着ホルダ21の先端面(以下、ワーク当接面とい
う。)21bにおいて開口されたエア通路23が形成さ
れている。このエア通路23は図示しない吸引ポンプに
接続されている。そして、吸引ポンプからポート22及
びエア通路23を介してエアが吸引される。
が設けられている。この回り止め装置25は、下面が開
口された四角箱状(矩形状)をなす固定基材としての固
定ケーシング26を備えている。この固定ケーシング2
6内には、下面が開口された四角箱状の可動ケーシング
(第1可動体)27が収容されている。X軸方向におけ
る可動ケーシング27の外側面には、第1加圧流体供給
手段としての第1多孔質材28が設けられている。第1
多孔質材28の表面と、固定ケーシング26の内側面と
の間は、ほとんど隙間が形成されていない。そのため、
可動ケーシング27は、固定ケーシング26に対してY
軸及びZ軸方向のみの移動が許容されている。第1多孔
質材28は、板状に形成されており、前記環状多孔質材
12と同じ材料から構成されている。
ポート29が形成され、そのポート29はエア供給チュ
ーブ29aを介して図示しない圧力供給源に接続されて
いる。ポート29はエア通路30を介して可動ケーシン
グ27に形成された複数の凹部31に連通されている。
各凹部31は前記第1多孔質材28の裏面に開口されて
いる。そして、図示しない圧力供給源から加圧エアが、
ポート29、エア通路30及び各凹部31を介して第1
多孔質材28の表面から噴出される。これにより、X軸
方向における固定ケーシング26と可動ケーシング27
との界面に静圧がもたらされる。
壁中央部には、2つの貫通孔32a,32bが形成され
ている。各貫通孔32a,32bには、バネ圧調整ネジ
33a,33bが進退可能に螺合されている。バネ圧調
整ネジ33a,33bにより各貫通孔32a,32bの
外端開口部が閉塞されている。Y軸方向における可動ケ
ーシング27の側壁中央部には、各貫通孔32a,32
bと対向するように、2つのバネ係止凹部34a,34
bが形成されている。そして、各貫通孔32a,32b
に挿通された圧縮バネ35a,35bの一端部は、バネ
係止凹部34a,34bに係合され、他端部は貫通孔3
2a,32bに係合されている。圧縮バネ35a,35
bは、可動ケーシング27を固定ケーシング26の中央
に戻す働きをするものである。
体としての可動ブロック37が収容されている。Y軸方
向における可動ケーシング27の内側面には、第2加圧
流体供給手段としての第2多孔質材38が設けられてい
る。第2多孔質材38の表面と、可動ブロック37の外
側面との間は、ほとんど隙間が形成されていない。その
ため、可動ブロック37は、可動ケーシング27に対し
てX軸及びZ軸方向にのみの移動が許容されている。
シング27の内側面には、前記エア通路30に連通する
凹部39が形成されている。そして、図示しない圧力供
給源から加圧エアが、ポート29、エア通路30及び各
凹部39を介して第2多孔質材38の表面から噴出され
る。これにより、Y軸方向における可動ケーシング27
と可動ブロック37との界面に静圧がもたらされる。
側面には、第3多孔質材46が設けられている。第3多
孔質材46の表面と、可動ブロック37の上面との間
は、ある程度の隙間が形成されている。第3多孔質材4
6の裏側は前記エア通路30に連通されている。そし
て、図示しない圧力供給源から加圧エアが、ポート2
9、エア通路30を介して第3多孔質材46の表面から
噴出される。これにより、Z軸方向における可動ケーシ
ング27と可動ブロック37との界面に静圧がもたらさ
れる。
壁中央部には、2つの貫通孔40a,40bが形成され
ている。各貫通孔40a,40bには、バネ圧調整ネジ
41a,41bが進退可能に螺合されている。バネ圧調
整ネジ41a,41bにより、各貫通孔40a,40b
の外端開口部が閉塞されている。X軸方向における可動
ブロック37の側壁中央部には、各貫通孔40a,40
bと対向するように、2つのスプリング係止凹部42
a,42bが形成されている。固定ケーシング26にお
けるX軸方向側壁のバネ圧調整ネジ41a,41bと対
向する箇所には、透孔26aが形成されている。この透
孔26aは、バネ圧調整ネジ41a,41bを進退させ
るために、ドライバ等を挿入するためのものである。
れた圧縮コイルスプリング43a,43bの一端部は、
スプリング係止凹部42a,42bに係合され、他端部
は貫通孔40a,40bに係合されている。圧縮コイル
スプリング43a,43bは、可動ブロック37を可動
ケーシング27の中央に戻す働きをするものである。な
お、本実施形態において、第1弾性部材としての圧縮バ
ネ35a,35bと、第2弾性部材としての圧縮コイル
スプリング43a,43bとから軽減化手段が構成され
ている。
れた連結ブロック44を介して揺動体20に一体的に形
成されている。連結ブロック44は、前記基台11の中
央部に形成された連通孔45に遊挿されている。これに
より、可動ブロック37と揺動体20とは一体的に可動
するようになっている。
0を用いて対象物としてのワークを搬送するには次のよ
うに行う。ワークWを吸着する前において、ポート13
からエア通路13aを介して加圧エアが供給され、環状
多孔質材12の表面全体から揺動体20の上面に向けて
加圧エアが噴出される。これにより、揺動体20は環状
多孔質材12から離間する。それと同時に、真空引きポ
