JP2001132642A - 複数圧縮機の均油システム - Google Patents

複数圧縮機の均油システム

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JP2001132642A
JP2001132642A JP32055199A JP32055199A JP2001132642A JP 2001132642 A JP2001132642 A JP 2001132642A JP 32055199 A JP32055199 A JP 32055199A JP 32055199 A JP32055199 A JP 32055199A JP 2001132642 A JP2001132642 A JP 2001132642A
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Japan
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oil
compressor
way valve
suction
shell
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JP32055199A
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English (en)
Inventor
Shunji Moriwaki
俊二 森脇
Mitsuo Ogawa
光夫 小川
Takashi Kaneko
孝 金子
Hiroshi Kitayama
浩 北山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/07Details of compressors or related parts
    • F25B2400/075Details of compressors or related parts with parallel compressors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25B2700/03Oil level

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  • Compressor (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低圧シェル方式の複数の圧縮機の油量を、適
正量に制御する。 【解決手段】 一端が圧縮機1の標準油面高さ近傍に連
通し、他端が均油管6に連通するとともに、途中に二方
弁8を有する均油支管7と、圧縮機1の吐出支管2に設
けられた吐出側逆止弁3と、圧縮機1の吸入支管4に設
けられた吸入側逆止弁5と、一端が吐出側逆止弁3より
下流側の高圧部に連通し、他端が吸入支管4における吸
入側逆止弁5より下流側に連通する第1の吐出ガスバイ
パス11とを備え、冷房或いは暖房運転中は二方弁8を
閉止し、圧縮機シェル内の油量が適正油量範囲を逸脱し
たと判断した場合に二方弁8を開口することにより、各
圧縮機の油量不足を防止し、適正量に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低圧シェル方式の
複数圧縮機の均油システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複数圧縮機の油面制御シ
ステムとしては、特開平7−318175号公報に開示
されている。
【0003】以下、図面を参照しながら上述した複数圧
縮機の均油システムについて説明する。
【0004】図7において、複数台備えられた、低圧シ
ェル方式の圧縮機1のシェルの標準油面高さ近傍には、
均油支管29が設けられ、均油支管29の一端は、均油
管6に連通している。尚、圧縮機1は本従来例では3台
接続されており、区別する場合は添字a,b,cを付け
ることにする。
【0005】次に、上記構成の複数圧縮機の均油システ
ムにおける圧縮機の均油方法について説明する。
【0006】まず、圧縮機1b,1cを停止し、圧縮機
1aを運転する。この時、均油管6を介して、圧縮機1
b,1cのシェル内の均油支管29b,29cの接続位
置よりも上にある余剰油が、圧縮機1aに移動する。し
たがって、圧縮機1b,1cの油面高さは、標準油面高
さ(均油支管の接続位置)の位置か、または、それ以下
の位置となる。また、圧縮機1aの油面高さは、標準油
面高さ以上となる。
【0007】次に、圧縮機1aを停止し、圧縮機1bを
運転する。この時、均油管6を介して、圧縮機1aのシ
ェル内の均油支管29aの接続位置よりも上にある余剰
油が、圧縮機1bに移動する。したがって、圧縮機1a
の油面高さは、標準油面高さとなる。また、圧縮機1b
の油面高さは、標準油面高さ以上となる。
【0008】次に、圧縮機1bを停止し、圧縮機1cを
運転する。この時、均油管6を介して、圧縮機1bのシ
ェル内の均油支管29aの接続位置よりも上にある余剰
油が、圧縮機1cに移動する。したがって、圧縮機1b
の油面高さは、標準油面高さとなる。また、圧縮機1
a,1bの油面高さが、標準油面高さとなったため、お
のずと、圧縮機1cの油面高さも、標準油面高さに近い
位置となる。
【0009】このように、圧縮機1台のみの強制運転を
順次実施することにより、圧縮機の油面高さを適正位置
に制御できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、複数の圧縮機に異なる容量の圧縮機が含
まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可変速圧縮機
が含まれている場合には、圧縮機が低圧シェル方式であ
るため、高容量側の圧縮機のシェル内の圧力は低くな
り、そして、低容量側の圧縮機のシェル内の圧力は高く
なる。従って、圧縮機間のシェル内の圧力差に対応する
油面差(例えば、圧力差0.01kg/cm 2で油面差
10cmに対応)が得られるまで、均油管を介して、低
容量側の圧縮機のシェル内の油が、高容量側の圧縮機の
シェル内に移動する。
【0011】この時、低容量側の圧縮機の油面高さが均
油支管接続位置より下方になっても、低容量側の圧縮機
のシェル内では回転部品により攪拌された油、或いは、
圧縮室から落下した油がミスト状となって浮遊している
ため、このミスト状の油が冷媒とともに高容量側の圧縮
機に移動してしまう。そのため、低容量側の圧縮機の油
面高さが均油管接続配管の位置より下方になっても油量
は減少し続け、やがて油量不足となり、圧縮機の損傷と
なる。
【0012】このように、複数の圧縮機に異なる容量の
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変速圧縮機が含まれている場合には、低容量側の圧縮機
の油量不足が発生するという問題があった。
【0013】また、均油管の抵抗が大きい場合(例え
ば、均油管の長さが長い場合や、均油管の立ち上がりが
大きい場合)や、低容量の圧縮機に、停止中の圧縮機か
ら油を移動する場合は、油の流量が微量となり、均油操
