JP2001132325A - 車両用開閉体の開閉装置 - Google Patents

車両用開閉体の開閉装置

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JP2001132325A
JP2001132325A JP31036799A JP31036799A JP2001132325A JP 2001132325 A JP2001132325 A JP 2001132325A JP 31036799 A JP31036799 A JP 31036799A JP 31036799 A JP31036799 A JP 31036799A JP 2001132325 A JP2001132325 A JP 2001132325A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、開閉体を全閉位置と全開位置
との間の任意の中間位置に停止させることができるよう
にする。 【解決手段】 車体に上下方向に開閉可能に支持された
開閉体1を、駆動手段5により開閉しうるようにした車
両用開閉体の開閉装置において、適所に設けた停止用の
操作スイッチ19と、この操スイッチ19の作動によ
り、開閉体1を、全閉位置と全開位置との間の任意の中
間位置において停止させ、かつ保持する制動手段11と
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の後部ドア等
のように上下に開閉する開閉体を、駆動手段により開閉
させるようにした車両用開閉体の開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワゴン車等の後端部において上下
に開閉するように設けられた後部ドアは、その下端部が
後方に大きく突出するように円弧を描きながら開くよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、車両の荷物
室に荷物の出し入れを行う場合、車両後方に障害物があ
って、後部ドアを大きく開放することができないときに
は、後部ドアを、障害物にぶつからない程度に開けて、
自重により閉じたり、ガスステーの付勢力により開いた
りしないように、作業者は、後部ドアを押さえながら作
業をしなければならない。
【0004】また、従来のモータ等の駆動源により後部
ドアを自動的に開閉させるようにした開閉装置は、ドア
開閉を自動で行いうる利便性はあるものの、後部ドアを
全閉位置と全開位置との間の任意の中間位置に停止させ
ることができないため、上述のように車両後方に障害物
がある場合には、荷物の出し入れができない問題がある
(例えば、実開平6−71852号公報参照)。
【0005】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、簡単な構成で、開閉体を全閉位置と全
開位置との間の任意の中間位置に停止させ、かつ保持す
ることができるようにした車両用開閉体の開閉装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 車体に上下方向に開閉可能に支持された開閉体
を、駆動手段により開閉しうるようにした車両用開閉体
の開閉装置において、停止用の操作スイッチと、前記操
作スイッチの作動により、前記開閉体を、全閉位置と全
開位置との間の任意の中間位置において停止させ、かつ
保持する制動手段とを設ける。
【0007】(2) 上記(1)項において、駆動手段を、
正逆回転可能なモータと、該モータの回転を減速して出
力部に伝達する減速機構と、該減速機構の出力部の回転
力により開閉体を開閉させる開閉機構と、前記モータか
ら開閉機構までの動力伝達経路の途中に設けられ、前記
動力伝達経路を断続するクラッチとを備えるものとし、
かつ制動手段を、前記モータの作動の停止中に、前記ク
ラッチを接続させたときの前記動力伝達経路により形成
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面に基づいて説明する。図1において、(1)は、ワゴン
車等の車両のルーフ(2)の後端部に、左右方向を向くヒ
ンジ軸(3)をもって枢着され、車両の後端開口部を閉塞
する全閉位置(A)と、後上方に開いた全開位置(B)とに
開閉可能な開閉体をなす後部のドア、(4)は、ドア(1)