ート18からエア通路18aを介してエアが吸引され、
環状溝17内は負圧になる。これにより、揺動体20の
中央部付近には凹状半球面12aへの吸引力が働き、同
揺動体20は基台11に引き寄せられる。よって、環状
多孔質材12から揺動体20が離れる力と、揺動体20
が環状多孔質材12側に引き寄せられる力とが釣り合う
ことにより、揺動体20は環状多孔質材12に対して非
接触な状態で回動可能に支持される。
加圧エアが供給されると、各第1多孔質材28の表面全
体から固定ケーシング26のX軸方向内側面に向けて加
圧エアが噴出される。これにより、X軸方向における固
定ケーシング26と可動ケーシング27との間に静圧が
生じる。そして、固定ケーシング26に対して、可動ケ
ーシング27がY軸及びZ軸方向に沿って滑らかに移動
できるようになる。それとともに、第2多孔質材38の
表面全体から可動ブロック37のY軸方向外側面に向け
て加圧エアが噴出される。これにより、Y軸方向におけ
る可動ケーシング27と可動ブロック37との間に静圧
が生じる。そして、可動ケーシング27に対して、可動
ブロック37がX軸及びZ軸方向に沿って滑らかに移動
できるようになる。
20の重心Gは、その回動中心Cよりも上方に位置して
いる。そのため、揺動体20の姿勢バランスが悪く、揺
動体20及び吸着ホルダ21の自重により傾動しやす
い。凹状半球面12aに沿って揺動体20がX軸方向に
傾動すると、可動ブロック37も傾動する。つまり、可
動ブロック37はXZ両軸方向へ移動することになる。
このとき、可動ブロック37が傾動する側の圧縮コイル
スプリング43a,43bの弾性力により、可動ブロッ
ク37が傾動前の位置に押し戻される。これにより、揺
動体20の傾動が規制される。
0がY軸方向に傾動すると、その傾動に伴って可動ケー
シング27も傾動する。つまり、可動ケーシング27は
YZ両軸方向へ移動することになる。このとき、可動ケ
ーシング27が傾動する側の圧縮バネ35a,35bの
弾性力により、可動ケーシング27が傾動前の位置に押
し戻される。これにより、揺動体20の傾動が規制され
る。従って、両圧縮バネ35a,35b及び圧縮コイル
スプリング43a,43bの弾性力により、揺動体20
の中心(軸線)は、その回動中心Cと一致するように保
持される。
近すると、吸着ホルダ21のワーク当接面21bがワー
クWに当接する。すると、ワークWの上面(特定面)が
Y軸方向に沿って傾斜していれば、その傾斜角度に追従
するように、揺動体20はX軸周りに回動する。これ
は、固定ケーシング26に対して可動ケーシング27が
Y軸及びZ軸方向のみの移動が許容されているからであ
る。
に沿って傾斜していれば、その傾斜角度に追従するよう
に、揺動体20はY軸周りに回動する。これは、可動ケ
ーシング27に対して可動ブロック37がX軸及びZ軸
方向のみの移動が許容されているからである。以上のよ
うに、揺動体20はZ軸周りに回動することなく、吸着
ホルダ21のワーク当接面21bがワークWに対し平行
となるように倣う。
すように、揺動体20及び吸着ホルダ21が傾動する方
向に、それらの自重による回転モーメントMが作用す
る。このとき、X軸方向において、可動ブロック37が
傾動する側の圧縮コイルスプリング43a,43bの弾
性力により、可動ブロック37が反傾動側に押し戻され
ようとする。すなわち、X軸方向の回転モーメントM
は、いずれか一方の圧縮コイルスプリング43a,43
bの弾性力により軽減される。
動する側の圧縮バネ35a,35bの弾性力により、可
動ブロック37が反傾動側に押し戻されようとする。す
なわち、Y軸方向の回転モーメントMは、いずれか一方
の圧縮バネ35a,35bの弾性力により軽減される。
以上説明したように、X軸方向及びY軸方向における回
転モーメントMの軽減により、ワークWにかかる偏荷重
mgを軽減することが可能になる。ちなみに、偏荷重m
gは、理論上ゼロにすることが可能である。
体20及び吸着ホルダ21の重量、揺動体20及び吸着
ホルダ21の軸線方向の長さに比例して、回転モーメン
トMは大きくなる。同様に、圧縮コイルスプリング43
a,43bの弾性力も、ワークWの上面の傾斜角度θに
比例して大きくなる。
う少なくするために、揺動体20の姿勢バランスを調整
する必要がある。この調整方法として、圧縮バネ35
a,35b又は圧縮コイルスプリング43a,43bの
バネ荷重を変更する。すなわち、圧縮バネ35a,35
bのバネ荷重を変更するには、バネ圧調整ネジ33a,
33bを進退させる。具体的にいえば、バネ圧調整ネジ
33a,33bのバネ荷重を高くするには、バネ圧調整
ネジ33a,33bを可動ブロック37側に螺入する。
これに対して、バネ圧調整ネジ33a,33bのバネ荷
重を低くするには、バネ圧調整ネジ33a,33bを可
動ブロック37から螺退する。圧縮コイルスプリング4
3a,43bのバネ荷重を変更する場合についても、上
述した場合と同様にして、バネ圧調整ネジ41a,41
bを進退させる。
加圧エアの供給が停止されて、環状多孔質材12の表面
から加圧エアの噴出が停止される。これに対して、真空
引きポート18からエアの真空引きは継続される。その
ため、環状多孔質材12から揺動体20を離そうとする
力はゼロになり、揺動体20を環状多孔質材12に引き
寄せようとする力のみが働くことになる。これにより、
揺動体20は環状多孔質材12側に押圧される。従っ