作を完了するまでの時間が非常に長くなる。すなわち、
圧縮機を長時間停止する必要があり、そのために不安定
な冷凍サイクルが形成され、快適性を損ねるという問題
があった。
【0014】本発明は従来の課題を解決するもので、低
圧シェル方式の複数の圧縮機を並列に使用する場合にお
いて、均油システムを簡単な構成で提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端が圧縮機
の標準油面高さ近傍に連通し、他端が均油管に連通する
とともに、途中に二方弁を有する均油支管と、前記圧縮
機の吐出支管に設けられた吐出側逆止弁と、前記圧縮機
の吸入支管に設けられた吸入側逆止弁と、一端が前記吐
出側逆止弁より下流側の高圧部に連通し、他端が前記吸
入支管における前記吸入側逆止弁より下流側に連通する
第1の吐出ガスバイパスと、前記圧縮機のシェル内の油
量を検知する油量検知手段と、前記圧縮機シェル内の油
量が適正油量範囲を逸脱したと判断した場合に前記二方
弁を開口する第1の二方弁制御手段とを備えたものであ
る。
【0016】また、他の本発明は、一端が圧縮機の標準
油面高さ近傍に連通し、他端が均油管に連通するととも
に、途中に均油管側二方弁を有する均油支管と、前記圧
縮機の吐出支管に設けられた吐出側逆止弁と、前記圧縮
機の吸入支管に設けられた吸入側逆止弁と、一端が前記
吐出側逆止弁より下流側の高圧部に連通し、他端が前記
吸入支管における前記吸入側逆止弁より下流側に連通す
るとともに、途中にガスバイパス側二方弁を有する第2
の吐出ガスバイパスと、前記圧縮機のシェル内の油量を
検知する油量検知手段と、前記圧縮機シェル内の油量が
適正油量範囲を逸脱したと判断した場合に前記ガスバイ
パス側二方弁と前記均油管側二方弁を開口する第2の二
方弁制御手段とを備えたものである。
【0017】また、他の本発明は、一端が可変速圧縮機
につながる可変速側吸入支管に連通し、他端が均油管に
連通するとともに、途中に二方弁を有する可変速側均油
支管と、一端が一定速圧縮機の標準油面高さ近傍に連通
し、他端が均油管に連通するとともに、途中に二方弁を
有する一定速側均油支管と、前記一定速圧縮機の一定速
側吐出支管に設けられた一定速吐出側逆止弁と、前記一
定速圧縮機の一定速側吸入支管に設けられた一定速吸入
側逆止弁と、一端が前記一定速吐出側逆止弁より下流側
の高圧部に連通し、他端が前記一定速圧縮機の一定速側
吸入支管における前記一定速吸入側逆止弁より下流側に
連通する第3の吐出ガスバイパスと、前記圧縮機のシェ
ル内の油量を検知する油量検知手段と、前記圧縮機シェ
ル内の油量が適正油量範囲を逸脱したと判断した場合に
前記二方弁を開口する第1の二方弁制御手段とを備えた
ものである。
【0018】また、他の本発明は、一端が可変速圧縮機
につながる可変速側吸入支管に連通し、他端が均油管に
連通するとともに、途中に均油管側二方弁を有する可変
速側均油支管と、一端が一定速圧縮機の標準油面高さ近
傍に連通し、他端が均油管に連通するとともに、途中に
均油管側二方弁を有する一定速側均油支管と、前記一定
速圧縮機の一定速側吐出支管に設けられた一定速吐出側
逆止弁と、前記一定速圧縮機の一定速側吸入支管に設け
られた一定速吸入側逆止弁と、一端が前記一定速吐出側
逆止弁より下流側の高圧部に連通し、他端が前記一定速
圧縮機の一定速側吸入支管における前記一定速吸入側逆
止弁より下流側に連通するとともに、途中にガスバイパ
ス側二方弁を有する第4の吐出ガスバイパスと、前記圧
縮機のシェル内の油量を検知する油量検知手段と、前記
圧縮機シェル内の油量が適正油量範囲を逸脱したと判断
した場合に前記ガスバイパス側二方弁と前記均油管側二
方弁を開口する第2の二方弁制御手段とを備えたもので
ある。
【0019】この本発明によれば、いかなる使用状況に
おいても、快適性を損なうことなく、確実に圧縮機のシ
ェル内の油量を適正量に制御できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数の低圧シェル方式の圧縮機を搭載した空気調和
機において、一端が圧縮機の標準油面高さ近傍に連通
し、他端が均油管に連通するとともに、途中に二方弁を
有する均油支管と、前記圧縮機の吐出支管に設けられた
吐出側逆止弁と、前記圧縮機の吸入支管に設けられた吸
入側逆止弁と、一端が前記吐出側逆止弁より下流側の高
圧部に連通し、他端が前記吸入支管における前記吸入側
逆止弁より下流側に連通する第1の吐出ガスバイパス
と、前記圧縮機のシェル内の油量を検知する油量検知手
段と、前記圧縮機シェル内の油量が適正油量範囲を逸脱
したと判断した場合に前記二方弁を開口する第1の二方
弁制御手段とを備えたものである。
【0021】この構成により、冷房或いは暖房運転中
は、前記二方弁により、均油支管は閉止されている。こ
のため、圧縮機のシェル内から、均油管に油が流入する
ことはない。
【0022】したがって、複数の圧縮機に異なる容量の
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変速圧縮機が含まれている場合でも、均油管を介して、
圧力の高い低容量側の圧縮機のシェルから、圧力の低い
高容量側の圧縮機のシェルに油が移動することがなくな
り、低容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0023】また、均油操作時は油を吐出する圧縮機は
停止し、油を吸入する圧縮機は運転するが、停止中の圧
縮機のシェル内は、吐出側逆止弁と吸入側逆止弁と第1
の吐出ガスバイパスにより高圧に保持されるため、運転
中の圧縮機とのシェル内の圧力差が大きく確保できる。
このため、油の流量が十分多くなる。
【0024】したがって、均油管の抵抗が大きい場合、
或いは低容量の圧縮機が含まれている場合でも、短時間
に且つ確実に圧縮機の油量を適正量に調整することがで
き、安定な冷凍サイクルを崩すことなく、快適性が向上
する。
【0025】本発明の請求項2に記載の発明は、複数の
低圧シェル方式の圧縮機を搭載した空気調和機におい
て、一端が圧縮機の標準油面高さ近傍に連通し、他端が
均油管に連通するとともに、途中に均油管側二方弁を有
する均油支管と、前記圧縮機の吐出支管に設けられた吐
出側逆止弁と、前記圧縮機の吸入支管に設けられた吸入
側逆止弁と、一端が前記吐出側逆止弁より下流側の高圧
部に連通し、他端が前記吸入支管における前記吸入側逆
止弁より下流側に連通するとともに、途中にガスバイパ
ス側二方弁を有する第2の吐出ガスバイパスと、前記圧
縮機のシェル内の油量を検知する油量検知手段と、前記
圧縮機シェル内の油量が適正油量範囲を逸脱したと判断
した場合に前記ガスバイパス側二方弁と前記均油管側二
方弁を開口する第2の二方弁制御手段とを備えたもので
ある。
【0026】この構成により、冷房或いは暖房運転中
は、前記均油管側二方弁により、均油支管は閉止されて
いる。このため、圧縮機のシェル内から、均油管に油が
流出することはない。
【0027】したがって、複数の圧縮機に異なる容量の
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変速圧縮機が含まれている場合でも、均油管を介して、