と車体との間に伸縮自在に設けられ、ドア(1)に開扉方
向への付勢力を付与して、ドア(1)を全開位置に保持可
能なガスステーである。
【0009】(5)は、ルーフ(2)の内側に固定され、後
述する開閉機構(10)を介してドア(1)に連結された駆動
手段で、後述する操作スイッチ(19)の操作により電源が
供給されて駆動し、ドア(1)を自動開閉させるものであ
る。
【0010】ドア(1)の下端部中央には、車体側に固着
されたストライカ(図示略)に係合することによって、ド
ア(1)を全閉状態に拘束するドアロック(図示略)と、ド
アロックとストライカとの係合を解除させる電動式のア
クチュエータ(図示略)と、ストライカにドアロックが辛
うじて係合したハーフラッチ状態になったとき、ストラ
イカがドアロックに完全に係合するフルラッチ状態まで
ドアロックを閉め込む方向に強制的に作動させる電動式
のクロージャ(図示略)とを備えるロックシステム(6)が
装着されている。
【0011】駆動手段(5)は、図2及び図3に示すよう
に、正逆回転可能なモータ(7)と、モータ(7)の出力軸
(7a)の回転を減速して出力部に伝達する減速機構(8)
と、減速機構(8)の出力部の回転力により、ドア(1)を
開閉させる開閉機構(10)と、モータ(7)の出力軸(7a)か
ら開閉機構(10)までの動力伝達経路の途中に設けられ、
その経路を断続するクラッチ(9)とを備えている。
【0012】減速機構(8)は、具体的には、モータ(7)
の出力軸(7a)に固着されたウォーム(7b)に噛合し、かつ
クラッチ(9)の入力軸(9a)に固嵌されたウォームホイー
ル(8a)と、クラッチ(9)の出力軸(9b)に固嵌されたピニ
オン(8b)と、このピニオン(8b)に噛合する大径歯車(8c)
とからなっている。
【0013】モータ(7)の作動を停止させ、かつクラッ
チ(9)を接続させたときにおける開閉機構(10)側からク
ラッチ(9)を経て、モータ(7)の出力軸(7a)に至るまで
の動力伝達経路により、ドア(1)を全閉位置と全開位置
との間の任意の中間位置において停止させ、かつその位
置で保持する制動手段(11)が形成されている。
【0014】このような制動手段(11)に換えて、または
それと併設するようにして、例えば後述するプーリ(12)
(14)の回転を機械的に制動する公知のブレーキ(図示略)
を設けてもよい。
【0015】クラッチ(9)は、常時はモータ(7)から開
閉機構(10)までの動力伝達経路の連係を断っており、電
源が供給されることにより、動力伝達経路を接続して、
モータ(7)の回転を開閉機構(10)に伝達することができ
るようになっている。
【0016】開閉機構(10)は、車体に設けられた前後方
向を向く基板(13)の後部に枢支され、かつ大径歯車(8c)
と一体的に連結されて、正逆回転可能な駆動プーリ(12)
と、基板(13)の前端部に枢着された従動プーリ(14)と、
駆動プーリ(12)と従動プーリ(14)とに掛け回された無端
のベルト(15)とからなっている。ベルト(15)は、その内
面に平歯状の凹凸が形成されたタイミングベルトとする
のが好ましい。
【0017】ベルト(15)の下側走行路には、前後方向を
向くリンク(16)の前端部が、連結具(16a)により連結さ
れている。リンク(16)は、駆動プーリ(12)と従動プーリ
(14)との間において、ベルト(15)とともに、図3に示す
実線で示す閉扉位置と想像線で示す全開位置とにほぼ直
線移動可能であり、その後端部は、ドア(1)の上部前面
に枢着されている。
【0018】ドア(1)が全閉位置(A)にあるとき、モー
タ(7)及びクラッチ(9)に電源が供給されて、モータ
(7)が正転すると、減速機構(8)、クラッチ(9)、駆動
プーリ(12)を介して、リンク(16)は閉扉位置から開扉位
置に向けて移動し、ドア(1)は、リンク(16)を介して後
方に押され、ヒンジ軸(3)を中心に、全開位置(B)に向
けて上向回動させられる。
【0019】また、ドア(1)が全開位置(B)にあると
き、モータ(7)及びクラッチ(9)に電源が供給されて、
モータ(7)が逆転すると、減速機構(8)、クラッチ
(9)、駆動プーリ(12)を介して、リンク(16)は、開扉位
置から閉扉位置に向けて移動し、ドア(1)は、リンク(1
6)を介して全閉位置(A)に移動させられる。
【0020】ドア(1)が、全閉位置(A)と全開位置(B)
との間の任意の中間位置(C)にあるときにおいて、制動
