JP2001134038A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法

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JP2001134038A
JP2001134038A JP31622799A JP31622799A JP2001134038A JP 2001134038 A JP2001134038 A JP 2001134038A JP 31622799 A JP31622799 A JP 31622799A JP 31622799 A JP31622799 A JP 31622799A JP 2001134038 A JP2001134038 A JP 2001134038A
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signal
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Kan Ogasawara
款 小笠原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の給紙口から搬送されてくる様々な用紙
及び用紙サイズに対して、主走査方向の画像書込開始タ
イミングを均一にすることである。 【解決手段】 センサ1により検知される搬送中の用紙
位置のばらつき量と、各色毎のレジストレーションに基
づくレジずれ量とに基づいて演算される画像信号送出部
に対する各画像記録信号を要求するための各インデック
ス基準信号の出力タイミングを演算部4と演算部7とに
より補正する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の搬送体によ
り搬送される記録媒体上に画像信号送出部から出力され
る色別毎の画像記録信号に基づき各色画像を形成するた
めの複数の画像形成手段を備え、各画像形成手段により
各色画像を前記記録媒体上に重ねて多色画像を形成可能
な画像形成装置および画像形成装置の制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】まず、図11に基づいて電子写真プロセ
スを利用したタンデム方式カラーレーザプリンタ全体構
成110について概略を説明する。
【0003】図11は、従来のカラー画像形成装置の構
成を説明する断面図であり、タンデム方式カラーレーザ
プリンタに対応する。
【0004】まず、最初に、図示していない外部ホスト
コンピュータからプリンタエンジンコントローラにPR
INT要求信号が入力すると、該PRINT信号に対応
してプリンタエンジン内部では各々のスキャナモータを
起動する。スキャナモータの起動に引き続いてプリント
開始準備動作に移行して、スタンバイ状態になるとプリ
ント動作が開始される。
【0005】転写紙は、カセット給紙部111からカセ
ット給紙ローラ112またはマルチ手差し給紙部からマ
ルチ手差し給紙ローラ113のいずれかからエンジン機
内に送り込まれ、搬送ローラ114によって搬送される
ことにより、エンジン機内に送り込まれた後、転写紙は
レジストローラ115で斜行を矯正された後一旦停止す
る。ここで、用紙先端と画像の先端とが一致するように
タイミングが図られて再び搬送される。
【0006】一方、第1色目の光学ユニット116から
感光体117上に対して、画像信号に応じて照射された
半導体レーザの変調光量は、感光体117表面に静電潜
像を形成する。
【0007】同様にして、第2色目の光学ユニット11
9からは感光体120上に、第3色目の光学ユニット1
22からは感光体123上に、第4色目の光学ユニット
125からは感光体126上に対して、それぞれ対応す
るカラーの各色現像器118、121、124、127
により各感光体上の静電潜像は現像化される。このよう
な可視画像は、レジストローラ115からのタイミング
により再搬送されてくる転写紙に逐次転写される。
【0008】すなわち、感光体117上の第1色目トナ
ー画像は、搬送ベルト132と第1色目の転写部128
と、感光体120上の第2色目トナー画像は、搬送ベル
ト132と第2色目の転写部129と、感光体123上
の第3色目トナー画像は、搬送ベルト132と第3色目
の転写部130と、感光体126上の第4色目トナー画
像は、搬送ベルト132と第4色目の転写部131とに
より転写紙に転写される。
【0009】その後、定着部133によりトナーが転写
紙上に定着されて、図示していない排紙部を通り排紙ト
レイに出力される。
【0010】以上のような装置における像露光として
は、レーザビームスキャナ装置を利用する。特にこのよ
うなタンデム方式カラーの画像形成装置では、カラー画
像の各色の色レジを合わせるために、レジストマークを
検知するレジストマーク検知センサ150が搬送ベルト
132近傍に設置されている。
【0011】次に、レジストレーション検知、補正の代
表的な例を図12及び図13に基づいて説明する。
【0012】図12は、図11に示したカラー画像形成
装置におけるレジストマーク検知処理動作を説明する図
であり、印字用紙に対する副走査方向のレジストレーシ
ョンを検知する場合に対応する。なお、レジストレーシ
ョン補正は、一般的には装置本体の電源投入直後、一定
枚数印字後、または所定時間経過後などの任意のタイミ
ングにより動作を開始する。
【0013】まず、最初に、図12の(a)に示すよう
に等間隔で4色のマーク(以下、レジマークと略省す
る)151を搬送ベルト132上に印字する。この図で
はレジマーク151は、用紙の進行方向の先頭より所定
の間隔でKMCYの順番で並んでいる。
【0014】このようなレジマークをレジマーク検知セ
ンサ150により検知して、先頭のレジマークKを基準
としたKM間及びKC間及びKY間の時間Tkm、Tk
c、Tkyを計測することにより各色間のレジ量を検知
する。
【0015】さらに、検知精度を向上させる手段とし
て、前記4つのレジマークを一組として、図12の
(b)に示すような複数のレジマークのグループを測定
して、グループ間の対応するレジ量をまとめて、たとえ
ば平均化した値を最終的なレジ量とすることが一般的に
行われている。
【0016】図12(b)では6組のレジマークグルー
プを測定する場合を一例として示している。すなわち、
各色毎に6個のレジマークグループが存在する。つま
り、最初のレジマークグループのTkmと2番目の対応
するKM間の時間Tkmを識別するためには、末尾に識
別数字をつけることにより区別する。
【0017】従って、Tkm1〜Tkm6、Tkc1〜
Tkc6、Tky1〜Tky6となる。
【0018】図13は、図11に示したカラー画像形成
装置におけるレジストレーション補正処理回路を説明す