て、揺動体20が回動不能に固定されるため、吸着ホル
ダ21は倣った状態に保持される。
ポート22からエア通路23を介してエアが真空引きさ
れると、吸着ホルダ21のワーク当接面21bにワーク
Wが吸着される。そして、倣い装置10全体が上昇さ
れ、ワークWが所定の位置まで搬送されたら、倣い装置
10を下降する。その後、ポート22からからエアの真
空引きを停止し、吸着ホルダ21からワークWを離す。
状半球面20aの曲率中心は、吸着ホルダ21のワーク
当接面(倣い面)21bに一致していることが高精度な
倣いをする上で望ましい。しかしながら、加工精度の誤
差により、揺動体20の回動中心Cが吸着ホルダ21の
ワーク当接面21bに一致しない場合がある。この場合
には、上述したように揺動体20に対して適正な長さの
吸着ホルダ21を付け替える。
効果を得ることができる。 (1) 揺動体20がZ軸周りに回動するのを規制する
回り止め装置25が設けられている。そのため、吸着ホ
ルダ21のワーク当接面21bがワークWに当接する際
に、揺動体20はZ軸周りに回動することなく、吸着ホ
ルダ21のワーク当接面21bをワークWの上面に対し
倣わせることができる。従って、高精度な倣いを実現す
ることができる。
26と可動ケーシング27との界面に、静圧をもたらす
加圧エアを供給するための第1多孔質材28が設けられ
ている。又、Y軸方向における可動ケーシング27と可
動ブロック37との界面に静圧をもたらす加圧エアを供
給するための第2多孔質材38が設けられている。その
ため、固定ケーシング26と可動ケーシング27との摺
動抵抗をほとんど無くすことができる。それとともに、
可動ケーシング27と可動ブロック37との摺動抵抗を
ほとんど無くすことができる。従って、揺動体20をX
軸及びY軸方向へスムーズに傾動させることができる。
の中心軸線に一致させる方向に戻し力を付与する圧縮バ
ネ35a,35b、圧縮コイルスプリング43a,43
bが設けられている。そのため、倣い状態において、揺
動体20及び吸着ホルダ21が傾動する方向に、それら
の自重による回転モーメントMが作用しても、圧縮バネ
35a,35b又は圧縮コイルスプリング43a,43
bの弾性力により、可動ブロック37が傾動している側
とは反対側に押し戻すことができる。よって、X軸方向
及びY軸方向の回転モーメントMを軽減することができ
るので、ワークWにかかる偏荷重mgを軽減することが
できる。この結果、ワークWが剛性の低いもの、例えば
CCDのガラス基板等であっても、偏荷重mgの影響に
よって破損したりするのを防止することができる。
ング27との間に設けられた圧縮バネ35a,35bの
バネ荷重は、バネ圧調整ネジ33a,33bを進退させ
ることにより調節することができる。又、可動ケーシン
グ27と可動ブロック37との間に設けられた圧縮コイ
ルスプリング43a,43bのバネ荷重を、バネ圧調整
ネジ41a,41bを進退させることにより調節するこ
とができる。従って、ワークWに応じて揺動体20の姿
勢バランスを調整することができる。
1が着脱可能になっている。そのため、長さの異なる吸
着ホルダ21を複数種類用意しておき、その中から適正
な長さの吸着ホルダ21を選出して取り付けることがで
きる。これにより、揺動体20の姿勢バランスを調整す
ることができる。しかも、吸着ホルダ21の長さを変え
ることができるので、回動中心Cをワーク当接面21b
に一致させることができる。この結果、正確な倣いを行
うことができる。
前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。さ
て、この第2実施形態の倣い装置50では、図5〜図7
に示すように、倣い装置50の上下が反対になってい
る。そのため、第3多孔質材46は、Z軸方向における
可動ケーシング27の外側面に配置されている。そし
て、第3多孔質材46の表面と、固定ケーシング26の
内底面との間は、ある程度の隙間が形成されている。そ
して、図示しない圧力供給源から加圧エアが、第3多孔
質材46の表面から噴出されると、Z軸方向における固
定ケーシング26と可動ケーシング27との界面に静圧
がもたらされる。
姿勢バランスを調整する機構として、圧縮バネ35a,
35b及び圧縮コイルスプリング43a,43bを使用
していた。しかし、本実施形態では次のようになってい
る。すなわち、固定ケーシング26のY軸方向における
内側面中央部には、第1磁石としての第1外側永久磁石
51が2つ配設されている。この第1外側永久磁石51
に対向する位置において、可動ケーシング27のY軸方
向における外側面中央には、第1磁石としての第1内側
永久磁石52が2つ配設されている。各第1外側永久磁
石51と各第1内側永久磁石52との磁極は、反対にな
っている。ちなみに、本実施形態では、第1外側永久磁
石51がS極に設定され、第1内側永久磁石52がN極
に設定されている。そして、両永久磁石51,52の引
力により、固定ケーシング26と可動ケーシング27と
が引き合うようになっている。
側面中央部には、第2磁石としての第2外側永久磁石5
3が2つ配設されている。この第2外側永久磁石53に
対向する位置において、可動ブロック37のX軸方向に
おける外側面中央部には、第2磁石としての第2内側永
久磁石54が2つ配設されている。各第2外側永久磁石
53と各第2内側永久磁石54との磁極は、反対になっ
