JP2001132853A - メカニカルシール - Google Patents
メカニカルシールInfo
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- JP2001132853A JP2001132853A JP31487499A JP31487499A JP2001132853A JP 2001132853 A JP2001132853 A JP 2001132853A JP 31487499 A JP31487499 A JP 31487499A JP 31487499 A JP31487499 A JP 31487499A JP 2001132853 A JP2001132853 A JP 2001132853A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転軸から回転側摺動環へのトルク伝達部
等、円周方向の係合部分における摺動環の強度低下や、
摩耗を有効に抑制し得る構造とする。 【解決手段】 シールリング12の外周面に半径方向に
対して直交する平面状の被係合面12bが形成され、回
転軸3に固定されるカラー14に突設された係合突起1
42に、前記被係合面12bと半径方向に互いに対向接
触する平面状の係合面142aが形成され、前記被係合
面12bと係合面142a同士が軸方向相対移動可能に
接触することによって、回転軸3からの回転トルクがカ
ラー14を介してシールリング12に伝達される。
等、円周方向の係合部分における摺動環の強度低下や、
摩耗を有効に抑制し得る構造とする。 【解決手段】 シールリング12の外周面に半径方向に
対して直交する平面状の被係合面12bが形成され、回
転軸3に固定されるカラー14に突設された係合突起1
42に、前記被係合面12bと半径方向に互いに対向接
触する平面状の係合面142aが形成され、前記被係合
面12bと係合面142a同士が軸方向相対移動可能に
接触することによって、回転軸3からの回転トルクがカ
ラー14を介してシールリング12に伝達される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転軸の軸周を密封
するメカニカルシールであって、特に、回転側又は静止
側に対して摺動環の相対回転を防止する構造に関する。
するメカニカルシールであって、特に、回転側又は静止
側に対して摺動環の相対回転を防止する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】メカニカルシールは、回転軸からの回転
力を受けて回転軸と共に回転する回転側摺動環と、ハウ
ジング側に非回転状態に保持された静止側摺動環が、ス
プリングあるいはコイルスプリング等の軸方向付勢力に
よって、軸方向に互いに対向する端面同士が適当な面圧
で摺動することによって、軸周を密封するものである。
回転軸から回転側摺動環への回転力の伝達は、一般に、
回転軸の外周面に固定されたカラーとの係合によって行
われ、その係合構造としては従来、例えば図4に示され
るようなものが知られている。
力を受けて回転軸と共に回転する回転側摺動環と、ハウ
ジング側に非回転状態に保持された静止側摺動環が、ス
プリングあるいはコイルスプリング等の軸方向付勢力に
よって、軸方向に互いに対向する端面同士が適当な面圧
で摺動することによって、軸周を密封するものである。
回転軸から回転側摺動環への回転力の伝達は、一般に、
回転軸の外周面に固定されたカラーとの係合によって行
われ、その係合構造としては従来、例えば図4に示され
るようなものが知られている。
【0003】図4において、(A)は、カラー101か
ら軸方向に延びる角柱状の係合突起101aを、回転側
摺動環102の外周面に形成した矩形凹部102aに係
合させているものであり、また(B)は、カラー101
から延びる円筒部の内周に形成した曲面状の係合突起1
01bを、回転側摺動環102の外周面に形成した曲面
状凹部102bに係合させているものである。
ら軸方向に延びる角柱状の係合突起101aを、回転側
摺動環102の外周面に形成した矩形凹部102aに係
合させているものであり、また(B)は、カラー101
から延びる円筒部の内周に形成した曲面状の係合突起1
01bを、回転側摺動環102の外周面に形成した曲面
状凹部102bに係合させているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示され
る従来構造によれば、いずれも、回転側摺動環102の
外周面に凹部を形成しているため、その深さの分だけ回
転側摺動環102の径方向肉厚が減少し、強度が低下す
る。したがって、このような強度低下を防止するには、
摺動環102の径方向の寸法を大きなものとする必要が
あり、小型化及び軽量化を阻害していた。
る従来構造によれば、いずれも、回転側摺動環102の
外周面に凹部を形成しているため、その深さの分だけ回
転側摺動環102の径方向肉厚が減少し、強度が低下す
る。したがって、このような強度低下を防止するには、
摺動環102の径方向の寸法を大きなものとする必要が