手段(11)が作動し、モータ(7)の作動が停止して、クラ
ッチ(9)に電源が供給された状態になると、ドア(1)
は、自重やガスステー(4)の付勢力により開閉移動させ
られることなく、制動手段(11)が作動したときの任意の
中間位置(C)に保持される。
【0021】また、クラッチ(9)が動力伝達経路の連係
を断っているときは、ドア(1)を、手動操作により、軽
力で自由に開閉することができる。
【0022】図2及び図3に示すように、大径歯車(8c)
には、小径歯車(17)が噛合し、この小径歯車(17)の回転
軸(17a)のまわりには、その回転角度を計測することに
よって、そのときのドア(1)の位置、及び移動量、並び
に移動方向を検出しうるようにした扉位置検出装置セン
サ(18)が設けられている。
【0023】扉位置検出センサ(18)としては、ドア(1)
の位置だけでなく、移動量と移動方向とを検出しうるた
めに、位相が90度異なる2個の2相パルス信号を発生
しうるロータリエンコーダが好適である。
【0024】図4は、制御装置の一例を示す。(19)は、
図7に示すようにリヤのコンビネーションランプ(20)に
並設された停止用スイッチを兼ねる操作スイッチで、オ
ープン用スイッチ(19a)とクローズ用スイッチ(19b)とを
有している。
【0025】両スイッチ(19a)(19b)の出力信号は、両ス
イッチ(19a)(19b)の操作状況を判別して、モータ(7)及
びクラッチ(9)の作動態様を決定する操作判別及び作動
決定回路(21)に送られる。
【0026】図4に想像線で示すように、必要に応じ
て、ドア(1)の中間停止専用の中間停止スイッチ(19c)
を、操作スイッチ(19)中に組み込むか、図7に示す遠隔
操作スイッチ(22)に組み込むか、または、ドア(1)の遊
端部に設けるかし、その出力信号を、操作判別及び作動
決定回路(21)に送るようにしてもよい。
【0027】図4において、ロックシステム(6)におけ
る施解錠検出手段(図示略)からは、ドアロックが施錠さ
れているときに発する施錠信号、及び同じく解錠されて
いるときに発する解錠信号が、操作判別及び作動決定回
路(21)、及び後述する扉位置検出回路(23)に送られる。
【0028】扉位置検出センサ(18)の出力信号は、扉位
置検出回路(23)に送られる。
【0029】同回路(23)においては、扉位置検出センサ
(18)の出力信号である出力パルスのパルス数を、ドア
(1)が全閉位置(A)にあり、ドアロックが施錠されてい
るとき、すなわち、ロックシステム(6)から施錠信号が
出力されているときを初期値として、それからドア(1)
が全開位置に達するまでのパルス数を連続して計数し、
ドア(1)の位置に関する情報を出力信号として出力し、
その出力信号は、操作判別及び作動決定回路(21)に送ら
れる。なお、ドア(1)が全閉位置に向かって閉じる際
は、上記パルス数は減算される。
【0030】メモリ(24)には、ドア(1)が全閉位置(A)
から全開位置(B)まで移動する際に発する基準となる全
開時パルス数、その他の必要な情報が記憶されるように
なっており、ドア(1)が全開位置に達したことは、計数
中のパルス数が、メモリ(24)に記憶されている上記全開
時パルス数に到達することにより検出するようにしてい
る。
【0031】操作判別及び作動決定回路(21)は、次のよ
うな作用をする。 〔1〕ロックシステム(6)から施錠信号が送られてきて
いる状態で、オープン用スイッチ(19a)が1回だけ閉じ
られたとき。このときは、ロックシステム(6)のアクチ
ュエータを作動させて、ドアロックを解除させ、それに
よって、ロックシステム(6)から解錠信号が出力される
と、それを確認した上で、開扉作動制御回路(25)を作動
させ、扉位置検出回路(23)からドア(1)が全開位置(B)
に達したことを示す出力信号が発せられることにより、
開扉作動制御回路(25)の作動を停止させる。
【0032】開扉作動制御回路(25)は、作動させられて
いるとき、クラッチ(9)を接続状態とし、かつモータ
(7)を正転させる作用を有している。したがって、ドア
(1)は、駆動手段(5)により、開く方向に移動させられ
る。
【0033】〔2〕ロックシステム(6)から解錠信号が
出力されており、かつ扉位置検出回路(23)から、ドア
(1)が全開位置(B)に位置していることを検出している
状態で、クローズ用スイッチ(19d)が1回だけ閉じられ