圧力の高い低容量側の圧縮機のシェルから、圧力の低い
高容量側の圧縮機のシェルに油が移動することがなくな
り、低容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0028】また、均油操作時は油を吐出する圧縮機は
停止し、油を吸入する圧縮機は運転するが、停止中の圧
縮機のシェル内は、吐出側逆止弁と吸入側逆止弁と第2
の吐出ガスバイパスにより高圧に保持されるため、運転
中の圧縮機とのシェル内の圧力差が大きく確保できる。
このため、油の流量が十分多くなる。
【0029】したがって、均油管の抵抗が大きい場合、
或いは低容量の圧縮機が含まれている場合でも、短時間
に且つ確実に圧縮機の油量を適正量に調整することがで
き、安定な冷凍サイクルを崩すことなく、快適性が向上
する。
【0030】また、冷房或いは暖房運転中は、前記ガス
バイパス側二方弁により、第2の吐出ガスバイパスは閉
止されている。このため、圧縮機の吐出ガスが、吸入管
にバイパスすることはない。
【0031】したがって、冷房或いは暖房運転中の吐出
ガスのバイパスによる運転効率の低下を防止できる。
【0032】本発明の請求項3に記載の発明は、可変速
圧縮機と一定速圧縮機を含む複数の低圧シェル方式の圧
縮機を搭載した空気調和機において、一端が可変速圧縮
機につながる可変速側吸入支管に連通し、他端が均油管
に連通するとともに、途中に二方弁を有する可変速側均
油支管と、一端が一定速圧縮機の標準油面高さ近傍に連
通し、他端が均油管に連通するとともに、途中に二方弁
を有する一定速側均油支管と、前記一定速圧縮機の一定
速側吐出支管に設けられた一定速吐出側逆止弁と、前記
一定速圧縮機の一定速側吸入支管に設けられた一定速吸
入側逆止弁と、一端が前記一定速吐出側逆止弁より下流
側の高圧部に連通し、他端が前記一定速圧縮機の一定速
側吸入支管における前記一定速吸入側逆止弁より下流側
に連通する第3の吐出ガスバイパスと、前記圧縮機のシ
ェル内の油量を検知する油量検知手段と、前記圧縮機シ
ェル内の油量が適正油量範囲を逸脱したと判断した場合
に前記二方弁を開口する第1の二方弁制御手段とを備え
たものである。
【0033】この構成により、冷房或いは暖房運転中
で、かつ、可変速圧縮機が低速運転中は、圧縮機のシェ
ル内から、均油管に油が流出することはない。
【0034】したがって、均油管を介した、圧力の高い
可変速圧縮機のシェルから、圧力の低い一定速圧縮機の
シェルへの油の移動を防止できるので、可変速圧縮機の
油量不足を防止できる。
【0035】また、冷房或いは暖房運転中は、前記二方
弁により、均油支管は閉止されている。このため、一定
速圧縮機のシェル内から、均油管に油が流出することは
ない。
【0036】したがって、複数の異なる容量の一定速圧
縮機が含まれている場合でも、均油管を介して、圧力の
高い低容量側の圧縮機のシェルから、圧力の低い高容量
側の圧縮機のシェルに油が移動することがなくなり、低
容量側の一定速圧縮機の油量不足を防止できる。
【0037】また一般的に、高速運転時の可変速圧縮機
は、一定速圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、
吐出冷媒の油含有率が一定速圧縮機より大きい。それに
対して、吸入配管から吸入支管を介して圧縮機へ分配さ
れる冷媒の油含有率はそれぞれ等しい。したがって、高
速運転中の可変速圧縮機では、吐出油量に対して返油量
が少なく、油量が減少していく。
【0038】しかし、冷房或いは暖房運転中に可変速圧
縮機が高速運転を行い、油量が適正油量範囲を逸脱した
場合は、前記二方弁が開口し、前記均油管を介して、圧
力の高い停止中の一定速圧縮機のシェルから、圧力の低
い可変速圧縮機のシェルに油が移動する。このため、可
変速圧縮機の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0039】また、均油操作時は油を吐出する一定速圧
縮機は停止し、油を吸入する圧縮機は運転するが、停止
中の圧縮機のシェル内は、一定速吐出側逆止弁と一定速
吸入側逆止弁と第3の吐出ガスバイパスにより高圧に保
持されるため、運転中の圧縮機とのシェル内の圧力差が
大きく確保できる。このため、油の流量が十分多くな
る。
【0040】したがって、均油管の抵抗が大きい場合、
或いは低容量の圧縮機が含まれている場合でも、短時間
に且つ確実に圧縮機の油量を適正量に調整することがで
き、安定な冷凍サイクルを崩すことなく、快適性が向上
する。
【0041】本発明の請求項4に記載の発明は、可変速
圧縮機と一定速圧縮機を含む複数の低圧シェル方式の圧
縮機を搭載した空気調和機において、一端が可変速圧縮
機につながる可変速側吸入支管に連通し、他端が均油管
に連通するとともに、途中に均油管側二方弁を有する可
変速側均油支管と、一端が一定速圧縮機の標準油面高さ
近傍に連通し、他端が均油管に連通するとともに、途中
に均油管側二方弁を有する一定速側均油支管と、前記一
定速圧縮機の一定速側吐出支管に設けられた一定速吐出
側逆止弁と、前記一定速圧縮機の一定速側吸入支管に設
けられた一定速吸入側逆止弁と、一端が前記一定速吐出
側逆止弁より下流側の高圧部に連通し、他端が前記一定
速圧縮機の一定速側吸入支管における前記一定速吸入側
逆止弁より下流側に連通するとともに、途中にガスバイ
パス側二方弁を有する第4の吐出ガスバイパスと、前記
圧縮機のシェル内の油量を検知する油量検知手段と、前
記圧縮機シェル内の油量が適正油量範囲を逸脱したと判
断した場合に前記ガスバイパス側二方弁と前記均油管側
二方弁を開口する第2の二方弁制御手段とを備えたもの
である。
【0042】この構成により、冷房或いは暖房運転中
で、かつ、可変速圧縮機が低速運転中は、圧縮機のシェ
ル内から、均油管に油が流出することはない。
【0043】したがって、均油管を介した、圧力の高い
可変速圧縮機のシェルから、圧力の低い一定速圧縮機の
シェルへの油の移動を防止できるので、可変速圧縮機の
油量不足を防止できる。
【0044】また、冷房或いは暖房運転中は、前記均油
管側二方弁により、均油支管は閉止されている。このた
め、一定速圧縮機のシェル内から、均油管に油が流出す
ることはない。
【0045】したがって、複数の異なる容量の一定速圧
縮機が含まれている場合でも、均油管を介して、圧力の
高い低容量側の圧縮機のシェルから、圧力の低い高容量
側の圧縮機のシェルに油が移動することがなくなり、低
容量側の一定速圧縮機の油量不足を防止できる。
【0046】また一般的に、高速運転時の可変速圧縮機
は、一定速圧縮機に比べ圧縮室への給油量が多いため、
吐出冷媒の油含有率が一定速圧縮機より大きい。それに
対して、吸入配管から吸入支管を介して圧縮機へ分配さ
れる冷媒の油含有率はそれぞれ等しい。したがって、高
速運転中の可変速圧縮機では、吐出油量に対して返油量
が少なく、油量が減少していく。
【0047】しかし、冷房或いは暖房運転中に可変速圧
縮機が高速運転を行い、油量が適正油量範囲を逸脱した
場合は、前記均油管側二方弁が開口し、前記均油管を介
して、圧力の高い停止中の一定速圧縮機のシェルから、
圧力の低い可変速圧縮機のシェルに油が移動する。この