ている。ちなみに、本実施形態では、第2外側永久磁石
53がS極に設定され、第2内側永久磁石54がN極に
設定されている。そして、両永久磁石53,54の引力
により、可動ケーシング27と可動ブロック37とが引
き合うようになっている。なお、本実施形態において、
両第1永久磁石51,52及び両第2永久磁石53,5
4により軽減化手段が構成されている。
態における倣い装置50の作用について説明する。図8
(a)に示すように、揺動体20の重心Gは、その回動
中心Cよりも下側に位置している。そのため、第1実施
形態と異なり、倣い前において、揺動体20の姿勢バラ
ンスが良好なものになり、揺動体20は回動中心Cを中
心にして傾動しにくくなる。
すように、揺動体20及び吸着ホルダ21が傾動する方
向とは反対の方向に、それらの自重による復元力Fが作
用する。このとき、第1外側永久磁石51及び第1内側
永久磁石52の引力Tにより、固定ケーシング26と可
動ケーシング27とが互いに引き合う。これにより、可
動ケーシング27は傾動した状態に保持される。又、第
2外側永久磁石53及び第2内側永久磁石54の引力T
により、可動ケーシング27と可動ブロック37とが共
に引き合う。これにより、可動ブロック37は傾動した
状態に保持される。
磁石51〜54の引力Tにより軽減されるため、ワーク
Wにかかる偏荷重mgを軽減することが可能になる。ち
なみに、本第2実施形態においても、偏荷重mgは、理
論上ゼロにすることが可能である。
体20及び吸着ホルダ21の重量、揺動体20及び吸着
ホルダ21の軸線方向の長さに比例して、回転モーメン
トMは大きくなる。反対に、各永久磁石51,52及び
53,54の引力Tは、ワークWの上面の傾斜角度θに
非線形に大きくなる。
述した第1実施形態とほぼ同様の効果を発揮させること
ができる。又、この第2実施形態においては、揺動体2
0を傾動状態に保持するための永久磁石51〜54が設
けられている。そのため、倣い状態において、揺動体2
0及び吸着ホルダ21が傾動する方向とは反対の方向
に、復元力Fが作用しても、各永久磁石51〜54の引
力Tにより、揺動体20を引き戻すことができる。よっ
て、復元力Fを軽減することができるので、ワークWに
かかる偏荷重mgを軽減することができる。
〜54を用いたことにより、固定ケーシング26と可動
ケーシング27との間を完全に非接触にすることができ
る。それとともに、可動ケーシング27と可動ブロック
37との間を完全に非接触にすることができる。従っ
て、よりいっそう高精度な倣いを行うことができる。
前記第2実施形態と異なる部分を中心に説明する。図9
に示すように、第3実施形態の倣い装置60では、揺動
体20の凸状半球面20aの曲率中心が位置するワーク
当接面(倣い面)61になっている。このワーク当接面
61には、ワーク保持凹部62が形成されている。揺動
体20には、Z軸線に沿って延びるUV透過窓63が形
成されている。このUV透過窓63は、上端部がワーク
保持凹部62の底面において開口され、下端部が揺動体
20の下面において開口されている。そして、UV透過
窓63の下方に設けられたUVランプ64から照射され
る紫外線(UV)は、UV透過窓63を介してワーク保
持凹部62に係合されたワークWに到達できるようにな
っている。
されているため、本実施形態では2つの回り止め装置6
5が揺動体20のX軸方向両側部に配置されている。図
9,図10に示すように、この回り止め装置65は、X
軸方向両側面が開口された四角状の固定フレーム66を
備えている。この固定フレーム66の内側には、第1可
動体としての軸受ブロック67がZ軸方向及びX軸方向
のみに沿って移動可能に収容されている。固定フレーム
66のY軸方向の内側面には、板状多孔質材68が配設
されている。板状多孔質材68の表面と、各軸受ブロッ
ク67の外側面との間は、ほとんど隙間が形成されてい
ない。そのため、各軸受ブロック67は、固定フレーム
66に対してX軸及びZ軸方向への移動が許容されると
ともに、Y軸方向の移動が規制されている。
ート69が形成され、そのポート69は第1エア供給チ
ューブ70を介して図示しない圧力供給源に接続されて
いる。ポート69は固定フレーム66に形成された複数
の凹所71に連通されている。各凹所71は前記板状多
孔質材68の裏面に開口されている。そして、図示しな
い圧力供給源から加圧エアが、ポート69及び凹所71
を介して板状多孔質材68の表面から噴出される。これ
により、Y軸方向における軸受ブロック67と板状多孔
質材68との界面に静圧がもたらされる。
に沿って延びる貫通孔72が形成され、この貫通孔72
には筒状多孔質材73が挿入されている。この筒状多孔
質材73には、前記揺動体20の両側部からX軸方向に
沿って突設された第2可動体としての支軸74が貫通さ
れ、その支軸74はX軸方向及のみに移動可能でかつX
軸周りのみに回動可能になっている。支軸74の中心は
ワーク当接面(倣い面)61上にある。各筒状多孔質材
73の内周面と、各支軸74の外周面との間は、ほとん
ど隙間が形成されていない。
が形成され、そのポート75の上方に位置する固定フレ
ーム66の上部には、透孔66aが形成されている。透
孔66aには第2エア供給チューブ76が通されてい
る。そして、第2エア供給チューブ76の一端はポート
75に接続され、他端は図示しない圧力供給源に接続さ
れている。ポート75は前記貫通孔72の内周面に形成