るブロック図であり、レジマーク検知センサ150の検
知量に基づき、レジストレーション補正を行う回路に対
応する。
【0019】図において、CPU160は、レジマーク
検知センサ150が接続されており、上記の検知データ
Tkm1〜Tkm6、Tkc1〜Tkc6、Tky1〜
Tky6が入力される。さらに、データの一時退避に使
用されるRAM161とプログラムが格納されるROM
162が接続されている。
【0020】上記で説明したように、レジマーク検知セ
ンサ150からの検知データの平均値を算出する場合に
ついて、Tkm1〜Tkm6を一例として示す。つま
り、最終的なレジマーク位置情報をFTkmとすると、
FTkm=Σ(Tkmn)/6、n=1〜6となる。
【0021】ここで、CPU160にはあらかじめ標準
値STkm、STkc、STkyが記憶されている。従
って、上記の算出レジマーク位置情報FTkm、FTk
c、FTkyと標準値STkm、STkc、STkyの
比較による差分情報ΔTkm、ΔTkc、ΔTkyがレ
ジずれ量となる。このずれ量に従いK、M、C,Yの画
像信号の送出タイミングを調整することにより、各色の
レジを合わせるように制御する。
【0022】ここでの説明では、副走査方向のレジマー
ク検知を例に説明したが、主走査方向も同じような原理
でレジ合わせが実現されている。
【0023】図14は、図11に示したカラー画像形成
装置における主走査方向の画像信号の書き出しタイミン
グを説明するタイミングチャートである。
【0024】図において、上記のレジ補正前後における
主走査始端開始の/BD信号立ち下がりエッジからの画
像信号の書き出し位置に注目する。各色毎の書き出しタ
イミングを/BDの立ち下がりエッジを基準として各色
で共通とすると、色間でのレジにずれがあった場合に
は、補正前K〜Yの画像データのように、基準Kに対す
る各色M,C,Yの書き出し位置にはずれがある。
【0025】本来ならば補正後K〜Yに示すように4色
の画像データの位置は一致していることが理想である。
従って、4色重ねた時に色ずれが目立ってしまうために
画質を著しく損なってしまう。
【0026】このような主走査方向のレジずれに対する
対策の一例について図15に基づいて説明する。
【0027】図15は、図11に示したカラー画像形成
装置における主走査方向のレジずれ補正処理を説明する
図である。
【0028】図において、170はプリンタエンジンに
対して画像信号を展開して出力するコントローラで、1
71はエンジン内部のタイミング基準信号を検知し、検
知した信号に基づいてエンジン内部の各機構部を駆動す
るとともに、エンジンコントローラ170から画像信号
を出力してもらうための基準インデックス信号を出力す
るエンジン制御部である。
【0029】なお、図15の例では、エンジン内部のタ
イミング基準信号は主走査始端開始の/BD信号と、副
走査のタイミング信号である/ETOP信号を指してい
る。さらに、コントローラ170に対する基準信号も同
様にして、主走査の基準タイミング信号である/LSY
NC信号と、副走査のタイミング信号である/TOP信
号を指している。
【0030】エンジン制御部171は、上記のようにエ
ンジン内部とコントローラ170とのタイミングを図り
つつ、コントローラ170からエンジンに出力されるV
ideo信号に対応するレーザ光を、ここでは図示して
いない感光体に照射する。レーザ光を感光体に照射する
ための偏向部がポリゴンミラー172とスキャナモータ
173である。
【0031】主走査始端開始の/BD信号は、上記偏向
部でレーザ照射光が感光体に対する有効画像域外の所定
の位置で、図示しない光センサにより検知される。
【0032】以上のような図13に示す信号経路におい
て、図14で説明した4色の基準Kに対する他の色画像
のレジずれ量ΔTkm、ΔTkc、ΔTkyに応じて、
コントローラ170に出力する/LSYNC信号の出カ
タイミングを変更することにより、レジずれを補正する
ような例が公知となっている。
【0033】ここで、A4サイズの画像形成装置の場合
についてのいろいろな用紙サイズとエンジンからコント
ローラへの主走査タイミング/LSYNC信号と用紙サ
イズにおける有効画像域および左右端マージン域との関
係について、図16に基づいて説明する。
【0034】図16は、図11に示したカラー画像形成
装置における用紙サイズにおける有効画像域および左右
端マージン域との関係を説明する図である。
【0035】図において、aは用紙横方向のサイズ幅、
bは用紙サイズにおける有効画像域、cはエンジンから
コントローラ170に対して送出する主走査基準信号/
LSYNCを基準とした場合における有効画像域の始ま
りを示すタイミングである。
【0036】このような関係において、コントローラ1
70は、/LSYNC信号を検知したならば、用紙サイ
ズに応じた画像データをエンジンに対して送出する。エ
ンジンでは、/LSYNC信号のタイミングに応じて、
用紙サイズに基づく左右端マージン域を保証するため
に、画像データに対してマスク処理を行う。
【0037】図16では、画像データに対して、有効画
像域の区間はマスク解除し、非画像域ではマスクするよ
うに制御する。このように、コントローラ170とエン
ジンでは主走査基準信号/LSYNCのタイミングによ
り、それぞれのタイミングシーケンスが実行される。図
16には、A4サイズ,600dpiの場合における各
用紙サイズの関係をまとめテーブルも併記してある。
【0038】図17は、図11に示したカラー画像形成
装置におけるエンジン内のスキャナモータの起動により
検知される主走査始端開始の/BD信号から画像マスク
信号までの関係を示すタイミングチャートである。以
下、図17に示したタイミングに基づいてコントローラ
170への主走査基準信号(/LSYNC信号)と画像
マスク信号の関係を説明する。
【0039】エンジン起動により検知された主走査始端
開始/BD信号の立ち下がりエッジに基づいて、エンジ
ンからコントローラへ送出する主走査基準信号/LSY
NCが生成される。/BD信号から/LSYNC信号間
の所定時間T1はエンジンで任意に設定可能となってい
る。
【0040】次に、コントローラ170は、/LSYN
C信号の立ち下がりエッジ検知により、所定時間T2後
にエンジンに対して画像データを送出する。
【0041】一方、エンジンでも、/LSYNC信号の
立ち下がりエッジを起点として、所定時間T3からT3
+T4の期間までは画像信号に対するマスクを解除する
ように動作する。すなわち、エンジン内部では、/LS
YNC信号のタイミングに同期して画像マスク処理が実
行される。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
で説明した範囲では、特に主走査方向のカラー4色間の