あり、小型化及び軽量化を阻害していた。
【0005】また、上記従来構造によれば、係合突起1
01a又は10bと、凹部102a又は102bとの接
触部cの接触面積が小さいため、この部分に摩耗を生じ
やすいといった問題も指摘される。
01a又は10bと、凹部102a又は102bとの接
触部cの接触面積が小さいため、この部分に摩耗を生じ
やすいといった問題も指摘される。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
もので、その主な技術的課題とするところは、回転軸か
ら回転側摺動環へのトルク伝達部等、円周方向の係合部
分における摺動環の強度低下や、摩耗を有効に抑制し得
る構造とすることにある。
もので、その主な技術的課題とするところは、回転軸か
ら回転側摺動環へのトルク伝達部等、円周方向の係合部
分における摺動環の強度低下や、摩耗を有効に抑制し得
る構造とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題を有
効に解決するための手段として、本発明に係るメカニカ
ルシールは、摺動環の外周面に半径方向に対して直交す
る平面状の被係合面が形成され、回転側又は静止側に対
して前記摺動環の相対回転を防止する係合部材に、前記
被係合面と半径方向に互いに対向接触する平面状の係合
面が形成され、前記被係合面と係合面同士で円周方向に
係合した構造を備えるものである。
効に解決するための手段として、本発明に係るメカニカ
ルシールは、摺動環の外周面に半径方向に対して直交す
る平面状の被係合面が形成され、回転側又は静止側に対
して前記摺動環の相対回転を防止する係合部材に、前記
被係合面と半径方向に互いに対向接触する平面状の係合
面が形成され、前記被係合面と係合面同士で円周方向に
係合した構造を備えるものである。
【0008】摺動環の外周面に形成した被係合面は、半
径方向に対して直交する平面状に形成されるため、この
被係合面は、摺動環の外周面の延長面からの深さが浅い
ものであっても、係合部材の係合面との十分な接触面積
を得られ、このため摺動環の径方向肉厚の減少を小さく
すると共に、接触による前記係合面及び被係合面の摩耗
を抑えることができる。
径方向に対して直交する平面状に形成されるため、この
被係合面は、摺動環の外周面の延長面からの深さが浅い
ものであっても、係合部材の係合面との十分な接触面積
を得られ、このため摺動環の径方向肉厚の減少を小さく
すると共に、接触による前記係合面及び被係合面の摩耗
を抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るメカニカル
シール1の好ましい一実施形態を示すものである。この
図において、参照符号2は機器の軸封部のハウジング、
3はハウジング2の内周に挿通されて軸心Oの周りに回
転される回転軸である。
シール1の好ましい一実施形態を示すものである。この
図において、参照符号2は機器の軸封部のハウジング、
3はハウジング2の内周に挿通されて軸心Oの周りに回
転される回転軸である。
【0010】メカニカルシール1は、ハウジング2側に
非回転状態に配置されたメイティングリング11と、回
転軸3側に軸方向移動自在に配置されてこの回転軸3と
共に回転されるシールリング12と、このシールリング
12を前記メイティングリング11へ軸方向に押し付け
るコイルスプリング13とを備える。そして、メイティ
ングリング11とシールリング12が、軸心Oとほぼ直
交する平面をなす密封摺動面11a,12a同士で摺接
されることによって、前記ハウジング2と回転軸3との
間の軸周隙間を通じて機内の密封対象流体Sが機外(図
中右側)へ漏洩するのを防止するものである。
非回転状態に配置されたメイティングリング11と、回
転軸3側に軸方向移動自在に配置されてこの回転軸3と
共に回転されるシールリング12と、このシールリング
12を前記メイティングリング11へ軸方向に押し付け
るコイルスプリング13とを備える。そして、メイティ
ングリング11とシールリング12が、軸心Oとほぼ直
交する平面をなす密封摺動面11a,12a同士で摺接
されることによって、前記ハウジング2と回転軸3との
間の軸周隙間を通じて機内の密封対象流体Sが機外(図
中右側)へ漏洩するのを防止するものである。
【0011】詳しくは、静止側摺動環であるメイティン
グリング11は、ハウジング2の内周部に段付形成され
たシール保持部21に、Oリング22を介して密嵌され
ると共に、機外側(図中右側)の端部に形成された切欠
11bが、前記シール保持部21に打ち込まれたピン2
3と円周方向に係合することによって回り止めされ、非
回転状態に保持されている。
グリング11は、ハウジング2の内周部に段付形成され
たシール保持部21に、Oリング22を介して密嵌され
ると共に、機外側(図中右側)の端部に形成された切欠
11bが、前記シール保持部21に打ち込まれたピン2
3と円周方向に係合することによって回り止めされ、非
回転状態に保持されている。
【0012】一方、回転側摺動環であるシールリング1
2は、その内周面に形成された段部12cに保持された
Oリング15を介して、回転軸3の外周面に軸方向移動