された環状凹部77に連通されている。各環状凹部77
の内側は各筒状多孔質材73の裏面に開口されている。
そして、図示しない圧力供給源から加圧エアが、ポート
75及び各環状凹部77を介して各筒状多孔質材73の
内周面から噴出される。これにより、筒状多孔質材73
の内周面と支軸74の外周面との界面に静圧がもたらさ
れる。
態における倣い装置60を用いて、ワークWに半導体チ
ップを接着する方法について説明する。なお、本実施形
態では、ワークWはガラス基板等の光透過性のものを使
用している。
に、真空引きポート18からエアが吸引される。これに
より、揺動体20は、環状多孔質材12に対して非接触
な状態で回動可能に支持される。又、両ポート69に加
圧エアが供給されると、板状多孔質材68の表面全体か
ら軸受ブロック67のY軸方向側面に向けて加圧エアが
噴出される。すると、Y軸方向における固定フレーム6
6と軸受ブロック67との間に静圧が生じる。そして、
固定フレーム66に対して、軸受ブロック67がZ軸方
向及びX軸方向に沿って滑らかに移動できるようにな
る。
と、筒状多孔質材73の内周面全体から支軸74の先端
部外周面に向けて加圧エアが噴出される。すると、筒状
多孔質材73の内周面と支軸74の外周面との間に静圧
が生じる。そして、軸受ブロック67に対して、支軸7
4がその軸線周りに滑らかに回動できるようになる。
合された状態で、図9に示すホルダ78がワークWに接
近すると、ホルダ78の先端面78aがワーク(ガラス
基板)Wの上面に当接する。すると、ワークWの上面が
Y軸方向に沿って傾斜していれば、その傾斜角度に追従
するように、揺動体20はX軸周りに回動する。これ
は、軸受ブロック67に対して支軸74が回動可能に支
持されているからである。
に沿って傾斜していれば、その傾斜角度に追従するよう
に、揺動体20はY軸周りに回動する。これは、固定フ
レーム66に対して軸受ブロック67はX軸及びZ軸方
向のみの移動が許容されているからである。以上のよう
に、揺動体20はZ軸周りに回動することなく、ワーク
Wの上面がホルダ78の先端面78aに対し平行となる
ように倣う。
9,75からの加圧エアの供給のみが停止され、真空引
きポート18からのエアの真空引きが継続される。これ
により、揺動体20が基台11に吸着保持される。この
とき、ワークWとホルダ78の先端面78aとは平行の
ままである。
Wから一旦離れる。そして、ワークWの表面に設けられ
た電極に、UV硬化型の接着剤(図9参照)79が塗布
される。その後、図9に示すように、ホルダ78がその
先端面78aに半導体チップHが吸着された状態でワー
クWに接近すると、半導体チップHがワーク(ガラス基
板)Wの上面に実装される。UV透過窓63を介してU
Vランプ64から紫外線が照射されると、紫外線はワー
クWを通過して接着剤79に到達する。これにより、接
着剤は硬化し、半導体チップHの下面に形成されたバン
プが、ワークWに形成された電極に接続される。
78と揺動体20とにより挟み込まれている。そのた
め、半導体チップHに形成されたバンプの先端がレベリ
ングされる。即ち、バンプの先端面がワークWの上面に
沿って揃えられる。従って、半導体チップHとワークW
とが平行になる。ちなみに、本実施形態において、半導
体チップHとワークWとの平行度を0.2μmにするこ
とが可能である。
述した第1実施形態とほぼ同様の効果を発揮させること
ができる。又、この第3実施形態においては、基台11
の両側部に回り止め装置65が設けられている。そのた
め、揺動体20の上下両側のスペースを有効利用するこ
とができる。従って、ガラス基板等のワークWに半導体
チップHをUV硬化型の接着剤を用いて接着する場合に
は、UVランプ64の配置に支障をきたすことがない。
うに、本実施形態における倣い装置80に設けられた基
台11には、半球凹状多孔質材81が設けられている。
半球凹状多孔質材81の裏側において基台11の上面に
位置する箇所には、凹部82が形成されている。この凹
部82は、半球凹状多孔質材81の裏面全体に開口され
ている。そして、ポート13から供給される加圧エアが
エア通路13a、凹部82を介して半球凹状多孔質材8
1に供給される。
は半球状に形成されており、半球凹状多孔質材81に係
合されている。本実施形態では、前記吸着ホルダ21が
省略されているため、揺動体20の上面がワーク当接面
20bとなっている。従って、前記実施形態と異なり、
揺動体20のみで第2部材が構成されている。
ッチで矩形状の取付溝83が4箇所形成されている。こ
の取付溝83には、同じく平面から見て矩形状をなす板
バネ84a〜84dが係合されている。各板バネ84a
〜84dの一端はスポット溶接等により揺動体20に固
定され、他端は基台11の上面に固定されている。これ
により、揺動体20はZ軸周りの回動が規制されてい
る。
円筒状の折曲部88が形成されている。この折曲部88
は、基台11の上面に形成された環状段部87に非接触
状態で配置されている。折曲部88の存在により、各板
バネ84a〜84dはX軸周り及びY軸周りにねじれ変
形可能となっている。従って、X軸上にある板バネ84
a,84cの折曲部88がねじれ変形することにより、
揺動体20はX軸周りへの回動が許容される。これに対
して、Y軸上にある板バネ84b,84dの折曲部88
がねじれ変形することにより、揺動体20はY軸周りの