たとき。
【0034】このときは、閉扉作動制御回路(26)を作動
させ、扉位置検出回路(23)からドア(1)が全閉位置(A)
に到達したことを示す出力信号が発せられることによ
り、閉扉作動制御回路(26)の作動を停止させる。
【0035】閉扉作動制御回路(26)は、作動させられて
いるとき、クラッチ(9)を接続状態とし、かつモータ
(7)を逆転させる作用を有している。したがってドア
(1)は、駆動手段(5)により、閉じる方向に移動させら
れる。
【0036】〔3〕オープン用スイッチ(19a)が1回閉
じられて、上述のようにして、開扉作動制御回路(25)が
作動させられている間、またはクローズ用スイッチ(19
b)が1回閉じられて、上述のようにして、閉扉作動制御
回路(26)が作動させられている間に、オープン用スイッ
チ(19a)、クローズ用スイッチ(19b)、及び中間停止スイ
ッチ(19c)のいずれか1個が閉じられたとき。
【0037】このときは、それまでの開扉作動制御回路
(25)または閉扉作動制御回路(26)の作動を停止し、かつ
中間停止制御回路(27)を作動させ、その後、オープン用
スイッチ(19a)とクローズ用スイッチ(19b)とのいずれか
一方が閉じられることにより、中間停止制御回路(27)の
作動を停止させる。
【0038】中間停止制御回路(27)は、作動させられて
いるとき、クラッチ(9)を接続状態とし、かつモータ
(7)を停止状態とする作用を有している。また、上述し
たように、制動手段(11)として、その他のブレーキ(図
4において、符号(28)をもって示す)を併設する場合
は、そのブレーキ(28)をも同時に作動させるようにす
る。
【0039】この状態では、駆動手段(5)における動力
伝達経路が制動手段(11)となり、ドア(1)を、その自重
やガスステー(4)の付勢力に抗して、任意の中間位置で
停止させ、かつ保持することができる。
【0040】〔4〕ロックシステム(6)から解錠信号が
送られてきており、かつ扉位置検出回路(23)により、ド
ア(1)が全閉位置の直後の位置から全開位置の直前の位
置までの間に位置していることを検出している状態で、
オープン用スイッチ(19a)が1回だけ閉じられたとき。
【0041】このとき、クラッチ(9)が接続状態となっ
ているときは、それまでがドア(1)の中間停止状態(図
5のステップ(S8)参照)であると判断して、開扉作動制
御回路(25)を作動させ、クラッチ(9)の接続状態を維持
したまま、モータ(7)を正転させ、ドア(1)を開く方向
に移動させる。
【0042】クラッチ(9)が切断状態であるときには、
それまでがドア(1)の手動開閉状態(図5のステップ(S
16)参照)であると判断して、中間停止制御回路(27)を作
動させ、クラッチ(9)を接続状態とするに留める。
【0043】〔5〕ロックシステム(6)から解錠信号が
送られてきており、かつ扉位置検出回路(23)により、ド
ア(1)が全閉位置の直後の位置から全開位置の直前の位
置までの間に位置していることを検出している状態で、
クローズ用スイッチ(19b)が1回だけ閉じられたとき。
【0044】このとき、クラッチ(9)が接続状態となっ
ているときは、それまでがドア(1)の中間停止状態(図
5のステップ(S8)参照)であると判断して、開扉作動制
御回路(25)を作動させ、クラッチ(9)の接続状態を維持
したまま、モータ(7)を逆転させ、ドア(1)を閉じる方
向に移動させる。
【0045】クラッチ(9)が切断状態であるときには、
それまでがドア(1)の手動開閉状態(図5のステップ(S
16)参照)であると判断して、中間停止制御回路(27)を作
動させ、クラッチ(9)を接続状態とするに留める。
【0046】なお、図4に示す制御装置の各回路(21)(2
3)(25)〜(27)及びメモリ(24)は、説明の便宜上のもので
あり、実際には、これらの具体的回路が個々に存在する
ことはなく、CPU等に混然として組み込まれ、その機
能を発揮するように構成される。
【0047】次に、図5及び図6に示すフローチャート
を参照して、上記のように構成された車両用開閉体の開
閉装置の主要な動作の流れについて説明する。ドア(1)
が全閉位置(A)にあるとき、ステップ(S1)において、操
作スイッチ(19)のオープン用スイッチ(19a)を操作する
と、ロックシステム(6)のアクチュエータによりドアロ