レジずれに対しては、基準色(従来例ではK)に対する
他の色のずれ量を補正するようにレジマーク検知センサ
を用いている。
【0043】すなわち、レジマーク検知センサにより基
準色に対する各色のずれ量を検知して、この検知結果に
応じてコントローラ170に対する画像データの要求基
準タイミング信号(/LSYNC信号)の出カタイミン
グを補正していた。
【0044】このようにして4色間のレジずれは補正さ
れる。しかしながら、レーザプリンタや複写機のような
画像印字装置の場合には、印字用紙の種類及びサイズも
多種多様である。さらに、印字用紙を装置内の画像形成
転写部に搬送するための給紙口もカセット、マルチフィ
ーダ、オプションカセット等複数存在する。そのため
に、上記のような複数の給紙口から搬送されてくる用紙
が全て同一位置であれば、同一位置に画像情報が印字さ
れる。
【0045】ところが、給紙部から感光体または転写部
までの用紙搬送路途中には、すべり、摩擦等が発生する
ために、用紙は一様に同じ位置を搬送するとは限らな
い。また、複数の給紙口から共通の搬送経路までの搬送
路の違いによる用紙の位置ずれにより同様な不具合が発
生する。
【0046】図18は、図11に示したカラー画像形成
装置における用紙の左端位置通過状態を説明する図であ
る。
【0047】図18に示すように、基準左端に対して±
Δxはばらつくことが経験的に知られている。この図で
補足説明するが、同一機能については同じ記号を付与し
て説明は省略する。
【0048】図において、180は用紙を示し、181
は感光体、182は前記/BD信号を検知するセンサで
ある。
【0049】このように、給紙口から搬送されてくる用
紙180の搬送位置が主走査方向にばらついてしまう
と、用紙間での印字位置が不均一となり、視覚的にも見
ずらい画像となってしまう。従来例で説明したカラーL
BPのような場合では、基準色に対するレジのずれは補
正されることになる。しかし、上記の問題点のような基
準の左端からの書き出し位置までは補正されていないた
めに、同様に見ずらい画像となってしまう。
【0050】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、検知される搬送中の
用紙位置のばらつき量と、各色毎のレジストレーション
に基づくレジずれ量とに基づいて演算される画像信号送
出部に対する各画像記録信号を要求するための各インデ
ックス基準信号の出力タイミングを補正することによ
り、複数の給紙口から搬送されてくる様々な用紙及び用
紙サイズに対して、主走査方向の印字書き出し開始を均
一にできるので、印字画像の均一性及び画像品質の向上
効果が期待できる画像形成装置および画像形成装置の制
御方法を提供することである。
【0051】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の搬送体により搬送される記録媒体上に画像信
号送出部から出力される色別毎の画像記録信号に基づき
各色画像を形成するための複数の画像形成手段を備え、
各画像形成手段により各色画像を前記記録媒体上に重ね
て多色画像を形成可能な画像形成装置であって、少なく
とも1つ以上の給紙口から画像転写前までにおける任意
の搬送径路途上に配置され、前記記録媒体の主走査方向
の画像書き込み開始位置に対する位置ずれ量を検知する
第1の検知手段(図1に示す紙位置センサ1に相当)
と、前記第1の検知手段の検知結果から得られる位置ず
れ量に基づいて、前記画像信号送出部に対する各画像記
録信号を要求するための各インデックス基準信号の出力
タイミングを補正する補正手段(図1に示す演算部4,
演算部7に相当)とを備えたものである。
【0052】本発明に係る第2の発明は、前記第1の検
知手段(図1に示す紙位置センサ1に相当)は、記録媒
体の搬送径路の基準左端からの位置ずれ量を検知するも
のである。
【0053】本発明に係る第3の発明は、前記第1の検
知手段(図4に示す紙位置センサ1,15に相当)は、
記録媒体の搬送径路の基準左端および基準右端からの位
置ずれ量を検知するものである。
【0054】本発明に係る第4の発明は、前記第1の検
知手段は、記録媒体の主走査幅よりも長状体センサ(図
2に示す紙位置センサ1に相当)で構成され、前記記録
媒体の搬送径路の基準左端からの位置ずれ量および基準
右端からの位置ずれ量とを同時に検知するものである。
【0055】本発明に係る第5の発明は、前記第1の検
知手段は、発光素子と受光素子が記録媒体の搬送路に対
向する位置関係に配置されているものである。
【0056】本発明に係る第6の発明は、前記発光素子
及び前記受光素子は、記録媒体の主走査方向に対して、
アレイ状に配置されているものである。
【0057】本発明に係る第7の発明は、前記第1の検
知手段は、発光素子から照射される光量に対して、受光
素子で検知する受光量の比率に基づいて位置ずれ量を演
算処理するものである。
【0058】本発明に係る第8の発明は、前記補正手段
は、搬送される記録媒体毎に、主走査方向に対する画像
の書込み開始位置をドット単位で補正するものである。
【0059】本発明に係る第9の発明は、前記補正手段
は、検知結果から得られる位置ずれ量に基づいて、前記
画像信号送出部に対する画像記録信号を要求するための
インデックス基準信号の出力タイミングを補正するとと
もに、前記出力タイミングに同期して前記画像信号送出
部から送出される画像記録信号をマスクするためのマス
ク信号の出力タイミングを合わせて補正するものであ
る。
【0060】本発明に係る第10の発明は、複数の給紙
口を備えたものである。
【0061】本発明に係る第11の発明は、複数色を重
ね合わせてカラー画像を形成するために各画像形成手段
により前記搬送体に転写される各色毎のレジストマーク
画像を読み取って基準色に対する他の色のレジストレー
ションずれ量を検知する第2の検知手段(図12に示す
センサ150に相当)を有し、前記補正手段は、前記第
2の検知手段により検知される基準色に対する他の色の
レジストレーションずれ量の主走査成分に基づいて、前
記画像信号送出部に対する画像記録信号を要求するため
の各色毎のインデックス基準信号の出力タイミングを補
正するものである。
【0062】本発明に係る第12の発明は、前記画像信
号送出部から送出される画像記録信号をエンジン部に出
力する前に一旦記憶する記憶手段(図示しないRAM等
の記憶手段)と、前記第2の検知手段により検知される
前記基準色に対する他の色のレジストレーションずれ量
に基づいて、前記画像信号送出部に対する画像記録信号
を要求するインデックス基準信号の出力タイミングと前
記記憶手段に対する前記画像記録信号の書き込み及び読
み出しのタイミングとを可変制御する制御手段(図7に