回動が許容される。ちなみに、本実施形態において、揺
動体20によるX軸及びY軸周りの回動可能な角度は、
平常時のバランス状態を0゜とすると、±0.5゜にな
っている。
態における倣い装置80の作用について説明する。ポー
ト13に加圧エアが供給され、揺動体20が半球凹状多
孔質材81に対して非接触な状態で回動可能に支持され
る。倣い装置10全体が上昇してワークWに接近する
と、揺動体20のワーク当接面20bがワークWに当接
する。すると、ワークWの下面(特定面)がY軸方向に
沿って傾斜していれば、各板バネ84a,84cがねじ
れ変形し、その傾斜角度に追従するように、揺動体20
はX軸周りに回動する。これに対して、ワークWの下面
がX軸方向に沿って傾斜していれば、各板バネ84b,
84dがねじれ変形し、その傾斜角度に追従するよう
に、揺動体20はY軸周りに回動する。以上のように、
揺動体20はZ軸周りに回動することなく、揺動体20
のワーク当接面20bがワークWに対し平行となるよう
に倣う。
述した第1実施形態とほぼ同様の効果を発揮させること
ができる。又、この第3実施形態においては、第1〜第
3実施形態に示す回り止め装置25,65と異なり、そ
の構成を簡略化することができるため、倣い装置80の
製造コストを低減することができる。又、この実施形態
の回り止め装置は、複数の板バネ84a〜84dによっ
て、基台11と揺動体20とを連結しているにすぎない
ので、倣い装置80が大型化するのを防止できる。
部88が形成されている。そのため、各板バネ84a〜
84dがねじれ変形しやすくなる。そのため、揺動体2
0はワークWの傾斜面に沿って確実に追従させることが
できるので、ワークWに偏荷重がかかりにくくなる。従
って、ワークWが剛性の低いものであっても、ワークW
の破損を防止することができる。
うに、基台11の中央部には、金属製の揺動体20を引
きつける位置ずれ防止手段としてのマグネット127が
設けられ、その中央部に前記連通孔45が形成されてい
る。マグネット127による磁力と、真空引きポート1
8から吸引されるエアの吸引力とによって、揺動体20
が微妙に位置ずれするのを防止できる。従って、極めて
小さい荷重で動作する揺動体20であっても、倣わせた
状態に確実に保持することができる。又、倣い装置10
の電源が突然遮断され、真空引きポート18からのエア
の吸引が停止した場合でも、マグネット127の磁力の
みで揺動体20を倣わせた状態に保持することができ
る。
態に示す環状多孔質材12よりも大型であって、基台1
1の下面全体を占めている。これにより、揺動体20の
凸状半球面20a全体に環状多孔質材12が対向配置さ
れる。そのため、環状多孔質材12の表面から噴出され
る加圧エアを、揺動体20の凸状半球面20a全体に噴
出させることが可能になる。従って、より大きい荷重で
ワークWの特定面に可動部材21のワーク当接面21b
を当接させても、揺動体20を滑らかに揺動させること
ができるので、高精度な倣い動作を実現することができ
る。
形成されている。別の言い方をすると、第1実施形態と
異なり、吸引用環状溝17は金属製の基台11に形成さ
れていない。吸着ホルダ21を倣わせたり、揺動体20
を吸着する際に、揺動体20の凸状半球面20aが吸引
用環状溝17の開口部付近に当っても、揺動体20は吸
引用環状溝17よりも硬質であるので、凸状半球面20
aの損傷を防止できる。
12の外周縁に沿って設けられている。そのため、内周
縁にある場合と比較して吸着面積を大きくすることがで
き、揺動体20の吸着力を向上することができる。それ
とともに、揺動体20の凸状半球面20aの外縁部が吸
引されるため、揺動体20を安定した状態で吸着保持す
ることができる。
形態と異なる箇所について説明する。図14〜図16に
示すように、本実施形態では、可動ケーシング27は弾
性力が極めて弱い圧縮バネ128を介して支持されてい
る。又、固定基材が2つの固定ブロック26から構成さ
れている。つまり、前記第1実施形態では固定基材が全
体として矩形状に形成されているのに対して、本実施形
態では矩形状に形成されていない。従って、回り止め装
置25の小型化を図ることができるため、結果として倣
い装置10全体の小型化に貢献することができる。
記第1実施形態で説明した第3多孔質材46の代わりに
支持手段としての圧縮バネ48が2つ使用されている。
この圧縮バネ48の一部は可動ブロック37の上面に形
成されたバネ収容部49に挿入され、先端部は可動ケー
シング27に当接されている。従って、可動ケーシング
27は圧縮バネ48を介して可動ブロック37の上面に
支持されており、可動ケーシング27と可動ブロック3
7との間には僅かな隙間が形成されている。本実施形態
において、圧縮バネ48はバネ圧が極めて弱いものであ
って、バネ定数が1〜10gf/mmに設定されてい
る。
外にも、第1実施形態で示す第3多孔質材46を用い
て、可動ケーシング27を可動ブロック37の上面に対
してエア圧でもって弾性的に支持することも可能であ
る。従って、支持手段としては、圧縮バネ以外に第1実
施形態で示す第3多孔質材46も含む。
8によって可動ブロック37の上面に可動ケーシング2
7が支持されているため、ツール21がワークWに当接
するときの僅かな当接圧で、可動ケーシング27と可動
ブロック37とを相対的に移動させることができる。従
って、揺動体20の倣い精度を高めることができる。
