JP2001132944A - ガスライター - Google Patents

ガスライター

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JP2001132944A
JP2001132944A JP31062199A JP31062199A JP2001132944A JP 2001132944 A JP2001132944 A JP 2001132944A JP 31062199 A JP31062199 A JP 31062199A JP 31062199 A JP31062199 A JP 31062199A JP 2001132944 A JP2001132944 A JP 2001132944A
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JP
Japan
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nozzle
lighter
side wall
air hole
cap
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JP31062199A
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English (en)
Inventor
Takayuki Suzuki
孝之 鈴木
Tetsuya Mochizuki
哲也 望月
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Tokai Corp
Original Assignee
Tokai Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズル先端がライター本体の上面から僅かに
突出し、ノズル直上に火口を形成するキャップが配設さ
れるガスライターの着火率を向上させる。 【解決手段】 内キャップ24の、ノズル直上となる位置
に火口25を形成し、放電電極突設方向に平行な両側壁部
のうちの、ライター本体上面近傍に配設される調整リン
グの回動操作部を跨ぐ方の側壁部に、回動操作のための
開口部を兼ねる空気穴26bを設けるとともに、その空気
穴26bから上方に離れる配置で空気穴26cを設け、もう片
方の側壁部には、ライター本体上面に達する配置の空気
穴26aを設け、また、放電電極側の側壁部の上部左右に
空気穴26dを設ける。そして、内キャップ24の一方の端
部側壁部には、内側に折れ曲がり、下部が噴出される燃
料ガスの流れに沿うよう折れ曲がった舌片部27を形成
し、その舌片部27にも上半部分に空気穴26eを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガスライターに
関し、特に、ノズルから噴出された燃料ガスの着火率を
向上させるためのキャップ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、使い捨て等の簡易ガスライター
として、内部に燃料ガスを充填したライター本体の上部
に、ライター本体内部に連通するガス通路を開閉して燃
料ガスの供給を制御する弁機構と、この弁機構を介して
供給される燃料ガスを噴出するノズルとからなる噴出ユ
ニットを備えるとともに、噴出ユニットのノズルから噴
出される燃料ガスを点火するために、例えば放電電圧を
発生する圧電ユニットを備えたガスライターが従来から
用いられている。このガスライターは、使用時に操作ボ
タンの押圧操作により圧電ユニットを押し下げるととも
に、レバー機構を介し噴出ユニットを作動させて、ノズ
ルから燃料ガスを噴出させ、その噴出した燃料ガスを放
電端子からの放電により着火させる。そして、燃料ガス
が継続して燃焼し、炎が出た状態で使用に供する。ま
た、使用後、操作ボタンから指を離すと、圧電ユニット
がバネの力で元に戻り、操作ボタンが元の位置に復帰す
るとともに、レバー機構が解放され、噴出ユニットが非
作動位置に復帰して燃料ガスの噴出が停まり、炎が消え
る。
【0003】また、かかる構成のガスライターにおい
て、ノズル直上に火口を形成するキャップを配設し、ノ
ズル側方の空気穴から空気を供給して、ノズルから噴出
する燃料ガスと混合させ、キャップ内で燃料ガスを着火
させて、火口より上で燃焼が継続し、火口の上に炎が出
るよう構成したものが従来から知られている。実公平2
−33012号公報に示されたライターは、その一例であっ
て、キャップの側壁に空気穴(通気孔)を設け、ノズル