ため、可変速圧縮機の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0048】また、均油操作時は油を吐出する一定速圧
縮機は停止し、油を吸入する圧縮機は運転するが、停止
中の圧縮機のシェル内は、一定速吐出側逆止弁と一定速
吸入側逆止弁と第4の吐出ガスバイパスとにより高圧に
保持されるため、運転中の圧縮機とのシェル内の圧力差
が大きく確保できる。このため、油の流量が十分多くな
る。
【0049】したがって、均油管の抵抗が大きい場合、
或いは低容量の圧縮機が含まれている場合でも、短時間
に且つ確実に圧縮機の油量を適正量に調整することがで
き、安定な冷凍サイクルを崩すことなく、快適性が向上
する。
【0050】また、冷房或いは暖房運転中は、前記ガス
バイパス側二方弁により、第4の吐出ガスバイパスは閉
止されている。このため、圧縮機の吐出ガスが、吸入管
にバイパスすることはない。
【0051】したがって、冷房或いは暖房運転中の吐出
ガスのバイパスによる運転効率の低下を防止できる。
【0052】
【実施例】以下本発明の一実施例について図1から図6
を用いて説明する。
【0053】(実施例1)本発明の実施例1について図
1〜2を用いて説明する。
【0054】図1は本発明の実施例1における複数圧縮
機の均油システムの構造図である。
【0055】図1において、1は低圧シェル方式の圧縮
機である。また、3は圧縮機1の吐出支管2に設けられ
た吐出側逆止弁である。また、5は圧縮機1の吸入支管
4に設けられた吸入側逆止弁である。
【0056】また、7は一端が圧縮機1の標準油面高さ
近傍に連通し、他端が均油管6に連通するとともに、途
中に二方弁8を有する均油支管である。
【0057】また、11は、一端が吐出側逆止弁3より
下流側の高圧部に連通し、他端が吸入支管4における吸
入側逆止弁5より下流側に連通する第1の吐出ガスバイ
パスである。
【0058】ここで、第1の二方弁制御手段9は、冷房
或いは暖房運転中に油量検知手段10によって検知され
た圧縮機1のシェル内の油量が適正油量範囲を逸脱した
と判断した場合に二方弁8を開口する。
【0059】図2は、本発明の実施例1における複数圧
縮機の均油システムの、冷房或いは暖房運転時及び均油
運転時の、二方弁7の制御方法を示すフローチャートで
ある。
【0060】図2より、冷房或いは暖房運転を開始する
と、まずステップ1では、二方弁8を閉止する。ステッ
プ2では、圧縮機1を通常運転する。ステップ3では、
油量検知手段10により各圧縮機のシェル内の油量を検
知する。
【0061】ステップ4では、ステップ3で検知した圧
縮機シェル内油量が、全圧縮機について所定の適性油量
範囲内であるとステップ1に戻り、少なくとも1台の圧
縮機の油量が所定の適正油量未満であるとステップ5に
進み、均油運転を開始する。
【0062】ステップ5では、油量が所定量未満である
圧縮機を運転し、油量が適正な圧縮機を停止する。ステ
ップ6では二方弁8を開口する。
【0063】そして、ステップ3からステップ6を繰り
返し、全圧縮機が適正油量になった時点で均油運転を終
了し、ステップ1に戻り圧縮機の通常運転(冷房或いは
暖房運転)を再開する。
【0064】この実施例によれば、冷房或いは暖房運転
中は、二方弁8が閉止していることにより、均油支管7
は閉止されている。このため、圧縮機1のシェル内か
ら、均油管6に油が流出することはない。
【0065】したがって、複数の圧縮機に異なる容量の
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変速圧縮機が含まれている場合でも、均油管6を介し
て、圧力の高い低容量側の圧縮機のシェルから、圧力の
低い高容量側の圧縮機のシェルに油が移動することがな
くなり、低容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0066】また、圧縮機の運転を長時間行うと、シス
テム滞留油の返油量の偏り等のため、圧縮機の油量にば
らつきが発生する。しかし、少なくとも1台の圧縮機の
シェル内の油量が適正油量未満になると、均油運転に突
入し、適正油量の圧縮機は停止し、適正油量未満の圧縮
機は運転する。
【0067】このときに停止中の圧縮機のシェル内は、
吐出側逆止弁3と吸入側逆止弁5と第1の吐出ガスバイ
パス11と二方弁8とにより高圧に保持され、運転中の
圧縮機とのシェル内の圧力差が大きく確保できる。そし
て、二方弁8を開口することにより、均油管6を介した
圧縮機間の油の流量を十分多くすることが可能となる。
【0068】したがって、均油管6の抵抗が大きい場
合、或いは低容量の圧縮機が含まれている場合でも、短
時間に且つ確実に圧縮機の油量が適正油量に調整され、
安定な冷凍サイクルを崩すことなく、快適性が向上す
る。
【0069】このようにして、圧縮機の油量不足を防止
でき、圧縮機の油量を適正量に制御できる。
【0070】(実施例2)本発明の実施例2について図
3〜4を用いて説明する。
【0071】図3は本発明の実施例2における複数圧縮
機の均油システムの構造図である。
【0072】図3において、1は低圧シェル方式の圧縮
機である。また、3は圧縮機1の吐出支管2に設けられ
た吐出側逆止弁である。また、5は圧縮機1の吸入支管
4に設けられた吸入側逆止弁である。
【0073】また、12は一端が圧縮機の標準油面高さ
近傍に連通し、他端が均油管6に連通するとともに、途
中に均油管側二方弁13を有する均油支管である。
【0074】また、14は、一端が吐出側逆止弁3より
下流側の高圧部に連通し、他端が吸入支管4における吸
入側逆止弁5より下流側に連通するとともに、途中にガ
スバイパス側二方弁15を有する第2の吐出ガスバイパ
スである。
【0075】ここで、第2の二方弁制御手段16は、冷
房或いは暖房運転中に油量検知手段10によって検知さ
れた圧縮機1のシェル内の油量が適性油量範囲を逸脱し
たと判断した場合にガスバイパス側二方弁15と均油管
側二方弁13を開口する。
【0076】図4は、本発明の実施例2における複数圧
縮機の均油システムの、冷房或いは暖房運転時及び均油
運転時の、均油管側二方弁13とガスバイパス側二方弁
の制御方法を示すフローチャートである。
【0077】図4より、冷房或いは暖房運転を開始する
と、まずステップ1では、ガスバイパス側二方弁16を
閉止する。ステップ2では、均油管側二方弁13を閉止
する。ステップ3では、圧縮機1を通常運転する。ステ
ップ4では、油量検知手段10により各圧縮機のシェル
内の油量を検知する。
【0078】ステップ5では、ステップ4で検知した圧
縮機シェル内油量が、全圧縮機について所定の適正油量
範囲内であるとステップ1に戻り、少なくとも1台の圧
縮機の油量が所定の適正油量未満であるとステップ6に
進み、均油運転を開始する。
【0079】ステップ6では、油量が所定量未満である
圧縮機を運転し、油量が適正な圧縮機を停止する。ステ
ップ7ではガスバイパス側二方弁16を開口する。ステ
ップ8では均油管側二方弁13を開口する。
【0080】そして、ステップ4からステップ8を繰り
返し、全圧縮機が適正油量になった時点で均油運転を終
了し、ステップ1に戻り圧縮機の通常運転(冷房或いは