示すエンジン制御部171に相当)とを有するものであ
る。
【0063】本発明に係る第13の発明は、前記記憶手
段は、データ書き込み動作とデータ読み出し動作が非同
期で動作するものである。
【0064】本発明に係る第14の発明は、所定の搬送
体により搬送される記録媒体上に画像信号送出部から出
力される色別毎の画像記録信号に基づき各色画像を形成
するための複数の画像形成手段を備え、各画像形成手段
により各色画像を前記記録媒体上に重ねて多色画像を形
成可能な画像形成装置の制御方法であって、少なくとも
1つ以上の給紙口から画像転写前までにおける任意の搬
送径路途上に配置され、前記記録媒体の主走査方向の画
像書き込み開始位置に対する位置ずれ量を検知する第1
の検知工程(図9に示すステップ(1))と、前記第1
の検知工程の検知結果から得られる位置ずれ量に基づい
て、前記画像信号送出部に対する各画像記録信号を要求
するための各インデックス基準信号の出力タイミングを
補正する補正工程(図9に示すステップ(2)〜ステッ
プ(11))とを備えたものである。
【0065】本発明に係る第15の発明は、前記第1の
検知工程は、発光素子から照射される光量に対して、受
光素子で検知する受光量の比率に基づいて位置ずれ量を
演算処理するものである。
【0066】本発明に係る第16の発明は、前記補正工
程は、搬送される記録媒体毎に、主走査方向に対する画
像の書込み開始位置をドット単位で補正するものであ
る。
【0067】本発明に係る第17の発明は、前記補正工
程は、検知結果から得られる位置ずれ量に基づいて、前
記画像信号送出部に対する画像記録信号を要求するため
のインデックス基準信号の出力タイミングを補正すると
ともに、前記出力タイミングに同期して前記画像信号送
出部から送出される画像記録信号をマスクするためのマ
スク信号の出力タイミングを合わせて補正するものであ
る。
【0068】本発明に係る第18の発明は、複数色を重
ね合わせてカラー画像を形成するために各画像形成手段
により前記搬送体に転写される各色毎のレジストマーク
画像を読み取って基準色に対する他の色のレジストレー
ションずれ量を検知する第2の検知工程(図示しない)
とを有し、前記補正工程は、前記第2の検知工程により
検知される基準色に対する他の色のレジストレーション
ずれ量の主走査成分に基づいて、前記画像信号送出部に
対する画像記録信号を要求するための各色毎のインデッ
クス基準信号の出力タイミングを補正するものである。
【0069】本発明に係る第19の発明は、前記第2の
検知工程により検知される前記基準色に対する他の色の
レジストレーションずれ量に基づいて、前記画像信号送
出部に対する画像記録信号を要求するインデックス基準
信号の出力タイミングと前記画像信号送出部(図7に示
すコントローラ170に相当)から送出される画像記録
信号をエンジン部(図7に示すエンジン制御部171に
相当)に出力する前に一旦記憶する記憶手段に対する前
記画像記録信号の書き込み及び読み出しのタイミングと
を可変制御する制御工程(図示しない)とを有するもの
である。
【0070】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示す画像形成装置の要部制御構成を説
明するブロック図である。
【0071】図1において、1は紙位置センサで、給紙
口から搬送される搬送経路と垂直な主走査方向の基準左
端に対する紙位置を検知する。2はラッチ部で、図示し
ない外部からの用紙の副走査方向の基準信号(/TOP
信号)により、用紙1枚に対する主走査方向の左端位置
ずれを記憶保持する。
【0072】3は比較部で、あらかじめエンジン内部に
記憶されている搬送されてきた用紙サイズに対応する基
準左端マージン情報と、上記ラッチ部2からの出力との
比較により、基準左端マージンと搬送用紙との位置ずれ
量を比較検知する。4は演算部で、比較部3の出力であ
る用紙位置ずれ量Δxと、図示しない外部主走査始端検
知信号(/BD信号)から、コントローラ170に対す
る主走査基準タイミング信号/LSYNCKを生成す
る。
【0073】なお、演算部4はカラー画像形成装置の基
準色に対して適用されるブロックであり、本実施形態で
は黒色(K)を基準色としている。
【0074】5はセレクタで、従来例で説明したレジマ
ーク検知により、基準色に対する色レジのずれ量ΔTk
m(K色に対するM色のずれ量)、ΔTkc(K色に対
するC色のずれ量)、ΔTky(K色に対するY色のず
れ量)が入力されている。この入力信号は、色切り換え
信号(2bit)により、対応する色画像形成動作のと
きに適時選択出力する。
【0075】6は加算器で、セレクタ5からの色レジの
ずれ量と比較部3からの用紙位置ずれ量Δxを加算す
る。7は演算部で、演算部4との違いは、用紙位置ずれ
量に色レジのずれ量が追加加算されている点である。
【0076】以上のような構成により、基準色(本実施
形態では黒色(K))に対しては、搬送されてきた用紙
位置のずれ量だけ補正して、コントローラ170に対す
る主走査基準タイミング信号/LSYNCKが生成出力
される。
【0077】一方、基準色以外(第1実施形態では、
M,C,Y色)に対しては、搬送されてきた用紙位置の
ずれ量と基準色に対するレジずれ量をも考慮した補正を
行い、コントローラ170に対する主走査基準タイミン
グ信号(/LSYNCM信号,/LSYNCC信号、/
LSYNCY信号)がそれぞれ生成し、出力される。さ
らにこのような補正出力は、図示していない画像データ
転送用のクロック単位で制御できる。従って、画像の1
ドット単位で細かく制御できるようになっている。
【0078】図2は、本発明に係る画像形成装置におけ
る紙位置のずれの検知処理を説明する概略平面図であ
り、図18と同一のものには同一の符号を付してあると
ともに、従来例と同一機能については同じ符号を付与し
て説明は省略する。
【0079】図2において、1は紙位置の基準左端から
の主走査方向(用紙搬送方向とは垂直方向)の位置ずれ
を検知するセンサで、図1における符号1に相当する。
また、本実施形態では、最初に黒色の画像が用紙に形成
される場合を示し、以下、マゼンタ,シアン,イエロー
の順に各色画像が検知される用紙の位置ずれ量に基づい
て補正されるタイミングで出力されるタイミング信号に
基づいて各画像形成ステーションで転写されるものとす
る。
【0080】図3は、図2に示した紙位置センサ1とラ
ッチ部2とのデータ処理を説明するブロック図である。
【0081】図3において、10は発光素子で、例えば
黒色の搬送体に転写されて搬送される用紙を露光し、そ
の反射光が受光素子11に結像される。なお、発光素子
10と受光素子11は、基準左端近傍での主走査方向に
対する所定幅にわたり、互いに対向する位置関係でアレ
イ状に配列されているものとする。