自在に支持されており、回転軸3との回り止めは、コイ
ルスプリング13の支持手段を兼ねたカラー14を介し
てなされている。
2は、その内周面に形成された段部12cに保持された
Oリング15を介して、回転軸3の外周面に軸方向移動
自在に支持されており、回転軸3との回り止めは、コイ
ルスプリング13の支持手段を兼ねたカラー14を介し
てなされている。
【0013】図2に、シールリング12、コイルスプリ
ング13及びカラー14の関係が一層明確に示されてい
る。すなわち、カラー14には複数(図示の例では3箇
所)の螺子孔14aが円周方向等間隔で半径方向に開設
されており、これらの螺子孔14aにそれぞれねじ込ま
れたセットスクリュ141によって、回転軸3の外周面
に固定される。また、シールリング12側の面からは軸
方向に延びる複数(図示の例では9箇所)のスプリング
保持穴14bが形成されており、シールリング12をメ
イティングリング11側へ向けて弾性的に付勢するコイ
ルスプリング13は、それぞれこのスプリング保持穴1
4bに、後部を収容された状態で保持されている。
ング13及びカラー14の関係が一層明確に示されてい
る。すなわち、カラー14には複数(図示の例では3箇
所)の螺子孔14aが円周方向等間隔で半径方向に開設
されており、これらの螺子孔14aにそれぞれねじ込ま
れたセットスクリュ141によって、回転軸3の外周面
に固定される。また、シールリング12側の面からは軸
方向に延びる複数(図示の例では9箇所)のスプリング
保持穴14bが形成されており、シールリング12をメ
イティングリング11側へ向けて弾性的に付勢するコイ
ルスプリング13は、それぞれこのスプリング保持穴1
4bに、後部を収容された状態で保持されている。
【0014】シールリング12の外周面には、半径方向
に対して直交する平面状の被係合面12bが、円周方向
等間隔で複数(図示の例では3箇所)形成されている。
一方、カラー14には、シールリング12の外周部へ向
けて軸方向へ延びる係合突起142が、前記被係合面1
2bと対応する間隔で、すなわち円周方向3箇所に形成
されている。各係合突起142は、その先端側に内周側
を向いた係合面142aが形成されており、この係合面
142aは半径方向に対して直交する平面状をなし、前
記シールリング12の被係合面12bと全面が互いにほ
ぼ密接した状態で、かつ軸方向移動可能な状態で接触さ
れるようになっている。また、半径方向に投影した係合
突起142の幅w2は、前記被係合面12bの幅w1と
ほぼ等しいものとなっている。
に対して直交する平面状の被係合面12bが、円周方向
等間隔で複数(図示の例では3箇所)形成されている。
一方、カラー14には、シールリング12の外周部へ向
けて軸方向へ延びる係合突起142が、前記被係合面1
2bと対応する間隔で、すなわち円周方向3箇所に形成
されている。各係合突起142は、その先端側に内周側
を向いた係合面142aが形成されており、この係合面
142aは半径方向に対して直交する平面状をなし、前
記シールリング12の被係合面12bと全面が互いにほ
ぼ密接した状態で、かつ軸方向移動可能な状態で接触さ
れるようになっている。また、半径方向に投影した係合
突起142の幅w2は、前記被係合面12bの幅w1と
ほぼ等しいものとなっている。
【0015】カラー14における各係合突起142の基
部内周面142bは、円筒面状の凹面をなしており、こ
の基部内周面142bと、半径方向に対して直交する平
面状をなす係合面142aとの間には、段差面142c
が形成されている。シールリング12の後端面(密封摺
動面12aと反対側の面)とコイルスプリング13との
間には、コンプレッションリング16が配置されてお
り、このコンプレッションリング16の外周部には、前
記段差面142cと係合可能な突起部16aが、係合突
起142と対応する間隔で、円周方向3箇所に形成され
ている。
部内周面142bは、円筒面状の凹面をなしており、こ
の基部内周面142bと、半径方向に対して直交する平
面状をなす係合面142aとの間には、段差面142c
が形成されている。シールリング12の後端面(密封摺
動面12aと反対側の面)とコイルスプリング13との
間には、コンプレッションリング16が配置されてお
り、このコンプレッションリング16の外周部には、前
記段差面142cと係合可能な突起部16aが、係合突
起142と対応する間隔で、円周方向3箇所に形成され
ている。
【0016】コンプレッションリング16は、コイルス
プリング13の荷重をシールリング12に伝達すると共
に、シールリング12の内周段部12cからのOリング
15の抜け出しを防止するものである。また、図1に示
されるような機器への未装着状態では、このコンプレッ
ションリング16は、コイルスプリング13の伸長によ
って各外周突起部16aをカラー14の各係合突起14
2の段差面142cとの干渉位置で掛止させることがで
き、これによってコイルスプリング13がカラー14の
各スプリング保持穴14bから脱落するのを防止され
る。このため、複数のコイルスプリング13、カラー1
4及びコンプレッションスプリング16は、回転軸3へ