近傍の噴出燃料ガス流に沿った位置にキャップと一体的
な放熱板を設けることによって、着火率の向上を図って
いる。
【0004】また、ライター使用後の残り火の完全消火
と保管中の内部部品の保護を狙って、ノズルを囲む燃焼
用のキャップ(内キャップ)の上からライター本体の上
部を被うよう開閉可能な蓋(外キャップ)を設けた蓋付
ライターが従来から知られている(特開平8−86440号公
報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】火口を形成するキャッ
プを備えたガスライターにおいては、キャップ内の着火
空間の大きさや、ノズルの位置が、着火率に影響する。
また、燃料ガスの噴出量を調整する調整リングの回動操
作部をライター本体の上面近傍に配設したものでは、調
整リングの操作位置によって通気の方向性等が変わり、
それが着火率に大きく影響する。
【0006】特に、ノズルの先端をライター本体の上面
から大きく突出させることができない場合、例えば、ラ
イター本体の上部一端にピン等によって外キャップを枢
着する蓋付ライターのように、ノズル周りのライター本
体の上面部分を大きく下げることができないという場合
には、相対的にキャップ(内キャップ)が小さくなり、
キャップ内部の着火空間が小さくなるため、ノズルの位
置や調整リングの位置の着火率に及ぼす影響が大きくな
って、着火率が悪化しやすく、また、キャップ(内キャ
ップ)に設ける空気穴の位置がノズルに対して高くなる
ため、ノズルから噴出される燃料ガスと空気との混合が
悪化して、着火率が下がる。また、そのようなライター
において、空気が入りやすいよう安易に空気穴を大きく
したり増やすだけでは、内燃え(キャップ内での燃焼)
となって、樹脂製のライター本体が高熱で変質および変
形する。
【0007】この発明は、燃料ガスを噴出するノズルの
先端がライター本体の上面から僅かに突出し、そのノズ
ル直上に火口を形成する略直方体状のキャップが配設さ
れるガスライターの着火率を向上させることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、燃料ガスを
噴出するノズルの先端がライター本体の上面から僅かに
突出し、このノズル近傍の一側上部に放電電極が配設さ
れ、上記ノズル周りに着火空間を形成するとともにノズ
ル直上に火口を形成する略直方体状のキャップが配設さ
れるガスライターにおいて、上記キャップの、上記放電
電極の突設方向に平行な両側壁部に、上記タンク本体の
上面近傍に開口する空気穴を設けるとともに、上記放電
電極側の側壁部の上部に空気穴を設け、かつ、上記ノズ
ルを挟んで上記放電電極と対向する側の側壁部に、上端
から内側に折れ曲がり、さらに下方部分が上記ノズルの
近傍において略垂直方向に折れ曲がった舌片部を形成
し、この舌片部に空気穴を設けるものである。
【0009】キャップをこのよう構成した場合、ノズル
から噴出された燃料ガスは、舌片部に遮られてノズル付
近に適度に滞留するとともに、初期着火にとって余分な
ガスは舌片部上部の空気穴から逃げ、その適度の滞留し
た燃料ガスに対し、放電電極の突設方向に平行な両側壁
部の空気穴から空気が供給され、また、放電電極と対向
する側の舌片部の空気穴から空気が供給され、舌片部の
側方からも空気が供給されて、あるいは、放電電極側の
側壁部の上部の空気穴から空気が供給され、また、それ
ら空気穴のいずれかが適宜通気孔となって、適度な通気
が得られ、その結果、着火時にキャップ内に燃料ガスが
過剰に滞留することはなく、ノズル付近に適度に滞留し
た燃料ガスが空気と良好に混合して、放電電極からの放
電によって効率良く着火し、着火時に過大な炎を上げる
ことなく、また、内燃えを起こすことなく適正に火口上
で燃焼する。また、初回着火以降、舌片部によってノズ
ル付近が暖められ、連続して点火する際の着火効率が向
上する。
【0010】また、燃料ガスの噴出量を調整する調整リ
ングの回動操作部がライター本体の上面近傍に配設され
て、放電電極の突設方向に平行な両側壁部のうちの片方
がこの回動操作部を跨ぐ場合に、この回転操作部を跨ぐ
方の側壁部には回動操作部を開閉操作するための開口部
から上方に離れた配置で空気穴を設け、もう片方の側壁
部には、ライター本体の上面に達する配置で空気穴が設
けるのが良く、そうすることにより、調整リングの操作
位置に影響されずに良好な着火率を維持するようにでき
る。
【0011】この発明は、例えば、ライター本体の上部
に、該ライター本体の上部一端に枢着されて内キャップ
の上からライター本体の上部を被う開閉可能な外キャッ