【0082】図3に示すように、搬送されてきた用紙1
80は発光素子10と受光素子11の間を搬送する。そ
の結果、発光素子10及び受光素子11間が、搬送する
用紙180に遮光される部分と遮光されない部分が発生
する。このようなことから、発光素子10及び受光素子
10間を搬送されてくる用紙180が通過している期間
での遮光される比率かまたは遮光されない比率により、
用紙の主走査方向の位置ずれ量が検出される。
【0083】これにより、基準色の画像形成ステーショ
ンにおける主走査方向の位置ずれ量に基づいて、後続し
て色画像が重ね転写される主走査方向のタイミング信号
を調整可能となり、搬送体に用紙が転写された際に、正
常な搬送位置よりもずれて搬送される場合に、後続の色
画像の転写タイミング、特に、主走査方向の転写タイミ
ングが調整されるため、各色画像が転写される主走査方
向の開始位置を一致させることができ、色ずれなく各色
画像を転写して高品位のカラー画像を形成することがで
きる。
【0084】なお、本実施形態では、レジ合わせの基準
色は黒色(K)として説明したが、特に黒色(K)に限
定するものではなく、他色を基準色とした場合であって
も同等の効果が得られる。
【0085】さらに、用紙位置ずれ検知センサとして、
用紙を挟む位置関係に、発光素子10と受光素子11を
対向させて、発光素子10からの照射光が遮断する比率
から用紙位置ずれ量を検知したが、特にこのような手段
に限定されるものではない。例えば、発光素子10と受
光素子11を同一位置に配置し、発光素子10から用紙
に対して発光した照射光の反射比率から算出するように
しても同様な効果が得られる。
【0086】さらに、本実施形態においては、用紙位置
ずれ量の検知手段として光学センサの場合で説明した。
しかし、検知センサとしては、他に磁気的なもの、メカ
的なもの等、複数考えられるので特に光学センサに限定
されるものではない。
【0087】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
紙位置センサ1は基準左端に対する位置ずれを検知する
場合について説明したが、紙搬送途上では用紙のよれや
カール等の影響から、左右での搬送挙動が異なることも
考えられる。
【0088】そこで、基準左端に対する紙位置センサ1
に追加して、基準右端に対するずれ量を検知するセンサ
を追加して、左右における用紙位置ずれ情報をもとに主
走査方向のタイミング信号の送出タイミングを色毎に調
整する構成としてもよい。以下、その実施形態について
説明する。
【0089】図4は、本発明の第2実施形態を示す画像
形成装置の構成を説明する要部平面図であり、図2と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0090】図5は、図4に示した画像形成装置におけ
る用紙位置ずれ補正回路の一例を示すブロック図であ
り、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0091】図4、図5において、15は紙位置センサ
で、給紙口から搬送される搬送経路と垂直な主走査方向
の基準右端に対する紙位置を検知する。20ラッチ部で
は、図示しない外部からの用紙の副走査方向の基準信号
/TOPにより、用紙1枚に対する主走査方向の右端位
置ずれを記憶保持する。
【0092】21は平均化処理部で、紙位置センサ1及
び紙位置センサ15の位置ずれラッチ情報LWとラッチ
情報RWから、例えば2つの情報に対する平均化処理に
より、用紙左右でのずれ量を考慮した位置ずれ情報LR
Wを生成する。これ以外の構成については第1実施形態
と同様であるので、説明は省略する。
【0093】なお、第2実施形態では、用紙位置ずれの
左右端の位置ずれについて、左右位置ずれを検知する紙
位置センサ1,15それぞれの出力を平均化する場合を
例として説明したが、平均化処理である必要は必ずしも
なく、左右のセンサ出力に各々重み付けするようにして
位置ずれ量を算出するものであってもよい。したがっ
て、センサ出力の処理方法及び演算等については特に限
定するものではない。
【0094】〔第3実施形態〕第2実施形態では、紙位
置センサ1及び紙位置センサ15により用紙の左右端の
位置ずれを検知して、紙搬送途上では用紙のよれやカー
ル等に影響されていても、各色画像の主走査方向の書き
込みタイミングを調整する場合について説明したが、紙
位置センサ1及び紙位置センサ15を一体とするセンサ
で左右の位置ずれを検知するように構成してもよい。以
下、その実施形態について説明する。
【0095】図6は、本発明の第3実施形態を示す画像
形成装置の構成を説明する要部平面図であり、図2と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0096】図において、30は紙位置センサで、給紙
口から搬送される搬送経路と垂直な主走査方向の基準右
端および基準左端に対する紙位置を検知する。
【0097】このように図4に示した紙位置センサ1及
び紙位置センサ15を一体化した紙位置センサ30とす
ることにより、単一のセンサにより紙搬送途上では用紙
のよれやカール等に影響されていても、各色画像の主走
査方向の書き込みタイミングを調整することができる。
【0098】〔第4実施形態〕次に図7に基づいて本発
明の第4実施形態について説明する。図7で、従来例か
ら実施例3までの範囲において、同じ機能で説明済の機
能については、同一記号を付与して説明は省略する。
【0099】図7は、本発明の第4実施形態を示す画像
形成装置の制御構成を説明するブロック図であり、図1
と同一のものには同一の符号を付してある。
【0100】図において、35はBD同期部で、走査始
端検知信号(/BD信号)に対して、エンジン制御部1
71内部のシステムクロックの位相を同期化処理する。
なお、主走査体タイミングである/SBD信号とシステ
ムクロックであるPCLK信号は、非同期で入力される
走査始端検知信号/BDの立ち下がりエッジに位相が同
期した信号となっている。36はFiFo メモリで、用
紙の主走査方向1ライン分の画像データを記憶する。F
iFo メモリ36は書き込みと読み出しのタイミングが
非同期で動作できるので、エンジン制御部171とコン
トローラ170とで同期をとって動作する必要がない。
従って、FiFo メモリ36の書き込み側に対して、コ
ントローラ170はFiFo メモリ36に対し、エンジ
ン制御部171からのタイミング信号(/LSYNC信
号)と/TOP信号に基づいて、書き込みイネーブル信
号(/WE信号)に対応する画像信号(/VDOE信
号)と書き込みクロックVCLKと、例えば8ビットの
画像データ(Video「7……0」)を送出する。
【0101】一方、エンジン制御部171は、コントロ