の未装着状態でもユニット化しておくことができる。
プリング13の荷重をシールリング12に伝達すると共
に、シールリング12の内周段部12cからのOリング
15の抜け出しを防止するものである。また、図1に示
されるような機器への未装着状態では、このコンプレッ
ションリング16は、コイルスプリング13の伸長によ
って各外周突起部16aをカラー14の各係合突起14
2の段差面142cとの干渉位置で掛止させることがで
き、これによってコイルスプリング13がカラー14の
各スプリング保持穴14bから脱落するのを防止され
る。このため、複数のコイルスプリング13、カラー1
4及びコンプレッションスプリング16は、回転軸3へ
の未装着状態でもユニット化しておくことができる。
【0017】上述の構成を備えるメカニカルシール1に
よれば、回転軸3からの回転トルクは、カラー14か
ら、その係合突起142の係合面142aと、シールリ
ング12の被係合面12bとの接触部を介してシールリ
ング12に伝達され、これによってシールリング12は
回転軸3と一体的に回転する。そして、コンプレッショ
ンリング16を介して各コイルスプリング13の軸方向
付勢力を受け、メイティングリング11に密封的に摺接
される。
よれば、回転軸3からの回転トルクは、カラー14か
ら、その係合突起142の係合面142aと、シールリ
ング12の被係合面12bとの接触部を介してシールリ
ング12に伝達され、これによってシールリング12は
回転軸3と一体的に回転する。そして、コンプレッショ
ンリング16を介して各コイルスプリング13の軸方向
付勢力を受け、メイティングリング11に密封的に摺接
される。
【0018】シールリング12に形成された被係合面1
2bは、半径方向に対して直交する平面状をなすもので
あるため、図3(A)に示されるように、シールリング
12の外周面の延長面からの深さdが浅いものであって
も、係合突起142の係合面142aとの十分大きな接
触幅w2を確保することができる。したがって、接触に
よる前記係合面142a及び被係合面12bの摩耗を抑
えることができる。しかも、シールリング12における
被係合面12bの内周側での径方向肉厚t1の減少を抑
えることができるので、シールリング12の内周面と外
周面間の径方向肉厚tを従来のものよりも小さくして
も、シールリング12の径方向肉厚及び強度を確保する
ことができる。
2bは、半径方向に対して直交する平面状をなすもので
あるため、図3(A)に示されるように、シールリング
12の外周面の延長面からの深さdが浅いものであって
も、係合突起142の係合面142aとの十分大きな接
触幅w2を確保することができる。したがって、接触に
よる前記係合面142a及び被係合面12bの摩耗を抑
えることができる。しかも、シールリング12における
被係合面12bの内周側での径方向肉厚t1の減少を抑
えることができるので、シールリング12の内周面と外
周面間の径方向肉厚tを従来のものよりも小さくして
も、シールリング12の径方向肉厚及び強度を確保する
ことができる。
【0019】またこれに伴って、図3(B)に示される
ように各係合突起142の半径方向肉厚t2をある程度
薄くしても、係合突起142の幅w2を前記被係合面1
2bの幅w1とほぼ等しくすることによって、回転トル
クに対する十分な剪断面積(剪断強度)が確保される。
このため、カラー14の外径寸法Dも小径化することが
できる。
ように各係合突起142の半径方向肉厚t2をある程度
薄くしても、係合突起142の幅w2を前記被係合面1
2bの幅w1とほぼ等しくすることによって、回転トル
クに対する十分な剪断面積(剪断強度)が確保される。
このため、カラー14の外径寸法Dも小径化することが
できる。
【0020】なお、上記実施形態においては、回転側の
摺動環であるシールリング12と、これに回転軸からの
トルクを伝達するカラー14との係合構造に本発明を適
用した場合について説明したが、静止側の摺動環である
メイティングリング11をハウジング2側に回り止めす
るための構造にも、同様に本発明を適用することができ
る。
摺動環であるシールリング12と、これに回転軸からの
トルクを伝達するカラー14との係合構造に本発明を適
用した場合について説明したが、静止側の摺動環である
メイティングリング11をハウジング2側に回り止めす
るための構造にも、同様に本発明を適用することができ
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るメカ
ニカルシールによると、摺動環の外周面に形成する被係
合面を、半径方向に対して直交する平面状とすることに
よって、係合部材の係合面との十分な接触面積を確保で
きるので、摺動環の径方向肉厚の減少を小さくすると共
に、接触による前記係合面及び被係合面の摩耗を抑える
ことができ、また、前記係合部材の半径方向の肉厚も減
少できるので、その結果メカニカルシールの半径方向の
寸法を小さくして、その低コスト化を実現できると共
に、機器の小型化にも貢献できるものである。
ニカルシールによると、摺動環の外周面に形成する被係
合面を、半径方向に対して直交する平面状とすることに