プが配設された蓋付ライターに適用するのが好適であ
る。蓋付ライターのように、構造上、ノズル周りのライ
ター本体の上面部分を大きく下げることができないた
め、キャップ内部の着火空間が小さくなり、燃料ガスと
空気との良好な混合状態が得にくい場合にも、上記構成
の採用により、良好な着火率が得られ、着火時に過大な
炎が上がるを防止でき、また、内燃えを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のガスライターの実
施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】図1は、この発明の実施の形態の一例のガ
スライターの開蓋状態の斜視図、図2は縦断面図であ
り、図3、図4、図5、図6および図7は、ガスライタ
ーの内キャップ単体の正面図、平面図、右側面図、左側
面図および縦断面図である。
【0014】このガスライターは、所謂蓋付ライター
で、燃料ガスを充填したライター本体1の上部一側に、
ライター本体1の内部に連通するガス通路を開閉して燃
料ガスの供給を制御する弁機構2と、弁機構2を介して
供給される燃料ガスを噴出するノズル3とからなる噴出
ユニットを備えるとともに、ライター本体1の上部他側
には、噴出ユニットに隣接して、点火機構を構成する圧
電ユニット4を備えている。
【0015】また、ライター本体1の上部中央には、一
端が略水平に延びてノズル3の頸部に係合し、他端が圧
電ユニット4の側で下方に延び、中央部が揺動支点とし
てライター本体1に支持された略L字状のガスレバー5
が配設されている。そして、圧電ユニット4の上部に
は、圧電ユニット4の操作に連動してノズル3を引き上
げ、弁機構2を開いてノズル3から燃料ガスを噴出させ
るよう、圧電ユニット4と共に移動してガスレバー5の
下方延設側端部を押し下げるレバー押し6が配設され、
さらに、レバー押し6を挟んで圧電ユニット4の上部に
操作ボタン7が嵌着されている。
【0016】また、ライター本体1の上部空間をノズル
3側と圧電ユニット4側とに仕切るよう、ガスレバー5
の揺動支点の上方に仕切板8が配設されている。そし
て、一端が仕切板8を貫通してノズル3の斜め上方に放
電電極を形成するよう、仕切板8に高圧リード線9が取
り付けられ、この高圧リード線9の他端は圧電ユニット
4の下端部に導かれて、一方の極に接続されている。
【0017】ライター本体1は、略直方体筒状のタンク
胴部10と、底蓋11および上蓋12とからなり、内部に形成
されたタンク室にブタン等の燃料ガスが充填されてい
る。そして、上蓋12を貫通してタンク室に芯13が挿入さ
れて、その芯13の上端が芯ホルダー14によって上蓋12に
保持されている。また、上蓋12には、芯ホルダー14の上
に、釘状固定子15に装着されたフィルター16を挟んで、
ガス通路並びに弁座を構成するノズル底17が気密に嵌着
されている。そして、ノズル底17に被さるよう上蓋12に
ノズルネジ18が螺入嵌合され、ノズルネジ18の上部外周
には、燃料ガスの噴出量を調整する調整リング19が噛合
連結され、その回動操作部がライター本体1の上面近傍
の開口部に配設されている。
【0018】ノズル3は、ノズルネジ18を貫通して軸方
向に移動可能に配設され、その上部先端にはノズルチッ
プ20が装着され、下部先端には弁ゴム21が装着されてい
る。ノズル3は、図2に示すように、先端のノズルチッ
プ20がライター本体1の上面から僅かに突出する。そし
て、ノズル3は、ノズルネジ18との間に縮設されたノズ
ルスプリング22によってノズル底17の弁座部に向けて付
勢され、常時は弁ゴム21が弁座部に着座してガス通路を
閉じ、ノズル3が引き上げられるとガス通路を開く。ま
た、調整リング19の回動操作によってノズルネジ18を回
すと、ノズル底17が上下軸方向に移動し、開弁時のノズ
ル3のリフト量が変化して、噴出量が調整される。こう
して燃料ガスの供給を制御する弁機構2が構成されてい
る。
【0019】圧電ユニット4、レバー押し6および操作
ボタン7は、一体のアッシー(組み立て体)として、ホ
ルダー23を介してライター本体1の上部に保持されてい
る。ホルダー23は、操作ボタン7を上方に突出させる開
口を備えたフランジ部と、ライター本体1上部の一側コ
ーナーに沿って下方に延設された断面円弧状の脚部とか
らなり、フランジ部が操作ボタン7の下縁の出張り部を
押さえ、ライター本体1の上端とフランジ部とが略面一
の状態となって、圧電ユニット4、レバー押し6および
操作ボタン7のアッシーを保持する。
【0020】ライター本体1の上部には、ノズル3から