ックとストライカとの係合が解除された後、ステップ(S
2)において、クラッチ(9)が接続するとともに、モータ
(7)が正転して、駆動手段(5)により、ドア(1)は開く
方向に移動させられる。
【0048】ドア(1)が開く方向に移動しているとき、
ステップ(S3)において、操作スイッチ(19)の2度目の操
作がなければ、ドア(1)は移動を継続し、ステップ(S4)
において、ドア(1)が全開位置(B)に達したことが検出
されると、ステップ(S5)においてクラッチ(9)は切断さ
れるとともに、モータ(7)の回転は停止され、ドア(1)
はガスステー(4)の付勢力により全開位置(B)に保持さ
れる。
【0049】車両の後方スペースが少なく、ドア(1)を
中間位置(C)に止める必要があるときは、ステップ(S3)
において、操作スイッチ(19)のオープン用スイッチ(19
a)またはクローズ用スイッチ(19b)のいずれか(もしくは
中間停止スイッチ(19c))を操作すると、操作スイッチ(1
9)は停止用スイッチ機能として働き、ステップ(S6)にお
いて、クラッチ(9)が接続状態に保持されたまま、モー
タ(7)の回転が停止することにより、ステップ(S7)(S8)
において、制動手段(11)が作動して、ドア(1)は、任意
の中間位置(C)に停止する。従って、作業者は、ドア
(1)を押さえることなく、容易に荷物の出し入れ作業を
行うことができる。
【0050】ステップ(S9)において、操作スイッチ(19)
のクローズ用スイッチ(19b)を操作すると、操作スイッ
チ(19)は駆動用スイッチ機能として働き、ステップ(S1
0)においてモータ(7)を逆転させて、ドア(1)は閉扉移
動する。その後、ドア(1)が全閉位置(A)に達する前
に、ステップ(S11)において、再度、操作スイッチ(19)
を操作すると、再び、停止用スイッチ機能として働き、
制動手段(11)を作動させて、ドア(1)を任意の位置に停
止させることができ、停止位置の微調整を行うことがで
きる。
【0051】ステップ(S11)において、操作スイッチ(1
9)の再度の操作がなければ、ステップ(S12)において、
ドア(1)が全閉位置(A)に達したことが検出されると、
ステップ(S13)において、クラッチ(9)は切断されると
ともに、モータ(7)の回転は停止して、全閉状態にな
る。
【0052】ステップ(S14)において、操作スイッチ(1
9)のオープン用スイッチ(19a)が操作されると、ステッ
プ(S15)においてモータ(7)が正転させられ、ドア(1)
は開扉移動し、その後、操作スイッチ(19)の操作がなけ
れば、そのまま全開位置(B)まで移動する。
【0053】ステップ(S1)において操作スイッチ(19)を
操作しないで、ステップ(S16)においてドア(1)を手動
で任意の位置まで開き、図6に示すサブルーチンのステ
ップ(S17)において、操作スイッチ(19)を操作すると、
そのとき、ステップ(S18)において、クラッチ(9)が接
続されていないと、ステップ(S19)(S20)において、クラ
ッチ(9)が動力伝達経路を接続して、制動手段(11)(28)
が作動することにより、ドア(1)は任意の中間位置に停
止して保持される。
【0054】なお、操作スイッチ(19)は、オープン用及
びクローズ用の独立したスイッチを設けたものとした
が、これに限定されるものではない。例えば、操作スイ
ッチ(19)のボタンを1個にして、オープン用とクローズ
用を兼用させたワンボタン式であってもよい。
【0055】この場合は、ドア(1)が全閉位置(A)にあ
るとき、操作スイッチ(19)を操作すると、駆動手段(5)
を、ドア(1)を開く方向に作動させ、また、ドア(1)が
全開位置(B)にあるとき、操作スイッチ(19)を操作する
と、駆動手段(5)を、ドア(1)を閉じる方向に作動させ
るように、制御回路により切り替え制御し、それらの作
動途中で、操作スイッチ(19)を再度操作することによ
り、ドア(1)を中間位置に停止させるようにすればよ
い。
【0056】また、この操作スイッチ(19)の設置場所
は、リヤのコンビネーションランプ(20)に特定されるも
のでなく、例えば、ドア(1)の開閉位置を近くで視認で
きるような、ドア(1)、車体におけるドア(1)の近傍、
または遠隔操作手段等の適宜の場所に設置可能である。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) 請求項1記載の発明によると、制動手段を作動さ