暖房運転)を再開する。
【0081】この実施例によれば、冷房或いは暖房運転
中は、均油管側二方弁13が閉止していることにより、
均油支管12は閉止されている。このため、圧縮機1の
シェル内から、均油管6に油が流出することはない。
【0082】したがって、複数の圧縮機に異なる容量の
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変速圧縮機が含まれている場合でも、均油管6を介し
て、圧力の高い低容量側の圧縮機のシェルから、圧力の
低い高容量側の圧縮機のシェルに油が移動することがな
くなり、低容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0083】また、圧縮機の運転を長時間行うと、シス
テム滞留油の返油量の偏り等のため、圧縮機の油量にば
らつきが発生する。しかし、少なくとも1台の圧縮機の
シェル内の油量が適正油量未満になると、均油運転に突
入し、適正油量の圧縮機は停止し、適正油量未満の圧縮
機は運転する。そして、ガスバイパス側二方弁15が開
口する。
【0084】このときに停止中の圧縮機のシェル内は、
吐出側逆止弁3と吸入側逆止弁5と第2の吐出ガスバイ
パス14と均油管側二方弁13とにより高圧に保持さ
れ、運転中の圧縮機とのシェル内の圧力差が大きく確保
できる。そして、均油管側二方弁13を開口することに
より、均油管6を介した圧縮機間の油の流量を十分多く
することが可能となる。
【0085】したがって、均油管6の抵抗が大きい場
合、或いは低容量の圧縮機が含まれている場合でも、短
時間に且つ確実に圧縮機の油量が適正油量に調整され、
安定な冷凍サイクルを崩すことなく、快適性が向上す
る。
【0086】また、冷房或いは暖房運転中は、ガスバイ
パス側二方弁15が閉止していることにより、第2の吐
出ガスバイパス14は閉止されている。このため、圧縮
機の吐出ガスが、吸入管にバイパスすることはない。
【0087】したがって、冷房或いは暖房運転中の吐出
ガスのバイパスによる運転効率の低下を防止できる。
【0088】このようにして、圧縮機の油量不足を防止
でき、圧縮機の油量を適正量に制御できる。
【0089】(実施例3)本発明の実施例3について図
5を用いて説明する。
【0090】図5は本発明の実施例3における複数圧縮
機の均油システムの構造図である。
【0091】図5において、17は低圧シェル方式の可
変速圧縮機であり、本実施例では、インバータ圧縮機と
する。また、18は低圧シェル方式の一定速圧縮機であ
る。また、20は一定速圧縮機18の一定速側吐出支管
19に設けられた一定速吐出側逆止弁である。また、2
3は一定速圧縮機18の一定速側吸入支管22に設けら
れた一定速吸入側逆止弁である。
【0092】また、24は一端が可変速圧縮機17につ
ながる可変速側吸入支管21に連通し、他端が均油管6
に連通するとともに、途中に二方弁8を有する可変速側
均油支管である。また、25は一端が一定速圧縮機18
の標準油面高さ近傍に連通し、他端が均油管6に連通す
るとともに、途中に二方弁8を有する一定速側均油支管
である。
【0093】また、26は、一端が一定速吐出側逆止弁
20より下流側の高圧部に連通し、他端が一定速側吸入
支管22における一定速吸入側逆止弁23より下流側に
連通する第3の吐出ガスバイパスである。
【0094】ここで、第1の二方弁制御手段9は、冷房
或いは暖房運転中に油量検知手段10によって検知され
た圧縮機のシェル内の油量が適正油量範囲を逸脱したと
判断した場合に二方弁8を開口する。
【0095】尚、本発明の実施例3における冷房及び暖
房運転時及び均油運転時の、二方弁8の制御方法は、実
施例1と同様であるため省略する。
【0096】この実施例によれば、冷房或いは暖房運転
中は、二方弁8が閉止していることにより、一定速側均
油支管25は閉止されている。このため、一定速圧縮機
18のシェル内から、均油管6に油が流出することはな
い。
【0097】したがって、複数の異なる容量の一定速圧
縮機が含まれている場合でも、均油管6を介して、圧力
の高い低容量側の圧縮機のシェルから、圧力の低い高容
量側の圧縮機のシェルに油が移動することがなくなり、
低容量側の一定速圧縮機の油量不足を防止できる。
【0098】また、可変速側均油支管24は、可変速側
吸入支管21に連通しているため、可変速圧縮機17の
シェル内から、均油管6に油が流出することはない。
【0099】したがって、可変速圧縮機17が低速運転
中は、均油管6を介した、圧力の高い低容量側の可変速
圧縮機17のシェルから、圧力の低い高容量側の一定速
圧縮機18のシェルへの油の移動を防止できるので、可
変速圧縮機17の油量不足を防止できる。
【0100】また、圧縮機の運転を長時間行うと、シス
テム滞留油の返油量の偏り等のため、圧縮機の油量にば
らつきが発生する。しかし、少なくとも1台の圧縮機の
シェル内の油量が適正油量未満になると、均油運転に突
入し、適正油量の一定速圧縮機は停止し、適正油量未満
の圧縮機は運転する。
【0101】このときに停止中の一定速圧縮機のシェル
内は、一定速吐出側逆止弁20と一定速吸入側逆止弁2
3と第3の吐出ガスバイパス26と二方弁8とにより高
圧に保持され、運転中の圧縮機とのシェル内の圧力差が
大きく確保できる。そして、二方弁8を開口することに
より、均油管6を介した圧縮機間の油の流量を十分多く
することが可能となる。
【0102】したがって、均油管6の抵抗が大きい場
合、或いは低容量の圧縮機が含まれている場合でも、短
時間に且つ確実に圧縮機の油量が適正油量に調整され、
安定な冷凍サイクルを崩すことなく、快適性が向上す
る。
【0103】このようにして、圧縮機の油量不足を防止
でき、圧縮機の油量を適正量に制御できる。
【0104】(実施例4)本発明の実施例4について図
6を用いて説明する。
【0105】図6は本発明の実施例4における複数圧縮
機の均油システムの構造図である。
【0106】図6において、17は低圧シェル方式の可
変速圧縮機であり、本実施例では、インバータ圧縮機と
する。また、18は低圧シェル方式の一定速圧縮機であ
る。また、20は一定速圧縮機18の一定速側吐出支管
19に設けられた一定速吐出側逆止弁である。また、2
3は一定速圧縮機18の一定速側吸入支管22に設けら
れた一定速吸入側逆止弁である。
【0107】また、27は一端が可変速圧縮機17につ
ながる可変速側吸入支管21に連通し、他端が均油管6
に連通するとともに、途中に均油管側二方弁13を有す
る可変速側均油支管である。また、28は一端が一定速
圧縮機18の標準油面高さ近傍に連通し、他端が均油管
6に連通するとともに、途中に均油管側二方弁13を有
する一定速側均油支管である。
【0108】また、29は、一端が一定速吐出側逆止弁
20より下流側の高圧部に連通し、他端が一定速吸入支
管22における一定速吸入側逆止弁23より下流側に連
通する第4の吐出ガスバイパスである。
【0109】ここで、第2の二方弁制御手段16は、冷
房或いは暖房運転中に油量検知手段10によって検知さ
れた圧縮機のシェル内の油量が適正油量範囲を逸脱した
と判断した場合にガスバイパス側二方弁15と均油管側