ーラ170へのタイミング信号である/LSYNC信号
と/TOP信号のタイミングと同期した所定のタイミン
グに基づきFiFo メモリ36に、書き込み側リセット
信号(/WRRST信号)と、読み出し側リセット信号
(/RDRST信号)と出力する。また、FiFo メモ
リ36の読み出しクロックは、上記BD同期部35で説
明したPCLK信号により読み出される。図8は、図7
に示したFiFo メモリ36に対するリードライトの動
作を説明するタイミングチャートである。
【0102】図において、エンジン制御部171内で同
期化された主走査タイミング信号(/SBD信号)の立
ち下がりを基準として、所定時間(T1)後にエンジン
制御部171からコントローラ170に対して主走査基
準インデックス信号(/LSYNC信号)が出力され
る。コントローラ170への主走査基準インデックス信
号とFiFo メモリ36のリードタイミング信号(/R
DRST信号)と書き込みタイミング信号(/WRRS
T信号)をトラッキングさせて、/LSYNC1信号,
/RDRST1信号,/WRRST1信号から/LSY
NC2信号,/RDRST2信号,/WRRST2信号
の範囲にかけて可変させるものである。すなわち、Fi
Fo メモリ36の場合には、書き込み側と読み出し側が
非同期にできるので、各色毎のレジずれ量及び用紙位置
ずれ量に応じて、上記のリード、ライト信号のタイミン
グを補正することが可能である。なお、本実施形態で
は、画像データの同期制御にメモリ素子としてFiFo
メモリ36を使用する場合について説明したが、書き込
み動作と、読み出し動作が非同期であるメモリであれ
ば、とくに限定されるものではない。
【0103】以下、図9に示すフローチャートを参照し
て、本発明に係る画像形成装置における画像形成処理動
作について説明する。
【0104】図9は、本発明に係る画像形成装置におけ
る画像形成処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、コントローラ170,エンジン制御部171内のC
PUがROMまたは他の記憶媒体から読み込んで実行す
る画像処理手順に対応する。なお、(1)〜(11)は
各ステップを示す。なお、レジストマーク検知処理は既
になされ、各レジストレーション補正量がコントローラ
170内のRAM上に設定されているものとする。
【0105】先ず、画像形成処理が開始されると、ステ
ップ(1)で、図示しない給紙口より搬送体に転写され
た用紙を紙位置センサ1が検知するのを待機し、用紙を
検知したら、ステップ(2)で、RAM上に記憶される
各色毎のレジストレーション補正量を参照して、基準色
および他の色に対する主走査方向の位置ずれ(主ずれ)
量を演算して、RAM上の特定エリアに設定する。
【0106】次に、ステップ(3)で、基準色に対応す
る画像形成部で/BD信号が検知されるのを待機し、該
/BD信号がエンジン制御部171で検知されたら、ス
テップ(4)で、基準色の/LSYNC信号をコントロ
ーラ170に出力タイミングとなるのを待機し、ステッ
プ(5)で、基準色の/LSYNC信号をコントローラ
170に出力する。
【0107】そして、ステップ(6)で、コントローラ
170から出力される画像記録信号に基づいて画像記録
処理を開始する。そして、ステップ(7)で、次の画像
形成部のエンジン制御部171で/BD信号が検知され
るのを待機し、該/BD信号がエンジン制御部171で
検知されたら、ステップ(8)で、次の色の/LSYN
C信号をコントローラ170に出力タイミングとなるの
を待機し、ステップ(9)で、次の色に対応する画像形
成部のエンジン制御部171から/LSYNC信号をコ
ントローラ170に出力する。
【0108】そして、ステップ(10)で、コントロー
ラ170から出力される画像記録信号に基づいて画像記
録処理を開始する。次に、ステップ(11)で、全ての
色について画像記録処理を完了したかどうかを判断し
て、NOならばステップ(8)へ戻り、YESならば処
理を終了する。
【0109】なお、ステップ(1)で、図示しない給紙
口より搬送体に転写された用紙を紙位置センサ1が検知
するのは、上記各実施形態で詳述したように、1つのセ
ンサあるいは複数のセンサで左右それぞれの位置ずれを
検知するように構成してもよい。
【0110】上記実施形態によれば、用紙が主走査方向
にばらついた時にも常に一定な印字基準位置から印字書
き出しができるように補正できる。特にタンデム方式の
カラー画像形成装置では、4色の色レジ補正をすると同
時に、各色の印字動作ともに、常に用紙の基準書き出し
位置から書き出し動作が開始されるように補正すること
ができる。
【0111】以下、図10に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る画像形成装置で読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0112】図10は、本発明に係る画像形成装置で読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図である。
【0113】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0114】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0115】本実施形態における図9に示す機能が外部
からインストールされるプログラムによって、ホストコ
ンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その
場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶
媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶
媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給さ
れる場合でも本発明は適用されるものである。
【0116】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0117】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0118】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリ
カード,ROM,EEPROM等を用いることができ
る。
【0119】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0120】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜第19の発明によれば、検知される搬送中の用紙位置