よって、係合部材の係合面との十分な接触面積を確保で
きるので、摺動環の径方向肉厚の減少を小さくすると共
に、接触による前記係合面及び被係合面の摩耗を抑える
ことができ、また、前記係合部材の半径方向の肉厚も減
少できるので、その結果メカニカルシールの半径方向の
寸法を小さくして、その低コスト化を実現できると共
に、機器の小型化にも貢献できるものである。
【図1】本発明に係るメカニカルシールの好適な一実施
形態を軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
形態を軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
【図2】上記実施形態における要部を示す分離斜視図で
ある。
ある。
【図3】上記実施形態による作用を示す説明図である。
【図4】従来技術を示す説明図である。
1 メカニカルシール 11 メイティングリング(静止側摺動環) 12 シールリング(回転側摺動環) 12b 被係合面 14 カラー 142 係合突起(係合部材) 142a 係合面 2 ハウジング(静止側) 3 回転軸(回転側)
Claims (1)
- 【請求項1】 摺動環の外周面に半径方向に対して直交
する平面状の被係合面が形成され、回転側又は静止側に
対して前記摺動環の相対回転を防止する係合部材に、前
記被係合面と半径方向に互いに対向接触する平面状の係
合面が形成され、前記被係合面と係合面同士で円周方向
に係合した構造を備えることを特徴とするメカニカルシ
ール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31487499A JP2001132853A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | メカニカルシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31487499A JP2001132853A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | メカニカルシール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001132853A true JP2001132853A (ja) | 2001-05-18 |
Family
ID=18058669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31487499A Pending JP2001132853A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | メカニカルシール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001132853A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010138824A (ja) * | 2008-12-12 | 2010-06-24 | Nakakin:Kk | ロータリーポンプ |
CN106122483A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-11-16 | 宁波天工机械密封有限公司 | 一种机械密封装置的动环座 |
CN106224553A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-14 | 宁波天工机械密封有限公司 | 一种机械密封装置 |
JP2020197258A (ja) * | 2019-06-04 | 2020-12-10 | 日本ピラー工業株式会社 | メカニカルシール |
-
1999
- 1999-11-05 JP JP31487499A patent/JP2001132853A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010138824A (ja) * | 2008-12-12 | 2010-06-24 | Nakakin:Kk | ロータリーポンプ |
CN106122483A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-11-16 | 宁波天工机械密封有限公司 | 一种机械密封装置的动环座 |
CN106224553A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-14 | 宁波天工机械密封有限公司 | 一种机械密封装置 |
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CN106122483B (zh) * | 2016-08-31 | 2018-05-15 | 宁波天工机械密封有限公司 | 一种机械密封装置的动环座 |
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