二方弁13を開口する。
【0110】尚、本発明の実施例4における冷房及び暖
房運転時及び均油運転時の、ガスバイパス側二方弁15
と均油管側二方弁13の制御方法は、実施例2と同様で
あるため省略する。
【0111】この実施例によれば、冷房或いは暖房運転
中は、均油管側二方弁13が閉止していることにより、
一定速側均油支管25は閉止されている。このため、一
定速圧縮機18のシェル内から、均油管6に油が流出す
ることはない。
【0112】したがって、複数の異なる容量の一定速圧
縮機が含まれている場合でも、均油管6を介して、圧力
の高い低容量側の圧縮機のシェルから、圧力の低い高容
量側の圧縮機のシェルに油が移動することがなくなり、
低容量側の一定速圧縮機の油量不足を防止できる。
【0113】また、可変速側均油支管24は、可変速側
吸入支管21に連通しているため、可変速圧縮機17の
シェル内から、均油管6に油が流出することはない。
【0114】したがって、可変速圧縮機17が低速運転
中は、均油管6を介した、圧力の高い低容量側の可変速
圧縮機17のシェルから、圧力の低い高容量側の一定速
圧縮機18のシェルへの油の移動を防止できるので、可
変速圧縮機17の油量不足を防止できる。
【0115】また、圧縮機の運転を長時間行うと、シス
テム滞留油の返油量の偏り等のため、圧縮機の油量にば
らつきが発生する。しかし、少なくとも1台の圧縮機の
シェル内の油量が適正油量未満になると、均油運転に突
入し、適正油量の一定速圧縮機は停止し、適正油量未満
の圧縮機は運転する。
【0116】このときに停止中の一定速圧縮機のシェル
内は、一定速吐出側逆止弁20と一定速吸入側逆止弁2
3と第4の吐出ガスバイパス29と均油管側二方弁13
とにより高圧に保持され、運転中の圧縮機とのシェル内
の圧力差が大きく確保できる。
【0117】そして、均油管側二方弁13を開口するこ
とにより、均油管6を介した圧縮機間の油の流量を十分
多くすることが可能となる。
【0118】したがって、均油管6の抵抗が大きい場
合、或いは低容量の圧縮機が含まれている場合でも、短
時間に且つ確実に圧縮機の油量が適正油量に調整され、
安定な冷凍サイクルを崩すことなく、快適性が向上す
る。
【0119】また、冷房或いは暖房運転中は、ガスバイ
パス側二方弁15を閉止していることにより、第4の吐
出ガスバイパス29は閉止されている。このため、圧縮
機の吐出ガスが、吸入管にバイパスすることはない。
【0120】したがって、冷房或いは暖房運転中の吐出
ガスのバイパスによる運転効率の低下を防止できる。
【0121】このようにして、圧縮機の油量不足を防止
でき、圧縮機の油量を適正量に制御できる。
【0122】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明は、
複数の低圧シェル方式の圧縮機を搭載した空気調和機に
おいて、一端が圧縮機の標準油面高さ近傍に連通し、他
端が均油管に連通するとともに、途中に二方弁を有する
均油支管と、前記圧縮機の吐出支管に設けられた吐出側
逆止弁と、前記圧縮機の吸入支管に設けられた吸入側逆
止弁と、一端が前記吐出側逆止弁より下流側の高圧部に
連通し、他端が前記吸入支管における前記吸入側逆止弁
より下流側に連通する第1の吐出ガスバイパスと、前記
圧縮機のシェル内の油量を検知する油量検知手段と、前
記圧縮機シェル内の油量が適正油量範囲を逸脱したと判
断した場合に前記二方弁を開口する第1の二方弁制御手
段とを備えたものである。
【0123】これにより、冷房或いは暖房運転中は、前
記二方弁が閉止していることにより、前記均油支管は閉
止されている。このため、圧縮機のシェル内から、均油
管に油が流出することはない。
【0124】したがって、複数の圧縮機に異なる容量の
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変速圧縮機が含まれている場合でも、均油管6を介し
て、圧力の高い低容量側の圧縮機のシェルから、圧力の
低い高容量側の圧縮機のシェルに油が移動することがな
くなり、低容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0125】また、圧縮機の運転を長時間行うと、シス
テム滞留油の返油量の偏り等のため、圧縮機の油量にば
らつきが発生する。しかし、少なくとも1台の圧縮機の
シェル内の油量が適正油量未満になると、均油運転に突
入し、適正油量の圧縮機は停止し、適正油量未満の圧縮
機は運転する。
【0126】このときに停止中の圧縮機のシェル内は、
前記吐出側逆止弁と前記吸込側逆止弁と前記第1の吐出
ガスバイパスと前記二方弁とにより高圧に保持され、運
転中の圧縮機とのシェル内の圧力差が大きく確保でき
る。そして、前記二方弁を開口することにより、均油管
を介した圧縮機間の油の流量を十分多くすることが可能
となる。
【0127】したがって、均油管の抵抗が大きい場合、
或いは低容量の圧縮機が含まれている場合でも、短時間
に且つ確実に圧縮機の油量が適正油量に調整され、安定
な冷凍サイクルを崩すことなく、快適性が向上する。
【0128】このようにして、圧縮機の油量不足を防止
でき、圧縮機の油量を適正量に制御できる。
【0129】また、請求項2に記載の発明は、複数の低
圧シェル方式の圧縮機を搭載した空気調和機において、
一端が圧縮機の標準油面高さ近傍に連通し、他端が均油
管に連通するとともに、途中に均油管側二方弁を有する
均油支管と、前記圧縮機の吐出支管に設けられた吐出側
逆止弁と、前記圧縮機の吸入支管に設けられた吸入側逆
止弁と、一端が前記吐出側逆止弁より下流側の高圧部に
連通し、他端が前記吸入支管における前記吸入側逆止弁
より下流側に連通するとともに、途中にガスバイパス側
二方弁を有する第2の吐出ガスバイパスと、前記圧縮機
のシェル内の油量を検知する油量検知手段と、前記圧縮
機シェル内の油量が適正油量範囲を逸脱したと判断した
場合に前記ガスバイパス側二方弁と前記均油管側二方弁
を開口する第2の二方弁制御手段とを備えたものであ
る。
【0130】これにより、冷房或いは暖房運転中は、前
記均油管側二方弁が閉止していることにより、前記均油
支管は閉止されている。このため、圧縮機のシェル内か
ら、均油管に油が流出することはない。
【0131】したがって、複数の圧縮機に異なる容量の
圧縮機が含まれている場合、或いは、複数の圧縮機に可
変速圧縮機が含まれている場合でも、均油管を介して、
圧力の高い低容量側の圧縮機のシェルから、圧力の低い
高容量側の圧縮機のシェルに油が移動することがなくな
り、低容量側の圧縮機の油量不足を防止できる。
【0132】また、圧縮機の運転を長時間行うと、シス
テム滞留油の返油量の偏り等のため、圧縮機の油量にば
らつきが発生する。しかし、少なくとも1台の圧縮機の
シェル内の油量が適正油量未満になると、均油運転に突
入し、適正油量の圧縮機は停止し、適正油量未満の圧縮
機は運転する。そして、前記ガスバイパス側二方弁が開
口する。
【0133】このときに停止中の圧縮機のシェル内は、
前記吐出側逆止弁と前記吸入側逆止弁と前記第2の吐出
ガスバイパスと前記均油管側二方弁とにより高圧に保持
され、運転中の圧縮機とのシェル内の圧力差が大きく確