のばらつき量と、各色毎のレジストレーションに基づく
レジずれ量とに基づいて演算される画像信号送出部に対
する各画像記録信号を要求するための各インデックス基
準信号の出力タイミングを補正することにより、複数の
給紙口から搬送されてくる様々な用紙及び用紙サイズに
対して、主走査方向の印字書き出し開始を均一にできる
ので、印字画像の均一性及び画像品質の向上が期待でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置に要
部制御構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置における紙位置のず
れの検知処理を説明する概略平面図である。
【図3】図2に示した紙位置センサとラッチ部とのデー
タ処理を説明するブロック図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明する要部平面図である。
【図5】図4に示した画像形成装置における用紙位置ず
れ補正回路の一例を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明する要部平面図である。
【図7】本発明の第4実施形態を示す画像形成装置の制
御構成を説明するブロック図である。
【図8】図7に示したFiFo メモリに対するリードラ
イトの動作を説明するタイミングチャートである。
【図9】本発明に係る画像形成装置における画像形成処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る画像形成装置で読み出し可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する図である。
【図11】従来のカラー画像形成装置の構成を説明する
断面図である。
【図12】図11に示したカラー画像形成装置における
レジストマーク検知処理動作を説明する図である。
【図13】図11に示したカラー画像形成装置における
レジストレーション補正処理回路を説明するブロック図
である。
【図14】図11に示したカラー画像形成装置における
主走査方向の画像信号の書き出しタイミングを説明する
タイミングチャートである。
【図15】図11に示したカラー画像形成装置における
主走査方向のレジずれ補正処理を説明する図である。
【図16】図11に示したカラー画像形成装置における
用紙サイズにおける有効画像域および左右端マージン域
との関係を説明する図である。
【図17】図11に示したカラー画像形成装置における
エンジン内のスキャナモータの起動により検知される主
走査始端開始の/BD信号から画像マスク信号までの関
係を示すタイミングチャートである。
【図18】図11に示したカラー画像形成装置における
用紙の左端位置通過状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 紙位置センサ 2 ラッチ部 3 比較部 4,7 演算部 5 セレクタ 6 加算部 10 発光素子 11 受光素子 15 用紙右端位置ずれ検知センサ 20 ラッチ部 21 平均化処理部 30 用紙位置ずれ検知センサアレイ 35 BD同期部 36 FiFo メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AC08 BA07 BB10 BD05 CB02 2H027 DA23 DC04 DC05 DC19 DC20 DE02 DE07 DE10 EA02 EA07 EB04 EC03 EC06 EC07 EC09 EC18 EC20 ED04 ED06 ED07 ED17 EE01 EE02 EE07 EE08 EF01 FA16 FB13 2H030 AA01 AB02 AD05 AD11 AD17 BB02 BB16 BB23 BB56 BB71

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の搬送体により搬送される記録媒体
    上に画像信号送出部から出力される色別毎の画像記録信
    号に基づき各色画像を形成するための複数の画像形成手
    段を備え、各画像形成手段により各色画像を前記記録媒
    体上に重ねて多色画像を形成可能な画像形成装置であっ
    て、 少なくとも1つ以上の給紙口から画像転写前までにおけ
    る任意の搬送径路途上に配置され、前記記録媒体の主走
    査方向の画像書き込み開始位置に対する位置ずれ量を検
    知する第1の検知手段と、 前記第1の検知手段の検知結果から得られる位置ずれ量
    に基づいて、前記画像信号送出部に対する各画像記録信
    号を要求するための各インデックス基準信号の出力タイ
    ミングを補正する補正手段と、を備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の検知手段は、記録媒体の搬送
    径路の基準左端からの位置ずれ量を検知することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の検知手段は、記録媒体の搬送
    径路の基準左端および基準右端からの位置ずれ量を検知
    することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の検知手段は、記録媒体の主走
    査幅よりも長状体センサで構成され、前記記録媒体の搬
    送径路の基準左端からの位置ずれ量および基準右端から
    の位置ずれ量とを同時に検知することを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の検知手段は、発光素子と受光
    素子が記録媒体の搬送路に対向する位置関係に配置され
    ていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記発光素子及び前記受光素子は、記録
    媒体の主走査方向に対して、アレイ状に配置されている
    ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の検知手段は、発光素子から照
    射される光量に対して、受光素子で検知する受光量の比
    率に基づいて位置ずれ量を演算処理することを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記補正手段は、搬送される記録媒体毎
    に、主走査方向に対する画像の書込み開始位置をドット
    単位で補正することを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 前記補正手段は、検知結果から得られる