せることにより開閉体を全閉位置と全開位置との間の任
意の中間位置に停止させることができるので、狭い開閉
スペースの場所であっても、作業者は開閉体を手により
押さえなくても、荷物の出し入れ等を容易に行うことが
できる。
【0058】(b) 請求項2記載の発明によると、制動
手段を駆動手段内に設けたことにより、駆動手段単体の
みで、モータ駆動による開閉体の自動開閉、及び手動に
よる開閉、さらには、開閉体を中間位置に停止させる全
ての開閉体作動制御を行うことができ、開閉装置の小型
化を可能にし、かつコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の車両後部の概略側面図で
ある。
【図2】同じく、駆動手段の一部切欠平面図である。
【図3】図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】本発明の一実施形態の制御装置の一例を示すブ
ロック図である。
【図5】同じく、開閉装置の動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【図6】同じく、図5のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図7】車両後部の概略斜視図である。
【符号の説明】
(1)ドア(開閉体) (2)ルーフ (3)ヒンジ軸 (4)ガスステー (5)駆動手段 (6)ロックシステム (7)モータ (7a)出力軸 (7b)ウォーム (8)減速機構 (8a)ウォームホイール (8b)ピニオン (8c)大径歯車(出力部) (9)クラッチ (9a)入力軸 (9b)出力軸 (10)開閉機構 (11)制動手段 (12)駆動プーリ (13)基板 (14)従動プーリ (15)ベルト (16)リンク (17)小径歯車 (18)扉位置検出センサ (19)操作スイッチ(停止用スイッチ) (19a)オープン用スイッチ (19b)クローズ用スイッチ (19c)中間停止用スイッチ (20)コンビネーションランプ (21)操作判別及び作動決定回路 (22)遠隔操作スイッチ (23)扉位置検出回路 (24)メモリ (25)開扉作動制御回路 (26)閉扉作動制御回路 (27)中間停止制御回路 (28)ブレーキ(制動手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA09 BA02 CA06 DA01 DA04 DA05 DA08 DB01 DB04 DB05 DB08 EA01 EB01 EC01 GA03 GA10 GB12 GC01 GC02 GC05 GC06 GC10 GD02 GD03 GD09 KA01 KA02 KA06 KA12 KA13 KA15 KA16 KA25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に上下方向に開閉可能に支持された
    開閉体を、駆動手段により開閉しうるようにした車両用
    開閉体の開閉装置において、 停止用の操作スイッチと、前記操作スイッチの作動によ
    り、前記開閉体を、全閉位置と全開位置との間の任意の
    中間位置において停止させ、かつ保持する制動手段とを
    設けたことを特徴とする車両用開閉体の開閉装置。
  2. 【請求項2】 駆動手段を、正逆回転可能なモータと、
    該モータの回転を減速して出力部に伝達する減速機構
    と、該減速機構の出力部の回転力により開閉体を開閉さ
    せる開閉機構と、前記モータから開閉機構までの動力伝
    達経路の途中に設けられ、前記動力伝達経路を断続する
    クラッチとを備えるものとし、かつ制動手段を、前記モ
    ータの作動の停止中に、前記クラッチを接続させたとき
    の前記動力伝達経路により形成した請求項1記載の車両
    用開閉体の開閉装置。
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US6478357B2 (en) 2000-09-27 2002-11-12 Ohi Seisak Usho Co., Ltd. Automatic door operating device
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