保できる。そして、前記均油管側二方弁を開口すること
により、均油管を介した圧縮機間の油の流量を十分多く
することが可能となる。
【0134】したがって、均油管の抵抗が大きい場合、
或いは低容量の圧縮機が含まれている場合でも、短時間
に且つ確実に圧縮機の油量が適正油量に調整され、安定
な冷凍サイクルを崩すことなく、快適性が向上する。
【0135】さらに、冷房或いは暖房運転中は、前記ガ
スバイパス側二方弁が閉止していることにより、前記第
2の吐出ガスバイパスは閉止されている。このため、圧
縮機の吐出ガスが、吸入管にバイパスすることはない。
【0136】したがって、冷房或いは暖房運転中の吐出
ガスのバイパスによる運転効率の低下を防止できる。
【0137】このようにして、圧縮機の油量不足を防止
でき、圧縮機の油量を適正量に制御できる。
【0138】また、請求項3に記載の発明は、可変速圧
縮機と一定速圧縮機を含む複数の低圧シェル方式の圧縮
機を搭載した空気調和機において、一端が可変速圧縮機
につながる可変速側吸入支管に連通し、他端が均油管に
連通するとともに、途中に二方弁を有する可変速側均油
支管と、一端が一定速圧縮機の標準油面高さ近傍に連通
し、他端が均油管に連通するとともに、途中に二方弁を
有する一定速側均油支管と、前記一定速圧縮機の一定速
側吐出支管に設けられた一定速吐出側逆止弁と、前記一
定速圧縮機の一定速側吸入支管に設けられた一定速吸入
側逆止弁と、一端が前記一定速吐出側逆止弁より下流側
の高圧部に連通し、他端が前記一定速圧縮機の一定速側
吸入支管における前記一定速吸入側逆止弁より下流側に
連通する第3の吐出ガスバイパスと、前記圧縮機のシェ
ル内の油量を検知する油量検知手段と、前記圧縮機シェ
ル内の油量が適正油量範囲を逸脱したと判断した場合に
前記二方弁を開口する第1の二方弁制御手段とを備えた
ものである。
【0139】これにより、冷房或いは暖房運転中は、前
記二方弁が閉止していることにより、前記一定速側均油
支管は閉止されている。このため、一定速圧縮機のシェ
ル内から、均油管6に流出することはない。
【0140】したがって、複数の異なる容量の一定速圧
縮機が含まれている場合でも、均油管を介して、圧力の
高い低容量側圧縮機のシェルから、圧力の低い高容量側
の圧縮機のシェルに油が移動することがなくなり、低容
量側の一定速圧縮機の油量不足を防止できる。
【0141】また、前記可変速側均油支管は、前記可変
速側吸入支管に連通しているため、可変速圧縮機のシェ
ル内から、均油管に流出することはない。
【0142】したがって、可変速圧縮機が低速運転中
は、均油管を介した、圧力の高い低容量側の可変速圧縮
機のシェルから、圧力の低い高容量側の一定速圧縮機の
シェルへの油の移動を防止できるので、可変速圧縮機の
油量不足を防止できる。
【0143】また、圧縮機の運転を長時間行うと、シス
テム滞留油の返油量の偏り等のため、圧縮機の油量にば
らつきが発生する。しかし、少なくとも1台の圧縮機の
シェル内の油量が適正油量未満になると、均油運転に突
入し、適正油量の一定速圧縮機は停止し、適正油量未満
の圧縮機は運転する。
【0144】このときに停止中の一定速圧縮機のシェル
内は、前記一定速吐出側逆止弁と前記一定速吸入側逆止
弁と前記第3の吐出ガスバイパスと前記二方弁とにより
高圧に保持され、運転中の圧縮機とのシェル内の圧力差
が大きく確保できる。そして、前記二方弁を開口するこ
とにより、均油管を介した圧縮機間の油の流量を十分多
くすることが可能となる。
【0145】したがって、均油管の抵抗が大きい場合、
或いは低容量の圧縮機が含まれている場合でも、短時間
に且つ確実に圧縮機の油量が適正油量に調整され、安定
な冷凍サイクルを崩すことなく、快適性が向上する。
【0146】さらに、前記可変速側均油支管は、前記可
変速側吸入支管に連通しているため、可変速圧縮機のシ
ェルに均油支管接続口の加工が必要なく、圧縮機製造コ
ストが低減できるとともに、圧縮機1台のみを搭載する
空気調和機との圧縮機の共有化が行える。
【0147】このようにして、圧縮機の油量不足を防止
でき、圧縮機の油量を適正量に制御できる。
【0148】また、請求項4に記載の発明は、可変速圧
縮機と一定速圧縮機を含む複数の低圧シェル方式の圧縮
機を搭載した空気調和機において、一端が可変速圧縮機
につながる可変速側吸入支管に連通し、他端が均油管に
連通するとともに、途中に均油管側二方弁を有する可変
速側均油支管と、一端が一定速圧縮機の標準油面高さ近
傍に連通し、他端が均油管に連通するとともに、途中に
均油管側二方弁を有する一定速側均油支管と、前記一定
速圧縮機の一定速側吐出支管に設けられた一定速吐出側
逆止弁と、前記一定速圧縮機の一定速側吸入支管に設け
られた一定速吸入側逆止弁と、一端が前記一定速吐出側
逆止弁より下流側の高圧部に連通し、他端が前記一定速
圧縮機の一定速側吸入支管における前記一定速吸入側逆
止弁より下流側に連通するとともに、途中にガスバイパ
ス側二方弁を有する第4の吐出ガスバイパスと、前記圧
縮機のシェル内の油量を検知する油量検知手段と、前記
圧縮機シェル内の油量が適正油量範囲を逸脱したと判断
した場合に前記ガスバイパス側二方弁と前記均油管側二
方弁を開口する第2の二方弁制御手段とを備えたもので
ある。
【0149】これにより、冷房或いは暖房運転中は、前
記均油管側二方弁が閉止していることにより、前記一定
速側均油支管は閉止されている。このため、一定速圧縮
機のシェル内から、均油管に油が流出することはない。
【0150】したがって、複数の異なる容量の一定速圧
縮機が含まれている場合でも、均油管を介して、圧力の
高い低容量側の圧縮機のシェルから、圧力の低い高容量
側の圧縮機のシェルに油が移動することがなくなり、低
容量側の一定速圧縮機の油量不足を防止できる。
【0151】また、前記可変速側均油支管は、前記可変
速側吸入支管に連通しているため、可変速圧縮機のシェ
ル内から、均油管に油が流出することはない。
【0152】したがって、可変速圧縮機が低速運転中
は、均油管を介した、圧力の高い低容量側の可変速圧縮
機のシェルから、圧力の低い高容量側の一定速圧縮機の
シェルへの油の移動を防止できるので、可変速圧縮機の
油量不足を防止できる。
【0153】また、圧縮機の運転を長時間行うと、シス
テム滞留油の返油量の偏り等のため、圧縮機の油量にば
らつきが発生する。しかし、少なくとも1台の圧縮機の
シェル内の油量が適正油量未満になると、均油運転に突
入し、適正油量の一定速圧縮機は停止し、適正油量未満
の圧縮機は運転する。
【0154】このときに停止中の一定速圧縮機のシェル
内は、前記一定速吐出側逆止弁と前記一定速吸入側逆止
弁と前記第4の吐出ガスバイパスと前記均油管側二方弁
とにより高圧に保持され、運転中の圧縮機とのシェル内
の圧力差が大きく確保できる。そして、前記均油管側二
方弁を開口することにより、均油管を介した圧縮機間の
油の流量を十分多くすることが可能となる。
【0155】したがって、均油管の抵抗が大きい場合、
或いは低容量の圧縮機が含まれている場合でも、短時間
に且つ確実に圧縮機の油量が適正油量に調整され、安定
な冷凍サイクルを崩すことなく、快適性が向上する。
【0156】また、冷房或いは暖房運転中は、前記ガス