    位置ずれ量に基づいて、前記画像信号送出部に対する画
    像記録信号を要求するためのインデックス基準信号の出
    力タイミングを補正するとともに、前記出力タイミング
    に同期して前記画像信号送出部から送出される画像記録
    信号をマスクするためのマスク信号の出力タイミングを
    合わせて補正することを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  10. 【請求項10】 複数の給紙口を備えることを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 複数色を重ね合わせてカラー画像を形
    成するために各画像形成手段により前記搬送体に転写さ
    れる各色毎のレジストマーク画像を読み取って基準色に
    対する他の色のレジストレーションずれ量を検知する第
    2の検知手段を有し、 前記補正手段は、前記第2の検知手段により検知される
    基準色に対する他の色のレジストレーションずれ量の主
    走査成分に基づいて、前記画像信号送出部に対する画像
    記録信号を要求するための各色毎のインデックス基準信
    号の出力タイミングを補正することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記画像信号送出部から送出される画
    像記録信号をエンジン部に出力する前に一旦記憶する記
    憶手段と、 前記第2の検知手段により検知される前記基準色に対す
    る他の色のレジストレーションずれ量に基づいて、前記
    画像信号送出部に対する画像記録信号を要求するインデ
    ックス基準信号の出力タイミングと前記記憶手段に対す
    る前記画像記録信号の書き込み及び読み出しのタイミン
    グとを可変制御する制御手段と、を有することを特徴と
    する請求項11記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記記憶手段は、データ書き込み動作
    とデータ読み出し動作が非同期で動作することを特徴と
    する請求項12記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 所定の搬送体により搬送される記録媒
    体上に画像信号送出部から出力される色別毎の画像記録
    信号に基づき各色画像を形成するための複数の画像形成
    手段を備え、各画像形成手段により各色画像を前記記録
    媒体上に重ねて多色画像を形成可能な画像形成装置の制
    御方法であって、 少なくとも1つ以上の給紙口から画像転写前までにおけ
    る任意の搬送径路途上に配置され、前記記録媒体の主走
    査方向の画像書き込み開始位置に対する位置ずれ量を検
    知する第1の検知工程と、 前記第1の検知工程の検知結果から得られる位置ずれ量
    に基づいて、前記画像信号送出部に対する各画像記録信
    号を要求するための各インデックス基準信号の出力タイ
    ミングを補正する補正工程と、を備えたことを特徴とす
    る画像形成装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記第1の検知工程は、発光素子から
    照射される光量に対して、受光素子で検知する受光量の
    比率に基づいて位置ずれ量を演算処理することを特徴と
    する請求項14記載の画像形成装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記補正工程は、搬送される記録媒体
    毎に、主走査方向に対する画像の書込み開始位置をドッ
    ト単位で補正することを特徴とする請求項14記載の画
    像形成装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記補正工程は、検知結果から得られ
    る位置ずれ量に基づいて、前記画像信号送出部に対する
    画像記録信号を要求するためのインデックス基準信号の
    出力タイミングを補正するとともに、前記出力タイミン
    グに同期して前記画像信号送出部から送出される画像記
    録信号をマスクするためのマスク信号の出力タイミング
    を合わせて補正することを特徴とする請求項14記載の
    画像形成装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 複数色を重ね合わせてカラー画像を形
    成するために各画像形成手段により前記搬送体に転写さ
    れる各色毎のレジストマーク画像を読み取って基準色に
    対する他の色のレジストレーションずれ量を検知する第
    2の検知工程を有し、 前記補正工程は、前記第2の検知工程により検知される
    基準色に対する他の色のレジストレーションずれ量の主
    走査成分に基づいて、前記画像信号送出部に対する画像
    記録信号を要求するための各色毎のインデックス基準信
    号の出力タイミングを補正することを特徴とする請求項
    18記載の画像形成装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記第2の検知工程により検知される
    前記基準色に対する他の色のレジストレーションずれ量
    に基づいて、前記画像信号送出部に対する画像記録信号
    を要求するインデックス基準信号の出力タイミングと前
    記画像信号送出部から送出される画像記録信号をエンジ
    ン部に出力する前に一旦記憶する記憶手段に対する前記
    画像記録信号の書き込み及び読み出しのタイミングとを
    可変制御する制御工程と、を有することを特徴とする請
    求項18記載の画像形成装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013050639A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及びその制御方法
US8554125B2 (en) 2009-03-17 2013-10-08 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming device and image forming method which prevents misalignment between front end of formed image and front end of sheet

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