噴出する燃料ガスを空気と混合させ、放電点火させて、
上方に炎を発生させるよう、ノズル3の先端周囲を被う
略直方体状で底部が開放された金属製の内キャップ24が
装着されている。内キャップ24は、ノズル3の直上とな
る位置に火口25が形成されるとともに、上部および側部
に所定の配置で空気穴26a〜26eが設けられている。
【0021】内キャップ24の、放電電極の突設方向に平
行な両側壁部には、タンク本体1の上面近傍に開口する
空気穴26aおよび26cが設けられ、放電電極側の側壁部の
上部左右に空気穴26dが設けられている。
【0022】上記放電電極の突設方向に平行な両側壁部
のうちの片方は、ライター本体1の上面近傍に配設され
た調整リング19の回動操作部を跨ぎ、この回転操作部を
跨ぐ方の側壁部には、該回動操作部を囲むライター本体
1上部の開口部と重なる配置で、回動操作部を開閉操作
するための開口部を兼ねた空気穴26bが設けられるとと
もに、該空気穴26bから上方に離れる配置で、二つに別
れたそれぞれが楕円形の空気穴26cが設けられ、一方、
もう片方の側壁部には、ライター本体1の上面に達する
配置で、空気穴26aが矩形状に大きく形成されている。
【0023】また、内キャップ24の一方の端部側壁部に
は、上端から内側に折れ曲がり、更に、下部がノズル3
の近傍において、ノズル3から噴出される燃料ガスの流
れに沿うよう折れ曲がった舌片部27が形成されている。
そして、この舌片部27にも上半部分に空気穴26eが設け
られている。
【0024】内キャップ24のもう一方の端部側壁部は、
下広がりに傾斜し、その下端がホルダー23のフランジ部
の一端に重なることによって、ホルダー23を押圧保持す
るよう構成されている。
【0025】内キャップ24には、傾斜した方の端部側壁
部を挟む左右側部に、下方に延びる一対の脚部(キャッ
プ脚部)28が設けられている。内キャップ24は、左右の
脚部28がライター本体1の上部においてタンク胴部10の
内面と上蓋12のリブ部との間に挿し込まれ、脚部28の下
端に形成されたフック29が上蓋12のリブ部端面に引っ掛
かることによってライター本体1に係止される。
【0026】また、ライター本体1の上部には、内キャ
ップ24の上からライター本体1の上部を覆う開閉可能な
外キャップ30が配設されている。外キャップ30は、一端
がライター本体1の上部一端にピン31によって枢着さ
れ、ピン31を回動支点として上下に開閉可能である。そ
して、外キャップ30は、その枢着部の下端に、スプリン
グ32によって上方に付勢された止め片33が下方から当接
し、それにより、閉蓋時には、枢着部下端のフラット面
がピン31の中心に対し外側へオフセットした方向に押圧
され、閉蓋方向のトルクによって外キャップ30が閉じた
状態に保持される。また、外キャップ30をある程度開く
と、接点が移動して、外キャップ30が枢着部下端外縁の
R面が止め片33に当たり、さらに開くと、接点がさらに
移動して、ついには、ピン31の中心に対し内側にオフセ
ットした方向に押圧される状態となり、開蓋方向のトル
クによって外キャップ30が開蓋状態に保持される。ま
た、外キャップ30の頂部内面には、内キャップ24の浮き
上がりを規制する円筒状の突起34が設けられている。
【0027】このガスライターは、上述のように内キャ
ップ24の上部および側部に空気穴26a〜26dが設けられ、
内キャップ24の一方の端部側壁部の上端から内側に折れ
曲がって、その下部が、ノズル3から噴出される燃料ガ
スの流れに沿うようさらに折れ曲げがった形状の舌片部
27が形成され、その舌片部27の上半部分に空気穴26eが
設けられていることにより、ノズル3から噴出された燃
料ガスが、舌片部27に遮られてノズル付近に適度に滞留
するとともに、初期着火にとって余分なガスは舌片部27
上部の空気穴26eから逃げ、その適度の滞留した燃料ガ
スに対し、放電電極の突設方向に平行な両側壁部の空気
穴26a、26b、26cから空気が供給され、また、放電電極
と対向する側の舌片部27の空気穴26eから空気が供給さ
れ、舌片部27の側方からも空気が供給されて、あるい
は、放電電極側の側壁部の上部の空気穴26dから空気が
供給され、また、それら空気穴26a〜26eのいずれかが適
宜通気孔となって、適度な通気が得られ、その結果、着
火時に内キャップ24内に燃料ガスが過剰に滞留すること
はなく、ノズル3付近に適度に滞留した燃料ガスが空気
と良好に混合して、放電電極からの放電によって効率良
く着火し、調整リング19の操作位置に影響されずに良好