バイパス側二方弁が閉止していることにより、前記第4
の吐出ガスバイパスは閉止されている。このため、圧縮
機の吐出ガスが、吸入管にバイパスすることはない。
【0157】したがって、冷房或いは暖房運転中の吐出
ガスのバイパスによる運転効率の低下を防止できる。
【0158】さらに、前記可変速側均油支管は、前記可
変速側吸入支管に連通しているため、可変速圧縮機のシ
ェルに均油支管接続口の加工が必要なく、圧縮機製造コ
ストが低減できるとともに、圧縮機1台のみを搭載する
空気調和機との圧縮機の共有化が行える。
【0159】このようにして、圧縮機の油量不足を防止
でき、圧縮機の油量を適正量に制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における複数圧縮機の均油シ
ステムの構造図
【図2】本発明の実施例1における複数圧縮機の均油シ
ステムの二方弁の冷房或いは暖房運転時及び均油運転時
の制御方法を示すフローチャート
【図3】本発明の実施例2における複数圧縮機の均油シ
ステムの構造図
【図4】本発明の実施例2における複数圧縮機の均油シ
ステムの均油管側二方弁とガスバイパス側二方弁の冷房
或いは暖房運転時及び均油運転時の制御方法を示すフロ
ーチャート
【図5】本発明の実施例3における複数圧縮機の均油シ
ステムの構造図
【図6】本発明の実施例4における複数圧縮機の均油シ
ステムの構造図
【図7】従来の複数圧縮機の均油システムの構造図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 吐出支管 3 吐出側逆止弁 4 吸入支管 5 吸入側逆止弁 6 均油管 7,12 均油支管 8 二方弁 9 第1の二方弁制御手段 10 油量検知手段 11 第1の吐出ガスバイパス 13 均油管側二方弁 14 第2の吐出ガスバイパス 15 ガスバイパス側二方弁 16 第2の二方弁制御手段 17 可変速圧縮機 18 一定速圧縮機 19 一定速側吐出支管 20 一定速吐出側逆止弁 21 可変速側吸入支管 22 一定速側吸入支管 23 一定速吸入側逆止弁 24,27 可変速側均油支管 25,28 一定速側均油支管 26 第3の吐出ガスバイパス 29 第4の吐出ガスバイパス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 孝 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 北山 浩 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AB02 AC03 BD03 BD12 CD05 3H076 AA00 AA39 BB17 BB31 CC44 CC77

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の低圧シェル方式の圧縮機を搭載し
    た空気調和機において、一端が圧縮機の標準油面高さ近
    傍に連通し、他端が均油管に連通するとともに、途中に
    二方弁を有する均油支管と、前記圧縮機の吐出支管に設
    けられた吐出側逆止弁と、前記圧縮機の吸入支管に設け
    られた吸入側逆止弁と、一端が前記吐出側逆止弁より下
    流側の高圧部に連通し、他端が前記吸入支管における前
    記吸入側逆止弁より下流側に連通する第1の吐出ガスバ
    イパスと、前記圧縮機のシェル内の油量を検知する油量
    検知手段と、前記圧縮機シェル内の油量が適正油量範囲
    を逸脱したと判断した場合に前記二方弁を開口する第1
    の二方弁制御手段とを備えた複数圧縮機の均油システ
    ム。
  2. 【請求項2】 複数の低圧シェル方式の圧縮機を搭載し
    た空気調和機において、一端が圧縮機の標準油面高さ近
    傍に連通し、他端が均油管に連通するとともに、途中に
    均油管側二方弁を有する均油支管と、前記圧縮機の吐出
    支管に設けられた吐出側逆止弁と、前記圧縮機の吸入支
    管に設けられた吸入側逆止弁と、一端が前記吐出側逆止
    弁より下流側の高圧部に連通し、他端が前記吸入支管に
    おける前記吸入側逆止弁より下流側に連通するととも
    に、途中にガスバイパス側二方弁を有する第2の吐出ガ
    スバイパスと、前記圧縮機のシェル内の油量を検知する
    油量検知手段と、前記圧縮機シェル内の油量が適正油量
    範囲を逸脱したと判断した場合に前記ガスバイパス側二
    方弁と前記均油管側二方弁を開口する第2の二方弁制御
    手段とを備えた複数圧縮機の均油システム。
  3. 【請求項3】 可変速圧縮機と一定速圧縮機を含む複数
    の低圧シェル方式の圧縮機を搭載した空気調和機におい
    て、一端が可変速圧縮機につながる可変速側吸入支管に
    連通し、他端が均油管に連通するとともに、途中に二方
    弁を有する可変速側均油支管と、一端が一定速圧縮機の
    標準油面高さ近傍に連通し、他端が均油管に連通すると
    ともに、途中に二方弁を有する一定速側均油支管と、前
    記一定速圧縮機の一定速側吐出支管に設けられた一定速
    吐出側逆止弁と、前記一定速圧縮機の一定速側吸入支管
    に設けられた一定速吸入側逆止弁と、一端が前記一定速
    吐出側逆止弁より下流側の高圧部に連通し、他端が前記
    一定速圧縮機の一定速側吸入支管における前記一定速吸
    入側逆止弁より下流側に連通する第3の吐出ガスバイパ
    スと、前記圧縮機のシェル内の油量を検知する油量検知
    手段と、前記圧縮機シェル内の油量が適正油量範囲を逸
    脱したと判断した場合に前記二方弁を開口する第1の二
    方弁制御手段とを備えた複数圧縮機の均油システム。
  4. 【請求項4】 可変速圧縮機と一定速圧縮機を含む複数
    の低圧シェル方式の圧縮機を搭載した空気調和機におい
    て、一端が可変速圧縮機につながる可変速側吸入支管に
    連通し、他端が均油管に連通するとともに、途中に均油
    管側二方弁を有する可変速側均油支管と、一端が一定速
    圧縮機の標準油面高さ近傍に連通し、他端が均油管に連
    通するとともに、途中に均油管側二方弁を有する一定速
    側均油支管と、前記一定速圧縮機の一定速側吐出支管に
    設けられた一定速吐出側逆止弁と、前記一定速圧縮機の
    一定速側吸入支管に設けられた一定速吸入側逆止弁と、
    一端が前記一定速吐出側逆止弁より下流側の高圧部に連
    通し、他端が前記一定速圧縮機の一定速側吸入支管にお
    ける前記一定速吸入側逆止弁より下流側に連通するとと
    もに、途中にガスバイパス側二方弁を有する第4の吐出
    ガスバイパスと、前記圧縮機のシェル内の油量を検知す
    る油量検知手段と、前記圧縮機シェル内の油量が適正油
    量範囲を逸脱したと判断した場合に前記ガスバイパス側
    二方弁と前記均油管側二方弁をを開口する第2の二方弁
    制御手段とを備えた複数圧縮機の均油システム。
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