更してもよい。 ・ 前記第1及び第2実施形態では、揺動体20に凸状
半球面20aが形成され、環状多孔質材12に凹状半球
面12aが形成されている。これ以外にも、凸状半球面
20aと環状多孔質材12aとの関係を逆にしてもよ
い。すなわち、揺動体20に凹状半球面を形成し、環状
多孔質材12に凸状半球面を形成し、揺動体20と環状
多孔質材12とを係合してもよい。
35a,35b、圧縮コイルスプリング43a,43b
の代わりに、板バネにしてもよい。或いは、固定ケーシ
ング26及び可動ケーシング27、可動ケーシング27
及び可動ブロック37に磁極が同じである磁石(N極と
N極、或いはS極とS極)をそれぞれに対向配置しても
よい。この構成によれば、磁石の斥力によって、固定ケ
ーシング26及び可動ケーシング27、可動ケーシング
27及び可動ブロック37を反発させることが可能にな
る。
ポート18、エア通路18aを省略してもよい。その代
わりに、吸引用環状溝17内に、揺動体20を基台11
側に引き寄せる永久磁石を収容してもよい。この構成に
すれば、エア通路や圧力供給源からの配管を簡素化する
ことができ、製造コストを低減することができる。
連結ブロック44を長く設定し、基台11に対して固定
ケーシング26を固定せずに離間配置してもよい。そし
て、固定ケーシング26にステッピングモータ等の角度
調節手段を駆動連結してもよい。この構成にすれば、倣
いを行う前の初期設定時に、吸着ホルダ21のZ軸周り
の回転角度を自在に設定することができる。
基台11に凸状半球面を形成し、揺動体20に凹状半球
面を形成してもよい。そして、基台11と揺動体20と
を係合し、その間に静圧を発生させるようにしてもよ
い。
石51〜54を電磁石に変えてもよい。この構成にすれ
ば、電磁石に流す電流の大きさを変えることにより、両
永久磁石51,52(53,54)の引力を自在に設定
することが可能になる。従って、第1実施形態と同様
に、揺動体20の姿勢バランスを調整することができる
ようになる。
1〜図23に示すように、基台11及び揺動体20の上
下向きを反対にしてもよい。この場合の構成としては、
次のようになる。すなわち、揺動体20の下面には可動
ブロック37が突設されている。その可動ブロック37
は、四角柱状をなす第1可動体としての可動板129及
び固定ケーシング26にそれぞれ形成された貫通孔24
a,24bに挿通されている。そして、可動ブロック3
7の下面は固定ケーシング26の下面から突出され、そ
の突出端面には吸着ホルダ21が設けられている。
永久磁石51をN極にし、第1内側永久磁石52をS極
に設定してもよい。又、第2外側永久磁石53をN極に
し、第2内側永久磁石54をS極に設定してもよい。
装置65を揺動体20の両側部設けるのではなく、1つ
の回り止め装置65を揺動体20のいずれか一側部に設
けてもよい。
80を上下反対向きにして使用してもよい。 ・ 第4実施形態の別例として、折曲部88を省略し、
各板バネ84a〜84dの形状を単なる片状にしてもよ
い。
示すように、各板バネ84a〜84dの形状をS字状に
形成してもよい。又、図示しないが、直線状に形成され
た板バネ84a〜84dをX軸又はY軸に対して斜めに
配置してもよい。
図20に示すように、基台11のX軸方向両側面及びY
軸方向両側面に支持体90,91を固定する。X軸方向
における支持体90同士、Y軸方向における支持体91
同士が対向する側面には、揺動体20の中心に向けてピ
ン92,93を突設し、各ピン92,93の先端部を揺
動体20の側面に形成した係合孔94,95に係入す
る。そして、各ピン92,93の先端部にOリング9
6,97を設け、そのOリング96,97の外周面を、
それぞれの係合孔94,95の内周面に当接させる。な
お、この場合のOリング96,97の硬度は30゜〜7
0゜となっている。この構成にすれば、Y軸方向にある
Oリング97が弾性変形することにより、揺動体20は
X軸周りに回動する。又、X軸方向にあるOリング96
が弾性変形することにより、揺動体20はY軸周りに回
動する。
状溝17を環状多孔質材12の外周部に形成するだけで
なく、加圧エアが噴出される環状溝14と対応する箇所
を除き、環状多孔質材12の内周部にも形成してもよ
い。
20を強固に回動不能にするために、揺動体20を倣わ
せた後に加圧用ポート13からもエアの真空引きを行っ
てもよい。
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に列挙する。 (1) 請求項6又は7において、前記第1部材は前記
第2部材よりも上側に配置され、前記軽減化手段は、前
記第1可動体及び前記固定基材同士を離間させる方向に
付勢する第1弾性部材と、前記固定基材及び第2可動体
同士を離間させる方向に付勢する第2弾性部材とから構
成されていることを特徴とする倣い装置。この構成にす
れば、第2部材が自重により傾こうとするのを防止する
ことができる。
1部材は前記第2部材よりも下側に配置され、前記軽減
化手段は、前記固定基材及び前記第1可動体同士を互い
に引き寄せる第1磁石と、第1可動体及び第2可動体同
士を互いに引き寄せる第2磁石とから構成されているこ
とを特徴とする倣い装置。この構成にすれば、第2部材
の自重により傾こうとするのを防止できる。
て、前記第2部材は、前記第1部材に対して揺動する揺
動体と、この揺動体の表面に突設された長尺部材とから