な着火率を維持でき、また、着火時に過大な炎を上げる
ことなく、また、内燃えを起こすことなく適正に火口25
上で燃焼する。また、初回着火以降、舌片部27によって
ノズル3付近が暖められるため、連続して点火する際の
着火効率が向上する。
【0028】なお、この発明の実施の形態は上記の例に
限定されるものではなく、例えば、圧電ユニット以外の
点火機構を備えたガスライターにも適用でき、外キャッ
プを設けないガスライターにも適用でき、その他、この
発明の技術的思想を逸脱しない範囲において様々に変更
した実施の形態が可能である。
【0029】
【発明の効果】この発明のガスライターは、ノズル直上
に火口を形成するキャップの、放電電極の突設方向に平
行な両側壁部に、タンク本体の上面近傍に開口する空気
穴を設けるとともに、放電電極側の側壁部の上部に空気
穴を設け、かつ、ノズルを挟んで放電電極と対向する側
の側壁部に、上端から内側に折れ曲がり、更に下方部分
がノズルの近傍において略垂直方向に折れ曲がった舌片
部を形成し、該舌片部に空気穴を設けたことにより、ノ
ズルから噴出された燃料ガスをノズル付近に適度に滞留
させ、過剰な燃料ガスは排出して、その適度に滞留した
燃料ガスに空気を混合させて、着火率を向上させること
ができ、また、過剰な燃料ガスの滞留による初期着火の
過大な炎上や、むやみな空気の供給による内燃えを防止
できる。また、初回着火以降、舌片部によってノズル付
近が暖められるため、連続して点火する際の着火効率が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の一例のガスライターの
開蓋状態の斜視図、
【図2】この発明の実施の形態の一例のガスライターの
縦断面図、
【図3】この発明の実施の形態の一例のガスライターの
内キャップ単体の正面図、
【図4】この発明の実施の形態の一例のガスライターの
内キャップ単体の平面図、
【図5】この発明の実施の形態の一例のガスライターの
内キャップ単体の右側面図、
【図6】この発明の実施の形態の一例のガスライターの
内キャップ単体の左側面図、
【図7】この発明の実施の形態の一例のガスライターの
内キャップ単体の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ライター本体 3 ノズル 4 圧電ユニット(点火機構) 9 高圧リード線 24 内キャップ 25 火口 26a〜26e 空気穴 27 舌片部 30 外キャップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスを噴出するノズルの先端がライ
    ター本体の上面から僅かに突出し、該ノズル近傍の一側
    上部に放電電極が配設され、上記ノズル周りに着火空間
    を形成するとともにノズル直上に火口を形成する略直方
    体状のキャップが配設されるガスライターにおいて、 上記キャップの、上記放電電極の突設方向に平行な両側
    壁部に、上記タンク本体の上面近傍に開口する空気穴を
    設けるとともに、上記放電電極側の側壁部の上部に空気
    穴を設け、かつ、上記ノズルを挟んで上記放電電極と対
    向する側の側壁部に、上端から内側に折れ曲がり、更に
    下方部分が上記ノズルの近傍において略垂直方向に折れ
    曲がった舌片部を形成し、該舌片部に空気穴を設けたこ
    とを特徴とするガスライター。
  2. 【請求項2】 燃料ガスの噴出量を調整する調整リング
    の回動操作部が上記ライター本体の上面近傍に配設され
    て、上記放電電極の突設方向に平行な両側壁部のうちの
    片方が上記回動操作部を跨ぎ、この回転操作部を跨ぐ方
    の側壁部には上記回動操作部を開閉操作するための開口
    部から上方に離れた配置で空気穴が設けられ、もう片方
    の側壁部には、上記ライター本体の上面に達する配置で
    空気穴が設けられた請求項1に記載のガスライター。
  3. 【請求項3】 上記ライター本体の上部に、該ライター
    本体の上部一端に枢着されて上記内キャップの上から上
    記ライター本体の上部を被う開閉可能な外キャップが配
    設された請求項1または2に記載のガスライター。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200485452Y1 (ko) * 2017-06-24 2018-01-11 하나로인터내셔널 (주) 가스 라이터

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