構成され、前記長尺部材は、揺動体に対して着脱可能で
あることを特徴とする倣い装置。この構成にすれば、長
さの異なる長尺部材を用いることで、揺動体の回動中心
を倣い面と一致させることができるので、正確な倣いを
行うことができる。
て、前記回り止め装置は、複数の板バネから構成され、
各板バネを介して前記第2部材は前記第1部材に支持さ
れていることを特徴とする倣い装置。この構成によれ
ば、回り止め装置の構成を簡単にすることができる。
の一端は第2部材に固定されるとともに、他端は第1部
材に固定され、同板バネの中央部には半円筒状の折曲部
が形成されていることを特徴とする倣い装置。
(5)のうちいずれかにおいて、前記第1部材は、前記
第2部材の表面に向けて加圧エアを噴出可能な多孔質材
を備え、その多孔質材に前記凹状の曲面が形成されてい
ることを特徴とする倣い装置。
て、凸状半球面を有し、その半球面から離れた位置にあ
る曲率中心周りに揺動するとともに、曲率中心に対象物
当接面を有する揺動体を設け、対象物の特定面に前記揺
動体を当接させることにより、その当接面を前記対象物
の特定面に対し平行となるように倣わせるようにした倣
い装置であって、前記基台と前記揺動体との間に加圧流
体を噴出することにより、前記基台及び揺動体同士が非
接触となるようにし、前記揺動体を前記対象物の特定面
に対して直交する方向に回動させないようにする回り止
め装置を備えたことを特徴とする倣い装置。
記載の発明によれば、第2可動体がX軸及びY軸に直交
するZ軸線周りに回動するのを規制することができる。
体の移動を滑らかにすることができる。請求項4に記載
の発明によれば、僅かな荷重で各可動体を相対移動させ
ることができる。
倣いを実現することができる。請求項6に記載の発明に
よれば、対象物にかかる偏荷重を軽減することができる
ので、対象物が破損したりするのを防止することができ
る。
当接している第1及び第2部材のうちいずれか1つの部
材を、対象物に対して倣わせた状態に確実に保持するこ
とができる。
図、(b)は倣った状態における倣い装置の説明図。
図、(b)は倣った状態における倣い装置の説明図。
図。
図。
図。
図。
材(第1部材)、12a…凹状半球面、20…揺動体
(第2部材)、21…吸着ホルダ(第2部材)、20a
…凸状半球面、21b…ワーク当接面、25,65,8
0…回り止め装置、26…固定ケーシング(固定基
材)、27…可動ケーシング(第1可動体)、28…第
1多孔質材(第1加圧流体供給手段)、35a,35b
…圧縮バネ(軽減化手段)、37…可動ブロック(第2
可動体)、38…第2多孔質材(第2加圧流体供給手
段)、43a,43b…圧縮コイルスプリング(軽減化
手段)、51…第1外側永久磁石(軽減化手段)、52
…第1内側永久磁石(軽減化手段)、53…第2外側永
久磁石(軽減化手段)、54…第2内側永久磁石(軽減
化手段)、67…軸受ブロック(第1可動体)、74…
支軸(第2可動体)、127…マグネット(位置ずれ防
止手段)、W…ワーク(対象物)。
Claims (7)
- 【請求項1】 同一平面において互いに直交するX軸及
びY軸、その両軸を含む平面に対して直交するZ軸のう
ち、Y軸及びZ軸方向のみに移動可能な第1可動体を固
定基材に設け、X軸及びZ軸方向のみに移動可能な第2
可動体を前記第1可動体に設けたことを特徴とする回り
止め装置。 - 【請求項2】 同一平面において互いに直交するX軸及
びY軸、その両軸を含む平面に対して直交するZ軸のう
ち、X軸及びZ軸方向のみに移動可能な第1可動体を固
定基材に設け、X軸方向のみに移動可能でかつX軸周り
のみに回動可能な第2可動体を前記第1可動体に設けた
ことを特徴とする回り止め装置。 - 【請求項3】 X軸方向における前記固定基材と前記第
1可動体との界面に静圧をもたらす加圧流体を供給する
ための第1加圧流体供給手段と、 Y軸方向における前記第1可動体と前記第2可動体との
界面に静圧をもたらす加圧流体を供給するための第2加
圧流体供給手段とを備えることを特徴とする請求項1又
は2に記載の回り止め装置。 - 【請求項4】 前記第1可動体は、弱い弾性力を有する
支持手段を介して第2可動体に支持されていることを特
徴とする請求項1又は3に記載の回り止め装置。 - 【請求項5】 凹状半球面を有する第1部材と、凸状半
球面を有する第2部材とを相対回動可能に設け、対象物
の特定面に前記両部材のうちいずれか一つを当接させる
ことにより、その当接面を前記対象物の特定面に対し平
行となるように倣わせるようにした倣い装置であって、 前記両部材との間に加圧流体を噴出することにより、前
記両部材同士を非接触にし、前記両部材のうちいずれか
一つを、前記当接面に対して直交する軸線周りの回動を
規制する回り止め装置を備えたことを特徴とする倣い装
置。 - 【請求項6】 前記回り止め装置には、前記第1及び第
2部材のうち一方の部材が前記対象物に当接したとき
に、一方の部材により前記対象物にかかる偏荷重を軽減
する軽減化手段が設けられていることを特徴とする請求
項5に記載の倣い装置。 - 【請求項7】 前記第1の部材及び第2の部材のうち、
対象物に当接している部材を所定の位置に保持する位置
ずれ防止手段が設けられていることを特徴とする請求項
5又は6に記載の倣い装置。
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